JP2001067309A - データ処理装置およびそのバス制御方法 - Google Patents

データ処理装置およびそのバス制御方法

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JP2001067309A
JP2001067309A JP23877599A JP23877599A JP2001067309A JP 2001067309 A JP2001067309 A JP 2001067309A JP 23877599 A JP23877599 A JP 23877599A JP 23877599 A JP23877599 A JP 23877599A JP 2001067309 A JP2001067309 A JP 2001067309A
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bus
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Yasuhiro Ishibashi
泰博 石橋
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Abstract

(57)【要約】 【課題】バス上でのストリームデータの転送、特にスト
リームデータのマルチキャスト転送を効率よく実行す
る。 【解決手段】マルチメディアバス200には、帯域保証
サイクルとイベントドリブン型のAsyncサイクルの
2つの転送モードが定義されている。帯域保証サイクル
では、サイクルタイム毎に予約されたバンドを用いるこ
とにより、同一チャネル番号が割り当てられたノード間
でストリームデータの転送がピアツーピア形式で実行さ
れる。複数の受信ノードに同一の同一チャネル番号を割
り当てることにより、帯域保証サイクルによるマルチキ
ャストを実現できる。マルチキャスト転送時には、帯域
保証サイクルを利用したマルチキャスト転送を、どの受
信ノードからの指示によっても停止させることが出来
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はデータ処理装置およ
びそのバス制御方法に関し、特にオーディオ/ビデオデ
ータ、他のデータ、およびプログラム等の各種データを
扱うデータ処理装置およびそのバス制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピュータ技術の発達に伴い、
マルチメディア対応のパーソナルコンピュータ、セット
トップボックス、デジタルTV、ゲーム機などの各種デ
ジタル情報機器が開発されている。この種のデジタル情
報機器においては、放送メディア、通信メディア、スト
レージメディアなどの様々なメディアを扱う能力が要求
されている。
【0003】このため、パーソナルコンピュータにおい
ては、通常のプログラム処理のための機能に加え、リア
ルタイム性が必要とされるAV(オーディオ/ビデオ)
ストリームデータを扱うための機能が要求されている。
一方、セットトップボックス、デジタルTV、ゲーム機
などのコンシューマAV機器においては、ソフトウェア
制御を利用したインタラクティブなタイトル再生などに
対応するために、コンピュータデータ、つまりA/Vス
トリームデータ以外の他のデータやプログラムを扱うた
めの機能が要求されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のコンピ
ュータのバスでは、AVストリームとコンピュータデー
タが同じものとして扱われていたため、高度なリアルタ
イム性を要求されるAVストリームを流すのには適さな
かった。例えば、AVデータとコンピュータデータが同
時にバスを流れているとき、コンピュータデータのトラ
フィックが突然大きくなった場合(例えばプリントアウ
ト時、ファイルアクセス時等)には、AVデータは大き
な伝送遅延を招くことになる。バス上ではAVデータと
コンピュータデータとが区別されていないため、リアル
タイム処理が必要なAVデータを優先的に流すような処
理を行うことが出来ないからである。
【0005】さらに、従来のコンピュータ機器のアーキ
テクチャでは、データ転送のレーテンシの保証が困難な
ため、バスに接続されるAVデバイス等にはレーテンシ
保証のため巨大なバッファを設けることが必要とされ
た。また、DVDタイトルのような可変ビットレートの
ストリームを扱う場合には、最大転送レート時でも受信
デバイス側のバッファがオーバーフローしないように大
きなバッファを搭載することが必要とされていた。これ
は、コスト増大を引き起こす大きな要因となっている。
特に、AVデータをバスを介して複数のデバイスにマル
チキャストするような場合には、全ての受信デバイスに
巨大なバッファを設けることが必要となるため、それに
よるコスト増は非常に大きくなる。
【0006】また、AVデータの転送のみを優先して行
うと、早急に処理を行うことがイベントが発生しても、
そのイベントに対する処理が遅滞してしまう危険もあ
る。
【0007】一方、従来のAV機器では、AVストリー
ムの処理順に複数のデバイスを縦続接続することによっ
て、AVストリームを扱うデバイス同士を物理的にピア
ツーピア(Peer to Peer)接続していた。
よって、AVストリームは、基本的に、CPUに入るこ
とはなかった。しかし、最近では、AVストリームとイ
ンタラクティブ命令が融合されたメディア(パイパーメ
ディア)の出現により、CPUでストリームを処理する
ことが要求され始めている。よって、今までのようにデ
バイス間を物理的にPeer to Peer接続する
ことが困難となりつつあり、バス接続への模索が始まり
つつある。
【0008】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、バス上でストリームデータの転送、特にマ
ルチキャスト転送を効率よく行えるようにし、巨大なバ
ッファを設けることなく、マルチキャスト対象の全ての
受信ノードそれぞれのオーバーフローを防止することが
可能なデータ処理装置およびそのバス制御方法を提供す
ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
め、本発明のデータ処理装置は、サイクルタイム毎に所
定の予約帯域を割り当てることによってストリームデー
タを帯域保証した状態で転送することが可能な帯域保証
サイクルが定義されたバスと、前記バスに接続された複
数のノードと、送信側ノードと複数の受信側ノードに同
一チャネル番号を割り当てることにより、前記送信側ノ
ードから前記複数の受信側ノードへのストリームデータ
のマルチキャスト転送を前記帯域保証サイクルによって
実行させる手段と、データ転送サイクルの終結を示すた
めに前記バス上に定義された所定の信号線を前記複数の
受信側ノードのいずれかによってアクティブ状態にドラ
イブすることによって、前記送信側ノードに前記マルチ
キャスト転送の実行を停止させる手段とを具備すること
を特徴とする。
【0010】このデータ処理装置においては、帯域保証
サイクルが転送モードとして定義されたバスを使用する
ことにより、コンピュータデータのトラフィックに関係
なく、高度なリアルタイム性が要求されるストリームデ
ータの帯域を保証することができる。また、通常は帯域
保証サイクルの実行中はそのデータ転送を途中で停止す
ることは出来ないのが普通であるが、本発明では、帯域
保証サイクル中であっても、受信側ノードからの制御に
よって送信側ノードからのストリームデータの送信を停
止させることができる。特に、マルチキャスト転送時に
は、帯域保証サイクルを利用したマルチキャスト転送
を、どの受信ノードからの指示によっても停止させるこ
とが出来る。このように受信側ノードからの制御でスト
リームデータのマルチキャストを停止させる仕組みを設
けることにより、ストリーム処理の遅滞や、可変レート
ストリームの受信などによって、マルチキャスト対象の
複数の受信側ノードのいずれかにバッファのオーバーフ
ローが発生する生じるような危険が生じた場合でも、そ
のバッファのオーバーフローを未然に防止することがで
きる。よって、必要最小限のバッファのみで、バスを介
したストリームデータのマルチキャスト転送を効率よく
行うことができる。
【0011】また、データ転送サイクルの終結を示すた
めの所定の信号線をどの受信ノードからもドライブでき
るようにした場合には、もし複数の受信ノードによる信
号のドライブが競合してしまうと、データ転送サイクル
の切り替えを示すための所定の信号線の状態がロウレベ
ルとハイレベルの中間の不定状態に設定されてしまうこ
と等によって誤動作が生じる危険がある。そこで、前記
所定の信号線をアクティブ状態に設定するためのドライ
ブ動作は、前記各受信ノードに設けられたオープンドレ
インの出力バッファを介して行い、かつ前記所定の信号
線のアクティブ状態から非アクティブ状態への移行は、
前記所定の信号線に接続されたプルダウンまたはプルダ
ウン用の負荷回路によって行うように構成することが好
ましい。これより、前述の不具合を防止できる。また、
この場合には、信号線のアクティブ状態から非アクティ
ブ状態への移行に比較的多くの時間が必要となるので、
これによってバスを介したデータ転送の開始が長い間待
たされてしまい、バス使用効率の低下が引き起こされる
危険がある。そこで、前記所定の信号線の非アクティブ
状態への移行を加速するため、前記所定の信号線が受信
ノードによってアクティブ状態にドライブされた後の所
定期間、前記所定の信号線を非アクティブ状態にドライ
ブする加速手段をさらに具備することが好ましい。この
加速手段は管理ノードに設けて、非アクティブ状態のド
ライブを管理ノードにのみ許可することで、さらに動作
の信頼性を高めることができる。
【0012】また、前記複数のノードの各々に、前記マ
ルチキャスト転送によって転送されるデータを受信する
ための受信バッファの蓄積データ量が所定値を超えたと
き、前記所定の信号線を所定期間アクティブ状態にドラ
イブし、その後所定期間、前記所定の信号線を非アクテ
ィブにドライブするドライブ手段と、前記所定の信号線
の状態を監視し、他のノードによって前記所定の信号線
がアクティブ状態にドライブされていることが検出され
た場合には、前記ドライブ手段による前記所定の信号の
ドライブ動作を禁止する手段とを設けることにより、バ
ス使用効率の低下の問題を招くことなく、複数の受信ノ
ードによる信号のドライブの競合による問題を解決する
ことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を説明する。
【0014】図1には、本発明の一実施形態に係るデー
タ処理装置のシステム構成が示されている。このデータ
処理装置はマルチメディア対応のコンピュータであり、
放送メディア、通信メディア、ストレージメディアなど
の様々なメディアを扱うことができる。また、このデー
タ処理装置は、プログラム処理機能とAV(オーディオ
/ビデオ)ストリームデータを扱うための機能とを高い
次元で両立するために、イベントドリブン型の非同期デ
ータ転送(Asynchronous転送)を行う通常
の内部バス(Async Bus)100に加え、マル
チメディアバス(Multimedia Bus)20
0を有している。マルチメディアバス200は帯域保証
サイクルとイベントドリブン型の非同期転送サイクルの
2つの転送モードが定義された内部バスであり、このマ
ルチメディアバス200を使用することにより、コンピ
ュータデータとAVストリームデータの双方を効率よく
転送することができる。帯域保証サイクルの詳細は図2
以降で説明するが、基本的には、サイクルタイム毎にデ
ータ転送に使用するための所定の時間を予約帯域として
割り当てることにより、ストリームデータを帯域保証し
た状態で転送する転送モードを意味している。
【0015】(システム構成)以下、具体的なシステム
構成について説明する。このシステムには、図示のよう
に、CPU11、システムメモリ12、3Dグラフィク
スアクセラレータ13、およびCPUインターフェイス
14が設けられている。CPU11、システムメモリ1
2、および3Dグラフィクスアクセラレータ13はCP
Uインターフェイス14によって相互接続されており、
プログラム実行処理や3Dグラフィクス演算処理などは
これらユニットによって実行される。CPUインターフ
ェイス14はホストバスブリッジであり、CPUバスと
Async Bus100を双方向で接続する。Asy
nc Bus100には、I/Oコントローラ22が接
続されている。I/Oコントローラ22はデジタルビデ
オ信号を外部AV機器などに出力するためのインターフ
ェイスを初め、各種周辺装置との通信のためのインター
フェイス(SIOインターフェイス、ICバスインタ
ーフェイス、IR(赤外線)インターフェイス、USB
インターフェイス、IDEインターフェイス、MIDI
インターフェイス)を有している。DVDドライブやH
DDなどのストレージデバイスはIDEインターフェイ
スを介してI/Oコントローラ22に接続される。
【0016】また、マルチメディアバス200には、図
示のように、マルチメディアバスマネージャ15、メデ
ィアプロセッサ16、CASモジュール18,PCMC
IAインターフェイス19、IEEE1394インター
フェイス21などが接続されている。これらマルチメデ
ィアバスマネージャ15、メディアプロセッサ16、C
ASモジュール18、PCMCIAインターフェイス1
9、およびIEEE1394インターフェイス21は、
それぞれマルチメディアバス200を介してデータ転送
を行うノードであり、前述の帯域保証サイクルおよび非
同期転送サイクルを利用することができる。
【0017】マルチメディアバスマネージャ15はマル
チメディアバス200の管理ノードであり、マルチメデ
ィアバス200上で帯域保証サイクルおよび非同期転送
サイクルを行うための制御を行う。具体的には、帯域保
証サイクルで使用する予約バンドの管理、サイクルタイ
ムの管理、バス調停などがマルチメディアバスマネージ
ャ15によって実行される。また、マルチメディアバス
マネージャ15には、マルチメディアバス200とCP
Uインターフェイス14を双方向で接続するための機能
も設けられており、マルチメディアバス200上のノー
ドから転送されるAVストリームをCPU11に送った
り、DVDドライブからシステムメモリ12上に読み出
されたAVストリームをマルチメディアバス200上の
ノードに送信する事ができる。
【0018】メディアプロセッサ16は、MPEG2デ
コード、ストリーム暗号化、NTSCエンコード、2D
グラフィクス演算などの機能を有しており、AVストリ
ームの再生表示などの制御はこのメディアプロセッサ1
6によって実行される。CASモジュール18はCAT
V/サテライトチューナ20を接続するための専用イン
ターフェイスである。また、CATV/サテライトチュ
ーナ20は、PCMCIAインターフェイス19を介し
て接続することもできる。
【0019】ここで、マルチメディアバス200の基本
的な利用形態について説明する。
【0020】まず、CATV/サテライトチューナ20
で受信した映像データをモニタに表示しながら、ストレ
ージデバイスおよび外部の1394機器に送信する場合
を説明する。
【0021】映像データはMPEG2トランスポートス
トリームから構成されており、このMPEG2トランス
ポートストリームは、CASモジュール18またはPC
MCIAインターフェイス19からメディアプロセッサ
16に送信される。この場合、送信側ノードとなるCA
Sモジュール18またはPCMCIAインターフェイス
19と、受信側ノードとなるメディアプロセッサ16に
は、同一のチャネル番号(例えばチャネル番号1)が割
り当てられる。そして、前述の帯域保証サイクルによ
り、送信側ノードから受信側ノードにピアツーピア形式
でMPEG2トランスポートストリームが送信される。
メディアプロセッサ16では、MPEG2トランスポー
トストリームのデコードおよび表示再生処理と、MPE
G2トランスポートストリームを不正コピーから保護す
るための暗号化処理とが並行して実行される。暗号化さ
れたストリームデータは、順次、メディアプロセッサ1
6からマルチメディアバスマネージャ15および139
4インターフェイス21に送信される。この場合、送信
側ノードとなるメディアプロセッサ16と、受信側ノー
ドとなるマルチメディアバスマネージャ15および13
94インターフェイス21には、同一のチャネル番号
(例えばチャネル番号2)が割り当てられる。これによ
り、メディアプロセッサ16からマルチメディアバスマ
ネージャ15へのデータ転送、およびメディアプロセッ
サ16から1394インターフェイス21へのデータ転
送が、それぞれピアツーピア形式で行われる。また、こ
のチャネル番号2のストリーム転送は、チャネル番号1
のストリーム転送と時分割で並行して行われる。
【0022】暗号化されたストリームはマルチメディア
バスマネージャ15、CPUインターフェイス14を介
してシステムメモリ12に一旦ロードされた後、I/O
コントローラ22を介してストレージデバイスに記録さ
れる。また、これと同時に、1394インターフェイス
21から外部の1394機器に暗号化ストリームが送信
される。
【0023】(マルチメディアバス)次に、マルチメデ
ィアバス200の具体的な転送制御方法について説明す
る。
【0024】1)サイクルタイム 図2に示されているように、マルチメディアバス200
上へのアクセスは、時間を一定の間隔単位で分割して行
う。この一定の間隔をサイクルタイム(Cycle T
ime)と呼ぶ。
【0025】2)転送モード マルチメディアバス200には、前述の2つの転送モー
ドを実現するために、2つのバンドが存在する。一つは
予約バンド、もう一つはAsynchronousバン
ド(以下、Asyncバンドと称する)である。予約バ
ンドは、帯域保証転送のためにサイクルタイム中に予約
されたバンドである。この予約バンドを用いた転送サイ
クルが前述の帯域保証サイクル(以下、予約バンドサイ
クル)であり、Asyncバンドを用いた転送サイクル
が前述の非同期転送サイクル(以下、Asyncサイク
ル)である。
【0026】ただし、予約バンドとAsyncバンドが
明確に時間で分かれているのではなく、予約された帯域
を処理しているバンドが予約バンド、予約バンド以外の
期間中に、アクセス要求に従って随時実行される転送サ
イクルがAsyncバンドとなる。
【0027】3)チャネル マルチメディアバス200ではすべてのアクセスはチャ
ネルによって管理されており、複数チャネルの転送を時
分割で行うことができる。図2には、チャネル1の予約
バンド幅として2タイムスロットの時間が予約されてい
る場合の例が示されている。2タイムスロットは必ずし
も時間的に連続している必要はなく、1サイクルタイム
内に割り当てられればよい。
【0028】4)アクセスの種類 アクセスの種類は、以下の3種類である。 a)ストリームアクセス ストリームアクセスでは、各チャネルに対し、送信側ノ
ードと受信側ノードが指定され、チャネル以外のアドレ
スは使用されない。また、通常のPCIバストランザク
ションのような受信側からのウェイトコントロールも行
われない。このストリームアクセスの様子を図3に示
す。図3では、ノードAがチャネル番号1の送信側ノー
ド、ノードDがチャネル番号1の受信側ノードである。
この場合、共にチャネル番号1が割り当てられたノード
AとノードDとがマルチメディアバス200上で論理的
にピアツーピア接続された形式となり、ノードAとノー
ドDと間のデータ転送がそれらノード間で直接的に実行
される。また、一つの送信側ノードに対して、その送信
側ノードと同一チャネル番号の受信側ノードを複数設定
することもできる。図3においては、ノードBをチャネ
ル番号2の送信側ノード、ノードCおよびノードEをチ
ャネル番号2の受信側ノードとした場合が示されてい
る。この場合、ノードBからのストリームデータは、ノ
ードCおよびノードEにマルチキャストされる。このよ
うに、マルチキャストでは、ストリームデータを帯域保
証した状態で複数の受信側ノードに同時に転送すること
ができるので、例えばCATV/サテライトチューナ2
0で受信した映像データをメディアプロセッサ16と1
394LINK21にマルチキャストすることにより、
映像データを再生しながら、外部の1394機器に出力
することが可能となる。
【0029】本実施形態では、予約バンドサイクルで
は、常に、ストリームアクセスが用いられる。また、ス
トリームアクセスは、Asyncサイクルでも利用する
ことができる。
【0030】b)シングルアクセス Asyncサイクルでのみ利用されるアクセスであり、
アドレスおよびコマンド転送フェーズとそれに後続する
1回のデータ転送フェーズから構成される。
【0031】c)バーストアクセス Asyncサイクルでのみ利用されるアクセスであり、
アドレスおよびコマンド転送フェーズとそれに後続する
複数のデータ転送フェーズから構成される。
【0032】(チャネルコントロールレジスタ)図4に
は、マルチメディアバス200上の各ノードに設けられ
るチャネルコントロールレジスタの内容が示されてい
る。
【0033】チャネルコントロールレジスタはコンフィ
グ空間に定義されており、複数チャネル分の制御情報を
持つことができる。各チャネルの制御情報は、チャネル
コントロール情報(Ch Cnt)、チャネル番号情報
(Ch No)、必要帯域情報(Necessity)
を1組として構成される。必要帯域情報はストリーム転
送に必要な帯域を示すものであり、この情報は該ノード
のドライバ(ソフトウェア)によって送受信すべきスト
リーム毎に設定される。チャネル番号情報は、管理ノー
ドによって設定されたチャネル番号を示す。チャネルコ
ントロール情報には、該当するチャネルの有効/無効を
示すチャネルアベイラブル情報(Ch.Ava)、該当
するチャネルが入力チャネル(受信側ノード)であるか
出力チャネル(送信側ノード)であるかを示すI/O情
報(In/Out)などが含まれている。
【0034】どのノードが、どのチャネルに対して出力
/入力するかは、管理ノードがアクセス開始前にCon
figレジスタを使って通知する。
【0035】(予約バンドサイクルのフロー制御)本実
施形態では、予約バンドサイクルの転送制御方法として
以下の機能が用意されている。
【0036】1)予約バンドサイクルのフロー制御:
受信側ノードからの制御により、ストリームアクセスを
停止させる このフロー制御には、マルチメディアバス200上に定
義された信号線(Disconnect)が利用され
る。各ノードは信号線(Disconnect)にワイ
ヤードOR形式で接続されており、マルチキャストによ
るストリームアクセス時には、マルチキャスト対象とな
っている複数の受信側ノードのいずれかがDiscon
nectをアクティブにすると、送信側ノードからのス
トリームデータの送信が停止される。
【0037】ここで、図5を参照して、予約バンドサイ
クルのフロー制御の原理について説明する。図5(A)
は、3タイムスロット分の予約バンドを用いてストリー
ムアクセスを行う場合のタイミングチャートである。予
約バンドサイクル処理中に受信側ノードからマルチメデ
ィアバス200上にディスコネクト信号(Discon
nect)が出力されると、図5(B)に示されている
ように、そのディスコネクト信号に応答して送信側ノー
ドは現在のストリームアクセスを停止し、ストリームデ
ータの送信を中断する。そして、次のサイクルタイムが
来ると、送信側ノードは、後続するストリームデータを
送信するためのストリームアクセスを再開する。
【0038】このように受信側ノードからの制御でスト
リームアクセスを停止させる仕組みを設けること、特
に、マルチキャスト転送時には、帯域保証サイクルを利
用したマルチキャスト転送を、どの受信ノードからの指
示によっても停止させることが出来るようにすることに
より、ストリーム処理の遅滞や、可変レートストリーム
の受信などによって受信側ノードのバッファがオーバー
フローするような危険が生じた場合でも、バッファのオ
ーバーフローを未然に防止することができる。よって、
必要最小限のバッファのみで必要なリアルタイム転送を
効率よく行うことができる。
【0039】図6には、フロー制御のための具体的なタ
イミングが示されている。
【0040】ここでは、まず、マルチメディアバス20
0に含まれる信号線の意味について説明する。マルチメ
ディアバス200には、クロック信号CLK線、3ビッ
ト幅のチャネル番号/バイトイネーブル信号(ch_N
um/BE ̄)線、32ビット幅のデータ(Data)
線、ディスクコネクト信号(Disconnect ̄)
線、バスリクエスト信号(Access REQ ̄)
線、バスグラント信号(Access GNT ̄)線、
レディー信号(Ready ̄)線が含まれている。
【0041】チャネル番号/バイトイネーブル信号(c
h_Num/BE ̄)は、アクセス開始時においてはこ
れからアクセスを開始すべきチャネル番号を示し、アク
セス時にはデータ(Data)線上のデータの有効バイ
トレーンを示す。チャネル番号は、予約バンドサイクル
では管理ノードによって出力され、またAsyncサイ
クルではバス使用権を獲得したバスマスタノードによっ
て出力される。
【0042】ディスクコネクト信号(Disconne
ct ̄)は現在のストリームアクセスからノードを切り
離すための切り離し信号であり、転送サイクルの終結/
切り替えを示す。ストリームアクセス中に送信ノードか
らのストリームデータ送信を停止させる場合には、この
ディスクコネクト信号(Disconnect ̄)は受
信ノードから出力される。また、通常はストリームアク
セスの終結を示すために、管理ノードからディスクコネ
クト信号(Disconnect ̄)が出力される。
【0043】アクセスリクエスト信号(Access
REQ ̄)およびアクセスグラント信号(Access
GNT ̄)は、Asyncサイクルのためのバス使用
権の調停を行うために使用される。バス調停を行う管理
ノードと各ノードとの間には、一対のアクセスリクエス
ト信号(Access REQ ̄)およびアクセスグラ
ント信号(Access GNT ̄)が設けられてい
る。アクセス要求はAccessREQ信号を使って行
われる。バスをアクセスしたいノードはAccessR
EQをアサートする。アクセス要求の調停は管理ノード
で行われる。アクセス許可はAccessGNTによっ
て通知される。AccessGNTは遅くともDisc
onnectがアサートされるのと同時にアサートされ
る。よって、アクセスを要求しているノードはDisc
onnectと、AccessGNTをCLKでラッチ
し、Disconnectがアサートされているとき、
AccessGNTがアサートされたノードがバスの使
用権を得る(マスターノード)。
【0044】ストリームアクセスにおいては、各ノード
は、自身のチャネル番号がチャネル番号/バイトイネー
ブル信号(ch_Num/BE ̄)によって指定された
ときにクロックCLKに合わせてデータを入出力でき
る。チャネル番号はDisconnect信号(アクセ
スサイクルの終了を示す)がアサートされたクロックか
ら3番目のクロックの立ち上がりエッジから出力され、
4目のクロックの立ち上がりエッジでラッチされる。予
約バンドサイクルでは、管理ノードがマスタとなるた
め、ストリームアクセスを要求するAccessREQ
はアサートが禁止される。また、ストリームアクセスモ
ードではReady ̄信号によるWaitコントロール
は行われない。
【0045】予約バンドサイクルのストリームアクセス
中において、受信ノードは受信バッファの容量が少なく
なると、Disconnect信号をアサートする。D
isconnect信号のアサートにより、送信ノード
はストリーム送信を停止する。これにより、実行中のス
トリームアクセスは終了する。この後、前述したように
Disconnect信号(アクセスサイクルの終了を
示す)がアサートされたクロックから3番目のクロック
の立ち上がりエッジで、次にアクセスを実行すべきチャ
ネル番号が管理ノードから出力される。
【0046】Disconnect信号を用いたフロー
制御を実現するためのハードウェア構成の一例を図7に
示す。
【0047】図7(A)に示されているように、各ノー
ドの受信部には、FIFOバッファ111、受信回路1
12、オーバーフロー検出回路113が設けられてい
る。FIFOバッファ111は、マルチメディアバス2
00を介して授受するデータを一時的に蓄積する緩衝用
の入出力バッファであり、受信時には、マルチメディア
バス200および受信回路112を介して入力されたス
トリームデータがFIFOバッファ111に順に書き込
まれる。FIFOバッファ111に蓄積されたストリー
ムデータは内部処理回路に読み出されて処理される。オ
ーバーフロー検出回路113は、FIFOバッファ11
1の蓄積データ量が所定のしきい値を越えたか否かを検
出するためのものであり、FIFOバッファ111の蓄
積データ量が所定のしきい値を越えた場合には、FIF
Oバッファ111のオーバーフローを防止するために、
Disconnect信号を発生する。管理ノード以外
の他の各ノードについては、Disconnect信号
線はオープンドレイン型の出力バッファを介してアクテ
ィブ状態“Low”にドライブされる。オープンドレイ
ン型の出力バッファを利用する理由については、図9で
詳述する。
【0048】図7(B)は、各ノードの送信部の構成で
ある。送信時には、外部から入力したストリームデータ
がFIFOバッファ111に入力される。そしてそのス
トリームデータがFIFOバッファ111から読み出さ
れ、送信回路114を介してマルチメディアバス200
上に出力される。ストリームデータを送信している期間
中、送信停止回路115はDisconnect信号を
監視する。ストリームデータ送信中にDisconne
ct信号がアサートされると、送信停止回路115は送
信回路114を制御してストリームデータの送信を停止
させる。
【0049】図8は、各ノードに設けられたチャネル検
出部の構成である。
【0050】チャネル検出回路116は、Discon
nect信号がアサートされてから3番目のクロックで
マルチメディアバス200上に出力されるチャネル番号
をラッチし、チャネルコントロールレジスタに設定され
た自身のチャネル番号と比較する。自身のチャネル番号
が指定された場合には、チャネル検出回路116は、ス
トリームアクセスによるデータ入出力を開始するために
送信回路または受信回路を制御する。
【0051】次に、図9を参照して、Disconne
ct信号線周りの回路構成について説明する。
【0052】前述したように、本実施形態では、Dis
connect信号線をどの受信ノードからもドライブ
できるようにしている。このため、もし複数の受信ノー
ドによる信号のドライブが競合してしまい、ある受信ノ
ードがDisconnect信号線をアクティブ状態
“Low”にドライブしているにも係わらず、他の受信
ノードがDisconnect信号線を非アクティブ状
態“High”にドライブしてしまうと、Discon
nect信号線の状態がロウレベルとハイレベルの中間
の不定状態に設定されてしまうこと等によって誤動作が
生じる危険がある。
【0053】そこで、図9においては、Disconn
ect信号線をプルアップ抵抗Rを介して電源端子に接
続しておき、かつ管理ノード以外の他のノードについて
は、Disconnect信号線のドライブ動作をそれ
ら各ノードに設けられたオープンドレインの出力バッフ
ァ201,202を介して行うように構成している。こ
れにより、管理ノード以外の他の各ノードはDisco
nnect信号線をアクティブ状態“Low”にしかド
ライブすることが出来ないので、複数の受信ノードによ
るドライブの競合が生じても、Disconnect信
号線の状態がロウレベルとハイレベルの中間の不定状態
に設定されてしまうという事態を防ぐことが出来る。
【0054】ただし、この場合には、Disconne
ct信号線のアクティブ状態“Low”から非アクティ
ブ状態“High”への移行に比較的多くの時間が必要
となるので、これによってマルチメディアバス200を
介したデータ転送の開始/再開が長い間待たされてしま
い、バス使用効率の低下が引き起こされる危険がある。
【0055】そこで、本実施形態では、Disconn
ect信号線のアクティブ状態“Low”から非アクテ
ィブ状態“High”への移行速度を加速するために、
管理ノードとなるマルチメディアバスマネージャ15に
は図示のようにDisconnectデアサート加速回
路151、3ステート出力バッファ152、入力バッフ
ァ153を設けている。
【0056】Disconnectデアサート加速回路
151は、入力バッファ153を介してDisconn
ect信号線を監視しており、クロックCLKの立ち上
がりエッジでDisconnect信号線がアクティブ
状態“Low”にアサートされていることを検出する
と、3ステート出力バッファ152を用いてDisco
nnect信号線を非アクティブ状態“High”に所
定期間ドライブする。こりにより、Disconnec
t信号線のデアサートを加速することができる。
【0057】図10には、フロー制御時におけるDis
connect信号線の制御のタイミングが示されてい
る。
【0058】マルチキャスト転送中にいずれかの受信ノ
ードでオーバーフローが検出されると、その受信ノード
に設けられたオープンドレインの出力バッファからの出
力信号(Disconnect)は、“ハイインピーダ
ンス(Hi−Z)”から“Low”に切り替えられる。
これにより、Disconnect信号線は、プルアッ
プ抵抗Rによって非アクティブ状態“High”に設定
されている状態から、アクティブ状態“Low”に切り
替えられ、現在実行中のマルチキャスト転送は停止され
る。
【0059】受信ノードによるDisconnect信
号線のドライブは1CLKサイクル期間のみ行われ、そ
の後、受信ノードに設けられたオープンドレインの出力
バッファからの出力信号(Disconnect)は再
び“ハイインピーダンス(Hi−Z)”に戻される。
【0060】管理ノードは、クロックCLKの立ち上が
りエッジでDisconnect信号線がアクティブ状
態“Low”にアサートされていることを検出すると、
3ステート出力バッファ152を用いてDisconn
ect信号線を非アクティブ状態“High”に1CL
Kサイクル期間ドライブする。これにより、Disco
nnect信号線は、アクティブ状態“Low”から速
やかに非アクティブ状態“High”に遷移する。以
降、Disconnect信号線は、プルアップ抵抗R
によって非アクティブ状態“High”に維持される。
【0061】次に、Disconnect信号線のアク
ティブ状態“Low”から非アクティブ状態“Hig
h”への移行を加速するための第2の構成例について説
明する。
【0062】本例では、管理ノードではなく、Disc
onnect信号線をアクティブ状態“Low”にドラ
イブした受信ノード自体が非アクティブ状態“Hig
h”への移行を加速する。この様子を図11に示す。
【0063】マルチキャスト転送中にいずれかの受信ノ
ードでオーバーフローが検出されると、その受信ノード
は、Disconnect信号線を最初の1CLKサイ
クル期間ではアクティブ状態“Low”にドライブし、
続く1CLKサイクル期間では非アクティブ状態“Hi
gh”にドライブする。Disconnect信号線
は、プルアップ抵抗Rによって非アクティブ状態“Hi
gh”に設定されている状態からアクティブ状態“Lo
w”に切り替えられ、そして現在実行中のマルチキャス
ト転送が停止された後、速やかに非アクティブ状態“H
igh”に遷移する。以降、Disconnect信号
線は、プルアップ抵抗Rによって非アクティブ状態“H
igh”に維持される。
【0064】このような制御を実現するため、各ノード
(管理ノードを含む)のデータ受信部は図12のように
構成される。
【0065】すなわち、各ノード(管理ノードを含む)
のデータ受信部には、データ入力用バッファ301、デ
ータ受信回路302、FIFOバッファ303、オーバ
ーフロー検出回路304、Disconnect信号ド
ライブ回路305、Disconnect信号監視回路
306、Disconnect信号出力用3ステートバ
ッファ307、Disconnect信号入力用バッフ
ァ308、およびクロック入力用バッファ309が設け
られている。
【0066】FIFOバッファ303は、マルチメディ
アバス200を介して授受するデータを一時的に蓄積す
る緩衝用の受信バッファであり、データ入力用バッファ
301、受信回路302を介して入力されたストリーム
データはFIFOバッファ303に順に書き込まれる。
FIFOバッファ303に蓄積されたストリームデータ
は内部処理回路に読み出されて処理される。オーバーフ
ロー検出回路304は、FIFOバッファ303の蓄積
データ量が所定のしきい値を越えたか否かを検出するた
めのものであり、FIFOバッファ303の蓄積データ
量が所定のしきい値を越えた場合には、それを示すオー
バーフロー検出信号を発生する。オーバーフロー検出信
号は、Disconnect信号ドライブ回路305お
よびDisconnect信号監視回路306に入力さ
れる。
【0067】Disconnect信号ドライブ回路3
05は、オーバーフロー検出信号が入力されると、Di
sconnect信号出力用3ステートバッファ307
を用いて、最初の1CLKサイクル期間ではDisco
nnect信号線をアクティブ状態“Low”にドライ
ブし、続く1CLKサイクル期間では非アクティブ状態
“High”にドライブする。
【0068】Disconnect信号監視回路306
は、入力バッファ308を介してDisconnect
信号線を監視しており、クロックCLKの立ち上がりエ
ッジでDisconnect信号線がアクティブ状態
“Low”にアサートされていることを検出すると、D
isconnect信号出力用3ステートバッファ30
7をハイインピーダンス状態に設定して、Discon
nect信号ドライブ回路305によるDisconn
ect信号線のドライブを禁止する。オーバーフロー検
出信号が入力されたときに、Disconnect信号
線がアクティブ状態“Low”にアサートされているこ
とが検出されなければ、Disconnect信号監視
回路306は、Disconnect信号ドライブ回路
305によるDisconnect信号線のドライブを
許可する。
【0069】この構成によっても、バス使用効率の低下
の問題を招くことなく、複数の受信ノードによる信号の
ドライブの競合による問題を解決することができる。
【0070】以上のように、本実施形態のシステムにお
いては、帯域保証サイクルが転送モードとして定義され
たバスを使用することにより、コンピュータデータのト
ラフィックに関係なく、高度なリアルタイム性が要求さ
れるストリームデータの帯域を保証することができる。
また、通常は帯域保証サイクルの実行中はそのデータ転
送を途中で停止することは出来ないのが普通であるが、
本発明では、帯域保証サイクル中であっても、受信側ノ
ードからの制御によって送信側ノードからのストリーム
データの送信を停止させることができる。
【0071】特に、マルチキャスト転送時には、帯域保
証サイクルを利用したマルチキャスト転送を、どの受信
ノードからの指示によっても停止させることが出来る。
このように受信側ノードからの制御でストリームデータ
のマルチキャストを停止させる仕組みを設けることによ
り、ストリーム処理の遅滞や、可変レートストリームの
受信などによって、マルチキャスト対象の複数の受信側
ノードのいずれかにバッファのオーバーフローが発生す
る生じるような危険が生じた場合でも、そのバッファの
オーバーフローを未然に防止することができる。よっ
て、必要最小限のバッファのみで、バスを介したストリ
ームデータのマルチキャスト転送を効率よく行うことが
できる。
【0072】さらに、Disconnect信号のドラ
イブの競合の問題を回避する仕組み、及びDiscon
nect信号のデアサートを加速する仕組みを設けるこ
とにより、マルチキャストによるストリームアクセス時
のフロー制御を効率よく行うことが出来る。
【0073】また、本実施形態のシステムは、コンピュ
ータのみならず、セットトップボックス、デジタルT
V、ゲーム機などの各種デジタル情報機器のプラットフ
ォームとして使用することができる。
【0074】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
バス上でストリームデータの転送、特にマルチキャスト
転送を効率よく行えるようになり、巨大なバッファを設
けることなく、マルチキャスト対象の全ての受信ノード
それぞれのオーバーフローを防止することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るデータ処理装置のシ
ステム構成を示すブロック図。
【図2】同実施形態のマルチメディアバス制御で用いら
れるサイクルタイムを説明するための図。
【図3】同実施形態のマルチメディアバス制御で用いら
れるストリームアクセスを説明するための図。
【図4】同実施形態のシステムで使用されるチャネルコ
ントロールレジスタの内容を示す図。
【図5】同実施形態で用いられる予約バンドサイクルフ
ロー制御の原理を説明するための図。
【図6】図5のフロー制御のための具体的なタイミング
を示す図。
【図7】図5のフロー制御を実現するためのハードウェ
ア構成の一例を示す図。
【図8】同実施形態の各ノードに用意されたチャネル検
出部の構成を示す図。
【図9】図5のフロー制御で用いられるDisconn
ect信号線周りの回路構成を示す図。
【図10】同実施形態で用いられるフロー制御時のDi
sconnect信号線のタイミングを示す図。
【図11】同実施形態で用いられるフロー制御時のDi
sconnect信号線のタイミングの他の例を示す
図。
【図12】図11のタイミングを実現するためのハード
ウェア構成の一例を示す図。
【符号の説明】
11…CPU 12…システムメモリ 15…マルチメディアバスマネージャ(管理ノード) 16…メディアプロセッサ 20…ケーブル/サテライトチューナ 21…IEEE1394インターフェイス 100…Asyncバス 200…マルチメディアバス

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サイクルタイム毎に所定の予約帯域を割
    り当てることによってストリームデータを帯域保証した
    状態で転送することが可能な帯域保証サイクルが定義さ
    れたバスと、 前記バスに接続された複数のノードと、 送信側ノードと複数の受信側ノードに同一チャネル番号
    を割り当てることにより、前記送信側ノードから前記複
    数の受信側ノードへのストリームデータのマルチキャス
    ト転送を前記帯域保証サイクルによって実行させる手段
    と、 データ転送サイクルの終結を示すために前記バス上に定
    義された所定の信号線を前記複数の受信側ノードのいず
    れかによってアクティブ状態にドライブすることによっ
    て、前記送信側ノードに前記マルチキャスト転送の実行
    を停止させる手段とを具備することを特徴とするデータ
    処理装置。
  2. 【請求項2】 前記所定の信号線をアクティブ状態に設
    定するためのドライブ動作は、前記各受信ノードに設け
    られたオープンドレインの出力バッファを介して行わ
    れ、かつ前記所定の信号線のアクティブ状態から非アク
    ティブ状態への移行は、前記所定の信号線に接続された
    プルダウンまたはプルダウン用の負荷回路によって行わ
    れるように構成されていることを特徴とする請求項1記
    載のデータ処理装置。
  3. 【請求項3】 前記所定の信号線の非アクティブ状態へ
    の移行を加速するため、前記所定の信号線が受信ノード
    によってアクティブ状態にドライブされた後の所定期
    間、前記所定の信号線を非アクティブ状態にドライブす
    る加速手段をさらに具備することを特徴とする請求項2
    記載のデータ処理装置。
  4. 【請求項4】 複数のノードには、それらノード間のデ
    ータ転送を制御するための管理ノードが含まれており、 前記加速手段は、前記管理ノード内に設けられているこ
    とを特徴とする請求項3記載のデータ処理装置。
  5. 【請求項5】 前記複数のノードの各々は、 前記マルチキャスト転送によって転送されるデータを受
    信するための受信バッファの蓄積データ量が所定値を超
    えたとき、前記所定の信号線を所定期間アクティブ状態
    にドライブし、その後所定期間、前記所定の信号線を非
    アクティブにドライブするドライブ手段と、 前記所定の信号線の状態を監視し、他のノードによって
    前記所定の信号線がアクティブ状態にドライブされてい
    ることが検出された場合には、前記ドライブ手段による
    前記所定の信号のドライブ動作を禁止する手段とを具備
    することを特徴とする請求項1記載のデータ処理装置。
  6. 【請求項6】 サイクルタイム毎に所定の予約帯域を割
    り当てることによってストリームデータを帯域保証した
    状態で転送することが可能な帯域保証サイクルが定義さ
    れたバスと、 前記バスに接続された複数のノードと、 送信側ノードと複数の受信側ノードに同一チャネル番号
    を割り当てることにより、前記送信側ノードから前記複
    数の受信側ノードへのストリームデータのマルチキャス
    ト転送を前記帯域保証サイクルによって実行させる手段
    と、 データ転送サイクルの終結を示すために前記内部バス上
    に定義された所定の信号線を前記複数の受信側ノードの
    いずれかによってアクティブ状態にドライブすることに
    よって、前記送信側ノードに前記マルチキャスト転送の
    実行を停止させる手段とを具備し、 前記複数のノードの各々は、 前記マルチキャスト転送によって転送されるデータを受
    信するための受信バッファの蓄積データ量が所定値を超
    えたとき、前記所定の信号線を所定期間アクティブ状態
    にドライブし、その後所定期間、前記所定の信号線を非
    アクティブにドライブするドライブ手段と、 前記所定の信号線の状態を監視し、他のノードによって
    前記所定の信号線がアクティブ状態にドライブされてい
    ることが検出された場合には、前記ドライブ手段による
    前記所定の信号のドライブ動作を禁止する手段とを具備
    することを特徴とするデータ処理装置。
  7. 【請求項7】 サイクルタイム毎に所定の予約帯域を割
    り当てることによってストリームデータを帯域保証した
    状態で転送することが可能な帯域保証サイクルを利用す
    ることにより、同一チャネル番号が割り当てられた送信
    側ノードから複数の受信側ノードへのストリームデータ
    のマルチキャスト転送をバスを介して実行することが可
    能な装置に適用されるバス制御方法であって、 前記各受信側ノード毎に、その受信バッファの蓄積デー
    タ量に基づいてオーバーフローの有無を検出させ、 データ転送サイクルの終結を示すために前記バス上に定
    義された所定の信号線をオーバーフローが検出された受
    信側ノードによってアクティブ状態にドライブさせるこ
    とにより、前記オーバーフローが検出された受信側ノー
    ドから前記送信側ノードに前記マルチキャスト転送の停
    止を指示させ、 前記オーバーフローが検出された受信側ノードからの指
    示により、前記送信側ノードに前記マルチキャスト転送
    を停止させることを特徴とするバス制御方法。
  8. 【請求項8】 前記所定の信号線の状態を監視し、前記
    所定の信号線が受信ノードによってアクティブ状態にド
    ライブされた後の所定期間、前記所定の信号線を非アク
    ティブ状態にドライブすることにより、前記所定の信号
    線の非アクティブ状態への移行を加速することを特徴と
    する請求項7記載のバス制御方法。
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