JP2001054514A - 複数のファントムのうちの任意のものを用いたx線システムの自動式画質評価のための方法および装置 - Google Patents

複数のファントムのうちの任意のものを用いたx線システムの自動式画質評価のための方法および装置

Info

Publication number
JP2001054514A
JP2001054514A JP2000215948A JP2000215948A JP2001054514A JP 2001054514 A JP2001054514 A JP 2001054514A JP 2000215948 A JP2000215948 A JP 2000215948A JP 2000215948 A JP2000215948 A JP 2000215948A JP 2001054514 A JP2001054514 A JP 2001054514A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
phantom
image
ray
sub
captured
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000215948A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3799222B2 (ja
Inventor
Farshid Farrokhnia
ファーシッド・ファーロカニア
Kenneth Scott Kump
ケネス・スコット・カンプ
Richard Aufrichtig
リチャード・アオフリヒティグ
Alexander Y Tokman
アレグザンダー・ワイ・トクマン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
General Electric Co
Original Assignee
General Electric Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by General Electric Co filed Critical General Electric Co
Publication of JP2001054514A publication Critical patent/JP2001054514A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3799222B2 publication Critical patent/JP3799222B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B6/00Apparatus or devices for radiation diagnosis; Apparatus or devices for radiation diagnosis combined with radiation therapy equipment
    • A61B6/58Testing, adjusting or calibrating thereof
    • A61B6/582Calibration
    • A61B6/583Calibration using calibration phantoms

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Medical Informatics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Radiology & Medical Imaging (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • High Energy & Nuclear Physics (AREA)
  • Surgery (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Image Analysis (AREA)
  • Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)
  • Image Processing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動式X線システム・パラメータ評価のシス
テムを提供すること。 【解決手段】 所望のファントムごとに1つの物理モデ
ルなどを作成し、システム内に格納する。本システムは
グレースケールX線画像を取り込んでその画像を処理し
画像コンポーネントを決定する。その画像に対するヒス
トグラムを作成し、そのヒストグラム内のしきい値を決
定し、それを基準として取り込んだ画像を2値化する。
次に、連結コンポーネント解析を使用して画像コンポー
ネントを決定する。このコンポーネントが合致しない場
合はその画像は棄却する。次に、取り込んだ画像内の予
想される身体的構造に対応する標識物の位置を特定す
る。この標識物は、外周リング、垂直、水平のライン・
セグメントおよびフィデューシャルを含む。システムは
この標識物を使用して、X線システム・パラメータの測
定を行う場所である関心領域を予測する。最後に、この
識別されたROI内でX線システム・パラメータが測定
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、全般的には、X線
システムの画質を評価するための自動式システムに関す
る。より詳細には、本発明は、1つまたは複数のX線フ
ァントムを用いたX線システムの画質パラメータの自動
式解析および計測に関する。さらに、本発明は、画質パ
ラメータの計測を容易にするための自動式関心領域(R
OI)決定法を提供する。
【0002】
【従来の技術】イメージ・インテンシファイア、蓄積式
蛍光プレート、ディジタル検出器などのX線システム
は、X線放射器とX線受信器を含むのが普通である。撮
影しようとする対象物、たとえば人体をこのX線放射器
とX線受信器の間に配置する。放射器により発生したX
線は対象物を透過して進み、受信器に到達する。X線が
放射器から対象物を透過して進むにつれて、対象物の内
部組織は、X線のある部分に対する阻止や吸収などの効
果によって、このX線のエネルギーを様々な程度で減少
させる。対象物でのX線の阻止および吸収によって、受
信したX線エネルギー・レベルは様々となる。X線受信
器は対象物を透過したX線を受信する。対象物の画像は
X線受信器の位置で作成される。受信器の位置で作成さ
れた画像は、対象物を透過したX線の様々な強度レベル
に対応した明暗の領域を含む。
【0003】X線画像は多くの目的に用いることができ
る。たとえば、対象物の内部欠陥を検出することができ
る。さらに、内部構造や整列状態の変化を決定すること
ができる。その上、X線画像は対象物内の物体の有無を
示すこともできる。X線画像作成により得られる情報
は、医学分野や製造業分野を含む多くの分野での用途が
見いだせる。
【0004】X線画像の高信頼性での使用の保証に資す
るため、X線システムの性能を測定かつ検証することが
有利である。特に、X線システムの画質を測定および検
証することが重要である。画質が悪いとX線画像の高信
頼な解析が損なわれることがある。たとえば、画像コン
トラスト品質の低下により使用不可能な、信頼性の低い
画像が生じることがある。さらに、リアルタイム画像作
成システムの出現により、明瞭で高品質の画像の作成の
重要性が増している。悪い画質、すなわち劣化した画質
をもつX線システムは、対象物を識別可能で使用可能に
表せるように較正し直す必要がある。
【0005】さらに、X線システムの性能の検証は、安
全上の理由からも重要である。たとえば、高レベルのX
線エネルギーの照射は、人をなんらかの健康リスクに巻
き込むことがある。健康リスクがあるため、X線システ
ムの使用に対する政府標準が設定されている。X線シス
テムから放出されたX線エネルギーのレベルは、放射線
量の単位で測定されることがある。X線システムの定期
的な性能評価により、対象物が照射を受ける放射線量が
規制標準を超えることがないように保証することができ
る。
【0006】画質や放射線量などのX線システム・パラ
メータの測定に使用される道具の1つにX線ファントム
がある。身体模倣ファントムや物理ベースのファントム
を含め幾つかのタイプのファントムが存在する。たとえ
ば、身体模倣ファントムは、人体の一部分など、X線の
対象物の身体的模倣物である。物理ベースのファントム
は、共通のベースに固着させた様々な構造体より構成さ
れることがある。物理ベースのファントムの構造体は、
形状、サイズ、密度、組成などの様々な特性を有するで
あろう。物理ベースのファントムの構造体は、金属やプ
ラスチックなどの様々な素材により製作されることがあ
る。
【0007】物理ベースのファントムの構造体は、この
物理ベースのファントムを透過するX線の強度に影響を
与える。たとえば、金属構造体は、これらのX線の一部
分あるいは全部を阻止するであろう。さらに、プラスチ
ック製の構造体は、これらのX線に対し最小の減衰とす
ることができる。受信したX線の強度の変化により生じ
るパターンが、X線画像内に描かれる。受信したX線強
度の差によってつくられるコントラストなどのファクタ
のため、このX線画像内にできたパターンは、容易に検
出および解析することができる。
【0008】目下のところ周知のファントムは、様々な
目的に役立っている。たとえば、ファントムによりX線
システムの性能パラメータをテストすることができる。
さらに、放射線プローブと組み合わせたファントムを用
いて、放射器から放出されたX線エネルギーの放射線量
を計測することができる。その上、ファントムは較正お
よび画質の評定のために用いることができる。
【0009】典型的には、物理ベースのファントムはX
線システムの1つまたは複数のパラメータを測定するよ
うに設計することができる。異なるファントムはX線強
度または減衰の異なるパターンを生成する。このX線強
度または減衰の異なるパターンを用いて、X線システム
の異なる性能パラメータを測定、すなわちテストするこ
とができる。
【0010】ファントムの最新の応用例の1つとして、
ソフトウェア・ベースの評価ツールの一部とするものが
ある。こうしたソフトウェア・ベースのツールの1つ
は、Aufrichtigらに対して公布された米国特
許第5,841,835号に開示されている(「Auf
richtig」)。Aufrichtigは、X線シ
ステムの評定および較正にあたり追加可能なソフトウェ
ア・コンポーネントを有する。このソフトウェア・コン
ポーネントを用いて、反復較正テストを実行できる。ソ
フトウェア・コンポーネントにより実行した反復較正テ
ストの結果をまとめて、傾向解析や集約解析など、X線
システムの較正テストの結果に対する解析を示すことが
できる。X線システムの反復較正を継続するに従って、
ソフトウェア・コンポーネントは自動的にそのX線シス
テム・パラメータを調整できる。
【0011】しかし、Aufrichtigソフトウェ
ア・コンポーネントでは、X線システムの画質パラメー
タの測定のためには、ある特定のファントムが用いられ
ていることが前提となる。複数のファントムが用いられ
る場合、このソフトウェアでは異なるファントムのそれ
ぞれに合わせて反応するように手作業の構成を必要とす
ることがある。ソフトウェア・コンポーネントをそれぞ
れのX線ファントム向けに構成する追加のステップによ
り、測定にあたり追加的な人の介在を再導入することに
なる。さらに、ソフトウェア・コンポーネントをそれぞ
れのX線ファントム向けに構成することにより、X線シ
ステムの画質の測定に要する時間が増加する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来より
長い間、複数のファントムのいずれにおいても画像コン
ポーネントを自動的に決定できる画質評価システムに対
するニーズが存在している。さらに、セルフアラインメ
ントさせ、かつ測定できる自動式画質評価システムに対
するニーズも従来より長い間存在している。さらに、複
数のファントムのうちの任意のものを用いて臨界の画質
パラメータを測定するための、自動式で費用対効果が大
きいシステムに対するニーズも従来より長い間存在して
いる。本発明の好ましい実施態様は、これらのニーズお
よび従来のシステムに関するその他の問題に応えるもの
である。
【0013】
【課題を解決するための手段】自動的にX線システム・
パラメータを評価するための方法および装置を提供す
る。画像コンポーネントを決定するために画像を処理す
る画像処理プロセッサにグレースケールX線画像が取り
込まれる。画像のヒストグラムが作成され、次いでこの
ヒストグラム内でしきい値が決定され、このしきい値を
基準として取り込んだ画像を2値化する。次に、連結コ
ンポーネント(「ブロブ(blob)」)解析を用いて
画像コンポーネントを決定する。取り込んだ画像内の画
像コンポーネントは、次いで予想されるコンポーネント
のファントム・テンプレートと比較される。このシステ
ムでは次に、予想される身体的構造に対応する標識物
(landmark)の位置を取り込んだ画像内で特定する。こ
の標識物としては、外周リング、垂直および水平のライ
ン・セグメント、並びにフィデューシャル(fiduc
ial)などがある。このシステムはこれらの標識物を
利用して、X線システム・パラメータの測定を行う場所
である関心領域(ROI)の位置を特定する。最後に、
識別されたROI内でX線システム・パラメータが測定
される。クーポン・サブファントムを用いて水平または
垂直変調伝達関数(MTF)を測定することもある。
【0014】本発明に関するこれらの特徴並びにその他
の特徴は、本発明の好ましい実施形態に関する以下の詳
細な説明により検討され、また明らかとなろう。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は、本発明によるX線ファン
トム100の好ましい一実施形態を示したものである。
このファントム100は、ベース110と、位置決め用
タブ120と、外周リング130と、空きの区域135
と、ライン・セグメント140と、階段状強度サブファ
ントム150と、コントラスト微細サブファントム16
0と、解像度サブファントム170と、上側メッシュ1
90と、下側メッシュ195とを含む。解像度サブファ
ントム170は、解像度パターン175と、高強度コン
トラスト領域180と、低強度コントラスト領域185
とを含む。
【0016】位置決め用タブ120は、ベース110か
ら放射方向に延びている。この位置決め用タブを用い
て、ファントム100のファントム・キャリア内部での
正確に位置決めすることができる。位置決め用タブ12
0によりファントム100の回転方向の動きが最小とな
り、またファントム100のキャリア内での配置が不正
(たとえば上下逆転など)となるのを防ぐことができ
る。さらに追加の位置決め用タブをそのX線ファントム
に追加し、このファントムの動きをさらに最小となるよ
うにしてもよい。
【0017】外周リング130、ライン・セグメント1
40、階段状強度サブファントム150、コントラスト
微細サブファントム160、および解像度サブファント
ム180、並びに上側と下側のメッシュ190〜195
は、ベース110の上に固着されている。外周リング1
30は、ベース110の辺縁に沿って配置される。ライ
ン・セグメント140は、階段状強度サブファントム1
50、コントラスト微細サブファントム160、解像度
サブファントム170、並びに上側および下側メッシュ
を互いに分離させ、かつ空きの区域135から分離させ
る。
【0018】ファントム100は、動作時に、X線シス
テム(図示せず)内に挿入される。X線システムでは、
X線は放射器から放出され、これがファントム100を
透過し、受信器によって受信される。ファントム100
を構成する様々なサブファントムは、そのサブファント
ム上に入射するX線を様々な量だけ減衰させ、またたと
えばサブファントムの組成や構造による影響を受ける。
サブファントムによって生ずるX線の減衰により、受信
器の位置でのX線強度が空間的に様々な値となる。空間
的に多様な強度は、受信器の位置で受信され、表示並び
に解析を受け、X線システムの性能パラメータが決定さ
れる。各サブファントムは、X線システムの異なる性能
パラメータ、または異なる性能パラメータの集合を測定
する。
【0019】外周リング130およびライン・セグメン
ト140は、ファントム100を透過するX線伝播の多
くの部分を阻止する、たとえば鉛などの金属層で構成す
ることが好ましい。外周リング130およびライン・セ
グメント140は、ファントムを透過するX線伝播のか
なり多くの量を阻止するため、これらを表示並びに解析
の際に容易に検出できる。このように、外周リング13
0およびライン・セグメント140により容易に判別で
きる「標識物」が提供される。これらの標識物は、ファ
ントム100の向きおよび位置関係を決定するのに役立
つ。たとえば、外周リング130を用いて、X線画像内
のファントム100の辺縁を区画することができ、ファ
ントム・データの認識および解釈に役立つ。さらに、ラ
イン・セグメント140を用いてサブファントム150
〜170を分離させることができ、さらに各サブファン
トムの辺縁を区画することができる。
【0020】図10は、本発明による階段状強度サブフ
ァントム150の好ましい一実施形態を示したものであ
る。階段状強度サブファントム150は、たとえば銅な
どの金属層により構成することが好ましい。階段状強度
サブファントム150は、各領域が異なる厚さの銅層よ
り構成される10の領域を含むことが好ましい。各領域
の銅層の厚さは、最薄領域152から最厚領域154ま
での範囲にある。所与の領域を貫通するX線の強度は、
その領域の厚さに逆比例するため、各領域により最高強
度から最低強度までの強度レベルすなわち強度「ステッ
プ」を与えることができる。階段状強度サブファントム
150の領域のそれぞれは、幅が概ね20mm、高さが
7.5mmであり、厚さが直線的にほぼ0.25mmか
ら2.5mmまでの範囲にあることが好ましい。階段状
強度サブファントム150を用いて、X線システムのダ
イナミック・レンジおよび直線性(linearity)を決定
することができる。階段状強度サブファントム150の
好ましい実施形態は10個の領域で構成されているが、
様々なサイズおよび厚さをもつより多くの領域またはよ
り少ない数の領域を用いることもできる。
【0021】図11は、本発明によるコントラスト微細
サブファントム160の好ましい一実施形態を示したも
のである。コントラスト微細サブファントム160は、
たとえばアルミニウムなどの金属層により構成すること
が好ましい。コントラスト微細サブファントム160
は、各領域が異なる厚さのアルミニウム層より構成され
た3つの領域1110〜1130を含むことが好まし
い。アルミニウムの厚さは最薄層1110から最厚層1
130までの範囲にある。各領域は、直径が概ね7.6
mm、3.8mmおよび1.9mmの3つのアパーチャ
1140〜1160を含むことが好ましい。コントラス
ト微細サブファントム160の領域1110〜1130
の各々は厚さが1mm、2mm、および3mmであっ
て、幅が概ね30mm、高さが20mmであることが好
ましい。コントラスト微細サブファントム160を用い
て、X線システムの相対コントラストおよびコントラス
ト対ノイズ比が決定される。コントラスト微細サブファ
ントム160の好ましい実施形態は各領域ごとに3つの
アパーチャ1140〜1160をもつ3つの領域111
0〜1130より構成されるが、各領域ごとの領域およ
びアパーチャの数はより多くすることも、より少なくす
ることも可能である。
【0022】図12は、本発明による解像度サブファン
トム170の好ましい一実施形態を示したものである。
解像度サブファントム170は、たとえばプラスチック
などのベース1260の上面に、たとえば鉛箔などの薄
い金属層1250により構成することが好ましい。解像
度サブファントム170および金属層1250は、全体
が均一の厚さを有する。解像度サブファントム170
は、各行1210〜1230が5つの解像度パターン1
80を含む行1210〜1230を3行の形で配列させ
た15個の解像度パターン180を含むことが好まし
い。各解像度パターン180は、金属層1250を貫通
して延びる5つのスリット様のアパーチャ1240によ
り形成されることが好ましい。各解像度パターン180
において、5つのスリット様のアパーチャ1240の
幅、並びにアパーチャ1240同士の間隔は様々な値と
することができる。解像度サブファントム170を用い
て、X線システムの変調伝達関数(MTF)を決定する
ことができる。
【0023】解像度サブファントム170の好ましい実
施形態は、各行1210〜1230が5つの解像度パタ
ーンよりなる3つの行1210〜1230の形に配列さ
せた15個の解像度パターン180を含むが、使用する
解像度パターンの数をより多くすることも、より少なく
することも可能である。さらに、解像度パターン180
の行1210〜1230またはその他の構造に対する構
成は、変更することができる。さらに、解像度パターン
180のアパーチャ1240の幅および長さは様々な値
とすることができる。
【0024】高強度コントラスト領域190は、金属層
1250およびベース1260内のアパーチャにより構
成することが好ましい。低強度コントラスト領域195
は、鉛ブロックなどの厚い金属製タグにより構成するこ
とが好ましい。高強度コントラスト領域190および低
強度コントラスト領域195により、それぞれ高コント
ラスト領域および低コントラスト領域が形成され、画像
を正規化するために用いることができる。
【0025】図13は、上側メッシュ190および下側
メッシュ195と同様の、本発明によるメッシュ区域1
300の好ましい一実施形態を示したものである。メッ
シュ区域1300は、鋼鉄製メッシュなどの金属製メッ
シュであることが好ましい。メッシュ区域1300は、
一定間隔とした多くのアパーチャ1320を有する金属
製ストリップ1310を含む。上側メッシュ190およ
び下側メッシュ195を用いて、X線システムの解像度
の不均一性を決定できる。X線システムの解像度の不均
一性は、単一のメッシュの全体から決定でき、また複数
のメッシュの全体から決定し、次いでこれらを比較する
こともできる。複数のメッシュの間での解像度不均一性
の比較によって、より大きな区域にわたる解像度の不均
一性を決定することができ、これによりX線システムの
解像度不均一性は全体としてより正確となる。このよう
に、ファントム100の好ましい実施形態は、システム
の不均一性の決定における確度を高めることができるよ
うに2つのメッシュを含むが、単一のメッシュを用いる
こともできる。さらに、3つ以上のメッシュを用いてシ
ステムの不均一性をさらに一層正確に指示させることが
できる。メッシュのアパーチャのサイズ、厚さおよび間
隔は、様々な値とすることができる。
【0026】図2は、本発明によるクーポン・サブファ
ントム270を備えるX線ファントム200の好ましい
一実施形態を示したものである。図1のファントム10
0と同様に、クーポン付きファントム200は、ベース
210と、位置決め用タブ220と、外周リング230
と、空きの区域235と、階段状強度サブファントム2
50と、コントラスト微細サブファントム260と、上
側および下側メッシュ290〜295とを含む。しか
し、クーポン付きファントム200は、図1のファント
ム100におけるライン・セグメント140に代えて、
フィデューシャル(fiducial:基準)240を含む。さ
らに、クーポン付きファントム200は、図1の解像度
サブファントム170に代えて、クーポン・サブファン
トム270を含む。
【0027】図14は、本発明によるクーポン・サブフ
ァントム270の好ましい一実施形態を示したものであ
る。図1のファントム100と同様に、クーポン・サブ
ファントム270は、たとえばプラスチックなどのベー
ス1460の上面に、たとえば鉛箔などの薄い金属層1
450に付加させたクーポン275と、高強度コントラ
スト領域280と、低強度コントラスト領域285とを
含む。クーポン・サブファントム270および金属層1
450は、全体に均一の厚さを有する。クーポン275
は、たとえばタングステン・シートなどの金属製シート
で構成することが好ましい。図1の解像度サブファント
ム170の解像度パターン180と同様に、クーポン2
75を用いて、X線システムの変調伝達関数(MTF)
を決定することができる。クーポン付きファントム20
0の好ましい実施形態は1つのクーポン275を含むも
のであるが、様々なサイズおよび厚さをもつ、さらに多
くの数のクーポンを用いることもできる。
【0028】クーポン275はクーポン・エッジ141
0を有する。X線システムのMTFは、位置に関して、
クーポン・エッジ1410での遷移を比較することによ
って決定できる。図1の解像度サブファントム170の
解像度パターン180を見ると、その解像度パターン1
80は水平方向アスペクトに対してのみ多様であり、垂
直方向には対しては多様性が見られない。このように、
解像度パターン180は、そのシステムの水平方向MT
Fのみが算出可能であり、そのシステムの垂直方向MT
Fは算出できない。
【0029】しかし、クーポン・サブファントム270
内では、クーポン・エッジ1410にクーポン・サブフ
ァントム270に対して5度の回転を与えてある。この
ため、このクーポン・エッジ1410により垂直および
水平の両方向に対して変化を与えることができる。水平
および垂直方向に対する多様性により、X線システムの
水平方向MTFおよび垂直方向MTFの双方に対する算
出が可能となる。クーポン275の回転量は、ピクセル
・サイズ並びにクーポン275のサイズによって、X線
システムの解像度と関連づけられる。さらに、クーポン
275を回転させることにより、クーポン275のエッ
ジがピクセル列と一致することがないため、MTFの測
定に役立つ。別の回転量によっても正確にMTFを決定
できるが、多くの市販のシステムに対して概ね5度の回
転が最も望ましい回転である。
【0030】図2のクーポン付きファントム200のフ
ィデューシャル240は、たとえば鉛などの金属により
構成することが好ましい。フィデューシャル240は、
図1のファントム100のライン・セグメント140と
動作上は同様である。すなわち、フィデューシャル24
0はファントムのX線画像内で容易に判別できる「標識
物」となる。このように、フィデューシャル240は、
様々なサブファントムを分離し、位置を特定するのに役
立つばかりではなく、クーポン付きファントム200の
向きおよび位置関係を決定するのに役立つ。
【0031】さらに、フィデューシャル240の形状、
サイズ、および位置関係はファントム同士の識別に用い
られる。たとえば、パラメータAおよびBを測定するフ
ァントムは、パラメータBおよびCを測定するファント
ムと比べ、フィデューシャルの形状、サイズおよび向き
が異なる。たとえば、図1のファントム100は、フィ
デューシャル240とライン・セグメント140との違
いから、図2のクーポン付きファントム200と識別で
きる。フィデューシャルが鉛で製作され、これによりX
線画像内で容易に識別できるため、ファントム同士の違
いをフィデューシャルに基づいて識別することは有用で
ある。
【0032】動作時に、図1のファントム100および
図2のファントム200などのファントムを、上記のよ
うにX線放射器およびX線受信器を含むX線システム
(図示せず)内に位置決めする。この放射器はファント
ムを透過し受信器に至るX線を放出する。このX線はフ
ァントムを透過するのに伴い減衰を受ける。このX線が
受けた減衰量は、受信器に至る際にX線が透過したファ
ントムの構造によって定まる。ファントムの構造は空間
的に様々であるため、ファントムにより得られるX線減
衰により、その受信器の位置でのX線強度は空間的に様
々な値となる。受信器の表面は空間的にグリッドに仕切
り分けし、そのグリッドの各エレメントに入射するX線
強度をディジタル化し、各グリッド区域の位置で受信し
たX線強度を表す画像を形成することがある。各グリッ
ド区域はできあがったX線画像内のピクセルの1つに対
応することがある。
【0033】X線画像は、通常グレースケール画像とし
て実現される。グレースケール画像では、各ピクセルは
最低レベル(X線画像内で白で表される)から最高レベ
ル(X線画像内で黒で表される)までの範囲のグレー値
を有する。X線画像は、一般に8ビット(256レベ
ル)から16ビット(16,384レベル)までの画像
である。以下の例では、共通に8ビットのディジタル化
レベルを用いるが、他のディジタル化レベルも可能であ
り、また本発明はディジタル化レベルとは無関係に適用
可能である。さらに、たとえば画像内の各ピクセルのデ
ィジタル化を2n- 8(nは代替させるディジタル化レベ
ル)で除すことにより、いかなるディジタル化レベルも
8ビットのディジタル化レベルに変換できる。
【0034】図3は、本発明による自動式ファントム評
価システムの好ましい一実施形態のフローチャート30
0である。この自動式ファントム評価システムでは、先
ずステップ310において、グレースケールX線画像を
取り込む。次にステップ320において、このグレース
ケール画像を処理し画像コンポーネントを決定する。こ
の画像コンポーネントは、図2のファントム200の外
周リング130、230およびクーポン275に対する
各画像を含む。次にステップ330において、この画像
のコンポーネントをあらかじめ定めた、予想される画像
コンポーネントと比較する。ファントムの構造により作
成されるX線画像と同様に、図1および図2のファント
ム100および200の構造は既知である。したがっ
て、取り込んだ画像の画像コンポーネントを予想される
画像コンポーネントと比較し、たとえば識別や品質評価
ができる。取り込んだ画像のコンポーネントが予想され
るコンポーネントと合致しない場合は、ステップ340
でその取り込んだ画像を棄却し、それ以降の処理は行わ
ない。取り込んだ画像のコンポーネントが予想されるコ
ンポーネントと合致した場合(すなわち許容範囲内にあ
る場合)、この取り込んだ画像は採用され、処理が継続
される。ステップ350において、図1のファントム1
00のライン・セグメント140や図2のファントム2
00のフィデューシャル240などの標識物の位置が特
定される。これらの標識物によりクーポン・サブファン
トム275などのサブファントムの位置を特定できる。
次に、ステップ360において、各サブファントムに対
する関心領域(ROI)を算出する。ROIはこれらの
標識物を利用して決定され、様々なX線システム・パラ
メータの測定を行う場所であるサブファントム内の区域
にあたる。最後にステップ370において、各サブファ
ントム内でX線システム・パラメータを測定する。フロ
ーチャート300の様々なステップについては、以下で
さらに詳細に検討する。
【0035】図4に、本発明および図3のフローチャー
トのステップ310〜330に従って画像コンポーネン
トを決定するための画像処理の好ましい一実施形態のフ
ローチャート400を示す。先ず、ステップ410にお
いて、グレースケール画像を自動式ファントム評価シス
テム内に取り込む。次に、ステップ420において、取
り込んだグレースケール画像の画像ヒストグラムを作成
する。この画像ヒストグラムは、画像内でそれぞれのピ
クセル値を有するピクセルの数を決定することにより形
成される。たとえば、8ビット、256レベルのディジ
タル化では、第1のレベルに対応するピクセル値を有す
るピクセルの数が決定され、次いで第2のレベルに対応
するピクセル値を有するピクセルの数が決定され、以下
同様に256レベルのすべてに対してピクセル値が決定
される。この画像ヒストグラムはピクセル値対ピクセル
度数のグラフとして表現することもできる。
【0036】図5に、本発明の好ましい一実施形態によ
る例示的な画像ヒストグラム500を示す。ヒストグラ
ム500の水平軸510は、グレースケール画像の25
6個のピクセル値の各々に対する軸点を有する。垂直軸
520はグレースケール画像のピクセル値が取る可能性
があるN個の度数値の各々に対する軸点を有する。グレ
ースケール画像内でゼロというピクセル値を有するピク
セルが2個であり、またグレースケール画像内で1とい
うピクセル値を有するピクセルが1個である場合の例が
示してある。
【0037】さらに、ヒストグラム500は、概して、
図1のファントム100や図2のファントム200など
のファントム内の取り込んだ画像コンポーネントに対す
る予想される8ビット(256レベル)のディジタル化
されたグレースケール画像を表すカーブ530を含む。
画像ヒストグラムはいずれも、そのファントムの取り込
んだ画像コンポーネントの組成によって決まる。たとえ
ば、大きな暗区域をもつ画像を作らせるファントムは、
高いピクセル値レベルに大きな度数をもつヒストグラム
を有し、一方大きな明区域をもつ画像は低いピクセル値
レベルに大きな度数をもつヒストグラムを有する。ヒス
トグラム500のカーブ530により、その取り込んだ
グレースケール画像が大きな明区域および大きな暗区域
を有し、中程度のコントラスト区域はより小さいことが
示されている。取り込んだ画像内の暗区域は、外周リン
グ130、ライン・セグメント140、たとえば図1の
ファントム100のコントラスト微細サブファントム1
60および解像度サブファントム170の中実な区域と
いった区域に対応する。またこの画像の明区域は空きの
区域135に対応する。図1のファントム100に対す
る画像は大きな明区域および大きな暗区域を有するた
め、この画像のヒストグラムは明区域に対する平均値5
40および暗区域に対する平均値550を中心とした2
つの明瞭なピークを有する。図1のファントム100お
よび図2のファントム200の画像において、標識物な
どの関心対象の特徴は、画像内で暗区域を示し、第2の
ピークの周りに集中する。ファントム100と200の
画像は大きな暗区域を含むため、暗区域に対応するピー
クは比較的大きく、また位置の特定がより容易である。
【0038】次に、この画像ヒストグラム500を解析
し、図4のフローチャート400のステップ440に従
ってしきい値を決定する。ファントム100および20
0の画像において、そのしきい値は明区域に対応するピ
クセル値は排除され、一方暗区域に対応するピクセル値
レベルは採用されるように選択する。標識物が暗区域で
あるため、暗区域に対応するピクセル値レベルは価値が
高い。暗区域に対応するピクセルの位置を特定すること
によって標識物の位置が特定される。実際のしきい値は
ヒストグラムの両ピークの間の中点560とすることが
好ましいが、明領域と暗領域を識別を可能とするいかな
る値も利用することができる。また極小値に対応するピ
クセル値570が有用なしきい値となることもある。し
きい値は各画像ごとに個々に選択し、ファントムの位置
関係や構造からくる差違を排除することが好ましい。
【0039】次にステップ440において、取り込んだ
グレースケール画像のヒストグラムを算出する。このヒ
ストグラムは双峰形(bimodal)であるとの前提で解析
され、適当なグレースケールしきい値が自動的に決定さ
れる。次いで、このしきい値を用いてその画像を2値化
する。すなわち、そのピクセルに対するピクセル値がし
きい値ピクセル値を超えているか、超えていないかに基
づいて、各ピクセルに2つのバイナリ・レベルのうちの
一方を割り当てる。たとえば、しきい値ピクセル値が1
45であるとき、200というピクセル値(しきい値よ
り明るいピクセルに対応する)をもつピクセルに対して
は1を設定し、一方100というピクセル値(しきい値
より暗いピクセルに対応する)をもつピクセルに対して
はゼロを設定することがある。
【0040】次にステップ450において、連結コンポ
ーネント解析を利用して取り込んだグレースケール画像
のコンポーネントを決定する。連結コンポーネント解析
では、2値化した画像は反復してスキャンされ「ブロ
ブ」すなわち接続された暗いピクセルを識別する。先
ず、暗いピクセルの各々を解析し、隣接するピクセルも
暗いか否かを決定する。暗い場合にはその暗いピクセル
およびその近隣のピクセルによって「ブロブ」が形成さ
れる。次の繰り返しによってそのブロブに隣接するピク
セルのいずれかに暗いピクセルが有るか否かを決定す
る。暗いピクセルが有る場合、その近隣ピクセルをこの
ブロブの一部として取り込む。繰り返し操作は画像内の
すべてのブロブが識別され、別のブロブに隣り合うブロ
ブがなくなるまで続ける。暗いピクセルはファントム1
00および200のコンポーネントに対応させることが
できるため、連結コンポーネント解析はこれらのコンポ
ーネントの空間的範囲を識別するために都合の良いシス
テムである。たとえば、そのブロブは、クーポン27
5、フィデューシャル240、外周リング230などの
図2のファントム200内の身体的コンポーネントに対
応することがある。
【0041】ブロブのすべてを決定し終えたのち、各ブ
ロブの属性、たとえばブロブ面積やブロブ密度などを決
定する。各ブロブの属性を決定するため、先ず各ブロブ
の周りに1つの「境界四角形」を作図する。この境界四
角形は各ブロブの最大空間範囲の位置で各方向に配置し
た、水平と垂直方向の直線からなる長方形である。
【0042】図6A〜6Dは、本発明による幾つかの例
示的ブロブ600〜630およびこれに付随する境界四
角形650〜680を示したものである。図6Aはブロ
ブ600およびこれに付随する境界四角形650を示し
たものである。この境界四角形は、ブロブのエッジの位
置に配置した水平および垂直方向の線により構成されて
いる。ブロブ面積は、境界四角形の内部の面積である。
ブロブ密度はそのブロブ内のピクセルの総数に対する暗
いピクセルの比率である。別法としては、ブロブ密度は
ブロブ面積と比較した暗いピクセルの比率である。図6
Aのブロブ600は約50%という比較的低いブロブ密
度を有する。図6Bは、ブロブ610およびこれに付随
する境界四角形660を示したものである。ブロブは垂
直方向および水平方向に整列しているため、ブロブの密
度は概ね最大である。図6Cは、ブロブ620およびこ
れに付随する境界四角形670を示したものである。ブ
ロブ620は中実であり、ほぼ垂直方向に整列してい
る。ブロブ620のブロブ密度は高い。ブロブ620
は、図2のファントム200のクーポン275により得
られるブロブと概して同様である。図6Dはブロブ63
0およびこれに付随する境界四角形680を示したもの
である。ブロブ630のブロブ密度は低い。ブロブ63
0は、図1および2のファントム100および200の
外周リング130、230により得られるブロブと概し
て同様である。さらに、ブロブ630は他のいかなるブ
ロブよりもより大きなブロブ面積を有する。
【0043】図1および2のファントム100および2
00のコンポーネント、たとえば外周リング130およ
び230、ライン・セグメント140、並びにフィデュ
ーシャル240の各々は、画像が処理された時点で既知
のブロブ面積およびブロブ密度を有する。このように、
取り込んだ画像内の各ブロブに対するブロブ面積および
ブロブ密度は、ファントム・コンポーネントの予想され
る面積および密度と比較することができる。たとえば、
取り込んだ画像内のブロブの各々に対する面積および密
度は外周リングの面積および密度と比較され、取り込ん
だ画像内のどのブロブがその外周リングに対応するかを
決定する。同じ方法により取り込んだ画像内のブロブの
各々が、予想されるコンポーネントの各々の属性と比較
される。
【0044】次にステップ460において、取り込んだ
画像内で予想されるコンポーネントのすべてが識別され
たか否か、すなわち取り込んだ画像のブロブが予想され
るブロブの面積および密度と許容範囲内で合致したか否
かが決定される。ブロブのすべてが合致していない場合
には、ステップ470においてその画像は棄却され、そ
れ以降の処理は行わない。ブロブのすべてが合致した場
合には、取り込んだ画像に対する処理を継続する。ブロ
ブの合致にあたっては、ブロブの面積および密度と予想
される面積および密度との間の対応関係が正確である必
要がないような許容範囲を用いることが好ましい。いか
なる画像コンポーネントに対する予想されるブロブ面積
およびブロブ密度とも一致しないようなブロブは棄却さ
れる。選択したしきい値レベルは、ブロブのサイズおよ
び形状に影響する。たとえば、そのしきい値の設定が低
すぎる場合、連結コンポーネント解析においてノイズが
混入することがある。この混入したノイズは、たとえば
外周リングやフィデューシャルなどのブロブが結合され
たり、画像認識を困難にさせたりする役割をすることが
ある。
【0045】図7に、本発明および図3のフローチャー
トのステップ350に従ってファントムの標識物の位置
を特定するための好ましい一実施形態のフローチャート
700を示す。先ずステップ710において、外周リン
グの中点および半径を決定する。外周リングに対応する
ブロブを決定し終えたのち、円形当て嵌めシステムを用
いて外周リングの中心および半径を決定する。この円形
当て嵌めシステムは最小自乗法を用いて、外周リングの
中点および半径を繰り返し決定することが好ましい。先
ず、円形当て嵌めシステムにより、そのブロブ内でその
外周リングに対応する各ピクセルの位置を特定する。次
に、中点の初期推定値を選択し、そのリング上で中点か
ら各ピクセルまでの半径を決定する。次いで、これらの
半径の平均および分散を決定する。その分散が大きい場
合には、新たな中点推定値を選択し、別の繰り返し操作
を行う。
【0046】次に、ステップ720において、この中点
推定値に対する分散を許容範囲と比較する。その分散が
許容範囲内にある場合には、その推定した中点を外周リ
ングの中点として採用し、取り込んだ画像に対する処理
を継続する。多くの繰り返しによってもその分散が大き
いままである場合には、円形構造は検出されず、ステッ
プ730においてそのファントムは棄却される。
【0047】外周リングに対応するブロブの中点および
半径を決定し終えたのちは、次のステップとして、ステ
ップ740において図1のメッシュ・ファントム100
と図2のクーポン付きファントム200との間の識別を
行う。ファントムのタイプ(ファントム100である
か、あるいはファントム200であるか)は、ユーザに
より入力されるか、あるいは自動的に識別されるかのい
ずれかとすることができる。ファントムのタイプは、先
ず、取り込んだファントムのブロブ属性をメッシュ・フ
ァントム100の予想されるブロブ属性と比較すること
によって自動識別できる。そのブロブ属性が合致しない
場合には、取り込んだファントムのブロブ属性をクーポ
ン付きファントム200のブロブ属性と比較する。その
ブロブ属性がいずれのファントムとも合致しない場合に
は、ステップ745においてそのファントムは棄却され
る。
【0048】取り込んだ画像が図1のファントム100
と識別された場合には、ステップ750において、取り
込んだ画像内の垂直ライン・セグメントを手始めとして
そのライン・セグメントの位置を特定する。外周リング
の位置はステップ710においてすでに決定されている
が、その他のファントム・コンポーネントの位置は、た
とえば位置関係や回転に誤差があるため、必ずしも既知
ではない。ライン・セグメント140の位置を検出する
ことは、その画像内での位置関係の確度を維持するのに
役立ち、また測定を反復するのに役立つ。
【0049】図8は、図1のファントム100の垂直ラ
イン・セグメント140の位置の決定を示したものであ
る。図8は、水平検索範囲810と、左側外周リング・
エッジ820と、右側外周リング・エッジ830と、左
側コントラスト微細サブファントム・エッジ840と、
右側コントラスト微細サブファントム・エッジ850
と、左側階段状強度サブファントム・エッジ860と、
右側階段状強度サブファントム・エッジ870とを含
む。最初の段階では、図8のうちで唯一の既知エレメン
トは、外周リングを表すブロブを取り囲む境界四角形の
垂直エッジである、左側外周リング・エッジ820と右
側外周リング・エッジ830のみである。次いで、検索
範囲810をエッジ820および830を横切るように
水平方向に位置決めする。検索範囲810は数ピクセル
の高さであり、かつファントム100の全体の広がりを
もつ。
【0050】検索範囲810内の各行中の各ピクセルの
ピクセル値が調べられる。各行内で、隣接するピクセル
間でピクセル値の差が大きい部分に対応したピクセル位
置が識別される。ピクセル値の大きな差は、鉛製のライ
ン・セグメント140と空きの区域135との遷移部に
対応する。検索範囲内のすべての行にわたって遷移部に
対応する各行内のピクセル位置を平均することにより、
垂直ライン・セグメントの位置が正確に決定できる。こ
のようにして、左側コントラスト微細サブファントム・
エッジ840、右側コントラスト微細サブファントム・
エッジ850、左側階段状強度サブファントム・エッジ
860、並びに右側階段状強度サブファントム・エッジ
870の位置が決定される。検索範囲内の行がサブファ
ントムや解像度サブファントムの解像度パターン175
の上を通過する際にピクセル値になんらかの変化が生じ
ることがあるが、こうしたピクセル値の変化は垂直な鉛
の線に対する遷移部ほどの大きさではない。
【0051】次に、図7のフローチャート700のステ
ップ760において、水平ライン・セグメントの位置を
特定する。図9は、図1のファントム100の水平ライ
ン・セグメント140の位置の決定を示したものであ
る。図9は、左側検索範囲910、中央検索範囲920
および右側検索範囲930という、3つの垂直検索範囲
を含む。これらの検索範囲は、図に示すように、直前で
決定した左側コントラスト微細サブファントム・エッジ
840、右側コントラスト微細サブファントム・エッジ
850、左側階段状強度サブファントム・エッジ860
および右側階段状強度サブファントム・エッジ870の
間に位置決めされている。垂直検索範囲910〜930
は、図8の水平検索範囲810と概して同様の機能を果
たす。すなわち、各列内で、大きな遷移をしたピクセル
位置が識別される。次いで、これらの遷移部のピクセル
位置は列の全体にわたって平均され、水平ライン・セグ
メント140が決定される。
【0052】次に、ステップ770において、各ライン
・セグメント上の等しい間隔の点を検出し追跡する。垂
直および水平のライン・セグメントの位置は、小さい検
索範囲内で先立って決定されている。ここでは垂直およ
び水平のライン・セグメントに対する検索範囲は拡大さ
れ、長さ全体を覆った検索範囲全体にわたる追跡が行わ
れる。図9は、階段状強度サブファントムを取り囲む垂
直および水平のライン・セグメントに対応する4つの検
索範囲950を表している。これらの検索範囲を用いて
それぞれの対応するライン・セグメントの中心を追跡で
きる。各点は、そのピクセルの位置で等しい間隔で、ラ
イン・セグメントの中心に対応させて配置されている。
【0053】画像内の等間隔の点の座標は登録点として
利用することができる。これらの登録点およびそのファ
ントムに対する格納された物理モデル上のこれらの登録
点に対応する点を用いて、多項式ウォーピングまたは多
項式変換を得ることができる。各コンポーネントまたは
サブファントムごとに、これを取り囲むライン・セグメ
ントに基づいて、個々に多項式変換を得ることができ
る。この多項式ウォーピングによって、各サブファント
ム内の関心領域(ROI)を正確に予測することができ
る。幾何学的歪みを受けやすく、その結果垂直方向また
は水平方向の線が必ずしも真っ直ぐでないような画像作
成システムに対して、多項式ウォーピングは特に有効で
ある。多項式ウォーピングを用いて、そのファントムに
対する格納された物理モデルに対応させてマッピングす
るための登録点の間の「最適調和(best fit)」を生み
出すことができる。
【0054】次に、ステップ780において、ファント
ム・コンポーネントのアスペクト比を検証する。垂直お
よび水平のライン・セグメントの位置は既知であり、ま
たファントム上の垂直および水平方向の線の空間的関係
もまた既知であるので、垂直および水平のライン・セグ
メントのアスペクト比を身体的ファントムのアスペクト
比と比較することができる。取り込んだ画像のアスペク
ト比が予想されるアスペクト比と許容範囲内で一致しな
い場合には、ステップ785においてそのファントムを
棄却し、それ以降の処理は行わない。取り込んだ画像の
アスペクト比が予想されるアスペクト比と一致した場合
には、画像処理をステップ790に進める。
【0055】ステップ790で、ファントムのROIを
予測する。これらのROIは、X線システム・パラメー
タの測定を行う場所である画像内の点である。これらの
ROIは、垂直および水平のライン・セグメントの位置
に基づいて予測される。垂直および水平のライン・セグ
メントが直線でない場合には、多項式ウォーピングを利
用してそのライン・セグメントに対する作業用推定値を
作成し、これらのROIをこの作業用推定値を基準とし
て位置決めする。
【0056】図15は、図1のファントム100に対す
るROIを示したものである。階段状強度サブファント
ム150の各ステップ、解像度サブファントムの各解像
度パターン175、並びにコントラスト微細サブファン
トムの各領域1110〜1130は、1つのROIによ
ってカバーされる。さらに、高強度コントラスト領域1
80および低強度コントラスト領域185、並びに上側
メッシュ190および下側メッシュ195は1つのRO
Iによってカバーされる。追加のROIがファントム1
00の外部にくる場合がある。たとえば、ファントム1
00を、1つのROIによってカバーされる上側メッシ
ュ190および下側メッシュ195と同様に、1つのメ
ッシュによって取り囲むことがある。取り込んだ画像の
処理は、ステップ795に進む。
【0057】図7のステップ740に戻って、取り込ん
だ画像が図2のファントム200と識別された場合に
は、ステップ755においてフィデューシャルの位置を
特定する。フィデューシャル240に対応する各ブロブ
はブロブ面積およびブロブ密度に関しては同じである
が、個々のフィデューシャルは、その外周リング240
の中点を基準とした位置に基づいて識別できる。フィデ
ューシャルの位置を特定し終えたのち、ステップ765
においてフィデューシャルの水平部分および垂直部分の
交点を決定する。フィデューシャルを識別し終えたのち
は、外周リングの中点を基準としたフィデューシャルの
位置に基づいて、フィデューシャルの向きは既知とな
る。フィデューシャルの位置および向きに関する情報に
よって、そのフィデューシャル240の水平部分および
垂直部分を取り囲む小さな検索範囲を設定することがで
きる。
【0058】図16は、フィデューシャル240の水平
部分および垂直部分を取り囲む検索範囲を示したもので
ある。フィデューシャルの垂直および水平コンポーネン
トを決定し終えたのちは、ステップ765において垂直
および水平コンポーネントの交点は既知となる。この4
つの交点によって4つの正確な登録点が得られる。これ
らの登録点および、そのファントムに対する格納された
物理モデル内のこれらの登録点に対応する点を用いて、
多項式変換を決定する。次いで、この多項式変換を用い
て、ステップ790において、図2のファントム200
のコントラストおよびダイナミック・レンジ測定に対す
るROIを予測する。図2のファントム200に対する
これらのROIは、ファントム200がクーポン275
を取り囲むROIを有することを除き、図1のファント
ム100のROIと同じである。
【0059】図17に、本発明および図3のフローチャ
ートのステップ370に従ってサブファントム・パラメ
ータを測定するための好ましい一実施形態のフローチャ
ート1700を示す。このファントムに対するROIを
決定し終えたのち、ステップ1710において、高強度
領域180および低強度領域185を測定する。高強度
領域および低強度領域により、受信したX線線量の最大
量および最小量に対応し、残りのX線パラメータ測定に
おいて利用されるピクセル値が提供される。
【0060】次に、ステップ1720において、階段状
強度サブファントムを測定し、X線システムの直線性を
決定する。階段状強度サブファントムは、直線的なステ
ップで増加させた各厚さにより構成され、これにより厚
さの増加に伴い直線的に増加する減衰値が得られる。各
ステップのピクセル値を予想される値と比較し、かつす
べてのステップに対する差を平均することによって、X
線システムの確度が決定される。
【0061】次に、ステップ1730において、コント
ラスト微細サブファントムを用いてX線システムのコン
トラストを測定する。図15に戻ると、円形アパーチャ
内の小さな正方形ROIの内部の平均値、および矩形R
OI内部の平均値が計算される。正方形ROIおよび矩
形ROIの各平均値間の差がそのX線システムのコント
ラストとなる。さらに、このコントラストをそのROI
内部の全ピクセルに対する標準偏差で除すことによっ
て、コントラスト対ノイズ比を決定する。
【0062】次に、ステップ1740において、上側メ
ッシュ190および下側メッシュ195を用いて、その
X線システムの解像度不均一性を決定する。各メッシュ
の変調伝達関数(MTF)の差をこれらのMTFの平均
値で除したものが解像度不均一性である。
【0063】次に、ステップ1750において、ファン
トムのタイプを識別する。取り込んだ画像が図1のファ
ントム100のものである場合には、システムはステッ
プ1760に進み、解像度サブファントム170の解像
度パターン175を用いて水平方向MTFが測定され
る。このMTFは、解像度パターン175内の、0.5
0、0.55、0.60、0.70、0.80、0.9
0、1.0、1.1、1.2、1.4、1.6、1.
8、2.0、2.5、および3.0 lp/mmという
ライン・ペアのグループに対応する15個の空間周波数
において測定される。このMTFは、次の式により決定
できる。 MTF=(π×sqrt(2))/(4×Mean0)
×sqrt(VarFreq) 上式において、VarFreq=|VarROI−Va
rNoise|、VarROI=そのROI内の分散、
VarNoise=(VarBlack+VarWhi
te)/2、またMean0=(MeanWhite−
MeanBlack)/2である。高強度コントラスト
領域180および低強度コントラスト領域185内で、
この黒白領域(ROI)に対する平均および分散が測定
される。
【0064】取り込んだ画像が図2のファントム200
のものである場合には、システムはステップ1770に
進み、クーポン275を用いて水平方向MTFと垂直方
向MTFの双方を計算する。クーポン275の左側エッ
ジおよび右側エッジに対するエッジ伝達関数を用いて水
平方向MTFカーブを計算し、また一方上部エッジおよ
び底部エッジのエッジ伝達関数を用いて垂直方向MTF
カーブを計算する。クーポンの各エッジに対して、その
MTF曲線は以下のようにして計算される。第1に、各
行または列に沿ったエッジ点に対する初期座標を決定す
る。第2に、1つの直線をこのエッジ点に当て嵌める。
第3に、すべての行または列に沿ったエッジ・プロフィ
ールを結合し、エッジ伝達関数カーブが得られる。第4
に、このエッジ伝達関数を微分することによって直線伝
搬関数(line spread function)が得られる。最後に、
この直線伝搬関数のフーリエ変換を計算することによっ
てMTF曲線が得られる。さらに、左側エッジおよび右
側エッジに対するMTF曲線を結合させて、水平方向M
TFに対するより正確な推定値が得られる。同様に、上
部エッジおよび底部エッジに対するMTF曲線を結合さ
せて、垂直方向MTFに対するより正確な推定値が得ら
れる。
【0065】図18は、本発明の好ましい一実施形態に
よるフラットフィールドX線ファントム1800の好ま
しい一実施形態を示したものである。フラットフィール
ド・ファントム1800は、本発明によるX線画像評価
システムと共に利用することができる別のタイプのファ
ントムである。フラットフィールド・ファントム180
0は、ベース1810と、位置決め用タブ1820と、
外周リング1830とを含む。フラットフィールド・フ
ァントムは1つの金属円盤で構成され、好ましくはアル
ミニウムにより構成される。別法としては、フラットフ
ィールド・ファントムは、均一な正方形のファントムと
することがある。
【0066】フラットフィールド・ファントム1800
は、輝度均一性、SNR均一性、システム・ノイズ(ノ
イズ・パワー・スペクトル)、不良ピクセル・アーチフ
ァクト検証などのX線システム・パラメータの測定に役
立たせることができる。
【0067】輝度均一性(BU)は、取り込んだグレー
スケール画像内の均一性の尺度である。BUを決定する
には、先ず、その1.5cmを全体画像の周りの1.5
cmの辺縁にオーバーラップさせたサイズ3cm×3c
mの関心領域(ROI)内で平均グレー・レベルを測定
する。輝度の不均一性(BU)尺度は、このROIの平
均グレー値を用いて算出される。全体、垂直および水平
に対する複数のBU測定値が、次式により得られる。 BU=[(Max−Min)/Mean]×100 ここで、Max、MinおよびMeanは、そのROI
値に対するそれぞれ最大値、最小値および平均値であ
る。 BU_H=Max([(MaxR−MinL)/Mea
n],[(MaxL−MinR)/Mean])×10
0 ここで、RおよびLは、画像統計量の右半分および左半
分に対する添え字を意味する。 BU_V=Max([(MaxT−MinB)/Mea
n],[(MaxB−MinT)/Mean])×10
0 ここで、TおよびBは画像統計量の上半分および下半分
に対する添え字を意味する。
【0068】SNR均一性は、そのシステムが全体画像
の全体にわたって同じSNRを提供する能力の尺度であ
る。フラットフィールドSNR均一性は、フラットフィ
ールド画像の全体にわたって位置するROI内の平均値
と標準偏差の比を測定することにより計算される。平均
値は単一の照射画像から算出されるが、標準偏差は2つ
の連続する照射によるサブトラクション(減算)画像を
次いでsqrt(2)によって正規化することによって
評価される。ROIのサイズおよび位置は輝度均一性の
位置と同じである。
【0069】SNR不均一性ファクタは、これらの比を
用いて次式により算出される。 [(MaxROI−MinROI)/MeanROI]
×100 ここで、MaxROI、MinROIおよびMeanR
OIは、個々のROIに対する、それぞれ最大値、最小
値および平均値である。
【0070】システム・ノイズ(ノイズ・パワー・スペ
クトル)により、フラットフィールド画像の平均ノイズ
・レベルが測定される。システム・ノイズの算出には、
フラットフィールド・ファントム1800の画像を2つ
用いる。システム・ノイズを決定するためには、先ずそ
のROI内で第1の画像を第2の画像から差し引く。s
qrt(2)で除すことによりノイズを補正する。次
に、2次元フーリエ変換、好ましくは512ポイントの
高速フーリエ変換(FFT)を実施する。次に、2次元
ノイズ・パワー・スペクトルに対しラジアル(radi
al)平均を実施する。最後に、平均信号レベルがその
ROIの各画像の平均値の算術平均として求まる。
【0071】不良ピクセル・アーチファクト検証は、フ
ラットフィールド・ファントム1800の画像3つを解
析することによって決定される。この3つの画像は低線
量レベル、公称線量レベルおよび高線量レベルなどの異
なるX線線量レベルより得られたものである。すべての
ピクセルに対するヒストグラム解析を実施する。そのヒ
ストグラムの幅はSの値により特徴づけられる。その値
がX×Sの外部になったピクセルは、不良ピクセルと判
定される。
【0072】上記のX線システム・パラメータと異な
り、図1のX線ファントム100などの複合X線ファン
トム(複数のサブファントムをもつファントム)を用い
て、たとえばMTFなどの画質パラメータ、コントラス
ト、ダイナミック・レンジなどを測定することができ
る。フラットフィールド・ファントムの傾斜ROI測定
は、ディジタル式半導体X線検出器を備えたX線システ
ムの特性判定に特に適する。フラットフィールドの測定
では、その検出器内の全体数のピクセルをすべてカバー
することができる。
【0073】図19に、本発明による半自動式ファント
ム画像評価システムの好ましい一実施形態のフローチャ
ート1900を示す。図3の自動式ファントム評価シス
テムのフローチャート300に戻ると、この中に記載さ
れた処理により、ステップ320、330および340
において、挿入された未知のファントムが何であるかが
決定される。別法としては、そのシステムは、フローチ
ャート1900に示すように、システムが自動的にその
ファントムを決定するのではなく、ユーザがシステムに
対して使用するファントムを入力するような、半自動方
式で動作するように構成することがある。この場合、ユ
ーザは、手作業による選択、あるいはたとえばコンピュ
ータ・インタフェースを介した選択などによって、使用
するファントムを選択できる。
【0074】フローチャート1900では、先ずステッ
プ1910で、データベースまたは可能性のあるファン
トムの群からユーザが挿入したファントムを選択する。
次にステップ1920において、グレースケール画像を
ファントム画像評価システム内に取り込む。ユーザが挿
入したファントムをすでに選択しているため、その挿入
したファントムの予想されるコンポーネント、標識物お
よびROIは既知である。処理ステップ1930〜19
50は、ファントム群からの既知のROI位置を用いて
図3のフローチャート300内の場合と同様にして進行
する。
【0075】図20に、本発明に従ってファントム・テ
ンプレートをデータベース、またはファントム・テンプ
レートの群に対して追加するためのシステムの好ましい
一実施形態のフローチャート2000を示す。ファント
ム・テンプレートは現在市販の並びに将来に市販される
ファントムのいずれのシステムにも追加することができ
る。ファントム・テンプレートをそのシステムに追加し
終えたのちは、そのテンプレートに対応するファントム
は挿入時に識別でき、X線システムの解析に使用するこ
とができる。このように、本画質評価システムはいかな
るファントムに対しても拡張可能であり、図1および2
のX線ファントム100〜200、あるいは図18のフ
ラットフィールド・ファントム1800に限定されるも
のではない。
【0076】フローチャート2000を参照すると、先
ずステップ2005において、このシステムに追加しよ
うとするファントム・テンプレートに対して特異的な識
別子が選択される。次にステップ2010において、そ
の識別子が抽出ファントム・オブジェクトに割り当てら
れる。このオブジェクトは、新たなファントム・テンプ
レートに対する識別用属性を保持しているデータ構造を
含む。次にステップ2015において、この新たなファ
ントム・テンプレートの幾何学的属性をそのオブジェク
トに追加する。これらの属性は、そのファントムの各コ
ンポーネントのサイズおよび位置を含む。さらに、ファ
ントムのROIがファントム・オブジェクトに追加され
る。幾何学的属性およびROIは、四角形、直線、多角
形、円、点などの事前に定めた基本データの要素を使用
して追加することができる。次にステップ2020にお
いて、ファントムのX線画像内で標識物を識別する。こ
れらの標識物はたとえば高コントラスト・コンポーネン
トや高コントラスト・ライン・セグメントなどの孤立し
た領域とすることがある。次にステップ2025におい
て、ファントムのX線画像上で各標識物を識別すなわち
分類するための方法が決められる。各標識物に独特の属
性に基づいた発見的ルールが使用される。たとえば、標
識物の絶対的サイズまたは相対的サイズ、あるいは標識
物の位置、アスペクト比、密度または向きなどが使用さ
れる。次にステップ2030において、正確に位置を特
定できる登録点を標識物の一部分またはすべてに対して
識別する。たとえば、ライン・セグメント上の点、ライ
ン・セグメントの交点、あるいは対称な標識物の重心な
どが登録点として使用できる。次にステップ2035に
おいて、これらの登録点は、たとえばx−y座標のベク
トルなどの適当なデータ要素として、ファントム・オブ
ジェクトに追加することができる。次に、ステップ20
40において、画像内でこれらの登録点の位置を正確に
特定するための方法が決められる。たとえば、2つのラ
イン・セグメントの交点を数学的に計算することによ
り、これらの登録点の位置が特定される。次にステップ
2045において、たとえば矩形の鉛(Pb)ブロック
の内部のROIなど、高コントラスト・コンポーネント
に対応するROIの位置を決定するための方法が決めら
れる。次にステップ2050において、低コントラスト
・コンポーネントに対応するROIの位置を予測するた
めの幾何学的変換が決められる。たとえば、その幾何学
的変換は登録点に基づく多項式ウォーピングとすること
がある。次にステップ2055において、ROIの解析
に基づいて画質パラメータを計算する方法が決められ
る。最後に、ステップ2060において、新たなファン
トム・テンプレート・オブジェクトがファントム・デー
タベースまたはファントム群内のファントム・テンプレ
ートのリストに追加される。その群内のファントム・テ
ンプレートのリストは、いかなる所望のファントム・テ
ンプレートをも取り出して適用することができるファン
トム・テンプレート管理オブジェクトにより既知であ
る。特に、新規の特別注文のあるいは既製のファントム
に対するモデルまたはテンプレートを作成し、そのシス
テムに追加することができる。
【0077】本発明の特定の要素、実施形態および応用
例について図示し説明してきたが、当業者には、特に上
記の教示に照らして、修正ができることから、本発明が
これらに限定されるものではないことが理解されよう。
したがって、これらの修正形態をカバーすること並びに
本発明の精神および範囲内にあるこうした特徴を取り込
むことは、付属の特許請求の範囲によって企図されてい
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるX線ファントムの好ましい一実施
形態を示す図である。
【図2】クーポン・サブファントムを有する、本発明に
よるX線ファントムの別の好ましい一実施形態を示す図
である。
【図3】本発明による自動式ファントム評価システムの
好ましい一実施形態のフローチャートである。
【図4】本発明による画像コンポーネントを決定するた
めの画像処理のための好ましい一実施形態のフローチャ
ートである。
【図5】本発明の好ましい一実施形態による例示的な画
像ヒストグラムを示すグラフである。
【図6】本発明の好ましい一実施形態による例示的なブ
ロブおよびこれに付随する境界四角形を示す図である。
【図7】本発明によるファントム標識物の位置を特定す
るための好ましい一実施形態のフローチャートである。
【図8】本発明の好ましい一実施形態による、図1のフ
ァントムの垂直ライン・セグメントの位置の決定を示し
た図である。
【図9】本発明の好ましい一実施形態による、図1のフ
ァントムの水平ライン・セグメントの位置の決定を示し
た図である。
【図10】本発明による階段状強度サブファントムの好
ましい一実施形態を示す図である。
【図11】本発明によるコントラスト微細サブファント
ムの好ましい一実施形態を示す図である。
【図12】本発明による解像度サブファントムの好まし
い一実施形態を示す図である。
【図13】本発明による、上側メッシュおよび下側メッ
シュと同様なメッシュ区域の好ましい一実施形態を示す
図である。
【図14】本発明によるクーポン・サブファントムの好
ましい一実施形態を示す図である。
【図15】本発明の好ましい一実施形態による図1のフ
ァントムのROIを示す図である。
【図16】本発明の好ましい一実施形態によるフィデュ
ーシャルの垂直部分および水平部分を取り囲む検索範囲
を示す図である。
【図17】本発明によるサブファントム・パラメータを
測定するための、好ましい一実施形態のフローチャート
である。
【図18】本発明の好ましい一実施形態によるフラット
フィールドX線ファントム1800の好ましい一実施形
態を示す図である。
【図19】本発明による半自動式ファントム画像評価シ
ステムの好ましい一実施形態のフローチャート1900
である。
【図20】本発明によるファントム・テンプレートをフ
ァントム・テンプレートのデータベースまたは群に追加
するためのシステムの好ましい一実施形態のフローチャ
ート2000である。
【符号の説明】
100 X線ファントム 110 ベース 120 位置決め用タブ 130 外周リング 135 空きの区域 140 ライン・セグメント 150 階段状強度サブファントム 152 最薄領域 154 最厚領域 160 コントラスト微細サブファントム 170 解像度サブファントム 175 解像度パターン 180 解像度パターン 180 高強度コントラスト領域 185 低強度コントラスト領域 190 高強度コントラスト領域 190 上側メッシュ 195 低強度コントラスト領域 195 下側メッシュ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ケネス・スコット・カンプ アメリカ合衆国・53188・ウィスコンシン 州・ウォケシャ・クレストウッド ドライ ブ・614 (72)発明者 リチャード・アオフリヒティグ アメリカ合衆国・53226・ウィスコンシン 州・ウォウワトサ・ノース 124ティエイ チ ストリート 105番・2500 (72)発明者 アレグザンダー・ワイ・トクマン アメリカ合衆国・53186・ウィスコンシン 州・ウォケシャ・スプリングデール ロー ド 210番・2416

Claims (34)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 X線画像作成システムの自動式画質評価
    のための方法であって、 取り込んだX線画像内で画像コンポーネントに基づい
    て、標識物(130、140、230、240、183
    0)の位置を特定するステップと、 前記標識物(130、140、230、240、183
    0)に基づいて画像コンポーネント(150、160、
    170、175、195、250、260、270、2
    75、290、295)を決定するために、取り込んだ
    X線画像を処理するステップと、 前記標識物(130、140、230、240、183
    0)に基づいて関心領域を予測するステップと、 前記関心領域内で画質パラメータを測定するステップと
    を含む方法。
  2. 【請求項2】 前記関心領域を予測するため、前記取り
    込んだX線画像内の画像コンポーネント(150、16
    0、170、175、195、250、260、27
    0、275、290、295)を、あらかじめ定めたフ
    ァントム・テンプレート内の予想される画像コンポーネ
    ント(150、160、170、175、195、25
    0、260、270、275、290、295)と合致
    させるステップをさらに含む請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記標識物(130、140、230、
    240、1830)の前記取り込んだX線画像内の位置
    と標識物(130、140、230、240、183
    0)のあらかじめ定めたファントム・テンプレート内で
    の位置とを比較することに基づいて、前記関心領域を予
    測するステップをさらに含む請求項1に記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記標識物(130、140、230、
    240、1830)に基づいて画像登録点960の位置
    を特定するステップをさらに含む請求項1に記載の方
    法。
  5. 【請求項5】 前記画像登録点960に基づいて関心領
    域を予測するステップをさらに含む請求項4に記載の方
    法。
  6. 【請求項6】 画像ヒストグラム500を作成するステ
    ップと、および前記ヒストグラムに基づいて、しきい値
    (560、570)を決定するステップをさらに含む請
    求項1に記載の方法。
  7. 【請求項7】 前記しきい値(560、570)が、前
    記ヒストグラム500内の2つのピーク領域(540、
    550)の位置に基づいて決定される請求項6に記載の
    方法。
  8. 【請求項8】 前記しきい値(560、570)に基づ
    いて前記取り込んだ画像を2値化するステップをさらに
    含む請求項6に記載の方法。
  9. 【請求項9】 連結コンポーネント解析を使用して、前
    記取り込んだ画像内のコンポーネント(150、16
    0、170、175、195、250、260、27
    0、275、290、295)を決定するステップをさ
    らに含む請求項1に記載の方法。
  10. 【請求項10】 ファントム・テンプレート内の前記予
    想される標識物(130、140、230、240、1
    830)が合致しない取り込んだ画像を棄却するステッ
    プをさらに含む請求項2に記載の方法。
  11. 【請求項11】 前記取り込んだ画像の金属製外周リン
    グ(130、230、1830)の中点および半径のう
    ちの少なくとも1つを決定するステップをさらに含む請
    求項1に記載の方法。
  12. 【請求項12】 前記取り込んだ画像内の垂直および水
    平のライン・セグメント140のうちの少なくとも1つ
    の位置を特定するステップをさらに含む請求項1に記載
    の方法。
  13. 【請求項13】 前記取り込んだ画像内の少なくとも1
    つのフィデューシャル240の位置を特定するステップ
    をさらに含む請求項1に記載の方法。
  14. 【請求項14】 前記取り込んだX線画像内の矩形の、
    高コントラスト・コンポーネント(185、275、2
    85)のうちの少なくとも1つの位置を特定するステッ
    プをさらに含む請求項1に記載の方法。
  15. 【請求項15】 前記取り込んだ画像内のクーポン・サ
    ブファントム275を用いて、水平変調伝達関数(MT
    F)および垂直方向MTFのうちの少なくとも1つを測
    定するステップをさらに含む請求項1に記載の方法。
  16. 【請求項16】 前記取り込んだ画像内のメッシュ区域
    (190、195、290、295)のうちの少なくと
    も1つを用いてX線システムの解像度不均一性を測定す
    るステップをさらに含む請求項1に記載の方法。
  17. 【請求項17】 新規の特別注文のあるいは既製のX線
    ファントム向けのテンプレートを追加するステップをさ
    らに含む請求項2に記載の方法。
  18. 【請求項18】 少なくとも1つのシステム・性能パラ
    メータの決定を支援するための、少なくとも1つのサブ
    ファントムを有するファントム(100、200、18
    00)と、 前記ファントムのX線画像を解析するための画像処理プ
    ロセッサとを含む自動式画質評価システム。
  19. 【請求項19】 前記画像処理プロセッサにより、前記
    X線画像内の画像コンポーネント(150、160、1
    70、175、195、250、260、270、27
    5、290、295)を決定する請求項18に記載の評
    価システム。
  20. 【請求項20】 前記画像処理プロセッサにより、前記
    X線画像内のファントム標識物(130、140、23
    0、240、1830)の位置を特定する請求項18に
    記載の評価システム。
  21. 【請求項21】 前記画像処理プロセッサにより、前記
    X線画像内の関心領域を予測する請求項18に記載の評
    価システム。
  22. 【請求項22】 1つのサブファントムに基づいて、前
    記画像処理プロセッサにより少なくとも1つの画質パラ
    メータを測定する請求項18に記載の評価システム。
  23. 【請求項23】 医用画像作成システムからのファント
    ム画像を用いる自動式画質評価のための方法であって、 医用画像作成システム内に装着されたファントム(10
    0、200、1800)を表すグレースケール画像を獲
    得するステップと、 前記グレースケール画像を評価するために、前記ファン
    トム(100、200、1800)の所望の画像に対応
    するあらかじめ定めたファントム・テンプレートに関し
    て前記グレースケール画像を解析するステップとを含む
    方法。
  24. 【請求項24】 前記グレースケール画像を評価するた
    めの前記解析ステップで用いられる、前記グレースケー
    ル画像のコンポーネント(150、160、170、1
    75、195、250、260、270、275、29
    0、295)を決定するステップをさらに含む請求項2
    3に記載の方法。
  25. 【請求項25】 前記グレースケール画像を評価するた
    めに、前記グレースケール画像のコンポーネント(15
    0、160、170、175、195、250、26
    0、270、275、290、295)を、前記ファン
    トム・テンプレートの対応するコンポーネント(15
    0、160、170、175、195、250、26
    0、270、275、290、295)と比較するステ
    ップをさらに含む請求項23に記載の方法。
  26. 【請求項26】 医用画像作成システム内に装着された
    前記ファントム(100、200、1800)に対する
    あらかじめ定めた構成に基づいて、前記グレースケール
    画像内の標識物(130、140、230、240、1
    830)の位置を特定するステップをさらに含む請求項
    23に記載の方法。
  27. 【請求項27】 医用画像作成システム内に装着された
    前記ファントム(100、200、1800)の事前定
    義の特性に基づいて、前記グレースケール画像内の関心
    領域を予測するステップをさらに含む請求項23に記載
    の方法。
  28. 【請求項28】 医用画像作成システム内に装着された
    前記ファントム(100、200、1800)から関心
    領域を表すサブファントム・パラメータを測定するステ
    ップをさらに含む請求項23に記載の方法。
  29. 【請求項29】 前記グレースケール画像を評価するた
    めに、前記グレースケール画像のヒストグラムを作成す
    るステップをさらに含む請求項23に記載の方法。
  30. 【請求項30】 前記グレースケール画像の画像作成特
    性を、少なくとも1つのしきい値(560、570)と
    比較し、前記グレースケール画像を棄却すべきか否かを
    決定するステップをさらに含む請求項23に記載の方
    法。
  31. 【請求項31】 自動式画質評価システムのためのファ
    ントム・テンプレートを決定するための方法であって、 テンプレートの対象となるファントム(100、20
    0、1800)を識別するステップと、 前記ファントムの幾何学的属性を決定するステップと、 前記ファントムの標識物(130、140、230、2
    40、1830)の特性を決定するステップと、 前記ファントムの登録点960を決定するステップと、 前記ファントムの関心領域を決定するステップと、 前記幾何学的属性、前記標識物(130、140、23
    0、240、1830)、前記登録点960および前記
    関心領域を格納し、前記ファントム(100、200、
    1800)に対するファントム・テンプレートを形成す
    るステップとを含む方法。
  32. 【請求項32】 前記登録点960に基づいて幾何学的
    変換を実施し、少なくとも1つの関心領域の位置を予測
    するステップをさらに含む請求項31に記載の方法。
  33. 【請求項33】 前記幾何学的変換が多項式ウォーピン
    グを含む請求項32に記載の方法。
  34. 【請求項34】 前記登録点960が、ライン・セグメ
    ント140上の点、ライン・セグメント240の交点お
    よび対称な標識物の重心のうちの少なくとも1つである
    請求項31に記載の方法。
JP2000215948A 1999-07-15 2000-07-17 複数のファントムのうちの任意のものを用いたx線システムの自動式画質評価のための方法および装置 Expired - Fee Related JP3799222B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US09/354,389 US6694047B1 (en) 1999-07-15 1999-07-15 Method and apparatus for automated image quality evaluation of X-ray systems using any of multiple phantoms
US09/354389 1999-07-15

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001054514A true JP2001054514A (ja) 2001-02-27
JP3799222B2 JP3799222B2 (ja) 2006-07-19

Family

ID=23393119

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000215948A Expired - Fee Related JP3799222B2 (ja) 1999-07-15 2000-07-17 複数のファントムのうちの任意のものを用いたx線システムの自動式画質評価のための方法および装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US6694047B1 (ja)
JP (1) JP3799222B2 (ja)
CN (1) CN1236656C (ja)
FR (1) FR2796480B1 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006064662A (ja) * 2004-08-30 2006-03-09 Anritsu Sanki System Co Ltd 異物検出方法、異物検出プログラム及び異物検出装置
JP2006167456A (ja) * 2004-12-13 2006-06-29 Siemens Ag X線診断装置およびx線診断装置の作動方法
JP2013022309A (ja) * 2011-07-22 2013-02-04 Shimadzu Corp 画質評価方法およびそれを用いたx線透視撮影装置
KR101239133B1 (ko) 2011-05-20 2013-03-11 주식회사 인피니트헬스케어 의료용 방사선 촬영을 위한 디지털 팬텀, 디지털 팬텀을 이용한 의료 영상 처리 방법 및 시스템
WO2014175421A1 (ja) * 2013-04-26 2014-10-30 富士フイルムRiファーマ株式会社 被験者の診断を支援するための指標を算出する情報処理装置
JP2016005818A (ja) * 2015-10-14 2016-01-14 国立大学法人東北大学 評価用補助具
JP2017070453A (ja) * 2015-10-06 2017-04-13 株式会社リガク 骨塩密度の解析装置、解析方法および解析プログラム
US10646182B2 (en) 2013-04-26 2020-05-12 Fujifilm Ri Pharma Co., Ltd. Information processing apparatus that calculates index indicating probability of event occurring to patient in future

Families Citing this family (69)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20020186818A1 (en) * 2000-08-29 2002-12-12 Osteonet, Inc. System and method for building and manipulating a centralized measurement value database
US6904123B2 (en) 2000-08-29 2005-06-07 Imaging Therapeutics, Inc. Methods and devices for quantitative analysis of x-ray images
US7467892B2 (en) * 2000-08-29 2008-12-23 Imaging Therapeutics, Inc. Calibration devices and methods of use thereof
WO2002017789A2 (en) * 2000-08-29 2002-03-07 Imaging Therapeutics Methods and devices for quantitative analysis of x-ray images
JP2002143136A (ja) * 2000-08-31 2002-05-21 Fuji Photo Film Co Ltd 異常陰影候補検出方法および検出処理システム
US7660453B2 (en) 2000-10-11 2010-02-09 Imaging Therapeutics, Inc. Methods and devices for analysis of x-ray images
US8639009B2 (en) 2000-10-11 2014-01-28 Imatx, Inc. Methods and devices for evaluating and treating a bone condition based on x-ray image analysis
AU2002233178A1 (en) * 2001-02-26 2002-10-03 Visible Diagnostic Method of detecting and segmenting characteristics areas in a picture, and use of the method
EP1389947B1 (en) 2001-05-25 2009-08-26 Imaging Therapeutics, Inc. Methods to diagnose treat and prevent bone loss
JP3945622B2 (ja) * 2001-11-02 2007-07-18 富士フイルム株式会社 画像評価方法および装置並びにプログラム
US7085430B2 (en) * 2001-11-23 2006-08-01 Imaging Dynamics Company Ltd. Correcting geometric distortion in a digitally captured image
FR2857484A1 (fr) * 2002-04-15 2005-01-14 Ge Medical Syst Sa Scoring automatique en radiologie numerique, en particulier en mammographie
US6959106B1 (en) * 2002-04-16 2005-10-25 General Electric Company Method and apparatus for detecting low contrast object in a diagnostic image
KR100592956B1 (ko) * 2002-06-03 2006-06-23 삼성전자주식회사 방사선 영상 장치 및 초점 조정 방법
US7840247B2 (en) 2002-09-16 2010-11-23 Imatx, Inc. Methods of predicting musculoskeletal disease
US8965075B2 (en) 2002-09-16 2015-02-24 Imatx, Inc. System and method for predicting future fractures
CN1689020A (zh) * 2002-09-16 2005-10-26 成像治疗仪股份有限公司 用于肌肉骨骼疾病的成像标记物
US6944265B2 (en) * 2002-11-25 2005-09-13 Ge Medical Systems Global Technology Company, Llc Image pasting using geometry measurement and a flat-panel detector
FR2851359B1 (fr) * 2003-02-14 2005-05-06 Ge Med Sys Global Tech Co Llc Procede et dispositif de calibration et de correction de niveaux de gris
US7256392B2 (en) * 2003-03-03 2007-08-14 Fujifilm Corporation Inspection method of radiation imaging system and medical image processing apparatus using the same, and phantom for use of inspection of radiation imaging system
US7664298B2 (en) 2003-03-25 2010-02-16 Imaging Therapeutics, Inc. Methods for the compensation of imaging technique in the processing of radiographic images
JP2004357868A (ja) * 2003-06-03 2004-12-24 Fuji Photo Film Co Ltd Qcファントム
WO2005027732A2 (en) 2003-09-19 2005-03-31 Imaging Therapeutics, Inc. Method for bone structure prognosis and simulated bone remodeling
US8290564B2 (en) * 2003-09-19 2012-10-16 Imatx, Inc. Method for bone structure prognosis and simulated bone remodeling
CN1306454C (zh) * 2003-11-06 2007-03-21 Ge医疗***环球技术有限公司 调制传递函数测量方法和***
WO2005057493A1 (en) * 2003-12-10 2005-06-23 Agency For Science, Technology And Research Methods and apparatus for binarising images
US7189000B2 (en) * 2003-12-22 2007-03-13 Kabushiki Kaisha Toshiba Image-quality control system
WO2006034018A2 (en) 2004-09-16 2006-03-30 Imaging Therapeutics, Inc. System and method of predicting future fractures
JP2008538293A (ja) * 2004-11-24 2008-10-23 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ コンピュータ断層撮影方法、及びコンピュータ断層撮影装置
US20090147925A1 (en) * 2005-04-13 2009-06-11 Lodox Systems (Proprietary) Limited Calibration tool and a method of calibrating an imaging system
US7680311B2 (en) * 2005-04-15 2010-03-16 Carestream Health, Inc. System aid for digital radiographic image quality verification
EP1741389A1 (en) * 2005-07-06 2007-01-10 Agfa-Gevaert Method for cancelling the impact of the physical property variability on the image quality performance of a digital imaging system
US7488107B2 (en) * 2005-08-18 2009-02-10 General Electric Company Method and apparatus to detect and correct alignment errors in x-ray systems used to generate 3D volumetric images
US7503694B2 (en) * 2006-02-08 2009-03-17 Gray Joel E Dental image quality and dose analyzer
DE102006014625B3 (de) * 2006-03-29 2007-10-25 Siemens Ag Verfahren zur Reduktion von Stufenartefakten in einer Cardio-CT-Darstellung sowie zugehöriges Speichermedium
US7642506B2 (en) * 2006-10-18 2010-01-05 Carestream Health, Inc. Phantom for radiological system calibration
EP1935340B1 (en) * 2006-12-19 2017-11-01 Agfa HealthCare NV Method for neutralizing image artifacts prior to the determination of the Signal-to-noise ratio in CR/DR radiography systems
CA2678065C (en) * 2007-02-19 2016-01-19 The University Of Western Ontario An apparatus for assisting determination of detective quantum efficiency
US7959742B2 (en) * 2007-07-11 2011-06-14 Whirlpool Corporation Outer support body for a drawer-type dishwasher
US8271074B2 (en) * 2007-11-29 2012-09-18 Honeywell International Inc. Dynamic calibration of physiologically driven image triage systems
US7991195B2 (en) * 2008-02-25 2011-08-02 Honeywell International Inc. Target specific image scaling for effective rapid serial visual presentation
US20090268953A1 (en) * 2008-04-24 2009-10-29 Apteryx, Inc. Method for the automatic adjustment of image parameter settings in an imaging system
CN100571620C (zh) * 2008-07-29 2009-12-23 四川大学华西医院 一种核磁共振成像设备稳定性及成像指标的测量方法
GB0821561D0 (en) * 2008-11-26 2008-12-31 Siemens Medical Solutions Automated image quality test computation
US8939917B2 (en) * 2009-02-13 2015-01-27 Imatx, Inc. Methods and devices for quantitative analysis of bone and cartilage
CN101884544B (zh) * 2009-05-12 2014-12-10 Ge医疗***环球技术有限公司 图像获取方法及装置和x光拍片机
US8308362B2 (en) * 2009-10-27 2012-11-13 Dental Imaging Consultants, LLC Quality assurance phantom for digital dental imaging and related method
JP5826469B2 (ja) 2010-07-30 2015-12-02 国立大学法人東北大学 評価用補助具
US8781075B2 (en) 2011-01-07 2014-07-15 General Electric Company Wireless communication in a medical imaging or monitoring system
WO2012104735A1 (en) * 2011-02-01 2012-08-09 Koninklijke Philips Electronics N.V. Spectral signal-to-noise ratio test for x-ray imaging
US20130026353A1 (en) * 2011-07-27 2013-01-31 Siemens Medical Solutions Usa, Inc. Conical Water-Equivalent Phantom Design for Beam Hardening Correction in Preclinical Micro-CT
CN102631211B (zh) * 2012-04-13 2013-07-24 鄢铃 一种cr/dr综合检测模体
US10883303B2 (en) 2013-01-07 2021-01-05 WexEnergy LLC Frameless supplemental window for fenestration
US9691163B2 (en) 2013-01-07 2017-06-27 Wexenergy Innovations Llc System and method of measuring distances related to an object utilizing ancillary objects
US10196850B2 (en) 2013-01-07 2019-02-05 WexEnergy LLC Frameless supplemental window for fenestration
US9230339B2 (en) 2013-01-07 2016-01-05 Wexenergy Innovations Llc System and method of measuring distances related to an object
US9845636B2 (en) 2013-01-07 2017-12-19 WexEnergy LLC Frameless supplemental window for fenestration
US8923650B2 (en) 2013-01-07 2014-12-30 Wexenergy Innovations Llc System and method of measuring distances related to an object
JP6253256B2 (ja) * 2013-05-23 2017-12-27 キヤノン株式会社 ファントム
US9466012B2 (en) * 2013-07-11 2016-10-11 Radiological Imaging Technology, Inc. Phantom image classification
CN103439157B (zh) * 2013-08-15 2016-04-27 国家电网公司 一种盆式绝缘子点状缺陷数字射线检测试块及制作方法
US10327731B2 (en) * 2014-12-30 2019-06-25 Korea Research Institute Of Standards And Science Unit-of-module mapping phantom for multiple purposes and multiple fusion images
CN104997525B (zh) * 2015-06-10 2018-02-13 广州七喜医疗设备有限公司 一种数字放射影像设备关键部件选型的装置与方法
CN106353828B (zh) * 2015-07-22 2018-09-21 清华大学 在安检***中估算被检查物体重量的方法和装置
CN105943067B (zh) * 2016-06-06 2018-11-20 辽宁开普医疗***有限公司 一种x射线质量对比评估装置及方法
US10533364B2 (en) 2017-05-30 2020-01-14 WexEnergy LLC Frameless supplemental window for fenestration
JP7219888B2 (ja) * 2019-02-14 2023-02-09 プリズマティック、センサーズ、アクチボラグ X線画像システムの較正
US11918401B2 (en) 2020-01-09 2024-03-05 Idexx Laboratories, Inc. Methods and systems for x-ray imaging and labeling
AT524993A1 (de) * 2021-04-15 2022-11-15 Seibersdorf Labor Gmbh Computerimplementiertes Verfahren zur automatisierten Überprüfung der Bildqualität einer Röntgeneinrichtung

Family Cites Families (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4126789A (en) 1977-06-06 1978-11-21 Vogl Thomas M X-ray phantom
US5544238A (en) 1989-11-24 1996-08-06 Thomas Jefferson University Method of and apparatus for standardizing and monitoring beam quality in mammography
US5063583A (en) 1989-11-24 1991-11-05 Thomas Jefferson University Method and apparatus for testing radiographic film processors
US6405072B1 (en) * 1991-01-28 2002-06-11 Sherwood Services Ag Apparatus and method for determining a location of an anatomical target with reference to a medical apparatus
US5299253A (en) * 1992-04-10 1994-03-29 Akzo N.V. Alignment system to overlay abdominal computer aided tomography and magnetic resonance anatomy with single photon emission tomography
DE4238268C2 (de) 1992-11-12 1998-07-02 Siemens Ag Verfahren und Vorrichtung zur Abnahme- und Konstanzprüfung filmloser Dental-Röntgengeräte
US5481587A (en) 1994-05-09 1996-01-02 Lunar Corporation Radiographic phantom for vertebral morphometry
US5600574A (en) * 1994-05-13 1997-02-04 Minnesota Mining And Manufacturing Company Automated image quality control
US5511107A (en) * 1994-08-05 1996-04-23 Photoelectron Corporation X-ray phantom apparatus
DE4433344C1 (de) * 1994-09-19 1995-11-09 Agfa Gevaert Ag Stimulierbare Phosphorfolie und Verfahren zum Testen einer digitalen Abtastvorrichtung für stimulierbare Phosphorfolien
EP0724167B1 (en) * 1995-01-25 1997-04-09 Agfa-Gevaert N.V. Method for quality assurance in digital radiography
US5651046A (en) 1995-06-22 1997-07-22 Duke University Anatomic phantom for evaluation of projection radiographic imaging systems
US5892840A (en) * 1996-02-29 1999-04-06 Eastman Kodak Company Method and apparatus for irradiation field detection in digital radiographic images
US5841835A (en) * 1997-03-31 1998-11-24 General Electric Company Apparatus and method for automatic monitoring and assessment of image quality in x-ray systems
US6148095A (en) * 1997-09-08 2000-11-14 University Of Iowa Research Foundation Apparatus and method for determining three-dimensional representations of tortuous vessels
US6018590A (en) * 1997-10-07 2000-01-25 Eastman Kodak Company Technique for finding the histogram region of interest based on landmark detection for improved tonescale reproduction of digital radiographic images
US6473659B1 (en) * 1998-04-10 2002-10-29 General Electric Company System and method for integrating a plurality of diagnostic related information
US6370480B1 (en) * 1999-05-21 2002-04-09 General Electric Company Quantitative analysis system and method for certifying ultrasound medical imaging equipment
US6231231B1 (en) * 1999-06-24 2001-05-15 General Electric Company Modular interchangeable phantoms for multiple x-ray systems
US6409383B1 (en) * 2000-03-14 2002-06-25 Eastman Kodak Company Automated and quantitative method for quality assurance of digital radiography imaging systems

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006064662A (ja) * 2004-08-30 2006-03-09 Anritsu Sanki System Co Ltd 異物検出方法、異物検出プログラム及び異物検出装置
JP2006167456A (ja) * 2004-12-13 2006-06-29 Siemens Ag X線診断装置およびx線診断装置の作動方法
KR101239133B1 (ko) 2011-05-20 2013-03-11 주식회사 인피니트헬스케어 의료용 방사선 촬영을 위한 디지털 팬텀, 디지털 팬텀을 이용한 의료 영상 처리 방법 및 시스템
JP2013022309A (ja) * 2011-07-22 2013-02-04 Shimadzu Corp 画質評価方法およびそれを用いたx線透視撮影装置
WO2014175421A1 (ja) * 2013-04-26 2014-10-30 富士フイルムRiファーマ株式会社 被験者の診断を支援するための指標を算出する情報処理装置
JP2014215221A (ja) * 2013-04-26 2014-11-17 富士フイルムRiファーマ株式会社 情報処理装置及びコンピュータプログラム
US10098608B2 (en) 2013-04-26 2018-10-16 Fujifilm Ri Pharma Co., Ltd. Information processing apparatus for calculating index for supporting diagnosis of subject
US10646182B2 (en) 2013-04-26 2020-05-12 Fujifilm Ri Pharma Co., Ltd. Information processing apparatus that calculates index indicating probability of event occurring to patient in future
JP2017070453A (ja) * 2015-10-06 2017-04-13 株式会社リガク 骨塩密度の解析装置、解析方法および解析プログラム
JP2016005818A (ja) * 2015-10-14 2016-01-14 国立大学法人東北大学 評価用補助具

Also Published As

Publication number Publication date
US6694047B1 (en) 2004-02-17
FR2796480B1 (fr) 2005-05-20
CN1236656C (zh) 2006-01-11
JP3799222B2 (ja) 2006-07-19
FR2796480A1 (fr) 2001-01-19
CN1283953A (zh) 2001-02-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3799222B2 (ja) 複数のファントムのうちの任意のものを用いたx線システムの自動式画質評価のための方法および装置
US9858659B2 (en) Pattern inspecting and measuring device and program
US7180062B2 (en) Pattern measuring method
JP4933689B2 (ja) 測定マークの評価方法、物体測量方法および測定マーク
US20080012967A1 (en) Defective-area correction apparatus, method and program and radiation detection apparatus
JPH06251127A (ja) 照射領域の認識方法
JPH08335271A (ja) 画像診断支援装置の画像処理方法
JP2006333922A (ja) 照射野領域抽出方法及び放射線撮影装置
CN106667512A (zh) X射线成像设备的几何校正方法、乳腺断层成像设备
US7256392B2 (en) Inspection method of radiation imaging system and medical image processing apparatus using the same, and phantom for use of inspection of radiation imaging system
US8045806B2 (en) Method and device for identifying material boundaries of a test object
JP2018004632A (ja) パターン検査方法およびパターン検査装置
Said et al. Robust automatic void detection in solder balls
TWI240225B (en) Pattern evaluation device, pattern evaluation method, and recording medium for recording the computer-executable program for pattern evaluation method
CN113177935A (zh) 一种近红外光强均匀性检测方法、装置及计算机设备
Ulrich et al. Automated model‐based quantitative analysis of phantoms with spherical inserts in FDG PET scans
US7024031B1 (en) System and method for inspection using off-angle lighting
Timp et al. A regional registration method to find corresponding mass lesions in temporal mammogram pairs
CN114445499A (zh) 棋盘格角点自动提取方法、***、设备及介质
JP2003233851A (ja) 画像による硬貨の真偽/正損判定方法及び装置
CN113554688B (zh) 一种基于单目视觉的o型密封圈尺寸测量方法
Pinto Pereira et al. Automated registration of diagnostic to prediagnostic x‐ray mammograms: Evaluation and comparison to radiologists’ accuracy
US20030086626A1 (en) Image evaluating method and apparatus
Torfeh et al. Software tools dedicated for an automatic analysis of the CT scanner quality control images
US7218770B2 (en) Ball grid array modeling for inspecting surface mounted devices

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050920

RD14 Notification of resignation of power of sub attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7434

Effective date: 20051031

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051216

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060328

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060424

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090428

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100428

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100428

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110428

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120428

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120428

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130428

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130428

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140428

Year of fee payment: 8

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees