JP2001069070A - ゾーンシフト制御装置を有する移動通信システム - Google Patents

ゾーンシフト制御装置を有する移動通信システム

Info

Publication number
JP2001069070A
JP2001069070A JP27621099A JP27621099A JP2001069070A JP 2001069070 A JP2001069070 A JP 2001069070A JP 27621099 A JP27621099 A JP 27621099A JP 27621099 A JP27621099 A JP 27621099A JP 2001069070 A JP2001069070 A JP 2001069070A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
zone
antenna
communication system
mobile communication
mobile
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP27621099A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Yamaguchi
明 山口
Yoshio Takeuchi
良男 武内
Fumio Watanabe
文夫 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KDDI Corp
Original Assignee
KDD Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KDD Corp filed Critical KDD Corp
Priority to JP27621099A priority Critical patent/JP2001069070A/ja
Priority to US09/597,616 priority patent/US6701164B1/en
Publication of JP2001069070A publication Critical patent/JP2001069070A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W16/00Network planning, e.g. coverage or traffic planning tools; Network deployment, e.g. resource partitioning or cells structures
    • H04W16/24Cell structures
    • H04W16/28Cell structures using beam steering
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W16/00Network planning, e.g. coverage or traffic planning tools; Network deployment, e.g. resource partitioning or cells structures
    • H04W16/24Cell structures
    • H04W16/30Special cell shapes, e.g. doughnuts or ring cells
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W36/00Hand-off or reselection arrangements
    • H04W36/24Reselection being triggered by specific parameters
    • H04W36/32Reselection being triggered by specific parameters by location or mobility data, e.g. speed data
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W36/00Hand-off or reselection arrangements
    • H04W36/24Reselection being triggered by specific parameters
    • H04W36/32Reselection being triggered by specific parameters by location or mobility data, e.g. speed data
    • H04W36/324Reselection being triggered by specific parameters by location or mobility data, e.g. speed data by mobility data, e.g. speed data

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Variable-Direction Aerials And Aerial Arrays (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 例えば道路上を高速に走行する車両のような
システムにおいて、移動局数が増加しても、交換装置の
スイッチ制御の切替数が増加せず、移動局が高速移動す
る場合のハンドオーバ発生回数も増加しない移動通信シ
ステムを提供する。 【解決手段】 1つ以上のアンテナビームを送受信する
複数のアンテナと、複数の移動局と有しており、該移動
局が実質的に一定方向へ移動するような環境で用いられ
る移動通信システムであり、一定の範囲に含まれる複数
の移動局をゾーン単位として扱い、該ゾーンの移動に対
応して、該ゾーンを照射するアンテナビーム又はアンテ
ナを切り換えるゾーンシフト制御装置を有するものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、1つ以上のアンテ
ナビームを送受信する複数のアンテナと、複数の移動局
と有しており、該移動局が実質的に一定方向へ移動する
ような環境で用いられる移動通信システムに関する。特
に、本発明は、高度道路交通システム(ITS)に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、道路上を走行する車両の移動通信
システムとして、携帯電話システムがある。該システム
のサービスエリアは、セルと称される多数の単位から構
成される。該セルのサイズは一般に半径1km以上であ
り、周波数の繰り返し有効利用はkm単位で行われる。
【0003】他の移動通信システムとして、PHSに代
表されるコードレス電話システムがある。該システムの
セルのサイズは一般に半径数十〜数百mであり、周波数
の繰り返し有効利用は、携帯電話システムと比較して格
段に優れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これら従来の
移動通信システムに用いられる交換装置は、移動局1台
毎に独立してスイッチ制御を行うものである。従って、
セル内の移動局数が増加するほど、交換装置のスイッチ
制御の切替数が急増するという問題があった。また、セ
ルサイズが小さい場合に移動局が高速移動すると、ハン
ドオーバ発生が頻発し、例えばPHSでは制御が追いつ
かない等の、制御上の問題もあった。
【0005】そこで、本発明は、移動局が実質的に一定
方向へ移動するような環境、例えば車両が走行する道路
において、移動局数が増加しても交換装置のスイッチ制
御の切替数が増加しない移動通信システムを提供する。
また、本発明の移動通信システムは、移動局の高速移動
に対応できる具体的な制御方法についても提供する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の移動通信システ
ムは、一定の範囲に含まれる複数の移動局をゾーンと称
す単位として扱い、該ゾーンの移動に対応してゾーンを
照射するようにアンテナビーム及びアンテナを制御する
ゾーンシフト制御装置を有する。これは、道路では車両
は群をなして移動するという特性を利用したものであ
る。これにより、ゾーン単位でしかスイッチ制御の切替
が発生しないために、交換装置のスイッチ制御の切替数
を減らすことができる。ハンドオーバは、ゾーンと移動
局との間の相対速度差に基づいて行われるようになり、
ハンドオーバ回数を節約することができる。
【0007】また、本発明の他の実施形態によれば、ゾ
ーンシフト制御装置は、1つのゾーンを、隣接するアン
テナのアンテナビームと併せて複数のアンテナビームで
構成することも好ましい。これにより、ゾーンの滑らか
な移動が可能となる。
【0008】また、本発明の他の実施形態によれば、ア
ンテナは、アンテナビームのカバレッジ位置を滑らかに
スイープさせる可動ビームアンテナであることも好まし
い。本発明の移動通信システムで用いるアンテナには、
可動ビームアンテナは最も理想的なものである。また、
可動ビームアンテナを用いる場合、ゾーンシフト制御装
置は、アンテナ毎にアンテナビームの組合せパターンで
あるビームパターンを構成し、隣接するアンテナのビー
ムパターンと併せて1つ以上の該ビームパターンでゾー
ンを構成し、ゾーンの移動に対応して該ビームパターン
を切り替えて制御することも好ましい。更に、可動ビー
ムアンテナは、アンテナビームのカバレッジ幅を変更す
ることができることも理想的である。これにより、1つ
のアンテナビームが収容する移動局数を制御することが
できる。
【0009】また、本発明の他の実施形態によれば、ア
ンテナは、アンテナビームのカバレッジ位置を動かすこ
とができない固定ビームアンテナであり、ゾーンシフト
制御装置は、アンテナ毎にアンテナビームの組合せパタ
ーンであるビームパターンを構成し、隣接するアンテナ
のビームパターンと併せて1つ以上の該ビームパターン
でゾーンを構成し、ゾーンの移動に対応して該ビームパ
ターンを切り替えて制御することも好ましい。このと
き、ゾーンシフト制御装置は、ビームパターンを、移動
局のトラヒック分布に対応して切り替えるように制御す
ることも好ましい。
【0010】また、本発明の他の実施形態によれば、ゾ
ーン毎に1つの周波数が利用されており、ゾーンシフト
制御装置は、環境の任意の位置で2つ以上のゾーンが任
意に割り当てられるように制御することも好ましい。こ
れにより、可動ビームを可動範囲端に達したときに戻す
操作、又はビームパターンの切替操作のときに、車両の
取りこぼしを防ぐことができる。
【0011】また、本発明の他の実施形態によれば、ゾ
ーンシフト制御装置は、環境の出口まで移動したゾーン
を、環境の入口に割り当てるように巡回させるように制
御することもできる。そのゾーン内に移動局が存在する
かしないかに関わらず、一定のゾーンを制御できるの
で、制御を容易にすることができる。
【0012】また、本発明の他の実施形態によれば、ゾ
ーンシフト制御装置は、環境の入口で新たに進入してき
た移動局を、一定の条件に基づいて既存のゾーンに登録
するか、又は新規に生成したゾーンに登録するように制
御することもできる。一定の条件とは、移動局が既存の
ゾーンのカバレッジ内にある場合、又は移動局の距離×
m以下に既存のゾーンがある場合であり、かつ、既存の
ゾーンに登録可能な移動局数を越えない場合であり、該
条件を満たす場合に既存のゾーンに登録される。これに
より、必要以上にゾーンを生成しないので、必要以上に
アンテナからアンテナビームが送信されず、干渉波を減
らすことができる。
【0013】また、本発明の他の実施形態のゾーンシフ
ト制御装置は、一方のゾーンが他方のゾーンに接近した
場合に、一定の条件に基づいて両方のゾーンを1つのゾ
ーンに併合して登録するように制御することもできる。
該一定の条件とは、両方のゾーンの間の距離が×m以下
である場合、及び両ゾーンの速度差が×km/h以下で
ある場合である。これにより、全てのゾーンが任意に一
定の速度で移動する場合に限られず、ゾーン同士で移動
速度が異なる場合にも対応することができる。
【0014】また、本発明の他の実施形態のゾーンシフ
ト制御装置は、一定の条件に基づいて1つのゾーンを複
数のゾーンに分割するように制御することもできる。該
一定の条件とは、移動局の間の距離が×m以上である場
合、又は当該ゾーンに登録可能な移動局の数を越えた場
合である。これにより、道路で渋滞が解消された場合に
も対応することができる。つまり、道路の渋滞している
部分ではゾーンを狭くし、移動局間が比較的空いて走行
している部分ではゾーンを広くすることができる。これ
により、ゾーン内に存在する移動局数を制御することが
でき、1つのゾーンにおける輻輳状態を避けることがで
きる。
【0015】また、本発明の移動通信システムは、第1
のゾーンに属する移動局が、該第1のゾーンよりも高速
に移動して第2のゾーンに進入した場合、該移動局に対
するハンドオーバを行うことも好ましい。既存のシステ
ムで行われるハンドオーバの制御をそのまま適用するこ
とができる。
【0016】更に、本発明の移動通信システムは、既存
の携帯電話又はコードレス電話システムに適用すること
ができる。そのために、ゾーンがセルに対応し、ゾーン
シフト制御装置が携帯電話又はコードレス電話システム
に用いられる。これにより、既存のシステムに容易に適
用することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】 以下では、図面を用いて、本発
明の実施形態を詳細に説明する。
【0018】図1は、本発明の一実施形態を表す移動通
信システムの構成図である。該システムは、道路1と、
アンテナ2、3及び4と、交換装置5と、ゾーンシフト
制御装置6と、センサ7と、データベース8と、網9と
を有する。道路1は、移動局が実質的に一定方向へ移動
するような環境の一例である。アンテナ2、3及び4
は、複数のアンテナビームを送受信することができる。
交換装置5は、アンテナ及ぶアンテナビームと網9との
間でデータを交換する。該交換装置5は、移動局毎に変
復調器を有しており、網9から受信したデータを該変復
調器を介してアンテナ及びアンテナビームへ交換する。
ゾーンシフト制御装置6は、交換装置5へスイッチ制御
の指示を行う。その制御は、一定の範囲に含まれる複数
の移動局をゾーン単位として扱い、該ゾーンの移動に対
応して、該ゾーンを照射するアンテナビーム又はアンテ
ナを切り換える。センサ7は、例えば自動車のような移
動局の走行を監視して、移動状況をゾーンシフト制御装
置6へ通知する。データベース8は、ゾーン単位で移動
局を登録し且つ管理する。
【0019】図2は、本発明によるゾーンの移動の説明
図である。本発明は、移動局が実質的に一定方向へ移動
するような環境での使用を想定している。従って、時間
経過、即ち移動局の移動と共にゾーンがシフトしている
ことが、図面からも明らかである。本発明のゾーンシフ
ト制御装置は、このゾーンの移動に対応して、アンテナ
及びアンテナビームを移動方向にシフトさせるものであ
る。
【0020】以下では、ゾーンシフトを実現するための
具体的なアンテナの構成について説明する。
【0021】図3は、本発明による、アンテナが可動ビ
ームアンテナである場合のアンテナビーム移動の説明図
である。該可動ビームアンテナは、アンテナビームのカ
バレッジ位置を滑らかにスイープさせることができる。
図3では、1つのアンテナの可動ビームが描かれてお
り、1つのアンテナが4つのアンテナビームを送信し、
該ビームを車両の移動に合わせてスイープさせている。
【0022】図4は、図3における、道路上の車両が空
いている状態から混雑していく過程のアンテナビーム移
動の説明図である。このように、アンテナビームのカバ
レッジ幅を可変にすることができるので、車両密度に合
わせてアンテナビームの数を変更することができる。逆
に、道路上の車両が混んでいる状態から空いていく過程
についても、効率良くアンテナビームの数を変更するこ
とができる。従って、1つのアンテナビームが担う車両
数をほぼ一定に制御することができる。
【0023】図5は、図3における、1つのアンテナの
アンテナビーム移動の説明図である。アンテナは、時間
変化と共にアンテナビームを車両の移動方向へスイープ
させる。このとき、アンテナビームは、可動範囲の一方
の端に達した場合(時刻T1)、直ぐに可動範囲の他方の
端まで戻される。
【0024】本発明による移動通信システムに対して
は、アンテナに可動ビームアンテナを用いることは理想
的である。しかし、可動ビームアンテナは、現状では実
現する上で非常に高価であり、またアンテナサイズも非
常に大きい。従って、次に、アンテナビームが、固定の
カバレッジ幅で且つ固定のカバレッジ位置であってもゾ
ーンシフトを実現するアンテナの構成について説明す
る。
【0025】図6は、本発明による、アンテナがビーム
切替アンテナである場合のアンテナビーム移動の説明図
である。該アンテナは4個のアンテナビームを放射して
いるが、図3の場合と異なって、アンテナビームのカバ
レッジ幅及びカバレッジ位置が固定されている。図6で
は、4個のアンテナビームを任意に組み合わせたビーム
パターン1〜11を規定している。ビームパターン1→
2→・・・→7の順に切り替えることにより、車両の移動
方向に対応させてアンテナビームをシフトさせることが
できる。また、ビームパターン8〜11は、車両が存在
しない場合又は突然車両が発生した場合等に対応する。
【0026】図7は、図6のビーム切替アンテナを複数
設置された場合のビームパターン移動の説明図である。
図7は、片側車線に、4素ビームを放射する6アンテナ
が設置され、2周波数が使用され、4素ビーム毎に同一
周波数を再利用している。アンテナ1が放射するビーム
パターンは、時間経過及び車両群の移動と共に、BP1(T
1)→BP2(T2)→・・・→BP7(T7)の順に切り替わる。
【0027】図8は、図5の可動ビームアンテナに、図
7の複数のビーム切替アンテナのビームパターン移動を
適用した説明図である。これにより、図5の効果と、図
7の効果とを併せ持つことができる。
【0028】図9は、図7のビームパターンに対して、
周波数資源を4個、6個又は8個に増加させたときのビ
ームパターン間のオーバラップの説明図である。これ
は、ビームパターンの切替の際に発生する、車両の取り
こぼしを防止する方法である。このように複数のビーム
パターンをオーバラップさせることにより、一方のビー
ムパターンの切替が発生しても、他方のビームパターン
の切替が発生しないので、車両の取りこぼしが発生しな
い。このとき、少なくともゾーンの先端及び後端領域に
ビームが割り当てられるようにしなければ、全ての車両
に対してゾーンシフトがスムーズに行えない。また、ビ
ーム間のオーバラップを大きくするほどビームパターン
のシフトはスムーズになるが、ビーム数が多くなり、オ
ーバラップするビーム間で別々の周波数が必要なために
周波数効率が悪くなる。
【0029】前述したようなアンテナの構成により、ゾ
ーンシフトを実現することができる。以下では、道路の
ような環境の全体からみたゾーンの移動について説明す
る。
【0030】ゾーンシフト制御装置6の制御について説
明する。移動局は、必ず何れかのゾーンに所属するよう
に配分される。ゾーンシフト制御装置6は、ゾーンの移
動に追従してアンテナ及びアンテナビームを切り換える
ように、交換装置5を制御する。つまり、ゾーンシフト
制御装置6は、ゾーン内の移動局数に応じて、交換装置
5内の変復調器を選択してゾーンに割り当てるように制
御する。
【0031】ゾーンシフト制御装置6は、道路の出口ま
で移動したゾーンを、道路の入口に割り当てるように巡
回させて制御することができる。この方法では、移動局
がゾーン内に存在するかしないかにかかわらず、全ての
アンテナがゾーンに向かってアンテナビームを送信して
いる。そして、ゾーンシフト制御装置は、時間経過に伴
って、ゾーンに含まれるアンテナビームを、一定方向へ
順次シフトして切り換える。道路の出口まで移動したゾ
ーンは、道路の入口に割り当てられる。
【0032】このとき、一定範囲のゾーンを周期的に巡
回させているので、一方のゾーンが管理する移動局数は
多く、他方のゾーンが管理する移動局数は少ないという
ことが生じる。従って、ゾーンシフト制御装置は、ゾー
ンの範囲が、移動局のトラヒック分布に対応して調整す
ることができるように制御することもできる。これによ
り、柔軟なトラヒック分布に対応することができる。
【0033】前述したように、ゾーンを巡回させる方法
の他に、ゾーンシフト制御装置は、道路の入口で新たに
進入してきた車両を、既存のゾーンに登録するか、又は
新規に生成したゾーンに登録することもできる。この方
法では、必要以上にゾーンを生成しない、即ち必要以上
にアンテナからアンテナビームが送信されないため、干
渉波を減らすことができる。
【0034】例えば、料金所に設置されたセンサが移動
局の進入を検知した際、又は移動局が無線機でゾーンシ
フト制御装置に直接通知した際に、移動局が道路に新た
に進入してきたとゾーンシフト制御装置は判断する。そ
の位置/速度/使用可能サービス等の情報が、ゾーンシフ
ト制御装置に通知され、移動局の位置/速度から、登録
可能なゾーンを検索する。
【0035】そのとき、移動局が既存のゾーンのカバレ
ッジ内にある場合、又は移動局の距離×m以下に既存の
ゾーンがある場合であり、且つ、既存のゾーンに登録可
能な移動局数を越えない場合には、当該移動局を既存の
ゾーンにを登録する。この条件に該当しない場合、当該
移動局を新規に生成したゾーンを登録する。
【0036】もちろん、料金所に設置されたセンサが移
動局の退出を検知した際に、ゾーンシフト制御装置は、
道路の出口から退出した移動局をゾーンの登録から解除
することも必要である。
【0037】このように、移動局が道路に新たに進入し
てきた際に、その都度、ゾーンを登録する方法では、移
動局の分布が細切れになることがある。その場合、狭い
範囲のゾーンが多数登録され、交換装置の変復調器数が
不足することもある。また、当然のことながら、全ての
ゾーンが任意に一定の速度で移動する場合に限らず、ゾ
ーン同士で移動速度が異なる場合もある。例えば、一方
の移動局が高速に移動して他方の移動局に追いつく場
合、又は渋滞になる場合等があり、複数のゾーンが重畳
することがある。
【0038】このような場合、ゾーンシフト制御装置
は、両方のゾーンを1つのゾーンに併合して登録するよ
うに制御することもできる。その条件としては、両方の
ゾーンの間の距離が×m以下である場合、及び両ゾーン
の速度差が×km/h以下である場合である。これによ
り、道路上の移動局のトラヒックに応じて、柔軟に対応
することが可能となる。
【0039】また、渋滞が解消された場合、移動速度が
速いゾーンが遅いゾーンを追い抜いた場合、及び移動局
のトラヒック分布に偏りが生じた場合には、ゾーンシフ
ト制御装置は、1つのゾーンを複数のゾーンに分割する
ように制御することもできる。その条件としては、移動
局の間の距離が×m以上である場合、又は当該ゾーンに
登録可能な移動局の数を越えた場合である。
【0040】更に、第1のゾーンに属する移動局が、該
第1のゾーンよりも高速に移動して第2のゾーンに進入
した場合、該移動局に対するハンドオーバを行う。第1
のゾーンの移動速度が時速80kmの場合、該第1のゾ
ーンに属する移動局の移動速度が時速100kmのと
き、当該移動局は、第1のゾーンに対して時速20km
で移動していることになる。つまり、これらの制御は、
既存の携帯電話又はコードレス電話システムにおいて、
セル内で時速20kmで移動している移動局が、他のセ
ルにハンドオーバするときの制御と同じである。従っ
て、既存の携帯電話又はコードレス電話システムに、容
易に適用することができる。
【0041】前述した本発明のゾーンシフト制御装置を
有する移動通信システムの種々の実施形態は、移動局が
実質的に一定方向へ移動するような環境において、本発
明の技術思想及び見地の範囲の種々の変更、修正及び省
略が、当業者によれば容易に行うことができる。前述の
説明はあくまで例であって、何ら制約しようとするもの
ではない。本発明は、特許請求の範囲及びその均等物と
して限定するものにのみ制約される。
【0042】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、移動局が実質的に一定方向へ移動するような環
境、例えば車両が走行する道路において、移動局数が増
加しても、交換装置のスイッチ制御の切替数が増加しな
いという効果を有する。また、セルサイズが小さい場合
に移動局が高速移動しても、ハンドオーバ発生が頻発し
ないため、制御が容易になるという効果も有する。
【0043】更に、本発明によれば、可動ビームアンテ
ナ、又はビームパターンを構成する固定ビームアンテナ
を用いることにより、ゾーンを滑らかに移動させること
が可能となる。また、1つのアンテナビームが収容する
移動局数を制御することもできる。更に、道路の任意の
位置で2つ以上のゾーンが任意に割り当てられることに
より、アンテナビームの切替の際に、車両の取りこぼし
を防ぐことができる。
【0044】更に、ゾーンを道路上で巡回させることに
より、比較的制御を容易にすることもでき、また、ゾー
ンの広狭を制御することにより、1つのゾーンにおける
輻輳状態を避けることもできる。
【0045】更に、道路上に移動局が進入した際にゾー
ンを登録することにより、必要以上にゾーンを生成しな
いので、必要以上にアンテナからアンテナビームが送信
されず、干渉波を減らすことができる。
【0046】更に、ゾーンを併合及び分割することによ
り、移動速度が異なる移動局に対しても常に適切なゾー
ンを割り当てることができる。
【0047】更に、既存の携帯電話又はコードレス電話
システムにゾーンシフト制御装置を備え、セルをゾーン
に対応付けることにより、ゾーンシフト制御が可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による移動通信システムの構成図であ
る。
【図2】本発明によるゾーンの移動の説明図である。
【図3】本発明による、アンテナが可動ビームアンテナ
である場合のアンテナビーム移動の説明図である。
【図4】図3における、道路上の車両が空いている状態
から混雑していく過程のアンテナビーム移動の説明図で
ある。
【図5】図3における、1つのアンテナのアンテナビー
ム移動の説明図である。
【図6】本発明による、アンテナがビーム切替アンテナ
である場合のアンテナビーム移動の説明図である
【図7】図6のビーム切替アンテナを複数設置された場
合のビームパターン移動の説明図である。
【図8】図5の可動ビームアンテナに、図7の複数のビ
ーム切替アンテナのビームパターン移動を適用した説明
図である。
【図9】図7のビームパターンに対して、周波数資源を
4個、6個又は8個に増加させたときのビームパターン
間のオーバラップの説明図である。
【符号の説明】
1 道路、移動局が一定方向へ移動する環境 2、3、4 アンテナ 5 交換装置 6 ゾーンシフト制御装置 7 センサ 8 データベース 9 網
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡辺 文夫 埼玉県上福岡市大原二丁目1番15号 株式 会社ケイディディ研究所内 Fターム(参考) 5J021 AA05 AA07 AA11 DB05 FA25 FA31 GA02 GA08 HA06 HA10 5K067 AA12 AA41 BB43 EE02 EE12 EE23 EE44 EE55 JJ73 KK02 KK03

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1つ以上のアンテナビームを送受信する
    複数のアンテナと、複数の移動局と有しており、該移動
    局が実質的に一定方向へ移動する環境で用いられる移動
    通信システムにおいて、 一定の範囲に含まれる複数の前記移動局をゾーンと称す
    単位として扱い、該ゾーンの移動に対応して前記ゾーン
    を照射するように前記アンテナビーム及び前記アンテナ
    を制御するゾーンシフト制御装置を有することを特徴と
    する移動通信システム。
  2. 【請求項2】 前記ゾーンシフト制御装置は、1つの前
    記ゾーンを、隣接するアンテナのアンテナビームと併せ
    て複数の前記アンテナビームで構成することを特徴とす
    る請求項1に記載の移動通信システム。
  3. 【請求項3】 前記アンテナは、前記アンテナビームの
    カバレッジ位置を滑らかにスイープさせる可動ビームア
    ンテナであることを特徴とする請求項1又は2に記載の
    移動通信システム。
  4. 【請求項4】 前記ゾーンシフト制御装置は、前記アン
    テナ毎に複数の前記アンテナビームの組合せパターンで
    あるビームパターンを構成し、隣接するアンテナのビー
    ムパターンと併せて1つ以上の該ビームパターンで前記
    ゾーンを構成し、前記ゾーンの移動に対応して該ビーム
    パターンを切り替えて制御することを特徴とする請求項
    3に記載の移動通信システム。
  5. 【請求項5】 前記アンテナは、前記アンテナビームの
    カバレッジ幅を変更することができることを特徴とする
    請求項3又は4に記載の移動通信システム。
  6. 【請求項6】 前記アンテナは、前記アンテナビームの
    カバレッジ位置を動かすことができない固定ビームアン
    テナであり、前記ゾーンシフト制御装置は、前記アンテ
    ナ毎に複数の前記アンテナビームの組合せパターンであ
    るビームパターンを構成し、隣接するアンテナのビーム
    パターンと併せて1つ以上の該ビームパターンで前記ゾ
    ーンを構成し、前記ゾーンの移動に対応して該ビームパ
    ターンを切り替えて制御することを特徴とする請求項1
    又は2に記載の移動通信システム。
  7. 【請求項7】 前記ゾーンシフト制御装置は、前記ビー
    ムパターンを、前記移動局のトラヒック分布に対応して
    切り替えるように制御することを特徴とする請求項4又
    は6に記載の移動通信システム。
  8. 【請求項8】 前記ゾーン毎に1つの周波数が利用され
    ており、前記ゾーンシフト制御装置は、前記環境の任意
    の位置で2つ以上の前記ゾーンが任意に割り当てられる
    ように制御することを特徴とする請求項1から7のいず
    れか1項に記載の移動通信システム。
  9. 【請求項9】 前記ゾーンシフト制御装置は、前記環境
    の出口まで移動した前記ゾーンを、前記環境の入口に割
    り当てるように巡回させて制御することを特徴とする請
    求項1から8のいずれか1項に記載の移動通信システ
    ム。
  10. 【請求項10】 前記ゾーンシフト制御装置は、前記環
    境の入口で新たに進入してきた前記移動局を、一定の条
    件に基づいて既存のゾーンに登録するか、又は新規に生
    成したゾーンに登録するように制御することを特徴とす
    る請求項1から9のいずれか1項に記載の移動通信シス
    テム。
  11. 【請求項11】 前記一定の条件とは、 ・前記移動局が既存のゾーンのカバレッジ内にある場
    合、又は ・前記移動局の距離×m以下に既存のゾーンがある場合
    であり、 且つ、 ・前記既存のゾーンに登録可能な移動局数を越えない場
    合であり、該条件を満たす場合に前記既存のゾーンに登
    録されることを特徴とする請求項10に記載の移動通信
    システム。
  12. 【請求項12】 前記ゾーンシフト制御装置は、一方の
    ゾーンが他方のゾーンに接近した場合に、一定の条件に
    基づいて両方のゾーンを1つのゾーンに併合して登録す
    るように制御することを特徴とする請求項1から11の
    いずれか1項に記載の移動通信システム。
  13. 【請求項13】 前記一定の条件とは、 ・前記両方のゾーンの間の距離が×m以下である場合、
    及び ・両ゾーンの速度差が×km/h以下である場合 であり、該条件を満たす場合に前記両方のゾーンを1つ
    のゾーンに併合して登録するように制御することを特徴
    とする請求項12に記載の移動通信システム。
  14. 【請求項14】 前記ゾーンシフト制御装置は、一定の
    条件に基づいて1つのゾーンを複数のゾーンに分割する
    ように制御することを特徴とする請求項12又は13に
    記載の移動通信システム。
  15. 【請求項15】 前記一定の条件とは、 ・前記移動局の間の距離が×m以上である場合、又は ・当該ゾーンに登録可能な移動局の数を越えた場合 であり、該条件を満たす場合に前記1つのゾーンを複数
    のゾーンに分割するように制御することを特徴とする請
    求項14に記載の移動通信システム。
  16. 【請求項16】 第1のゾーンに属する移動局が、該第
    1のゾーンよりも高速に移動して第2のゾーンに進入し
    た場合、該移動局に対するハンドオーバを行うことを特
    徴とする請求項1から15のいずれか1項に記載の移動
    通信システム。
  17. 【請求項17】 前記ゾーンがセルに対応し、前記ゾー
    ンシフト制御装置が携帯電話又はコードレス電話システ
    ムに用いられることを特徴とする請求項1から16のい
    ずれか1項に記載の移動通信システム。
JP27621099A 1999-06-21 1999-09-29 ゾーンシフト制御装置を有する移動通信システム Withdrawn JP2001069070A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27621099A JP2001069070A (ja) 1999-06-21 1999-09-29 ゾーンシフト制御装置を有する移動通信システム
US09/597,616 US6701164B1 (en) 1999-06-21 2000-06-20 Mobile communication system with zone-shift control apparatus

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11-174155 1999-06-21
JP17415599 1999-06-21
JP27621099A JP2001069070A (ja) 1999-06-21 1999-09-29 ゾーンシフト制御装置を有する移動通信システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001069070A true JP2001069070A (ja) 2001-03-16

Family

ID=26495857

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27621099A Withdrawn JP2001069070A (ja) 1999-06-21 1999-09-29 ゾーンシフト制御装置を有する移動通信システム

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6701164B1 (ja)
JP (1) JP2001069070A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001177864A (ja) * 1999-12-15 2001-06-29 Toshiba Corp 無線通信システム、無線通信方法、および無線制御局

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3824506B2 (ja) * 2001-07-03 2006-09-20 株式会社デンソー 通信システム、通信方法および移動局
GB2385238A (en) * 2002-02-07 2003-08-13 Hewlett Packard Co Using virtual environments in wireless communication systems
EP1511341A1 (en) * 2002-06-05 2005-03-02 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Radio communication system; base station device; mobile terminal; and radio link switching method
CN101873566B (zh) * 2009-04-24 2014-04-09 中兴通讯股份有限公司 一种既定线路沿线用户终端的移动性管理方法及***
WO2012102653A1 (en) * 2011-01-27 2012-08-02 Telefonaktiebolaget L M Ericsson (Publ) Adjusting coverage area of a base station
EP3342059B1 (en) 2015-08-24 2019-07-31 Telefonaktiebolaget LM Ericsson (publ) Scheduling in high speed scenario
PL3280165T3 (pl) 2016-08-05 2020-06-01 Ipcom Gmbh & Co. Kg Zautomatyzowane sterowanie wiązką
US10411356B2 (en) 2016-12-08 2019-09-10 At&T Intellectual Property I, L.P. Apparatus and methods for selectively targeting communication devices with an antenna array

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0698938A3 (en) * 1994-08-23 1996-12-11 Hitachi Electronics Antenna device and system for transmitting information
FI105370B (fi) * 1995-06-16 2000-07-31 Nokia Networks Oy Menetelmä nopean matkaviestimen tunnistamiseksi sekä tukiasema
US5815116A (en) * 1995-11-29 1998-09-29 Trw Inc. Personal beam cellular communication system
US5890067A (en) * 1996-06-26 1999-03-30 Bnr Inc. Multi-beam antenna arrays for base stations in which the channel follows the mobile unit
GB2317786B (en) * 1996-09-25 2001-05-30 Motorola Ltd Communication system with a deamformed control channel and method of system control

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001177864A (ja) * 1999-12-15 2001-06-29 Toshiba Corp 無線通信システム、無線通信方法、および無線制御局
US7436800B2 (en) 1999-12-15 2008-10-14 Kabushiki Kaisha Toshiba Radio communication scheme

Also Published As

Publication number Publication date
US6701164B1 (en) 2004-03-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN1098003C (zh) 当使用多重选择时重叠蜂窝区的建立
FI115590B (fi) Menetelmä kanavanvaihtoehdokkaiden luettelon muodostamiseksi
US6836674B2 (en) Method of controlling directional antenna and apparatus of the same
US8634357B2 (en) Distributed antenna system
EP0830765B1 (en) Method of using an access point adjacency matrix to establish handoff in a wireless lan
JP2001069070A (ja) ゾーンシフト制御装置を有する移動通信システム
CN104869654A (zh) 一种资源调配***、基站、设备及方法
JP2000092551A (ja) 通信ネットワ―クの二層セルにおけるマイクロセル層からマクロセル層へのハンドオ―バ方法
JP2001177864A (ja) 無線通信システム、無線通信方法、および無線制御局
CN105873137A (zh) V2x通信的基站集群***、集群方法和集群服务器
CA2613554A1 (en) Time division multiplexing for access ports in a wireless network
JP2008288939A (ja) 通信システム、路側インフラ設備、センター装置及び通信方法
JPH0669859A (ja) 移動体無線チャネル割当制御方式
KR970024651A (ko) 광대역 이동 무선 시스템
CN105704717A (zh) 一种agv通讯方法
CN102970731B (zh) 一种无线接入方法、***及设备
Kose et al. Profiling vehicles for improved small cell beam-vehicle pairing using multi-armed bandit
JP2007043755A (ja) 無線通信システムおよび無線通信方法
Okada et al. A dynamic channel assignment strategy using information on speed and moving direction for micro cellular systems
JP3870613B2 (ja) 移動通信システムにおける集線基地局
CN114205776A (zh) 用于车辆通信中波束形成管理的方法和***
JPH11266194A (ja) 路車間通信システム
KR101802076B1 (ko) 초광역 무선 백홀망 내 핸드오버 지원 방법 및 이를 수행하는 장치
Al Harthi et al. Hybrid Cell Selection Mechanism for V2X Handover
Rivas et al. A microcellular DCA scheme using variable channel exclusion zones

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20061205