JP2001057809A - 農作業機におけるエラー信号の記憶制御装置 - Google Patents

農作業機におけるエラー信号の記憶制御装置

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JP2001057809A
JP2001057809A JP11234396A JP23439699A JP2001057809A JP 2001057809 A JP2001057809 A JP 2001057809A JP 11234396 A JP11234396 A JP 11234396A JP 23439699 A JP23439699 A JP 23439699A JP 2001057809 A JP2001057809 A JP 2001057809A
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JP11234396A
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Taiji Mizukura
泰治 水倉
Wataru Nakagawa
渉 中川
Toshihiro Koyama
智弘 小山
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Yanmar Co Ltd
Original Assignee
Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成により、不揮発性メモリへのエラ
ー履歴のデータの書込み回数を減少させる。 【解決手段】 走行部、作業部、操作部等に設けたセン
サ、設定器等の外部機器との制御信号を授受して制御す
るコントローラにおいて、農作業機の電源投入により、
不揮発性メモリ84中のエラー履歴データを、RAM9
6内のバッファ記憶領域96bと、エラー履歴データ記
憶領域96aとに転送して記憶させる(S1)一方、外
部機器におけるエラー信号が有ったとき(S4:yes
)、そのエラーデータをエラー履歴データ記憶領域9
6aに転送してデータを追加記憶させる(S5)と共
に、バッファ記憶領域とエラー履歴データ記憶領域との
両データを比較して一致しないとき(S6:no)のみ、
エラー履歴データ記憶領域96a中のデータを、バッフ
ァ記憶領域96b及び不揮発性メモリ84に新たに記憶
させる(S7)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンバイン等の農
作業機におけるエラー信号の記憶制御装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】最近のコンバイン等の農作業機では、制
御目標としての、制御量の信号を制御手段に伝るための
センサや設定器、例えば、走行機体のエンジンの出力
(負荷)を制御するアクチュエータとしての電子式ガバ
ナーの燃料噴射量検知センサ(燃料噴射用プランジャの
位置調節のためのラック位置の検出センサ)、穀粒タン
ク内の穀粒を外部に排出するための排出オーガのコンベ
ヤへの動力を継断するためのオーガクラッチの操作位置
検知センサ、前記排出オーガの横筒の水平方向の向きや
横筒先端の穀粒排出部の高さを指令(設定)するオーガ
位置設定器、また、前記制御信号に応じて制御対象の作
動量を検知するためのセンサ、例えば、農作業機の走行
速度や、脱穀部の作業部の回転速度を検知する速度セン
サ、前記排出オーガの横筒の水平方向の向きセンサや高
さセンサを備え、マイクロコンピュータ等の制御手段に
より制御することが通常行なわれている。
【0003】また、農作業中に、前述の各種センサや設
定器の信号が異常である時には、そのエラー信号の出た
箇所をエラー履歴として前記制御手段におけるメモリに
て記憶しておき、後の定期検査等において、作業者が前
記メモリからエラー履歴のデータを読み出し、液晶表示
装置等にて表示させ、メインテナンスや修理の際の資料
とすることが行なわれている。
【0004】この種のエラー履歴のデータは、コントロ
ーラの電源が切られても消去されないように、EEPR
OM等の電気的に消去及び書込み可能な不揮発性メモリ
に記憶されるように構成している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この種
の不揮発性メモリでは、その書き換え可能回数は、RA
M(記憶保持動作が必要な随時書込み読み出しメモリ)
と異なり、制限があり、しかもその可能回数は、数百回
〜数千回程度であるから、例えば、同じ1つのセンサの
配線不良により、多数回にわたってON・OFF信号が
発生する等のエラーがあった場合に、その発生の毎にエ
ラーがあったことのデータを、前記不揮発性メモリに記
憶させると、短期間のうちに書込み許容回数を越えてし
まい、不揮発性メモリが使用不能になってしまうという
問題があった。
【0006】また、この種の不揮発性メモリは書込み速
度が読み出し速度より遅く、さらに一般的にRS232
C等のシリアルインターフェイスを介してコントローラ
のCPUと外部装置とを接続し、データを1ビットずつ
順番に伝送するので、データの伝送時間が長くなる。従
って、通常の農作業等の制御を実行している間に前記エ
ラー履歴のためのデータを不揮発性メモリに書き込む操
作を割り込ませると、農作業の制御が円滑且つ迅速にで
きないという問題があった。
【0007】本発明は、これらの従来の技術の問題を解
決すべくなされたものであって、簡単な構成により、不
揮発性メモリへのエラー履歴のデータの書込み回数を減
少させることができ、農作業の邪魔ならないようにしな
がら不揮発性メモリに所定のエラー履歴のデータを記憶
させることができる農作業機におけるエラー信号の記憶
制御装置を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明の農作業機におけるエラー信
号の記憶制御装置は、農作業機における走行部、作業
部、操作部等に設けたセンサ、設定器等の外部機器と、
外部機器との制御信号を授受して制御するコントローラ
と、随時読み書き可能なメモリと、電気的に消去及び書
込み可能な不揮発性メモリとを備え、前記随時読み書き
可能なメモリには、バッファ記憶領域と、エラー履歴デ
ータ記憶領域とを備え、農作業機の電源投入により、前
記電気的に消去及び書込み可能な不揮発性メモリ中のエ
ラー履歴データを、前記両記憶領域に転送して記憶させ
る一方、前記外部機器におけるエラー信号が有ったとき
そのエラーデータをエラー履歴データ記憶領域に転送し
てデータを追加記憶させると共に、バッファ記憶領域と
エラー履歴データ記憶領域との両データを比較して一致
しないときのみ、エラー履歴データ記憶領域中のデータ
を、バッファ記憶領域及び前記電気的に消去及び書込み
可能な不揮発性メモリに新たに記憶させるように制御す
ることを特徴とするものである。
【0009】また、請求項2に記載の発明の農作業機に
おけるエラー信号の記憶制御装置は、農作業機における
走行部、作業部、操作部等に設けたセンサ、設定器等の
外部機器と、外部機器との制御信号を授受して制御する
コントローラと、随時読み書き可能なメモリと、電気的
に消去及び書込み可能な不揮発性メモリとを備え、前記
随時読み書き可能なメモリには、バッファ記憶領域と、
エラー履歴データ記憶領域とを備え、農作業機の電源投
入により、前記電気的に消去及び書込み可能な不揮発性
メモリ中のエラー履歴データを、前記両記憶領域に転送
して記憶させる一方、前記外部機器におけるエラー信号
が有ったときそのエラーデータをエラー履歴データ記憶
領域に転送してデータを追加記憶させると共に、バッフ
ァ記憶領域とエラー履歴データ記憶領域との両データを
比較して一致しないときのみ、エラー履歴データ記憶領
域中のデータを、バッファ記憶領域に新たに記憶させ、
農作業機の電源OFF操作により、コントローラは自己
保持回路が作動して、前記バッファ記憶領域中のデータ
を前記電気的に消去及び書込み可能な不揮発性メモリに
記憶させた後、コントローラ全体の電源を切るように制
御することを特徴とするものである。
【0010】さらに、請求項3に記載の発明は、請求項
1または請求項2に記載の農作業機におけるエラー信号
の記憶制御装置において、エラーデータは前記各外部機
器を判別できるものであることを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】次に本発明を具体化した実施形態
について説明すると、図1はコンバインの左側面図、図
2はコンバインの平面図、図3はコンバインの右側面
図、図4は正面図、図5は動力伝動系のスケルトン図、
図9は制御装置の機能ブロック図である。
【0012】本発明のコンバインにおける走行機体1
は、左右一対の走行クローラ2a式の走行部2に対して
後述する走行部昇降駆動手段を介して昇降可能に構成さ
れている。走行機体1の進行方向に向かって左側には作
業部としての脱穀装置3を搭載し、走行機体1の前部に
配置された作業部としての刈取前処理装置4は、昇降フ
レーム14を介して走行機体1に対して回動可能に支持
され、該昇降フレーム14と走行機体1との間に装着さ
れた刈取部昇降アクチュエータとしての単動式の刈取部
昇降油圧シリンダ9により昇降動可能に構成されてい
る。
【0013】刈取前処理装置4の下部フレームの下部側
にはバリカン式の刈刃装置5を、前方には6条分の穀稈
引起装置6が配置され、穀稈引起装置6と脱穀装置にお
けるフイードチェン7前端との間には穀稈搬送装置8が
配置され、穀稈引起装置6の下部前方には分草体10が
突出している。走行機体1の右側前部に運転室11が配
置され、その後側に穀粒タンク12が配置されている。
【0014】運転室11の後方下部等に備えたエンジン
15からの動力の一部は、図5に示すように、オーガク
ラッチ16を介して穀粒タンク12内の底スクリューコ
ンベヤ17、排出オーガ20内の縦スクリューコンベヤ
18a,18bに伝達される一方、動力分岐ミッション
19を介して走行部2の油圧ポンプ・油圧モータ式(H
TS式)走行駆動部24の脱穀部3の扱胴3aや唐箕2
1、一番受樋のスクリューコンベヤ22a、二番受樋の
スクリューコンベヤ22bやフイードチェン7、穀粒タ
ンク12への揚穀スクリューコンベヤ23等を回転駆動
させる。刈取前処理装置4への動力伝達は、走行速度を
同期するときには前記走行駆動部24からの出力軸26
を介して実行され、同期しないときには前記動力分岐ミ
ッション19からの分岐動力とクラッチ25とにより駆
動される。
【0015】図3及び図7に示すように、穀粒タンク1
2の下部に設けたスクリューコンベヤから走行機体1の
後端に配置した縦パイプ28bと、その上端に上下回動
可能に連設された横パイプ28aとからなり、各パイプ
内にスクリューコンベヤを内装した排出オーガ28を介
して、トラックの荷台等の部位に穀粒タンク12内に蓄
積された穀粒を排出させることができる。なお、縦パイ
プ28bは、駆動モータ64bとギヤ機構57とにより
縦軸回りに旋回可能であり、横パイプ28aは縦パイプ
28bとの間に装架された排出オーガ用油圧シリンダ6
4aと、リンク機構58とにより傾斜角度を変更可能に
構成されている。
【0016】そして、駆動モータ64bに設けたロータ
リエンコーダ等の角度センサ85にて縦パイプ28bの
水平旋回角度、ひいては横パイプ28aの旋回位置を検
出することができ、リンク機構58もしくは油圧シリン
ダ64aの箇所に設けたポテンショメータ等の角度セン
サ86にて横パイプ28aの俯仰角度、ひいては横パイ
プ28aの先端の排出部の高さ位置を検出することがで
きる。なお、排出オーガ28を使用しないときには、穀
粒タンク12の上面等に設けたレスト台87等に横パイ
プ28aの中途部が載置される。さらにこのレスト台8
7には前記横パイプ28aが載置されたか否かを検知す
るための接触センサ等のレスト検出器88が設けられて
いる。
【0017】図6(左側面側から見た走行部)に示すよ
うに、走行部2は左右一対のトラックフレーム50,5
0の前後端に各々配置した駆動輪51と従動輪52とト
ラックフレーム50の下面中途部に配置された複数の転
動輪53との外周に巻回された走行クローラ2aからな
り、左右トラックフレーム50,50と走行機体1と
は、左右の昇降制御用油圧シリンダ54a,54bと前
後位置の側面視L字状のレバー55a,55bとこの前
後レバー55a,55bを同時に作動させるように連結
する連結杆56,56等とからなる走行部昇降駆動手段
を介して連結され、左右の昇降制御用油圧シリンダ54
a,54bは互いに独立的に作動させることにより、左
右の走行部2,2を走行機体1の左右に対して独立的に
昇降させる。
【0018】従って、左右両側の昇降制御用油圧シリン
ダ54a,54bのピストンロッドを同時に突出させる
と、走行機体1は左右両側の走行部2,2に対して上方
に離れて(上昇し)、走行機体1の走行部2,2に対す
る相対高さ(車高)は高くなる。逆に、前記ピストンロ
ッドを同時に後退させると、走行機体1は左右両側の走
行部2,2に対して下方に離れて(下降し)、走行機体
1の走行部に対する相対高さ(車高)は低くなる。
【0019】そして、左側の油圧シリンダ54aのピス
トンロッドを突出させる、または右側の油圧シリンダ5
4bのピストンロッドを後退させると(もしくはこの両
方の動作を同時に実行しても)、右側の走行部2に対す
る走行機体1の車高は低くなり(左側の走行部2に対す
る走行機体1の車高は高くなり)、走行機体1は右下が
りに傾斜する。逆に、右側の油圧シリンダ54bのピス
トンロッドを突出させる、または左側の油圧シリンダ5
4aのピストンロッドを後退させる、(もしくはこの両
方の動作を同時に実行しても)、左側の走行部2に対す
る走行機体1の車高は低くなり(右側の走行部2に対す
る走行機体1の車高は高くなり)、走行機体1は左下が
りに傾斜するのである。
【0020】図6に示すように、左右の昇降制御用油圧
シリンダ54a,54bのピストンロッドの突出量を検
出することにより、走行機体1の左右各走行部2,2に
対する相対高さ(車高)を検出するためのロータリエン
コーダ式等の車高検出センサ72a,72bが、前記連
結杆56に連設した連結ロッド72やリンク機構73を
介して連動するように構成されている。
【0021】また、走行機体1の左右の傾斜程度を検出
するための傾斜検出センサ74は、振り子式(重力式)
等にて構成され、走行機体1の任意の位置例えば運転室
11内等に配置されている。なお、刈取前処理装置4と
圃場面との対地高さを検出して刈高さを検出するための
刈高さセンサとしての超音波センサ20a,20bは、
図4に示すように、刈取前処理装置4の左右両側端の前
記穀稈引き起こし装置6の裏面側に設けたブラケット
(図示せず)に配置し、各超音波センサ20a,20b
における発信器の発信部(ホーン部)と受信器の受信部
とを圃場面に向けるように配置する。各超音波センサ2
0a,20bの設置高さと刈刃5の設置高さとが異なる
場合には、超音波センサ20a,20bの検出値から所
定の換算により、刈高さ検出値を求めるようにしてい
る。
【0022】また、走行機体1と刈取前処理装置4との
相対高さを検出するための昇降ポジションセンサ75
は、前記昇降フレーム14の回動角度を検出することよ
り求めることができるように構成されている。
【0023】前記運転室11内の操縦部パネル(図示せ
ず)には、自動モードと手動モードとに切り換えるため
の切替えスイッチ76と、自動モード及び手動モードの
如何に拘らず、車高制御の場合の走行機体1の高さ(車
高)を変更調節操作できる手動可変操作部としての操作
レバー77と、走行機体1の左右傾斜角度を設定するた
めの傾斜設定器78とが配置されている。
【0024】図7は、前記昇降用油圧シリンダ54a,
54b等のための油圧回路を示し、油圧ポンプ60から
の吐出する圧油を分流する分流弁63を介して分岐し、
その一方の吐出路から前記刈取前処理装置4を昇降させ
る刈取部昇降アクチュエータとしての油圧シリンダ9
と、右側(運転室11側)の昇降制御用油圧シリンダ5
4bとに対する第1油圧回路61へ送る。分流弁63の
他方の吐出路からは、排出オーガ28の横パイプ28a
の縦パイプ28bに対する傾斜角度を変更するための排
出オーガ昇降用油圧シリンダ64aと、左側の昇降制御
用油圧シリンダ54aとに対する第2油圧回路62へ送
るように構成され、それぞれの油圧シリンダ9、64
a、54a、54bに対する電磁制御弁65、66、6
7、68や逆止弁、リリーフ弁等が接続されている。
【0025】図9は、走行機体1の走行速度、姿勢及び
車高、排出オーガ28の排出位置等を制御するための制
御装置(コントローラ)70の機能ブロック図を示し、
該制御装置70は、マイクロコンピュータ等の電子式制
御装置であり、図示しないが各種演算処理や制御を実行
するための中央処理装置(CPU)71や、制御プログ
ラムを記憶させた読み出し専用メモリ(ROM)82、
各種の検出値、データ等を一時的に記憶させる随時読み
書き可能メモリ(RAM)83、タイマ機能としてのク
ロック、インターフェイス、バス等を備える。
【0026】また、符号84は制御装置70に接続され
たメモリであって、電源を切っても記憶値が消去され
ず、且つ、電気的に消去及び書込み可能な不揮発性メモ
リとしてのEEPROMである。そして、この不揮発性
メモリ84は、シリアルインターフェイスとしてのRS
232C73を介してCPU71に接続されている。前
記不揮発性メモリ84には、後述するように各種設定器
78,80,81,92,95やセンサ20a,20
b,72a,72b,74,75,85,86,93,
等の外部機器の断線等にて信号にエラーが発生したとき
のエラー履歴を、当該外部機器毎に記憶するものであ
る。なお、エラー履歴データを記憶するエラー履歴デー
タ記憶領域96aとバッファ記憶領域96bとを有する
RAM(随時読み書き可能メモリ)96と、制御装置7
0ひいては走行機体全体の電源スイッチ(キースイッ
チ)97も制御装置70に接続されている。この制御装
置70は、後述するように、エラー信号の記憶制御装置
としてのコントローラとしても機能する。
【0027】前記制御装置70には、左右の昇降制御用
油圧シリンダ54a,54bのピストンロッドの突出量
に対応した走行機体1の左右の走行部2,2に対する相
対高さ(車高)を検出するためのロータリエンコーダ式
等の車高検出センサ72a,72bの検出値、傾斜セン
サ74の検出値及び前記刈高さセンサとしての刈取前処
理装置4の左右両端に設けた超音波センサ20a,20
bの検出値、刈取部昇降ポジションセンサ75の検出
値、前記排出オーガ28の水平旋回角度を検知する角度
センサ85の検出値、同じく排出オーガ28の横オーガ
筒28aの俯仰の昇降角度を検知する角度センサ86の
検出値とを入力する。なお、横オーガ筒28aがレスト
台88に載置されている状態のとき、角度センサ86の
検出値は0度であり、それより上昇するときの角度を検
知する。また、横オーガ筒28aがレスト台88に載置
されている状態のときのレスト位置を基準として、左右
水平旋回の角度を角度センサ85にて検知できる。
【0028】排出オーガ28の昇降及び水平旋回等の動
作は、運転室11内に配置した操作部90及び横オーガ
筒28aの先端の排出部の横に設けた先端操作部91に
おけ指令スイッチ(図示せず)から指令できるように構
成されている。なお、水平旋回角度は前記操作部90に
設けたポテンショメータ型の旋回角度設定器95により
設定できる。
【0029】前記制御装置70には、エンジン16への
燃料供給量制御のためのアクチュエータとしての電子ガ
バナー92の燃料噴射ポンプにおける燃料噴射量を調節
するプランジャ駆動手段が接続され、且つフイードバッ
ク制御のためのそのプランジャ位置を検知するラック位
置センサ93が接続されている。
【0030】また、前記制御装置70には、制御モード
を自動モードと手動モードとに切り換えるためのモード
切換スイッチ76と、車高を手動にて変更調節操作でき
る手動可変操作部としての操作レバー77の操作位置検
出部、走行機体1の左右の傾斜程度を設定するためのポ
テンショメータ型の傾斜設定器78と、同じくポテンシ
ョメータ型の刈高さ設定器80と、脱穀スイッチ81と
を接続して、これらの設定器における設定値やON・O
FFの検出信号を各々入力する。さらに、走行部2の車
速センサ94が制御装置70に接続されている。
【0031】そして、制御装置70の出力側に接続した
電磁制御弁67,68の作動により、左右の昇降制御用
油圧シリンダ54a,54bを駆動して前記左右の走行
部2,2の高さを各々独立して昇降させることにより、
走行機体1の左右傾斜姿勢ひいては刈取前処理装置4の
左右傾斜の姿勢を制御する一方、制御装置70の出力側
に接続した電磁式油圧切換弁65の作動により、昇降油
圧シリンダ9を駆動して刈取前処理装置4の高さ、換言
すると刈高さを制御することができるものである。
【0032】脱穀スイッチ81のONにて脱穀部への動
力伝達のための脱穀クラッチがONとなり動力伝達可能
となる。前記脱穀スイッチ81がOFFでは、動力伝達
が遮断される。そして、脱穀スイッチ81がOFF又は
モード切換スイッチ76のOFF(手動モード方向のス
イッチ切換)の条件(オア条件)にて、「手動モード」
となる。
【0033】手動モードでは操作レバー77をオペレー
タが手動にて操作することにより走行機体1の車高及び
左右傾斜を調節する制御であって、車高制御(昇降制
御)では、左右両側の昇降制御用油圧シリンダ54a,
54bを駆動し、左右の車高を同時に変化させる。右車
高基準による傾斜制御では、まず左の車高のみで傾斜を
調節し、それでも傾斜角度が足りない場合にのみ、反対
側(右)の車高で調節する。逆に、左車高基準による傾
斜制御では、まず右の車高のみで傾斜を調節し、それで
も傾斜角度が足りない場合にのみ、左の車高で調節す
る。
【0034】前記脱穀スイッチ81がONで且つモード
切換スイッチ76がONの条件(アンド条件)にて、
「自動モード」になる。自動モードでは、前記傾斜設定
器78により設定した傾斜になるように自動的に走行機
体1を左右に傾斜させる制御であって、前記車高基準側
切換スイッチ89の選択により、右車高基準の場合と左
車高基準の場合とのいずれかに任意に選択できる。この
場合、ランプ(図示しない)を運転操作パネル部に設け
て、選択した基準側を表示すれば、オペレータが認識し
やすくなる。
【0035】次に、図10のフローチャートを参照しな
がら、エラー履歴データの記憶を保持すための制御につ
いて説明する。電源スイッチ97を投入(ON)する
と、コントローラ(制御装置)70が起動し、フローチ
ャートのスタートに続き、不揮発性メモリ84内のエラ
ー履歴データを、RAM(随時読み書き可能メモリ)9
6におけるエラー履歴データ記憶領域96a及びバッフ
ァ記憶領域96bとに別々に読み込ませて記憶させる
(S1)。
【0036】過去にエラーが発生していなければ、不揮
発性メモリ84内にはエラー履歴データは無い。ここ
で、エラー履歴データとは、前記各センサ及び設定器等
の外部機器毎のエラー発生の有無をデータ化したもの
で、前記各外部機器毎にメモリの番地(アドレス)を特
定しており、エラーが一度でも発生した場合に、その
(該当する)外部機器を判別して不揮発性メモリ84の
中の所定のメモリ位置(アドレス)に記憶させる。通
常、十位の桁と一位の桁とからなる4ビット毎のメモリ
にて、22番から99番までの識別コード別にて外部機
器毎を判別できるようにしている。但し、エラー発生の
回数はカウントせず、記憶しない。
【0037】次いで、前記RAM96の各記憶領域96
a,96bへのエラー履歴データの読込みが完了したか
否かを判別する(S2)。
【0038】次いで、前記判別にて読込み完了していな
いときには(S2:no)、S1に戻って読込み作業を続
行する。判別にて読込み完了すれば(S2:yes )、農
作業を実行する。本実施形態の場合はコンバインによる
圃場の稲(穀稈)を刈取り、脱穀作業を実行する(S
3)。この作業中に、各外部機器との信号の授受の異常
や信号値が通常の範囲を越えているかどうか等にてエラ
ーが発生しているか否かをCPU71が常に監視してい
る。そして、エラーが発生しているか否かを判別する
(S4)。
【0039】エラーが発生したと判断したときには(S
4:yes )、前記エラー履歴データ記憶領域96a内
に、エラーが発生した外部機器の識別コードを書き込む
(S5)。過去に同じ外部機器にてエラーが発生したこ
とがあれば、前記エラー履歴データ記憶領域96a内に
記憶されている識別コードがすでに存在しているので、
それと同じ識別コードを書き込んでも、前記エラー履歴
データ記憶領域96a内に記憶されている識別コードは
変わらないことになる。新たに別の外部機器にエラーが
発生した場合には該当する識別コードを前記エラー履歴
データ記憶領域96a内に書込み記憶させることにな
る。
【0040】エラーが発生しなかったと判断したときに
は(S4:no)、工程S3の前に戻る。
【0041】次に、エラー履歴データ記憶領域96aに
記憶されたエラー履歴データ(識別コード)とバッファ
記憶領域96bに記憶されたエラー履歴データ(識別コ
ード)とを比較して一致しているか否かを判別する(S
6)。過去にエラーが発生しなかった外部機器に新たに
エラーが発生すると、前記S5にて新しい識別コードが
エラー履歴データ記憶領域96aに追加記憶されたこと
になり、他方、バッファ記憶領域96bに記憶されたエ
ラー履歴データ(識別コード)は古いエラー履歴データ
(識別コード)であるから、両データは一致しない(互
いに相違する)ことになる。
【0042】逆に、過去にエラーが一度でも発生した外
部機器に新たにエラーが発生しても、前記S5にてエラ
ー履歴データ記憶領域96aに追加記憶された識別コー
ドは以前と同じであるので、バッファ記憶領域96bに
記憶された古いエラー履歴データ(識別コード)と一致
することになる。
【0043】前記両記憶領域でのデータが一致しないと
判断したときには(S6:no)、エラー履歴データ記憶
領域96a内のデータをバッファ記憶領域96bに転送
すると共に不揮発性メモリ84にも転送してデータを書
き換えるのである(S7)。前記両記憶領域でのデータ
が一致すると判断したときには(S6:yes )、工程S
3の前に戻る。
【0044】なお、RAM96内でのエラー履歴データ
記憶領域96aからバッファ記憶領域96bへのデータ
を転送は1つのコントローラ(マイクロコンピュータ)
70内でのデータ転送であり、8ビット乃至は32ビッ
トのバスを介して行なわれるから迅速に実行できる。し
かし、RAM96から不揮発性メモリ84へのデータの
転送はシリアルインターフェイス73を介して1ビット
づつ順に行なわれ、不揮発性メモリ84へのデータの書
込み速度は遅いから、コントローラ70が農作業の制御
を実行中に、前記不揮発性メモリ84へのデータの転送
を実行している間、他の制御が順番待ちとなり、農作業
の制御が不確実になる等の不都合が発生し易い。
【0045】そこで、別の実施形態として、前記S7の
工程に代えて、エラー履歴データ記憶領域96a内のデ
ータをバッファ記憶領域96bに転送して記憶させる。
このような制御を農作業の実行中(コントローラ70の
起動中)繰り返す(S8、S9:no)。次いで、農作業
を終了して電源スイッチ(キースイッチ)97を切ると
(S9:yes )、コントローラ70内の自己保持回路1
00(図11参照)が作動し、前記バッファ記憶領域9
6b内に記憶されているエラー履歴データを不揮発性メ
モリ84に転送して記憶させ、書込み作業が終了すれ
ば、前記自己保持回路100が作動してコントローラ7
0の電源は自動的に切れるのである(S10)。これに
より、エラー履歴データを不揮発性メモリ84に転送し
て書き込むという速度の遅い作業により農作業の制御が
邪魔されないし、作業者は、電源スイッチ(キースイッ
チ)97を切る作業を実行した後は農作業機から離れて
他の作業に移行でき、農作業の効率化を図ることができ
るのである。
【0046】エラー履歴データ(識別コード)は、文字
(キャラクタ)データでも良いし、数字データを採用し
ても良い。このようにして、不揮発性メモリ84に一旦
記憶されたエラー履歴データは、過去のエラー発生状況
を知る手掛かりとなり、メインテナンス作業や修理作業
に際して表示装置に表示させて、これらの作業の参考に
することができる。
【0047】なお、電源103に接続した第2リレー1
02はコントローラ70のVcc 入力部に接続する一方、
第2リレー102と並列に接続した電源スイッチ74の
他方の端子は、コントローラ70のキー入力端子と第1
リレー101のダイオードDのカソードとに並列的に接
続し、第1リレー101の他の端子(アノード)はアー
スする。前記第2リレー102におけるダイオードDの
アノード及び第1リレー101の他方の接点は、コント
ローラ70内の自己保持回路100に接続されている。
この構成により、電源スイッチ74を「入り」にする
と、第1リレー101と第2リレー102とが作動し、
コントローラ70に電力が供給される。コントローラ7
0は電源投入により自己保持回路100中の電源管理出
力を「入り」にして第2リレー102を作動させること
で、コントローラ70への電源投入状態を保持する。
【0048】電源スイッチ74を「切り」にされた場
合、コントローラ70は不揮発性メモリ84への書込み
作業等の終了処理を行なった後に、自己保持回路100
中の電源管理出力を「切り」にし、コントローラ70自
らの電源供給を遮断するのである。
【0049】なお、エラー履歴データを記憶するための
RAMは、通常、ワンチップマイクロコンピュータに搭
載されているRAMを利用するようにしても良い。
【0050】本発明は、コンバインばかりでなく耕作用
のトラクタや田植機等の走行農作業機についても適用で
きるものであることは言うまでもない。
【0051】
【発明の効果】以上に説明したように、請求項1に記載
の発明の農作業機におけるエラー信号の記憶制御装置
は、農作業機における走行部、作業部、操作部等に設け
たセンサ、設定器等の外部機器と、外部機器との制御信
号を授受して制御するコントローラと、随時読み書き可
能なメモリと、電気的に消去及び書込み可能な不揮発性
メモリとを備え、前記随時読み書き可能なメモリには、
バッファ記憶領域と、エラー履歴データ記憶領域とを備
え、農作業機の電源投入により、前記電気的に消去及び
書込み可能な不揮発性メモリ中のエラー履歴データを、
前記両記憶領域に転送して記憶させる一方、前記外部機
器におけるエラー信号が有ったときそのエラーデータを
エラー履歴データ記憶領域に転送してデータを追加記憶
させると共に、バッファ記憶領域とエラー履歴データ記
憶領域との両データを比較して一致しないときのみ、エ
ラー履歴データ記憶領域中のデータを、バッファ記憶領
域及び前記電気的に消去及び書込み可能な不揮発性メモ
リに新たに記憶させるように制御するものである。
【0052】このように構成すれば、コントローラへの
電源投入により、一旦不揮発性メモリに記憶したエラー
履歴データが、RAMにおけるバッファ記憶領域と、エ
ラー履歴データ記憶領域とに書き込まれて後、新たにエ
ラーが発生すると、一先ずエラー履歴データ記憶領域に
書き込まれる。このデータと、過去のエラー履歴データ
が記憶されたバッファ記憶領域内のデータとを比較して
一致するか否かを判断することにより、過去にエラーが
発生しなかった外部機器に対するエラーに関するデータ
のみがバッファ記憶領域及び前記電気的に消去及び書込
み可能な不揮発性メモリに新たに記憶させられるから、
不揮発性メモリでのデータの書き換え回数を大幅に減少
させることができるという効果を奏する。
【0053】そして、外部機器における過去に発生し
た、もしくは発生しないというエラー履歴データは、不
揮発性メモリに記憶されているからコントローラの電源
を切ってもそのデータは記憶保持されるから、後のメイ
ンテナンスや修理作業に際してエラー履歴データを参照
して、前記修理作業等に役立てることができるという効
果を奏する。
【0054】また、請求項2に記載の発明の農作業機に
おけるエラー信号の記憶制御装置は、農作業機における
走行部、作業部、操作部等に設けたセンサ、設定器等の
外部機器と、外部機器との制御信号を授受して制御する
コントローラと、随時読み書き可能なメモリと、電気的
に消去及び書込み可能な不揮発性メモリとを備え、前記
随時読み書き可能なメモリには、バッファ記憶領域と、
エラー履歴データ記憶領域とを備え、農作業機の電源投
入により、前記電気的に消去及び書込み可能な不揮発性
メモリ中のエラー履歴データを、前記両記憶領域に転送
して記憶させる一方、前記外部機器におけるエラー信号
が有ったときそのエラーデータをエラー履歴データ記憶
領域に転送してデータを追加記憶させると共に、バッフ
ァ記憶領域とエラー履歴データ記憶領域との両データを
比較して一致しないときのみ、エラー履歴データ記憶領
域中のデータを、バッファ記憶領域に新たに記憶させ、
農作業機の電源OFF操作により、コントローラは自己
保持回路が作動して、前記バッファ記憶領域中のデータ
を前記電気的に消去及び書込み可能な不揮発性メモリに
記憶させた後、コントローラ全体の電源を切るように制
御するものである。
【0055】この構成では、コントローラへの電源投入
により、一旦不揮発性メモリに記憶したエラー履歴デー
タが、RAMにおけるバッファ記憶領域と、エラー履歴
データ記憶領域とに書き込まれて後、新たにエラーが発
生すると、一先ずエラー履歴データ記憶領域に書き込ま
れる。このデータと、過去のエラー履歴データが記憶さ
れたバッファ記憶領域内のデータとを比較して一致する
か否かを判断することにより、過去にエラーが発生しな
かった外部機器に対するエラーに関するデータのみがバ
ッファ記憶領域に新たに記憶させられる。そして、不揮
発性メモリへのエラー履歴データへの書込み作業は、農
作業を終了して、電源OFF作業によりコントローラ中
の自己保持回路の動作で実行するので、農作業中の制御
が邪魔されず、且つ不揮発性メモリへのデータの書込み
終了後は自動的にコントローラへの電源が遮断されるか
ら農作業が効率化されるという効果を奏する。
【0056】さらに、請求項3に記載の発明は、請求項
1または請求項2に記載の農作業機におけるエラー信号
の記憶制御装置において、エラーデータは前記各外部機
器を判別できるものであって、エラーの発生した外部機
器と、発生しなかった外部機器とを識別できれば良く、
発生したエラー回数はデータとして記憶しないから、メ
モリの記憶容量を少なくすることができて、製造コスト
を低減することができ、且つデータの書込みや読み出し
に要する時間も少なくて済むという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンバインの左側面図である。
【図2】コンバインの平面図である。
【図3】コンバインの右側面図である。
【図4】コンバインの正面図である。
【図5】動力伝達系のスケルトン図である。
【図6】走行部の昇降駆動手段の側面図である。
【図7】油圧回路図である。
【図8】排出オーガの昇降及び水平旋回のための手段の
説明図である。
【図9】制御装置の機能ブロック図である。
【図10】制御のフローチャートである。
【図11】コントローラにおける自己保持回路の説明図
である。
【符号の説明】
1 走行機体 2,2 クローラ式の走行部 4 刈取前処理装置 20a,20b 超音波センサ 54a,54b 油圧シリンダ 65,66,67,68 電磁制御弁 70 制御装置 72a,72b 車高センサ 74 傾斜センサ 77 操作レバー 78 傾斜設定器 82 ROM 83 RAM 84 不揮発性メモリ 85,86 角度センサ 88 レスト検出器 96 RAM 96a エラー履歴データ記憶領域 96b バッファ記憶領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小山 智弘 大阪市北区茶屋町1番32号 ヤンマー農機 株式会社内 Fターム(参考) 2B076 AA03 EC23 ED30 5B042 GB05 MA04 MA05 MA06 MA08 MA09 MC15

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 農作業機における走行部、作業部、操作
    部等に設けたセンサ、設定器等の外部機器と、 外部機器との制御信号を授受して制御するコントローラ
    と、 随時読み書き可能なメモリと、 電気的に消去及び書込み可能な不揮発性メモリとを備
    え、 前記随時読み書き可能なメモリには、バッファ記憶領域
    と、エラー履歴データ記憶領域とを備え、 農作業機の電源投入により、前記電気的に消去及び書込
    み可能な不揮発性メモリ中のエラー履歴データを、前記
    両記憶領域に転送して記憶させる一方、 前記外部機器におけるエラー信号が有ったときそのエラ
    ーデータをエラー履歴データ記憶領域に転送してデータ
    を追加記憶させると共に、 バッファ記憶領域とエラー履歴データ記憶領域との両デ
    ータを比較して一致しないときのみ、エラー履歴データ
    記憶領域中のデータを、バッファ記憶領域及び前記電気
    的に消去及び書込み可能な不揮発性メモリに新たに記憶
    させるように制御することを特徴とする農作業機におけ
    るエラー信号の記憶制御装置。
  2. 【請求項2】 農作業機における走行部、作業部、操作
    部等に設けたセンサ、設定器等の外部機器と、 外部機器との制御信号を授受して制御するコントローラ
    と、 随時読み書き可能なメモリと、 電気的に消去及び書込み可能な不揮発性メモリとを備
    え、 前記随時読み書き可能なメモリには、バッファ記憶領域
    と、エラー履歴データ記憶領域とを備え、 農作業機の電源投入により、前記電気的に消去及び書込
    み可能な不揮発性メモリ中のエラー履歴データを、前記
    両記憶領域に転送して記憶させる一方、 前記外部機器におけるエラー信号が有ったときそのエラ
    ーデータをエラー履歴データ記憶領域に転送してデータ
    を追加記憶させると共に、 バッファ記憶領域とエラー履歴データ記憶領域との両デ
    ータを比較して一致しないときのみ、エラー履歴データ
    記憶領域中のデータを、バッファ記憶領域に新たに記憶
    させ、農作業機の電源OFF操作により、コントローラ
    は自己保持回路が作動して、前記バッファ記憶領域中の
    データを前記電気的に消去及び書込み可能な不揮発性メ
    モリに記憶させた後、コントローラ全体の電源を切るよ
    うに制御することを特徴とする農作業機におけるエラー
    信号の記憶制御装置。
  3. 【請求項3】 エラーデータは前記各外部機器を判別で
    きるものであることを特徴とする請求項1または請求項
    2に記載の農作業機におけるエラー信号の記憶制御装
    置。
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