JP2001054544A - エアマッサージ器 - Google Patents

エアマッサージ器

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JP2001054544A
JP2001054544A JP11230674A JP23067499A JP2001054544A JP 2001054544 A JP2001054544 A JP 2001054544A JP 11230674 A JP11230674 A JP 11230674A JP 23067499 A JP23067499 A JP 23067499A JP 2001054544 A JP2001054544 A JP 2001054544A
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massage
pressure
air
airbags
controller
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JP11230674A
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Tamotsu Yamaguchi
維 山口
Kazuhiko Maekawa
前川  和彦
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Yasunaga Corp
Original Assignee
Yasunaga Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数のエアバッグを有する装着具の各エアバ
ッグ毎にマッサージ圧やマッサージ時間を任意に設定可
能とし、マッサージに変化を持たせて手揉みに近いマッ
サージをすることができるようにしたエアマッサージ器
を提供する。 【解決手段】 身体に装着され、複数のエアバッグ1a
〜1d、2a〜2d、3a、12aから12eが設けら
れた装着具1、2、3、12と、マッサージ圧を発生す
るエアポンプ23と、各エアバッグ1a〜1d、2a〜
2d、3a、12a〜12eにマッサージ圧を供給・排
出させて膨張・収縮させるコントローラ20とを備え、
身体をマッサージするエアマッサージ器において、コン
トローラ20は、複数のエアバッグ1a〜1d、2a〜
2d、3a、12a〜12eの各エアバッグに供給する
マッサージ圧及びマッサージ時間を所望の値に設定可能
な設定手段22、24を備えた構成としたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、身体に装着してマ
ッサージを行うエアマッサージ器に関する。
【0002】
【従来の技術】複数のエアバッグ例えば、足裏、足首、
脹ら脛、太股等と対応させてエアバッグ(エア室)を設
けた装着具を身体に装着し、コントローラのエア供給手
段により前記各エアバッグにエア圧を供給・排出して膨
張・収縮させ、身体を押圧・弛緩してマッサージを行う
と共に、血行を促進させて健康増進を図るようにしたエ
アマッサージ器がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のエアマッサ
ージ器においては、全てのエアバッグに供給するエア圧
(マッサージ圧)が等圧(均一)であり、強弱のみが設
定可能とされている。また、マッサージ時間も全てのエ
アバッグについて均一であり、全体の運転時間(タイ
マ)のみが調節可能とされている。このため、使用者の
好みや、状況に応じてマッサージ圧や、マッサージ時間
を任意に設定することができず、マッサージに変化を持
たせることができないという問題がある。
【0004】本発明は、上述の点に鑑みてなされたもの
で、複数のエアバッグを有する装着具の各エアバッグ毎
にマッサージ圧やマッサージ時間を任意に設定可能と
し、マッサージに変化を持たせて手揉みに近いマッサー
ジをすることができるようにしたエアマッサージ器を提
供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1の発明では、身体に装着され、複数のエアバ
ッグが設けられた装着具と、マッサージ圧を発生するエ
アポンプと、前記各エアバッグに前記マッサージ圧を供
給・排出させて膨張・収縮させるコントローラとを備
え、身体をマッサージするエアマッサージ器において、
前記コントローラは、前記複数のエアバッグの各エアバ
ッグに供給するマッサージ圧及びマッサージ時間を所望
の値に設定可能な設定手段を備えたことを特徴とする。
【0006】個々のマッサージ圧やマッサージ時間を任
意に設定して好みのマッサージ圧を得ることにより、効
果的なマッサージが可能となる。請求項2では、前記コ
ントローラは、複数のエアバッグに所定の順序でマッサ
ージ圧の供給・排出を行うことを特徴とする。身体をマ
ッサージする場合、マッサージの順序がある。従って、
複数のエアバッグに所定の順序でマッサージ圧を供給、
排出して順次マッサージする。
【0007】請求項3では、前記コントローラは、複数
のエアバッグの中から所望のエアバッグを選択してマッ
サージ圧の供給・排出を行うことを特徴とする。複数の
エアバッグの中から所望のエアバッグを選択して所望の
箇所をマッサージする。請求項4では、前記コントロー
ラは、マッサージ圧を加圧・減圧させる動作を繰り返す
ことを特徴とする。
【0008】マッサージ圧を変化させて手揉みに近いマ
ッサージを行う。請求項5では、前記コントローラは、
ディジタル表示器を備え、前記マッサージ圧力、マッサ
ージ時間及び運転時間を表示しながら設定することを特
徴とする。ディジタル表示器の表示を見ながらマッサー
ジ圧、マッサージ時間、運転時間を設定することで、正
確、且つ迅速に設定可能となる。
【0009】請求項6では、前記装着具は、ブーツ状を
なし、足裏、足首、脹ら脛、太股を押圧するエアバッグ
を備えたことを特徴とする。ブーツ状の装着具を脚に履
き込むことで、下半身における足裏、足首、脹ら脛、太
股等の局部をマッサージすることができる。請求項7で
は、前記装着具は、ジャケット状をなし、左右両側肩
部、背中部、左右両側腰部を押圧するエアバッグを備え
たことを特徴とする。
【0010】ジャケット状の装着具を着ることで、上半
身における肩、背中、腰の局部をマッサージすると共
に、上半身を局部的に押圧するために息苦しさが無くな
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施例を図面により
詳細に説明する。図1は、本発明に係るエアマッサージ
器の身体に装着する装着具としての左右一組のブーツ
1、2と、腕具3の一例を示し、使用者の両脚、及び一
側の腕に装着された状態を示している。ブーツ1は、図
2に示すように内部に足裏、足首、脹ら脛、太股に対応
する各位置に夫々エアバッグ(エア室)1a、1b、1
c、1d、及び2a、2b、2c、2dが設けられてお
り、夫々エアホース接続具4が設けられている。ブーツ
2についてもブーツ1と同様である。これらのブーツ
1、2は、各対応するエアバッグ1aと2a、1bと2
b、1cと2c、1dと2dが纏められて夫々エアホー
ス5、6、7、8の一端に二股状をなして着脱可能に接
続されている。また、腕具3は、内部にエアバッグ3a
が設けられており、エアホース接続具4によりエアホー
ス9の一端に接続されている。尚、腕具3は、左右の腕
に設けてもよく、1つを交互に使用するようにしてもよ
い。
【0012】ブーツ1、2の足裏のエアバッグ1a、2
aには夫々硬めの樹脂製のツボリール10が足裏に当接
可能に設けられている(図2)。尚、ツボリール10
は、エアバッグ1a、2aに一体に設けてもよく、或い
は、着脱可能としてもよい。また、ツボリール10は、
必ずしも必要ではないが、マッサージ効果を高める上で
設けた方が好ましい。
【0013】また、ブーツ1、2は、履き込み式のタイ
プでもよく、或いは、腓骨に沿って設けたファスナによ
り足首部から膝下までを両側に開閉可能なタイプとして
もよい。しかしながら、巻き付けてテープで止めるタイ
プは、巻き付け方によりマッサージ圧が異なるので好ま
しくない。図3は、エアバッグを備えた装着具としての
ジャケット12の一例を示し、使用者が着用した状態を
示している。ジャケット12は、布地の内部に左右の両
肩部、背中、及び左右両腰部に対応する位置に夫々エア
バッグ(エア室)12a、12b、12c、12d、1
2eが設けられている。肩部のエアバッグ12a、12
bは、夫々肩部を前後から挟む形状とされており、背中
及び腰部のエアバッグ12c、12d、12eは、後か
ら押し付ける形状とされている。そして、左右の肩及び
腰部は、同時にマッサージする場合が多いことから左右
両肩部のエアバッグ12aと12b、及び左右両腰部の
エアバッグ12dと12eとは連通されており、これら
のエアバッグ12a、12c、12dはエアホース接続
具13を介してエアホース(エアバッグ12aのエアホ
ースのみ図示)の一端に着脱可能に接続されている。
尚、これらのエアホースのエアバッグ側は、ジャケット
12内部に内蔵されて見栄え良くされている。
【0014】図4に示すようにジャケット12は、左右
の肩部のエアバッグ12a、12bの外側に夫々樹脂製
のパット15が設けられており、エアバッグ12a、1
2bが膨張した際に外方に膨出することを抑えて使用者
の肩部を押圧させるようにされている。エアバッグ12
a〜12eの内側には夫々人体のツボを押圧するための
突起16が適宜の箇所に設けられている。また、ジャケ
ット12は、前側合わせ部にワンタッチ式の留め具17
が設けられており、簡単に着脱可能とされている。更
に、合わせ部には、型くずれを防止するための樹脂製の
補強板18が点線で示すように埋め込まれている。
【0015】図5は、エアマッサージ器のコントローラ
の概略構成図である。コントローラ20は、操作パネル
21、制御回路22、エアポンプ23、ロータリバルブ
24、ロータリバルブ駆動モータ25、排気用電磁弁2
6、圧力検出器27、位置検出器28、29等により構
成されており、マッサージする際、マッサージ部位、マ
ッサージ圧、マッサージ時間、運転時間等を制御する。
【0016】操作パネル21は、ブーツ1、2、腕具
3、ジャケット12の各エアバッグに供給するマッサー
ジ圧(エア圧)や、マッサージ時間、運転時間(タイ
マ)を任意に設定可能とされている。図6に示すように
操作パネル21の略中央には、ブーツ1、2、腕具3、
ジャケット12の各エアバッグ1a〜1d、2a〜2
d、、3a、12a〜12eが絵表示されており、選択
用の押しボタンスイッチ31〜38が設けられている。
操作パネル21の右上にはマッサージ圧(mmHg)、マッ
サージ時間(秒)、運転時間(分)等をディジタル表示
するディジタル表示器40が、その下方には設定値を入
力するためのアップスイッチ41、ダウンスイッチ4
2、及び電源スイッチ43が設けられている。操作パネ
ル21の左側には、マッサージ圧、マッサージ時間、運
転時間(タイマ)を設定するための選択スイッチ45、
46、47、及び設定値を確定するための確定スイッチ
48、ブーツ1、2の選択スイッチ49、ジャケット1
2の選択スイッチ50、マニュアルモードとしてのマニ
ュアル設定スイッチ51、自動モードとしての「おまか
せ」モード選択スイッチ52〜55、スタート(運転)
スイッチ56等が設けられている。マニュアル設定スイ
ッチ51は、マッサージ圧、マッサージ時間、運転時間
(タイマ)等を使用者が任意に設定するためのもの、
「おまかせ」選択スイッチ52〜55は、マッサージ
圧、マッサージ時間、運転時間(タイマ)が決められて
制御回路22のマイクロコンピュータのメモリに格納さ
れている複数のマッサージパターンの中から所望のマッ
サージパターンを選択するためのものである。尚、マッ
サージパターンについては後述する。
【0017】ロータリバルブ24は、ブーツ1、2、腕
具3、ジャケット12の各エアバッグにマッサージ圧
(エア圧)を順次分配するためのもので、図7に示すよ
うに、有底円筒形状のケース61と、ケース61に回転
自在に且つ気密に嵌合された有蓋円筒形状の弁体62と
により構成されている。ケース61の底面にはエア入力
ポート61aが、外周部には、周方向に等間隔でエア出
力ポート61b〜61fが設けられている。弁体62に
は、各出力ポート61b〜61fと連通可能に出力ポー
ト62aが設けられている。この弁体62は、減速機内
蔵のモータ25により所定方向に回転駆動されて、順次
各出力ポート61b〜61fと連通する。入力ポート6
1aは、給気通路としてのエアホース70を介してエア
ポンプ23に接続され、各出力ポート61b〜61f
は、エアホース71〜75を介して接続ポート65〜6
9に接続されている。エアホース70にはエアを排出す
る排気弁としての電磁弁26、エアホース70のエア圧
(マッサージ圧)を検出する圧力検出器27が接続され
ている。
【0018】尚、エアポンプ23のエア圧を各エアバッ
グに順次分配供給する手段として、上述したようにロー
タリバルブ24を使用したが、これに限るものではな
く、エアバッグ毎に電磁弁を設けてもよい。しかしなが
ら、エアバッグ毎に電磁弁を設けた場合には、部品点数
が増加すると共に制御回路の複雑化、大型化を来たし、
更にコスト高となり好ましくない。従って、上記実施例
のようにロータリバルブを使用することが、部品点数の
低減、制御回路の簡素化、及びコストの低減等の点で好
ましい。
【0019】弁体62の上部外周面の所定には原位置検
出用の凹部62c、及び現在位置検出用のドグ(突起)
63が設けられており、位置検出器28は、凹部62c
により弁体62の原位置を検出し、位置検出器29は、
弁体62の現在位置を検出する。これらの各検出器27
〜29は、制御回路22に接続されている。制御回路2
2は、マイクロコンピュータを備えており、操作パネル
21により設定された各設定値、及び各検出器27〜2
8からの入力信号に基づいて、エアポンプ23、モータ
25、電磁弁26を駆動する。
【0020】以下に作用を説明する。図1に示すように
ブーツ1、2及び腕具3により両脚及び腕をマッサージ
する場合について説明する。使用者は、ブーツ1、2及
び腕具3の各エアホース5〜9を図5のコントローラ2
0の接続ポート65〜69に接続して、図6に示す操作
パネル21の電源スイッチ43を投入する。次いで、ブ
ーツ選択スイッチ49を押して、マッサージの対象とし
てブーツ1、2を選択し、マニュアル設定スイッチ51
を押してマッサージパターンのマニュアルモードを選択
する。
【0021】次いで、足裏選択スイッチ31を押して足
裏のマッサージパターンを設定する。先ず、マッサージ
圧力スイッチ45を押した後、ディジタル表示器40を
見ながらアップスイッチ41によりマッサージ圧を所望
の圧力P1(mmHg)に設定し、確定スイッチ48を押し
て当該マッサージ圧P1を確定する。このマッサージ圧
(設定圧)P1は、制御回路22のマイクロコンピュー
タのメモリに記憶される。次に、マッサージ時間スイッ
チ46を押してマッサージ圧の設定からマッサージ時間
の設定に切り換え、ディジタル表示器40を見ながらア
ップスイッチ41によりマッサージ時間を所望の時間T
1(秒)に設定して確定スイッチ48を押して確定す
る。このマッサージ時間T1も前記メモリに記憶され
る。このようにして足裏のマッサージ圧P1及びマッサ
ージ時間T1を設定する。次に、足首ボタン32を押
し、前述と同様にしてマッサージ圧P2、マッサージ時
間T2を設定し、メモリに記憶する。同様にして、脹ら
脛、太股、腕部の各マッサージ圧とマッサージ時間P
3、T3、P4、T4、P5、T5を順次設定して前記
メモリに記憶させ、最後に運転時間(タイマ)T(分)
を設定して前記メモリに記憶させる。このマッサージパ
ターンの一例を図8に示す。
【0022】次に、図1に示すように使用者は、左右の
両脚及び一側の腕に、ブーツ1、2及び腕具3を装着
し、操作パネル21のスタートスイッチ56を押す。図
9に示すように、制御回路22は、スタートスイッチ5
6が押されると、ロータリバルブ24を駆動して(図9
(a))、弁体62の出力ポート62aをケース61の
出力ポート61bに連通させ(図5)、エアホース70
とエアバッグ1a、2aとを連通する。次いで、制御回
路22は、エアポンプ23を駆動してマッサージ圧(エ
ア圧)を発生させる(図9(b))。これにより、エア
ホース70及びエアバッグ1a、2aの内圧(マッサー
ジ圧)が上昇する。圧力検出器27は、エアホース70
のエア圧(エアバッグ1a、2aの内圧)を検出して対
応する信号を出力する(図9(c))。制御回路22
は、エアホース70のエア圧即ち、エアバッグ1a、2
aのマッサージ圧が設定圧P1になると(図9
(d))、エアポンプ23を停止させる(図9
(b))。これにより、左右のブーツ1、2の各足裏の
エアバッグ1a、2aがマッサージ圧(設定圧)P1で
足裏を押圧(加圧)する。マッサージ時間T1が経過す
ると、制御回路22が電磁弁26を開弁させて(図9
(e))エアホース70を大気に連通させ、エアバッグ
1a、2aのエアを排出(減圧)して残圧が残らないよ
うにする(図9(d))。これにより、手揉みに近いマ
ッサージが可能となる。
【0023】尚、図9において、ロータリバルブ24の
位置決め開始からエアポンプ23が駆動してからエアバ
ッグ1a、2aの内圧がマッサージ圧P1に達するまで
の時間Δtは、マッサージ時間T1に比べて短く、従っ
て、エアバッグ1a、2aにマッサージ圧P1が供給さ
れている時間t1は、略マッサージ時間T1となる。制
御回路22は、圧力検出器27からの信号によりエアホ
ース70のエア圧が大気圧になると、電磁弁26を閉弁
すると共にロータリバルブ24を駆動して(図9
(a))、弁体62の出力ポート62aをケース61の
出力ポート61cに連通させ(図5)、エアホース70
とエアバッグ1b、2bとを連通する。次いで、制御回
路22は、エアポンプ23を駆動してマッサージ圧(エ
ア圧)を発生させて(図9(b))、エアホース70及
びエアバッグ1b、2bの内圧(マッサージ圧)を上昇
させる。圧力検出器27は、エアホース70のエア圧
(エアバッグ1b、2bの内圧)を検出して対応する信
号を出力し(図9(c))、制御回路22は、エアホー
ス70のエア圧(エアバッグ1b、2b)がマッサージ
圧(設定圧)P2になると(図9(d))、エアポンプ
24を停止させる(図9(b))。これにより、各足首
のエアバッグ1b、2bがマッサージ圧P2で足首を押
圧(加圧)する。制御回路22は、マッサージ時間T2
が経過すると電磁弁26を開弁させ(図9(e))、エ
アホース70を大気に連通させ、エアバッグ1b、2b
のエアを排出(減圧)して残圧が残らないようにする
(図9(d))。
【0024】同様にして、ブーツ1、2の脹ら脛のエア
バッグ1c、2cにマッサージ圧P3をマッサージ時間
T3の間供給して脹ら脛を押圧し、エアバッグ1c、2
cにマッサージ圧P4を時間T4の間供給して太股を押
圧し、エアバッグ3aにマッサージ圧P5、マッサージ
時間T5の間供給して腕を押圧する。このようにして、
足裏→足首→脹ら脛→太股→腕→足裏の順序で運転時間
Tの間繰り返して下半身及び腕のマッサージを行う。
尚、図8のマッサージパターンは、ロータリバルブ24
の駆動時間、電磁弁26の作動時間を省略して描いてあ
る。
【0025】図10乃至図12は、自動モードとしての
「おまかせ」モードにおけるマッサージパターンの一例
を示す。図10に示すマッサージパターンは、各部のマ
ッサージ圧P1〜P5を圧力ΔP1〜ΔP5で変動させ
て更に手揉みに近いパターンとしたものである。変動圧
力ΔP1〜ΔP5は、エアホース70の電磁弁26を周
期的に開閉させることにより行う。この電磁弁26の周
期的な開閉制御は、マイクロコンピュータにより行う。
尚、図10乃至12に示すマッサージパターンは、図8
に示す場合と同様にロータリバルブ24の駆動時間、電
磁弁26の作動時間を省略して描いてある。
【0026】マッサージ圧P1を圧力ΔP1だけ変動さ
せる場合、制御回路22は、マッサージ圧がP1に達す
ると圧力検出器27からの圧力信号によりエアポンプ2
3を停止させると共に電磁弁26を開弁してエアホース
70のマッサージ圧を大気に排出して低下させ、マッサ
ージ圧が(P1−ΔP1)に低下すると圧力検出器27
からの圧力信号により電磁弁26を閉弁すると共にエア
ポンプ23を駆動してマッサージ圧を高める。そして、
マッサージ圧がP1に達すると再びエアポンプ23を停
止させると共に電磁弁26を開弁してマッサージ圧を低
下させ、マッサージ圧が(P1−ΔP1)まで低下する
と電磁弁26を閉弁しエアポンプ23を駆動する。この
ような動作を繰り返して行う。他のマッサージ圧P2〜
P5についても同様である。尚、変動圧力ΔP1〜ΔP
5は、同じ圧力としてもよく、或いは異なる圧力として
もよい。
【0027】また、図11に示すマッサージパターン
は、各マッサージ時間の前半のマッサージ圧(P11〜
P51)よりも後半のマッサージ圧(P12〜P52)
を高くして、前半を弱く、後半を強く押圧するようなパ
ターンとしたものである。また、図12に示すマッサー
ジパターンは、図11に示すマッサージパターンの各マ
ッサージ圧をΔP変動させて前半を弱く後半を強く押圧
すると共に、押圧力を変化させたマッサージパターンと
したものである。尚、各エアバッグの変動圧力ΔPは、
同じ圧力としてもよく、或いは異なる圧力としてもよ
い。
【0028】図10乃至図12に示すマッサージパター
ンは、前述したように制御回路22のメモリに記憶され
ており、操作パネル21の「おまかせ」モードの選択ス
イッチ(おまかせ1〜4)52〜55により選択する。
尚、「おまかせ」モードのマッサージパターンは、上述
した他に例えば、階段状に変化する、運転時間の終わり
(マッサージの終り)近くではマッサージ圧を低くする
等の種々のパターンが考えられ、上述したマッサージパ
ターンは、一例に過ぎない。
【0029】また、ジャケット12を使用する場合に
は、ブーツ1、2に替えてコントローラ20の接続ポー
ト65〜67にジャケット12の各エアホースを接続し
て、前述と同様にしてマニュアルモード、又は「おまか
せ」モードを選択する。マニュアルモードにおいては、
肩選択スイッチ36、背中選択スイッチ37、腰選択ス
イッチ38を操作して、各部のマッサージ圧、マッサー
ジ時間、運転時間等を順次設定し、「おまかせ」モード
においては好みのマッサージパターンを選択し、ジャケ
ット12を装着して、腰→背中→肩→腰の順序で運転時
間の間繰り返してマッサージを行う。肩部のエアバッグ
12a、12bは、使用者の肩を前後から挟むようにし
て押圧し、各突起16がツボを効果的に押圧する。ま
た、背中及び腰部のエアバッグ12c、及び12d、1
2eは、背中及び腰を後方から押し付け、各突起16が
ツボを効果的に押圧する。これにより、上半身を効果的
にマッサージすることができる。
【0030】尚、自動モードにおけるマッサージパター
ンもブーツの場合のマッサージパターンと同様に複数の
マッサージパターンが制御回路22のメモリに記憶され
ており、選択スイッチ52〜55により任意に選択す
る。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明で
は、複数のエアバッグのマッサージ圧やマッサージ時間
を個々に任意に設定することができるために、好みのマ
ッサージ圧を得ることができ、効果的なマッサージが可
能となる。請求項2では、複数のエアバッグに所定の順
序でマッサージ圧の供給・排出を行うことで、効果的に
マッサージすることができる。
【0032】請求項3では、複数のエアバッグの中から
所望のエアバッグを選択してマッサージ圧の供給・排出
を行うことで、必要とする箇所をマッサージすることが
できる。請求項4では、マッサージ圧を加圧・減圧を繰
り返すことで、手揉みに近いマッサージを行うことが可
能となる。
【0033】請求項5では、マッサージ圧力、マッサー
ジ時間及び運転時間をディジタル表示しながら設定する
ことができ、表示器の表示を見ながらマッサージ圧、マ
ッサージ時間、運転時間を正確、且つ迅速に設定するこ
とができる。請求項6では、装着具をブーツ状とし、足
裏、足首、脹ら脛、太股を押圧するエアバッグを備えた
ことにより、簡単に脚に履き込むことができ、足裏、足
首、脹ら脛、太股等の下半身の局部をマッサージするこ
とができる。
【0034】請求項7では、装着具をジャケット状と
し、左右両側肩部、背中部、左右両側腰部を押圧するエ
アバッグを備えたことにより、肩、背中、腰の上半身の
局部をマッサージすると共に、上半身を局部的に押圧す
るために息苦しさを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るエアマッサージ器に使用する装着
具としてのブーツ及び腕具を装着した状態の斜視図であ
る。
【図2】図1に示すブーツのエアバッグの説明図であ
る。
【図3】本発明に係るエアマッサージ器に使用する装着
具としてのジャケットを装着した状態の斜視図である。
【図4】図4に示すジャケットの肩部の断面図である。
【図5】本発明に係るエアマッサージ器のコントローラ
の構成図である。
【図6】図5に示すコントローラの操作パネルを示す図
である。
【図7】図6に示すコントローラのロータリバルブの断
面図である。
【図8】図1に示すブーツ及び腕具の各エアバッグのマ
ッサージ圧、マッサージ時間をマニュアルにより設定し
たマッサージパターンの一例を示す図である。
【図9】図8に示すマッサージパターンに応じたコント
ローラの作動を示すタイムチャートである。
【図10】自動モードにおけるマッサージパターンの一
例を示す図である。
【図11】自動モードにおけるマッサージパターンの他
の例を示す図である。
【図12】自動モードにおけるマッサージパターンの他
の例を示す図である。
【符号の説明】
1、2 ブーツ(装着具) 3 腕具(装着具) 1a〜1d、2a〜2d、3a エアバッグ 5〜9 エアホース 12 ジャケット(装着具) 12a〜12e エアバッグ 15 樹脂パット 16 突起 17 留め具 20 コントローラ 21 操作パネル 24 ロータリバルブ 25 駆動用モータ 26 電磁弁 27 圧力検出器 28、28 位置検出器 40 ディジタル表示器 70〜75 エアホース

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 身体に装着され、複数のエアバッグが設
    けられた装着具と、 マッサージ圧を発生するエアポンプと、前記各エアバッ
    グに前記マッサージ圧を供給・排出させて膨張・収縮さ
    せるコントローラとを備え、身体をマッサージするエア
    マッサージ器において、 前記コントローラは、前記複数のエアバッグの各エアバ
    ッグに供給するマッサージ圧及びマッサージ時間を所望
    の値に設定可能な設定手段を備えたことを特徴とするエ
    アマッサージ器。
  2. 【請求項2】 前記コントローラは、複数のエアバッグ
    に所定の順序でマッサージ圧の供給・排出を行うことを
    特徴とする請求項1記載のエアマッサージ器。
  3. 【請求項3】 前記コントローラは、複数のエアバッグ
    の中から所望のエアバッグを選択してマッサージ圧の供
    給・排出を行うことを特徴とする請求項1又は2記載の
    エアマッサージ器。
  4. 【請求項4】 前記コントローラは、マッサージ圧を加
    圧・減圧させる動作を繰り返すことを特徴とする請求項
    1乃至3記載のエアマッサージ器。
  5. 【請求項5】 前記コントローラは、ディジタル表示器
    を備え、前記マッサージ圧力、マッサージ時間及び運転
    時間を表示しながら設定することを特徴とする請求項1
    乃至4記載のエアマッサージ器。
  6. 【請求項6】 前記装着具は、ブーツ状をなし、足裏、
    足首、脹ら脛、太股を押圧するエアバッグを備えたこと
    を特徴とする請求項1乃至5記載のエアマッサージ器。
  7. 【請求項7】 前記装着具は、ジャケット状をなし、左
    右両側肩部、背中部、左右両側腰部を押圧するエアバッ
    グを備えたことを特徴とする請求項1乃至5記載のエア
    マッサージ器。
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