JP2001061870A - 生体組織健康装置 - Google Patents

生体組織健康装置

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JP2001061870A
JP2001061870A JP24940299A JP24940299A JP2001061870A JP 2001061870 A JP2001061870 A JP 2001061870A JP 24940299 A JP24940299 A JP 24940299A JP 24940299 A JP24940299 A JP 24940299A JP 2001061870 A JP2001061870 A JP 2001061870A
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Japan
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apatite
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health device
healthy
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Yuusuke Nonomura
野々村友佑
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 歯牙、歯周組織の健康を回復、維持、予防す
る。 【解決手段】 通常の清掃子の操作では不可能な動きで
歯牙などを清掃したり、または通常のうがい等では浸透
しない歯間部、歯周ポケットに薬剤を供給するなどの事
により歯牙、歯周組織の健康を守る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、歯牙歯周組織の健
康を回復、維持し、それらの健康を害する疾病を予防す
ることを特徴とする装置。
【0002】
【従来の技術】歯ブラシ、歯間ブラシ等がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の歯ブラシにおけ
る清掃では、清掃に関して素人である人が歯を磨いてい
たりまた毛先の運動パターンが乱暴であったので歯牙、
歯肉などの歯周組織を傷つけていた、また歯間、歯周ポ
ケットの清掃は、通常では不可能、もしくは非常に困難
であったという不具合があった。
【0004】
【発明の目的】本発明は、上記の事情に鑑みてなされた
もので、その目的は、従来の清掃予防器具では不可能な
微細で、生体を損傷しない清掃が可能で、また歯間、歯
周組織への各種薬剤などの浸透が容易にできる生体組織
健康装置の提供にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の生体組織健康装
置は、次の技術的手段を採用した。 〔請求項1の手段〕請求項1の生体を健康にする健康子
において、所定の健康子をそなえる事を特徴とする。
【0006】〔請求項2の手段〕請求項2における生体
組織健康装置は、請求項1の生体組織健康装置におい
て、稼動手段の波動により健康子を動作、駆動、稼動、
エネルギー供給する事を特徴とする。
【0007】〔請求項3の手段〕請求項1また2のいず
れかの生体組織健康装置において、その健康子または、
その健康子などを支えるガイドのいずれか一方または、
その両方に各種薬液剤を供給する供給手段または、病原
物質など組織に貯留した物質の吸引手段とのいずれか一
方または、その両方を備える事を特徴とする。
【0008】〔請求項4の手段〕請求項1から3のいず
れかの生体組織健康装置において、健康子稼動手段の波
動が、機械振動や分子振動である事を特徴とする。
【0009】〔請求項5の手段〕請求項3から請求項4
のいずれかにおける薬剤は、少なくともその一成分とし
てフッ素イオン、カルシュウムイオン、リンイオン、C
(PO、ヒドロキシアパタイト、フルオロア
パタイト、所定の元素アパタイト、非化学量論的アパタ
イト、ヒドロキシアパタイトの格子欠損物、ヒドロキシ
アパタイトの原子欠損物、Ca欠損型アパタイト、リン
酸欠損型アパタイト、OH欠損アパタイト、OH置換ア
パタイト、Ca10−x(HPO(PO
6−x(OH) 2−x(n・HO)ここでxは0〜1
でnは0〜2のいずれかまたは、そのいずれかの組み合
わせ、Ca4(POO、Ca(PO3OH、
またはCa(PO・X、Ca(PO
・Xで(n>0、m>0、z>0、Xは所定の物質ま
たは無し)、炭酸バッファー、りん酸バッファー、シク
ロデキストリン、グルコースアミノグルカン、ポリフェ
ノール、抗菌剤、抗生剤、フッ素、コラーゲン、コンド
ロイチン、コンドロイチン硫酸、ヒアルロン酸、アルカ
リフォスファターゼ、オステオポンチン、オステオカル
シン、サイトカイン、ビタミンD、プロトロンビン、ビ
クニン、ネフロカルチン、へパラン硫酸、りん酸、リン
酸塩、塩酸、骨形成蛋白、カルシウム結合蛋白、水酸化
酵素、生体を構成する物質などのいずれか一つまたは、
そのいずれかの組み合わせを一成分として有する薬剤に
てなる事を特徴とする。
【0010】〔請求項6の手段〕生体組織健康装置は、
清掃子を所定の運動様式にて清掃可能な歯牙を清掃する
清掃子において、その清掃子の表面パターンが、所定の
パターンである事を特徴とする。
【0011】〔請求項7の手段〕請求項1から請求項6
のいずれかの生体組織健康装置は、乱流発生手段を有す
る事を特徴とする。
【0012】
【発明の作用および発明の効果】〔請求項1の作用およ
び効果〕請求項1の生体組織健康装置は、生体を健康に
する健康子において、所定の健康子をそなえる事を特徴
とするので、歯牙、歯周組織、歯肉、皮膚、粘膜、骨を
健康にする。
【0013】〔請求項2の作用および効果〕請求項2に
おける生体組織健康装置は、請求項1の生体組織健康装
置において、稼動手段の波動により健康子を動作、駆
動、稼動、エネルギー供給する事を特徴とするので、適
切で的確な3次元的な清掃やマッサージあるいは生体改
善などの分子レベルから組織レベルまでの活性化がで
き、歯牙、歯周組織、歯肉、皮膚、粘膜、骨を健康にす
る。
【0014】〔請求項3の作用および効果〕請求項1ま
た2のいずれかの生体組織健康装置において、その健康
子または、その健康子などを支えるガイドのいずれか一
方または、その両方に各種薬液剤を供給する供給手段ま
たは、病原物質など組織に貯留した物質の吸引手段との
いずれか一方または、その両方を備える事を特徴とする
ので、清掃や振動付与とともに薬液供給が同時に可能な
ので、別別に行う方法より、より効果的であるし、薬液
が水のみでもさらに清掃効果があがる。また、清掃のた
めの微細なブラシ運動が、薬液供給の動きにもなるし、
膿汁や歯垢などの病原性物質の排出を、この両者が相互
的に加速する、さらに分子振動から機械振動などの振動
が付与され組織が活性化し、さらにまたこれらの効果に
より薬液の浸透が病原性物質や老化物質などにはばまれ
ず行える。これらの効果は、一つ一つを別々に行うよ
り、より効果的である。
【0015】〔請求項4の作用および効果〕請求項1か
ら3のいずれかの生体組織健康装置において、健康子稼
動手段の波動が、機械振動や分子振動である事を特徴と
するので、齲蝕細菌などの細菌の増殖抑制ができたり、
また歯牙、歯髄、皮膚、粘膜、骨など生体の改質、修復
などが可能となる。
【0016】〔請求項5の作用および効果〕請求項3か
ら請求項4のいずれかにおける薬剤は、少なくともその
一成分としてフッ素イオン、カルシュウムイオン、リン
イオン、Ca(PO、ヒドロキシアパタイト、
フルオロアパタイト、所定の元素アパタイト、非化学量
論的アパタイト、ヒドロキシアパタイトの格子欠損物、
ヒドロキシアパタイトの原子欠損物、Ca欠損型アパタ
イト、リン酸欠損型アパタイト、OH欠損アパタイト、
OH置換アパタイト、Ca10−x(HPO(P
6−x(OH) −x(n・HO)ここでxは
0〜1でnは0〜2のいずれかまたは、そのいずれかの
組み合わせ、Ca4(POO、Ca(PO3
OH、またはCa (PO・X、Ca(P
・Xで(n>0、m>0、z>0、Xは所定の
物質または無し)、炭酸バッファー、りん酸バッファ
ー、シクロデキストリン、グルコースアミノグルカン、
ポリフェノール、抗菌剤、抗生剤、コラーゲン、コンド
ロイチン、コンドロイチン硫酸、ヒアルロン酸、アルカ
リフォスファターゼ、オステオポンチン、オステオカル
シン、サイトカイン、ビタミンD、プロトロンビン、ビ
クニン、ネフロカルチン、へパラン硫酸、りん酸、リン
酸塩、塩酸、骨形成蛋白、カルシウム結合蛋白、水酸化
酵素、生体を構成する物質などのいずれか一つまたは、
そのいずれかの組み合わせを一成分として有する薬剤な
どを採用すれば、アパタイトやリン酸カルシュウム関係
などの薬剤においては、ほんの微小な摩耗を修復し清掃
ができる。また薬剤塗布または清掃のための運動の有無
にかかわらず薬剤供給を行っても、歯質が強化、改質、
修復され従来の摩耗という副作用を伴った清掃器具とは
一線を画する効果がある。フッ素、フッ素イオンは、歯
質強化や細菌抑制に効果があり、炭酸バッファー、りん
酸バッファーなどは、歯垢細菌によるpH低下を抑制す
る。またシクロデキストリンは、グルカン合成阻害やフ
ッ素などの上記薬剤の担体として効果を発揮する。ポリ
フェノールは、Mutans Streptococc
iなどの酵素障害をおこない齲蝕を予防する。
【0017】〔請求項6の作用および効果〕清掃子を所
定の運動様式にて清掃可能な歯牙を清掃する清掃子にお
いて、その清掃子の表面パターンが、所定のパターンで
ある事を特徴とするので、歯垢などを効率よく除去でき
るので歯牙や歯周組織の健康が良好となる。
【0018】請求項1から請求項6のいずれかの生体組
織健康装置は、乱流発生手段を有する事を特徴とするの
で、キャビデーションを発生したり、水や薬剤を効率的
に浸透させたり、また清掃を乱流により、より効率的に
清掃効果を行える。
【0019】
【発明の実施の形態】次に、本発明の生体組織健康装置
を、図1〜図17に示す実施例または変形例に基づき説
明する。ここで健康子とは、歯牙などの生体組織を手動
または自動的な動力源にて清掃する清掃子、生体に機械
的な振動(波動)、分子振動(波動)を与え歯牙や歯肉
あるいは皮膚、粘膜などを健康にしたり修復するための
機械振動子、媒体振動子、分子振動子、などを総称して
健康子という。ここで振動や波動を伝播させるのに媒体
を使用するか否かで区別して、媒体振動(波動)子と非
媒体振動(波動)子に分類しても良い。図1は、生体組
織健康装置のブロック図である。生体を健康にする健康
子である振動子や清掃子を有しており、その健康子を保
持する健康子保持手段を備え、その健康子保持手段を介
して、または直接的に健康子を健康子稼動手段が駆動す
る。ここで健康子稼動手段は、手動または自動による駆
動源を有する。さらに健康子のみを使用する場合、駆動
手段に直接健康子を設けても良いし、保持手段を介して
設置しても良い。
【0020】〔実施例の構成〕第1実施例の生体組織健
康装置および健康子は、歯牙や歯周組織の健康のため、
主にそれを害する感染源である細菌のコロニーであるプ
ラ―クを除去するための装置であり、かつ健康子を清掃
子または機械振動子として使用する例を開示する。そし
て図2から図6の断面図による生体組織健康装置および
健康子はの健康子稼動手段は、空気、液体などの媒体の
駆動により微細稼動するものである。ここで健康子稼動
手段は、媒体を駆動する媒体駆動手段と、その駆動され
た媒体のエネルギーにより駆動される健康子駆動手段と
から構成されている。
【0021】これらは、基本的に清掃子を駆動するため
の弾性体1である清掃子(健康子)駆動手段1をヘッド
部分2に有し、その弾性体1を駆動するための空気、
水、オイルなどの媒体3を駆動する媒体駆動手段図7を
把持手段4または外部に有する。ここで弾性体1は、ゴ
ム、樹脂、金属、陶材などによりなっており、清掃子5
を駆動するのに必要な弾性を有しているものである。そ
してここで清掃子5は、駆動手段にチャック(清掃子交
換手段)6にて取り替えが可能となっているが、チャッ
ク6を介さず直接とりつけても良い。図2、図3、図
4、図5においては、清掃子5が清掃子支持手段7とそ
れに付与されている接続子8によるかん合力によって保
持されるが、接続子はネジ式やチャックなどを採用して
も良いし、接続子8を採用せず清掃(健康)子支持子の
みにて接続してもよい。また図6のチャック6は清掃子
5であるフロスをまきつけて止める構造をなしている。
これはきれこみにて実現するなどしても良い。
【0022】図2、図3、図4、図5、図6は、ヘッド
部分が円柱状となっており、その上部に円柱様の弾性体
が設けてあり、図2、図3、図5、図6はダイヤフラム
状またはドーム状、図4は蛇腹状となっている、そして
ヘッド2と弾性体1が機械的または、化学的などに接合
されており、その両者によって形成されているチャンバ
ーに空気や水などの駆動媒体が満たされている。(本実
施例においては、空気を使用した。)このチャンバー
は、中空構造となっている把持手段4の内部とつながっ
ており、この内部も駆動媒体3で満たされている。
【0023】そして、ここでは外部に図7におけるダイ
ヤフラムなどの媒体駆動子である弾性体11などから構
成された媒体駆動手段があり、媒体駆動手段のチャンバ
ー12とは、駆動出力孔13よりフレキシブルチューブ
にて接続されている。そして電磁石17に商用電源が接
続されており、この磁石に図8のごとくの電力が加わ
る。すると強磁性体15(片持ち梁側は、永久磁石を採
用しても良いし、単なる磁化されていない強磁性体でも
良い。)が片持ち梁14を支点16として媒体駆動子を
正弦波様に振動させる。即ち媒体駆動手段のダイヤフラ
ム11を振動させると駆動媒体3(12に充満してい
る)が振動し、そしてその振動波が清掃子駆動手段であ
る弾性体1につたわり、その結果としてヘッド部の駆動
手段1が振動し清掃子を動かす。駆動波形18の一例を
図8に示す。ここでは正弦波を使用して媒体を駆動し、
その波動で駆動手段1を稼動させている。ここで、任意
波形発生手段と電力増幅手段を有する装置にて電磁石1
5を駆動しても良いなど、媒体駆動手段は振動波を作り
出せればどのようなものでも良い。一例としムービング
マグネット型のリニアモーターやスピーカー様の振動板
を採用しても良い。
【0024】ここでバイアス19の圧力をかけて弾性体
の位置を可変しても良い。また他例として薬剤射出口を
ブラシまたはブラシ近辺にとりつけ空気などの媒体をす
こし射出できるように設置し、薬剤を媒体とともに供給
する供給手段を把持部や駆動部やその近傍などの媒体が
存在する部分に設置し、バイアス19を正値に負荷すれ
ば適量の薬剤や空気、水が供給でき、かつ清掃運動も可
能である。またバイアスを負にすれば吸引ができる。さ
らにここで、薬剤や水または空気の射出口に乱流発生手
段を設け音波、超音波やそれによるキャビテーションを
生じるようにしても良い。具体的には射出口に既知の笛
構造を乱流発生手段として設置するなどである。もちろ
ん笛構造のほかに既知の種々な乱流発生手段を使用して
も良い。この乱流発生手段による振動を第2の振動とし
て弾性体の振動とともに使用しても良いし、また個々に
単独に使用しても良い。一例として乱流発生手段を健康
子として使用するなどである。もちろん弾性体にフーリ
エ合成した複合振動をおこなっても良い。
【0025】ここで薬剤の1例として、少なくともその
一成分としてフッ素イオン、カルシュウムイオン、リン
イオン、Ca(PO、ヒドロキシアパタイト、
フルオロアパタイト、所定の元素アパタイト、非化学量
論的アパタイト、ヒドロキシアパタイトの格子欠損物、
ヒドロキシアパタイトの原子欠損物、Ca欠損型アパタ
イト、リン酸欠損型アパタイト、OH欠損アパタイト、
OH置換アパタイト、Ca10−x(HPO(P
6−x(OH)2−x(n・HO)ここでxは
0〜1でnは0〜2のいずれかまたは、そのいずれかの
組み合わせ、Ca 4(POO、Ca(PO3
OH、またはCa(PO・X、Ca(P
・Xで(n>0、m>0、z>0、Xは所定の
物質または無し)、(こららが、歯質改善薬剤となる)
【0026】炭酸バッファー、りん酸バッファー、シク
ロデキストリン、グルコースアミノグルカン、ポリフェ
ノール、抗菌剤、抗生剤、フッ素(こららが、齲蝕予防
改善薬剤となる)ここで、特にシクロデキストリンにフ
ッ素を包接して使用しても良い。この場合、シクロデキ
ストリンがMutans Streptococciに付着してフッ素を長
時間にわたりリリースしてMutans Streptococciの活動
を抑制し、かつ歯質を強化する。
【0027】コラーゲン、コンドロイチン、コンドロイ
チン硫酸、ヒアルロン酸、(こららが、歯肉、皮膚、粘
膜、象げ質、歯髄、骨改善薬剤となる)
【0028】アルカリフォスファターゼ、オステオポン
チン、オステオカルシン、サイトカイン、ビタミンD、
プロトロンビン、ビクニン、ネフロカルチン、へパラン
硫酸、りん酸、リン酸塩、塩酸、骨形成蛋白、カルシウ
ム結合蛋白、水酸化酵素、(こららが、骨、象げ質、エ
ナメル質などの硬組織改善薬剤となる)
【0029】などを初めとする生体を構成する物質や、
それを援助する物質などのいずれか一つまたは、そのい
ずれかの組み合わせを一成分として有する薬剤を使用す
る。
【0030】この場合チャック6などの運動要素にガイ
ドがついていないので、清掃子5は直線運動のみならず
3次元的に動く。そして、把持手段4を手で握り、清掃
子5を歯牙、特に歯間部の歯牙表面に軽くあてて使用す
る。特に歯間部に挿入するなどすると歯牙曲面に合わせ
て清掃が行われる。そして、この時把持手段4のヘッド
2よりを把持したり、その反対側を把持したりすると、
その把持位置によって清掃子5の振動などが変化するの
で、好みに合わせて位置を変えると良い。また媒体駆動
手段により駆動圧、振動波周期、振動圧、などを変化さ
せる制御手段を採用し、清掃効果を制御しても良い。
(ここでのガイドとは、スライドシャフトのようなスラ
イド機構などを有して直線運動を容易におこなうための
機構である。)尚、ヘッド部分2と把持手段4は、図3
bのように角度調整手段を備えても良い。また角度調整
手段は、角度を連続的に可変できるように関節型を採用
しても良い。これらの場合頬舌近遠など歯牙の全ての面
を死角なく捕らえることができる。べつの言い方をすれ
ば従来は、歯間ブラシと歯ブラシは別のものであった
が、この機構や上記機構である清掃子着脱機構などを採
用することで一つのブラシにて達成することができる。
【0031】媒体駆動手段図7などは、ダイヤフラム
や、ピストンとシリンダあるいは、振動板などにより構
成された機構により発生した振動波が媒体に伝播され、
そのエネルギーがヘッド部分の弾性体に伝わり、それが
清掃子を動かす。この時チャック(清掃子保持手段)6
または清掃子5は、ガイドを有していないので、弾性体
1と媒体の振動により前後左右など3次元的に清掃子を
駆動する。この動きにより複雑な形状を有する歯面を3
次元的にとらえ効率的にプラ―クなどを除去できる。ま
た媒体に空気などを使用すると歯肉や歯牙などを傷つけ
ずプラ―クなどの病原性因子のみを除去できるし、歯牙
を摩耗する事も無い。
【0032】一例として過大な圧力によるブラシッング
により生じる楔状欠損があるが、図2のブラシは強くあ
てると毛先の運動がとまり、そして振動のみが伝わる状
態となり、さらに強くあてるとほとんど停止状態になる
ので過大な圧をかけたブラッシングを予防、矯正するこ
とができるし、この機構により歯周ポケット内のプラ―
クや膿汁などを高率的に除去することができ、かつ歯周
組織に適度なマッサージ効果を与える。さらにまた、清
掃子を取り外して弾性体1部や、その反対の部分のヘッ
ド部分(2)を歯周組織にかるく押し当ててマッサージ
を行っても良い。これにより微少循環系が活性かした
り、排膿を促進し歯周組織の活性化をはかる事ができ
る。この時図5のように健康子としての振動子や振動伝
達カバー10などをとりつけてマッサージのみに使用し
ても良いし、マッサージ専用器として弾性体を健康子と
して使用しても良い。この場合振動をヘッド部分2や把
持手段4などから直接生体に付与しても良い。
【0033】さらにここで、図9aのごとく機械振動の
みならず分子振動を付与できるようにしても良い。図1
0において生体組織健康装置の健康子内部に励起手段と
してアルミナとけい石からなる輻射体の内部にニクロム
線を挿入したものやSicなどの電磁波発生照射手段20
を設け、それに電力供給手段より電力を供給し9.6μm
付近を中心とする電磁波を発生させてこれをブラシ部分
を介して細菌に照射する。またこの輻射体を直接生体に
あてても良い。この場合ブラシ(の毛)の部分はポリエ
チレンなどの9.6μm透過性樹脂を使用した。ここ
で、他の波長を使用する場合は、それぞれの波長にある
樹脂を使用するのはいうまでもないし、清掃子と違う場
所より輻射してもよい。もちろん他の手段としてファイ
バーなどの導波路をこの生体組織健康装置なかに設置し
て同様の効果を得ても良い。そして図9、図10のよう
に励起制御手段の作動とともに励起手段から励起波が生
じて細菌などに照射される。この時ファイバーの他端
は、CO2レーザなどの電磁波源を接続する。これによりM
utans Streptococciなどの齲蝕細菌の抑制ができる。さ
らに齲蝕抑制電磁波とともに齲蝕予防改善薬剤を前述の
薬剤供給手段などにて供給してもよい。
【0034】さらに前述の薬剤である歯質改善薬剤や硬
組織改善薬剤などとともに9.6μm、9.4μm、
9.1μm、8.8μm、200nm台、200nm前
後など歯牙共鳴波長や、歯牙吸収波長やその付近の波長
の電磁波を照射すれば歯牙修復が可能となる。ここで、
これらの共鳴波長は、単独で使用しても良いし、組み合
わせて使用しても良い。一例として200nm付近の電
子励起と9.1μm付近の振動励起を組み合わせて使用
するなどである。またこれらの共鳴波長を照射、添付し
た後に、添付、照射した物体からの輻射波が最大になる
ように照射電磁波の波長、パルス幅、パルスデュレーシ
ョン、振幅を調整して照射しても良い。この時、既知の
フィードバック技術を使用した自動調整手段を使用して
も良いし、手動でもよい。
【0035】ここで、COレーザなどの電磁波源を使用し
て、健康子より6μm付近の電磁波を照射するように調
整し、歯肉や粘膜あるいは皮膚などを改善するようにし
ても良い。このばあい分子振動子単独で使用しても良い
し、清掃子を併用して病的部分や老化部分などを清掃や
マッサージを行いながら照射しても良いし、またコラー
ゲンなどの歯肉、皮膚、粘膜、象げ質、歯髄、骨改善薬
剤や硬組織改善薬剤などの薬剤を前述の薬剤供給手段に
て供給しても良いし、また別途手などにて局所にそれら
などを供給してから、本装置を使用しても良い。ここ
で、組織の吸収ピークを受信手段やその他の手段を使用
して、計測しそのデータをもとに励起手段より電磁波を
照射しても良い。また図9bの保持手段を使用して薬剤
を保持しておき効果を持続させても良い。さらにまた、
励起手段よりの電磁波を可視光波長にしても良い。この
場合暗い口腔内を明るくできて視野が良好となる。
【0036】ここで清掃子5は、支持子6と必要に応じ
て接続手段8を備える。本実施例においては、これらの
材質を主に樹脂とし、図11から図17の各形状、表面
パターンを施した。ここで、図11は、ブラシタイプ、
図12の清掃子は、三角チップ型で図12の図面下部に
記載したような表面パターンを付与した。図面にむかっ
て左から、清掃子の清掃面における中心部方向に歯垢な
どが排出されるパターン(片方の面は図示せず)で歯垢
などが歯周ポケットや歯牙の接触点方向から除去される
方向を持つ、その次のパターンは、交合面や切端面方向
へ歯垢などが排出されるパターンで、歯周ポケットから
歯垢などが排出する方向性をもつ。向かって右は、その
中間のパターンで、駆動方向と同一方向でかつ清掃子取
り付け方向にのみ排出されるパターンである。これらの
パターンは、清掃子のチャック方向に向けた逆刃状(図
12の右下断面図)になっており常に歯垢などが外部に
出るように成形されているので、歯周ポケットなどにお
いて、その内部、即ち生体内に病原性因子を押し込むな
どが無いなどの安全で大変効果的な清掃ができる。この
パターンは、一例であり逆刃になっていればどのような
パターンでも良い。図13の清掃子は、歯牙の唇面、頬
側面、舌側面などを主に清掃する清掃子であるが、これ
も同様に歯周ポケット側から歯冠側に歯垢などの病原物
質を排出する逆刃パターンである。図14の清掃子はガ
ーゼなどの繊維をメッシュ状に表面に付与したもので、
ここではガーゼを樹脂チップに熔着した。図15の清掃
子は、基本的に指サックの先端にガーゼなどの繊維を熔
着したもので、ここでもガーゼが熔着している。これは
弾性体1の先端にガーゼを付与して同様の効果を得ても
良い。ガーゼは歯垢清掃に適する繊維であり、過不足な
い歯垢清掃に非常に役立つ。図16の清掃子は、ハイド
ロキシアパタイトを樹脂チップに熔着したものである。
その他にαTCPなどのリン酸カルシュウム粒子を熔着し
て使用しても良い。この清掃子は歯牙をいためずにかつ
粗研磨用の清掃子表面パターンから仕上げ研磨用までそ
れを作ることができる。図17の清掃子は、フロス用で
ありフロスの長軸と直角に表面パターン24が付与され
ているものである。具体的には樹脂薄膜の表面を前期清
掃子のように逆刃状に加工したものや、毛髪などの動物
性体毛を採用したものであるなど、フロスの長軸方向と
平行でなければどのような素材を使用しても良い。この
ような表面パターンを採用しているので、歯間部を通過
容易とするために通過帯23を設けると良い。これは従
来の長軸方向に平行となっていたフロスの繊維方向では
達成できない清掃効果を得られる。ここで、これらの清
掃子とともに前記投与薬剤の一種類として研磨剤を使用
しても良い。具体的には、αTCP( Ca(PO
)などのハイドロキシアパタイト前駆体の顆粒を水で
練和しペースト状にして、研磨剤として使用するなどで
ある。また水などの溶媒に溶かしてCaなどを欠損させた
アパタイトなどの易結合性アパタイトを研磨剤に使用す
るなど前述の歯質改善剤や硬組織改善剤を研磨剤として
も良い。
【0037】また必要に応じて清掃子の表面パターン
は、ランダム凹凸パターン、凹凸パターン、平面、多角
錘、3角錐パターン、ブラシ、砥石コート、流体パター
ン、メッシュなどを採用しても良いし、それらのいずれ
かの組み合わせでもよい。また清掃子の一面は、歯間乳
頭を回避するために中空、すなわち2面のみを清掃に使
用する形状でも良い。
【0038】ここで歯間清掃用の清掃子5にフロスタイ
プをしようする場合は、図6の機構などを採用する、こ
の清掃子5は図6の2つのチャンバーを交互に加圧、吸
引あるいは逆相にて駆動される。この場合媒体駆動手段
のダイヤフラム11は、片持ち梁14の両側に2つあ
り、その両側のチャンバーを各々の駆動手段、すなわち
弾性体1とヘッド2による各チャンバーに各々とりつけ
る。すると図6の各清掃子駆動手段1がプッシュープル
に駆動されて、その結果フロス(清掃子)が主に図面の
上にいったり下にいったりといった上下方向に稼動され
る。ここでもまたガイドが付与されていない場合は、3
次元的な清掃を可能とし、ガイドを有する場合は、直線
的な動きをなす。ここで、フロスの張力は、高くしてお
いても良いし、緩めていても良い。緩めた場合は、フロ
スを物体に当てたときのみに振動が伝達されるので歯間
部に挿入する時や、歯牙に当てた時のみに清掃が起こる
などといった事ができる。
【0039】ここで、これらの駆動源、動力源は、直
接、本体に一体化していても良いし、フレキシブルパイ
プにて外部にあっても良い。もちろん駆動源への電力供
給は、電池を使用して一体化しても良いし、商用電源な
どの外部に電源をもっても良いし、水道よりの水圧や空
力などの電動以外の動力を使用しても良い。さらに動力
源は、自動車の駆動系や汽車の車軸のような既知の回転
―直進変換系を使用してモーターなどの回転動力を使用
しても良いし、リニアモーター、ピエゾ、あるいはスピ
ーカーの様な動力源でも良い。また、駆動源のピストン
の駆動源側の隙間にグリスなどの流動体漏洩防止剤を採
用しても良いなど本発明の趣旨に沿えばどのような手段
を採用しても良い。
【0040】〔実施例の効果〕従来の直線的な運動によ
る歯面清掃では、清掃子の接触が線状(線上)または点
状でしかないのに対して、この装置では曲面でとらえる
事ができる。また歯肉などの歯周組織や、歯牙を傷つけ
ないデリケートな清掃ができるので、歯牙や歯周組織の
健康のために最適である。さらにまた適度な機械振動が
直接的または間接的に歯周組織に伝わり微少循環系が活
性化する。さらにまた分子振動レベルまでの作用を併用
すれば齲蝕抑制、歯質、歯髄、骨、歯肉、皮膚、粘膜の
改善が可能となる。などなどの歯肉、歯曹骨などの歯周
組織、歯髄、皮膚、粘膜などの組織を活性化する
【0041】このように動力伝達を流動体などで行う
と、歯周組織に過度な圧力がかからず生体の損傷が無
い。また微細稼動効果もあるので、さらに侵襲がすくな
い。また、ピストンシリンダ回りをカートリッジ構造と
して、個々人に1個を使用するなどのデスポタイプとす
れば、非常に清潔で院内感染を防ぐ事に一役買う。もち
ろん他の実施例、変形例においてもどの部分を取り替え
可能なカートリッジ構造としても良いし、一体化構造で
も良いし、動力源の方をカートリッジ構造としたり、柄
の部分を交換可能なカートリッジ構造としても良い。ま
た以上の例においてはチャック6などの運動要素などに
ガイドがなく、清掃子は3次元的に動くが、ピストンな
どの駆動手段の円滑な運動のためにガイドを適材適所に
配置しても良いなどは言うまでもないが、本実施例のよ
うにガイドがほとんどない状態では、3次元的に清掃子
が動くので清掃効果が非常に高く、かつ歯牙や歯周組織
などの周囲組織に損傷を与えない。
【0042】各々の駆動様式は、ガイドを使用して直線
的に清掃子を駆動しても良いし、ガイドを使用せずに3
次元的に駆動しても良いが、清掃の場合は、3次元的に
駆動する方がお勧めである。またレジン修復の辺縁など
を研磨したり、清掃子の代わりにリーマーなどを使用し
根管治療などをするときは、直線的な方が良い場合があ
るので、使用目的に合わせて清掃子の駆動様式を変化さ
せれば良い。また駆動媒体においても空気などを使用し
た場合には、プロフェッショナルクリーニングのように
歯牙や歯周組織をきずつけず、摩耗せずに歯垢などを除
去しやすく、お勧めである。また駆動媒体に水やオイル
などを使用すればルートプレーニングや研磨、切削など
にお勧めである。一方駆動媒体に空気を使用した場合で
もシリンダなどの駆動手段の片側もしくは両側にスプリ
ングなどの弾性体を取り付け、トルクを確保しても良
い。さらに駆動手段に周波数可変手段を設けて振動周波
数を0付近の超低周波より高周波までを可変しても良
い。この時ステインや陳旧歯垢などは、高周波で、新し
い歯垢などは低周波で清掃を行うなどの使い分けをして
も良い。一般にステインが除去できる振幅や周波数など
の清掃エネルギーを有する場合は、歯牙も摩耗、損傷し
ているので、日常の清掃には、ステインが除去できるほ
どのエネルギーはこの周波数可変手段や振幅調整手段に
より与えずにおき、たまに高いエネルギーにより歯牙な
どを清掃するなどの調整を行っても良い。
【0043】〔変形例〕本装置は、歯間部、唇面、頬
面、舌面用など、どの場所に使用しても良い。また、歯
牙の大きさ、または各部の清掃容易な大きさにあわせ、
全体の形、多きさを設計しても良い。また把持手段4な
どの各部形状は、操作者の自由にて使用しても良いし、
使用しなくてもよい。さらにまた駆動媒体は、液体でも
気体でも半固体でも良い。この場合駆動媒体補充手段を
採用して駆動媒体の漏れを補うようにしても良い。また
ここで、駆動手段に駆動周波数制御手段を設けて駆動周
波数、デュレーションあるいは振幅などを変化させて、
直線的運動や3次元的運動などの調節ができる。
【0044】薬剤供給手段の射出口は、ヘッド部分ある
いは、その近傍に薬剤供給用のノズルを設けてそこに外
部や把持部にて薬剤を供給するなど、その位置、形、個
数はどのようでも良い。また薬剤供給は、駆動媒体3と
同じでも良いし、また独立して設けても良い。
【0045】一例として清掃子交換手段としてのチャッ
クの例を図5に開示する。向かって左aが分解図で、右
bが完成図であり、この図では主要部分のみを示す。こ
の例は、積層ピエゾを2個使用する場合だが、1個使用
して図5の上部または下部のピエゾを省略しても良い。
この時取り付け手段の図にむかって上のチャック部分
は、あってもなくても良い。
【0046】ここで、その接続は以下のごとくなる。こ
こで、上部ピエゾは、本体2の図に向かって上の部分に
接続されており、取り付け手段25側の部分が稼動部分
となり、また下部ピエゾは、その逆で図にむかって下部
の本体2に取り付けられており、稼動部分は、上部の取
り付け手段25側となっている。そして、2個のピエゾ
は逆相、即ち同時刻に図にむかって上のピエゾは上なら
上に、そして下のピエゾは、上なら上の向きに丁度プッ
シュープル駆動されるように接続されている。もちろ
ん、2台のアンプにて独立に駆動しても良い。これによ
り清掃子5が直線様運動する。ここで、駆動周波数を駆
動周波数制御手段によりその周波数、デュレーションあ
るいは振幅などを変化させれば、直線的運動や3次元的
運動などの調節ができる。
【0047】ここで、清掃子5とその清掃(健康)子支
持手段7は、樹脂にて製作されており、清掃(健康)子
支持手段7には、接続子8が設置されており、このかん
合力(摩擦力)にて支持される。この時清掃子の挿入方
向は、図の上側でも下側でもどちらでも良い。そして把
持手段4にアングルがついている把持手段の場合は、頬
側や舌側で使い分けると死角がなくなる。またこのアン
グルの角度は、把持手段の長軸にむけ25度程度が汎用
的だが、ある部位に専用として何度のアングルを採用し
ても良い。他の例も同様である。
【0048】この歯牙歯周健康装置は、先端のチップが
取り替え可能となる。また、チャックの構造は、ここで
は、樹脂でできた接続子8を使用して摩擦、かん合を使
用したが、3又以上の既知のチャックやフリクションチ
ャックなどの他の摩擦応用チャックを使用しても良い。
もちろん他の実施例や変形例に応用しても良い。
【0049】駆動手段の周波数、振幅、デュレーション
などの駆動波形は、清掃子の表面パターンや形状および
使用部位などの必要におうじてどのように変化させても
良い。即ち、駆動手段への電力供給や圧力供給などの駆
動パターンは、パルス波形、鋸波、矩形波、三角波、バ
ースト波形、任意波形など、どのような波形でも良い
し、駆動周波数も自由であるし、振幅変調、周波数変
調、位相変調、1/fゆらぎなどを採用しても良い。また
心拍や微小循環形の流れなどの生体に調和した波形を用
いても良い。さらにフロス駆動図6などの場合は、目的
に合えば同相駆動や、任意相対位相駆動でも良い。また
ほかの一例として生体に調和した波形、駆動などは、ハ
イドロキシアパタイトの小柱方向、結晶方向、エナメル
葉、条、などの組織、解剖学的構造に対して平行、直
角、斜めなどの角組織構造を劣化させない方向や、強化
する方向に対してのみ動く様にするなどである。このた
めに駆動手段を多軸構成にして様々な方向、角度に動作
するように駆動手段を設けても良い。また、清掃子に対
しての圧力を感知して、トルクや速度などを制御しても
良い。一例として圧力が高くなると電力をまし、ある一
定以上の圧力になると停止して組織を保護するなどであ
る。他例としては歯牙などの生体からの輻射波の変化に
よって付与エネルギー値を変化させたり、停止させたり
するなどである。さらにまた駆動圧調整手段を駆動手段
に採用して同様の効果を得ても良い。
【0050】複数の供給口(排出口)を使用しても良い
が、この個数は、少なくとも1個でも良い。フロスにお
いては中空糸チューブを使用したり、編み込みの糸を使
用したり、チューブに切れ込みをあけるなどして同様の
効果を得ても良い。また、その大きさや、形または孔の
位置、形、数などは、適時変更しても良い。また効果が
ほぼ同等ならどのような薬液供給手段を使用しても良
い。また、膿汁の溜まったポケットの膿汁吸引のため
に、供給手段を吸引手段として使用しても良いし、供給
と吸引を設けても良いし、閉鎖型ではなく開放端を少な
くとも1つ有していても良い。また薬剤供給手段は、水
を薬剤として使用し注水手段として使用しても良い。
【0051】薬液供給手段の供給口(排出口)は、供給
側より遠ざかるほど孔や切れ込みを大きくしても良い。
また、あらかじめ断層写真や、プロービングなどの診断
情報を基に疾患部を大きく設けても良いなど、適時術者
が決定しても良い。
【0052】さらにここで、健康子に超音波を搬送させ
る超音波搬送手段を用いて歯垢などの病原物質の清掃を
行っても良いし、モーター、超音波モーターなどで駆動
してもよい。
【0053】清掃部の大きさ、形状も適時変更しても良
いし、その使用数もいくつでも良い。これらの場合、一
例として口腔内の歯間全ての一つ毎に、少なくとも一つ
の本装置を挿入し、薬剤を局所投与するなどである。勿
論、ブロック毎に使用しても良いし、1歯に使用しても
良いのは言うまでも無い。さらに、これらの場合ラバー
ダム防湿を併用しても良い。
【0054】清掃子は、ラバーチップ、ウッドチップ、
スポンジチップ、メタルチップ、レジンチップ、ガー
ゼ、カーボンファイバ、シリカ、綿、ガラス繊維、各種
繊維物などを採用しても良い。また、その形状も三角錐
から多角錐、プレート型、または、それらのラウンド処
理様などの様々な形状、材質を採用しても良い。これら
は、歯牙や歯周組織の健康具合にあわせて使い分ける。
もちろん清掃子の中に薬液を通しても良い。この場合、
薬液が清掃運動にあわせてより効率的に作用部位へ誘導
される。また清掃子にブラシ状の物を採用する場合な
ど、清掃子駆動を複数の駆動手段にて駆動するなどし
て、部分的に違う運動をする清掃子を採用しても良い。
また、チップにも各部分が違う動作に成る様なチップ構
造を採用しても良い。またブラシ型の場合、その植毛さ
れた毛の部分を、中空構造として薬液を供給しても良
い。さらにまた逆刃の谷の部分より薬剤を供給しても良
い。 また一例として清掃子、研磨子、プローブなどを
先端チップとして使用し、ルートプレーニング、スケー
リング、レジンやアマルガムの研磨などに使用しても良
い。
【0055】把持部や、その他の形状は、ストレートタ
イプの把持部でも良いし、バイアングルでも良いなど、
この開示例にこだわらず、どの様な形状でも良い。また
清掃子の形状、材質、植毛度合いなども、どの様な物で
も良い。清掃子5などは、一般の歯ブラシ型をしていて
も良いし、臼歯部の特に頬側面からの清掃を容易にする
ためにL字型をしていても良い。また清掃子をチャック
にて各種交換できる構造を採用しても良い。
【0056】薬剤供給手段と一体化または分離した部位
に、9.6μm付近(9.1μm、9.4μm、9.8
μm、8.8μmなども含む)の波長を照射する照射手
段を装備しても良い。この使用波長は、疾患別に対応す
るなど目的が同様であれば他の波長を使用しても良い。
また、照射口は、どこに設けても良いし、その導入路も
本主旨にあえばどのようなものでも良い。ここでは薬剤
供給とは独立した経路であるファイバーなどの導波路
を、設け電磁波射出部位を設けた。もちろん薬剤供給手
段を採用せず電磁波照射手段のみで販売しても良い。こ
の時、射出部位は清掃子にも電磁波を供給しても良い
し、しなくても良い。特に清掃子に電磁波誘導性を持た
せれば歯間部などの清掃により有効となる。ここで、導
波路は、ミラー様な物でも良い。ここで、この動波路の
照射端と逆の端に赤外光源(グローバー光源、CO
ーザー光源など)が設けられており、その光源の光をフ
ィルターまたは、回折格子に通し、所定波長である9.
6μmなどの波長を得、それを導波路に導き照射を行
う。また、以下の波長を照射するようにしても良い。一
例として、 エナメル質の8.8μm〜10.0μm(特に9.1μ
mや9.4μm、9.5μm、9.6μm、9.7μ
m、9.6±0.8μm) 象げ質の9μm〜10μm付近(特に9.6μm±δ付
近)コラーゲンの5.8μm〜10.0μm(特に5.
8μm〜6.2μm、6.0μm〜6.8μm、7.3
〜8.0μm)、コンドロイチンの7.5μm〜10μ
m、P−Oの7.6μm〜10.1μm、(特に9.6
〜10.1μm、8.1〜8.4μm)、PO(3
―)イオン、HPO(2―)イオン、HPO
(―)イオンなどの9.0μm〜10.0μm、HP
の11.6μm、P−Hの4.1μm〜4.4μ
m、Ca(OH)などのO 5.5μm〜10.0μ
m、2.6μm〜3.3μm(特に2.85μm) CaOの2.7μm付近 HOの2.9μm±δ、6.1μm±δ、CO
4.25μm±δ、OH―の2.7μm〜2.8μm、
15.7μm、N−Hの2.8μm〜3.3μm、3.
4μm〜4.3μm、6.9μm〜7.2μm SOxの10μm〜11μm、14μm〜16μm、
8.6μm〜9.5μm、15μm〜17μm アパタイトの200〜300nm付近(KrCl、Kr
Fレーザで励起しても良い。)などは、ほんの一例であ
る。これらは、単独で使用しても良いし、また複数を使
用しても良い。また基準振動を使用しても良いし、倍音
を使用しても良い。
【0057】そして、この電磁波の照射は、齲蝕原生物
質の抑制を初めとする齲蝕原生抑制をおこなうので、清
掃、予防効果が大きくなる。また清掃部位に確実に照射
でき、かつ清掃と相乗効果を発揮する。とくにグルカン
の抑制を行うので、グルカン除去即ち歯垢除去が非常に
容易に行える。この電磁波は9.4μm付近より9.8
μm付近の電磁波帯を照射しても良いし、また9.4μ
m、9.6μm、9.8μmなどの単波長でも良いし、
生体から採取した歯垢、細菌の吸収波長に同調させても
良い。また、Ca、POイオンなどを使用する時は、
上記波長の電磁波にて、歯質の改善や修復、コーティン
グが期待できる。すなわち、CaO,OH,またはPO
の基準振動や、倍音振動を使用するなどである。一例
としてCaOの350cm−1付近などや、その倍音を
照射するなどである。本発明は、特願平11−1098
65歯牙改質装置および改質剤を組み込んだり、使用併
用しても良い。また図9のbのごとく薬剤保持手段を併
用しても良い。一例としてハイドロキシアパタイトやC
(POなどを水などに混合して、その上にサ
イクロデキストリンを保持手段としてコートするなどで
ある。
【0058】またpH調整剤や酸の中和剤として炭酸バ
ッファー、りん酸バッファーを使用しても良いし、逆に
歯周治療用の薬剤を使用しても良い。効果があればVイ
オン、Mgイオン、Cuイオンなどの各種ミネラルまた
は、ビタミンC,B、Eなどの各種ビタミン類、または
抗生物質、抗菌剤、または光合成細菌、乳酸菌などの細
菌叢制御剤、抗酸化剤、または酸化剤などを使用または
併用しても良いなど、使用する薬剤は、術者の自由で、
どのような物を使用しても良い。
【0059】また研磨剤としてハイドロキシアパタイト
を使用しても良いが、酸化アルミナや亜鉛華など他の研
磨剤を使用しても良い。これらの粒径は、着色、歯垢の
粘着度により術者が適時設定すれば良い。またH
などの酸化剤を使用しても良い。これらの薬剤は、歯牙
と歯周組織では、作用が逆の場合があるので、その選択
と作用順序は、歯科医師に相談して使用すると良い。
【0060】Caイオンは、Caイオン水、Ca(P
、またはハイドロキシアパタイトの形で供給し
ても良い。またPO4やFなど他の薬剤も同様の効果が
あればどのような供給形態でも良い。一例としてNaF
やSnFをFイオンとする場合などである。
【0061】Fイオン,Caイオン、POイオン、C
(PO、ハイドロキシアパタイト、炭酸バッ
ファー、りん酸バッファー、シクロデキストリン、ポリ
フェノールなどのいずれか一つまたは、その組み合わせ
である齲蝕予防、再石灰化、清掃研磨因子を薬剤供給手
段より放出しても良い。ここで媒体は水を使用しても良
いし、ジェル状の流動体を使用しても良い。
【0062】ここで、Caイオン、POイオン、Ca
(PO、ハイドロキシアパタイト、フッ素イオ
ン、カルシュウムイオン、リンイオン、Ca(P
、ヒドロキシアパタイト、フルオロアパタイ
ト、所定の元素アパタイト、非化学量論的アパタイト、
ヒドロキシアパタイトの格子欠損物、ヒドロキシアパタ
イトの原子欠損物、Ca欠損型アパタイト、リン酸欠損
型アパタイト、OH欠損アパタイト、OH置換アパタイ
ト、Ca10−x(HPO(PO6−x(O
H)2−x(n・HO)ここでxは0〜1でnは0〜
2のいずれかまたは、そのいずれかの組み合わせ、Ca
4(POO、Ca(PO3OH、またはCa
(PO・X、Ca(PO・Xで
(n>0、m>0、z>0、Xは所定の物質または無
し)、などを採用すれば、ほんの微小な摩耗を修復し清
掃ができる。また清掃の有無にかかわらず薬剤供給を行
っても病的細菌抑制や歯質が強化され従来の摩耗という
副作用を伴った清掃器具とは一線を画する効果がある。
フッ素イオンは、歯質強化や細菌抑制に効果があり、炭
酸バッファー、りん酸バッファーなどは、歯垢細菌によ
るpH低下を抑制する。またシクロデキストリンは、グ
ルカン合成阻害やフッ素などの上記薬剤の担体として効
果を発揮する。ポリフェノールは、mutans st
reptococciなどの酵素障害をおこない齲蝕を
予防する。
【0063】上記実施例または変形例は単独で実施して
も良いし、また組み合わせて実施しても良い。一例とし
て清掃子を使用せずに健康子としての薬剤射出をしよう
し、そこから薬液を染み出させたり射出、噴霧、注水し
たり、その後電磁波のみを照射するように時分割、空間
分割使用したりするなどである。その時、少なくともそ
の一成分としてフッ素イオン、カルシュウムイオン、リ
ンイオン、Ca(PO 、ヒドロキシアパタイ
ト、フルオロアパタイト、所定の元素アパタイト、非化
学量論的アパタイト、ヒドロキシアパタイトの格子欠損
物、ヒドロキシアパタイトの原子欠損物、Ca欠損型ア
パタイト、リン酸欠損型アパタイト、OH欠損アパタイ
ト、OH置換アパタイト、Ca10−x(HPO
(PO −x(OH)2−x(n・HO)ここで
xは0〜1でnは0〜2のいずれかまたは、そのいずれ
かの組み合わせ、Ca4(POO、Ca(PO
3OH、またはCa(PO・X、Ca
(PO・Xで(n>0、m>0、z>0、Xは
所定の物質または無し)、炭酸バッファー、りん酸バッ
ファー、シクロデキストリン、ポリフェノール、抗菌
剤、抗生剤などのいずれか一つまたは、そのいずれかの
組み合わせを一成分として有する薬剤などを使用しても
良い。また各種薬剤はイオンの形でもイオンでない形で
の供給でもよい。一例としてFは、NaFでもSnFの形で
もFイオンの形でも良い。またリン酸塩は、どのような
配合比率、どのような形のリン酸塩でも良いなど本発明
の趣旨に沿えばどのようなリン酸塩、リン酸カルシュウ
ムでも良い。この場合清掃と薬剤浸透を同時に行いさら
に歯周組織の健康を助ける。もちろん他の実施例や変形
例にこれらの薬剤を使用しても良いし、どのような組織
に使用しても良い。一例としてお肌の手入れに使用して
も良いなどである。また、本発明の主旨においては、歯
垢は、歯垢中のある種の細菌も含め歯牙生育のために必
要な場合もある可能性があるのが、周知のごとく齲蝕、
歯周疾患の原因である事は間違いの無い事実であるの
で、ここでは病原物質として記述した。
【0064】弾性体1などを始めとして本発明の材質
は、本発明の趣旨に沿えばどのようなものでも良い。一
例として弾性体1をAu,Fe,Mg,Ti,Pt合金を使用してダイ
ヤフラム状にして使用しても良い。この場合厚さが薄け
れば薄いほど高い周波数の駆動が可能となる。また弾性
体1は、分割振動させて複雑な清掃表面に対応してもよ
いし、またリニアー振動させて単一な清掃子運動をえて
も良い。
【0065】HOの吸収波長である3μm付近の電磁
波のみを照射して、Ca3(POなど前述の薬剤
反応を促進しても良い。具体的には、HOの共鳴波長
(具体的には2.9μm±δ、6.1μm±δ、あるい
は3μmほど)のみを透過させるフィルタ4aを採用す
るなどである。もちろんエルビュウムヤグレーザを使用
するなどして同様の効果を得ても良い。また同時または
単独に光源などの熱を遮断せずに伝導するなど加熱して
も良い。
【0066】使用薬剤としてCaO、CaCO3 、Ca
H(PO)・2H O、Ca(HPO、Ca
(PO)(OH)、CaCl 、Ca(OH)2
、Ca(NO3) 、H3(PO)、KHPO
、(NH4) HPO 、NH4 (OH)、H3
、NH4PO 、NH4 OH、CaF、P
,P 4−、Ca、Ca
(PO、Ca(PO )(OH)、Ca
(PO)(OH)、CaH(PO)O、Ca3
(PO、Ca3H(PO(OH)、Ca3
(PO(OH) 、Ca3(PO
O、Ca4(POO、Ca4(PO(O
H)、Ca4H(PO、Ca4(PO
(OH)、Ca(PO 3(OH)、CaH(P
3(OH)、CaH(PO3O、Ca
(PO、Ca(PO、CaH(PO
(OH)、Ca(POO、Ca
(PO(OH)、Ca(HO)〔(F
e・・・2Mn・・・8〕O(PO〕・3H
O、Ca(PO(OH)、Ca(PO
O、CaH(PO、Ca (PO
(OH)、Ca(PO(OH)、CaH(P
(OH)、CaH(POO、Ca
(PO、Ca (PO・3H
O、Ca(PO.nHO(n>0)、
Ca(HPO(PO(OH)2、Ca
(HPO)(PO(OH)、Ca(HP
)(PO(OH)(HO)、Ca(HP
)(PO(OH)(2.5HO)、Ca
(PO、TiO、SiO、SiC、Na
O,アパタイトの原子欠損物、Ca欠損型アパタイ
ト、リン酸欠損型アパタイト、OH欠損アパタイト、O
H置換アパタイト、アパタイトの格子欠損物、フルオロ
アパタイト、Ca10−x(HPO(PO
6−x(OH)2−x(n・HO)ここでxは0〜1
でnは0〜2、有機酸カルシウム、すべてのりん酸塩、
過リン酸塩、リグノスルホン酸、硫酸カルシウム、リン
酸2カルシウム、ポリカルボン酸塩、第2リン酸カルシ
ウム、リン酸水素水、石灰、ホゾラン、アルミナ、ジル
コニア、リン酸アルカリ土類、リン酸塩セラミックスな
どのいずれかまたは、その組み合わせなどを使用しても
良い。(言うまでも無いがCa3(POは、非晶
質の物を使用しても良いし、結晶質の物を使用しても良
いなど本発明の目的が達成すれば、どのような物でも良
いなど、ほかの物質についても同様で結晶質を使用して
も良いし、また非晶質を使用しても良い。一例として結
晶型としてα―Ca3(POを使用するなどであ
る。また、CaHPO ・2HOのHOも無くて
も本主旨に沿えば良いなど、HOは分子内に存在して
もしなくても良いし、mHO(m>0)でも良い。ま
たOHやOは金属やハロゲンと置換してアパタイトの性
質を向上させてもよい。)また、歯牙改質剤1にpH調
整剤を添加しても良い。一例として、酸性化するために
HNO3 などで調節しても良いし、アルカリ化するため
にNH4 OHなどので調節しても良いし、緩衝剤を使用
しても良い。反応改善剤としてリン酸、アクリルアミ
ド、ポリアクリル酸、メタアクリル酸、トリエチレング
リコールジメタクリレート、こはく酸、こはく酸ナトリ
ウム、イタコン酸、マレイン酸、カルボン酸、ヒドロゲ
ルなどを使用しても良い。
【0067】反応改善剤として歯牙改質剤1に結晶化を
促進させる触媒を配合しても良い。触媒の一例として
は、金、銀、白金、パラジウム、チタン等を用いたり、
苛電手段、分極技術を利用した触媒を併用しても良い。
またこの触媒を励起して反応促進しても良い。このよう
に触媒を用いる場合、励起後に触媒を表面に析出させる
手段として錫イオン、シランカップリングや、ゾルまた
は界面活性剤を使用しても良い。また水酸イオン、無機
イオン、有機イオンなどを添加して反応を促進したり、
よりアパタイトの結晶向上、整合を進めても良いし、ア
パタイトのOH基と置換してアパタイトの耐酸性などの
性質改善として使用しても良い。一例として水酸イオン
としてCaOHを水溶液状にして添加したり、無機質ま
たは無機イオンの一例としてF、Mg、Ti,Si、S
rなどを添加したりしても良い。また有機イオンやその
供給物の一例である有機物の一例としてグルコースやな
どを水に溶かしゲル状などにして改質剤を添加した歯牙
の改質剤の表面に覆うように添加したり、改質剤と混合
しても使用しても良い。この場合グルカンコートなどの
有機物コーティングにより反応水の蒸発を防止したり、
またグルカンの吸収ピークがPOのピークと重なるの
で、持続的な分子振動を与える事ができるし、倍音も同
様となるので倍音励起も可能となる。またこれを分子振
動伝達手段として使用しても良い。一例としてグルカン
を9.6μmのCOレーザ照射するなどである。また
改質剤を歯牙に長時間保持したり、COなどの反応阻
害ガスの混入を防ぐ事が出来る。またアルギン酸塩やア
ルギン酸ナトリウム、CaSO・nHO(n>=
0)などを使用して同様な効果を得ても良い。さらにま
た分子振動伝達手段としてアルキルベンゼン系、アルキ
ルナフタレン系、アルキルビフェニール系、ビフェニー
ル+ジフェニールオキサイド混合物、水素化トリフェノ
ール、ベンジル系、ジベンジル系、鉱油系(アルキルア
ロマ系、ナフテン系、パラフィン系)、シリコーン系
(フェニルシリコーン系、ポリシロキサン系)フッ素系
(パーフルオロポリエーテル系)などを使用しても良
い。
【0068】電磁波を歯牙に照射する手段として上記一
例としてレーザ光発生装置を用いた例を示したが、結晶
整合または結晶成長できる励起手段であれば、他の手段
を用いても良い。具体的には、レーザ光でも良いし、自
然光でも良いし、ラジオ波、マイクロ波、X-線、音波な
どの媒体波、紫外線、赤外線、可視光線などのどのよう
な波でも良い。また結晶整合または結晶成長できる励起
手段であれば、コヒーレント波でも良いし、コヒーレン
ト波でなくても良い。ここでレーザーは、NdYg、C
、He−Ne,Ar,色素レーザ、半導体レーザな
ど、その発振様式はいずれを使用しても良い。もちろん
グレーティングや、倍波結晶などによる波長可変レーザ
を使用しても良い。もちろん各種光源に対して線幅を利
用しても良いし、利用しなくても良い。
【0069】前記照射波は、ラジオ波の場合はアンテ
ナ、導波管、電磁場レンズなどを使用しても良い。また
赤外光はアンテナで受信しても良い。光源は、グローバ
光源、ランプ、LEDなど本発明に適すれば、どのよう
な光源を使用しても良い。一例として紫外線では、紫外
線ランプや、KrClレーザー、KrFレーザーなどを
使用しても良い。
【0070】前記照射電磁波による励起部位のエネルギ
ーや範囲を調節するために、レンズ、ミラーなどの光学
素子を使用しても良い。
【0071】歯牙などに少なくとも1つ以上のパルス電
磁波を適当な間隔にて照射しても良いし、連続波でも良
い。また、第1のパルスまた第2のパルスよりの反射ま
たは透過電磁波を観測しても良いし、また第1のパルス
と第2のパルスの間隔を変化させて位相整合を調整して
も良い。また1つのパルスでその再輻射を見ても良い
し、1つ1つのパルスでの再輻射を対比しても良い。ま
た再輻射波最大のコンディションを照射手段に設定して
も良い。
【0072】照射される電磁波の波長は、単波長であっ
ても良いし、複数波長でも良い。さらに干渉に使用する
電磁波も多数方向よりの複数干渉、または干渉波を複数
重ねる多重干渉でも良いし、その組み合わせでも良い。
この場合複雑な組織にも部位別にきめ細かな照射が可能
である。また波長変化する前の波長を励起に使用するな
どしても良い。それらの波をフーリエ合成しても良い。
また直線偏光でも円偏光でもランダム偏光でも、照射目
的、深度などに合わせて偏光子により変化させても良
い。
【0073】撮像素子を設けても良い。一例としてHg
CdTe、CCD、InA、Pb nTe、Pb
Cd、Cde、PzT、LiTaO3 、サーモパイ
ル、ボロメータなどの他の撮像素子として用いても良
い。またアンテナなどを応用して同様の効果を得ても良
い。また観測波は、反射波でも良いし、透過波でも良
い。この信号や映像を使用して健康子の動作状態を観察
して表示したり、最適状態にフィードバックして健康子
を使用しても良い。
【0074】また歯牙アパタイトの結晶整合が進行する
と共鳴波長がシフトしてゆく場合が多く、その場合は共
鳴波長のシフトにあわせて電磁波照射制御手段にて励起
波長をシフト追従するとさらに良い。またパルス対また
は群についてパルスを2回当てても良いし、3回以上励
起する対または群を使用しても良い。
【0075】絶縁体中に導体を設けた毛を清掃子に歯ブ
ラシ状に植毛し、その毛に正極と負極を交互に設ける配
線をおこない局所電流を流しても良い。この局所電流
は、直流から高周波まで目的に合わせて調整すれば良
い。この場合歯垢中グルカンをより効率的に除去した
り、アパタイトの強化をおこなうことができる。この時
アパタイト前駆体を清掃子の毛間に配置し、クラスター
化を容易にして励起しても良い。またこの時波動を清掃
子に伝えてよりクラスター化を促進しても良い。さらに
また局所電流によりクラスター化を促進しても良い。
【0076】上記実施例または変形例は単独で実施して
も良いし、また組み合わせて実施しても良い。また各種
薬剤も単独で使用しても良いし、また組み合わせて使用
しても良い。
【0077】
【図面の簡単な説明】
【図1】生体組織健康装置のブロック図。
【図2】生体組織健康装置の一例。(3次元駆動歯ブラ
シの一例。)
【図3】生体組織健康装置の一例。(3次元駆動の一
例。)
【図4】生体組織健康装置の一例。(3次元駆動の一
例。)
【図5】生体組織健康装置の一例。(振動子取り付けの
一例。)
【図6】生体組織健康装置の一例。(3次元駆動の一例
でフロスタイプの清掃子を駆動する。)
【図7】媒体駆動手段の一例。
【図8】駆動波形の一例。
【図9】生体組織健康装置の一例。(分子振動のブロッ
ク図)
【図10】生体組織健康装置の一例。(分子振動付与型
の一例)
【図11】清掃子の一例。(ブラシタイプ)
【図12】清掃子の一例。(逆刃型の清掃子と媒体振動
タイプの駆動手段も図示した。)
【図13】清掃子の一例。(逆刃型の清掃子)
【図14】清掃子の一例。(メッシュタイプ)
【図15】清掃子の一例。(メッシュタイプ)
【図16】清掃子の一例。(粒子タイプ)
【図17】清掃子の一例。(フロスタイプ)
【符号の説明】
1 弾性体である清掃子(健康子)駆動手段 2 ヘッド部分 3 (駆動)媒体 4 把持手段 5 清掃子 6 チャック 7 健康子支持手段 8 接続子 9 カバー(媒体が漏洩しないようにする。) 10振動伝達カバー 11 媒体駆動手段、(弾性体)(ダイヤフラム) 12 媒体駆動手段のチャンバー 13 駆動出力孔 14 片持ち梁 15 強磁性体 16 支点 17 電磁石 18 駆動波形 19 バイアス 20 電磁波発生照射手段 21 電磁波供給ライン 22 電磁波供給ライン(弾性体) 23 通過帯 24 清掃帯 25 取り付け手段

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】生体組織健康装置は、生体を健康にする健
    康子をそなえる事を特徴とする生体組織健康装置。
  2. 【請求項2】請求項1の生体組織健康装置は、稼動手段
    の波動により健康子を動作、駆動、稼動、エネルギー供
    給する事を特徴とする生体組織健康装置。
  3. 【請求項3】請求項1また2のいずれかの生体組織健康
    装置は、その健康子または、その健康子を支える把持手
    段などの生体組織健康装置の構造物のいずれか一方また
    は、その両方に各種薬液剤を供給する供給手段または、
    病原物質など組織に貯留した物質の吸引手段とのいずれ
    か一方または、その両方を備える事を特徴とする生体組
    織健康装置。
  4. 【請求項4】請求項1から3のいずれかの生体組織健康
    装置において、健康子稼動手段の波動が、機械振動や分
    子振動である事を特徴とする生体組織健康装置。
  5. 【請求項5】請求項1から請求項4のいずれかの生体組
    織健康装置において生体に付与する薬剤は、少なくとも
    その一成分としてフッ素イオン、カルシュウムイオン、
    リンイオン、Ca(PO、ヒドロキシアパタイ
    ト、フルオロアパタイト、所定の元素アパタイト、非化
    学量論的アパタイト、ヒドロキシアパタイトの格子欠損
    物、ヒドロキシアパタイトの原子欠損物、Ca欠損型ア
    パタイト、リン酸欠損型アパタイト、OH欠損アパタイ
    ト、OH置換アパタイト、Ca10−x(HPO
    (PO6−x(OH)2−x(n・HO)ここで
    xは0〜1でnは0〜2のいずれかまたは、そのいずれ
    かの組み合わせ、Ca4(POO、Ca(PO
    3OH、またはCa(PO・X、Ca
    (PO・Xで(n>0、m>0、z>0、Xは
    所定の物質または無し)、炭酸バッファー、りん酸バッ
    ファー、シクロデキストリン、グルコースアミノグルカ
    ン、ポリフェノール、抗菌剤、抗生剤、フッ素、コラー
    ゲン、コンドロイチン、コンドロイチン硫酸、ヒアルロ
    ン酸、アルカリフォスファターゼ、オステオポンチン、
    オステオカルシン、サイトカイン、ビタミンD、プロト
    ロンビン、ビクニン、ネフロカルチン、へパラン硫酸、
    りん酸、リン酸塩、塩酸、骨形成蛋白、カルシウム結合
    蛋白、水酸化酵素、生体を構成する物質などのいずれか
    一つまたは、そのいずれかの組み合わせを一成分として
    有する薬剤にてなる生体組織健康薬剤。
  6. 【請求項6】請求項1から請求項4のいずれかにおける
    健康子において、その健康子が歯牙を清掃する清掃子で
    ある事を特徴とし、その清掃子の表面パターンまたは形
    状が、所定のものである事を特徴とする生体組織健康装
    置。
  7. 【請求項7】請求項1から請求項6のいずれかの生体組
    織健康装置は、乱流発生手段を有する事を特徴とする生
    体組織健康装置。
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