JP2001060099A - 情報処理装置および方法、並びに媒体 - Google Patents

情報処理装置および方法、並びに媒体

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JP2001060099A
JP2001060099A JP11236652A JP23665299A JP2001060099A JP 2001060099 A JP2001060099 A JP 2001060099A JP 11236652 A JP11236652 A JP 11236652A JP 23665299 A JP23665299 A JP 23665299A JP 2001060099 A JP2001060099 A JP 2001060099A
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pitch
melody data
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JP11236652A
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English (en)
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Hiroshi Kawamoto
洋志 川本
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Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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  • Reverberation, Karaoke And Other Acoustics (AREA)
  • Electrophonic Musical Instruments (AREA)
  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 音声で入力されたメロディを有する可能性の
ある曲に関する情報を提供することができるようにす
る。 【解決手段】 通信部31は、音声データやIDを受信
し、メロディデータ生成部32に出力する。プロファイ
ル情報記憶部34は、ユーザの年齢、および嗜好情報の
他、所定の設定値が設定された参照項目を記憶してい
る。メロディデータ生成部32は、プロファイル情報記
憶部34に記憶されている、所定の設定値が設定された
参照項目を利用し、通信部31からの音声データから、
メロディデータを生成し、検索部33に出力する。音楽
情報記憶部35は、曲毎に、メロディデータなどを記憶
する。検索部33は、プロファイル情報記憶部34に記
憶されている、嗜好情報などを利用して、メロディデー
タ生成部32から供給されたメロディデータと、音楽情
報記憶部35のメロディデータと相関度を算出し、候補
曲の音楽情報を検索し、通信部31に出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報処理装置およ
び方法、並びに媒体に関し、特に、ユーザの音声から、
所定の情報を検索することができるようにした情報処理
装置および方法、並びに媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】ユーザが、例えば、キーボードを操作
し、歌詞や歌手名など所定の検索情報を入力すると、そ
の検索情報により特定される曲の関連情報(例えば、曲
名)を、ユーザに提供するシステムが存在する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ユーザ
が、検索情報になり得る情報を知らない場合、すなわ
ち、適切な検索情報が入力されない場合、このシステム
では、その曲の関連情報がユーザに提供されない課題が
あった。
【0004】そこで、ユーザが、検索情報を、例えば、
キーボードを介して入力する代わりに、メロディを音声
で入力するようにし、そのメロディと同一のメロディを
有する可能性のある曲の関連情報をユーザに提供するシ
ステムが考えられる。しかしながら、このシステムにお
ける処理の具体的内容が開示されていない課題があっ
た。
【0005】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、音声で入力されたメロディを有する可能性
のある曲の関連情報を、ユーザに提供する処理を具体的
に開示するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の情報処
理装置は、複数の曲に関する情報、および複数の曲のメ
ロディデータを記憶する第1の記憶手段と、端末から送
信されてきた音声データを受信する受信手段と、受信手
段により受信された音声データからメロディデータを生
成する生成手段と、第1の記憶手段に記憶されている複
数の曲のメロディデータと、生成手段により生成された
メロディデータとの相関度を算出する算出手段と、算出
手段により算出された相関度に基づいて、候補曲を決定
し、決定した候補曲に関する情報を、第1の記憶手段に
記憶されている複数の曲に関する情報から検索する検索
手段と、検索手段により検索された情報を、端末に出力
する出力手段とを備えることを特徴とする。
【0007】請求項2に記載の情報処理装置は、生成手
段は、所定の設定値が設定された参照項目を利用して、
音声データ上に、複数の音長算出区間および音高算出区
間を決定し、決定した音長算出区間の長さを音長とし、
決定した音高算出区間の音声データから音高を算出する
ことができる。
【0008】請求項3に記載の情報処理装置は、生成手
段は、第1の算出方法に従って、第1番目の音高算出区
間の音声データから音高を算出し、第1番目の音高算出
区間の音声データから算出した音高が、所定の値より大
きい場合、第1の算出方法に従って、残りの音高算出区
間の音声データから音高を算出し、第1番目の音高算出
区間の音声データから算出した音高が、所定の値より小
さい場合、第2の算出方法に従って、残りの音高算出区
間の音声データから音高を算出することができる。
【0009】請求項4に記載の情報処理装置は、受信手
段は、端末から送信されてきた曲IDをさらに受信し、生
成手段は、参照項目に設定された設定値を更新すること
ができる。
【0010】請求項5に記載の情報処理装置は、ユーザ
IDに対応してプロファイル情報を記憶する第2の記憶手
段をさらに備え、受信手段は、端末から送信されてきた
ユーザIDをさらに受信し、算出手段は、受信手段により
受信されたユーザIDに対応して、第2の記憶手段に記憶
されているユーザ情報に基づいて、算出した相関度を修
正することができる。
【0011】請求項6に記載の情報処理装置は、受信手
段は、端末から送信されてきた曲IDをさらに受信し、第
2の記憶手段は、受信手段により受信された曲IDに基づ
いて、プロファイル情報を更新することができる。
【0012】請求項7に記載の情報処理方法は、複数の
曲に関する情報、および複数の曲のメロディデータを記
憶する記憶ステップと、端末から送信されてきた音声デ
ータを受信する受信ステップと、受信ステップの処理で
受信された音声データからメロディデータを生成する生
成ステップと、記憶ステップの処理で記憶された複数の
曲のメロディデータと、生成ステップで生成されたメロ
ディデータとの相関度を算出する算出ステップと、算出
ステップの処理で算出された相関度に基づいて候補曲を
決定し、決定した候補曲に関する情報を、記憶ステップ
の処理で記憶された複数の曲に関する情報から検索する
検索ステップと、検索ステップの処理で検索された情報
を、端末に出力する出力ステップとを含むことを特徴と
する。
【0013】請求項8に記載の媒体は、複数の曲に関す
る情報、および複数の曲のメロディデータを入力する入
力ステップと、端末から送信されてきた音声データから
メロディデータを生成する生成ステップと、入力ステッ
プの処理で入力された複数の曲のメロディデータと、生
成ステップの処理で生成されたメロディデータとの相関
度を算出する算出ステップと、算出ステップの処理で算
出された相関度に基づいて候補曲を決定し、決定した候
補曲に関する情報を、入力ステップの処理で入力された
複数の曲に関する情報から検索する検索ステップと、検
索ステップの処理で検索された情報を、端末に出力する
出力ステップとからなることを特徴とする。
【0014】請求項1に記載の情報処理装置、請求項7
に記載の情報処理方法、および請求項8に記載の媒体に
おいては、複数の曲に関する情報、および複数の曲のメ
ロディデータが入力され、端末から送信されてきた音声
データからメロディデータが生成され、入力された複数
の曲のメロディデータと、生成されたメロディデータと
の相関度が算出され、算出された相関度に基づいて候補
曲が決定され、決定された候補曲に関する情報が、複数
の曲に関する情報から検索され、検索された情報が、端
末に出力される。
【0015】請求項9に記載の情報処理装置は、音声を
入力する入力手段と、入力手段により入力された音声か
らメロディデータを生成する生成手段と、生成手段によ
り生成されたメロディデータを、サーバに出力する出力
手段とを備えることを特徴とする。
【0016】請求項10に記載の情報処理装置は、生成
手段は、所定の設定値が設定された参照項目を利用し
て、音声データ上に、複数の音長算出区間および音高算
出区間を決定し、決定した音長算出区間の長さを音長と
し、決定した音高算出区間の音声データから音高を算出
することができる。
【0017】請求項11に記載の情報処理装置は、生成
手段は、第1の算出方法に従って、第1番目の音高算出
区間の音声データから音高を算出し、第1番目の音高算
出区間の音声データから算出した音高が、所定の値より
大きい場合、第1の算出方法に従って、残りの音高算出
区間の音声データから音高を算出し、第1番目の音高算
出区間の音声データから算出した音高が、所定の値より
小さい場合、第2の算出方法に従って、残りの音高算出
区間の音声データから音高を算出することができる。
【0018】請求項12に記載の情報処理装置は、入力
手段は、曲IDを入力し、生成手段は、参照項目に設定さ
れた設定値を更新することができる。
【0019】請求項13に記載の情報処理方法は、音声
を入力する入力ステップと、入力ステップの処理で入力
された音声からメロディデータを生成する生成ステップ
と、生成ステップの処理で生成されたメロディデータ
を、サーバに出力する出力ステップとを含むことを特徴
とする。
【0020】請求項14に記載の媒体は、音声を入力す
る入力ステップと、入力ステップの処理で入力された音
声からメロディデータを生成する生成ステップと、生成
ステップの処理で生成されたメロディデータを、サーバ
に出力する出力ステップとからなることを特徴とする。
【0021】請求項9に記載の情報処理装置、請求項1
3に記載の情報処理方法、および請求項14に記載の媒
体においては、音声が入力され、入力された音声からメ
ロディデータが生成され、生成されたメロディデータ
が、サーバに出力される。
【0022】請求項15に記載の情報処理装置は、端末
から送信されてきたメロディデータを受信する受信手段
と、複数の曲に関する情報、および複数の曲のメロディ
データを記憶する第1の記憶手段と、第1の記憶手段に
記憶されている複数の曲のメロディデータと、受信手段
により受信されたメロディデータとの相関度を算出する
算出手段と、算出手段により算出された相関度に基づい
て、候補曲を決定し、決定した候補曲に関する情報を、
第1の記憶手段に記憶されている複数の曲に関する情報
から検索する検索手段と、検索手段により検索された情
報を、端末に出力する出力手段とを備えることを特徴と
する。
【0023】請求項16に記載の情報処理装置は、ユー
ザIDに対応してプロファイル情報を記憶する第2の記憶
手段をさらに備え、受信手段は、端末から送信されてき
たユーザIDを受信し、算出手段は、受信手段により受信
されたユーザIDに対応して、第2の記憶手段に記憶され
ているユーザ情報に基づいて、算出した相関度を修正す
ることができる。
【0024】請求項17に記載の情報処理装置は、受信
手段は、端末から送信されてきた曲IDを受信し、 第2
の記憶手段は、受信手段により受信された曲IDに基づい
て、プロファイル情報を更新することができる。
【0025】請求項18に記載の情報処理方法は、端末
から送信されてきたメロディデータを受信する受信ステ
ップと、複数の曲に関する情報、および複数の曲のメロ
ディデータを記憶する記憶ステップと、記憶ステップの
処理で記憶された複数の曲のメロディデータと、受信ス
テップの処理で受信されたメロディデータとの相関度を
算出する算出ステップと、算出ステップの処理で算出さ
れた相関度に基づいて、候補曲を決定し、決定した候補
曲に関する情報を、記憶ステップの処理で記憶された複
数の曲に関する情報から検索する検索ステップと、検索
ステップの処理で検索された情報を、端末に出力する出
力ステップとを含むことを特徴とする。
【0026】請求項19に記載の媒体は、複数の曲に関
する情報、および複数の曲のメロディデータを入力する
入力ステップと、入力ステップの処理で入力された複数
の曲のメロディデータと、端末から送信されてきたメロ
ディデータとの相関度を算出する算出ステップと、算出
ステップの処理により算出された相関度に基づいて、候
補曲を決定し、決定した候補曲に関する情報を、入力ス
テップの処理で入力された複数の曲に関する情報から検
索する検索ステップと、検索ステップの処理により検索
された情報を、端末に出力する出力ステップとからなる
ことを特徴とする。
【0027】請求項15に記載の情報処理装置、請求項
18に記載の情報処理方法、および請求項19に記載の
媒体においては、複数の曲に関する情報、および複数の
曲のメロディデータが入力され、入力された複数の曲の
メロディデータと、端末から送信されてきたメロディデ
ータとの相関度が算出され、算出された相関度に基づい
て、候補曲が決定され、決定された候補曲に関する情報
が、複数の曲に関する情報から検索され、検索された情
報が、端末に出力される。
【0028】
【発明の実施の形態】図1は、本発明を適用した音楽情
報検索サービスシステムの構成例を示している。端末1
は、有線または無線で、ネットワーク2に接続され、ユ
ーザが発音した音声(例えば、ある曲のメロディ)を、
電子信号(音声データ)に変換し、検索サーバ3に送信
する。端末1はまた、検索サーバ3から送信されてきた
情報をユーザに提示する。検索サーバ3は、端末1から
送信されてきた音声データを受信するとともに、それに
対応する情報を検索し、端末1に送信する。
【0029】次に、その動作について説明する。ユーザ
が、1つの音、例えば”ラ”を発音し、ある曲のメロデ
ィを端末1に入力すると、端末1は、ユーザの音声(曲
のメロディー)を音声データに変換し、検索サーバ3に
送信する。検索サーバ3は、端末1から送信されてきた
メロディを有する可能性のある曲の音楽情報(曲名、歌
詞、歌手名など)を検索し、端末1に送信する。端末1
は、検索サーバ3からの音楽情報を音声または文字でユ
ーザに提示する。これにより、例えば、ユーザが、曲名
を知らない曲のメロディを、音声で端末1に入力するこ
とより、その曲に関する音楽情報の供給を受け、その曲
名を知ることができる。
【0030】図2は、端末1の構成例を示している。CP
U11は、ROM12に記憶されているプログラムに従って
各種の処理を実行する。RAM13には、CPU11が各種の
処理を実行する上において必要なデータなどが適宜記憶
される。
【0031】音声入力部14は、マイクロフォンなどか
ら構成され、ユーザが発生した音声を音声データに変換
する。操作部15は、CPU11に、所定の処理の指令を
入力するとき適宜操作される。表示部16は、例えば、
液晶ディスプレイなどにより構成され、ユーザに提示す
る情報を表示する。音声出力部17は、スピーカなどか
ら構成され、ユーザに提示する情報を音声で出力する。
【0032】通信部18は、ネットワーク2にデータ
(例えば、音声データやID)を送信したり、ネットワー
ク2を介して送信されてきたデータ(例えば、音楽情
報)を受信する。インタフェース19は、音声入力部1
4乃至通信部18とCPU11との間に配置され、インタ
フェース処理を実行する。
【0033】すなわち、端末1は、ユーザの音声から音
声データを生成する音声データ生成機能と、検索サーバ
3との通信を実行する通信機能を有している。
【0034】図3は、検索サーバ3の構成例を示してい
る。通信部31は、ネットワーク2を介して送信されて
きたデータ(例えば、音声データやID)を受信し、メロ
ディデータ生成部32に出力したり、検索部33から供
給される音楽情報を、ネットワーク2を介して、端末1
に送信する。
【0035】プロファイル情報記憶部34は、ユーザ毎
に、ユーザの年齢、性別、嗜好情報(例えば、ユーザが
好む曲のジャンル)、および音楽情報検索サービスの利
用履歴の他、所定の設定値が設定された参照項目(後
述)などを記憶している。プロファイル情報記憶部34
はまた、曲の売れ行き情報なども記憶している。
【0036】メロディデータ生成部32は、プロファイ
ル情報記憶部34に記憶されている、所定の設定値が設
定された参照項目を利用し、通信部31からの音声デー
タに基づいて、メロディデータを生成し、検索部33に
出力する。このメロディデータは、1つの音の長さを示
すデータ(以下、音長と称する)およびその音の高さを
示すデータ(以下、音高と称する)からなるデータ(以
下、音素と称する)の系列である。メロディデータ生成
部32はまた、プロファイル情報記憶部34に記憶され
ている参照項目の設定値を変更する処理を行う。
【0037】音楽情報記憶部35は、曲毎に、メロディ
データ、曲名、歌手名、ISRC (International Standard
Recording Code)などを記憶する。なお、この例の場
合、音楽情報記憶部35に記憶されているメロディデー
タは、1つの音に関する時間データと周波数データから
なるMIDI ( Musical Instrument Digital Interface)
データである。
【0038】検索部33は、プロファイル情報記憶部3
4に記憶されている、嗜好情報や曲の売れ行き情報など
を利用して、メロディデータ生成部32から供給された
メロディデータと、音楽情報記憶部35に記憶されてい
る、各曲のメロディデータと相関度を算出し、候補曲
(1曲または複数曲)の音楽情報を検索し、通信部31
に出力する。検索部33はまた、プロファイル情報記憶
部34に記憶されている嗜好情報を更新する処理を行
う。
【0039】次に、曲名検索処理の概要を、図4のフロ
ーチャートを参照して説明する。ステップS1におい
て、ユーザは、端末1の操作部15を操作し、自分自身
を識別する情報(この例の場合、ユーザID)を入力す
る。ステップS2において、ユーザは、曲名を知りたい
曲のメロディの一部または全部を、端末1の音声入力部
14から、1つの音、例えば”ラ”を発生し、音声で入
力する。
【0040】ステップS3において、端末1は、ステッ
プS1で入力されたユーザIDおよびステップS2で入力
された音声の音声データを、ネットワーク2を介して検
索サーバ3に送信する。
【0041】ステップS4において、検索サーバ3は、
端末1から送信されてきたユーザIDおよび音声データに
基づいて、メロディデータを生成し、ステップS5にお
いて、生成したメロディデータに基づいて、候補曲(1
曲または複数曲)を決定し、候補曲の曲名の他、歌詞、
歌手名、およびジャンルなど、所定の音楽情報を検索
し、ステップS6において、端末1に送信する。なお、
ステップS4およびステップS5の処理の詳細は、後述
する。
【0042】ステップS7において、端末1は、検索サ
ーバ3から送信されてきた候補曲の音楽情報を、表示部
16に文字で表示したり、音声出力部17を介して音声
で出力してユーザに提示する。ステップS8において、
ユーザは、表示部16または音声出力部17を介して提
示された情報から、自分が知りたい曲の曲名を探し出
す。このようにして、ユーザは、ステップS2で、メロ
ディを入力した曲の曲名を知ることができる。ユーザ
は、曲名を探し出した後、端末1の操作部15を操作し
て、その曲(曲名)を選択する。
【0043】ステップS9において、端末1は、選択結
果(例えば、曲の曲ID)を、ネットワーク2を介して検
索サーバ3に送信する。ステップS10において、検索
サーバ3は、端末1から送信されてきた曲のIDに基づい
て、プロファイル情報(例えば、参照項目の設定値およ
び嗜好情報)を更新する。その後、処理は終了する。な
お、ステップS10の処理の詳細は、後述する。
【0044】次に、ステップS4における処理(メロデ
ィデータ生成処理)の詳細を、図5のフローチャートを
参照して説明する。検索サーバ3のメロディデータ生成
部32は、端末1から送信されてきた音声データを絶対
値変換した後、カットオフ周波数が小さいローパスフィ
ルタ処理を施す。端末1から送信されてきた音声データ
は、例えば、図6に示すように、周波数の高域部分を含
む正および負の成分からなるデータ(波形)であるが、
絶対値変換され、ローパスフィルタ処理が施されると、
図7に示すように、周波数の高域部分が排除され、正の
成分のみからなるデータ(波形)に変換される。なお、
ここでのローパスフィルタ処理は、いわゆる、デジタル
フィルタ(FIR (Finite Impulse Response)またはIIR
(InfiniteImpulse Response) が利用される。
【0045】次に、ステップS22において、メロディ
データ生成部32は、ステップS21での処理が施され
た音声データから、周波数の最大値Mを検出する。ステ
ップS23において、メロディデータ生成部32は、後
述するステップS24における処理に必要な参照項目の
設定値を決定する。
【0046】この例の場合、α1、α2、β1、β2、
およびγの合計5種類の参照項目が存在するが、それら
には、予め用意された複数の設定値のうち、ユーザ毎
に、所定の設定値が設定され、プロファイル情報記憶部
34に記憶されている。すなわち、ここで、メロディデ
ータ生成部32は、端末1から送信されてきたユーザID
(ステップS3)に対応して記憶されている、所定の設
定値が設定された参照項目をプロファイル情報記憶部3
4から読み出す。なお、この例の場合、読み出された参
照項目には、下記のような設定値が設定されているもの
とする。
【0047】α1=0.1,α2=1.5,β1=0.
73,β2=0.5,γ=1.1 ステップS24において、メロディデータ生成部32
は、音素(音長および音高)を決定するのに必要な、極
大点検出開始点S、極大点P、極小点検出開始点E、お
よび極小点Bを決定する。ここでの処理の詳細は、図8
乃至図10のフローチャートに示されている。なお、こ
の処理を説明するにあたって、はじめに、その概略を説
明し、その後、図7の例に基づいて、より具体的に説明
する。
【0048】ステップS41において、メロディデータ
生成部32は、図5のステップS21での処理が施され
た音声データ(例えば、図7)上にサンプル点を設定
し、設定したサンプル点の総数Tを取得する。
【0049】ステップS42において、メロディデータ
生成部32は、以下の処理で利用する各種パラメータ
を、下記のように初期設定する。
【0050】Lmax=0,Lpmax=0,Lmin=最大値
M,Lpmin=0,カウンタi=2,カウンタj=0,フ
ラグ=0 ステップS43において、メロディデータ生成部32
は、カウンタiの値が、サンプル点の総数Tと等しいか
否かを判定し、等しくないと判定した場合、ステップS
44に進む。
【0051】ステップS44において、メロディデータ
生成部32は、第(i−2)番目のサンプル点(以下、
サンプル点(i-2)と記述する。他のサンプル点において
も同様である)のY軸方向の値(例えば、図7のY軸方
向の値)(以下、値Y(i-2)と記述する。他のY軸方向
の値についても同様である)、サンプル点(i-1)の値Y
(i-1)、サンプル点iの値Yi、サンプル点(i+1)の値Y(i
+1)、およびサンプル点(i+2)の値Y(i+2)が、下記の式
(1)および式(2)の関係を満たすか否か(式(1)
および式(2)が成り立つか否か)を判定する。すなわ
ち、サンプル点(i-2)、サンプル点(i-1)、サンプル点
i、サンプル点(i+1)、およびサンプル点(i+2)が、例え
ば、図7において、上に凸になる位置関係にあるか否か
が判定される。
【0052】 値Y(i-2)<値Y(i-1)<値Yi・・・(1) 値Yi>値Y(i+1)>値Y(i+2)・・・(2) ステップS44において、式(1)および式(2)が成
り立つと判定された場合、すなわち、上に凸になる位置
関係にある場合、ステップS45に進み、メロディデー
タ生成部32は、式(3)が成り立つか否かを判定し、
成り立つと判定した場合、ステップS46に進む。
【0053】値Yi>Lmax・・・(3) ステップS46において、メロディデータ生成部32
は、Lmaxを値Yiに、そしてLpmaxにサンプル点iのX
軸方向の値(以下、値Xiと記述する。他のX軸方向の
値についても同様である)を設定する。なお、値Xi
は、カウンタiの値そのものであり、何番目のサンプル
点であるかを示す。
【0054】次に、ステップS47において、メロディ
データ生成部32は、フラグに0が設定されているか否
かを判定し、0が設定されていると判定した場合、ステ
ップS48に進み、式(4)が成り立つか否かを判定
し、成り立つと判定した場合、ステップS49に進む。
【0055】 Lmax>(最大値M×α1(=0.1))・・・(4) ステップS49において、メロディデータ生成部32
は、カウンタjの値が0であるか否かを判定し、0では
ない判定した場合、ステップS50に進み、式(5)が
成り立つか否かを判定する。
【0056】 Lmax>(1つ前に検出された極小点Bの値YB×α2(=1.5)) ・・・(5) ステップS49において、カウンタjの値が0であると
判定された場合、または、ステップS50において、式
(5)が成り立つと判定された場合、ステップS51に
進み、メロディデータ生成部32は、このときLpmaxに
設定されている値Xi(ステップS46で設定された値
Xi)のサンプル点を、極大点検出開始点Sに決定す
る。また、メロディデータ生成部32は、このときLpm
inに設定されている値Xi(ステップS63で設定され
た値Xi)のサンプル点を、極小点Bに決定する。
【0057】次に、ステップS52に進み、メロディデ
ータ生成部32は、フラグに1を設定し、ステップS5
3において、カウンタjの値を1だけインクリメント
し、ステップS54に進む。
【0058】ステップS45において、式(3)が成り
立たないと判定された場合、ステップS47において、
フラグに0が設定されていないと判定された場合、ステ
ップS48において、式(4)が成り立たないと判定さ
れた場合、またはステップS50において、式(5)が
成り立たないと判定された場合も、ステップS54に進
む。
【0059】ステップS54において、メロディデータ
生成部32は、カウンタiの値を1だけインクリメント
し、その後、ステップS43に戻る。
【0060】ステップS44において、式(1)および
式(2)が成り立たないと判定された場合、ステップS
55に進み、メロディデータ生成部32は、値Y(i-
2)、値Y(i-1)、値Yi、値Y(i+1)、および値Y(i+2)の
値が、下記の式(6)および式(7)の関係を満たすか
否か(式(6)および式(7)が成り立つか否か)を判
定する。すなわち、サンプル点(i-2)、サンプル点(i-
1)、サンプル点i、サンプル点(i+1)、およびサンプル点
(i+2)が、下に凸とる位置関係にあるか否かが判定され
る。
【0061】 値Y(i-2)>値Y(i-1)>値Yi・・・(6) 値Yi<値Y(i+1)<値Y(i+2)・・・(7) ステップS55において、式(6)および式(7)が成
り立つと判定された場合、すなわち、下に凸になる位置
関係にある場合、ステップS56に進み、メロディデー
タ生成部32は、フラグに1が設定されているか否かを
判定し、1が設定されていると判定した場合、ステップ
S57に進む。
【0062】ステップS57において、メロディデータ
生成部32は、式(8)および式(9)が成り立つか否
かを判定し、成り立つと判定した場合、ステップS58
に進む。
【0063】 値Yi>Lmax×β1(=0.73)・・・(8) 値Yi>最大値M×β2(=0.5)・・・(9) ステップS58において、メロディデータ生成部32
は、このときLpmaxに設定されている値Xi(ステップ
S46で設定された値Xi)のサンプル点を、極大点P
に決定し、またこのときのカウンタiの値で示されるサ
ンプル点を、極小点検出開始点Eに決定する。
【0064】ステップS59において、メロディデータ
生成部32は、Lminに最大値Mを、Lmaxに、値Yiに
γ(=1.1)を乗じた値を、そしてフラグに0をそれ
ぞれ設定する。
【0065】ステップS57において、式(8)および
式(9)が成り立たないと判定された場合、ステップS
60に進み、メロディデータ生成部32は、式(10)
が成り立つか否かを判定し、成り立つと判定した場合、
ステップS61に進む。
【0066】Lmin<値Yi・・・(10) ステップS61において、メロディデータ生成部32
は、Lminに値Yiを、Lpminに値Xiをそれぞれ設定す
る。
【0067】ステップS56において、フラグに1が設
定されていないと判定された場合、ステップS62に進
み、メロディデータ生成部32は、式(11)および式
(12)が成り立つか否かを判定し、成り立つと判定し
た場合、ステップS63に進む。
【0068】Lmin>値Yi・・・(11) Lmax>値Yi・・・(12) ステップS63において、メロディデータ生成部32
は、Lminに値Yiを、Lpminに値Xiを、そしてLmax
に、値Yiにγを乗じた値を、それぞれ設定する。
【0069】ステップS55において、式(6)および
式(7)が成り立たないと判定された場合、ステップS
60において、式(10)が成り立たないと判定された
場合、ステップS61において、LminおよびLpminに
所定の値が設定されたとき、ステップS62において、
式(11)および式(12)が成り立たないと判定され
た場合、またはステップS63において、Lmin、Lpmi
n、およびLmaxに所定の値が設定されたとき、ステップ
S54に戻る。
【0070】ステップS43において、カウンタiの値
が、サンプル点の総数Tと等しいと判定された場合、ス
テップS64に進み、最後の極小点Bが決定されたか否
かを判定し、決定されていないと判定した場合、ステッ
プS65に進み、第(値Xi−1)番目のサンプル点を
最後の極小点Bに決定する。
【0071】ステップS64において、最後の極小点B
が決定された判定された場合、またはステップS65に
おいて、最後の極小点Bが決定されたとき、処理は終了
し、図5のステップS25に進む。
【0072】次に、図7の音声データを例として、再
度、上述した処理を説明する。ステップS41におい
て、サンプル点が設定され、その総数Tが取得される。
図11は、図7の音声データの区間Lに設定されたサン
プル点を示している。図11には、サンプル点(n-2)乃
至サンプル点(n+25)が示されている。
【0073】ステップS42において、パラメータが上
述したように設定されると、ステップS43において、
カウンタiの値が、サンプル点の総数Tと等しいか否か
が判定され、等しくないと判定された場合、ステップS
44に進む。この例の場合、このとき、カウンタiの値
はn(<T)であるので、ステップS44に進む。
【0074】図11の例では、サンプル点(n-2)の値Y
(n-2)、サンプル点(n-1)の値Y(n-1)、サンプル点nの値
Yn、サンプル点(n+1)の値Y(n+1)、およびサンプル点
(n+2)の値Y(n+2)は、下記のような関係になるので、ス
テップS44において、式(1)および式(2)が成り
立たないと判定され、ステップ555に進み、式(6)
および式(7)が成り立たないと判定され、ステップS
54に進む。
【0075】 値Y(n-2)<値Y(n-1)<値Yn<値Y(n+1)<値Y(n+2) ステップ54において、カウンタiの値が1だけインク
リメントされた後、ステップS43に戻り、それ以降の
処理が実行されるが、図11の例では、値Y(n+1)、値
Y(n+2)、値Y(n+3)、値Y(n+4)、および値Y(n+5)が、
式(1)および式(2)の関係を満たすので、すなわ
ち、サンプル点(n+1)、サンプル点(n+2)、サンプル点(n
+3)、サンプル点(n+4)、およびサンプル点(n+5)が、上
に凸になる位置関係にあるので、カウンタiの値が(n
+3)になるまで、ステップS43、S44,S55,
S54における処理が繰り返し行われる。
【0076】ステップS54において、カウンタiの値
がインクリメントされ、(n+3)になったとき、ステ
ップS44において、式(1)および式(2)が成り立
つと判定され、ステップS45に進む。カウンタiの値
が(n+3)のとき、Lmaxには、0が設定されている
ので(ステップS42における処理により、0に初期設
定されたままなので)、値Y(n+3)は、Lmax(=0)よ
り大きいと判定され、ステップS46に進む。
【0077】ステップS46において、Lmaxに値Y(n+
3)が、そしてLpmaxに値X(n+3)(すなわち、(n+
3))が設定される。次に、ステップS47において、
フラグに0が設定されているか否かが判定され、0が設
定されていると判定された場合、ステップS48に進
む。カウンタiの値が(n+3)のとき、フラグには、
0が設定されているので(ステップS42における処理
により、0に初期設定されたままなので)、ステップS
48に進む。
【0078】ステップS48において、式(4)が成り
立つか否か、すなわち、Lmaxが最大値Mにα1(=
0.1)を乗じた値より、大きいか否かが判定され、大
きいと判定された場合、ステップS49に進む。カウン
タiの値が(n+3)のとき、Lmaxには、値Y(n+3)が
設定されているので(カウンタiの値が(n+3)のと
きのステップS46における処理により、値Y(n+3)が
設定されたままなので)、値Y(n+3)が、最大値Mにα
1を乗じた値より大きいか否かが判定される。この例の
場合、値Y(n+3)は、その値よりも大きいので、ステッ
プS49に進む。
【0079】ステップS49において、カウンタjの値
が0であるか否かが判定され、0であると判定された場
合、ステップS51に進む。カウンタiの値が(n+
3)のとき、カウンタjの値には、0が設定されている
ので(ステップS42における処理により、0に初期設
定されたままなので)、ステップS51に進む。
【0080】ステップS51において、Lpmaxに設定さ
れている値Xiのサンプル点が、極大点検出開始点Sに
決定されるが、カウンタiの値が(n+3)のとき、L
pmaxには、値X(n+3)が設定されているので(カウンタ
iの値が(n+3)のときのステップS46における処
理により、値X(n+3)が設定されたままなので)、第
(n+3)番目のサンプル点(サンプル点(n+3))が、
図7に示すように、第1番目の音素の極大点検出開始点
S1に決定される。また、このとき、Lpminに設定され
ている値Xiのサンプル点が、極小点Bに決定される
が、カウンタiの値が(n+3)のとき、Lpminには、
0が設定されているので(ステップS42における処理
により、0に設定されたままなので)、この場合、極小
点Bは決定されない。
【0081】このように、極大点検出開始点S1が決定
されると、ステップS52において、フラグに1が設定
され、ステップS53において、カウンタjの値が1だ
けインクリメントされ、ステップS54に戻る。
【0082】次に、ステップS54において、カウンタ
iの値が1だけインクリメントされ後、ステップS43
に戻り、それ以降の処理が実行されるが、図11の例の
場合、値Y(n+3)、値Y(n+4)、値Y(n+5)、値Y(n+6)、
および値Y(n+7)が、式(6)および式(7)の関係を
満たすので、すなわち、サンプル点(n+3)、サンプル点
(n+4)、サンプル点(n+5)、サンプル点(n+6)、およびサ
ンプル点(n+7)が、下の凸になる位置関係にあるので、
カウンタiの値が(n+5)になるまで、ステップS4
3、S44,S55,S54における処理が繰り返し行
われる。
【0083】ステップS54において、カウンタiの値
がインクリメントされ、(n+5)になったとき、ステ
ップS55において、式(6)および式(7)が成り立
つと判定され、ステップS56に進み、フラグに1が設
定されているか否かが判定される。カウンタiの値が
(n+5)のとき、フラグには1が設定されているので
(カウンタiの値が(n+3)のときのステップS52
の処理により、1が設定されたままなので)、ステップ
S57に進む。
【0084】ステップS57において、式(8)および
式(9)が成り立つか否かが判定され、成り立たないと
判定された場合、ステップS60に進む。カウンタiの
値が(n+5)のとき、Lmaxには、値Y(n+3)が設定さ
れているので(カウンタiの値が(n+3)のときのス
テップS46における処理により、値Y(n+3)が設定さ
れたままなので)、この場合、値Y(n+5)が、値Y(n+3)
にβ1(=0.73)を乗じた値より大きいか否かが判
定され、また最大値Mにβ2(=0.5)を乗じた値よ
り大きいか否かが判定される。この例の場合、値Y(n+
5)は、値Y(n+3)にβ1を乗じた値より大きいが(式
(8)は成り立つが)、最大値Mにβ2を乗じた値より
小さいので(式(9)が成り立たないので)、ステップ
S60に進む。
【0085】ステップS60において、式(10)が成
り立つか否かが判定され、成り立たつと判定された場
合、ステップS61に進む。カウンタiの値が(n+
5)のとき、Lminには、最大値Mが設定されているの
で(ステップS42における処理により、最大値Mが設
定されたままなので)、値Y(n+5)は、最大値Mより小
さく、ステップS61に進む。
【0086】ステップS62において、Lminに値Y(n+
5)が、そしてLpminに値X(n+5)が設定され、ステップ
S54に戻る。
【0087】ステップS54において、カウンタiの値
が1だけインクリメントされた後、ステップS43に戻
り、それ以降の処理が実行されるが、図11の例の場
合、値(n+7)、値Y(n+8)、値Y(n+9)、値Y(n+10)、お
よび値Y(n+11)が、式(1)および式(2)の関係を満
たすので、すなわち、サンプル点(n+7)、サンプル点(n+
8)、サンプル点(n+9)、サンプル点(n+10)、およびサン
プル点(n+11)が、上に凸になる位置関係にあるので、カ
ウンタiの値が(n+9)になるまで、ステップS4
3、S44,S55,S54における処理が繰り返し行
われる。
【0088】ステップS54において、カウンタiの値
がインクリメントされ、(n+9)になったとき、ステ
ップS44において、式(1)および式(2)が成り立
つと判定され、ステップS45に進む。カウンタiの値
が(n+9)のとき、Lmaxには、値Y(n+3)が設定され
ているので(カウンタiの値が(n+3)のときのステ
ップS46における処理により、値Y(n+3)が設定され
たままなので)、値Y(n+9)は、値Y(n+3)より大きいが
否かが判定される。この例の場合、値Y(n+9)は、値Y
(n+3)より大きいので、ステップS46に進む。
【0089】ステップS46において、Lmaxに、値Y
(n+3)に代わり値Y(n+9)が、そしてLpmaxに、値X(n+
3)に代わり値X(n+9)が設定される。次に、ステップS
47において、フラグに0が設定されているか否かが判
定され、0が設定されていないと判定された場合、ステ
ップS54に戻る。カウンタiの値が(n+9)のと
き、フラグには1が設定されているので(カウンタiの
値が(n+3)のときのステップS52における処理に
より、1が設定されたままなので)、ステップS54に
戻る。
【0090】ステップS54において、カウンタiの値
がインクリメントされた後、ステップS43に戻り、そ
れ以降の処理が実行されるが、図11の例の場合、値Y
(n+11)、値Y(n+12)、値Y(n+13)、値Y(n+14)、および
値Y(n+15)が、式(6)および式(7)の関係を満たす
ので、すなわち、サンプル点(n+11)、サンプル点(n+1
2)、サンプル点(n+13)、サンプル点(n+14)、およびサン
プル点(n+15)が、下に凸になる位置関係にあるので、カ
ウンタiの値が(n+13)になるまで、ステップS4
3,S44,S55,S54における処理が繰り返し行
われる。
【0091】ステップS54において、カウンタiの値
がインクリメントされ、(n+13)になったとき、ス
テップS55において、式(6)および式(7)が成り
立つと判定され、ステップS56に進む。ステップS5
6において、フラグに1が設定されているか否かが判定
され、1が設定されていると判定された場合、ステップ
S57に進む。カウンタiの値が(n+13)のとき、
フラグには1が設定されていので(カウンタiの値が
(n+3)のときのステップS52における処理によ
り、1が設定されたままなので)、ステップS57に進
む。
【0092】ステップS57において、式(8)および
式(9)が成り立つか否かが判定され、成り立つと判定
された場合、ステップS58に進む。カウンタiの値が
(n+13)のとき、Lmaxには、値Y(n+9)が設定され
ているので(カウンタiの値が(n+9)のときのステ
ップS46における処理により、値Y(n+9)が設定され
たままなので)、値Y(n+13)が、値Y(n+9)にβ1を乗
じた値より大きいか否かが判定され、かつ、最大値Mに
β2を乗じた値より大きいか否かが判定される。この例
の場合、値Y(n+13)は、値Y(n+9)にβ1を乗じた値よ
り大きく(式(8)が成り立ち)、かつ、最大値Mにβ
2を乗じた値より大きいので(式(9)が成り立つの
で)、ステップS58に進む。
【0093】ステップS58において、Lpmaxに設定さ
れている値Xiのサンプル点が、極大点Pに決定される
が、カウンタiの値が(n+13)のとき、Lpmaxに
は、値X(n+9)が設定されているので(カウンタiの値
が(n+9)のときのステップS46における処理によ
り、値X(n+9)が設定されたままなので)、第(n+
9)のサンプル点(サンプル点(n+9))が、図7に示す
ように、第1番目の音素の極大点P1に決定される。ま
た、カウンタiの値の(n+13)で示されるサンプル
点、すなわち、第(n+13)番目のサンプル点(サン
プル点(n+13))が、第1番目の音の極小点検出開始点E
1に決定される。
【0094】次に、ステップS59に進み、Lminに最
大値Mが、Lmaxに値Y(n+13)にγを乗じた値が、そし
てフラグに0が、それぞれ設定され、ステップS54に
戻る。
【0095】ステップS54において、カウンタiの値
がインクリメントされた後、ステップS43に戻り、そ
れ以降の処理が実行されるが、図11の例の場合、値Y
(n+17)、値Y(n+18)、値Y(n+19)、値Y(n+20)、および
値Y(n+21)が、式(6)および式(7)の関係を満たす
ので、すなわち、サンプル点(n+17)、サンプル点(n+1
8)、サンプル点(n+19)、サンプル点(n+20)、およびサン
プル点(n+21)が、下に凸になる位置関係にあるので、カ
ウンタiの値が(n+19)になるまで、ステップS4
3,S44,S55,S54における処理が繰り返し行
われる。
【0096】ステップS54において、カウンタiの値
がインクリメントされ、(n+19)になったとき、ス
テップS55において、式(6)および式(7)が成り
立つと判定され、ステップS56に進む。ステップS5
6において、フラグに1が設定されているか否かが判定
され、1が設定されていないと判定された場合、ステッ
プS62に進む。カウンタiの値が(n+19)のと
き、フラグには、0が設定されているので(カウンタi
の値が(n+13)のときのステップS59における処
理により、0が設置されたままなので)、ステップS6
2に進む。
【0097】ステップS62において、式(11)およ
び式(12)が成り立つか否かが判定され、成り立つと
判定された場合、ステップS63に進む。カウンタiの
値が(n+19)のとき、Lminには、最大値Mが設定
され(カウンタiの値が(n+13)のときのステップ
S59における処理により、最大値Mが設定されたまま
で)、Lmaxには、値Y(n+13)にγを乗じた値が設定さ
れているので(カウンタiの値が(n+13)のときの
ステップS59における処理により、値Y(n+13)にγを
乗じた値が設定されたままなので)、値Y(n+19)は、最
大値Mより小さいか否か、かつ、値Y(n+13)にγを乗じ
た値より小さいか否かが判定される。この例の場合、値
Y(n+19)は、最大値Mより小さく(式(11)が成り立
ち)、かつ、値Y(n+13)にγを乗じた値より小さいので
(式(12)が成り立つので)、ステップS63に進
む。
【0098】ステップS63において、Lminに値Y(n+
19)が設定され、Lpminに値X(n+19)が設定され、Lmax
に値Y(n+19)にγ(=1.1)を乗じた値が設定され
る。その後、ステップS54に戻る。
【0099】ステップS54において、カウンタiの値
がインクリメントされ、ステップS43に戻り、それ以
降の処理が実行されるが、図11の例の場合、値Y(n+1
9)、値Y(n+20)、値Y(n+21)、値Y(n+22)、および値Y
(n+23)が、式(1)および式(2)の関係を満たすの
で、すなわち、サンプル点(n+19)、サンプル点(n+20)、
サンプル点(n+21)、サンプル点(n+22)、およびサンプル
点(n+23)が、上に凸になる位置関係にあるので、カウン
タiの値が(n+21)になるまで、ステップS43、
S44,S55,S54における処理が繰り返し行われ
る。
【0100】ステップS54において、カウンタiの値
がインクリメントされ、(n+21)になったとき、ス
テップS44において、式(1)および式(2)が成り
立つと判定され、ステップS45に進む。
【0101】カウンタiの値が(n+21)のとき、L
maxには、値Y(n+19)にγを乗じた値が設定されている
ので(カウンタiの値が(n+19)のときのステップ
S63における処理により、値Y(n+19)のγ倍の値が設
定されたままなので)、ステップS45において、値Y
(n+21)が、値Y(n+19)にγを乗じた値より大きいか否
かが判定される。この例の場合、値Y(n+21)は、値Y(n
+19)にγを乗じた値より大きいので(式(3)が成り立
つので)、ステップS46に進む。
【0102】ステップS46において、Lmaxに値Y(n+
21)が、そしてLpmaxに値X(n+21)がに設定される。次
に、ステップS47において、フラグに0が設定されて
いるか否かが判定され、0が設定されていると判定され
た場合、ステップS48に進む。カウンタiの値が(n
+21)のとき、フラグには、0が設定されているので
(カウンタiの値が(n+13)のときのステップS5
9における処理により、0が設定されたままなので)、
ステップS48に進む。
【0103】ステップS48において、式(4)が成り
立つか否かが判定され、成り立つと判定された場合、ス
テップS49に進むが、カウンタiの値が(n+21)
のとき、Lmaxには、値Y(n+21)が設定されているので
(カウンタiの値が(n+21)のときのステップS4
6における処理により、値Y(n+21)が設定されたままな
ので)、値Y(n+21)が、最大値Mにα1を乗じた値より
大きいか否かが判定される。この例の場合、値Y(n+21)
は、最大値Mにα1を乗じた値より大きいので、ステッ
プS49に進む。
【0104】ステップS49において、カウンタjの値
が0であるか否かが判定され、0ではないと判定された
場合、ステップS50に進む。カウンタiの値が(n+
21のとき、カウンタjの値は、0ではないので(カウ
ンタiの値が(n+3)のときのステップS53におけ
る処理により、1だけインクリメントされているの
で)、ステップS50に進む。
【0105】ステップS50において、式(5)が成り
立つか否かが判定され、成り立つと判定された場合、ス
テップS51に進む。カウンタiの値が(n+21)の
とき、Lmaxには、値Y(n+21)が設定されているので、
値Y(n+21)が、極小点Bの値YBにα2を乗じた値より
大きいか否かが判定される。この場合、極小点Bは、ま
だ決定されていないので、値YBは、0とされる。すな
わち、式(5)が成り立つと判定され、ステップS51
に進む。
【0106】カウンタiの値が(n+21)のとき、L
pmaxには、値X(n+21)が設定され(カウンタiの値が
(n+21)のときのステップ46における処理によ
り、値X(n+21)が設定されたままなので)、また、Lpm
inには、値X(n+19)が設定されているので(カウンタi
の値が(n+19)のときのステップ63における処理
により、値X(n+19)が設定されたままなので)、ステッ
プ51において、第(n+19)番目のサンプル点(サ
ンプル点(n+19))が、第1番目の音素の極小点B1に決
定され、第(n+21)番目のサンプル点(サンプル点
(n+21))が第2番目の音素の極大点検出開始点S2に決
定される。
【0107】このように、第1番目の音素の極小点B1
および第2番目の音素の極大点検出開始点S2が決定さ
れると、ステップS52に進み、フラグに1が設定さ
れ、ステップS53において、カウンタjの値が1だけ
インクリメントされ、ステップS54に戻る。
【0108】それ以降、ステップS43乃至S63にお
ける処理が繰り返し実行され、図7の場合、極大点検出
開始点S1乃至極大点検出開始点S8、極大点P1乃至極大
点P8、極小点検出開始点E1乃至極小点検出開始点E
8、そして、極小点B1乃至極小点B7が決定される。
【0109】ステップS43において、カウンタiの値
が、サンプル点の総数Tと等しいと判定された場合、ス
テップS64に進み、カウンタiの値がTのとき、ステ
ップS51において、極小点Bが決定されたか否かが判
定され、極小点Bが決定されていないと判定された場
合、ステップS65に進む。図7の例の場合、カウンタ
iの値がTのとき、ステップS51において、極小点B
が決定されないので、すなわち、ユーザの音声が、途中
で途切れているので、ステップS65に進み、第(T−
1)番目のサンプル点(T-1)が極小点B8とされる。この
ように、最後の極小点B8が決定されたとき、処理は終
了され、図5のステップS25に進む。
【0110】以上のようにして、極大点検出開始点S、
極大点P、極小点検出開始点E、および極小点Bが決定
される。
【0111】以上のように、ステップS51において、
極大点検出開始点Sおよび極小点Bが決定された後、ス
テップS52において、フラグに1を設定し、ステップ
S47において、フラグに1が設定されている場合、ス
テップS54に戻るようにしたので、サンプル点が上に
凸になる位置関係にあり(ステップS44)、かつ、値
Yiが、Lmaxより大きいとき(ステップS45)、Lma
xおよびLpmaxが変更される。すなわち、フラグに1が
設定されているとき、LmaxおよびLpmaxには、極大点
Pになり得るサンプル点の値Yおよび値Xが随時設定さ
れる。
【0112】また、以上のように、ステップS58にお
いて、極大点Pおよび極小点検出開始点Eが決定された
後、ステップS59において、フラグに0を設定し、ス
テップS56において、フラグに0が設定されている場
合、ステップS62に進み、式(11)および式(1
2)が成り立つとき(ステップS62)、ステップS6
3において、LminおよびLpminを変更するようにした
ので、フラグに0が設定されているとき、Lminおよび
Lpminには、極小点Bになり得るサンプル点の値Yおよ
び値Xが随時設定される。
【0113】なお、以上においては、サンプル点の位置
関係が、上に凸または下に凸になっているか否かを判定
する場合、5個のサンプル点の値Yの関係を利用した
が、3個または7個のサンプル点の値Yの関係を利用す
ることも可能である。
【0114】次に、図5に戻り、ステップS25以降の
処理を説明する。
【0115】ステップS25において、メロディデータ
生成部32は、音長を決定する。具体的には、ステップ
S24で決定した、第k(=1,2・・・)番目の音素
の極大点検出開始点Skの値X(Sk)と、第(k+1)番
目の音素の極大点検出開始点S(k+1)の値X(S(k+1))と
の差が算出され、算出結果が、第k番目の音素の音長に
決定される。このようにして、各音素の音長が算出さ
れ、決定されるが、これは、いわゆる絶対音長であるの
で、この例の場合、第1番目の音素の音長を1(基準)
とし、第2番目の音素以降の音長を、第1番目の音素の
音長に対する比で表す。すなわち、相対音長に変換され
る。
【0116】次に、ステップS26において、メロディ
データ生成部32は、音高を決定する。この処理の詳細
は、図12のフローチャートに示されている。
【0117】ステップS81は、メロディデータ生成部
32は、例えば、図7の音声データの第1番目の音素の
極大点検出開始点S1と第1番目の音素の極小点B1の区
間(以下、この区間と音高算出区間と称する)の音声デ
ータに対して、FFT処理を施す。具体的には、はじめ
に、第1番目の音素の音高算出区間の音声データに、M
個の演算ポイントが設定され、設定されたM個の演算ポ
イントが、所定の数ずつグループ化され、グループ毎に
FFT処理が施される。図13は、1つのグループに対し
て施されたFFT処理の処理結果を示している。すなわ
ち、この例の場合、1つの音高算出区間に対して、図1
3に示すような処理結果が、グループの数分だけ得られ
る。なお、演算ポイントのグループ化にあたり、所定の
数の演算ポイントが、隣り合うグループに重複して含ま
れるようになされている。これにより、不連続による成
分が、処理結果に含まれないようになる。すなわち、ハ
ミング窓関数またはハニング窓関数が用いられて、FFT
処理が施される。
【0118】次に、ステップS82において、メロディ
データ生成部32は、ステップS81でのFFT処理の処
理結果から、第1番目の音素の音高を決定する。具体的
には、グループ毎に、FFT処理の処理結果(図13)か
ら得られる各ピークの周波数値を合計し、その合計値が
最も大きかった処理結果の最初のピークの周波数がその
音高(ピッチ周波数)とされる。
【0119】ステップS83において、メロディデータ
生成部32は、ステップS82で決定した第1番目の音
素の音高(ピッチ周波数)が、所定の周波数f0より大
きいか否かを判定し、大きいと判定した場合、ステップ
S84に進む。
【0120】ステップS84において、メロディデータ
生成部32は、残りの音高算出区間に対して、ステップ
S81における場合と同様のFFT処理を施す。次に、ス
テップS85において、メロディデータ生成部32は、
ステップS84で実行したFFT処理の処理結果に対し
て、ステップS82における場合と同様の処理を実行
し、各音素の音高を決定する。これにより、残りの音素
の音高が決定される。
【0121】ステップS83において、第1番目の音素
の音高(ピッチ周波数)が、周波数f0より小さいと判
定された場合、ステップS86に進む。
【0122】ステップS86において、メロディデータ
生成部32は、ステップS84における場合と同様の処
理を実行し、残りの音高算出区間に対して、FFT処理を
施す。次に、ステップS87において、メロディデータ
生成部32は、ステップS86におけるFFT処理の処理
結果に対して、ケプストラム処理を実行する。すなわ
ち、FFT処理の処理結果に対して、スペクトラムの対数
が求められ、それらに逆FFT処理が施される。
【0123】次に、ステップS88において、メロディ
データ生成部32は、ステップS87におけるケプスト
ラム処理の処理結果から、所定の領域内の最大のケプス
トラムを有するケフレンシを検出し、検出したケフレン
シから周波数(音高)を算出する。なお、ケプストラム
処理を利用すると、結局、2回のFFT処理が実行される
ことになり、その演算量が増加するが、音高の検出が容
易となる。
【0124】すなわち、この例の場合、ユーザの音声
が、比較的高い場合、FFT処理を利用して音高が算出さ
れ、比較的低い場合、ケプストラム処理を利用して音高
が算出される。
【0125】ステップS85またはステップS88にお
いて、音素の音高が算出されたとき、ステップS89に
進み、メロディデータ生成部32は、第1番目の音素の
音高を基準とし、第2番目以降の音素の音高を、第1番
目の音素の音高との差で表す(半音を100とする単位
セントで表す)。すなわち、相対音高に変換される。こ
のように、相対音高が得られたとき、処理は終了され、
図4のステップS5に戻る。
【0126】以上のようにして、音長および音高が求め
られ(音素が求められ)、その結果、メロディデータが
生成されると、メロディデータ生成部32は、そのメロ
ディデータとともに、ユーザIDを検索部33に供給す
る。
【0127】なお、以上においては、グループ毎に、FF
T処理の処理結果(図13)から得られる各ピークの周
波数値を合計し、その合計値が最も大きかった処理結果
の最初のピークの周波数をその音高(ピッチ周波数)に
決定したが、FFT処理の処理結果から得られる各ピーク
の周波数毎に、グループ毎に得られたFFT処理の処理結
果を加算し、加算結果が最も大きい周波数を、そのピッ
チ周波数とすることもできる。
【0128】次に、図4のステップS5における音楽情
報検索処理の詳細を、図14のフローチャートを参照し
て説明する。
【0129】ステップS101において、検索サーバ3
の検索部33は、プロファイル情報記憶部34から、メ
ロディデータ生成部32から供給されたユーザIDに対応
して記憶されている、そのユーザの年齢、性別、および
嗜好情報とともに、売れ行き情報などを読み出す。
【0130】ステップS102において、検索部33
は、メロディデータ生成部32から供給されたメロディ
データを、所定のデータ量ごとに分割する。次に、ステ
ップS103において、検索部33は、後述するステッ
プS104におけるDP(Dynamic Processing)マッチン
グを行う、音楽情報記憶部35に記憶されているメロデ
ィデータ(MIDIデータ)から、相対音長と相対音高を算
出する。
【0131】ステップS104において、検索部33
は、メロディデータ生成部32から供給されたメロディ
データの分割部分と、ステップS103で算出した相対
音長および相対音高とを利用してDPマッチングを実行
する。この処理により、分割された部分ごと(DPマッ
チング処理毎)に、ペナルティ値が算出されるが、その
合計がここでの最終的な処理結果とされる。なお、分割
されたメロディデータには、少なくとも数十個以上のサ
ンプル点が含まれるようになされている。
【0132】ステップS105において、検索部33
は、ステップS104で実行したDPマッチング処理の
処理結果と、ステップS101で読み出した情報に基づ
いて、メロディデータ生成部32から供給されたメロデ
ィデータとの相関度を算出する。例えば、ユーザがポッ
プスを好む場合、ポップスとされる曲とのDPマッチン
グ処理の処理結果には、より大きな重みづけ値が加算さ
れ相関度が算出される。また、そうでない曲(例えば、
演歌)とのDPマッチング処理の処理結果には、小さな
値の重み付け値が加算され、相関度が算出される。ま
た、例えば、同様に、売れ行きの良い曲とのDPマッチ
ング処理の処理結果には、大きな重み付け値が加算され
相関度が算出され、売れ行きの良くない曲とのDPマッ
チング処理の処理結果には、小さな重み付け値が加算さ
れ相関度が算出される。
【0133】ステップS106において、検索部33
は、ステップS105で算出した相関度に基づいて候補
曲を決定する。候補曲を1曲だけにする場合は、相関度
が最も高かった曲が、また複数曲にする場合には、相関
度の大きい順番から、その数分の曲が選択され、候補曲
に決定される。ステップS107において、検索部33
は、決定した候補曲の所定の音楽情報(曲名の他、歌手
名、歌詞など)を、音楽情報記憶部35から検索する。
このように、候補曲の音楽情報が検索されると、処理は
終了し、図4のステップS6に戻る。
【0134】次に、図4のステップS10における、プ
ロファイル情報更新処理の詳細を、図15のフローチャ
ートを参照して説明する。
【0135】図4のステップS9において、端末1から
送信されてきた曲ID(ユーザにより選択された曲の曲I
D)が、通信部31により受信され、メロディデータ生
成部32および検索部33に供給されると、ステップS
121において、検索部33は、供給された曲IDに基づ
いて、プロファイル情報記憶部34に記憶されている、
例えば、嗜好情報を更新する。その曲IDにより特定され
る曲が、ユーザが好む曲とされ、例えば、その曲のジャ
ンルが嗜好情報に設定される。
【0136】次に、ステップS122において、メロデ
ィデータ生成部32は、参照項目(α1、α2、β1、
β2、およびγ)の設定値の組み合わせのうち、1つの
組み合わせを決定し、ステップS123において、その
参照項目を利用して、メロディデータを生成する。ここ
での処理は、図4のステップS4における処理と同様で
あるので、その説明は省略するが、参照項目の1つの設
定値の組み合わせに従った、1つのメロディデータが生
成される。
【0137】次に、ステップS124において、検索部
33は、ステップS123で、メロディデータ生成部3
2により生成されたメロディデータと、ユーザにより選
択された曲のメロディデータとの相関度を算出する。こ
こでは、図14のステップS101乃至S105におけ
る場合と同様の処理が実行されるので、その説明は省略
するが、この処理により、1つの相関度が算出される。
【0138】ステップS125において、メロディデー
タ生成部32は、設定されるべき設定値の全ての組み合
わせたが設定されたか否かを判定し、まだ残っている組
み合わせが存在すると判定した場合、ステップS122
に戻り、他の組み合わせに従って、それ以降の処理が実
行される。すなわち、設定されるべき全て組み合わせの
設定値に従って、メロディデータが生成され、生成され
たメロディデータのそれぞれにおける相関度が算出され
るまで、ステップ122乃至S125の処理が繰り返し
実行される。
【0139】ステップS125において、設定されるべ
き設定値の全ての組み合わせが設定されたと判定された
とき、ステップS126に進み、メロディデータ生成部
32は、検索部33により算出された相関度うち、最も
高い相関度が算出されたときの設定値の組み合わせを、
参照項目の設定値とし、ユーザIDに対応させて、プロフ
ァイル情報記憶部34に記憶させる。このように、参照
項目の設定値が更新されると、処理は終了される。
【0140】以上においては、ユーザが、1つの音、例
えば”ラ”を発音し、メロディを端末1に入力する場合
を例として説明したが、ユーザが、1つの音に代わり、
破裂子音と、それに続く母音(例えば、タァまたはチ
ュ)を発生し、音と音との区切りが必ず小さい振幅にな
るようにすることもできる。これにより、音長がより検
出しやすくなる。また、以上においては、音声データ上
に、極大点検出開始点S、極大点P、極小点検出開始点
E、および極小点Bを設定し、それらを利用して音長を
決定する場合を例として説明したが、音声データに音声
認識処理を施し、1つ1つの音を抽出し、音長を決定す
ることもできる。さらに、これらの方法を組み合わせて
用いることもできる。
【0141】また、 以上においては、ユーザが、一つ
の音、例えば”ラ”を発音して、メロディを、端末1に
入力する場合を例として説明したが、電子楽器を端末1
に接続し(この例の場合、端末1には、そのためのイン
タフェースがさらに設けられている)、ユーザが、言葉
を発生する代わりに、その電子楽器を演奏し、音楽情報
を取得したい曲のメロディを端末1に入力するようにす
ることもできる。この例の場合、メロディを構成する各
音素の音長は、電子楽器から入力される音の間隔、音高
は、電子楽器からの音高を示すコードから得ることがで
きる。また、電子マットのように音長のみを得ることが
できる場合は、音長のみを利用して、相関度を算出し
て、候補曲を決定することも可能である。
【0142】また、以上においては、端末1は、入力さ
れたユーザの音声の音声データを、検索サーバ3に送信
する場合を例として説明したが、例えば、端末1が、検
索サーバ3のメロディデータ生成部32と同様の機能を
有し、自分自身がメロディデータを生成し、検索サーバ
3に送信するようにすることもできる。また、特に明記
しなかったが、端末1は、入力されたユーザの音声を記
憶し、後で(入力が完了してから)、検索サーバ3に送
信するようにすることもできる。なお、この場合、メモ
リ(例えば、RAM13)の記憶容量が小さいとき、コン
パクトフラッシュ、スマートメディア、またはメモリス
ティックなどを端末1に接続し、音声を記憶させるよう
にすることもできる。また、端末1が携帯型の端末であ
る場合、その例として、専用の携帯機器の他、音声入力
機能、通信機能、またはさらに、メロディデータ生成機
能を有する、携帯型MD再生装置、PDA(Personal Digital
Assistants)、または携帯型テレビジョンなどが揚げら
れる。なお、端末1が、検索サーバ3と通信する通信部
18を有していない場合、端末1と検索サーバ3との通
信を可能とする他の通信装置が必要なる。
【0143】また、以上においては、検索データ3から
端末1に、候補曲の曲名、歌詞、歌手名が供給される場
合を例として説明したが、メロディデータが、端末1に
送信されるようにして、ユーザが、それを視聴すること
を可能にすることもできる。これにより、ユーザの選択
がより正確になるばかりでなく、ユーザが、視聴し、メ
ロディを把握した後、音声で、そのメロディを再入力
し、検索サーバ3に送信することより、検索サーバ3に
おいて、より適切な、参照項目の設定値を設定すること
ができる。
【0144】また、以上においては、プロファイル情報
更新処理時において、参照項目の設定値の各組み合わせ
により、複数のメロディデータを生成するようにした
が、メロディデータ生成処理時において、参照項目の設
定値の各組み合わせにより、複数のメロディデータを生
成し、それらを用いて、候補曲を決定することもでき
る。なお、参照項目のβ2は、ユーザの歌い方に依存す
るものであり、重要な項目とされるので、β2の設定値
を基準として、他の参照項目の設定値の組み合わせを設
けることができる。
【0145】また、以上においては、音楽情報記憶部3
5に記憶されているメロディデータがMIDIデータである
場合を例として説明したが、CD等に記憶されている音
曲データを利用することもできる。
【0146】上述した一連の処理は、ハードウエアによ
り実行させることもできるが、ソフトウエアにより実行
させることもできる。一連の処理をソフトウエアにより
実行させる場合には、そのソフトウエアを構成するプロ
グラムが、専用のハードウエアとしてのメロディデータ
生成部32または検索部33に組み込まれているコンピ
ュータ、または、各種のプログラムをインストールする
ことで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎
用のパーソナルコンピュータなどにインストールされ
る。
【0147】次に、図16を参照して、上述した一連の
処理を実行するプログラムをコンピュータにインストー
ルし、コンピュータによって実行可能な状態とするため
に用いられる媒体について、そのコンピュータが汎用の
パーソナルコンピュータである場合を例として説明す
る。
【0148】プログラムは、図16(A)に示すよう
に、パーソナルコンピュータ301に内蔵されている記
録媒体としてのハードディスク302や半導体メモリ3
03に予めインストールした状態でユーザに提供するこ
とができる。
【0149】あるいはまた、プログラムは、図16
(B)に示すように、フロッピーディスク311、CD-R
OM(Compact Disk-Read Only Memory)312、MO(Mag
neto-Optical)ディスク313、DVD(Digital Versatile
Disk)314、磁気ディスク315、半導体メモリ31
6などの記録媒体に、一時的あるいは永続的に格納し、
パッケージソフトウエアとして提供することができる。
【0150】さらに、プログラムは、図16(C)に示
すように、ダウンロードサイト321から、デジタル衛
星放送用の人工衛星322を介して、パーソナルコンピ
ュータ301に無線で転送したり、ローカルエリアネッ
トワーク、インターネットといったネットワーク331
を介して、パーソナルコンピュータ301に有線で転送
し、パーソナルコンピュータ301において、内蔵する
ハードディスク302などに格納させることができる。
【0151】本明細書における媒体とは、これら全ての
媒体を含む広義の概念を意味するものである。
【0152】パーソナルコンピュータ301は、例え
ば、図17に示すように、CPU(Central Processing Un
it)342を内蔵している。CPU342にはバス341
を介して入出力インタフェース345が接続されてお
り、CPU342は、入出力インタフェース345を介し
て、ユーザから、キーボード、マウスなどよりなる入力
部347から指令が入力されると、それに対応して、図
16(A)の半導体メモリ303に対応するROM(Read
Only Memory)343に格納されているプログラムを実
行する。あるいはまた、CPU342は、ハードディスク
302に予め格納されているプログラム、衛星322も
しくはネットワーク331から転送され、通信部348
により受信され、さらにハードディスク302にインス
トールされたプログラム、またはドライブ349に装着
されたフロッピーディスク311、CD-ROM312、MO
ディスク313、DVD314、もしくは磁気ディスク3
15から読み出され、ハードディスク302にインスト
ールされたプログラムを、RAM(Random Access Memor
y)344にロードして実行する。さらに、CPU342
は、その処理結果を、例えば、入出力インタフェース3
45を介して、LCD(Liquid Crystal Display)などよ
りなる表示部346に必要に応じて出力する。
【0153】なお、本明細書において、媒体により提供
されるプログラムを記述するステップは、記載された順
序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずし
も時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に
実行される処理をも含むものである。
【0154】また、本明細書において、システムとは、
複数の装置により構成される装置全体を表すものであ
る。
【0155】
【発明の効果】請求項1に記載の情報処理装置、請求項
7に記載の情報処理方法、および請求項8に記載の媒体
によれば、音声データからメロディデータを生成し、相
関度を算出するようにしたので、候補曲を決定し、候補
曲に関する情報を検索することができる。
【0156】請求項9に記載の情報処理装置、請求項1
3に記載の情報処理方法、および請求項14に記載の媒
体によれば、音声からメロディデータを生成し、サーバ
に送信するようにしたので、音声により特定される情報
の提供を受けることができる。
【0157】請求項15に記載の情報処理装置、請求項
18に記載の情報処理方法、および請求項19に記載の
媒体によれば、メロディデータを受信し、相関度を算出
するようにしたので、候補曲を決定し、候補曲に関する
情報を検索し、検索結果を、端末に提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】音楽情報検索サービスシステムの構成例を示す
図である。
【図2】図1の端末1の構成例を示す図である。
【図3】図1の検索サーバ3の構成例を示す図である。
【図4】曲名検索処理を説明するフローチャートであ
る。
【図5】メロディデータ生成処理を説明するフローチャ
ートである。
【図6】音声データの例を示す図である。
【図7】ローパスフィルタ処理が施された音声データの
例を示す図である。
【図8】極大点検出開始点、極大点、極小点検出開始
点、および極小点の決定処理を説明するフローチャート
である。
【図9】極大点検出開始点、極大点、極小点検出開始
点、および極小点の決定処理を説明する他のフローチャ
ートである。
【図10】極大点検出開始点、極大点、極小点検出開始
点、および極小点の決定処理を説明する他のフローチャ
ートである。
【図11】サンプル点の例を示す図である。
【図12】音高決定処理を説明するフローチャートであ
る。
【図13】FFT処理の処理結果を示す図である。
【図14】音楽情報検索処理を説明するフローチャート
である。
【図15】プロファイル情報更新処理を説明するフロー
チャートである。
【図16】媒体を説明する図である。
【図17】図16のパーソナルコンピュータ301の構
成例を示す図である。
【符号の説明】
1 端末、 2 ネットワーク、 3 検索サーバ、
31 通信部、 32メロディデータ生成部、 33
検索部、 34 プロファイル情報記憶部、35 音楽
情報記憶部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G10L 11/04 G06F 15/403 350C G10L 9/00 B

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワークを介して、端末とデータを
    授受する情報処理装置において、 複数の曲に関する情報、および複数の前記曲のメロディ
    データを記憶する第1の記憶手段と、 前記端末から送信されてきた音声データを受信する受信
    手段と、 前記受信手段により受信された前記音声データからメロ
    ディデータを生成する生成手段と、 前記第1の記憶手段に記憶されている複数の前記曲の前
    記メロディデータと、前記生成手段により生成された前
    記メロディデータとの相関度を算出する算出手段と、 前記算出手段により算出された前記相関度に基づいて、
    候補曲を決定し、決定した前記候補曲に関する情報を、
    前記第1の記憶手段に記憶されている複数の前記曲に関
    する前記情報から検索する検索手段と、 前記検索手段により検索された前記情報を、前記端末に
    出力する出力手段とを備えることを特徴とする情報処理
    装置。
  2. 【請求項2】 前記生成手段は、 所定の設定値が設定された参照項目を利用して、前記音
    声データ上に、複数の音長算出区間および音高算出区間
    を決定し、 決定した前記音長算出区間の長さを音長とし、 決定した前記音高算出区間の音声データから音高を算出
    することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 【請求項3】 前記生成手段は、 第1の算出方法に従って、第1番目の前記音高算出区間
    の音声データから音高を算出し、 前記第1番目の前記音高算出区間の前記音声データから
    算出した前記音高が、所定の値より大きい場合、前記第
    1の算出方法に従って、残りの前記音高算出区間の音声
    データから音高を算出し、 前記第1番目の前記音高算出区間の前記音声データから
    算出した前記音高が、所定の値より小さい場合、第2の
    算出方法に従って、残りの前記音高算出区間の音声デー
    タから音高を算出することを特徴とする請求項2に記載
    の情報処理装置。
  4. 【請求項4】 前記受信手段は、前記端末から送信され
    てきた曲IDをさらに受信し、 前記生成手段は、前記参照項目に設定された前記設定値
    を更新することを特徴する請求項2に記載の情報処理装
    置。
  5. 【請求項5】 ユーザIDに対応してプロファイル情報を
    記憶する第2の記憶手段をさらに備え、 前記受信手段は、前記端末から送信されてきた前記ユー
    ザIDをさらに受信し、 前記算出手段は、前記受信手段により受信された前記ユ
    ーザIDに対応して、前記第2の記憶手段に記憶されてい
    る前記ユーザ情報に基づいて、算出した前記相関度を修
    正することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装
    置。
  6. 【請求項6】 前記受信手段は、前記端末から送信され
    てきた曲IDをさらに受信し、 前記第2の記憶手段は、前記受信手段により受信された
    前記曲IDに基づいて、前記プロファイル情報を更新する
    ことを特徴する請求項5に記載の情報処理装置。
  7. 【請求項7】 ネットワークを介して、端末とデータを
    授受する情報処理装置の情報処理方法において、 複数の曲に関する情報、および複数の前記曲のメロディ
    データを記憶する記憶ステップと、 前記端末から送信されてきた音声データを受信する受信
    ステップと、 前記受信ステップの処理で受信された前記音声データか
    らメロディデータを生成する生成ステップと、 前記記憶ステップの処理で記憶された複数の前記曲の前
    記メロディデータと、前記生成ステップで生成された前
    記メロディデータとの相関度を算出する算出ステップ
    と、 前記算出ステップの処理で算出された前記相関度に基づ
    いて候補曲を決定し、決定した前記候補曲に関する情報
    を、前記記憶ステップの処理で記憶された複数の前記曲
    に関する前記情報から検索する検索ステップと、 前記検索ステップの処理で検索された前記情報を、前記
    端末に出力する出力ステップとを含むことを特徴とする
    情報処理方法。
  8. 【請求項8】 ネットワークを介して、端末とデータを
    授受する場合の情報処理用のプログラムであって、 複数の曲に関する情報、および複数の前記曲のメロディ
    データを入力する入力ステップと、 前記端末から送信されてきた音声データからメロディデ
    ータを生成する生成ステップと、 前記入力ステップの処理で入力された複数の前記曲の前
    記メロディデータと、前記生成ステップの処理で生成さ
    れた前記メロディデータとの相関度を算出する算出ステ
    ップと、 前記算出ステップの処理で算出された前記相関度に基づ
    いて候補曲を決定し、決定した前記候補曲に関する情報
    を、前記入力ステップの処理で入力された複数の前記曲
    に関する前記情報から検索する検索ステップと、 前記検索ステップの処理で検索された前記情報を、前記
    端末に出力する出力ステップと からなることを特徴とするプログラムをコンピュータに
    実行させる媒体。
  9. 【請求項9】 ネットワークを介して、サーバとデータ
    を授受する情報処理装置において、 音声を入力する入力手段と、 前記入力手段により入力された前記音声からメロディデ
    ータを生成する生成手段と、 前記生成手段により生成された前記メロディデータを、
    前記サーバに出力する出力手段とを備えることを特徴と
    する情報処理装置。
  10. 【請求項10】 前記生成手段は、 所定の設定値が設定された参照項目を利用して、前記音
    声データ上に、複数の音長算出区間および音高算出区間
    を決定し、 決定した前記音長算出区間の長さを音長とし、 決定した前記音高算出区間の音声データから音高を算出
    することを特徴とする請求項9に記載の情報処理装置。
  11. 【請求項11】 前記生成手段は、 第1の算出方法に従って、第1番目の前記音高算出区間
    の音声データから音高を算出し、 前記第1番目の前記音高算出区間の前記音声データから
    算出した前記音高が、所定の値より大きい場合、前記第
    1の算出方法に従って、残りの前記音高算出区間の音声
    データから音高を算出し、 前記第1番目の前記音高算出区間の前記音声データから
    算出した前記音高が、所定の値より小さい場合、第2の
    算出方法に従って、残りの前記音高算出区間の音声デー
    タから音高を算出することを特徴とする請求項9に記載
    の情報処理装置。
  12. 【請求項12】 前記入力手段は、曲IDを入力し、 前記生成手段は、前記参照項目に設定された前記設定値
    を更新することを特徴する請求項9に記載の情報処理装
    置。
  13. 【請求項13】 ネットワークを介して、サーバとデー
    タを授受する情報処理装置の情報処理方法において、 音声を入力する入力ステップと、 前記入力ステップの処理で入力された前記音声からメロ
    ディデータを生成する生成ステップと、 前記生成ステップの処理で生成された前記メロディデー
    タを、前記サーバに出力する出力ステップとを含むこと
    を特徴とする情報処理方法。
  14. 【請求項14】 ネットワークを介して、サーバとデー
    タを授受する場合の情報処理用のプログラムであって、 音声を入力する入力ステップと、 前記入力ステップの処理で入力された前記音声からメロ
    ディデータを生成する生成ステップと、 前記生成ステップの処理で生成された前記メロディデー
    タを、前記サーバに出力する出力ステップとからなるこ
    とを特徴とするプログラムをコンピュータに実行させる
    媒体。
  15. 【請求項15】 ネットワークを介して、端末とデータ
    を授受する情報処理装置において、 前記端末から送信されてきたメロディデータを受信する
    受信手段と、 複数の曲に関する情報、および複数の前記曲のメロディ
    データを記憶する第1の記憶手段と、 前記第1の記憶手段に記憶されている複数の前記曲の前
    記メロディデータと、前記受信手段により受信された前
    記メロディデータとの相関度を算出する算出手段と、 前記算出手段により算出された前記相関度に基づいて、
    候補曲を決定し、決定した前記候補曲に関する情報を、
    前記第1の記憶手段に記憶されている複数の前記曲に関
    する前記情報から検索する検索手段と、 前記検索手段により検索された前記情報を、前記端末に
    出力する出力手段とを備えることを特徴とする情報処理
    装置。
  16. 【請求項16】 ユーザIDに対応してプロファイル情報
    を記憶する第2の記憶手段をさらに備え、 前記受信手段は、前記端末から送信されてきた前記ユー
    ザIDを受信し、 前記算出手段は、前記受信手段により受信された前記ユ
    ーザIDに対応して、前記第2の記憶手段に記憶されてい
    る前記ユーザ情報に基づいて、算出した前記相関度を修
    正することを特徴とする請求項15に記載の情報処理装
    置。
  17. 【請求項17】 前記受信手段は、前記端末から送信さ
    れてきた曲IDを受信し、 前記第2の記憶手段は、前記受信手段により受信された
    前記曲IDに基づいて、前記プロファイル情報を更新する
    ことを特徴する請求項16に記載の情報処理装置。
  18. 【請求項18】 ネットワークを介して、端末とデータ
    を授受する情報処理装置の情報処理方法において、 前記端末から送信されてきたメロディデータを受信する
    受信ステップと、 複数の曲に関する情報、および複数の前記曲のメロディ
    データを記憶する記憶ステップと、 前記記憶ステップの処理で記憶された複数の前記曲の前
    記メロディデータと、前記受信ステップの処理で受信さ
    れた前記メロディデータとの相関度を算出する算出ステ
    ップと、 前記算出ステップの処理で算出された前記相関度に基づ
    いて、候補曲を決定し、決定した前記候補曲に関する情
    報を、前記記憶ステップの処理で記憶された複数の前記
    曲に関する前記情報から検索する検索ステップと、 前記検索ステップの処理で検索された前記情報を、前記
    端末に出力する出力ステップとを含むことを特徴とする
    情報処理方法。
  19. 【請求項19】 ネットワークを介して、端末とデータ
    を授受する場合の情報処理用のプログラムであって、 複数の曲に関する情報、および複数の前記曲のメロディ
    データを入力する入力ステップと、 前記入力ステップの処理で入力された複数の前記曲の前
    記メロディデータと、前記端末から送信されてきた前記
    メロディデータとの相関度を算出する算出ステップと、 前記算出ステップの処理により算出された前記相関度に
    基づいて、候補曲を決定し、決定した前記候補曲に関す
    る情報を、前記入力ステップの処理で入力された複数の
    前記曲に関する前記情報から検索する検索ステップと、 前記検索ステップの処理により検索された前記情報を、
    前記端末に出力する出力ステップとからなることを特徴
    とするプログラムをコンピュータに実行させる媒体。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007086571A (ja) * 2005-09-26 2007-04-05 Yamaha Corp 曲情報表示装置及びプログラム
US7277852B2 (en) 2000-10-23 2007-10-02 Ntt Communications Corporation Method, system and storage medium for commercial and musical composition recognition and storage
JP2009014923A (ja) * 2007-07-03 2009-01-22 Yamaha Corp 演奏クロック生成装置、データ再生装置、演奏クロック生成方法、データ再生方法およびプログラム
JP2009020179A (ja) * 2007-07-10 2009-01-29 Yamaha Corp 演奏クロック生成装置、データ再生装置、演奏クロック生成方法、データ再生方法およびプログラム

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