JP2001069414A - デジタル放送受信機 - Google Patents

デジタル放送受信機

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JP2001069414A
JP2001069414A JP23820399A JP23820399A JP2001069414A JP 2001069414 A JP2001069414 A JP 2001069414A JP 23820399 A JP23820399 A JP 23820399A JP 23820399 A JP23820399 A JP 23820399A JP 2001069414 A JP2001069414 A JP 2001069414A
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signal
digital broadcast
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JP23820399A
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English (en)
Inventor
Yohei Kawabata
洋平 川端
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)
  • Time-Division Multiplex Systems (AREA)
  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 チャンネル切り替えの際に生じる画像信号を
復元できない時間を短縮し、スムーズなチャンネル切り
替えが行えるデジタル放送受信機を提供する。 【解決手段】 グループオブピクチャーヘッダ検出回路
20、周期検出回路21、基準信号発生回路22、およ
び位相検出回路23により、圧縮信号103においてグ
ループオブピクチャヘッダが検出される位相情報203
を各番組について求め、これらの値をメモリ30に記憶
する。チャンネル切り替えの際には、次の番組について
メモリ30に記憶された位相情報を番組番号遅延回路2
4に供給する。番組番号遅延回路24は、設定された番
組番号113を供給された位相情報205に従って遅延
させ、番組抽出分離回路12に供給する。これにより、
AVデコーダ13は、次の番組の圧縮信号103におい
てグループオブピクチャヘッダが検出される時点から圧
縮信号103の復元を開始することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタル放送受信
機に関し、より特定的には、スムーズなチャンネル切り
替えを行うデジタル放送受信機に関する。
【0002】
【従来の技術】近年発達した画像のデジタル圧縮技術を
用いて、デジタル放送やDSM(Digital St
orage Media)などの分野では、デジタル圧
縮画像復元装置を利用した各種の機器が実用化され始め
ている。
【0003】図14は、デジタル放送受信機の一例であ
る標準的なデジタル衛星放送受信機の構成を示すブロッ
ク図である。図14に示すデジタル放送受信機におい
て、チューナ10は、BS、CS等のLNB(Low
Noise Block down converte
r)から出力される中間周波100から所望の物理チャ
ンネルを選択し、選択中間周波101を出力する。伝送
路復号回路11は、選択中間周波101から複数の番組
を含んだ多重化信号102を再生する。番組抽出分離回
路12は、多重化信号102からマイクロコンピュータ
(以下、マイコンと略称する)15により指定された番
組番号113を持つ番組を選択し、指定された番組の圧
縮信号103を出力する。圧縮信号103は、MPEG
規格で規定されたPES(Packtized Ele
mentary Stream)またはES(Elem
entary Stream)等の信号形式で出力され
る。
【0004】AVデコーダ13は、圧縮信号103から
画像信号104および音声信号105を復元する。画像
信号104には、マイコン15により指定されたオンス
クリーンデータ114が、必要に応じて合成される。デ
ジタルビデオエンコーダ14は、画像信号104をNT
SC形式またはPAL形式等のベースバンド信号106
に変換する。ベースバンド信号106と音声信号105
とは、デジタル放送受信機に接続されたテレビモニタ
(図示せず)に出力される。
【0005】マイコン15は、デジタル放送受信機全体
の制御を行う。タイマ16は、時刻情報110をマイコ
ン15に供給する。番組番号設定回路17は、リモコン
等から出力されたIR(Infra Red)コード1
11を受信し、番組番号112をマイコン15に出力す
る。チャンネル切り替えの際には、マイコン15は、番
組番号設定回路17から次の番組番号112を受信し、
同じ番号を番組番号113として番組抽出分離回路12
に対して出力する。
【0006】以上のような構成により、指定された番組
がデジタル放送受信機に接続されたテレビモニタ(図示
せず)に再現される。
【0007】図15は、番組が番組1から番組2に切り
替えられるときについて、従来のデジタル放送受信機の
動作を説明するための図である。ただし、圧縮信号10
3はES形式であるとする。以下、図15を参照して、
従来のデジタル放送受信機におけるチャンネル切り替え
動作について説明する。
【0008】図15に示すように、圧縮信号103は、
MPEG規格で規定されたGOP(Group Of
Picture)を単位として構成された信号列であ
る。各GOPの先頭にはGOPヘッダ(Group O
f Picture Header、以下、GHと略称
する)が付加される。各GH、および各GHに続く圧縮
信号103の先頭部分には、画面サイズなどの各GOP
を復元するために必要な情報が記憶されている。このた
め、AVデコーダ13は、圧縮信号103を復元する際
には、まず圧縮信号103からGHを検出してGOPを
復元するために必要な情報を抽出し、その後にGHに続
くGOPの復元を開始する。GHは、応用機器ごとに一
定の周期で圧縮信号に付加されている。たとえば、デジ
タル衛星放送では、チャンネル切り替え時の応答性を考
慮して、GHは約0.5秒の間隔で圧縮信号に付加され
ている。
【0009】図15において、番組1を再現中にGOP
の途中で番組2への切り替えが指示されたとする。従来
のデジタル放送受信機では、マイコン15は、番組番号
設定回路17から次の番組番号112を受け取ると、同
じ番号を番組番号113として番組抽出分離回路12に
対して出力する。番組抽出分離回路12は、次の番組番
号113を受けとると、直ちに番組2の圧縮信号103
を出力し始める。しかしながら、AVデコーダ13は、
番組2の圧縮信号を受け取ると、まずその圧縮信号から
GHを検出し、その後に圧縮信号の復元を開始する。こ
のため、番組の切り替えが指示された時から番組2の圧
縮信号においてGHが検出されるまでの期間、AVデコ
ーダ13は圧縮信号103を復元できない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来の
デジタル放送受信機によれば、チャンネル切り替えが指
示された時から切り替え後の番組の圧縮信号103にお
いてGHが検出されるまでの期間、AVデコーダ13は
圧縮信号103を復元できない。このため、従来のデジ
タル放送受信機は、この期間、番組1と番組2とのいず
れも再現することなく、オンスクリーンデータ114を
用いて、番組切り替え中である旨を示す静止画面を出力
する。このように、従来のデジタル放送受信機は、チャ
ンネル切り替え時の応答性が悪いという問題点を有して
いた。
【0011】それ故に、本発明の目的は、チャンネル切
り替え時に生じる画像を復元できない時間を短縮し、ス
ムーズなチャンネル切り替えが行えるデジタル放送受信
機を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段および発明の効果】第1の
発明は、複数の番組が多重化された多重化信号から、設
定された番組の画像音声信号を復元するデジタル放送受
信機であって、番組番号を設定する番組番号設定手段
と、前記多重化信号から前記設定された番組番号の圧縮
信号を抽出する番組抽出分離手段と、前記抽出された圧
縮信号から画像音声信号を復元する画像音声復元手段
と、前記多重化信号から各番組番号の圧縮信号に含まれ
るグループオブピクチャーヘッダを検出して、検出信号
を発生させるグループオブピクチャーヘッダ検出手段
と、前記検出信号の周期を検出する周期検出手段と、前
記周期検出手段により検出された周期ごとに基準信号パ
ルスを発生させる基準信号発生手段と、前記基準信号パ
ルスに対する前記検出信号の位相を検出する位相検出手
段と、各番組番号に対し前記位相検出手段により検出さ
れた位相を位相情報として保持するメモリ手段と、前記
番組番号設定手段で設定される番組番号が変化した時
に、前記変化後の番組番号について前記メモリに保持さ
れた前記位相情報に基づき予測位相を求め、前記基準信
号パルスに対する位相が前記予測位相と一致するまで、
前記変化後の番組番号を遅延させて前記番組抽出分離手
段に供給する番組番号遅延手段とを備える。
【0013】このような第1の発明によれば、チャンネ
ル切り替えの際に、次の番組の圧縮信号においてグルー
プオブピクチャヘッダが検出されるタイミングをその番
組について過去に検出した位相情報を用いて予測し、予
測したタイミングで次の番組への切り替えを行う。この
ため、次の番組の圧縮信号においてグループオブピクチ
ャヘッダが検出されるまでに生じる画像信号を復元でき
ない時間を短縮し、スムーズなチャンネル切り替えを行
うことができる。
【0014】第2の発明は、第1の発明において、前記
グループオブピクチャヘッダ検出手段は、前記番組番号
設定手段で設定される番組番号の圧縮信号に含まれるグ
ループオブピクチャヘッダを検出することを特徴とす
る。
【0015】このような第2の発明によれば、番組抽出
分離手段により抽出された圧縮信号から、番組番号設定
手段で設定された番組番号の圧縮信号に含まれるグルー
プオブピクチャヘッダを検出できるので、グループオブ
ピクチャヘッダ検出回路を少ない回路量で構成できる。
【0016】第3の発明は、第1の発明において、前記
グループオブピクチャヘッダ検出手段は、番組番号を順
次発生させ、前記発生させた番組番号の圧縮信号に含ま
れるグループオブピクチャヘッダを検出することを特徴
とする。
【0017】このような第3の発明によれば、各番組に
ついての位相情報が、復元される番組とは独立に求めら
れる。このため、チャンネル切り替えの際に、次の番組
が初期状態から一度も復元されていない番組であって
も、次の番組の圧縮信号においてGHが検出されるまで
に生じる画像信号を復元できない時間を短縮し、スムー
ズなチャンネル切り替えを行うことができる。
【0018】第4の発明は、第1の発明において、前記
番組番号遅延手段で求めれらる前記予測位相は、前記変
化後の番組番号について前記メモリに保持された前記位
相情報と等しいことを特徴とする。
【0019】このような第4の発明によれば、予測位相
を求めるための演算回路が不要である。
【0020】第5の発明は、第1の発明において、前記
番組番号遅延手段で求められる前記予測位相は、前記変
化後の番組番号について前記メモリに保持された前記位
相情報から所定の値を減じた値であることを特徴とす
る。
【0021】このような第5の発明によれば、変化後の
番組番号の圧縮信号においてグループオブピクチャヘッ
ダが検出される時刻よりも所定の時間だけ前に、番組抽
出分離手段に変化後の番組番号が供給される。このた
め、画像音声復元手段は、変化後の番組番号の圧縮信号
の先頭部分に含まれるグループオブピクチャヘッダをよ
り確実に検出できる。
【0022】第6の発明は、第1の発明において、前記
検出信号が発生した時刻を検出する時刻検出手段をさら
に備え、前記メモリ手段は、前記位相検出手段により検
出された位相、および前記時刻検出手段により検出され
た時刻を、それぞれ、位相情報および時刻情報として、
少なくとも2組以上保持し、前記番組番号遅延手段は、
前記メモリ手段に保持された前記位相情報および前記時
刻情報に基づき補正係数を求める補正係数算出手段と、
前記メモリ手段に保持された前記位相情報および前記時
刻情報、並びに前記補正係数算出手段で求められた補正
係数に基づき前記予測位相を求める位相ずれ補正手段を
含むことを特徴とする。
【0023】このような第6の発明によれば、チャンネ
ル切り替えの際に、次の番組の圧縮信号においてグルー
プオブピクチャヘッダが検出されるタイミングをその番
組について過去に検出した2個以上の位相情報と時刻情
報を用いて予測し、予測したタイミングで次の番組への
切り替えを行う。このため、次の番組の圧縮信号におい
てグループオブピクチャヘッダが検出されるまでに生じ
る画像信号を復元できない時間を短縮し、スムーズなチ
ャンネル切り替えを行うことができる。
【0024】さらに、過去に検出した2個以上の位相情
報と時刻情報を用いて位相のずれを補正する補正係数を
求め、求めた補正係数を用いて次の番組の圧縮信号にお
いてグループオブピクチャヘッダが検出されるタイミン
グを予測するので、基準信号パルスの周期とグループオ
ブピクチャヘッダの検出信号の周期とが完全に一致せ
ず、2つの信号が発生する時刻に一定の割合で増大する
ずれが生じる場合でも、そのずれを補正し、次の番組の
圧縮信号においてグループオブピクチャヘッダが検出さ
れるタイミングを求めることができる。このため、基準
信号パルスの周期とグループオブピクチャヘッダの検出
信号の周期とが完全に一致しない場合でも、次の番組の
圧縮信号においてグループオブピクチャヘッダが検出さ
れるまでに生じる画像信号を復元できない時間を短縮
し、スムーズなチャンネル切り替えを行うことができ
る。
【0025】第7の発明は、第6の発明において、前記
位相ずれ補正手段は、現在時刻と直前に得られた前記時
刻情報との差を求める減算器と、前記減算器の出力と前
記補正係数算出手段により求められた補正係数との積を
求める乗算器と、前記乗算器の出力と直前に得られた前
記位相情報との和を求める加算器と、前記加算器の出力
について前記周期検出手段により検出された周期を法と
した剰余を求める剰余計算器とを含むことを特徴とす
る。
【0026】このような第7の発明によれば、直前に得
られた位相情報および時刻情報、補正係数、並びに現在
時刻を用いて、基準信号パルスの周期とグループオブピ
クチャヘッダの検出信号の周期とが完全に一致しない場
合でも、次の番組の圧縮信号においてグループオブピク
チャヘッダが検出されるタイミングを求めることができ
る。
【0027】第8の発明は、第1の発明において、前記
周期検出手段は、前記検出信号が発生した時刻を2回分
保持する2個のレジスタと、前記2個のレジスタに保持
された時刻の差を求める減算器とを含み、前記位相検出
手段は、前記基準信号パルスにより初期化されるカウン
ト手段と、前記検出信号が発生した時に前記カウント手
段によるカウント値を取り込むレジスタとを含み、前記
番組番号遅延手段は、前記基準信号パルスを前記予測位
相の時間だけ遅延させる遅延手段と、前記遅延された基
準信号パルスが発生した時に前記変化後の番組番号を取
り込むレジスタとを含むことを特徴とする。
【0028】このような第8の発明によれば、周期検出
手段はグループオブピクチャヘッダの検出信号の周期を
求めることができ、位相検出手段は基準信号パルスに対
するグループオブピクチャヘッダの検出信号の位相を検
出することができ、さらに、番組番号遅延手段は基準信
号パルスに対する位相が供給された位相情報と一致する
まで設定された番組番号を遅延させることができる。
【0029】
【発明の実施の形態】<第1の実施形態>以下、図1か
ら図8までを参照して、本発明の第1の実施形態を説明
する。
【0030】図1は、本発明の第1の実施形態に係るデ
ジタル放送受信機の構成を示すブロック図である。この
デジタル放送受信機は、図14に示した従来のデジタル
放送受信機の構成要素に加えて、GH検出回路20、周
期検出回路21、基準信号発生回路22、位相検出回路
23、番組番号遅延回路24、およびメモリ30を備え
る。図2、図3、および図4は、それぞれ、周期検出回
路21、位相検出回路23、および番組番号遅延回路2
4の構成をより詳細に示す回路図である。本実施形態の
構成要素のうち、図14に示した従来のデジタル放送受
信機と同一の構成要素には同一の参照符号を付して、説
明を省略する。
【0031】GH検出回路20は、圧縮信号103に含
まれるGHを検出し、GHを検出したときにGH検出信
号200を出力する。周期検出回路21は、図2に示す
ように、スイッチ40、第1のレジスタ41、第2のレ
ジスタ42、および減算器43を備える。スイッチ40
は、マイコン15から周期検出指示信号210が出力さ
れている間、GH検出信号200を通過させる。第1の
レジスタ41は、スイッチ40を通過した後のGH検出
信号に従って時刻情報110を取り込み、その値をGH
検出時刻300として出力する。第2のレジスタ42
は、スイッチ40を通過した後のGH検出信号に従って
第1のレジスタ41の出力を取り込み、2回前に得られ
たGH検出時刻を出力する。減算器43は、2つのレジ
スタに保持されたGH検出時刻の差であるGH周期20
1を求める。このように、周期検出回路21は、圧縮信
号103に含まれるGHの周期を求める。
【0032】基準信号発生回路22は、周期検出回路2
1により得られたGH周期201の供給を受け、この値
を周期とする基準信号パルス202を生成する。位相検
出回路23は、図3に示すように、カウンタ50とレジ
スタ51とを備える。カウンタ50は、基準信号パルス
202により初期化され、システムクロックをカウント
する。レジスタ51は、カウンタ50のカウント値をG
H検出信号200の発生時点で取り込み、その値を位相
情報203として出力する。このように、位相検出回路
23は、基準信号パルス202を基準としたときのGH
検出信号200の位相を求める。
【0033】位相検出回路23により得られた位相情報
203は、メモリ30に記憶される。図5は、メモリ3
0の記憶内容の一例を示す図である。図5に示すよう
に、メモリ30には、各番組ごとに得られた位相情報が
記憶される。
【0034】番組番号遅延回路24は、マイコン15と
番組抽出分離回路12との間に設けられ、マイコン15
から出力された番組番号113を遅延させる機能を有し
ている。番組番号遅延回路24は、図4に示すように、
遅延回路60とレジスタ61とを備える。遅延回路60
は、マイコン15から出力された位相情報205の分だ
け基準信号パルス202を遅延させる。レジスタ61
は、遅延回路60を通過した後の基準信号パルスが発生
した時点で、マイコン15から出力された番組番号11
3を取り込み、その値を遅延番組番号206として出力
する。このように、番組番号遅延回路24は、基準信号
パルス202を基準とする位相が位相情報205と一致
するまで番組番号113を遅延させる機能を有してい
る。番組番号遅延回路24が出力した遅延番組番号20
6は、番組抽出分離回路12において番組選択のために
用いられる。
【0035】以下、本実施形態によるデジタル放送受信
機について、番組1から番組2にチャンネル切り替えを
行う時の動作を説明する。まず、図6に示す信号波形図
を参照して、チャンネル切り替え前の動作を説明する。
【0036】番組1を復元している間、番組抽出分離回
路12が出力する圧縮信号103は、番組1のGHとG
OPからなる。GH検出回路20は、圧縮信号103か
らGHを検出し、GHを検出したときにGH検出信号2
00を出力する。マイコン15は、GHの2周期分の期
間、周期検出指示信号210を出力する。周期検出回路
21は、周期検出指示信号210が出力されている期
間、GH検出信号200の周期を求め、その値をGH周
期201として出力する。GH周期201は、基準信号
発生回路22に供給される。
【0037】基準信号発生回路22は、周期がGH周期
201に等しい基準信号パルス202を発生させる。基
準信号パルス202は、位相検出回路23と番組番号遅
延回路24とに供給される。位相検出回路23は、基準
信号パルス202を基準とした時のGH検出信号200
の位相を求め、その値を位相情報203として出力す
る。
【0038】マイコン15は、番組番号設定回路17か
ら入力された番組番号112と同じ番組番号をメモリデ
ータ204として出力し、メモリ30に記憶させる。ま
た、マイコン15は、番組番号設定回路17が次の番組
番号112を出力したとき、チャンネル切り替え指示信
号211を出力する。チャンネル切り替え指示信号21
1が出力されたとき、位相検出回路23により得られた
位相情報203は、マイコン15が直前に記憶させた番
組番号に対する位相情報として、メモリ30に記憶され
る。このように、番組が切り替えられるたびに、切り替
え直前に選択されていた番組の番組番号と位相情報とが
メモリ30に記憶される。
【0039】次に、図7に示す信号波形図を参照して、
チャンネル切り替え後の動作を説明する。
【0040】番組番号設定回路17が次の番組番号11
2を出力したとき、マイコン15は、まず、メモリ30
に記憶された次の番組についての位相情報をメモリデー
タ204として読み出す。この位相情報は、次の番組の
圧縮信号103に含まれるGHの位相を基準信号パルス
202を基準として求めた値であり、図7において期間
Bに相当する。
【0041】次に、マイコン15は、次の番組番号およ
びその位相情報を、それぞれ、番組番号113および位
相情報205として出力し、同時にチャンネル切り替え
指示信号211を出力する。番組番号113は、AVデ
コーダ13と番組番号遅延回路24とに供給される。番
組番号113を受け取ったAVデコーダ13は、そのデ
ータをオンスクリーンデータとみなし、チャンネル切り
替え中を示すデータを画像信号104に合成して出力す
る。これにより、デジタル放送受信機に接続されたテレ
ビモニタ(図示せず)には、チャンネル切り替え中であ
る旨が表示される。
【0042】番組番号遅延回路24は、基準信号パルス
202を基準とする位相が位相情報205に一致するま
でマイコン15から出力された番組番号113を遅延さ
せ、その結果を遅延番組番号206として出力する。番
組抽出分離回路12は、遅延番組番号206に従って番
組を選択し、選択された番組の圧縮信号103を出力す
る。
【0043】図8は、本実施形態に係るデジタル放送受
信機の効果を説明するための図である。各番組の圧縮信
号103には、GHが、一定の周期(約0.5秒)で付
加されている。このため、いずれの番組が再現されてい
るかにかかわらず、周期検出回路21により得られたG
H周期201は、一定の値となる。また、各番組に対し
て得られた位相情報は、番組ごとにそれぞれ一定の値と
なる。図8では、番組1および番組2に対する位相情報
は、それぞれ、値Aおよび値Bであり、いずれも番組ご
とに一定であることが示されている。図8から導かれる
ように、番組1から番組2への切り替えの時に生じる画
像信号を復元できない時間を短縮するためには、基準信
号パルス202を基準とする位相が値Bとなるときに、
圧縮信号103を番組1から番組2へ切り替えればよ
い。
【0044】本実施形態に係るデジタル放送受信機にお
いては、チャンネル切り替えの際に、マイコン15は、
次の番組番号について以前に求めた位相情報をメモリ3
0から読み出し、その値を位相情報205として番組番
号遅延回路24に出力する。番組番号遅延回路24は、
基準信号パルス202を基準とする位相が位相情報20
5と一致するまで番組番号113を遅延させる。したが
って、遅延番組番号206は、番組2の圧縮信号103
においてGHが検出される時点で新しい番組番号に変化
する。このため、遅延番組番号206が変化した直後
に、番組2の圧縮信号103においてGHが検出され
る。よって、AVデコーダ13は、直ちに番組2の復元
を開始することができる。
【0045】以上に示すように、本実施形態によれば、
チャンネル切り替えの際、新しい番組の圧縮信号におい
てGHが検出されるまでに生じる画像信号を復元できな
い時間を短縮し、スムーズなチャンネル切り替えが行え
るデジタル放送受信機を実現できる。
【0046】なお、上記の説明においては、各番組の圧
縮信号103には、GHが一定の周期ごとに付加されて
いると仮定した。しかしながら、放送局において各番組
の圧縮信号を作成する際に用いられるクロックの周波数
には、微少な誤差がある。このため、各番組の圧縮信号
103においてGHが検出される周期には、番組ごとに
微少な誤差が生じる。この誤差の影響を排除するため、
マイコン15は、次の番組についてのメモリ30に記憶
された位相情報から所定の値を減じた値を、位相情報2
05として番組番号遅延回路24に出力してもよい。こ
のような値を位相情報205として用いることにより、
次の番組の圧縮信号においてGHが検出される時刻より
も所定の時間だけ前に、遅延番組番号206は、次の番
組番号に切り替えられる。よって、AVデコーダ13
は、次の番組の圧縮信号103の先頭部分に含まれるG
Hをより確実に検出することができる。
【0047】また、マイコン15が出力する位相情報2
05は、これに限られるものではない。マイコン15
は、次の番組についてのメモリ30に記憶された位相情
報に基づき、次の番組の圧縮信号103においてGHが
検出される位相を、他の方法により予測し、予測した位
相を位相情報205として番組番号遅延回路24に出力
することができる。
【0048】<第2の実施形態>以下、図9から図12
までを参照して、本発明の第2の実施形態を説明する。
【0049】図9は、本発明の第2の実施形態に係るデ
ジタル放送受信機の構成を示すブロック図である。本実
施形態は、第1の実施形態と比較して、メモリ30に記
憶される内容、周期検出回路21がGH検出時刻300
を出力する点、および位相ずれ補正回路25を新たに備
える点が異なる。本実施形態の構成要素のうち、第1の
実施形態と同一の構成要素については、同一の参照符号
を付して、説明を省略する。
【0050】図10は、本実施形態におけるメモリ30
の記憶内容の一例を示す図である。第1の実施形態にお
けるメモリ30には、各番組に対する位相情報が記憶さ
れる。これに対し、本実施形態におけるメモリ30に
は、図10に示すように、GH周期と、各番組に対する
過去2回分の位相情報および検出時刻、並びに補正係数
とが記憶される。GH周期は、周期検出回路21により
得られたGH周期201である。位相情報は、位相検出
回路23により得られた位相情報203である。検出時
刻は、周期検出回路21により得られたGH検出時刻3
00である。補正係数は、次式(1)により求められた
単位時間あたりの位相情報のずれを示す値である。
【0051】 αX=(Xc−Xp)/(tXc―tXp) …(1) ただし、XcとtXcはそれぞれ直前に得られた位相情
報と検出時刻であり、XpとtXpはそれぞれ2回前に
得られた位相情報と検出時刻である。
【0052】以下、本実施形態によるデジタル放送受信
機について、番組1から番組2にチャンネル切り替えを
行う時の動作を説明する。まず、チャンネル切り替え前
の動作を説明する。
【0053】本実施形態によるデジタル放送受信機にお
いて、GH検出回路20、周期検出回路21、基準信号
発生回路22、および位相検出回路23は、第1の実施
形態と同様に動作する。ただし、周期検出回路21は、
GH周期201に加えて、第1のレジスタ41の出力で
あるGH検出時刻300を出力する。これらの回路の作
用により、第1の実施形態と同様に、番組が切り替えら
れるたびに、直前に得られたGH周期と、切り替え直前
に選択されていた番組の番組番号、位相情報、および検
出時刻とがメモリ30に記憶される。メモリ30には、
このようにして得られた位相情報と時刻情報とが過去2
回分記憶される。マイコン15は、メモリ30に記憶さ
れたこれらの値をメモリデータ204として読み出し、
式(1)を用いて補正係数αを求め、その値を再度メモ
リ30に記憶させる。
【0054】次に、チャンネル切り替え後の動作を説明
する。マイコン15は、番組番号設定回路17から次の
番組番号112を受け取ると、まず、直前に得られたG
H周期と、次の番組についての直前に得られた位相情報
および時刻情報、並びに補正係数とを、メモリ30から
メモリデータ204として読み出す。次に、マイコン1
5は、チャンネル切り替え指示信号211に合わせて、
これらの値を位相時刻情報301として位相ずれ補正回
路25に対して出力する。
【0055】図11は、位相ずれ補正回路25のより詳
細な構成を示す回路図である。この位相ずれ補正回路2
5には、マイコン15から出力されるチャンネル切り替
え指示信号211および位相時刻情報301、並びにタ
イマ16が出力する時刻情報110が入力される。図1
1におけるXc、tXc、およびαXは、それぞれ、次
の番組についての直前に得られた位相情報、直前に得ら
れた検出時刻、および補正係数であり、Tは直前に得ら
れたGH周期である。これらの値は、いずれもマイコン
15が出力する位相時刻情報301に含まれる。また、
この位相ずれ補正回路25は、第1のレジスタ70、第
2のレジスタ71、第3のレジスタ72、第4のレジス
タ73、減算器74、乗算器75、加算器76、および
剰余計算器77を備える。第1のレジスタ70、第2の
レジスタ71、第3のレジスタ72、および第4のレジ
スタ73は、マイコン15からチャンネル切り替え指示
信号211が出力されたとき、それぞれ補正係数αX、
直前に得られた検出時刻tXc、時刻情報110、およ
び直前に得られた位相情報Xcを取り込む。
【0056】減算器74は、時刻情報110と直前に得
られた検出時刻tXcとの差を求める。乗算器75は、
減算器74の出力と補正係数αXとの積を求める。加算
器76は、乗算器75の出力と直前に得られた位相情報
Xcとの和を求める。剰余計算器77は、加算器76の
出力に対して直前に得られたGH周期を法とした剰余計
算を行い、その結果を補正位相情報302として出力す
る。すなわち、この位相ずれ補正回路25は、次式
(2)により求められる補正位相情報Xmを出力する。
【0057】 Xm={(t−tXc)×αX+Xc}modT …(2) ただし、Xm、t、tXc、αX、Xc、Tは、それぞ
れ、補正位相情報、時刻情報、直前に得られた検出時
刻、補正係数、直前に得られた位相情報、直前に得られ
たGH周期である。
【0058】位相ずれ補正回路25が出力する補正位相
情報302は、番組番号遅延回路24に供給される。番
組番号遅延回路24は、第1の実施形態と同様に、基準
信号パルス202を基準とする位相が設定された補正位
相情報302と一致するまで番組番号113を遅延さ
せ、その結果を遅延番組番号206として出力する。番
組抽出分離回路12は、遅延番組番号206に従って番
組を選択し、選択された番組の圧縮信号103を出力す
る。
【0059】図12は、本実施形態に係るデジタル放送
受信機の効果を説明するための図である。図12におい
て、基準信号パルス202の周期と、番組2の圧縮信号
103においてGHが検出される周期とが、一致しない
と仮定する。図12では、番組2の圧縮信号103にお
いて時刻tBi(iは整数)にGHが検出され、その時
の位相情報は値Bi(iは整数)であることが示されて
いる。
【0060】本実施形態に係るデジタル放送受信機で
は、位相情報の差は時刻情報の差に比例するとみなし、
式(1)および(2)を用いた外挿演算により、以前に
得られた2回分の位相情報および時刻情報、並びに現在
の時刻情報を用いて、補正位相情報302を求める。こ
のため、本実施形態によれば、基準信号パルス202の
周期とGH検出信号200の周期とが完全に一致せず、
2つの信号が発生する時刻に一定の割合で増大するずれ
が生じる場合でも、そのずれを補正し、次の番組の圧縮
信号においてGHが検出されるタイミングを求めること
ができる。このため、基準信号パルスの周期とGH検出
信号の周期とが完全に一致しない場合でも、次の番組の
圧縮信号においてGHが検出されるまでに生じる画像信
号を復元できない時間を短縮し、スムーズなチャンネル
切り替えを行うことができる。
【0061】なお、位相ずれ補正回路25が出力する補
正位相情報302は、これに限られるものではない。マ
イコン15と位相ずれ補正回路25において、次の番組
についてのメモリ30に記憶された位相情報および時刻
情報に基づき、次の番組の圧縮信号103においてGH
が検出される位相を、他の方法により予測し、予測した
位相を補正位相情報302として番組番号遅延回路24
に出力することができる。
【0062】<第3の実施形態>以下、図13を参照し
て、本発明の第3の実施形態を説明する。
【0063】図13は、本発明の第3の実施形態に係る
デジタル放送受信機の構成を示すブロック図である。本
実施形態は、第1の実施形態と比較して、第2のチュー
ナ80、第2の伝送路復号回路81、第2の番組抽出分
離回路82、およびGH検出制御回路83を新たに備え
る。第1の実施形態では、GH位相の検出が、マイコン
15により制御されるのに対し、本実施形態では、GH
位相の検出は、GH検出制御回路83により制御され
る。本実施形態の構成要素のうち、第1の実施形態と同
一の構成要素については、同一の参照符号を付して、説
明を省略する。
【0064】GH検出制御回路83は、復元されている
番組の番組番号112とは独立に、番組番号130を順
次切り替えて、出力する。たとえば、GH検出制御回路
83は、位相検出回路23において位相情報203が検
出される時間ごとに、取りうるすべての番組番号を順に
切り替えて、出力する。第2のチューナ80、第2の伝
送路復号回路81、および第2の番組抽出分離回路82
は、中間周波100から、GH検出制御回路83により
指定された番組番号130を持つ番組を選択し、番組番
号130の圧縮信号123を出力する。圧縮信号123
は、GH検出回路20に入力される。
【0065】GH検出回路20、周期検出回路21、基
準信号発生回路22、および位相検出回路23は、第1
の実施形態と同様に動作し、番組番号130の番組につ
いて位相情報203を求める。ただし、第1の実施形態
において、周期検出回路21に入力される周期検出指示
信号210は、本実施形態においては、常に周期の検出
を指示する値をとるため、省略される。GH検出制御回
路83が、位相情報書き込み信号131を出力したと
き、GH検出制御回路83が出力する番組番号130
と、位相検出回路23により検出された位相情報203
とは、メモリ30に書き込まれる。これにより、復元さ
れている番組とは独立に、すべての番組についての位相
情報が、メモリ30に記憶される。チャンネル切り替え
の際のマイコン15と番組番号遅延回路24の動作は、
第1の実施形態と同様である。
【0066】本実施形態では、すべての番組についての
位相情報が、復元される番組とは独立に求められる。こ
のため、チャンネル切り替えの際に、次の番組が初期状
態から一度も復元されていない番組であっても、次の番
組の圧縮信号においてGHが検出されるまでに生じる画
像信号を復元できない時間を短縮し、スムーズなチャン
ネル切り替えを行うことができる。
【0067】なお、第1ないし第3の実施形態において
は、いずれもハードウエアによる構成例を示したが、こ
れらの機能の一部をマイコン15のソフトウエアにより
実現することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るデジタル放送受
信機の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施形態に係るデジタル放送受
信機における周期検出回路の回路図である。
【図3】本発明の第1の実施形態に係るデジタル放送受
信機における位相検出回路の回路図である。
【図4】本発明の第1の実施形態に係るデジタル放送受
信機における番組番号遅延回路の回路図である。
【図5】本発明の第1の実施形態に係るデジタル放送受
信機におけるメモリの記憶内容の一例を示す図である。
【図6】本発明の第1の実施形態に係るデジタル放送受
信機のチャンネル切り替え前の動作を説明するための信
号波形図である。
【図7】本発明の第1の実施形態に係るデジタル放送受
信機のチャンネル切り替え後の動作を説明するための信
号波形図である。
【図8】本発明の第1の実施形態に係るデジタル放送受
信機の効果を説明するための図である。
【図9】本発明の第2の実施形態に係るデジタル放送受
信機の構成を示すブロック図である。
【図10】本発明の第2の実施形態に係るデジタル放送
受信機におけるメモリの記憶内容の一例を示す図であ
る。
【図11】本発明の第2の実施形態に係るデジタル放送
受信機における位相ずれ回路の回路図である。
【図12】本発明の第2の実施形態に係るデジタル放送
受信機の効果を説明するための図である。
【図13】本発明の第3の実施形態に係るデジタル放送
受信機の構成を示すブロック図である。
【図14】従来のデジタル放送受信機の構成を示すブロ
ック図である。
【図15】従来のデジタル放送受信機のチャンネル切り
替え動作を説明するための図である。
【符号の説明】
12、82…番組抽出分離回路 13…AVデコーダ 15…マイコン 17…番組番号設定回路 20…GH検出回路 21…周期検出回路 22…基準信号発生回路 23…位相検出回路 24…番組番号遅延回路 25…位相ずれ補正回路 30…メモリ 41…第1のレジスタ 42…第2のレジスタ 43、74…減算器 50…カウンタ 51、61…レジスタ 60…遅延回路 75…乗算器 76…加算器 77…剰余計算器 83…GH検出制御回路 102、122…多重化信号 103、123…圧縮信号 104…画像信号 105…音声信号 112、113、130…番組番号 200…GH検出信号 201…GH周期 202…基準信号パルス 203、205…位相情報 206…遅延番組番号 300…GH検出時刻 301…位相時刻情報 302…補正位相情報

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の番組が多重化された多重化信号か
    ら、設定された番組の画像音声信号を復元するデジタル
    放送受信機であって、 番組番号を設定する番組番号設定手段と、 前記多重化信号から前記設定された番組番号の圧縮信号
    を抽出する番組抽出分離手段と、 前記抽出された圧縮信号から画像音声信号を復元する画
    像音声復元手段と、 前記多重化信号から各番組番号の圧縮信号に含まれるグ
    ループオブピクチャーヘッダを検出して、検出信号を発
    生させるグループオブピクチャーヘッダ検出手段と、 前記検出信号の周期を検出する周期検出手段と、 前記周期検出手段により検出された周期ごとに基準信号
    パルスを発生させる基準信号発生手段と、 前記基準信号パルスに対する前記検出信号の位相を検出
    する位相検出手段と、 各番組番号に対し前記位相検出手段により検出された位
    相を位相情報として保持するメモリ手段と、 前記番組番号設定手段で設定される番組番号が変化した
    時に、前記変化後の番組番号について前記メモリに保持
    された前記位相情報に基づき予測位相を求め、前記基準
    信号パルスに対する位相が前記予測位相と一致するま
    で、前記変化後の番組番号を遅延させて前記番組抽出分
    離手段に供給する番組番号遅延手段とを備える、デジタ
    ル放送受信機。
  2. 【請求項2】 前記グループオブピクチャヘッダ検出手
    段は、前記番組番号設定手段で設定される番組番号の圧
    縮信号に含まれるグループオブピクチャヘッダを検出す
    ることを特徴とする、請求項1に記載のデジタル放送受
    信機。
  3. 【請求項3】 前記グループオブピクチャヘッダ検出手
    段は、番組番号を順次発生させ、前記発生させた番組番
    号の圧縮信号に含まれるグループオブピクチャヘッダを
    検出することを特徴とする、請求項1に記載のデジタル
    放送受信機。
  4. 【請求項4】 前記番組番号遅延手段で求められる前記
    予測位相は、前記変化後の番組番号について前記メモリ
    に保持された前記位相情報と等しいことを特徴とする、
    請求項1に記載のデジタル放送受信機。
  5. 【請求項5】 前記番組番号遅延手段で求められる前記
    予測位相は、前記変化後の番組番号について前記メモリ
    に保持された前記位相情報から所定の値を減じた値であ
    ることを特徴とする、請求項1に記載のデジタル放送受
    信機。
  6. 【請求項6】 前記検出信号が発生した時刻を検出する
    時刻検出手段をさらに備え、 前記メモリ手段は、前記位相検出手段により検出された
    位相、および前記時刻検出手段により検出された時刻
    を、それぞれ、位相情報および時刻情報として、少なく
    とも2組以上保持し、 前記番組番号遅延手段は、 前記メモリ手段に保持された前記位相情報および前記時
    刻情報に基づき補正係数を求める補正係数算出手段と、 前記メモリ手段に保持された前記位相情報および前記時
    刻情報、並びに前記補正係数算出手段で求められた補正
    係数に基づき前記予測位相を求める位相ずれ補正手段を
    含むことを特徴とする、請求項1に記載のデジタル放送
    受信機。
  7. 【請求項7】 前記位相ずれ補正手段は、 現在時刻と直前に得られた前記時刻情報との差を求める
    減算器と、 前記減算器の出力と前記補正係数算出手段により求めら
    れた補正係数との積を求める乗算器と、 前記乗算器の出力と直前に得られた前記位相情報との和
    を求める加算器と、 前記加算器の出力について前記周期検出手段により検出
    された周期を法とした剰余を求める剰余計算器とを含む
    ことを特徴とする、請求項6に記載のデジタル放送受信
    機。
  8. 【請求項8】 前記周期検出手段は、 前記検出信号が発生した時刻を2回分保持する2個のレ
    ジスタと、 前記2個のレジスタに保持された時刻の差を求める減算
    器とを含み、 前記位相検出手段は、 前記基準信号パルスにより初期化されるカウント手段
    と、 前記検出信号が発生した時に前記カウント手段によるカ
    ウント値を取り込むレジスタとを含み、 前記番組番号遅延手段は、 前記基準信号パルスを前記予測位相の時間だけ遅延させ
    る遅延手段と、 前記遅延された基準信号パルスが発生した時に前記変化
    後の番組番号を取り込むレジスタとを含むことを特徴と
    する、請求項1に記載のデジタル放送受信機。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100598360B1 (ko) 2005-02-14 2006-07-06 엘지전자 주식회사 채널 전환시 영상 표시 지연 시간 단축 장치 및 방법
EP1725030A3 (en) * 2005-05-18 2011-05-25 Samsung Electronics Co., Ltd. Method of providing time shift function in audio/video network and apparatus for the same

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