JP2001063519A - プリテンショナ - Google Patents
プリテンショナInfo
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- JP2001063519A JP2001063519A JP23878399A JP23878399A JP2001063519A JP 2001063519 A JP2001063519 A JP 2001063519A JP 23878399 A JP23878399 A JP 23878399A JP 23878399 A JP23878399 A JP 23878399A JP 2001063519 A JP2001063519 A JP 2001063519A
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- pretensioner
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- pressure
- ball
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60R—VEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60R22/00—Safety belts or body harnesses in vehicles
- B60R22/34—Belt retractors, e.g. reels
- B60R22/46—Reels with means to tension the belt in an emergency by forced winding up
- B60R22/4628—Reels with means to tension the belt in an emergency by forced winding up characterised by fluid actuators, e.g. pyrotechnic gas generators
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60R—VEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60R22/00—Safety belts or body harnesses in vehicles
- B60R22/34—Belt retractors, e.g. reels
- B60R22/46—Reels with means to tension the belt in an emergency by forced winding up
- B60R22/4628—Reels with means to tension the belt in an emergency by forced winding up characterised by fluid actuators, e.g. pyrotechnic gas generators
- B60R2022/4642—Reels with means to tension the belt in an emergency by forced winding up characterised by fluid actuators, e.g. pyrotechnic gas generators the gas directly propelling a flexible driving means, e.g. a plurality of successive masses, in a tubular chamber
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Automotive Seat Belt Assembly (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 内部のガス圧が過度に上昇した際に適切にガ
スを逃がすことができるとともに、他の機器への悪影響
がなく安全性の向上したプリテンショナを提供する。 【解決手段】 プリテンショナ10はパイプ21を備え
ている。パイプ21内には、複数個のボール20が装備
されている。ボール20−2〜20−15はアルミニウ
ム等金属製の球状体である。ボール20−1はシリコン
ゴム等の樹脂製である。ボール20−1には、パイプ長
手方向に穴20−1aが彫り込まれている。穴20−1
aは、ガスジェネレータ15側では閉塞され、ボール2
0−2側では開口されている。ボール20−2には、パ
イプ長手方向に貫通した貫通孔20−2aが彫り込まれ
ている。ボール20−1の穴20−1aとボール20−
2の貫通孔20−2a間には、棒状のガス抜きピストン
50が内蔵されている。
スを逃がすことができるとともに、他の機器への悪影響
がなく安全性の向上したプリテンショナを提供する。 【解決手段】 プリテンショナ10はパイプ21を備え
ている。パイプ21内には、複数個のボール20が装備
されている。ボール20−2〜20−15はアルミニウ
ム等金属製の球状体である。ボール20−1はシリコン
ゴム等の樹脂製である。ボール20−1には、パイプ長
手方向に穴20−1aが彫り込まれている。穴20−1
aは、ガスジェネレータ15側では閉塞され、ボール2
0−2側では開口されている。ボール20−2には、パ
イプ長手方向に貫通した貫通孔20−2aが彫り込まれ
ている。ボール20−1の穴20−1aとボール20−
2の貫通孔20−2a間には、棒状のガス抜きピストン
50が内蔵されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、乗員を車両等のシ
ートに拘束するシートベルト装置に組み込まれて、シー
トベルトの巻取軸を緊急に巻き取り方向に回転させるプ
リテンショナに関する。特には、内部のガス圧が過度に
上昇した際に適切にガスを逃がすことができるととも
に、他の機器への悪影響がなく安全性の向上したプリテ
ンショナに関する。
ートに拘束するシートベルト装置に組み込まれて、シー
トベルトの巻取軸を緊急に巻き取り方向に回転させるプ
リテンショナに関する。特には、内部のガス圧が過度に
上昇した際に適切にガスを逃がすことができるととも
に、他の機器への悪影響がなく安全性の向上したプリテ
ンショナに関する。
【0002】
【従来の技術】自動車等の車両に装備されるシートベル
ト装置は、近年、プリテンショナを備えたものが増えて
いる。プリテンショナは、車両の衝突時に、シートベル
トを巻回するリール(巻取軸)を瞬時に巻き取り方向に
回転させ、ベルトの巻きだるみを取るとともにベルトに
張力を与えるものである。このプリテンショナを駆動す
る装置は、一般的に、車両の衝突時に発信される検知信
号に応じて火薬に点火し、火薬の爆発により発生したガ
ス圧によってリール回転機構を駆動する。
ト装置は、近年、プリテンショナを備えたものが増えて
いる。プリテンショナは、車両の衝突時に、シートベル
トを巻回するリール(巻取軸)を瞬時に巻き取り方向に
回転させ、ベルトの巻きだるみを取るとともにベルトに
張力を与えるものである。このプリテンショナを駆動す
る装置は、一般的に、車両の衝突時に発信される検知信
号に応じて火薬に点火し、火薬の爆発により発生したガ
ス圧によってリール回転機構を駆動する。
【0003】このようなプリテンショナの一従来例とし
て、例えばUSP5,875,634に開示されている
プリテンショナを挙げることができる。図9(A)は上
記プリテンショナのパイプ基端部の構成を示す斜視図で
あり、図9(B)は同部の正面断面図であり、図9
(C)はパイプ内部に異常圧がかかった時の状態を示す
正面断面図である。
て、例えばUSP5,875,634に開示されている
プリテンショナを挙げることができる。図9(A)は上
記プリテンショナのパイプ基端部の構成を示す斜視図で
あり、図9(B)は同部の正面断面図であり、図9
(C)はパイプ内部に異常圧がかかった時の状態を示す
正面断面図である。
【0004】このプリテンショナはパイプ110を備え
ている。このパイプ110内にはボール116が収容さ
れている。同パイプ110の端部には取付部111が形
成されている。この取付部111は、パイプ110の太
さよりもやや太く形成されている。取付部111の内側
にはスリーブ114が固定されている。スリーブ114
内にはガスジェネレータ113が収納されている。さら
に、取付部111の側壁には孔115が形成されてい
る。
ている。このパイプ110内にはボール116が収容さ
れている。同パイプ110の端部には取付部111が形
成されている。この取付部111は、パイプ110の太
さよりもやや太く形成されている。取付部111の内側
にはスリーブ114が固定されている。スリーブ114
内にはガスジェネレータ113が収納されている。さら
に、取付部111の側壁には孔115が形成されてい
る。
【0005】ガスジェネレータ113は車両衝突時の信
号に応じて爆発して、パイプ110内に高圧ガスを放出
する。このガスのエネルギーによってボール116が加
速される。加速されたボール116は、パイプ110内
を移動した後、駆動ベルト巻き取り機構を駆動する。と
ころで、パイプ110内に通常の作動圧力を越える異常
圧が生じると、図9(C)に示すように、孔115の内
側の部分が破裂し、ここからガスジェネレータ113の
ガスが吹き出す。これにより、パイプ110内に危険な
高圧が発生するのを防止できる。
号に応じて爆発して、パイプ110内に高圧ガスを放出
する。このガスのエネルギーによってボール116が加
速される。加速されたボール116は、パイプ110内
を移動した後、駆動ベルト巻き取り機構を駆動する。と
ころで、パイプ110内に通常の作動圧力を越える異常
圧が生じると、図9(C)に示すように、孔115の内
側の部分が破裂し、ここからガスジェネレータ113の
ガスが吹き出す。これにより、パイプ110内に危険な
高圧が発生するのを防止できる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
プリテンショナは、パイプ110内に通常の作動圧力を
越える異常圧が生じて孔115の内側の部分が破裂した
とき、破れた部分の破片が飛ぶ。この破片により、プリ
テンショナの他の機器の不具合が起こるおそれがあっ
た。
プリテンショナは、パイプ110内に通常の作動圧力を
越える異常圧が生じて孔115の内側の部分が破裂した
とき、破れた部分の破片が飛ぶ。この破片により、プリ
テンショナの他の機器の不具合が起こるおそれがあっ
た。
【0007】本発明は、上記の問題に鑑みてなされたも
のであって、内部のガス圧が過度に上昇した際に適切に
ガスを逃がすことができるとともに、他の機器への悪影
響がなく安全性の向上したプリテンショナを提供するこ
とを目的とする。
のであって、内部のガス圧が過度に上昇した際に適切に
ガスを逃がすことができるとともに、他の機器への悪影
響がなく安全性の向上したプリテンショナを提供するこ
とを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明のプリテンショナは、緊急時にシートベルト
の巻取軸を巻き取り方向に回転させてベルトにプリテン
ションを与えるプリテンショナであって; ガスジェネ
レータと、 このガスジェネレータの発生するガスによ
って加速される駆動体と、 この駆動体を収容案内する
通路と、 上記ガスを上記通路に導く管路と、 加速さ
れた上記駆動体の運動を上記巻取軸を回転させる力に変
換する手段と、 を備え、 上記管路にある圧力以上の
内圧(異常圧)がかかった場合に、上記駆動体にガス抜
き孔が開いて、ガスが上記管路から該駆動体より先の上
記通路に放出されることを特徴とする。
め、本発明のプリテンショナは、緊急時にシートベルト
の巻取軸を巻き取り方向に回転させてベルトにプリテン
ションを与えるプリテンショナであって; ガスジェネ
レータと、 このガスジェネレータの発生するガスによ
って加速される駆動体と、 この駆動体を収容案内する
通路と、 上記ガスを上記通路に導く管路と、 加速さ
れた上記駆動体の運動を上記巻取軸を回転させる力に変
換する手段と、 を備え、 上記管路にある圧力以上の
内圧(異常圧)がかかった場合に、上記駆動体にガス抜
き孔が開いて、ガスが上記管路から該駆動体より先の上
記通路に放出されることを特徴とする。
【0009】このようなプリテンショナは、管路にある
圧力以上の内圧(異常圧)がかかった場合に、この異常
圧により駆動体にガス抜き孔が開くので、この孔から該
駆動体よりも先の駆動体通路にガスが逃げる。したがっ
て、異常圧により管路が破損する等の不具合を回避でき
る。しかもこの際、ガスは通路に放出されるので、従来
のように部材の破片が他の機器の方向に飛ぶことはな
い。したがって、破片によりプリテンショナやシートベ
ルトリトラクタ等の他の機器に不具合が起こるのを回避
できる。
圧力以上の内圧(異常圧)がかかった場合に、この異常
圧により駆動体にガス抜き孔が開くので、この孔から該
駆動体よりも先の駆動体通路にガスが逃げる。したがっ
て、異常圧により管路が破損する等の不具合を回避でき
る。しかもこの際、ガスは通路に放出されるので、従来
のように部材の破片が他の機器の方向に飛ぶことはな
い。したがって、破片によりプリテンショナやシートベ
ルトリトラクタ等の他の機器に不具合が起こるのを回避
できる。
【0010】本発明のプリテンショナにおいては、上記
駆動体が、上記ガスジェネレータ側に位置した樹脂製部
材と、該樹脂製部材に隣接した金属製部材とを有し、
これら両部材間にわたって、該樹脂製部材よりも硬質の
部材からなるガス抜きピストンが内包されており、 上
記管路にある圧力以上の内圧(異常圧)がかかった場合
に該樹脂製部材が破れ、該ガス抜きピストンと金属製部
材間を通ってガスが上記管路から上記通路に放出される
ようにすることができる。
駆動体が、上記ガスジェネレータ側に位置した樹脂製部
材と、該樹脂製部材に隣接した金属製部材とを有し、
これら両部材間にわたって、該樹脂製部材よりも硬質の
部材からなるガス抜きピストンが内包されており、 上
記管路にある圧力以上の内圧(異常圧)がかかった場合
に該樹脂製部材が破れ、該ガス抜きピストンと金属製部
材間を通ってガスが上記管路から上記通路に放出される
ようにすることができる。
【0011】また、本発明のプリテンショナにおいて
は、上記ガス抜きピストンが貫通孔を有する部材からな
り、 上記管路にある圧力以上の内圧(異常圧)がかか
った場合に該樹脂製部材が破れ、該ガス抜きピストンの
貫通孔を通ってガスが上記管路から上記通路に放出され
るようにすることができる。
は、上記ガス抜きピストンが貫通孔を有する部材からな
り、 上記管路にある圧力以上の内圧(異常圧)がかか
った場合に該樹脂製部材が破れ、該ガス抜きピストンの
貫通孔を通ってガスが上記管路から上記通路に放出され
るようにすることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ説明す
る。 {第1実施例}図1〜図7は、本発明の第1の実施例に
係るプリテンショナの構成と作動順序を示す図である。
図1はプリテンショナの作動前の状態を示す正面断面図
である。図2はガスジェネレータ発火直後の状態を示す
正面断面図である。図3はベルト巻き取り開始直後の状
態を示す正面断面図である。図4はベルト巻き取り中の
状態を示す正面断面図である。図5は通常圧力時のガス
抜き部の状態を示す拡大断面図である。図6はプリテン
ショナの異常圧発生時における状態を示す正面断面図で
ある。図7は異常圧力時のガス抜き部の状態を示す拡大
断面図である。
る。 {第1実施例}図1〜図7は、本発明の第1の実施例に
係るプリテンショナの構成と作動順序を示す図である。
図1はプリテンショナの作動前の状態を示す正面断面図
である。図2はガスジェネレータ発火直後の状態を示す
正面断面図である。図3はベルト巻き取り開始直後の状
態を示す正面断面図である。図4はベルト巻き取り中の
状態を示す正面断面図である。図5は通常圧力時のガス
抜き部の状態を示す拡大断面図である。図6はプリテン
ショナの異常圧発生時における状態を示す正面断面図で
ある。図7は異常圧力時のガス抜き部の状態を示す拡大
断面図である。
【0013】これらの図に示すプリテンショナ10は、
シートベルトリトラクタに組み込まれている。シートベ
ルトリトラクタは、ベルトが巻回されたリールや、リー
ルを巻き取り方向に付勢するリターンスプリング、車両
の急激な減速時にリールのベルト引き出し方向への回転
を阻止する緊急ロック機構等を備えている。これらシー
トベルトリトラクタの構成要素は、特に図示しないが、
従来公知のものであってよい。
シートベルトリトラクタに組み込まれている。シートベ
ルトリトラクタは、ベルトが巻回されたリールや、リー
ルを巻き取り方向に付勢するリターンスプリング、車両
の急激な減速時にリールのベルト引き出し方向への回転
を阻止する緊急ロック機構等を備えている。これらシー
トベルトリトラクタの構成要素は、特に図示しないが、
従来公知のものであってよい。
【0014】プリテンショナ10は、シートベルトリト
ラクタのフレームの外側に取り付けられる。プリテンシ
ョナ10は、パイプ21を備えている。このパイプ21
は鋼管を曲げ加工したもの(一例)である。パイプ21
は、図1の下側の基端21cから右上に約90°湾曲し
て直線部21gへと繋がり、さらに図の上部の半円部2
1hへと繋がっている。半円部21hの先は、図の下方
に向かう直線部21iが繋がっており、さらにその先に
やや内側に傾斜した直線部21jが繋がっている。この
最後の直線部21jの先端には、先端孔21bが開いて
いる。
ラクタのフレームの外側に取り付けられる。プリテンシ
ョナ10は、パイプ21を備えている。このパイプ21
は鋼管を曲げ加工したもの(一例)である。パイプ21
は、図1の下側の基端21cから右上に約90°湾曲し
て直線部21gへと繋がり、さらに図の上部の半円部2
1hへと繋がっている。半円部21hの先は、図の下方
に向かう直線部21iが繋がっており、さらにその先に
やや内側に傾斜した直線部21jが繋がっている。この
最後の直線部21jの先端には、先端孔21bが開いて
いる。
【0015】パイプ21の先端孔21b寄りの直線部2
1i、21jの内側には、リングギア30が介入可能な
ように切り欠かれた切欠部21aが設けられている。切
欠部21a内には、リングギア30のレバー32、33
が入り込んでいる。パイプ21が湾曲していることで、
プリテンショナ10の外形寸法全体が小さくて済む。ま
た、パイプが直線状のものに限るものに比べて、設計自
由度が向上されている。なお、パイプ21は、3次元的
に湾曲される等、他の様々な形状に湾曲することもでき
る。
1i、21jの内側には、リングギア30が介入可能な
ように切り欠かれた切欠部21aが設けられている。切
欠部21a内には、リングギア30のレバー32、33
が入り込んでいる。パイプ21が湾曲していることで、
プリテンショナ10の外形寸法全体が小さくて済む。ま
た、パイプが直線状のものに限るものに比べて、設計自
由度が向上されている。なお、パイプ21は、3次元的
に湾曲される等、他の様々な形状に湾曲することもでき
る。
【0016】パイプ21の基端部21cには、パイプ2
1よりもやや太くなったパイプ状の圧力容器21dが接
続されている。この圧力容器21d内にはガスジェネレ
ータ15が収納されている。このガスジェネレータ15
は、車両の衝突時に図示せぬ衝突検知手段から発信され
る検知信号に基づき火薬に点火し、ガス圧をパイプ21
内に供給する。同ガスジェネレータ15は、圧力容器2
1d内に納められた後に、フランジ部21fを外側から
かしめることにより固定されている。
1よりもやや太くなったパイプ状の圧力容器21dが接
続されている。この圧力容器21d内にはガスジェネレ
ータ15が収納されている。このガスジェネレータ15
は、車両の衝突時に図示せぬ衝突検知手段から発信され
る検知信号に基づき火薬に点火し、ガス圧をパイプ21
内に供給する。同ガスジェネレータ15は、圧力容器2
1d内に納められた後に、フランジ部21fを外側から
かしめることにより固定されている。
【0017】このパイプ21内には、複数個(図1では
15個)のボール20が装備されている。このうち、ガ
スジェネレータ15に最も近いボール20−1を除く他
のボール20−2〜20−15は、アルミニウム等金属
製の球状体である。これらボール20−2〜20−15
の外径は、パイプ21の内径よりも若干小さくなってお
り、比較的クリアランスである(例えばボール外径1
0.6mmに対してクリアランス0.4mm)。そし
て、先頭のボール20−15は、リングギア30のレバ
ー32に実質的に接触している。
15個)のボール20が装備されている。このうち、ガ
スジェネレータ15に最も近いボール20−1を除く他
のボール20−2〜20−15は、アルミニウム等金属
製の球状体である。これらボール20−2〜20−15
の外径は、パイプ21の内径よりも若干小さくなってお
り、比較的クリアランスである(例えばボール外径1
0.6mmに対してクリアランス0.4mm)。そし
て、先頭のボール20−15は、リングギア30のレバ
ー32に実質的に接触している。
【0018】一方、ガスジェネレータ15に最も近い側
のボール20−1は、シリコンゴム等の樹脂製である。
同ボール20−1は、ガスジェネレータ15発火後にピ
ストンの役割を果たす。このボール20−1は、パイプ
21内が通常圧のときには、ガスの射出後に変形して広
がることによりパイプ21内面に密接し、ガスを先頭側
に漏らさないシールの役割も果たす。しかし、同ボール
20―1は、パイプ21にある圧力以上の内圧(異常
圧)がかかった場合には破れるようになっている。この
点については図7を参照しつつ後ほど説明する。
のボール20−1は、シリコンゴム等の樹脂製である。
同ボール20−1は、ガスジェネレータ15発火後にピ
ストンの役割を果たす。このボール20−1は、パイプ
21内が通常圧のときには、ガスの射出後に変形して広
がることによりパイプ21内面に密接し、ガスを先頭側
に漏らさないシールの役割も果たす。しかし、同ボール
20―1は、パイプ21にある圧力以上の内圧(異常
圧)がかかった場合には破れるようになっている。この
点については図7を参照しつつ後ほど説明する。
【0019】これらボール20−1〜20−15のう
ち、ボール20−1には、図5に最も分かり易く示すよ
うに、パイプ長手方向に穴20−1aが彫り込まれてい
る。同穴20−1aは、ガスジェネレータ15側では閉
塞され、ボール20−2側では開口されている。穴20
−1aの深さは、異常圧として感知するガス圧との兼ね
合いで決定される。一方、ボール20−2には、パイプ
長手方向に貫通した貫通孔20−2aが彫り込まれてい
る。
ち、ボール20−1には、図5に最も分かり易く示すよ
うに、パイプ長手方向に穴20−1aが彫り込まれてい
る。同穴20−1aは、ガスジェネレータ15側では閉
塞され、ボール20−2側では開口されている。穴20
−1aの深さは、異常圧として感知するガス圧との兼ね
合いで決定される。一方、ボール20−2には、パイプ
長手方向に貫通した貫通孔20−2aが彫り込まれてい
る。
【0020】そして、ボール20−1の穴20−1a、
ボール20−2の貫通孔20−2a間には、棒状のガス
抜きピストン50が内蔵されている。このガス抜きピス
トン50は、ボール20−1よりも硬質の部材からなる
(例えば、ボール20−1がシリコン製であれば、ガス
抜きピストン50はアルミ製とする)。ガス抜きピスト
ン50は、パイプ21にある圧力以上の内圧(異常圧)
がかかった場合にも破損しない強度を有する。
ボール20−2の貫通孔20−2a間には、棒状のガス
抜きピストン50が内蔵されている。このガス抜きピス
トン50は、ボール20−1よりも硬質の部材からなる
(例えば、ボール20−1がシリコン製であれば、ガス
抜きピストン50はアルミ製とする)。ガス抜きピスト
ン50は、パイプ21にある圧力以上の内圧(異常圧)
がかかった場合にも破損しない強度を有する。
【0021】次に、ボール20(駆動体)の運動を巻取
軸の回転に変換する機構について説明する。図1等に示
すように、パイプ21の内側には、ほぼコ字状をしたギ
アホルダ45が嵌合されている。ギアホルダ45は、屈
曲変形可能な樹脂材からなる。このギアホルダ45に
は、対向する2ヶ所の位置に、各々2本のピン25、2
6が植設されている。ピン25、26は、プリテンショ
ナ10作動前の状態(図1の状態)において、後述する
リングギア30のレバー33を挟持する。
軸の回転に変換する機構について説明する。図1等に示
すように、パイプ21の内側には、ほぼコ字状をしたギ
アホルダ45が嵌合されている。ギアホルダ45は、屈
曲変形可能な樹脂材からなる。このギアホルダ45に
は、対向する2ヶ所の位置に、各々2本のピン25、2
6が植設されている。ピン25、26は、プリテンショ
ナ10作動前の状態(図1の状態)において、後述する
リングギア30のレバー33を挟持する。
【0022】パイプ21内側のギアホルダ45には、上
記リールに固着された巻取軸13が貫通している。巻取
軸13は、リールの軸心に沿って設けられており、同リ
ールと同期回転するものである。この巻取軸13の外周
には、ピニオン23が固定されている。このピニオン2
3は、外周にわたって一様に外歯24を備えている。
記リールに固着された巻取軸13が貫通している。巻取
軸13は、リールの軸心に沿って設けられており、同リ
ールと同期回転するものである。この巻取軸13の外周
には、ピニオン23が固定されている。このピニオン2
3は、外周にわたって一様に外歯24を備えている。
【0023】このピニオン23の外周域には、リングギ
ア30が配置されている。リングギア30の内周面に
は、ピニオン23の外歯24と噛合可能な内歯31が全
周にわたって形成されている。なお、プリテンショナ1
0作動前の状態(図1の状態)では、ピニオン23の外
歯24とリングギア30の内歯31は噛み合っていな
い。これらの外歯24及び内歯31は、特開平5−16
2615号公報に開示されているような、円滑に噛み合
い可能な歯形をしている。
ア30が配置されている。リングギア30の内周面に
は、ピニオン23の外歯24と噛合可能な内歯31が全
周にわたって形成されている。なお、プリテンショナ1
0作動前の状態(図1の状態)では、ピニオン23の外
歯24とリングギア30の内歯31は噛み合っていな
い。これらの外歯24及び内歯31は、特開平5−16
2615号公報に開示されているような、円滑に噛み合
い可能な歯形をしている。
【0024】リングギア30の外周面には、外方に向け
て張り出した突起状のレバー32、33が、所定間隔お
きに複数形成されている。これらレバーのうちの1つ
(符号32)は、突起の頂部が他のレバー33に比べて
特に大きくフラットに形成されている。これら隣り合う
レバー32、33同士の間には、台形状の谷が構成され
る。この谷は、後述するボールに係合可能である。
て張り出した突起状のレバー32、33が、所定間隔お
きに複数形成されている。これらレバーのうちの1つ
(符号32)は、突起の頂部が他のレバー33に比べて
特に大きくフラットに形成されている。これら隣り合う
レバー32、33同士の間には、台形状の谷が構成され
る。この谷は、後述するボールに係合可能である。
【0025】ギアホルダ45に植設された各々2本のピ
ン25、26は、リングギア30の軸心を挟んで対向す
る2個のレバー33をそれぞれ挟み込んでいる。これに
より、リングギア30はギアホルダ45内の定位置に保
持されている。そして、リングギア30の内周径は、ピ
ニオン23の外周径より大きく形成されているので、図
1の状態において、リングギア30の内歯31とピン2
3の外歯24との間には、クリアランスが確保されてお
り、両者は噛み合っていない。そのため、巻取軸13は
プリテンショナ10の存在にも拘わらず自由に回転可能
である。これがピニオン23とリングギア30からなる
クラッチ機構が切り離されている状態である。
ン25、26は、リングギア30の軸心を挟んで対向す
る2個のレバー33をそれぞれ挟み込んでいる。これに
より、リングギア30はギアホルダ45内の定位置に保
持されている。そして、リングギア30の内周径は、ピ
ニオン23の外周径より大きく形成されているので、図
1の状態において、リングギア30の内歯31とピン2
3の外歯24との間には、クリアランスが確保されてお
り、両者は噛み合っていない。そのため、巻取軸13は
プリテンショナ10の存在にも拘わらず自由に回転可能
である。これがピニオン23とリングギア30からなる
クラッチ機構が切り離されている状態である。
【0026】一方、パイプ21の先端孔21bの先に
は、ケース17が設けられている。同ケース17は、パ
イプ21の外に射出されたボール20を収容するための
ものである。パイプ21終端とケース17との間にはガ
イド板43cが存在する。ケース17により、パイプ2
1から射出されたボール20は一ヶ所に集められる。
は、ケース17が設けられている。同ケース17は、パ
イプ21の外に射出されたボール20を収容するための
ものである。パイプ21終端とケース17との間にはガ
イド板43cが存在する。ケース17により、パイプ2
1から射出されたボール20は一ヶ所に集められる。
【0027】次に、上記の構成からなるプリテンショナ
10の作用について説明する。プリテンショナ10の非
作動時(通常時)においては、図1に示すように、リン
グギア30は、ギアホルダ45のピン25、26により
定位置に保持されており、リングギア30とピニオン2
3は噛み合っていない。
10の作用について説明する。プリテンショナ10の非
作動時(通常時)においては、図1に示すように、リン
グギア30は、ギアホルダ45のピン25、26により
定位置に保持されており、リングギア30とピニオン2
3は噛み合っていない。
【0028】この後、車両の衝突状態が検知されると、
ガスジェネレータ15に検知信号が送信される。この検
知信号により、図2に示すように、ガスジェネレータ1
5が発火し、パイプ21内にガス圧を供給する。このガ
ス圧により、最もガスジェネレータ15よりのボール2
0−1がピストンの役割を果たして押される。この押圧
力により順次複数のボール20が押されて、押圧力は最
も先頭のボール20−15(リングギア30のレバー3
2に接触しているボール)に伝達される。
ガスジェネレータ15に検知信号が送信される。この検
知信号により、図2に示すように、ガスジェネレータ1
5が発火し、パイプ21内にガス圧を供給する。このガ
ス圧により、最もガスジェネレータ15よりのボール2
0−1がピストンの役割を果たして押される。この押圧
力により順次複数のボール20が押されて、押圧力は最
も先頭のボール20−15(リングギア30のレバー3
2に接触しているボール)に伝達される。
【0029】このとき、ボール20−1は、ガス圧と前
方のボール20−2を押す力の反力により、ボール20
−1はガス圧の作用方向(矢印Z方向)に潰れる。この
潰れにより、ボール20−1は、ガス圧の作用方向と直
交する方向に外径が広がる。したがって、ボール20−
1のパイプ21内面への接触面圧が増加して、シール機
能が生じる。
方のボール20−2を押す力の反力により、ボール20
−1はガス圧の作用方向(矢印Z方向)に潰れる。この
潰れにより、ボール20−1は、ガス圧の作用方向と直
交する方向に外径が広がる。したがって、ボール20−
1のパイプ21内面への接触面圧が増加して、シール機
能が生じる。
【0030】ボール20の押圧力によりリングギア30
に押圧力がかかり、ピン25、26がせん断される。こ
のため、リングギア30が図2のX方向に移動し、リン
グギア30の内歯31とピニオン23の外歯24が噛み
合う。リングギア30は、図2のX方向に移動した後、
ボール20がレバー32を押す力によって同軸心周りに
回転する。リングギア30が動き始める前の時点で、先
頭のボール20−15がリングギア30のレバー32に
回転力を与えられる姿勢で接触しているため、レバー3
2はロックすることなく確実に回転し始める。
に押圧力がかかり、ピン25、26がせん断される。こ
のため、リングギア30が図2のX方向に移動し、リン
グギア30の内歯31とピニオン23の外歯24が噛み
合う。リングギア30は、図2のX方向に移動した後、
ボール20がレバー32を押す力によって同軸心周りに
回転する。リングギア30が動き始める前の時点で、先
頭のボール20−15がリングギア30のレバー32に
回転力を与えられる姿勢で接触しているため、レバー3
2はロックすることなく確実に回転し始める。
【0031】さらに、ガス圧を受けてボール20が順次
押し出されると、各ボール20はリングギア30のレバ
ー33間の谷に順次係合する。ボール20−2〜20−
15とパイプ21の間にはクリアランスがあるので、ボ
ールはスムーズに進む。これらボール20が順次係合す
ることにより、リングギア30は図2〜図4に示すよう
にY方向に回転する。ピニオン外歯24とリングギア内
歯31は噛み合っているので、リングギア30の回転は
ピニオン23に伝達され、双方が連動して回転する。こ
のとき、リングギア内歯31の数よりピニオン外歯24
の数が多いので増速作用が生じ、ピニオン23はリング
ギア30よりも早い角速度で回転する。
押し出されると、各ボール20はリングギア30のレバ
ー33間の谷に順次係合する。ボール20−2〜20−
15とパイプ21の間にはクリアランスがあるので、ボ
ールはスムーズに進む。これらボール20が順次係合す
ることにより、リングギア30は図2〜図4に示すよう
にY方向に回転する。ピニオン外歯24とリングギア内
歯31は噛み合っているので、リングギア30の回転は
ピニオン23に伝達され、双方が連動して回転する。こ
のとき、リングギア内歯31の数よりピニオン外歯24
の数が多いので増速作用が生じ、ピニオン23はリング
ギア30よりも早い角速度で回転する。
【0032】さらにピニオン23には巻取軸13及びリ
ールが固着されているので、リールは回転してベルトが
瞬時にある長さだけ巻き取り方向へ巻き取られる。な
お、上記増速作用によりリールのプリテンショナ作動時
の回転角はリングギア30の回転角よりも大きくなり、
プリテンショナ10によるシートベルトの引き込み長さ
も大きくなる。
ールが固着されているので、リールは回転してベルトが
瞬時にある長さだけ巻き取り方向へ巻き取られる。な
お、上記増速作用によりリールのプリテンショナ作動時
の回転角はリングギア30の回転角よりも大きくなり、
プリテンショナ10によるシートベルトの引き込み長さ
も大きくなる。
【0033】パイプ21の先端孔21bから押し出され
たボール20は、図4に示すようにケース17内に収め
られる。同ケース17により、パイプ21から射出され
たボール20が一ヶ所に集められる。したがって、プリ
テンショナ10作動後の処理が容易になる。
たボール20は、図4に示すようにケース17内に収め
られる。同ケース17により、パイプ21から射出され
たボール20が一ヶ所に集められる。したがって、プリ
テンショナ10作動後の処理が容易になる。
【0034】ここで、プリテンショナ10の作動後にパ
イプ21にある圧力以上の内圧(異常圧)がかかった場
合には、図6及び図7に示すように、この異常圧により
ボール20−1が破れる。ボール20−1が破れると、
ガス抜きピストン50にガス圧が直接かかるが、ガス抜
きピストン50自体は破損しない。このとき、ガス抜き
ピストン50外面とボール20−1の穴20−1a及び
ボール20−2の貫通孔20−2a内面の間を通って、
ガスがボール20−1より先のパイプ21内に放出され
る。ボール20−2〜20−15の外径は、パイプ21
の内径よりも若干小さくなっているので、この隙間を通
ってガスはパイプ21の先側まで放出される。このよう
にして、パイプ21内のガスを適切に逃がすことができ
る。しかもこの際、ガスはパイプ21内に放出されるの
で、従来のように部材の破片が外に飛ぶことはない。し
たがって、破片によりプリテンショナの他の機器に不具
合が起こるのを回避できる。
イプ21にある圧力以上の内圧(異常圧)がかかった場
合には、図6及び図7に示すように、この異常圧により
ボール20−1が破れる。ボール20−1が破れると、
ガス抜きピストン50にガス圧が直接かかるが、ガス抜
きピストン50自体は破損しない。このとき、ガス抜き
ピストン50外面とボール20−1の穴20−1a及び
ボール20−2の貫通孔20−2a内面の間を通って、
ガスがボール20−1より先のパイプ21内に放出され
る。ボール20−2〜20−15の外径は、パイプ21
の内径よりも若干小さくなっているので、この隙間を通
ってガスはパイプ21の先側まで放出される。このよう
にして、パイプ21内のガスを適切に逃がすことができ
る。しかもこの際、ガスはパイプ21内に放出されるの
で、従来のように部材の破片が外に飛ぶことはない。し
たがって、破片によりプリテンショナの他の機器に不具
合が起こるのを回避できる。
【0035】なお、当然のことではあるが、本発明のプ
リテンショナの駆動機構、巻取軸の回転機構はこの例に
限られるものではなく、様々な形態のものであってよ
い。
リテンショナの駆動機構、巻取軸の回転機構はこの例に
限られるものではなく、様々な形態のものであってよ
い。
【0036】{第2実施例}以下、図8を参照して本発
明の第2実施例について説明する。図8は本発明の第2
実施例に係るプリテンショナの異常圧力時のガス抜き部
の状態を示す拡大断面図である。この図に示すプリテン
ショナにおいては、第1実施例におけるガス抜きピスト
ン50が貫通孔51aを有する管状の部材からなる。こ
の管状のガス抜きピストン51は、プリテンショナ10
の作動後にパイプ21にある圧力以上の内圧(異常圧)
がかかってボール20−1が破れると、貫通孔51aを
通ってガスがパイプ21内の先側に放出される。このよ
うにして、パイプ21内のガスを逃がすようにしてもよ
い。
明の第2実施例について説明する。図8は本発明の第2
実施例に係るプリテンショナの異常圧力時のガス抜き部
の状態を示す拡大断面図である。この図に示すプリテン
ショナにおいては、第1実施例におけるガス抜きピスト
ン50が貫通孔51aを有する管状の部材からなる。こ
の管状のガス抜きピストン51は、プリテンショナ10
の作動後にパイプ21にある圧力以上の内圧(異常圧)
がかかってボール20−1が破れると、貫通孔51aを
通ってガスがパイプ21内の先側に放出される。このよ
うにして、パイプ21内のガスを逃がすようにしてもよ
い。
【0037】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、パイプ内のガス圧が過度に上昇した際に、適
切にガスを放出してガス圧を低減させることにより、装
置全体の信頼性を向上させることができる。さらに、ガ
ス放出時にも他の機器への悪影響はなく、安全性も向上
させることができる。
によれば、パイプ内のガス圧が過度に上昇した際に、適
切にガスを放出してガス圧を低減させることにより、装
置全体の信頼性を向上させることができる。さらに、ガ
ス放出時にも他の機器への悪影響はなく、安全性も向上
させることができる。
【図1】本発明の第1実施例に係るプリテンショナの作
動前の状態を示す正面断面図である。
動前の状態を示す正面断面図である。
【図2】同プリテンショナのガスジェネレータ発火直後
の状態を示す正面断面図である。
の状態を示す正面断面図である。
【図3】同プリテンショナのベルト巻き取り開始直後の
状態を示す正面断面図である。
状態を示す正面断面図である。
【図4】同プリテンショナのベルト巻き取り中の状態を
示す正面断面図である。
示す正面断面図である。
【図5】通常圧力時のガス抜き部の状態を示す拡大断面
図である。
図である。
【図6】同プリテンショナの異常圧発生時における状態
を示す正面断面図である。
を示す正面断面図である。
【図7】異常圧力時のガス抜き部の状態を示す拡大断面
図である。
図である。
【図8】本発明の第2実施例に係るプリテンショナの異
常圧力時のガス抜き部の状態を示す拡大断面図である。
常圧力時のガス抜き部の状態を示す拡大断面図である。
【図9】図9(A)は従来のプリテンショナのパイプ基
端部の構成を示す斜視図であり、図9(B)は同部の正
面断面図であり、図9(C)はパイプ内部に異常圧がか
かった時の状態を示す正面断面図である。
端部の構成を示す斜視図であり、図9(B)は同部の正
面断面図であり、図9(C)はパイプ内部に異常圧がか
かった時の状態を示す正面断面図である。
10 プリテンショナ 15 ガス
ジェネレータ 20−1〜20−15 ボール 20−1 ピストン 20−1a
穴 20−2a 貫通孔 21 パイ
プ 21a 切欠部 21b 先端
開口 21c 基端部 21d 圧力
容器 21f フランジ部 21g 直線
部 21h 半円部 21i、21
j 直線部 23 ピニオン 24 外歯 30 リングギア 31 内歯 50、51 ガス抜きピストン 51a 貫通
孔
ジェネレータ 20−1〜20−15 ボール 20−1 ピストン 20−1a
穴 20−2a 貫通孔 21 パイ
プ 21a 切欠部 21b 先端
開口 21c 基端部 21d 圧力
容器 21f フランジ部 21g 直線
部 21h 半円部 21i、21
j 直線部 23 ピニオン 24 外歯 30 リングギア 31 内歯 50、51 ガス抜きピストン 51a 貫通
孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 丹治 寛雅 東京都港区六本木1丁目4番30号 タカタ 株式会社内 (72)発明者 三科 丞司 東京都港区六本木1丁目4番30号 タカタ 株式会社内 Fターム(参考) 3D018 MA02
Claims (3)
- 【請求項1】 緊急時にシートベルトの巻取軸を巻き取
り方向に回転させてベルトにプリテンションを与えるプ
リテンショナであって;ガスジェネレータと、 このガスジェネレータの発生するガスによって加速され
る駆動体と、 この駆動体を収容案内する通路と、 上記ガスを上記通路に導く管路と、 加速された上記駆動体の運動を上記巻取軸を回転させる
力に変換する手段と、 を備え、 上記管路にある圧力以上の内圧(異常圧)がかかった場
合に、上記駆動体にガス抜き孔が開いて、ガスが上記管
路から該駆動体より先の上記通路に放出されることを特
徴とするプリテンショナ。 - 【請求項2】 上記駆動体が、上記ガスジェネレータ側
に位置した樹脂製部材と、該樹脂製部材に隣接した金属
製部材とを有し、 これら両部材間にわたって、該樹脂製部材よりも硬質の
部材からなるガス抜きピストンが内包されており、 上記管路にある圧力以上の内圧(異常圧)がかかった場
合に該樹脂製部材が破れ、該ガス抜きピストンと金属製
部材間を通ってガスが上記管路から上記通路に放出され
ることを特徴とする請求項1記載のプリテンショナ。 - 【請求項3】 上記ガス抜きピストンが貫通孔を有する
部材からなり、 上記管路にある圧力以上の内圧(異常圧)がかかった場
合に該樹脂製部材が破れ、該ガス抜きピストンの貫通孔
を通ってガスが上記管路から上記通路に放出されること
を特徴とする請求項2記載のプリテンショナ。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23878399A JP2001063519A (ja) | 1999-08-25 | 1999-08-25 | プリテンショナ |
US09/644,678 US6345504B1 (en) | 1999-08-25 | 2000-08-24 | Pretensioner with gas escape mechanism |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23878399A JP2001063519A (ja) | 1999-08-25 | 1999-08-25 | プリテンショナ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001063519A true JP2001063519A (ja) | 2001-03-13 |
Family
ID=17035225
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23878399A Pending JP2001063519A (ja) | 1999-08-25 | 1999-08-25 | プリテンショナ |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6345504B1 (ja) |
JP (1) | JP2001063519A (ja) |
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KR101252219B1 (ko) | 2011-10-17 | 2013-04-05 | 현대자동차주식회사 | 차량용 시트벨트 프리텐셔너 |
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CN107719300A (zh) * | 2016-08-10 | 2018-02-23 | 高田株式会社 | 预张紧器、卷收器及座椅安全带装置 |
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JP4656556B2 (ja) * | 2001-08-10 | 2011-03-23 | タカタ株式会社 | プリテンショナー |
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