JP2001059315A - 外部床の防水構造 - Google Patents

外部床の防水構造

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JP2001059315A
JP2001059315A JP11234221A JP23422199A JP2001059315A JP 2001059315 A JP2001059315 A JP 2001059315A JP 11234221 A JP11234221 A JP 11234221A JP 23422199 A JP23422199 A JP 23422199A JP 2001059315 A JP2001059315 A JP 2001059315A
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external
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Ryuichi Nishimoto
隆一 西本
Shinji Utsunomiya
伸治 宇都宮
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バルコニーなどの外部床に面して立設された
外壁パネルと外部床の床下地材との間を簡単に防水す
る。 【解決手段】 外壁パネル1の表面には、加飾模様11
が形成されるとともに、その下端部には、加飾模様を削
除して平坦面状の防水立ち上げ部11xが形成され、ま
た、防水立ち上げ部11xの上端に凹溝11yが形成さ
れている。この外壁パネル1をバルコニーなどの外部床
を構成する床下地材Yに立設する一方、床下地材Yに断
熱材21、基板22、防水シート23の順に貼着する。
そして、防水シート23の、基板22の一端縁を越えた
延長部を外壁パネル1の防水立ち上げ部11xに沿って
立ち上げて貼着するとともに、その先端を凹溝11yに
差し込んで貼着した後、凹溝11yにシール部材Sを充
填する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バルコニーやテラ
スなどの外部床の防水構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、裏面側の所定位置にナット金具が
予め配設されるとともに、複数個の中空部が上下方向に
貫通して形成された外壁パネルが知られている。このよ
うな外壁パネルを用いて鉄骨系住宅の外壁を形成する場
合、基礎や鉄骨梁に固定された壁軸組に対して外壁パネ
ルを固定するようにしている。具体的には、外壁パネル
に埋設されたナット金具に取付金具をボルトを介して固
定する一方、壁軸組に接合金具をボルトを介して固定
し、外壁パネルに固定された取付金具を壁軸組に載置す
るとともに、壁軸組に固定された接合金具を外壁パネル
のナット金具にボルトを介して固定することにより、外
壁パネルを壁軸組に固定していた(例えば、特開平9−
328864号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述した外
壁パネルをバルコニーなどの外部床に面して立設する場
合、外部床の床下地材と外壁パネルとにわたって防水シ
ートを貼着し、雨水など浸入しないように防水する必要
がある。この際、外壁パネルの表面に防水シートを直接
配設することができないことから、通常、外壁パネルの
下方において壁軸組に沿って下地板を固定し、外部床の
床下地材と下地板とにわたって防水シートを配設しなけ
ればならず、作業が煩雑になるという問題があった。
【0004】本発明は、このような問題点に鑑みてなさ
れたものであり、バルコニーなどの外部床に面して立設
される外壁パネルと外部床の床下地材との間を簡単に防
水することのできる外部床の防水構造を提供するもので
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、表面に加飾模
様が形成されて外部床の床下地材上に立設された外壁パ
ネルと、床下地材に貼着された断熱材および/または基
板と、断熱材または基板に貼着され、断熱材または基板
の端縁を越えた延長部を有する防水シートと、から構成
され、前記外壁パネルには、その下端部の加飾模様を削
除して平坦面状の防水立ち上げ部が形成されるととも
に、防水立ち上げ部の上端に幅方向にわたって凹溝が形
成されてなり、断熱材または基板に貼着された防水シー
トの延長部が外壁パネルの防水立ち上げ部に沿って立ち
上げられて貼着されるとともに、その先端が凹溝に差し
込まれ、さらに、外壁パネルの凹溝にシール部材が充填
されていることを特徴とするものである。
【0006】また、本発明は、表面に加飾模様が形成さ
れて外部床の床下地材上に立設された外壁パネルと、床
下地材に貼着され、外壁パネルと床下地材との突き合わ
せ部を越えた延長部を有する防水シートと、から構成さ
れ、前記外壁パネルには、その下端部の加飾模様を削除
して平坦面状の防水立ち上げ部が形成されるとともに、
防水立ち上げ部の上端に幅方向にわたって凹溝が形成さ
れてなり、床下地材に貼着された防水シートの延長部が
外壁パネルの防水立ち上げ部に沿って立ち上げられて貼
着されるとともに、その先端が凹溝に差し込まれ、さら
に、外壁パネルの凹溝にシール部材が充填されているこ
とを特徴とするものである。
【0007】本発明によれば、バルコニーなどの外部床
の床下地材上に外壁パネルを立設し、外部床の床下地材
に断熱材および/または基板を貼着するとともに、断熱
材または基板と外壁パネルの防水立ち上げ部とにわたっ
て防水シートを貼着し、あるいは、外部床の床下地材と
外壁パネルの防水立ち上げ部とにわたって防水シートを
貼着し、防水シートの先端を外壁パネルの凹溝に差し込
んだ後、凹溝にシール部材を充填することにより、外部
床の床下地材と外壁パネルとの間を防水シートで密封し
て防水することができる。
【0008】この結果、バルコニーなどの外部床の床下
地材と外壁パネルとの間に防水シートを配設して防水す
ることができることから、下地板を壁軸組に固定する作
業などが不要となり、施工性を低下させることなく作業
を簡単に行うことができるとともに、部品点数が削減さ
れてコストを低減することができる。また、外壁パネル
がバルコニーなどの外部床の床下地材上に立設されてい
ることから、下地板を設ける場合に比較して耐火性の低
下する部分が発生せず、耐火性を損なうこともない。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の外部床の防水構造
の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。
【0010】図1および図2には、本発明の外部床の防
水構造の一実施形態が示されている。
【0011】この防水構造は、バルコニーなどの外部床
の床下地を構成する床下地材Y、例えば、ALC床材に
立設された外壁パネル1と、外部床の床下地材Yに敷設
された防水部材2と、から構成されている。
【0012】外壁パネル1は、セメントの押出成形品で
あって、上下方向に貫通する複数個の中空部1aを有す
るとともに、その裏面側四隅近傍に一の中空部1aに連
通する下穴1bが形成されており、各下穴1bには一の
中空部1aの上下端部から挿入されたナット金具6が配
設されている(図6参照)。また、外壁パネル1には、
その表面に加飾模様11、例えば、縦方向および横方向
にそれぞれ設定間隔をおいて形成された複数本の縦溝と
横溝によって目地パターンが形成されている。
【0013】ただし、外壁パネル1の表面に形成された
加飾模様は、その下端部が一定範囲にわたって削除され
て平坦面状の防水立ち上げ部11xに形成されている
他、該防水立ち上げ部11xの上端には、幅方向にわた
って凹溝11yが形成されている。
【0014】防水部材2は、床下地材Yに貼着された断
熱材21と、該断熱材21の上面に貼着された基板2
2、例えば、ケイ酸カルシウム板と、該基板22の上面
に貼着された防水シート23、例えば、塩ビシートと、
からなり、防水シート23は、基板22の、外壁パネル
1に突き合わされる側の一端縁を越えて一定長さ延長さ
れている。この防水シート23の延長部の長さは、前述
した外壁パネル1の防水立ち上げ部11xの高さから断
熱材21の厚みおよび基板22の厚みを引いた残りの高
さに略一致している。
【0015】また、外壁パネル1および該外壁パネル1
に突き合わされる基板22によって形成される隅角部
と、外壁パネル1の防水立ち上げ部11xおよびその凹
溝11yによって形成される隅角部には、断面L字状に
折曲された補強板24(図2参照)、例えば、塩ビ鋼板
がそれぞれ釘によって固定されており、これらの隅角部
に貼着される防水シート23の損傷が防止されている。
【0016】次に、外部床を防水施工する手順について
説明する。まず、外壁パネル1をバルコニーなどの外部
床の床下地を構成する床下地材Yに立設した後、外部床
の床下地材Y上に断熱材21をその一側端面が外壁パネ
ル1の防水立ち上げ部11xに当接するように貼着する
とともに、断熱材21上に基板22をその一側端面が外
壁パネル1の防水立ち上げ部11xに当接するように貼
着する。次いで、基板22と外壁パネル1の防水立ち上
げ部11xとによって形成される隅角部に補強板24を
釘固定するとともに、外壁パネル1の防水立ち上げ部1
1xとその凹溝11yとによって形成される隅角部に補
強板24を釘固定する。この後、基板22上に防水シー
ト23を貼着するとともに、基板22の一端縁を越えた
延長部を外壁パネル1の防水立ち上げ部11xに沿って
立ち上げて貼着し、さらに、その先端を外壁パネル1の
凹溝11yに差し込んで貼着する。次いで、外壁パネル
1の凹溝11yにシール部材Sを充填し、防水シート2
3と外壁パネル1間を密封する。
【0017】この結果、バルコニーなどの外部床の床下
地材Yと外壁パネル1との間に防水部材2を配設して防
水することができることから、下地板を壁軸組に固定す
る作業などが不要となり、作業を簡単に行うことができ
る。また、外壁パネル1が外部床の床下地材Y上に立設
されるため、外壁パネル1の下方に下地板を設ける場合
に比較して、耐火性の低下する部分が発生することはな
い。
【0018】なお、前述した実施形態においては、防水
部材2を、断熱材21と、基板22と、防水シート23
と、から形成し、これらの断熱材21、基板22、防水
シート23を順に貼着する場合を説明したが、予め断熱
材21、基板22、防水シート23を貼り合わせて一体
化しておくこともできる。この場合、基板22と外壁パ
ネル1の防水立ち上げ部11xによって形成される隅角
部に補強板24が配設されることを考慮して、防水シー
ト23と、外壁パネル1の防水立ち上げ部11xに突き
合わされる側の基板22の一端縁近傍とを貼着しないよ
うにしておけばよい。
【0019】また、防水部材2の基板22にケイ酸カル
シウム板を採用した場合を説明したが、ケイ酸カルシウ
ム板に代えて塩ビ鋼板を採用することもできる。この
際、外壁パネル1に突き合わされる側の基板22として
の塩ビ鋼板を外壁パネル1の防水立ち上げ部11xに沿
うように略垂直に立ち上げておけば、外壁パネル1と断
熱材21とによって形成される隅角部に合わせて補強板
24取り付ける手間を省くことができ、好ましい。
【0020】さらに、断熱材21を外方に向かって下り
勾配に形成することもでき、その場合は、雨水などを図
示しない樋に向かって排水することが可能となる。
【0021】また、前述した実施形態においては、断熱
材21、基板22および防水シート23から防水部材2
を形成した場合を例示したが、必ずしもこのような防水
部材2を採用する必要はない。例えば、床下地材Yおよ
び外壁パネル1の防水立ち上げ部11xにわたって直接
防水シート23を貼着してもよい他、断熱材21および
防水シート23からなる防水部材2あるいは基板22お
よび防水シート23からなる防水部材2を用いて防水し
てもよい。すなわち、バルコニーなどの外部床における
排水性、床部の耐火性、歩行感、日照などの条件を考慮
することにより、床下地材Yに断熱材21および/また
は基板22を貼着した後、防水シート23を貼着し、あ
るいは、断熱材21および/または基板22を介在させ
ることなく床下地材Yに防水シート23を直接貼着して
もよい。
【0022】さらにまた、外壁パネル1の凹溝11yに
対するシール部材Sの充填に先立って、凹溝11yに図
示しない水切り板を挿入し、その後シール部材Sを充填
するようにしてもよい。
【0023】ところで、外壁パネル1を床下地材Yに立
設するため、図3に示すように、外壁パネル1の裏面側
四隅近傍にそれぞれボルトBによって固定された係合金
具3と、下階の鉄骨梁Hに設けた外部床の床下地材Yに
固定された下部取付部材4と、上階の鉄骨梁Hの下フラ
ンジh2の下面に固定された上部取付部材5が用いられ
ている。
【0024】ここで、床下地材Yは、バルコニーなどの
外部床や各階の内部床の床下地を構成するものであり、
一の階の鉄骨梁Hの上フランジh1の上面および該階の
鉄骨梁Hに連結された図示しないフレームの上面に載置
され、適宜固定されている。図3において、下階の鉄骨
梁Hの左側の床下地材Yがバルコニーなどの外部床の床
下地を構成している。
【0025】また、鉄骨梁Hは、断面H字状の形鋼が採
用され、その上下のフランジh1,h2には、その室内
側および室外側において、それぞれ設定間隔をおいて複
数個の下穴ha(図4および図5参照)が予め形成され
ており、上部取付部材5などをボルトナットを介して固
定する場合に使用される。
【0026】なお、下階の鉄骨梁Hとしては、例えば、
2階の梁が、上階の鉄骨梁Hとしては、例えば、3階の
梁がそれぞれ対応している。
【0027】係合金具3は、鋼板を折曲して断面略P字
状に形成したものであり、長穴3aを有する他、その一
端部に断面略V字状の係合部3bが形成されている(図
6参照)。そして、係合金具3は、その長穴3aを通し
て外壁パネル1の下穴1bに配設されたナット金具6に
ボルトBをねじ込むことにより、外壁パネル1に固定す
ることができる。この際、係合金具3を外壁パネル1の
上部左右に固定する場合は、その係合部3bが上方とな
るように配置され、また、下部左右に固定する場合は、
その係合部3bが下方となるように配置される。
【0028】下部取付部材4は、1個もしくは複数個の
釘用下穴(図示せず)がそれぞれ形成されるとともに、
設定間隔をおいて配置された複数枚の支持板41と、こ
れらの支持板41に溶着された断面略L字状のチャンネ
ル材42、例えば、リップ山形鋼と、からなり、チャン
ネル材42の垂直片421の先端にはリップ部42aが
形成されている。そして、チャンネル材42は、支持板
41の先端部に外壁パネル1の下端を載置する一定長さ
をおいてその垂直片421が位置するように、その水平
片422が支持板41に溶着されている。
【0029】この場合、外壁パネル1の下端を下部取付
部材4の支持板41の上面に載置するとともに、外壁パ
ネル1の裏面をチャンネル材42の垂直片421の外面
に当接させた際、支持板41に形成された釘用下穴が外
壁パネル1の前方に露出するように支持板41の大きさ
が設定されている。
【0030】上部取付部材5は、1個のボルト用下穴
(図示せず)がそれぞれ形成されるとともに、設定間隔
をおいて配置された複数枚の取付板51と、これらの取
付板51に溶着された断面略L字状のチャンネル材5
2、例えば、リップ山形鋼と、からなり、チャンネル材
52の垂直片521の先端にはリップ部52aが形成さ
れている。そして、チャンネル材52は、その垂直片5
21の外面と取付板51の先端面とがほぼ同一の垂直面
上に位置するように、その水平片522が取付板51に
溶着されている。
【0031】なお、下部取付部材4のチャンネル材42
および上部取付部材5のチャンネル材52として、リッ
プ山形鋼を使用した場合を例示したが、リップ山形鋼に
限定するものではない。すなわち、係合金具3の係合部
3bが係合可能なリップ部を有すればよいことから、リ
ップ山形鋼に代えてリップ溝形鋼を採用することもで
き、断面L字状や断面C字状などの形状を限定するもの
ではない。
【0032】次に、このような係合金具3、上部取付部
材4および下部取付部材5を用いて外壁パネル1を取り
付ける手順について説明する。
【0033】まず、図6に示すように、外壁パネル1の
裏面の上部左右および下部左右にそれぞれ係合部3bが
外壁パネル1の上端部側および下端部側にそれぞれ位置
するように、係合金具3の長穴3aを通してナット金具
6にボルトBをねじ込み、係合金具3を外壁パネル1に
固定する。この場合、ボルトBはナット金具6から脱落
しない程度に仮止めする。
【0034】一方、外部床の床下地材Yの上面の設定位
置に下部取付部材4を載置し、その支持板41の釘用下
穴を通して釘を打ち込み、床下地材Yに固定する(図4
参照)。この際、下部取付部材4のチャンネル材42の
垂直片421が水平片422よりも室外側に位置するよ
うに取り付ける。また、上階の鉄骨梁Hの下フランジh
2の下面に上部取付部材5の取付板51を配置し、その
取付板51のボルト用下穴および鉄骨梁Hの下フランジ
h2の下穴haを通してボルトBを挿通し、ナットNを
用いて固定する(図5参照)。この際、上部取付部材5
のチャンネル材52の垂直片521が水平片522より
も室外側に位置するように取り付ける。
【0035】次いで、クレーンなどを利用して外壁パネ
ル1を吊り上げ、その下端を下部取付部材4の支持板4
1に載置するとともに、その裏面を下部取付部材4のチ
ャンネル材42の垂直片421の外面および上部取付部
材5のチャンネル材52の垂直片521の外面に当接さ
せた後、係合金具3の係合部3bを下部取付部材4のチ
ャンネル材42のリップ部42aおよび上部取付部材5
のチャンネル材52のリップ部52aにそれぞれ係合さ
せ、ボルトBを締め付けて係合金具3を外壁パネル1の
ナット金具6に締結することにより、外壁パネル1を床
下地材Yに固定された下部取付部材4および上階の鉄骨
梁Hに固定された上部取付部材5に固定する。
【0036】この結果、床下地材Yに固定された下部取
付部材4のチャンネル材42のリップ部42aおよび鉄
骨梁Hに固定された上部取付部材5のチャンネル材52
のリップ部52aに係合金具3の係合部3bを係合させ
てボルトBを締め付けるだけの簡単な作業により、壁軸
組を用いることなく外壁パネル1を固定することができ
る。したがって、部品点数が削減されるとともに、少な
い作業時間によって取付作業を行うことができ、コスト
を削減することができる。また、係合金具3の係合部3
bがリップ部42a,52aに係合していることによ
り、地震などによっても、外壁パネル1が水平移動する
ことがない他、係合金具3が回転して下部取付部材4や
上部取付部材5から離脱することもないことから、外壁
パネル1を確実に固定することができる。
【0037】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、バルコニ
ーなどの外部床の床下地材と外壁パネルの防水立ち上げ
部とにわたって直接または間接的に防水シートを貼着し
て防水することができることから、下地板を壁軸組に固
定する作業などが不要となり、作業を簡単に行うことが
できる。また、耐火性の低下する部分が発生せず、耐火
性を損なうこともない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の外部床の防水構造を一部省略して示す
縦断面図である。
【図2】図1の防水構造の要部を示す拡大図である。
【図3】外壁パネルを外部床の床下地材に固定する取付
構造を一部省略して示す縦断面図である。
【図4】図3の外壁パネルの取付構造における外壁パネ
ルと下部取付部材との関係を示す斜視図である。
【図5】図3の外壁パネルの取付構造における外壁パネ
ルと上部取付部材との関係を示す斜視図である。
【図6】外壁パネルに配設されるナット金具と係合金具
の関係を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
1 外壁パネル 1a 中空部 11 表面側加飾模様 11x 防水立ち上げ部 11y 凹溝 2 防水部材 21 断熱材 22 基板 23 防水シート 3 係合金具 3b 係合部 4 下部取付部材 41 支持板 42 チャンネル材 42a リップ部 5 上部取付部材 51 取付板 52 チャンネル材 52a リップ部 6 ナット金具 H 鉄骨梁 Y 床下地材 B ボルト S シール部材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面に加飾模様が形成されて外部床の床
    下地材上に立設された外壁パネルと、床下地材に貼着さ
    れた断熱材および/または基板と、断熱材または基板に
    貼着され、断熱材または基板の端縁を越えた延長部を有
    する防水シートと、から構成され、前記外壁パネルに
    は、その下端部の加飾模様を削除して平坦面状の防水立
    ち上げ部が形成されるとともに、防水立ち上げ部の上端
    に幅方向にわたって凹溝が形成されてなり、断熱材また
    は基板に貼着された防水シートの延長部が外壁パネルの
    防水立ち上げ部に沿って立ち上げられて貼着されるとと
    もに、その先端が凹溝に差し込まれ、さらに、外壁パネ
    ルの凹溝にシール部材が充填されていることを特徴とす
    る外部床の防水構造。
  2. 【請求項2】 表面に加飾模様が形成されて外部床の床
    下地材上に立設された外壁パネルと、床下地材に貼着さ
    れ、外壁パネルと床下地材との突き合わせ部を越えた延
    長部を有する防水シートと、から構成され、前記外壁パ
    ネルには、その下端部の加飾模様を削除して平坦面状の
    防水立ち上げ部が形成されるとともに、防水立ち上げ部
    の上端に幅方向にわたって凹溝が形成されてなり、床下
    地材に貼着された防水シートの延長部が外壁パネルの防
    水立ち上げ部に沿って立ち上げられて貼着されるととも
    に、その先端が凹溝に差し込まれ、さらに、外壁パネル
    の凹溝にシール部材が充填されていることを特徴とする
    外部床の防水構造。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017008682A (ja) * 2015-06-26 2017-01-12 旭化成ホームズ株式会社 防水改修方法及び防水改修構造
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