JP2001054660A - 弾球遊技機用カム装置、弾球遊技機の玉払出装置 - Google Patents

弾球遊技機用カム装置、弾球遊技機の玉払出装置

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JP2001054660A
JP2001054660A JP11232005A JP23200599A JP2001054660A JP 2001054660 A JP2001054660 A JP 2001054660A JP 11232005 A JP11232005 A JP 11232005A JP 23200599 A JP23200599 A JP 23200599A JP 2001054660 A JP2001054660 A JP 2001054660A
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Japan
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ball
cam
flap valve
swing
game machine
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Application number
JP11232005A
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English (en)
Inventor
Kunio Matsumoto
邦夫 松元
Yoshimori Sugita
義守 杉田
Mutsumi Shioda
睦 塩田
Takumi Maejima
拓己 前島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Shoji Co Ltd
Toyo Kasei Co Ltd
Original Assignee
Fuji Shoji Co Ltd
Toyo Kasei Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 駆動体を駆動する機能に加えて、駆動体を所
定の位置でロックすることが可能な弾球遊技機のカム装
置を提供する。 【解決手段】 フラップ弁50を従動させる揺動カム4
0のカム溝42を、フラップ弁50の摺動ピン52を所
定の位置でロックさせるためのロックカム溝42bと、
該摺動ピン52を揺動させるための揺動カム溝42aに
より形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、弾球遊技機に関す
るものであり、特に、カムを用いて駆動体を駆動する弾
球遊技機のカム装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、弾球遊技機における駆動装置とし
ては、カムを用いて駆動体を駆動するものが使用されて
いる。例えば、玉払出装置における賞玉用経路と貸玉用
経路を切り替えるフラップ弁(駆動体)を揺動させる場
合の駆動などである。具体的には、フラップ弁を揺動さ
せるのには、電磁ソレノイドが主に使用されており、該
電磁ソレノイドのプランジャにフラップ弁をカムによっ
て係合させることによって、電磁ソレノイドの吸引作
動、或いは開放作動によってフラップ弁を揺動させてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、電磁ソレノイ
ドにおいては、電圧の印加が遮断するとプランジャ戻し
ばねによってプランジャを突出させて開放状態となり、
主にそのプランジャ戻しばねのスプリング力によって開
放状態が保持されている。そのため、プランジャ戻しば
ねに抗して力がプランジャに作用するとプランジャが容
易に応動してフラップ弁を揺動させてしまうため、ガタ
付きが生じて「ガタ付き音」が生じたり、またフラップ
弁を揺動させるタイミングがずれてしまう(タイムラ
グ)虞があった。また、そのガタ付きを防止すべく、プ
ランジャ戻しばねのばね常数を強くすると、電磁ソレノ
イドを作動させるのに強力な力が必要となるため、電磁
ソレノイドの規格を高めたり関連部材の強度を高める必
要が生じるとともに、フラップ弁の揺動が不安定となる
虞があった。
【0004】つまり、そのように、弾球遊技機のカム装
置にあっては、フラップ弁等の駆動体を駆動させるのみ
ではなく、駆動体を所定の位置でロックすることができ
る機能を有したものが望まれている。
【0005】そこで、本発明は、駆動体を駆動する機能
に加えて、駆動体を所定の位置でロックすることが可能
な弾球遊技機のカム装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は前記問題点を解
決するために創作されたものであって、第1には、誘導
部(42)が形成されているカム(40)で、所定の駆
動手段(60)によって駆動されるカム(40)と、前
記カム(40)の動きに応じて従動する駆動体(50)
とを有する弾球遊技機用カム装置であって、前記カム
(40)の誘導部(42)が、駆動体(50)を駆動さ
せる駆動用誘導部(42a)と、駆動体(50)を所定
の位置でロックするロック用誘導部(42b)とを有し
ていることを特徴とする。
【0007】前記第1の構成の弾球遊技機のカム装置に
おいては、カム(40)の誘導部(42)が、駆動体
(50)を駆動させる駆動用誘導部(42a)と駆動体
(50)を所定の位置でロックするロック用誘導部(4
2b)とを有しているため、駆動体(50)を駆動する
機能に加えて、駆動体(50)を所定の位置でロックす
ることが可能になる。
【0008】また、第2には、第1の構成において、前
記ロック用誘導部(42b)が、駆動体(50)の駆動
方向と略直交して延伸していることを特徴とする。
【0009】前記第2の構成の弾球遊技機用カム装置に
おいては、ロック用誘導部(42b)が、駆動体(5
0)の駆動方向と略直交して延伸しているため、好適に
駆動体(50)の振れを抑えてロックすることができ、
意図しないガタ付きを好適に防止することが可能にな
る。
【0010】また、第3には、弾球遊技機の玉払出装置
であって、回転駆動されることによって所定個数の遊技
球を送出する玉送出部(20)と、該玉送出部(20)
の下流側で賞玉通路(16a)と貸玉通路(16b)と
に分岐する分岐部に揺動自在に配設されて、揺動するこ
とによって賞玉通路(16a)と貸玉通路(16b)の
いずれかに遊技球の誘導経路を切り替えるフラップ弁
(50)と、フラップ弁(50)を従動させる誘導部
(42)を有し、駆動手段(60)によって回動駆動さ
れることによってフラップ弁(50)を揺動させる揺動
カム(40)であって、前記フラップ弁(50)を所定
の位置でロックさせるように前記誘導部(42)が形成
されている揺動カム(40)と、を有することを特徴と
する。
【0011】前記第3の構成の弾球遊技機の玉払出装置
においては、フラップ弁(50)を従動させる誘導部
(42)が形成されており、また、該誘導部(42)の
形状をフラップ弁(50)を所定の位置でロックさせる
べく形成した揺動カム(40)によって、プランジャ戻
しばねを強くすることなく所定の位置でフラップ弁(5
0)の意図しないガタ付きを好適に防止することが可能
になり、ガタ付き音を抑制しフラップ弁(50)の応答
性を向上させることが可能になる。
【0012】また、第4には、第3の構成において、揺
動カム(40)の誘導部(42)が、フラップ弁(5
0)を揺動させる揺動用誘導部(42a)とフラップ弁
(50)を所定の位置でロックするロック用誘導部(4
2b)とを有していることを特徴とする。
【0013】前記第4の構成の弾球遊技機の玉払出装置
においては、揺動カム(40)に駆動力が付加されない
位置において、フラップ弁(50)を揺動カム(40)
のロック用誘導部(42b)に係合させることによっ
て、プランジャ戻しばねを強くすることなくフラップ弁
(50)の意図しないガタ付きを好適に防止することが
可能になり、ガタ付き音を抑制しフラップ弁(50)の
応答性を向上させることが可能になる。
【0014】また、第5には、第3又は4の構成におい
て、ロック用誘導部(42b)が、フラップ弁(50)
の揺動方向と略直交して延伸していることを特徴とす
る。
【0015】前記第5の構成の弾球遊技機の玉払出装置
においては、ロック用誘導部(42b)が、フラップ弁
(50)の揺動方向と略直交して延伸しているため、好
適にフラップ弁(50)の揺動を抑えてロックすること
ができ、プランジャ戻しばねを強くすることなくフラッ
プ弁(50)の意図しないガタ付きを好適に防止するこ
とが可能になり、顕著にガタ付き音を抑制しフラップ弁
(50)の応答性を向上させることが可能になる。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態としての一実
施例を図面を利用して説明する。本発明に基づく弾球遊
技機の玉払出装置1は、図1に示すように、ケース1
0、送りロータ(玉送出部)20、モータ30、賞玉検
出センサ70、貸玉検出センサ80、及びカム装置90
を有している。また、前記カム装置90は、揺動カム4
0、フラップ弁(駆動体)50、電磁ソレノイド(駆動
手段)60を有している。また、玉払出装置1は、弾球
遊技機の裏面に設けられ、図1における玉払出装置1の
左側が弾球遊技機の裏側、例えば、ベニヤ裏カバーに取
り付けられている。該カム装置90は、上記弾球遊技機
用カム装置として機能する。
【0017】ケース10は、半透明の樹脂材によって略
直方体状に形成されており、図2に示すように、一対の
略同一形状のものが側面視において前後に接続されて一
体化されている。つまり、遊技球の通路が2系統に分離
して形成されている。この一対のケース10は弾球遊技
機の裏面から視認した場合には、左右に設けられている
ことになる。また、前後に一対の上記ケース10それぞ
れに、上端部に投入口12が形成されており、さらに該
投入口12から延伸する玉通路14が、それぞれ屈曲し
て形成されている。また、送りロータ20周縁から下側
の玉通路14は、該前後のケース10が開口して一本の
通路に一体化している。
【0018】続いて、フラップ弁50から下流側では、
賞玉通路16aと貸玉通路16bとに玉通路が分岐して
いる。これは、いわゆる「CR機(カードリーダー
機)」に対応すべく、賞玉用払出し機能に加えて貸玉用
払出し機能をも具備したものとするためである。そし
て、フラップ弁50を揺動させることによって、玉通路
が賞玉通路16a側と貸玉通路16b側とに切り替えら
れる。なお、賞玉通路16a及び貸玉通路16bには、
近接スイッチによる賞玉検出センサ70及び貸玉検出セ
ンサ80が配設されており、それぞれ賞玉数、貸玉数の
カウントが可能になされている。
【0019】送りロータ20は、図1、図2に示すよう
に、一対の玉通路14の下端部に配設され、前後のケー
ス10それぞれに同軸状に一対に配設されている。ま
た、それぞれの一対の送りロータ20は、モータ30の
駆動軸に接続されており、該モータ30によって回転駆
動される。なお、前後のケース10内にそれぞれ配設さ
れる一対の送りロータ20は、互いに回転方向に位相差
を有した状態で、モータ30の駆動軸に接続されてい
る。これは、該一対の送りロータ20から略同時に玉が
送出された場合に、賞玉検出センサ70或いは貸玉検出
センサ80に連続して略同時に玉が通過してしまうこと
による誤検出を防止するためである。
【0020】フラップ弁50は、図1に示すように、側
面視略フラップ形状を呈しており、ケース10に枢支さ
れる軸54を回転中心として揺動することによって、玉
通路が賞玉通路16a側と貸玉通路16b側とに切り替
えられる。また、フラップ弁50は、図2に示すよう
に、一対のケース10の両側に渡る幅に形成されている
ため、賞玉通路16a側と貸玉通路16b側との切り替
えは、同時に行われる。また、フラップ弁50の略中央
部からは摺動ピン52が突設されており、該摺動ピン5
2はケース10に形成された案内溝18に摺動自在に挿
通され、さらに揺動カム40のカム溝42に摺動自在に
挿通される。つまり、このフラップ弁50は、揺動カム
40の動きに応じて従動するものであり、いわば揺動カ
ム40の従動体として機能する。このカム溝42は上記
誘導部として機能し、フラップ弁50を誘導させる機能
を有する。
【0021】揺動カム40は、図3に示すように、折曲
した形状を呈しており、半透明の樹脂材によって形成さ
れる。また、先端部には電磁ソレノイド60によって回
動されることを可能とすべく、電磁ソレノイド60のフ
ランジ64の上面に係合する上部突片44と、下面に係
合する下部突片46が形成されている。そして、図4に
示すように、上部突片44と下部突片46の間に、電磁
ソレノイド60のフランジ64が遊挿されて、電磁ソレ
ノイド60のフランジ64の上下動に応じて、上部突片
44と下部突片46を介して揺動カム40が回動するよ
うになされる。
【0022】また、上部突片44と下部突片46の基端
部近傍には、揺動カム40の回転中心となる軸孔48が
係止されている。さらに、軸孔48の後部側には、従動
するフラップ弁50を揺動させるとともに、所定の位置
でロックさせるように設定されたカム溝42が形成され
ている。
【0023】カム溝42は、図3に示すように、折曲し
た揺動カム40の略中央部を凹設して形成され、揺動カ
ム溝(駆動用誘導部、揺動用誘導部)42aと、該揺動
カム溝42aに連続して形成されるロックカム溝(ロッ
ク用誘導部)42bとからなっており、内側空間に摺動
ピン52が遊挿され、該摺動ピン52を従動節とする確
動カムである。この揺動カム溝42aは、図3に示すよ
うに、カム溝42の左端から右方向に直角にカーブする
当たりまでの領域を指し、また、ロックカム溝42bは
カム溝42の下端付近の領域を指す。揺動カム溝42a
は、フラップ弁50の摺動ピン52に摺動することによ
って、該ピン52を押動してフラップ弁50を揺動させ
るものであり、この揺動カム溝42aと案内溝18が交
差する領域が、揺動カム40が右方向に回転するに従
い、左方向に移動するようになっている。また、ロック
カム溝42bの部分では、摺動ピン52を拘束して、フ
ラップ弁50の意図しないガタ付きを防止する。
【0024】具体的には、図5に示すように、電磁ソレ
ノイド60の開放状態では、揺動カム40のロックカム
溝42bは、軸孔48を中心とする半径Rの円周上軌跡
と略一致する円弧形状となっているのに対して、フラッ
プ弁50の揺動方向は、摺動ピン52が回転中心たる軸
54を中心とした半径Qの円周上軌跡つまり案内溝18
に沿った方向となっている。そのため、ロックカム溝4
2bが、フラップ弁50の揺動方向と略直交して延伸し
ているため、好適に上記フラップ弁50の揺動を抑えて
ロックすることができ、フラップ弁50の意図しないガ
タ付きを好適に防止することが可能になり、顕著にガタ
付き音を抑制しフラップ弁50の応答性を向上させるこ
とが可能になる。
【0025】そして、この状態から、図6に示すよう
に、電磁ソレノイド60に電圧が印加されて吸引される
と、フランジ64がプランジャ戻しばね62のばね力に
抗して上昇すると、フランジ64に係合する揺動カム4
0の上部突片44が押し上げられて、揺動カム40が軸
孔48を中心に左回りに回動する。そのため、フラップ
弁50の摺動ピン52は、揺動カム40のロックカム溝
42bから揺動カム溝42aまで移動する。該ロックカ
ム溝42bは軸孔48を中心とする半径Rの円周上軌跡
と略一致する円弧形状を呈しているので、該摺動ピン5
2がロックカム溝42b内を移動する間は、該摺動ピン
52は概ね不動のままである。そして、該摺動ピン52
が揺動カム溝42aを移動していくと、該摺動ピン52
はケース10の案内溝18内を右側端部から左側端部ま
で移動する。つまり、揺動カム40は図7に示す状態か
ら図8に示す状態まで回動することになり、それに従動
して摺動ピン52が案内溝18内を図7に示す状態から
図8に示す状態まで回動することになる。そのため、フ
ラップ弁50は、図7に示す状態から図8に示す状態ま
で軸54を回転中心として揺動して、玉通路が賞玉通路
16a側から貸玉通路16b側に切り替えられる。
【0026】逆に、この状態から、電磁ソレノイド60
の電圧の印加が止められると、フランジ64がプランジ
ャ戻しばね62のばね力によって下降し、フランジ64
に係合する揺動カム40の下部突片46が押し下げられ
て、揺動カム40が軸孔48を中心に右回りに回動す
る。そのため、フラップ弁50の摺動ピン52は、揺動
カム40の揺動カム溝42aからロックカム溝42bま
で移動するとともに、ケース10の案内溝18内を左側
端部から右側端部まで移動する。つまり、揺動カム40
は図8に示す状態から図7に示す状態まで回動すること
になり、それに従動して摺動ピン52が案内溝18内を
図8に示す状態から図7に示す状態まで回動することに
なる。そのため、フラップ弁50は、図8に示す状態か
ら図7に示す状態まで軸54を回転中心として揺動し
て、玉通路が貸玉通路16b側から賞玉通路16a側に
切り替えられる。
【0027】以上述べたように、本実施例による弾球遊
技機の玉払出装置1の構成によれば揺動カム40に駆動
力が付加されない位置において、フラップ弁50を揺動
カム40のロックカム溝42bに係合させることによっ
て、プランジャ戻しばね62を強くすることなくフラッ
プ弁50の意図しないガタ付きを好適に防止することが
可能になり、ガタ付き音を抑制しフラップ弁50の応答
性を向上させることが可能になる。この場合に、ロック
カム溝42bが、フラップ弁50の揺動方向と略直交し
て延伸しているため、好適にフラップ弁50の揺動を抑
えてロックすることができ、プランジャ戻しばね62を
強くすることなくフラップ弁50の意図しないガタ付き
を好適に防止することが可能になり、顕著にガタ付き音
を抑制しフラップ弁50の応答性を向上させることが可
能になる。
【0028】また、プランジャ戻しばね62を強くする
必要がないため、電磁ソレノイド60を作動させるのに
軽微な力のみで可能となり、電磁ソレノイド60の駆動
電圧も低く抑えることができ、揺動カム40の動きも軽
快で無理のないものとすることができる。また、揺動カ
ム40やフラップ弁50に入力される力も低く抑えるこ
とができ、破損や変形などのおそれも低減でき材質や剛
性もさほど必要性がないため、軽量で安価なものとする
ことができる。また、電磁ソレノイド60の出力ロスや
メカの誤作動なども低減できる。
【0029】なお、本発明は、上記実施例の構成のみに
限定されるものではなく、多様な態様が可能である。例
えば、本実施例では、揺動カム40の上部突片44と下
部突片46の間に、電磁ソレノイド60のフランジ64
の片側面が遊挿されているが、それのみに限定されるも
のではなく、図9に示すように、電磁ソレノイド60の
フランジ64の両側面にも揺動カム40の上部突片44
と下部突片46が係合可能となるように、揺動カム40
の幅を拡げて形成し、より安定性の高いものとすること
も可能である。
【0030】また、本実施例では、前記カム装置90を
玉払出装置1のフラップ弁50を揺動させる場合に用い
た例を示しているが、それのみに限定されるものではな
く、例えば、遊技盤の大入賞口を開閉させる機構や、ス
テージ上のキャラクター類などを作動させる機構など、
上述したロックカム溝42bによって駆動体50を所定
の位置でロックするように構成可能なものであれば全て
含まれる。
【0031】また、上記の説明では、フラップ弁50の
摺動ピンを誘導させる誘導部としてカム溝42を例に
し、また、駆動用誘導部、揺動用誘導部として揺動カム
溝42a、ロック用誘導部としてロックカム溝42bを
例にする等、溝部により誘導するものとして説明した
が、これには限られず、逆に凸状の部材により誘導する
ものとする等他の誘導部であってもよい。
【0032】
【発明の効果】本発明に基づく請求項1に記載の弾球遊
技機用カム装置によれば、カム(40)の誘導部(4
2)が、駆動体(50)を駆動させる駆動用誘導部(4
2a)と駆動体(50)を所定の位置でロックするロッ
ク用誘導部(42b)とを有しているため、駆動体(5
0)を駆動する機能に加えて、駆動体(50)を所定の
位置でロックすることが可能になる。
【0033】また、特に、請求項2に記載の弾球遊技機
用カム装置によれば、ロック用誘導部(42b)が、駆
動体(50)の駆動方向と略直交して延伸しているた
め、好適に駆動体(50)の振れを抑えてロックするこ
とができ、意図しないガタ付きを好適に防止することが
可能になる。
【0034】また、特に、請求項3に記載の弾球遊技機
の玉払出装置によれば、フラップ弁(50)を従動させ
る誘導部(42)が形成されており、また該誘導部(4
2)の形状をフラップ弁(50)を所定の位置でロック
させるべく形成した揺動カム(40)によって、プラン
ジャ戻しばねを強くすることなく所定の位置でフラップ
弁(50)の意図しないガタ付きを好適に防止すること
が可能になり、ガタ付き音を抑制しフラップ弁(50)
の応答性を向上させることが可能になる。
【0035】また、特に、請求項4に記載の弾球遊技機
の玉払出装置によれば、揺動カム(40)に駆動力が付
加されない位置において、フラップ弁(50)を揺動カ
ム(40)のロック用誘導部(42b)に係合させるこ
とによって、プランジャ戻しばねを強くすることなくフ
ラップ弁(50)の意図しないガタ付きを好適に防止す
ることが可能になり、ガタ付き音を抑制しフラップ弁
(50)の応答性を向上させることが可能になる。
【0036】また、特に、請求項5に記載の弾球遊技機
の玉払出装置によれば、ロック用誘導部(42b)が、
フラップ弁(50)の揺動方向と略直交して延伸してい
るため、好適にフラップ弁(50)の揺動を抑えてロッ
クすることができ、プランジャ戻しばねを強くすること
なくフラップ弁(50)の意図しないガタ付きを好適に
防止することが可能になり、顕著にガタ付き音を抑制し
フラップ弁(50)の応答性を向上させることが可能に
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に基づく弾球遊技機の玉払出装
置の構成を示す正面図である。
【図2】玉払出装置の要部拡大図であり、図1を右方か
ら視認した状態を示す要部拡大図である。
【図3】揺動カムの形状を示す断面図である。
【図4】揺動カムの電磁ソレノイドとフラップ弁との係
合状態を示す斜視図である。
【図5】揺動カムの作動を示す説明図である。
【図6】揺動カムの作動を示す説明図である。
【図7】フラップ弁の作動を示す説明図である。
【図8】フラップ弁の作動を示す説明図である。
【図9】両側タイプの揺動カムの電磁ソレノイドとフラ
ップ弁との係合状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 弾球遊技機の玉払出装置 16a 賞玉通路 16b 貸玉通路 20 送りロータ 40 揺動カム 42 カム溝 42a 揺動カム溝 42b ロックカム溝 50 フラップ弁 60 電磁ソレノイド 90 カム装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 塩田 睦 岐阜県多治見市西坂町1丁目55番地 (72)発明者 前島 拓己 愛知県丹羽郡扶桑町大字斉藤字下島1番地 20号 Fターム(参考) 2C088 BA13 BA17 BA32 BA67 EA26

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 誘導部(42)が形成されているカム
    (40)で、所定の駆動手段(60)によって駆動され
    るカム(40)と、前記カム(40)の動きに応じて従
    動する駆動体(50)とを有する弾球遊技機用カム装置
    であって、 前記カム(40)の誘導部(42)が、駆動体(50)
    を駆動させる駆動用誘導部(42a)と、駆動体(5
    0)を所定の位置でロックするロック用誘導部(42
    b)とを有していることを特徴とする弾球遊技機用カム
    装置。
  2. 【請求項2】 前記ロック用誘導部(42b)が、駆動
    体(50)の駆動方向と略直交して延伸していることを
    特徴とする請求項1に記載の弾球遊技機用カム装置。
  3. 【請求項3】 弾球遊技機の玉払出装置であって、 回転駆動されることによって所定個数の遊技球を送出す
    る玉送出部(20)と、 該玉送出部(20)の下流側で賞玉通路(16a)と貸
    玉通路(16b)とに分岐する分岐部に揺動自在に配設
    されて、揺動することによって賞玉通路(16a)と貸
    玉通路(16b)のいずれかに遊技球の誘導経路を切り
    替えるフラップ弁(50)と、 フラップ弁(50)を従動させる誘導部(42)を有
    し、駆動手段(60)によって回動駆動されることによ
    ってフラップ弁(50)を揺動させる揺動カム(40)
    であって、前記フラップ弁(50)を所定の位置でロッ
    クさせるように前記誘導部(42)が形成されている揺
    動カム(40)と、を有することを特徴とする弾球遊技
    機の玉払出装置。
  4. 【請求項4】 揺動カム(40)の誘導部(42)が、
    フラップ弁(50)を揺動させる揺動用誘導部(42
    a)と、フラップ弁(50)を所定の位置でロックする
    ロック用誘導部(42b)とを有していることを特徴と
    する請求項3に記載の弾球遊技機の玉払出装置。
  5. 【請求項5】 ロック用誘導部(42b)が、フラップ
    弁(50)の揺動方向と略直交して延伸していることを
    特徴とする請求項3又は4に記載の弾球遊技機の玉払出
    装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2001347009A (ja) * 2000-06-12 2001-12-18 Aruze Corp 弾球遊技機の球通路切替え装置
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