JP2001068991A - レベルシフト回路 - Google Patents

レベルシフト回路

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JP2001068991A
JP2001068991A JP24034899A JP24034899A JP2001068991A JP 2001068991 A JP2001068991 A JP 2001068991A JP 24034899 A JP24034899 A JP 24034899A JP 24034899 A JP24034899 A JP 24034899A JP 2001068991 A JP2001068991 A JP 2001068991A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】回路面積の増加を抑制して一連の動作のスピー
ドを高くするレベルシフタ回路を提供する。 【解決手段】第1の高電位(VDD1)系の入力端(I
N)と、第1の高電位よりも高い第2の高電位(VDD
2)系の出力端(OUT)と、第1のMOSTの一端と
第2のMOSTのゲートを接続する第1の接続ノード
(N3)および第2のMOSTの一端と第1のMOST
のゲートを接続する第2の接続ノード(N2)とを有
し、第1の高電位の電源ラインと第1の接続ノード間に
第1および第2のPMOSTを直列に接続し、第1のP
MOST(32)を入力信号により制御し、第2のPM
OST(31)を出力信号により制御し、第1の接続ノ
ード(N3)に接続する第2の高電位(VDD2)系の
第1のインバータ(INV30)は第1の高電位(VD
D1)の入力レベルが反転する特性を有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はレベルシフト回路に
係わり、特に互いに異なる2つの高電位(VDD1とV
DD1よりも高い電位のVDD2)系に使用されるレベ
ルシフト回路に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体集積回路は用途に応じて最適な電
源電圧が選択されるから、各回路において信号レベルが
異なるものとなる。したがって互いに異なる電源電圧を
用いている回路間にレベルシフト回路を設けて信号の授
受を行っている。
【0003】図5に従来のレベルシフト回路を示す。同
図において、VSSレベル(接地レベル)とVDD1レ
ベルの間を推移する入力信号を入力する入力端INと、
VSSレベル(接地レベル)とVDD2レベルの間を推
移する出力信号を出力する出力端OUTとの間に、VD
D1で動作するVDD1系のインバータINV1及びイ
ンバータINV2と、VDD2で動作するVDD2系の
インバータINV3及びインバータINV4と、ソース
がそれぞれVDD2の電源ラインに接続されたPチャネ
ル絶縁ゲート電界効果トランジスタ(以下、PMOS
T、と称す)21,22と、ソースがそれぞれ接地電位
(VSSレベル)のラインに接続されたNチャネル絶縁
ゲート電界効果トランジスタ(以下、NMOST、と称
す)11,12とを有してレベルシフト回路を構成して
いる。
【0004】ここで、インバータINV1及びインバー
タINV2はVDD1レベルの入力が反転する回路であ
り、インバータINV3及びインバータINV4はVD
D2レベルの入力が反転する回路である。
【0005】そして、PMOST21のドレインとNM
OST11のドレインが接続された接続ノードN2がP
MOST22のゲートに接続され、PMOST22のド
レインとNMOST12のドレインが接続された接続ノ
ードN3がPMOST21のゲートに接続され、さらに
この接続ノードN3がインバータINV3の入力に接続
されている。
【0006】また、インバータINV1とインバータI
NV2との間の接続ノードN1がNMOST12のゲー
トに接続され、インバータINV2の出力がNMOST
11のゲートに接続されている。
【0007】レベルシフト回路の入力端INにおける入
力信号INがVSSレベル(接地レベル)の場合は、N
MOST11がオフ、NMOST12がオンとなり、接
続ノードN3がVSSレベル、PMOST21がON、
接続ノードN2がVDD2レベル、PMOST22がオ
フとなり、レベルシフト回路の出力端OUTにおける出
力信号OUTはVSSレベル(接地レベル)になる。
【0008】他方、レベルシフト回路の入力端INにお
ける入力信号INがVDD1レベルの場合は、NMOS
T11がオン、NMOST12がオフとなり、接続ノー
ドN2がVSSレベル、PMOST22がON、接続ノ
ードN3がVDD2レベル、PMOST21がオフとな
り、レベルシフト回路の出力端OUTにおける出力信号
OUTはVDD2レベルになる。
【0009】この図5に示すような従来のレベルシフト
回路においては、消費電流を小さくする為にPMOST
22の駆動能力を小さくして貫通電流を抑えていた。
【0010】しかし、駆動能力を小さくした結果、下記
のような問題が発生した。
【0011】図6は図5の動作波形である。入力信号I
Nが0レベル(VSSレベル)の状態(Aの状態)か
ら、VDD1レベルに立ち上がった時(Bの状態)、N
MOST11はオン状態、NMOST12はオフ状態に
遷移する。その後、PMOST22はオン状態になる
が、駆動能力が小さい為、接続ノードN3は徐々にVD
D2の方向に電圧が上昇する。
【0012】そして、インバータINV3の出力はスレ
ッショルド電圧を超えたところで、反転して出力信号O
UTが0レベル(VSSレベル)からVDD2に反転す
る(Bの後半からCの状態)。
【0013】これらの一連の動作のスピードが遅くなる
という問題が生じていた。尚、入力信号INの立ち下が
り時はNMOST11はオフ状態、NMOST12はオ
ン状態に遷移し(Dの状態)、即座に出力信号が立ち下
がるから問題はない。
【0014】このように図5に示す従来技術では、貫通
電流を抑えるためにPMOST22の駆動能力を小さく
していたから、信号の立ち上がり時に接続ノードN3の
VDD2の方向への電圧の上昇が遅くなり、一連の動作
のスピードが遅くなるという問題を有していた。
【0015】この問題を解決するために図7に示すよう
なレベルシフト回路が特開平5−343980号公報に
開示してある。
【0016】図7において、NMOST107,NMO
ST108,PMOST105、PMOST106,接
続ノードN111および接続ノード110により、図5
のNMOST11,NMOST12,PMOST21,
PMOST22,接続ノードN2および接続ノードN3
による回路と同様の回路を形成している。
【0017】図7の回路ではさらに、立ち上がり時を加
速する為のPMOST112及びPMOST113をP
MOST105及びPMOST106にそれぞれ並列付
加し、かつ信号の立ち下がりを捉えて発生する信号変化
検出パルス発生回路102を追加された構成になってい
る。
【0018】この信号変化検出パルス発生回路102は
複数のインバータ回路INV及び複数のNOR回路を有
して構成され、例えば、入力信号INが立ち上がった
時、接続ノードN111が立ち下がるが、このN111
の立ち下がりを検知し、接続ノードN125から一瞬、
立ち下がりのパルスを発生させ上記した加速用PMOS
T113をオン状態にさせ、ノードN110を高いVD
D2レベルまで上昇させる。
【0019】これにより、入力信号の変化に対して出力
信号は高速に変化させる事ができ、消費電流も抑えてい
る。
【0020】しかし、この従来技術では新たな問題点が
発生した。すなわち、加速用トランジスタPMOST1
12及びPMOST113だけではなく、これらのPM
OSTをコントロールする為の信号変化検出パルス発生
回路102は多くのインバータ回路INV、NOR回路
を用いて構成しなければならない。
【0021】したがって図7に示す従来技術では、回路
面積が増大するという問題を有する。例えば、液晶ドラ
イバー等にレベルシフタ回路を適用した場合、数十個必
要になり上記の従来技術ではチップ面積にも影響してし
まう。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したように図
5に示す従来の技術では、一連の動作のスピードが遅く
なるという問題を有する。
【0023】また、図7に示す従来の技術では、必要と
する回路面積の増加が大きくなるという問題を有する。
【0024】したがって本発明の目的は、回路面積の増
加を抑制して一連の動作のスピードを高くする有効なレ
ベルシフタ回路を提供することである。
【0025】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴は、第1の
高電位(VDD1)と低電位(VSS)間を推移する入
力信号(IN)を入力する入力端(IN)と、前記第1
の高電位よりも高い第2の高電位(VDD2)と低電位
(VSS)間を推移する出力信号(OUT)を出力する
出力端(OUT)と、第1のMOSTの一端と第2のM
OSTのゲートを接続する第1の接続ノード(N3)お
よび前記第2のMOSTの一端と前記第1のMOSTの
ゲートを接続する第2の接続ノード(N2)を有したレ
ベル変換部と、前記第1の接続ノード(N3)と前記出
力端(OUT)との間に設けられた第1のインバータ
(INV30)とを具備したレベルシフト回路におい
て、前記第1の高電位の電源ライン(VDD1)と前記
第1の接続ノード(N3)間に第1および第2のPMO
ST(32,31)を直列に接続し、前記第1のPMO
ST(32)を前記入力信号により制御し、前記第2の
PMOST(31)を前記出力信号により制御し、前記
第1のインバータ(INV30)は前記第2の高電位
(VDD2)の電源ラインに一端を接続し且つ前記第1
の高電位(VDD1)の入力レベルが反転する特性を有
しているレベルシフト回路にある。ここで、前記第1の
インバータ(INV30)と前記出力端(OUT)との
間に前記第2の高電位(VDD2)に一端を接続した第
2のインバータ(INV4)が設けられていることがで
きる。また、前記第2の接続ノード(N2)と前記入力
端(IN)との間に、それぞれが一端を前記第1の高電
位(VDD1)の電源ラインに接続し且つ前記第1の高
電位(VDD1)の入力レベルが反転する第3および第
4のインバータ(INV2,INV1)が直列に接続さ
れており、該第3および第4のインバータ(INV2,
INV1)間の信号により前記第1のPMOST(3
2)を制御することができる。
【0026】本発明の他の特徴は、第1の高電位(VD
D1)と低電位(VSS)間を推移する入力信号(I
N)を入力する入力端(IN)と、前記第1の高電位
(VDD1)よりも高い第2の高電位(VDD2)と低
電位(VSS)間を推移する出力信号(OUT)を出力
する出力端(OUT)と、第1のMOSTの一端と第2
のMOSTのゲートを接続する第1の接続ノード(N
3)および前記第2のMOSTの一端と前記第1のMO
STのゲートを接続する第2の接続ノード(N2)を有
したレベル変換部と、前記第1の接続ノード(N3)と
前記出力端(OUT)との間に設けられた第1および第
2のインバータ(INV30,INV4)とを具備した
レベルシフト回路において、前記第1の高電位の電源ラ
イン(VDD1)と前記第1の接続ノード(N3)間に
PMOST(32)とNMOST(41)を直列に接続
し、前記PMOST(32)を前記入力信号により制御
し、前記NMOSTを前記第1および第2のインバータ
(INV30,INV4)間の信号により制御し、前記
第1のインバータ(INV30)は前記第2の高電位
(VDD2)の電源ラインに一端を接続し且つ前記第1
の高電位(VDD1)の入力レベルが反転する特性を有
しているレベルシフト回路にある。ここで、前記第2の
接続ノード(N2)と前記入力端(IN)との間に、そ
れぞれが一端を前記第1の高電位(VDD1)の電源ラ
インに接続し且つ前記第1の高電位(VDD1)の入力
レベルが反転する第3および第4のインバータ(INV
2,INV1)が直列に接続されており、該第3および
第4のインバータ(INV2,INV1)間の信号によ
り前記PMOSTを制御することができる。
【0027】また上記したそれぞれのレベルシフト回路
において、レベル変換部は、前記第2の高電位(VDD
2)の電源ラインと前記低電位(VSS)の電源ライン
間に設けられたPMOSTとNMOSTの直列接続体の
一対を有しており、それぞれの直列接続体における両ト
ランジスタ間の接続箇所が前記第1及び第2の接続ノー
ドとなっていることができる。
【0028】このように本発明では、入力信号INによ
り制御される第1のPMOSTと出力信号OUTにより
制御される第2のPMOSTを直列に接続するととも
に、あるいは入力信号INにより制御されるPMOST
と出力信号に関連する信号により制御されるNMOST
を直列に接続するとともに、第2のPMOSTあるいは
NMOSTの一端を接続ノードN3に接続し、接続ノー
ドN3を入力とするインバータINV30のスレッシュ
レベルを低くすることにより、接続ノードN3のチャー
ジアップが高速な動作になり、さらに出力信号OUTの
変化を検出し、第2のPMOSTあるいはNMOSTを
自動的に制御するセルフリセットを備えたレベルシフト
回路である。
【0029】すなわち本発明によるレベルシフト回路
は、プルアップ用トランジスタを備えることにより、入
力レベルが第1の高電位レベルに立ち上がった時、前記
プルアップ用トランジスタが駆動し、急速に第1の高電
位レベルにチャージアップすることにより、出力レベル
を高速にVSSレベルから第1の高電位レベルよりも高
い第2の高電位レベルレベルに立ちあげることを特徴と
する回路である。
【0030】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明を説明
する。
【0031】図1は本発明の第1の実施の形態のレベル
シフト回路を示す回路図である。
【0032】VSSレベル(接地レベル)と第1の高電
位レベルであるVDD1レベル、例えば+2V(ボル
ト)の間を推移する入力信号を入力する入力端INと、
VSSレベル(接地レベル)と第2の高電位レベルであ
るVDD2レベル、例えば+5V(ボルト)の間を推移
する出力信号を出力する出力端OUTとの間に、VDD
1で動作するVDD1系のインバータINV1及びイン
バータINV2の直列接続体と、VDD2で動作するV
DD2系のインバータINV30及びインバータINV
4の直列接続体と、ソースがそれぞれVDD2電位の電
源ラインに接続されたPMOST21,22と、ソース
がそれぞれ接地電位(VSSレベル)のラインに接続さ
れたNMOST11,12とを有している。
【0033】さらにプルアップ用トランジスタであるP
MOST32とPMOST31の直列接続体がVDD1
電位の電源ラインとVDD2系のインバータINV30
の入力との間に設けられている。
【0034】そして、PMOST21のドレインとNM
OST11のドレインが接続された接続ノード(第2の
接続ノード)N2がPMOST22のゲートに接続さ
れ、PMOST22のドレインとNMOST12のドレ
インが接続された接続ノード(第1の接続ノード)N3
がPMOST21のゲートに接続され、さらにこの接続
ノードN3がインバータINV30の入力に接続されて
いる。
【0035】すなわち、プルアップ用トランジスタであ
るPMOST32とPMOST31の直列接続体はVD
D1電位の電源ラインと接続ノード(第1の接続ノー
ド)N3に両端を接続して設けられている。
【0036】また、インバータINV1とインバータI
NV2との間の接続ノードN1がNMOST12のゲー
トに接続され、インバータINV2の出力がNMOST
11のゲートに接続されている。さらに、接続ノードN
1がPMOST32のゲートに接続され、インバータI
NV4の出力、すなわち回路の出力端OUTがPMOS
T31のゲートに接続されている。
【0037】また、PMOST32のソースがVDD1
電位の電源ライン、例えば+2V電源に接続され、PM
OST32のドレインとPMOST31のソース、ドレ
インの一方とが接続され、PMOST31のソース、ド
レインの他方が接続ノードN3に接続されている。
【0038】次ぎに図2を参照して図1のインバータに
ついて説明する。
【0039】図2(A)に示す波形成形用のインバータ
INV1は、PMOST51とNMOST61の直列接
続体からなり、第1の高電位電源VDD1と低電位電源
VSS間に接続されている。同様に、図2(B)に示す
インバータINV2は、PMOST52とNMOST6
2の直列接続体からなり、第1の高電位電源VDD1と
低電位電源VSS間に接続されている。PMOST51
とPMOST52は同じ特性、NMOST61とNMO
ST62は同じ特性であり、インバータINV1もイン
バータINV2も入力がVDD1の際には出力が反転す
るように、スレッショルド電圧(Vth)<VDD1に
なっている。VDD1が+2VでVSSが接地(0V)
の場合に、例えばVthは+1Vである。
【0040】図2(D)に示す最終段のインバータIN
V4は、PMOST54とNMOST64の直列接続体
からなり、第2の高電位電源VDD2と低電位電源VS
S間に接続されている。入力がVDD2の際に出力が反
転するように、Vth<VDD2になっている。VDD
2が+5VでVSSが接地(0V)の場合、例えばVt
hは+2.5Vである。
【0041】しかしながら図2(C)に示すインバータ
INV30は、PMOST53とNMOST63の直列
接続体からなり、第2の高電位電源VDD2と低電位電
源VSS間に接続されているが、入力がVDD1の際に
出力が反転するように、Vth<VDD1になってい
る。VDD2が+5VでVSSが接地(0V)の場合、
例えばVthは+1Vである。すなわち第2の高電位の
VDD2系のインバータであるが第1の高電位のVDD
1が入力されることで反転される。
【0042】このようなインバータINV30は、NM
OST63の駆動能力をPMOST53の駆動能力より
高くするようにそれぞれのトランジスタサイズを設定す
ることで得ることができる。
【0043】次ぎに図3を参照して、第1の実施の形態
のレベルシフト回路の動作について説明する。
【0044】入力信号INがVSSレベル(0レベル)
の場合、インバータINV2の出力がVSSレベルの状
態なので、NMOST11はオフ状態である。また、イ
ンバータINV1の出力がVDD1の状態なのでNMO
ST12はオン状態であり、接続ノードN3はVSSレ
ベルの状態である。
【0045】接続ノードN3がVSSレベルであるから
PMOST21はオンし、接続ノードN2がVDD2の
状態である。さらに、接続ノードN3がVSSレベルな
ので、出力信号OUTはVSSレベルの状態である。そ
して、出力信号OUTはPMOST31のゲートに接続
しているのでPMOST31オン状態である。以上が図
3のAの状態である。
【0046】この状態から信号INがVDD1レベルに
立ち上がった場合、インバータINV1の出力はVDD
1レベルからVSSレベルに急速に立ち下がり、NMO
ST12がオフ状態になる。インバータINV2の出力
は急速にVDD2レベルに立ち上がり、NMOST11
はオン状態になる。
【0047】さらに、インバータINV1の出力がVS
Sレベルになる事により、PMOST32は急速にオン
状態になる。この時、出力信号OUTはまだVSSレベ
ルなのでPMOST31はオン状態であり、接続ノード
(第1の接続ノード)N3は急速にPMOST31を通
って、VDD1レベルに急速に遷移するそれと同時にP
MOST22はオン状態に変化するが、これらのPMO
ST22は一般的に貫通電流を抑えるため駆動能力を小
さくしてる為、ノードN3はVDD1レベルからVDD
2レベルにゆっくりチャージアップする。
【0048】しかし、接続ノードN3がPMOST32
がオン状態になることにより即座にVDD1レベルに達
すると、スレッショルド電圧をVDD1より低く設定さ
れたインバータINV30の出力はVDD2レベルから
VSSレベルに反転し、出力信号OUTはVSSレベル
からVDD2に立ち上がる。
【0049】その後、PMOST31はオフ状態にな
り、接続ノードN3にVDD1レベルの電圧を供給をカ
ットする。それと同時にPMOST22がオン状態にな
っているので接続ノードN3はさらにVDD1レベルか
らVDD2レベルまでチャージアップし、PMOST2
1をオフ状態にする。以上が図3のBの状態である。
【0050】入力信号INがVDD1レベルの場合、N
MOST11、PMOST22,PMOST32がオン
状態、NMOST12,PMOST21,PMOST3
1がオフ状態である。よって、接続ノードN1、接続ノ
ード(第2の接続ノード)N2がVSSレベル(0レベ
ル)で、接続ノード(第1の接続ノード)N3、出力信
号OUTはVDD2レベルである。以上が図3のCの状
態である。
【0051】この状態から入力信号INがVDD1レベ
ルからVSSレベルに立ち下がった場合、インバータI
NV1の出力はVDD1レベルに急速に立ち上がり、N
MOST12がオン状態になる。インバータINV2の
出力は急速にVSSレベルに立ち下がり、NMOST1
1はオフ状態になる。さらに、インバータINV1の出
力がVDD1レベルになるから、PMOST32はオフ
状態になる。
【0052】また、接続ノードN3はVSSレベルに遷
移した後、出力信号OUTはVDD2レベルからVSS
レベルに変化する。PMOST31のゲートにはVSS
レベルの電圧が印可されるがPMOST32がオフ状態
の為、接続ノードN3には影響しない。よって、接続ノ
ードN3がVSSレベルなのでPMOST21はオン状
態になり、接続ノードN2はゆっくりとVDD2方向に
向かう。それと同時にPMOST22はオフ状態に遷移
する。以上が図3のDの状態である。
【0053】図4は本発明の第2の実施の形態のレベル
シフト回路を示す回路図である。図4において図1と同
一もしくは類似の機能の箇所は同じ符号を付してあるか
ら、重複する説明は省略する。
【0054】図1の回路では、レベルシフト回路の出力
信号OUTに負荷容量によって、出力端OUTからゲー
トを制御するPMOST31のオン/オフ状態のタイミ
ングがずれることが懸念される場合には、図4の回路を
用いることができる。
【0055】すなわち図4では、図1のPMOST31
の代わりにNMOST41を用い、このNMOST41
はゲートがインバータINV30の出力と接続され、ド
レインはPMOST32のドレインと接続され、ソース
は接続ノード(第1の接続ノード)N3と接続してい
る。したがって、このNMOST41のオン/オフ状態
のタイミングは出力信号OUTの負荷によって影響しな
い。他の動作は図1乃至図3で示した第1の実施の形態
と同様である。
【0056】
【発明の効果】本発明の第1の効果は、入力信号がVS
Sから第1の高電位電圧(VDD1)に立ち上がった
時、出力信号は高速で第1の高電位電圧よりも高い第2
の高電位電圧に変換して出力することである。その理由
はプルアップ用のトランジスタを設けた為である。
【0057】第2の効果は、前記のプールアップ用のト
ランジスタをコントロールする制御回路のパターン面積
が非常に小さいことである。その理由は2個のトランジ
スタのみで実現できるからである。
【0058】第3の効果は、入力信号がVSSから第1
の高位電圧に立ち上がった時、レベルシフタ回路内のバ
ッファ(INV30)の貫通電流が低減できることであ
る。その理由は前記のプルアップ用のトランジスタを挿
入する事により入力信号が高速に立ち上がる為である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態のレベルシフト回路
を示す回路図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態のレベルシフト回路
における各インバータを示す回路図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態のレベルシフト回路
の動作を示すタイムチャートである。
【図4】本発明の第2の実施の形態のレベルシフト回路
を示す回路図である。
【図5】従来技術のレベルシフト回路を示す回路図であ
る。
【図6】図5のレベルシフト回路の動作を示すタイムチ
ャートである。
【図7】他の従来技術のレベルシフト回路を示す回路図
である。
【符号の説明】
11,12,41,61,62,63,64 NMO
ST 21,22,31,32,51,52,53,54
PMOST 102 信号変化検出パルス発生回路 105,106,112,113 PMOST 107,108 NMOST INV1,INV2 第1の高電位系のインバータ回
路 INV3,INV4 第2の高電位系のインバータ回
路 INV30 低いVthを有する第2の高電位系のイ
ンバータ回路 INV インバータ回路 NOR ノア回路 N1,N2,N3 接続ノード N110,N111,N124,N125 接続ノー
ド VDD1 第1の高電位(電源) VDD2 第2の高電位(電源) VSS 低電位(接地、0Vレベル) IN 入力端、入力信号 OUT 出力端、出力信号

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の高電位と低電位間を推移する入力
    信号を入力する入力端と、前記第1の高電位よりも高い
    第2の高電位と低電位間を推移する出力信号を出力する
    出力端と、第1の絶縁ゲート電界効果トランジスタの一
    端と第2の絶縁ゲート電界効果トランジスタのゲートを
    接続する第1の接続ノードおよび前記第2の絶縁ゲート
    電界効果トランジスタの一端と前記第1の絶縁ゲート電
    界効果トランジスタのゲートを接続する第2の接続ノー
    ドを有するレベル変換部と、前記第1の接続ノードと前
    記出力端との間に設けられた第1のインバータとを具備
    したレベルシフト回路において、 前記第1の高電位の電源ラインと前記第1の接続ノード
    間に第1および第2のPチャネル絶縁ゲート電界効果ト
    ランジスタを直列に接続し、前記第1のPチャネル絶縁
    ゲート電界効果トランジスタを前記入力信号により制御
    し、前記第2のPチャネル絶縁ゲート電界効果トランジ
    スタを前記出力信号により制御し、前記第1のインバー
    タは前記第2の高電位の電源ラインに一端を接続し且つ
    前記第1の高電位の入力レベルが反転する特性を有して
    いることを特徴とするレベルシフト回路。
  2. 【請求項2】 前記第1のインバータと前記出力端との
    間に前記第2の高電位の電源ラインに一端を接続した第
    2のインバータが設けられていることを特徴とする請求
    項1記載のレベルシフト回路。
  3. 【請求項3】 前記第2の接続ノードと前記入力端との
    間に、それぞれが一端を前記第1の高電位の電源ライン
    に接続し且つ前記第1の高電位の入力レベルが反転する
    第3および第4のインバータが直列に接続されており、
    該第3および第4のインバータ間の信号により前記第1
    のPチャネル絶縁ゲート電界効果トランジスタを制御す
    ることを特徴とする請求項1記載のレベルシフト回路。
  4. 【請求項4】 第1の高電位と低電位間を推移する入力
    信号を入力する入力端と、前記第1の高電位よりも高い
    第2の高電位と低電位間を推移する出力信号を出力する
    出力端と、第1の絶縁ゲート電界効果トランジスタの一
    端と第2の絶縁ゲート電界効果トランジスタのゲートを
    接続する第1の接続ノードおよび前記第2の絶縁ゲート
    電界効果トランジスタの一端と前記第1の絶縁ゲート電
    界効果トランジスタのゲートを接続する第2の接続ノー
    ドを有したレベル変換部と、前記第1の接続ノードと前
    記出力端との間に設けられた第1および第2のインバー
    タとを具備したレベルシフト回路において、 前記第1の高電位の電源ラインと前記第1の接続ノード
    間にPチャネル絶縁ゲート電界効果トランジスタとNチ
    ャネル絶縁ゲート電界効果トランジスタを直列に接続
    し、前記Pチャネル絶縁ゲート電界効果トランジスタを
    前記入力信号により制御し、前記Nチャネル絶縁ゲート
    電界効果トランジスタを前記第1および第2のインバー
    タ間の信号により制御し、前記第1のインバータは前記
    第2の高電位の電源ラインに一端を接続し且つ前記第1
    の高電位の入力レベルが反転する特性を有していること
    を特徴とするレベルシフト回路。
  5. 【請求項5】 前記第2の接続ノードと前記入力端との
    間に、それぞれが一端を前記第1の高電位の電源ライン
    に接続し且つ前記第1の高電位の入力レベルが反転する
    第3および第4のインバータが直列に接続されており、
    該第3および第4のインバータ間の信号により前記Pチ
    ャネル絶縁ゲート電界効果トランジスタを制御すること
    を特徴とする請求項4記載のレベルシフト回路。
  6. 【請求項6】 前記レベル変換部は、前記第2の高電位
    の電源ラインと前記低電位の電源ライン間に設けられた
    Pチャネル絶縁ゲート電界効果トランジスタとNチャネ
    ル絶縁ゲート電界効果トランジスタの直列接続体の一対
    を有しており、それぞれの直列接続体における両トラン
    ジスタ間の接続箇所が前記第1及び第2の接続ノードと
    なっていることを特徴とする請求項1乃至請求項5のい
    ずれかに記載のレベルシフト回路。
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