JP2001067165A - サブウィンドウの表示制御方法 - Google Patents

サブウィンドウの表示制御方法

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JP2001067165A
JP2001067165A JP24023299A JP24023299A JP2001067165A JP 2001067165 A JP2001067165 A JP 2001067165A JP 24023299 A JP24023299 A JP 24023299A JP 24023299 A JP24023299 A JP 24023299A JP 2001067165 A JP2001067165 A JP 2001067165A
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sub
subwindow
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JP24023299A
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Mutsuo Kabaya
睦男 蒲谷
Ryoichi Imai
亮一 今井
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ウィンドウおよびサブウィンドウを手動により
操作する必要をなくし、作業の迅速化を図る。元ウィン
ドウの作業領域の表示をサブウィンドウに妨げられず、
元ウィンドウのカーソル,マウスポインタが本来のサブ
ウィンドウ表示エリア内に留まってもサブウィンドウが
状態復帰できるようにする。 【解決手段】元ウィンドウのカーソルあるいはマウスポ
インタがサブウィンドウにより隠される前に、サブウィ
ンドウを元のウィンドウのクライアント領域外に押し出
す。このため、先ずサブウィンドウを表示させ(1)、
サブウィンドウとウィンドウの重なっているエリアAを
抽出し(2)、元ウィンドウのカーソルあるいはマウス
ポインタの位置を検出し(3)、カーソルあるいはマウ
スポインタが上記エリアAに侵入したか否かを判別し
(4)、侵入したときには、サブウィンドウの制御を行
う(5)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータ等の
情報処理装置におけるサブウィンドウの画面表示方法に
関し、特にウィンドウ、サブウィンドウを手動により操
作する必要がなく、作業の迅速化が図れるサブウィンド
ウの表示制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、少なくともプロセッサ、メモリ、
ポインティングデバイス、キーボード、および表示装置
を備えたコンピュータシステムにおいて、コンピュータ
表示装置上に表示されるウィンドウを持つ任意のアプリ
ケーションに対して、ヘルプ画面等のサブウィンドウを
表示させた場合、そのサブウィンドウを表示させたま
ま、元のウィンドウ上で作業を続行しようとすると、そ
のサブウィンドウが元のウィンドウの一部を隠してしま
い、手動によるウィンドウ、サブウィンドウの操作が発
生することにより、本来行うべき作業に支障をきたして
いた。
【0003】サブウィンドウやウィンドウに対して個別
に位置の設定を自由に行えるようにした方法が提案され
ている(例えば、特開平5−289840号公報参
照)。これは、複数のウィンドウの位置や種類を記述し
たレイアウトテーブルが変更された時、このレイアウト
テーブルの内容に応じてウィンドウおよびそれに対応す
るウィンドウ管理モジュールが生成される。ウィンドウ
管理モジュールは、種類と位置に応じたユーザ入力イベ
ントの処理を行い、またユーザの指示に応じてウィンド
ウに所定の情報の表示を行う。ユーザは外部ファイルに
レイアウトテーブルの内容を記述するか、あるいはシス
テム実行時に、システムが提供するメニューを用いてレ
イアウト情報を指定することにより、ユーザは自由にウ
ィンドウの位置や種類を設定することができる。また、
サイズ変更による複数の開かれたウィンドウを変更する
方法も提案されている(例えば、特開平10−1125
9号公報参照)。これは、先ず第1のウィンドウから第
2のウィンドウへのフォーカスの移行を検知すると、こ
れに応答して第2のウィンドウ以外の各ウィンドウに対
してズームアウト・サイズを用いて第2のウィンド以外
の全ての開いているウィンドウを画面上に表示するもの
である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来、サ
ブウィンドウを表示させたまま、元のウィンドウ上で作
業を続行しようとすると、そのサブウィンドウが元のウ
ィンドウの一部を隠してしまい、元のウィンドウの作成
に支障をきたしていた。そこで、手動により、サブウィ
ンドウの縮小処理やサブウィンドウのサイズ変更または
位置変更を行うために、レイアウトテーブルに所望のサ
イズや位置を記述したり、複数のウィンドウに対する指
定を行う等の操作を行っていた。すなわち、個別のウィ
ンドウ、サブウィンドのサイズや位置を変更しようとす
ると、手動による何等か操作ないし処理が必要であっ
た。
【0005】そこで、本発明の第1の目的は、これら従
来の課題を解決し、ウィンドウ、サブウィンドウを手動
により操作する必要をなくし、作業の迅速化を図ること
が可能なサブウィンドウの表示制御方法を提供すること
にある。また、本発明の第2の目的は、元ウィンドウの
作業領域の表示をサブウィンドウにより妨げられること
なく、さらにサブウィンドウの内容が本発明の処理によ
り参照できなくなることで、サブウィンドウの再表示等
の操作を行うことを回避することが可能なサブウィンド
ウの表示制御方法を提供することにある。また、本発明
の第3の目的は、元ウィンドウのカーソルあるいはマウ
スポインタが本来のサブウィンドウ表示エリア内に留ま
った場合でも、サブウィンドウへの処理により参照でき
ずに、サブウィンドウの再表示等のための操作を行うこ
とを回避することが可能なサブウィンドウの表示制御方
法を提供することにある。また、本発明の第4の目的
は、サブウィンドウがカーソルあるいはマウスポインタ
周辺での作業の妨げにならないようにすることが可能な
サブウィンドウの表示制御方法を提供することにある。
また、本発明の第5の目的は、サブウィンドウへの処理
実行、サブウィンドウの復帰時のサブウィンドウと作業
ポイントとの位置関係および元ウィンドウの作業内容に
対するサブウィンドウへの処理が作業の妨げにならない
ようにすることが可能なサブウィンドウの表示制御方法
を提供することにある。さらに、本発明の第6の目的
は、サブウィンドウへの処理とサブウィンドウの復帰を
実行するサブウィンドウとカーソルあるいはマウスポイ
ンタとの位置関係に幅を持たせることで、サブウィンド
ウの表示状態を安定させ、作業の効率化を図ることが可
能なサブウィンドウの表示制御方法を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のサブウィンドウの表示制御方法では、元
ウィンドウのカーソルあるいはマウスポインタがサブウ
ィンドウにより隠される前に、自動的にサブウィンドウ
を元のウィンドウのクライアント領域外に押し出すこと
を特徴とする。また、元ウィンドウのカーソルあるい
はマウスポインタがサブウィンドウにより隠される前
に、カーソルあるいはマウスポインタの移動する動きに
連動してサブウィンドウを移動させることを特徴とす
る。また、元ウィンドウのカーソルあるいはマウスポ
インタがサブウィンドウに隠される前に、自動的にサブ
ウィンドウのサイズを変更させることを特徴とする。ま
た、元ウィンドウのカーソルあるいはマウスポインタ
がサブウィンドウにより隠される前に、サブウィンドウ
を一時的に元ウィンドウの裏側に退避させることを特徴
とする。また、元ウィンドウのカーソルあるいはマウ
スポインタがサブウィンドウにより隠される前に、サブ
ウィンドウを一時的に最小化させることを特徴とする。
【0007】さらに、上記〜のサブウィンドウの
処理の際に、サブウィンドウの本来の表示位置情報をサ
ブウィンドウ起動時点で記憶装置に登録するとともに、
上記〜の処理として、元ウィンドウのカーソル、マ
ウスポインタが本来のサブウィンドウの表示領域外に移
動した後、これらを再度、元に戻すことを特徴とする。
また、サブウィンドウへの制御処理が行われてからの
時間経過を監視する手段を備え、サブウィンドウへの処
理が行われてから一定時間経過後に、サブウィンドウの
状態復帰を行うことを特徴とする。また、サブウィン
ドウの本来の位置と元ウィンドウのカーソル、マウスポ
インタの位置関係を監視する手段と、その位置関係があ
る値(カーソル、マウスポインタ周辺の作業の内容が把
握できる間隔)以上であるか否かを判断し、サブウィン
ドウへの処理とサブウィンドウの復帰を行うことを特徴
とする。また、サブウィンドウの種類(用途)、ある
いは作業ポイントがカーソルまたはマウスポインタの違
い等により、サブウィンドウへの処理、サブウィンドウ
復帰を行わせる位置関係の値および上記〜のサブウ
ィンドウの処理の選択を個別に設定することを特徴とす
る。(10)サブウィンドウへの処理とサブウィンドウの復
帰の判断のためのサブウィンドウとカーソル、マウスポ
インタとの位置関係の値をサブウィンドウへの処理実行
時とサブウィンドウ復帰時で別個に設定することを特徴
とする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を、図面に
より詳細に説明する。図1(a),(b)は、それぞれ
本発明のサブウィンドウ表示制御方法を適用するコンピ
ュータシステムのブロック図および本発明のサブウィン
ドウ表示制御方法の共通部分を示す動作フローチャート
である。図1(a)において、11は全ての処理を実行
するCPU、12はCPU11が実行するプログラムや
実行した結果を格納するメモリ、13はCPU11で使
用するデータを記憶しておくディスク等の外部メモリ、
14は画面に画像や文章を表示する表示装置、15は文
字や実行指示等の命令を入力するキーボード、16はマ
ウス等のポインティングデバイスである。
【0009】図1(b)において、元のウィンドウを表
示している状態で、ヘルプ画面等のサブウィンドウを表
示する(ステップ1)。次に、サブウィンドウとウィン
ドウの重なっているエリアを抽出する(ステップ2)。
このエリアを記憶しておき、元ウィンドウでの作業中に
常にカーソルまたはポインタの位置を監視し(ステップ
3)、カーソルまたはマウスポインタが上記記憶してい
るエリアに侵入したカ否かを判断する(ステップ4)。
侵入が確認されたならば、サブウィンドウの制御を行う
(ステップ5)。この制御には、図2以降で述べるよう
な種々の制御がある。一方、侵入が確認されなかった場
合には(ステップ4)、元ウィンドウのカーソルまたは
マウスポインタの位置の監視を再度行う(ステップ
3)。そして、この動作を繰り返し行う。
【0010】図2〜図4は、いずれもカーソルポインタ
が記憶されたエリアに侵入したとき、サブウィンドウの
制御を行う方法であって、このうち図2と図3はサブウ
ィンドウを移動するものであり、図4はサブウィンドウ
のサイズを縮小するものである。図2は、第1の実施例
を示すもので、サブウィンドウの移動先が元ウィンドウ
の右側である場合の例を示す動作フローチャートであ
り、図5は、その場合のサブウィンドウの移動前と移動
後の座標を示した図である。先ず、元ウィンドウのx座
標(座標xaとする)を取得し(ステップ21)、サブ
ウィンドウの左上端のx座標を座標xaに、右下端のx
座標を座標xaにサブウィンドウの幅を加えたものにし
(ステップ22)、新たに設定した座標へサブウィンド
ウを移動させる(ステップ23)。この場合のサブウィ
ンドウは、図5に示すように、移動前の左上端(x1,
y1)と右下端(x2,y2)から移動後の左上端(x
a,y1)と右下端(xa+(x2−x1),y2)に
なり、同じ高さで水平的に元ウィンドウの座標をサブウ
ィンドウの右端とする位置に移動されたことになる。
【0011】図3は、本発明の第2の実施例を示すもの
で、サブウィンドウの移動先が元ウィンドウの右側であ
る場合の例を示す動作フローチャートであり、図6は、
その場合のサブウィンドウの移動前と移動後の座標を示
した図である。先ず、サブウィンドウの左端x座標(座
標x1とする)、右端x座標(座標x2とする)を取得
し(ステップ31)、次にサブウィンドウの左上端のx
座標を座標x1に移動量aを加えたものに、また右下端
のx座標を座標x2に移動量aを加えたものにし(ステ
ップ32)、次に、新たに設定した座標へサブウィンド
ウを移動させる(ステップ33)。この場合のサブウィ
ンドウは、図6に示すように、移動前の左上端(x1,
y1)と右下端(x2,y2)から移動後の左上端(x
1+a,y1)と右下端(x2+a,y2)になり、同
じ高さで水平的に移動量aだけ右側に移されたことにな
る。
【0012】図4は、本発明の第3の実施例を示すもの
で、サブウィンドウの移動先が元ウィンドウの右側であ
る場合の例を示す動作フローチャートであり、図7は、
その場合のサブウィンドウの移動前と移動後の座標を示
した図である。先ず、サブウィンドウの左端x座標(座
標x1とする)を取得し(ステップ41)、次にサブウ
ィンドウの左上端のx座標を座標x1に変更量aを加え
たものにし(ステップ42)、次にサブウィンドウの幅
を設定し直して(ステップ43)、新たに設定した座
標、サブウィンドウの幅を元に、サブウィンドウの位置
とサイズを変更する(ステップ44)。この場合のサブ
ウィンドウは、図7に示すように、移動前の左上端(x
1,y1)と右下端(x2,y2)から移動後の左上端
(x1+a,y1)と右下端(x2,y2)となる。す
なわち、サブウィンドウの右下端は移動前と後とで同一
位置であり、左上端だけが同じ高さでaだけ右側に移動
したことになって、サブウィンドウの画面面積が横方向
に縮小されたことになる。
【0013】具体例は省略するが、本発明のサブウィン
ドウの制御方法の第4の実施例として、元ウィンドウの
カーソルあるいはマウスポインタがサブウィンドウによ
り隠される前に、自動的にサブウィンドウを元のウィン
ドウのクライアント領域外に押し出すことも可能であ
る。この方法として、第1〜第3の実施例のように、サ
ブウィンドウの左上端と右下端の座標を設定し直す手法
の外に、自動的に枠外に押し出す手法もある。また、第
5の実施例として、元ウィンドウのカーソルあるいはマ
ウスポインタがサブウィンドウにより隠される前に、サ
ブウィンドウを一時的に元ウィンドウの裏側に退避させ
ることも可能である。さらに、第3の実施例の変形とし
て、元ウィンドウのカーソルあるいはマウスポインタが
サブウィンドウにより隠される前に、サブウィンドウを
一時的に最小化させることも可能である。この方法は、
第3の実施例におけるサイズの縮小手法のうち最小のサ
イズを予め設定しておき、隠されたことが検出された時
点で最小の設定値に縮小するのである。
【0014】図13は、本発明の第6の実施例を示すサ
ブウィンドウの制御動作フローチャートであり、図8
は、その場合の元ウィンドウとサブウィンドウの画面の
説明図である。アクティブなアプリケーションウィンド
ウで、サブウィンドウが表示されると(ステップ13
1)、先ずサブウィンドウの表示位置情報を取得し、そ
の情報を保存する(ステップ132)。次に、サブウィ
ンドウが表示されていることを確認し(ステップ13
3)、元のアプリケーションウィンドウのカーソルある
いはマウスポインタの表示位置情報を取得する(ステッ
プ134)。次に、取得したサブウィンドウの表示位置
情報と元のアプリケーションウィンドウのカーソルある
いはマウスポインタの表示位置情報とを対比し(ステッ
プ135)、サブウィンドウ表示領域にカーソルあるい
はマウスポインタが重なっていないか否かを確認する
(ステップ136)。図8に示す例では、サブウィンド
ウ82の左上端(x1,y1),右下端(x2,y2)
に対して、カーソル位置81の座標(xm,yn)が左
に移動した場合、(x1<xm<x2)かつ(y1<y
n<y2)の条件に合致して、サブウィンドウ表示領域
にカーソルあるいはマウスポインタが重なったことがわ
かる。ステップ136において、本来のサブウィンドウ
表示領域にカーソルあるいはマウスポインタが重なって
いた場合には、既に“サブウィンドウ制御”(つまり、
第1〜第5の実施例によるサブウィンドウ制御)が実施
されているか否かを確認する(ステップ139)。
【0015】ステップ139において、“サブウィンド
ウ制御”(つまり、第1〜第5の実施例によるサブウィ
ンドウ制御)が未実施の場合には、“サブウィンドウ制
御”を実施して、ステップ133に戻る(ステップ14
0)。また、ステップ136において、本来のサブウィ
ンドウ表示領域にカーソルあるいはマウスポインタが重
なっていなかった場合にも、既に“サブウィンドウ制
御”(つまり、第1〜第5の実施例によるサブウィンド
ウ制御)が実施されているか否かを確認する(ステップ
137)。既に“サブウィンドウ制御”が実施されてい
た場合には、“サブウィンドウ制御”を解除してサブウ
ィンドウを本来の位置に表示し、ステップ153に戻る
(ステップ138)。また、“サブウィンドウ制御”が
未実施であれば、何もせずにステップ133に戻る(ス
テップ137)。以上の処理をサブウィンドウがクリア
されるまで繰り返し行う。本実施例の効果を挙げると、
前述の第1〜第5の実施例で、サブウィンドウの移動や
縮小等の処理を行った場合、サブウィンドウの移動先で
同様の問題が発生したり、サブウィンドウの内容が参照
できなくなる等の問題が発生するが、本実施例によれ
ば、これらの問題を解決できるので、作業の効率化が図
れる。
【0016】第14図は、本発明の第7の実施例を示す
サブウィンドウの制御動作フローチャートであり、図9
は、その場合の元ウィンドウとサブウィンドウの画面説
明図であり、図18はサブウィンドウ制御処理設定の画
面表示図である。本実施例では、サブウィンドウの制御
処理の後、本来の位置とサイズに自動復帰するものであ
って、サブウィンドウ制御処理の自動復帰までの時間
は、図18に示す参考画面の設定により記憶媒体(メモ
リ、ハードディスク等)に登録される。先ず、アクティ
ブなアプリケーションウィンドウで、サブウィンドウが
表示されると(ステップ141)、サブウィンドウの表
示位置情報を取得して、その情報を保存する(ステップ
142)。次に、サブウィンドウが表示されていること
を確認する(ステップ143)。次に、元のアプリケー
ションウィンドウのカーソルあるいはマウスポインタの
表示位置情報を取得する(ステップ144)。次に、取
得したサブウィンドウの表示位置情報と元のアプリケー
ションウィンドウカーソルあるいはマウスポインタの表
示位置情報とを対比し(ステップ145)、サブウィン
ドウ表示領域にカーソルあるいはマウスポインタが重な
っていないかを確認する(ステップ146)。図9に示
す例では、元のウィンドウ内のサブウィンドウ92の領
域内には、カーソル位置91が重なっていることが明ら
かであり、そのときの条件である(x1<xm<x2)
かつ(y1<yn<y2)を満足している。この場合に
は、サブウィンドウ制御として、サブウィンドウ92を
元ウィンドウの裏側に待避する(93)。
【0017】ステップ146において、本来のサブウィ
ンドウ表示領域にカーソルあるいはマウスポインタが重
なっていた場合、既に“サブウィンドウ制御”(つま
り、第1〜第5の実施例によるサブウィンドウ制御)が
実施されているかを確認する(ステップ149)。ステ
ップ149において、“サブウィンドウ制御”が未実施
である場合、“サブウィンドウ制御”を実施し(ステッ
プ153)、その実施開始時間を保存し(ステップ15
4)、ステップ143に戻る。一方、ステップ149に
おいて、“サブウィンドウ制御”が既に実施されている
場合には、その実施開始時間と現時点の時間との差分を
取り(ステップ150)、自動復帰の設定時間と比較を
行う。すなわち、差分時間が設定されたサブウィンドウ
復帰時間以上経過したかを判断し(ステップ151)、
差分の値が設定値以上であるならば、“サブウィンドウ
制御”を解除してサブウィンドウを本来の位置に表示し
(ステップ152)、ステップ143に戻る。一方、設
定値以下であれば(ステップ151)、何もせずにステ
ップ143に戻る。
【0018】ステップ146において、本来のサブウィ
ンドウ表示領域にカーソルあるいはマウスポインタが重
なっていなかった場合にも、既に“サブウィンドウ制
御”(つまり、第1〜第5の実施例によるサブウィンド
ウ制御)が実施されているかを確認する(ステップ14
7)。ステップ147において、“サブウィンドウ制
御”が既に実施されていた場合には、“サブウィンドウ
制御”を解除してサブウィンドウを本来の位置に表示し
(ステップ148)、ステップ143に戻る。また、
“サブウィンドウ制御”が未実施であれば(ステップ1
47)、何もせずにステップ143に戻る。以上の処理
を繰り返し実行する。本実施例の効果を挙げると、第1
〜第5の実施例および第6の実施例では、元ウィンドウ
のカーソルあるいはマウスポインタが本来のサブウィン
ドウ表示エリア内に留まった場合、サブウィンドウの状
態復帰が行われず、サブウィンドウを参照するために
は、カーソルあるいはマウスポインタを移動させなけれ
ばならないが、本実施例によれば、これらの問題を解決
できるため、作業の効率化が図れる。
【0019】図15は、本発明の第8の実施例を示すサ
ブウィンドウ制御の動作フローチャートであり、図10
は、その場合の画面の説明図であり、図18は、サブウ
ィンドウ制御処理設定画面の説明図である。サブウィン
ドウ制御処理の実行領域設定は、図18に示す参考画面
の設定により、記憶媒体(メモリ、ハードディスク等)
に登録される。先ず、アクティブなアプリケーションウ
ィンドウで、サブウィンドウが表示されると(ステップ
151)、サブウィンドウの表示位置情報を取得し、そ
の情報を保存する(ステップ152)。ステップ152
で取得したサブウィンドウの表示位置情報と図10に示
す“サブウィンドウ制御処理設定画面”で登録されてい
る領域情報より、“サブウィンドウ制御処理を実行する
範囲(便宜上、エリアBと呼ぶ)”を算出し、その位置
情報を保存する(ステップ153)。次に、サブウィン
ドウが表示されていることを確認する(ステップ15
4)。次に、元のアプリケーションウィンドウのカーソ
ルあるいはマウスポインタの表示位置情報を取得する
(ステップ155)。次に、算出したエリアBの位置情
報と元のアプリケーションウィンドウのカーソルあるい
はマウスポインタの表示位置情報とを対比し(ステップ
156)、エリアBの領域にカーソルあるいはマウスポ
インタが重なっていないかを確認する(ステップ15
7)。図10に示すように、この例では、(x3<xm
<x4)かつ(y3<yn<y4)を満足しているの
で、この場合には、エリアBの領域にカーソルあるいは
マウスポインタが重なっている。
【0020】ステップ157において、エリアBの領域
にカーソルあるいはマウスポインタが重なっていた場
合、既に“サブウィンドウ制御”(つまり、第1〜第5
の実施例によるサブウィンドウ制御)が実施されている
かを確認する(ステップ160)。ステップ160にお
いて、“サブウィンドウ制御”が未実施の場合には、
“サブウィンドウ制御”を実施して(ステップ16
1)、ステップ154に戻る。一方、ステップ157に
おいて、エリアBの領域にカーソルあるいはマウスポイ
ンタが重なっていなかった場合にも、既に“サブウィン
ドウ制御”(つまり、第1〜第5の実施例によるサブウ
ィンドウ制御)が実施されているかを確認する(ステッ
プ158)。ステップ158において、“サブウィンド
ウ制御”が既に実施されていた場合、“サブウィンドウ
制御”を解除してサブウィンドウを本来の位置に表示し
(ステップ159)、ステップ154に戻る。他方、
“サブウィンドウ制御”が未実施であれば(ステップ1
58)、何もせずにステップ154に戻る。そして、以
上の処理を繰り返し実行する。
【0021】なお、図18に示すように、サブウィンド
ウ制御処理設定画面は、サブウィンドウ制御処理実行領
域(上下左右の位置)、サブウィンドウ制御処理解除領
域(上下左右の位置)、サブウィンドウ制御処理の自動
復帰の是非および復帰時間、およびサブウィンドウ処理
方式(クライアント領域外、連動移動、サイズ変更、背
面、最小化のいずれか)を設定するようになっている。
本実施例の効果を挙げると、第6の実施例では、第1〜
第5の実施例のサブウィンドウへの処理を元ウィンドウ
のカーソルあるいはマウスポインタの位置が本来のサブ
ウィンドウの表示領域外に移動すると、直ちにサブウィ
ンドウを復帰させているので、サブウィンドウ復帰の直
前に行っていた作業領域上にサブウィンドウが再表示さ
れ「作業の前後関係(内容)が把握できない」という問
題がある。本実施例によれば、サブウィンドウがカーソ
ル、マウスポインタ周辺での作業の妨げとなることが少
なくなるため、作業の迅速化を図ることができる。
【0022】図16は、本発明の第9の実施例を示すサ
ブウィンドウ制御の動作フローチャートであり、図11
は、その場合の画面の説明図である。本実施例では、サ
ブウィンドウの制御処理の実行を判断する領域の設定や
サブウィンドウ制御処理の種類の選択を、作業種毎(例
えば、ワープロ、図形移動等)に設定するものについて
説明する。また、サブウィンドウ制御処理の実行領域設
定および制御処理の方式選択は、デフォルト値が設定さ
れているが、再設定を行う場合には、作業を選択した状
態でキー入力あるいはボタンのクリックにより、図18
に示す参考図面の設定が可能になり、記憶媒体(メモリ
やハードディスク等)に登録される。先ず、アクティブ
なアプリケーションウィンドウで、サブウィンドウが表
示されると(ステップ161)、サブウィンドウの表示
位置情報を取得し、その情報を保存する(ステップ16
2)。現在行っているアクティブな作業が何かを確認
し、図形移動であることを知る(ステップ163)。次
に、現在行っているアクティブな作業に対して、ステッ
プ162で取得したサブウィンドウの表示位置情報と、
図18に示す“サブウィンドウ制御処理設定画面”で登
録されている領域情報より、“サブウィンドウ制御処理
を実行する範囲(便宜上、エリアCと呼ぶ)”を算出
し、その位置情報を保存する(ステップ164)。この
例では、図形作業を行っているものとする。次に、サブ
ウィンドウが表示されていることを確認する(ステップ
165)。次に、移動処理を行っている図形の表示位置
情報を取得する(ステップ166)。次に、算出したエ
リアCの位置情報と移動処理を行っている図形の表示位
置情報を対比し(ステップ167)、エリアCの領域
に、移動処理を行っている図形が重なっていないかを確
認する(ステップ168)。
【0023】図11に示す例では、{(x5<xp<x
6)かつ(y5<yq<y6)}または{(x5<xp
<x6)かつ(y5<ys<y6)}または{(x5<
xr<x6)かつ(y5<yq<y6)}または{(x
5<xr<x6)かつ(y5<ys<y6)}の場合、
エリアCの領域に移動処理を行っている図形が重なって
いる。ここでは、破線114内がアクティブ図形115
の移動作業に対するエリアCを表わし、点線113が文
字入力作業に対するエリアを表わしている。11はカー
ソル位置、112はサブウィンドウを示す。ステップ1
68において、エリアCの領域に移動処理を行っている
図形が重なっていた場合には、既に“サブウィンドウ制
御”(つまり、第1〜第5の実施例によるサブウィンド
ウ制御)が実施されているかを確認する(ステップ17
1)。ステップ171において、“サブウィンドウ制
御”が未実施の場合、“サブウィンドウ制御処理設定画
面”で登録されている“サブウィンドウ制御”を実施し
(ステップ172)、アクティブな作業種は変わったか
を確認する(ステップ173)。一方、“サブウィンド
ウ制御”が既に実施されている場合には(ステップ17
1)、何もせずに、アクティブな作業種が変わったか否
かを確認する(ステップ173)。
【0024】ステップ168において、エリアCの領域
に移動処理を行っている図形が重なっていなかった場合
にも、既に“サブウィンドウ制御”(つまり、第1〜第
5の実施例によるサブウィンドウ制御)が実施されてい
るかを確認する(ステップ169)。ステップ169に
おいて、“サブウィンドウ制御”が既に実施されていた
場合、“サブウィンドウ制御”を解除してサブウィンド
ウを本来の位置に表示し(ステップ170)、アクティ
ブな作業種が変わったかを確認する(ステップ17
3)。一方、“サブウィンドウ制御”が未実施であれば
(ステップ169)、何もせずに、アクティブな作業種
が変わったかを確認する(ステップ173)。ステップ
173において、作業種が変わっていれば、“サブウィ
ンドウ制御”が実施の場合には、サブウィンドウを本来
の表示位置に戻し(ステップ174)、ステップ163
に戻る。また、ステップ173において、作業種が変わ
っていない場合には、ステップ165に戻る。以上の処
理を繰り返し実行する。本実施例の効果を挙げると、第
8の実施例では、サブウィンドウへの制御処理、サブウ
ィンドウ復帰を実行させるための判断基準となる値が固
定であり、また、サブウィンドウへの処理内容も決めら
れているため、元ウィンドウ上での作業内容やサブウィ
ンドウの役割に関係なくサブウィンドウの処理、復帰を
行ってしまい、『サブウィンドウへの処理、サブウィン
ドウの復帰のタイミングとその時にカーソルあるいはマ
ウスポインタのある作業領域の位置関係、元ウィンドウ
での作業内容に対するサブウィンドウへの処理方法が必
ずしも適当なものとならず、作業の妨げになる』という
問題があった。しかし、本実施例によれば、これらに対
する妨げはなくなるため、作業の効率化が図れる。
【0025】図17は、本発明の第10の実施例を示す
サブウィンドウ制御の動作フローチャートであり、図1
2は、その場合の画面説明図である。また、サブウィン
ドウ制御処理の実行領域設定およびサブウィンドウ制御
処理解除の実行領域設定は、図18に示す参考画面の設
定により記憶媒体(メモリ、ハードディスク等)に登録
される。先ず、アクティブなアプリケーションウィンド
ウで、サブウィンドウが表示されると(ステップ17
5)、サブウィンドウの表示位置情報を取得し、その情
報を保存する(ステップ176)。ステップ175で取
得したサブウィンドウの表示位置情報と“サブウィンド
ウ制御処理設定画面”で登録されている領域情報より、
“サブウィンドウ制御処理実行範囲(便宜上、エリアD
と呼ぶ)”を算出し、その位置情報を保存する(ステッ
プ177)。ステップ177と同じように、“サブウィ
ンドウ制御処理解除画面”で登録されている領域情報よ
り、“サブウィンドウ制御処理解除範囲(便宜上、エリ
アEと呼ぶ)”を算出し、その位置情報を保存する(ス
テップ178)。そして、サブウィンドウが表示されて
いることを確認する(ステップ179)。次に、元のア
プリケーションウィンドウのカーソルあるいはマウスポ
インタの表示位置情報を取得する(ステップ180)。
次に、算出したエリアDの位置情報と元のアプリケーシ
ョンウィンドウのカーソルあるいはマウスポインタの表
示位置情報とを対比し(ステップ181)、エリアDの
領域にカーソルあるいはマウスポインタが重なっていな
いかを確認する(ステップ182)。図12に示す例で
は、(x3<xm<x4)かつ(y3<yn<y4)の
場合、エリアDの領域にカーソルあるいはマウスポイン
タが重なっている。すなわち、この場合、123が“サ
ブウィンドウ制御処理実行範囲”を示し、121がカー
ソルあるいはマウスポインタの位置を示している。ま
た、124は“サブウィンドウ制御処理解除範囲”を示
し、122はサブウィンドウである。
【0026】ステップ182において、エリアDの領域
にカーソルあるいはマウスポインタが重なっていた場
合、既に“サブウィンドウ制御”(つまり、第1〜第5
の実施例によるサブウィンドウ制御)が実施されている
かを確認する(ステップ183)。ステップ183にお
いて、“サブウィンドウ制御”が未実施の場合には、
“サブウィンドウ制御”を実施する(ステップ18
4)。ここで、再び元のアプリケーションウィンドウの
カーソルあるいはマウスポインタの表示位置情報を取得
する(ステップ189)。次に、算出したエリアEの位
置情報と元のアプリケーションウィンドウのカーソルあ
るいはマウスポインタの表示位置情報を対比し(ステッ
プ185)、エリアEの領域にカーソルあるいはマウス
ポインタが重なっていないかを確認する(ステップ18
6)。図12に示す例では、(x5<xm<x6)かつ
(y5<yn<y6)の場合に、エリアeの領域にカー
ソルあるいはマウスポインタが重なっている。
【0027】ステップ186において、エリアEの領域
にカーソルあるいはマウスポインタが重なっていた場
合、サブウィンドウが表示されていることを確認し(ス
テップ188)、ステップ189に戻る。一方、ステッ
プ186において、エリアEの領域にカーソルあるいは
マウスポインタが重なっていなかった場合には、“サブ
ウィンドウ制御”を解除して、サブウィンドウを本来の
位置に表示し(ステップ187)、ステップ179に戻
る。一方、ステップ182において、エリアDの領域に
カーソルあるいはマウスポインタが重なっていなかった
場合には、ステップ179に戻る。以上の処理をサブウ
ィンドウがクリアされるまで繰り返し実行する。本実施
例による効果を挙げると、第9の実施例では、サブウィ
ンドウへの処理とサブウィンドウの復帰の判断を行うた
めの値が等しく、『マウスポインタによる作業等では、
その境界領域を頻繁に移動するため、サブウィンドウの
表示状態がめまぐるしく変わり、作業が行い難い』とい
う問題が生じる。本実施例によれば、サブウィンドウの
表示状態が安定するため、上記の問題は解消され、作業
の効率化が図れる。
【0028】本発明の第1〜第5の実施例では、元ウィ
ンドウのカーソルあるいはマウスポインタがサブウィン
ドウにより隠される前に、サブウィンドウを元のアプリ
ケーションウィンドウの領域外に押し出す、あるいは移
動させる、あるいはサイズを変更させる、あるいは元ウ
ィンドウの裏側に退避させるので、ウィンドウやサブウ
ィンドウを手動により操作する必要がなくなり、作業の
迅速化を図ることができる。本発明の第6の実施例で
は、第1〜第5の実施例でサブウィンドウへの処理を行
った後、元ウィンドウのカーソルあるいはマウスポイン
タが本来のサブウィンドウの表示領域外に移動すると、
サブウィンドウを元に復帰させるため、元ウィンドウの
作業領域の表示をサブウィンドウにより妨げられること
なく、またサブウィンドウの内容が参照できなくなっ
て、サブウィンドウの再表示等の操作を利用者が行う等
の問題はなくなるので、作業の効率化が図れる。本発明
の第7の実施例では、サブウィンドウへの処理が行われ
てから一定時間経過後に、サブウィンドウの状態復帰を
行うので、元のアプリケーションウィンドウのカーソル
あるいはマウスポインタが本来のサブウィンドウ表示エ
リア内に留まった場合でも、サブウィンドウの状態復帰
が行われ、サブウィンドウへの処理により参照できなく
なったサブウィンドウの再表示等のための利用者の操作
を回避することができるので、作業の効率化が図れる。
【0029】本発明の第8の実施例では、サブウィンド
ウとカーソルあるいはマウスポインタの位置関係が、カ
ーソルあるいはマウスポインタ周辺の作業の内容が把握
できる間隔以上あるか、ないかの判断で、サブウィンド
ウへの処理、サブウィンドウの復帰を行うので、サブウ
ィンドウがカーソルあるいはマウスポインタ周辺での作
業の妨げとなることが少なくなり、作業の迅速化が図れ
る。本発明の第9の実施例では、サブウィンドウへの処
理、サブウィンドウ復帰の判断を行うためのサブウィン
ドウとカーソルあるいはマウスポインタとの位置関係の
値、および第1〜第5の実施例のサブウィンドウへの処
理内容を、サブウィンドウの種類あるいは作業ポイント
がカーソルあるいはマウスポインタの違い等により個別
に設定、選択できるので、サブウィンドウへの処理実
行、サブウィンドウの復帰時のサブウィンドウへの処理
が作業の妨げにならず、作業の効率化が図れる。本発明
の第10の実施例では、サブウィンドウへの処理とサブ
ウィンドウ復帰の判断を行うためのサブウィンドウとカ
ーソルあるいはマウスポインタとの位置関係の値を、サ
ブウィンドウへの処理実行時とサブウィンドウ復帰時で
別個に設定するので、サブウィンドウへの処理とサブウ
ィンドウの復帰を実行するサブウィンドウとカーソルあ
るいはマウスポインタとの位置関係に幅ができ、その結
果、サブウィンドウの表示状態が安定し、作業の効率化
が図れる。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ウィンドウおよびサブウィンドウを手動により操作する
必要がなくなるため、作業の迅速化が図れるとともに、
元ウィンドウの作業領域の表示をサブウィンドウに妨げ
られることなく、また元ウィンドウのカーソルあるいは
マウスポインタが本来のサブウィンドウ表示エリア内に
留まった場合でも、サブウィンドウの状態復帰が行われ
て、サブウィンドウの参照ができ、さらにサブウィンド
ウがカーソルあるいはマウスポインタ周辺での作業の妨
げになることが少なく、またサブウィンドウへの処理実
行、サブウィンドウの復帰時のサブウィンドウと作業ポ
イントとの位置関係および元のウィンドウの作業内容に
対するサブウィンドウへの処理が作業の妨げにならず、
しかもサブウィンドウへの処理とサブウィンドウの復帰
を実行するサブウィンドウとカーソルあるいはマウスポ
インタとの位置関係に幅ができて、サブウィンドウの表
示状態が安定する等により、作業の効率化が図れるとい
う効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のサブウィンドウの表示制御方法が適用
されるコンピュータシステムの構成図および本発明によ
るサブウィンドウの表示制御方法の共通動作フローチャ
ートである。
【図2】本発明の第1の実施例を示すサブウィンドウの
表示制御方法の動作フローチャートである。
【図3】本発明の第2の実施例を示すサブウィンドウの
表示制御方法の動作フローチャートである。
【図4】本発明の第3の実施例を示すサブウィンドウの
表示制御方法の動作フローチャートである。
【図5】本発明の第1の実施例におけるサブウィンドウ
の移動前と移動後の座標を示す図である。
【図6】本発明の第2の実施例におけるサブウィンドウ
の移動前と移動後の座標を示す図である。
【図7】本発明の第3の実施例におけるサブウィンドウ
の移動前と移動後の座標を示す図である。
【図8】本発明の第6の実施例を説明するための表示画
面図である。
【図9】本発明の第7の実施例を説明するための表示画
面図である。
【図10】本発明の第8の実施例を説明するための表示
画面図である。
【図11】本発明の第9の実施例を説明するための表示
画面図である。
【図12】本発明の第10の実施例を説明するための表
示画面図である。
【図13】本発明の第6の実施例を示すサブウィンドウ
の表示制御方法の動作フローチャートである。
【図14】本発明の第7の実施例を示すサブウィンドウ
の表示制御方法の動作フローチャートである。
【図15】本発明の第8の実施例を示すサブウィンドウ
の表示制御方法の動作フローチャートである。
【図16】本発明の第9の実施例を示すサブウィンドウ
の表示制御方法の動作フローチャートである。
【図17】本発明の第10の実施例を示すサブウィンド
ウの表示制御方法の動作フローチャートである。
【図18】本発明におけるサブウィンドウ制御処理設定
画面の説明図である。
【符号の説明】
11…CPU、12…メモリ、13…外部メモリ、14
…表示装置、15…キーボード、16…ポインティング
デバイス、82,92,102,112,122…サブ
ウィンドウ、81,91,101,111,121…カ
ーソル位置、93…元ウィンドウの裏側へ退避、103
…エリアB(サブウィンドウ制御処理を実行する範
囲)、114…エリアC(サブウィンドウ制御処理を実
行する範名)、113…文字入力作業に対するエリア、
115…アクティブ図形、124…エリアE(サブウィ
ンドウ制御処理解除範囲)、123…エリアD(サブウ
ィンドウ制御処理実行範囲)。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくともプロセッサ、メモリ、ポイン
    ティングデバイス、キーボードおよび表示装置を備え、
    該表示装置上に表示されるウィンドウを持つ任意のアプ
    リケーションによるサブウィンドウの表示制御方法にお
    いて、 上記表示装置上に、サブウィンドウを表示させるステッ
    プと、 上記アプリケーションによる元ウィンドウのカーソルあ
    るいはマウスポインタが上記サブウィンドウにより隠さ
    れる前に、該サブウィンドウ制御処理として該サブウィ
    ンドウを元ウィンドウのクライアント領域外に押し出す
    ステップとを有することを特徴とするサブウィンドウの
    表示制御方法。
  2. 【請求項2】 少なくともプロセッサ、メモリ、ポイン
    ティングデバイス、キーボードおよび表示装置を備え、
    該表示装置上に表示されるウィンドウを持つ任意のアプ
    リケーションによるサブウィンドウの表示制御方法にお
    いて、 上記表示装置上に、サブウィンドウを表示させるステッ
    プと、 上記アプリケーションの元ウィンドウの座標情報を取得
    するステップと、 上記取得した元ウィンドウの座標情報を該サブウィンド
    ウの左端座標、該左端座標に該サブウィンドウの幅を加
    えた値を右端座標に新たに設定するステップと、 カーソルあるいはマウスポインタが上記サブウィンドウ
    により隠される前に、該サブウィンドウ制御処理として
    上記新たに設定した座標に該サブウィンドウを移動させ
    るステップとを有することを特徴とするサブウィンドウ
    の表示制御方法。
  3. 【請求項3】 少なくともプロセッサ、メモリ、ポイン
    ティングデバイス、キーボードおよび表示装置を備え、
    該表示装置上に表示されるウィンドウを持つ任意のアプ
    リケーションによるサブウィンドウの表示制御方法にお
    いて、 上記表示装置上に、サブウィンドウを表示させるステッ
    プと、 上記サブウィンドウの一端の座標情報を取得するステッ
    プと、 該サブウィンドウの上記取得した座標情報に予め定めら
    れた変更量を加えた値を一端の座標情報に、かつ該サブ
    ウィンドウの幅を縮小した値に、それぞれ新たに設定す
    るステップと、 カーソルあるいはマウスポインタが上記サブウィンドウ
    により隠される前に、該サブウィンドウの制御処理とし
    て上記新たに設定した座標および該サブウィンドウの幅
    を変更することにより、該サブウィンドウの位置とサイ
    ズを変更するステップとを有することを特徴とするサブ
    ウィンドウの表示制御方法。
  4. 【請求項4】 少なくともプロセッサ、メモリ、ポイン
    ティングデバイス、キーボードおよび表示装置を備え、
    該表示装置上に表示されるウィンドウを持つ任意のアプ
    リケーションによるサブウィンドウの表示制御方法にお
    いて、 上記表示装置上に、サブウィンドウを表示させるステッ
    プと、 上記サブウィンドウの座標情報と上記アプリケーション
    の元ウィンドウの座標情報とを取得するステップと、 上記元ウィンドウのカーソルあるいはマウスポインタが
    上記サブウィンドウにより隠される前に、該サブウィン
    ドウ制御処理として該サブウィンドウを一時的に該元ウ
    ィンドウの裏側に退避させるステップとを有することを
    特徴とするサブウィンドウの表示制御方法。
  5. 【請求項5】 少なくともプロセッサ、メモリ、ポイン
    ティングデバイス、キーボードおよび表示装置を備え、
    該表示装置上に表示されるウィンドウを持つ任意のアプ
    リケーションによるサブウィンドウの表示制御方法にお
    いて、 上記表示装置上に、サブウィンドウを表示させるステッ
    プと、 上記サブウィンドウの一端の座標情報を取得するステッ
    プと、 該サブウィンドウの上記取得した座標情報に基づき、該
    サブウィンドウの幅を予め定められた縮小値に設定する
    ステップと、 カーソルあるいはマウスポインタが上記サブウィンドウ
    により隠される前に、該サブウィンドウの制御処理とし
    て上記設定した縮小値に該サブウィンドウの幅を変更す
    るステップとを有することを特徴とするサブウィンドウ
    の表示制御方法。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかに記載のサブウ
    ィンドウの表示制御方法において、 前記サブウィンドウ制御処理が実行された後に、該サブ
    ウィンドウを本来の表示位置に戻すステップを追加した
    ことを特徴とするサブウィンドウの表示制御方法。
  7. 【請求項7】 請求項1〜5のいずれかに記載のサブウ
    ィンドウの表示制御方法において、 前記サブウィンドウ制御処理が実行されてからの時間経
    過を監視するステップと、 監視した時間経過が予め定めた値に達した時点で、該サ
    ブウィンドウを本来の表示位置に戻すステップとを追加
    したことを特徴とするサブウィンドウの表示制御方法。
  8. 【請求項8】 請求項1〜6のいずれかに記載のサブウ
    ィンドウの表示制御方法において、 前記サブウィンドウ制御処理が実行される条件として、
    該サブウィンドウの本来の表示位置と元ウィンドウのカ
    ーソルあるいはマウスポインタの位置関係が、該カーソ
    ルあるいはマウスポインタ周辺の作業内容が把握できる
    間隔以上あるか否かの判断により、該サブウィンドウの
    制御処理および該サブウィンドウの復帰を行うことを特
    徴とするサブウィンドウの表示制御方法。
  9. 【請求項9】 請求項1〜5あるいは8のいずれかに記
    載のサブウィンドウの表示制御方法において、 前記サブウィンドウの種類、用途あるいは作業ポイント
    がカーソルあるいはマウスポインタの違いにより、該サ
    ブウィンドウ制御処理および該サブウィンドウ復帰処理
    の位置関係の値をそれぞれ算出するステップと、 請求項1〜5のいずれかに記載のサブウィンドウ制御処
    理の選択を個別に設定するステップとを追加したことを
    特徴とするサブウィンドウの表示制御方法。
  10. 【請求項10】 請求項1〜5あるいは9のいずれかに
    記載のサブウィンドウの表示制御方法において、 前記サブウィンドウ制御処理の実行を判断する元ウィン
    ドウ上のエリアを算出するステップと、 前記サブウィンドウ復帰処理の実行を判断する元ウィン
    ドウ上のエリアを算出するステップと、 該サブウィンドウの制御処理時点と該サブウィンドウ復
    帰処理時点の判断をそれぞれ別個に、上記で算出された
    エリアを元に判断して処理を行うステップとを有するこ
    とを特徴とするサブウィンドウの表示制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011040358A1 (ja) * 2009-09-30 2011-04-07 楽天株式会社 情報表示装置、情報表示方法、情報表示プログラム、記録媒体及び情報表示システム
KR20150108577A (ko) * 2014-03-18 2015-09-30 에스케이플래닛 주식회사 식별을 위해 확장된 영역에 대한 특징을 수집하는 학습 장치 및 방법 및 컴퓨터 프로그램이 기록된 기록매체

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