JP2001058078A - 弾球遊技機の検査装置 - Google Patents

弾球遊技機の検査装置

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JP2001058078A
JP2001058078A JP2000252958A JP2000252958A JP2001058078A JP 2001058078 A JP2001058078 A JP 2001058078A JP 2000252958 A JP2000252958 A JP 2000252958A JP 2000252958 A JP2000252958 A JP 2000252958A JP 2001058078 A JP2001058078 A JP 2001058078A
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JP2000252958A
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Shohachi Ugawa
詔八 鵜川
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Sankyo Co Ltd
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Sankyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】弾球遊戯機の表示、可動装置の検査を自動化す
ること。 【解決手段】遊技盤に玉挿入ユニットで遊技玉を挿入し
て、遊技盤の発光表示装置を実際の作動状態と同一状態
で再現し、CCDカメラ4,5,6で撮象する。この画
像を少なくとも2値以上のデータに2値化変換回路3
0,31,32で変換する。変換された画像状態が予め
ティーチングされた状態であるか否かを制御装置20で
判断して表示装置の検査を行う。遊技盤の玉受部材など
の可動部材の可動の検査は、光をライト7で投光してこ
の反射光をCCDカメラ6で検知して、作動状態の良否
を判断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、弾球遊技機の表示装置
の検査装置に関する。更に詳しくは、装飾用のランプ、
LED又は液晶による文字・記号の発光表示装置等の発
光表示装置が正しく作動するか、否かを検査するための
弾球遊技機の表示装置の検査に関する。
【0002】
【従来の技術】パチンコ遊技機の遊技盤には、始動入賞
時又は大当たり時に点滅する装飾ランプ、LED等の発
光表示装置が配置されている。発光表示装置は単純な装
飾ランプから、7セグメントからなる数字発光表示装置
など多種多様なものがある。これらの発光表示装置が遊
技盤として組立てられたとき、正しく発光作動するか、
否か厳密に検査しなければならない。この検査は、機種
ごとに定められた入賞ルールにしたがって人手で遊技玉
を弾球遊技機の特定の位置に挿入して、発光表示装置を
作動することによって行っている。
【0003】この作業は短時間ですべての表示装置が正
しく作動しているか、否か判断しなければならずベテラ
ンの作業者でなければ行えないものであった。パチンコ
遊技機には、始動口に遊技玉が入ると玉受部材が、又は
大当りすると開閉板がソレノイド駆動で揺動され、所定
時間遊技玉が入り易いようにするか又は所定個数を取り
込むようになっているものがある。これの玉受部材及び
開閉板などの可動部材も正しく作動するか、否かも検査
しなければならない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、以上のよ
うな技術背景で発明されたものであり、次の目的を達成
する。
【0005】この発明の目的は、弾球遊技機の表示部材
が組立られた後、弾球遊技機が正しく作動しているか、
否かの弾球遊技機の自動検査装置を提供することにあ
る。
【0006】この発明の更に他の目的は、弾球遊技機の
表示部材の検査を自動化して生産性を向上させた弾球遊
技機の検査装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は上記課題を達
成するために、次のような手段を採る。
【0008】すなわちこの発明は、発光表示装置を有す
る弾球遊技機の検査装置であって、前記発光表示装置を
実際の作動状態で撮像するための撮像手段と、前記撮像
手段で撮影した画像を少なくとも2値以上のデータに変
換するための画像変換手段と、該画像変換手段により変
換された画像状態が予め定められた状態であるか否かを
判定する判定手段と、前記判定手段で予め定められた状
態でないと異常判定したときに異常表示する異常表示手
段とを備えたことを特徴とする弾球遊技機の検査装置で
ある。前記異常表示した後も検査を続行すると良い。
【0009】
【作用】遊技盤に遊技玉を挿入して、発光表示装置を実
際の使用状態で再現し、撮像手段で撮像する。撮像手段
で撮影した画像を少なくとも2値以上のデータに画像変
換手段で変換する。画像変換手段により変換された画像
状態が予め定められた作動状態であるか否かを判定手段
で判定して表示装置の検査を行う。遊技盤の可動部材
は、光を投光してこの反射光を検知して、作動状態の良
否を判断する。
【0010】
【実施例】この発明の実施例を図面を参照しながら以下
に説明する。図1は、弾球遊技機の検査装置1の機械的
配置の概要を示す平面図である。図2は図1の正面図で
ある。組立完了した遊技盤2は、ローラコンベヤ3上を
搬送され弾球遊技機の検査装置1の前の所定位置で停止
される。弾球遊技機の検査装置1は、3台のCCDカメ
ラ4,5,6が配置されている。
【0011】CCDカメラ4は、主に遊技盤2の盤面に
配置されたLEDの点灯を確認するためのものであり、
フレームに固定されている。CCDカメラ5は、主に遊
技盤2の盤面に配置されたLEDで構成される7セグメ
ントLED表示器からなるアラビア数字の表示を確認す
るためのものである。CCDカメラ6は、主に遊技玉を
受けるための玉受部材の動作を反射光の存在で確認する
ためのものである。CCDカメラ5及びCCDカメラ6
は、一体に組立られており上下(図示上Y軸方向)、左
右(X軸方向)方向にX軸サーボモータ45、Y軸サー
ボモータ46により予めプログラムされた位置に駆動さ
れ撮影を行う(図3参照)。
【0012】遊技盤2の可変入賞球装置、玉受部材、装
飾ランプなどは、内臓した制御回路により制御される。
これらの部品又はユニットは、個々の部品又はユニット
毎には機能、外観検査などが終了しているが組立られた
状態では行われていない。玉挿入ユニット10は、遊技
玉を遊技盤2に使用している状態と同じように挿入する
ための一種のロボットである。
【0013】玉挿入ユニット10の玉放出口11は、
X,Y,Z軸の3次元方向に移動でき、X,Y,Z軸サ
ーボモータ37,38,39(図3参照)に連結された
ボールねじ(図示せず)により遊技盤2の所定の位置に
駆動される。X,Y,Z軸サーボモータ37,38,3
9は、玉挿入ユニット制御装置35(プログラマブルシ
ーケンスコントローラ)により所定の位置、順序で位置
制御される。プログラムを変更することにより、遊技盤
2の種類に対応させ移動することができる。
【0014】玉放出口11の先端には、遊技玉の放出、
停止を制御するためのソレノイド12が設けてある。ソ
レノイド12をオン・オフすることにより、バルブが作
動し遊技玉の放出、停止ができるものであり、一種のソ
レノイドバルブである。放出された遊技玉の数は、玉セ
ンサ13で検知される。この検知信号は制御装置20に
入力される。制御装置20 図3は、弾球遊技機の検査装置1の制御装置20とそれ
に接続されている機器の制御装置の概要を示す機能ブロ
ック図である。制御装置20の中央処理装置(CPU)
21は演算素子であり、各種の命令を実行するものであ
る。制御装置20のメモリ部22は、プログラム及びデ
ータなどを記憶するためのICメモリでありRAM及び
ROMからなる。
【0015】制御装置20には、入出力部(インターフ
ェイス回路)23を介して各種機器及びセンサなどが接
続されている。表示器24は、CRTからなる表示器で
あり、プログラム、CCDカメラで撮像される画像、画
像処理の画像などを表示する。表示器24は、ラッチ回
路25及び駆動回路26を介して入出力部23に接続さ
れている。表示器24には、キーボード27が接続され
ている。キーボード27は、プログラムの入力、動作モ
ードの設定などを行う。
【0016】CCDカメラ4は、主に遊技盤2の盤面に
配置されたLEDの点灯を確認するためのものであり、
光信号を電気信号に変換する機能とその電気信号を一時
ストックする機能を有する固体撮像素子(CCD)を有
するテレビカメラである。CCDカメラ4で撮影された
映像信号は、2値化変換回路30に伝送される。2値化
変換回路30は、設定されたしきい値を境に映像信号を
2値化するための回路である。
【0017】CCDカメラ5は、主に遊技盤2の盤面に
配置されたLEDで構成される7セグメントLED表示
器からなるアラビア数字の表示を確認するためのもので
あり、同様に2値化変換回路31に接続されている。C
CDカメラ6は、主に遊技玉を受けるための玉受部材の
動作を反射光の存在で確認するためのものであり、同様
に2値化変換回路32に接続されている。
【0018】CCDカメラ4,5,6撮影された映像信
号は、いずれも2値化変換回路30,31,32により
2値に変換された後、検査のために決められた論理によ
る判断のために使用される。これらの生の映像及び2値
化処理された映像は表示器24で表示できる。CCDカ
メラ6の近傍には、スリット光を投光するための2台の
ライト7,7が配置されている。ライト7,7は、スイ
ッチ回路33に接続されている。スイッチ回路33は、
制御装置20により遠隔制御でき、ライト7,7をオン
オフする。
【0019】玉挿入ユニット10は、玉挿入ユニット制
御装置35により制御される。玉挿入ユニット制御装置
35は、ユニットを付加することによりモータの位置制
御ができるタイプの公知の汎用プログラマブルコントロ
ーラである。玉挿入ユニット制御装置35には、位置制
御ユニット36を介してX軸サーボモータ37、Y軸サ
ーボモータ38及びZ軸サーボモータ39が接続されて
いる。
【0020】各X,Y,Z軸サーボモータ37,38,
39の出力軸には、パルスジェネレータ40,41,4
2が連結され、その出力軸の回転数を検出する。位置制
御ユニット36は、予めプログラムされた手順で各X,
Y,Z軸サーボモータ37,38,39を制御して、速
度、位置をコントロールして所望の位置に玉放出口11
の位置を制御する。
【0021】玉挿入ユニット制御装置35は、入出力部
(図示せず)を介してソレノイド12、玉センサ13に
接続されている。玉挿入ユニット制御装置35は、玉セ
ンサ13からの出力により遊技玉の玉数を内部のカウン
ターでその玉数をカウントする。ソレノイド12への電
流をオフすることにより、バルブは内蔵されたスプリン
グ力で移動し遊技玉は玉放出口から放出されない。ソレ
ノイド12へ電流を流すとバルブはスプリングに抗して
逆の方向に移動し、重力により遊技玉が落下し遊技盤2
に挿入を開始する。
【0022】CCDカメラ5及びCCDカメラ6は、カ
メラ制御装置43により制御される。カメラ制御装置4
3は、ユニットを付加することによりモータの位置制御
ができるタイプの公知の汎用プログラマブルコントロー
ラである。カメラ制御装置43には、位置制御ユニット
44を介してX軸サーボモータ45、Y軸サーボモータ
46が接続されている。
【0023】各X,Y軸サーボモータ45,46の出力
軸には、パルスジェネレータ47,48が連結され、そ
の出力軸の回転数を検出する。カメラ制御装置43は、
予めプログラムされた手順で各X,Y軸サーボモータ4
5,46を制御して、速度、位置をコントロールして所
望の位置にCCDカメラ5及びCCDカメラ6の位置を
制御する。CCDカメラ5とCCDカメラ6とは一体に
移動するので、同時には位置決めし作動させることはで
きない。遊技盤2 次に実際の遊技盤2を例にして遊技盤2の機能を説明す
る。図4は、遊技盤2の一例を示す正面図である。遊技
盤2には、釘(一部のみ表示)、打ち出された遊技玉を
案内する内外のレール、各種装飾品、装飾ランプ61、
可変入賞球装置54、玉受部材55などが配置されてい
る。遊技盤2の下部両側に配置された始動口50,50
に遊技玉が入ると、玉検出器51,51により検出され
る。遊技盤2の下部中央に同様に配置された始動口52
に遊技玉が入ると、玉検出器53により検出される。
【0024】始動口50,50に遊技玉が入ると、玉検
出器51,51は遊技玉を検出し後記する玉受部材55
が1回開くように遊技盤2の制御装置(図示せず)は制
御する。始動口52に遊技玉が入ると、玉検出器53は
遊技玉を検出し後記する玉受部材55が2回開くように
遊技盤2の制御装置は制御する。遊技盤2の中央部に
は、可変入賞球装置54が配置されている。
【0025】可変入賞球装置54の両側には、玉受部材
55が軸56を中心に揺動自在に設けてある。玉受部材
55は、ソレノイド(図示せず)により駆動される。玉
受部材55,55が開いているときに入った遊技玉は、
入賞玉検出器57,57により検出される。両玉受部材
55,55の中央部には、入賞個数表示器58が配置さ
れている。
【0026】入賞個数表示器58は、後記する大当りの
ときに両玉受部材55,55が開いているときに入った
遊技玉の数を表示するためにLEDにより構成される7
セグメント表示器である。可変入賞球装置54の下部に
は、遊技玉が入るための特定領域(通称Vと呼ばれてい
る。)59が配置されている。特定領域59に遊技玉が
入ると玉検出器60により検出される。また、可変入賞
球装置54と一体的に4個の装飾ランプ61及び2個の
装飾LED62が配置されている。
【0027】2個の装飾ランプ61及び2個の装飾LE
D62は、始動口50,52に遊技玉が入ったときと後
記する大当りのときに点滅される。更に、遊技盤2の下
部には、2個の装飾ランプ63が配置されており、始動
口50,52に遊技玉が入ったときと後記する大当りの
ときに点滅される。遊技盤2の外周には円弧状に複数の
装飾ランプ64が配置されており、大当りしたときに点
滅される。
【0028】図5(b)は、遊技盤2の機能の概要を示
すフロー図である。始動口50,52に遊技玉が入る
と、装飾ランプ61、装飾LED62及び装飾ランプ6
3が点滅される。前記した玉受部材55が1回又は2回
所定時間開く(S1 〜S3 )。この後、更に入賞玉検出
器57が遊技玉を検出し、かつ所定時間(3秒)後に、
更に遊技玉が特定領域59に入ると特定遊技状態(通称
大当り)となる(S4 〜S8 )。
【0029】この大当りで全ての装飾ランプ61、装飾
LED62、装飾ランプ63及び装飾ランプ64が点滅
される。同時に、玉受部材55は設定された所定回数開
閉を繰り返すか、遊技玉が設定された所定個数入賞玉検
出器57で検出されるまでの開閉のいずれか早い方まで
繰り返す(S9 〜S10)。以上が遊技盤2の構造及び機
能の概要である。遊技盤2のこの機能を次の検査機能で
チェックする。弾球遊技機の検査装置1の機能 弾球遊技機の検査装置1の制御装置の機能は概略次の5
つの機能を奏する。(1)ランプチェック、(2)7セ
グメントチェック、(3)図柄チェック、(4)面積チ
ェック、(5)順番チェック、(6)羽根動作チェック
である。 (1)ランプチェック ランプチェック機能は、遊技盤の盤面に配置された装飾
ランプが定められた機能の通り作動しているか、否か判
断するための機能であり、次の4項目をチィーチングし
て動作させる。
【0030】しきい値 しきい値は、画像を2値化する境界となる値を設定する
機能であり、この設定を行う。撮影された画像は、光の
強弱により0〜255の段階にその画像データの各点が
分けられる。この0〜255の範囲のいずれかの数値で
画像信号の有無に変換して2値化処理を行う。この処理
により、画像上は白又は黒色になる。
【0031】検査位置 検査したい装飾ランプの位置を設定する機能である。画
面上に「+」マークが表示されるので、検査をしたい装
飾ランプの位置マークを移動させて設定する。本実施例
では最大32個まで設定できる。
【0032】検査条件 設定した検査位置の検査条件を設定する機能である。
「点灯」、「点滅」又は「消灯」から選択できる。「点
灯」は、設定された検査位置で装飾ランプが点灯すれば
OK信号を出す。「点滅」は、装飾ランプが点滅するも
のであれば、その点滅もチェックする。「消灯」は、装
飾ランプがある時期に消灯しているか、否かをチェック
するものである。
【0033】点滅回数 検査条件で、「点滅」を選択したとき、所定時間内の点
滅回数を設定する機能である。本実施例では0〜99ま
での範囲で設定できる。 (2)7セグメントチェック 遊技盤には、数字をLEDで構成したものが配置されて
いる。7個のLEDを用いて8の字状の形をしたもので
あり、7セグメント表示器と呼ばれている。この機能が
正常か、否かチェックする機能であり、次の5項目のテ
ィーチングを行い作動させる。
【0034】しきい値 「(1)ランプチェック」のしきい値と同一である。
【0035】ウィンドウ ウィンドウは、検査領域、位置を特定する機能である。
図6は、ウィンドウの表示例である。撮影した画像の検
査したい7セグメント表示器の位置に、ウィンドウを移
動させる。ウィンドウ内に7個の「+」マークが表示さ
れる。このマーク位置のLEDが点灯か消灯かが検査さ
れる。
【0036】検査条件 検査条件は、7セグメント表示器動作中か停止中かの条
件を特定する機能である。この機能は、「動作」又は
「停止」の機能を選択できる。「動作」の場合は、7セ
グメント表示器が変化していることを検査してから、停
止したときの状態が「OK数字」で設定された数字と合
っているかを検査する。「停止」の場合は、停止したと
きの状態を検査するのみで、変化していることは検査し
ない。
【0037】取込条件 取込条件は、検査中に周りの光の影響を受ける場合に設
定する機能である。「消灯」又は「点灯」が選択でき
る。「消灯」は指定された位置(取込位置)が消灯して
いるとき、画像を取込み、検査する。「点灯」は指定さ
れた位置(取込位置)が点灯しているとき、画像を取込
み、検査する。
【0038】OK条件 OK条件は、7セグメント表示器が停止したときに表示
する数字を設定する。この数字が正しく表示されると、
正常を意味するOKとなる。 (3)図柄チェック 図柄チェックは、遊技盤上の液晶表示装置の図柄が正し
く表示されているか、否かチェックする機能であり、次
の5項目のティーチングを行い作動させる。
【0039】しきい値 「(1)ランプチェック」のしきい値と同一である。
【0040】ウィンドウ ウィンドウは、検査しょうとする図柄の検査領域、位置
を特定する機能である。図7は、ウィンドウの表示例で
ある。撮影した画像の検査したい図柄の位置に、ウィン
ドウを移動させる。ウィンドウ内に縦横4本のラインが
表示される。ラインは、所望の位置に移動させることが
できる。図7に示すようにライン上のエッジ(黒丸)の
座標位置、変化のしかた(黒から白、もしくは黒から
白)を記憶する。本実施例は、1ラインのエッジは4個
まで記憶する。
【0041】検査条件 検査条件は、図柄が動作中か停止中かの条件を特定する
機能である。この機能は、「動作」又は「停止」の機能
を選択できる。「動作」の場合は、自動運転モードを選
択時に、図柄が変化していることを検査してから、停止
したときの状態が、ティーチングされた状態と合ってい
るかを検査する。「停止」の場合は、停止したときの状
態を検査するのみで、変化していることは検査しない。
【0042】取込条件 「(2)7セグメントチェック」のと同じである。
【0043】しきいち値条件 自動運転モードのとき、しきいち値を自動的に変化させ
るかどうかを設定する機能である。言い換えると、図柄
が各種の影響を受けるのでしきいち値を変化させて、検
査するものである。しきいち値条件は、「しきい値ピッ
チ」、「しきいち値変化回数」及び「しきいち値取込回
数」からなる。「しきい値ピッチ」は、自動的に変わる
しきい値のピッチ、大きさを設定する機能である。
【0044】「しきいち値変化回数」は、しきい値の上
昇、下降の変化回数を設定する機能である。「しきいち
値取込回数」は、同一しきい値において、画像を取り込
む回数、すなわちこの回数チェックする設定する機能で
ある。 (4)順番チェック 順番チェックは、装飾ランプの点灯、消灯するパターン
を一定時間(最大15.9秒)に渡って、ティーチング
されたパターンと比較しチェックする機能であり、次の
5項目のティーチングを行い作動させる。
【0045】しきい値 「(1)ランプチェック」のしきい値と同一である。
【0046】誤差時間 自動運転時、取り込んだランプパターンとティーチング
データとの許容誤差時間を設定する機能であり、0.1
秒の単位で設定できる。
【0047】開始位置 ランプパターンの取り込み開始位置とその条件を設定す
るものである。
【0048】終了条件 順番チェックを終了させるのに、終了条件を「位置」又
は「時間」のいずれかを選択する機能である。順番チェ
ックは、設定されたチェック位置又は設定時間(最大1
5.9秒)になると自動的に終了する。
【0049】検査位置 検査を必要とする位置を設定する機能である。最大本実
施例では、10個設定できる。 (5)面積チェック 検査種類に「(3)図柄チェック」の図柄を選択する
と、画面上のウィンドウの内部の白の面積を数える機能
であり、次のティーチングを行い作動させる。
【0050】しきい値 「(1)ランプチェック」のしきい値と同一である。
【0051】ウィンドウ 図8に示すように6角形内の画像(メモリ上の2値画
像)の面積を記憶するものである。
【0052】(6)羽根動作チェック 遊技盤の玉受部材が可動するか、否かチェックするため
の機能である。CCDカメラ6の周りに取り付けられて
いるスリット光を発するライト7を玉受部材に投光し
て、正規の位置に玉受部材55が可動していれば正反射
するので、この反射光をCCDカメラ6で検知して検知
する。ティーチングの設定条件は、「(1)ランプチェ
ック」とほぼ同一なので説明は省略する。遊技盤2の検査動作 図5(a)は、遊技盤2を前記弾球遊技盤の検査装置1
で検査したときの検査動作の概要を示すフロー図であ
る。遊技盤2がコンベヤ上の所定の検査位置に停止しク
ランプされる。コンベヤ制御装置(図示せず)からこの
信号を受けとると、直ちに該当する機種に相当するプロ
グラムを呼びだし、これらの開始条件がととのえると弾
球遊技盤の検査装置1は動作を開始する(S15)。
【0053】検査装置1は、直ちに遊技盤2上の盤面の
基準点2aが基準位置にあるか否かを判断する。基準点
2aが基準位置にないとなると、遊技盤2が正しくクラ
ンプされていないことになり次の検査動作には進まず
に、再クランプ動作かアラーム処理する。玉挿入ユニッ
ト10は、X,Y,Zサーボモータ37,38,39を
駆動して直ちに遊技盤2の始動口50に遊技玉を挿入す
る(S20)。
【0054】この始動口50又は52への遊技玉の挿入
により、遊技盤2の装飾ランプ61、装飾LED62及
び装飾ランプ63が点滅し点灯する。この点灯を前記し
た検査機能でチェックする(S30)。次に、遊技盤2の
玉受部材55が揺動し開く。この玉受部材55の揺動
は、CCDカメラ6により撮影し前記した「羽根動作チ
ェック」機能により行う(S40)。次に、玉挿入ユニッ
ト10により、入賞玉検出器57に検知されるように遊
技玉1個挿入する(S50)。
【0055】更に、玉挿入ユニット10を駆動して特定
領域59に遊技玉を挿入する。以上の始動口50,52
への遊技玉の挿入から、特定領域59への遊技玉の挿入
が所定時間内に行われると大当りとなる。この大当りに
なると全ての遊技盤2の装飾ランプ61、装飾LED6
2、装飾ランプ63及び装飾ランプ64が点滅し点灯す
る。これらは前記した原理でCCDカメラ4,6でチェ
ックされる(S70)。
【0056】更に、玉挿入ユニット10は、遊技玉8個
を入賞玉検出器57に検知されるように遊技玉を規定数
挿入し(S80)、入賞個数表示器58に所定の数字を表
示させる(たとえば8を表示させる)。この入賞個数表
示器58は「7セグメントチェック」機能でチャックを
行う(S90)。なお、エラー時の処理は、検査中断で異
常表示させる。検査は続行し、遊技盤又は他のものに記
録するか、又は制御装置内に記憶させておく。検査を終
了させてラインの外に排出するなどの処理を現場に応じ
て行う。他の遊技盤70 図9は、前記した遊技盤2と構造、機能が異なる他の遊
技盤70の一例を示す正面図である。遊技盤70には、
釘(一部のみ表示)、打ち出された遊技玉を案内する内
外のレール、各種装飾品、装飾ランプ、可変表示装置、
可変入賞球装置などが配置されている。遊技盤70の中
央下部には始動口71が配置され、始動口71に遊技玉
が入ると、玉検出器72により検出される。
【0057】遊技盤2の中央部には、可変表示装置73
が配置されている。可変表示装置73は、液晶表示装置
であり表示された9個の数字、絵があたかもスロットル
マシンのように回転表示される。本例では7の数字が
縦、横又は斜列に一列に揃うと後記する開閉板が開き所
定の遊技玉を入賞玉とする。可変表示装置73の回転表
示は、始動口71に遊技玉の数が入ったときのみ表示上
回転される。
【0058】前回の遊技玉による回転が終了しないと
き、次の遊技玉が始動口71に入ったときはこの遊技玉
の数だけ4個の始動記憶数表示LED74により表示さ
れる。1個の始動記憶数表示LED74が点灯すると、
1個の遊技玉を記憶していることを意味する。遊技盤7
0の下部には可変入賞球装置75が配置されている。可
変入賞球装置75は、ソレノイドで駆動される開閉板7
6が揺動自在に設けられている。
【0059】開閉板76の下部左側には入賞玉検出器8
2が配置されていて、左側から入ってくる遊技玉を検知
する。開閉板76の下部右側には特定領域玉検出器77
が配置されていて、右側の特定領域(通称Vと呼ばれて
いる。)から入ってくる遊技玉を検知する。開閉板76
の中央下部には入賞個数表示器78が配置されている。
入賞個数表示器78は、入賞玉検出器82と特定領域玉
検出器77で検知された遊技玉を検出するものであり、
7セグメントからなるLED表示器である。
【0060】可変入賞球装置75には、6個の装飾LE
D79が配置されている。装飾LED79は、入賞玉が
入ると点滅されるものである。可変表示装置73の上部
には、2個の装飾LED80が配置されている。装飾L
ED80は、始動口71に遊技玉が入ると点滅されるも
のである。遊技盤70には、円弧状に装飾LED81が
配置されている。装飾LED81は、後記する大当りの
ときに点滅される。
【0061】図10(b)は、遊技盤70の機能の概要
を示すフロー図である。始動口71に遊技玉が入る(S
310 )と、装飾LED80が点滅される(S320 )。可
変表示装置73の表示部が表示上回転し変化する(S
330 )。次に検査のために可変表示部が大当りの表示に
なるように、セットされているので大当りの表示になる
(S340 )。更に、装飾LED81が点滅される。次に
開閉板76が開き(S35 0 )、遊技玉が全て取り込まれ
る。次に遊技盤70の可変入賞球装置75に8個の遊技
玉を入れると、装飾LED79、装飾LED80、装飾
LED81の全てを点灯させてV表示させる(S360
370 )。次に入賞個数「8」を点灯させる(S
380 )。弾球遊技機の検査装置1の動作 図10(a)は、遊技盤70を前記弾球遊技盤の検査装
置1で検査したときの検査動作の概要を示すフロー図で
ある。遊技盤70がコンベヤ上の所定の検査位置に停止
しクランプされる。コンベヤ制御装置(図示せず)から
この信号を受けとると、直ちに該当する機種に相当する
プログラムを呼びだし、これらの開始条件がとととのえ
る弾球遊技盤の検査装置1は動作を開始する(S
200 )。玉挿入ユニット10は、X,Y,Zサーボモー
タ37,38,39を駆動して直ちに遊技盤70の始動
口71に5個の遊技玉を挿入する(S210 )。
【0062】この始動口71への遊技玉の挿入により、
4個の始動記憶数表示LED74が点灯する。この点灯
を前記した検査機能でチェックする(S220 )。次に、
遊技盤70の可変表示装置73が変動する(S330 )。
可変表示装置73は、予め大当りになるように設定され
ているので、大当りの表示(図示例では数字7が並ぶ表
示)を行う(S340 )。
【0063】この大当りの表示は、全刃前記した
「(3)図柄チェック」機能により行う(S230 )。次
に、玉挿入ユニット10により、特定領域玉検出器77
に検知されるように8個の遊技玉を挿入する(S
240 )。以上の始動口71への遊技玉の挿入によりV入
賞となる。このV入賞によりV表示が可変表示装置73
にされる。このV表示は、「(3)図柄チエック」機能
により行う(S250 )。更に入賞個数表示器78に所定
の数字を表示されているので、「(2)7セグメントチ
ェック」機能で表示をチェックする(S260 )。
【0064】[その他の実施例]前記実施例では2機種
の弾球遊技機について説明したがこの実施例に限ること
なく他の弾球遊技機にも適用できることは明白である。
前記実施例は、LED表示器で説明したがこれに限定さ
れず、液晶表示装置、CRT表示装置でも良い。
【0065】前記実施例では遊技玉を挿入するのに玉挿
入ユニット10を用いたが、手動で弾球遊技盤に挿入さ
せて検査装置1を作動させても良い。
【0066】
【発明の効果】以上詳記したように、本発明は弾球遊技
機の表示部を自動的に人手を必要とせずその機能を検査
できる。また、表示部のみならず、結果として可変入賞
球装置も検査できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、弾球遊技機の検査装置の機械的配置の
概要を示す平面図である。
【図2】図2は、図1の正面図である。
【図3】図3は、弾球遊技機検査装置の制御装置の機能
ブロック図である。
【図4】図4は、弾球遊技機の正面図である。
【図5】図5(a)は、検査装置の制御装置の機能を示
すフロー図である。図5(b)は、弾球遊技機の制御装
置の動作を示すフロー図である。
【図6】図6は、7セグメントチェックのウィンドウの
表示例を示す。
【図7】図7は、図柄チェックのウィンドウの表示例を
示す。
【図8】図8は、面積チェックのウィンドウの表示例を
示す。
【図9】図9は、他の弾球遊技機の正面図である。
【図10】図10(a)は、検査装置の制御装置の機能
を示すフロー図である。図10(b)は、弾球遊技機の
制御装置の動作を示すフロー図である。
【符号の説明】
1…弾球遊技盤の検査装置 2,70…遊技盤 4,5,6…CCDカメラ 10…玉挿入ユニット 20…制御装置 35…玉挿入ユニット 36…位置制御ユニット 37…X軸サーボモータ 38…Y軸サーボモータ 39…Z軸サーボモータ 43…カメラ制御装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】発光表示装置を有する弾球遊技機の検査装
    置であって、 前記発光表示装置を実際の作動状態で撮像するための撮
    像手段と、 前記撮像手段で撮影した画像を少なくとも2値以上のデ
    ータに変換するための画像変換手段と、 該画像変換手段により変換された画像状態が予め定めら
    れた状態であるか否かを判定する判定手段と、 前記判定手段で予め定められた状態でないと異常判定し
    たときに異常表示する異常表示手段とを備えたことを特
    徴とする弾球遊技機の検査装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、 前記異常表示した後も検査を続行することを特徴とする
    弾球遊技機の検査装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110099252A (zh) * 2019-05-06 2019-08-06 四川效率源信息安全技术股份有限公司 一种转换监控视频为可播放视频的方法

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