JP2001054346A - 衛生害虫捕獲装置 - Google Patents

衛生害虫捕獲装置

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JP2001054346A
JP2001054346A JP11230572A JP23057299A JP2001054346A JP 2001054346 A JP2001054346 A JP 2001054346A JP 11230572 A JP11230572 A JP 11230572A JP 23057299 A JP23057299 A JP 23057299A JP 2001054346 A JP2001054346 A JP 2001054346A
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JP
Japan
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space
sanitary
attracting
capturing
pest
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Pending
Application number
JP11230572A
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English (en)
Inventor
Yutaka Yoshida
田 裕 吉
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ARUTAN KK
Original Assignee
ARUTAN KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 蝿等の衛生害虫の習性等を取り入れ、簡便に
効率的に衛生害虫を捕獲できる衛生害虫捕獲装置を提供
する。 【解決手段】 衛生害虫捕獲装置は、衛生害虫(2)を
誘引する臭い物(7)が載置され衛生害虫を誘引する誘
引空間(3)を形成する下部箱体(1)と、衛生害虫を
捕収する捕収空間(4)を誘引空間(3)の上方に形成
する上部箱体(2)とを備え、誘引空間(3)と捕収空
間(4)とは、頂部に衛生害虫が通過可能な開口部
(6)が形成され上方に向かって先細に収束する隔壁体
(5)によって区画され、上部箱体(2)には捕収空間
(4)に外部光が入光可能な窓部(9)が形成されてい
ることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、蠅等の衛生害虫を
捕収して退治する衛生捕獲装置に関する。
【0002】
【従来の技術】飲食店において蝿等の衛生害虫が飛び回
ることは食品衛生上あるいは接客上好ましくない。
【0003】また、酪農や養豚の現場においては、必然
的に蝿等の衛生害虫が発生しやすく、放置すると加速度
的に増え好ましくない。
【0004】蝿等の衛生害虫を捕獲退治する器具とし
て、接着剤が塗布された蝿取りテープをはじめ、種々の
衛生害虫捕獲装置が知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
衛生害虫捕獲装置は、蝿等の衛生害虫の習性等を十分に
取り入れて構成されたものではなく、このため、簡便に
効率的に衛生害虫を捕獲できるものではなかった。
【0006】そこで、本発明の目的は、上記従来技術の
有する問題を解消し、蝿等の衛生害虫の習性等を取り入
れ、簡便に効率的に衛生害虫を捕獲できる衛生害虫捕獲
装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明に係る衛生害虫捕獲装置は、衛生害虫を誘
引する臭い物が載置され衛生害虫を誘引する誘引空間を
形成する下部箱体と、衛生害虫を捕収する捕収空間を前
記誘引空間の上方に形成する上部箱体とを備え、前記誘
引空間と前記捕収空間とは、頂部に衛生害虫が通過可能
な開口部が形成され上方に向かって先細に収束する隔壁
体によって区画され、前記上部箱体には前記捕収空間に
外部光が入光可能な窓部が形成されていることを特徴と
する。
【0008】また、前記下部箱体と前記上部箱体とは単
一のシート材から組み立て可能であることを特徴とす
る。
【0009】本発明は、本発明者が衛生害虫の習性を注
意深く観察して得られた洞察に基づいて想到するに至っ
たものである。
【0010】上述の発明において、臭い物の発する臭い
に誘われて衛生害虫が下部箱体内に形成された誘引空間
内へ誘い込まれ、上部箱体には外部光が入光可能な窓部
が形成されているので、誘引空間に誘い込まれた衛生害
虫は明るさに向かって移動しようとする習性に従って、
隔壁体の裏側面に沿って開口部に向かって移動する。こ
のとき、隔壁体は上方に向かって先細に収束して形成さ
れているので、隔壁体の裏側面を移動する衛生害虫には
下方に向かって重力が作用し、その習性として、重力に
よって振り落とされないように同じ動作を繰り返し、さ
らに開口部に向かって移動することを続け、最終的に開
口部に達する。退却を避け前進しようとするその習性に
従って誘引空間から捕収空間へ移り、捕収空間に一度移
動した衛生害虫は、その習性に従って、明るい捕収空間
から開口部を通って誘引空間へ退却することはなく、最
終的に捕収空間内に補収される。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明に係
る衛生害虫捕獲装置の一実施の形態について説明する。
【0012】図1において、衛生害虫捕獲装置は、正方
角柱状の外箱体を備え、外箱体は下部箱体1と下部箱体
1の上方にある上部箱体2とから構成されている。下部
箱体1の内部に衛生害虫を誘引する誘引空間3が形成さ
れている。上部箱体2の内部には、衛生害虫を捕収する
捕収空間4が形成されている。誘引空間3と捕収空間4
は、上方に向かって先細に収束するほぼ4角錐状の隔壁
体5によって区画されている。隔壁体5の頂部には、誘
引空間3と捕収空間4とを連通し、衛生害虫が通行可能
な4角形状の開口部6が形成されている。
【0013】下部箱体1の側面には、外部から衛生害虫
を誘引するための長半円形状の誘引口8が形成されてお
り、下部箱体1の底面上には衛生害虫を誘引する臭い物
7が載置される。
【0014】なお、臭い物7を捕収空間4内の隔壁体5
上に載置してもよい。この場合、捕収空間4を形成する
上面を開けることによって臭い物7を捕収空間4内の隔
壁体5上に載置することができる。
【0015】上部箱体2の側面には捕収空間4に外部光
が入光可能な不織布が貼られた窓部9が形成されてい
る。臭い物7としては、動植物を原材料とする誘引剤
や、魚等の生ものや残菜等の蠅等の好むものであれば何
でもよい。
【0016】開口部6は隔壁体5の頂部に形成されてい
るが、頂部より下方の壁面に、さらに他の開口部が設け
られていてもよい。
【0017】誘引口8の形状は長半円形状の例を示した
が、他の長方形状や三角状等の他の形状であってもよ
い。また、誘引口8の大きさについては、あまり大きす
ぎると誘引口8から一度入った衛生害虫が隔壁体5の裏
面を上昇する前に再び誘因口8から外部へ逃げてしまう
おそれがあり、小さすぎると誘引口8から誘因空間3へ
誘因しにくくなるので、下部箱体1の大きさとの関係で
適度に設定する必要がある。また、誘引口8に複数の縦
の格子を設けてもよく、これによって、衛生害虫を誘因
空間3内へ誘因しやすくできるとともに、一度誘因空間
3へ誘因した衛生害虫が捕収空間4へ移動する前に外部
へ逃げてしまうことを防止することができる。
【0018】図2は衛生害虫捕獲装置を構成する下部箱
体1と上部箱体2とからなる外箱体の分解図であり、外
箱体は、4個の長方形の部分を90度の角度で折り曲
げ、上下に形成された突出部10を差込溝11に差込
み、組み立てられる。
【0019】図3は4角錐状の隔壁体5の分解図であ
り、隔壁体5は、4個の三角形状部分を折り曲げ、突出
部5aを下部箱体1の誘引口8の上方に形成された差込
溝12に差込み、のりしろ部5bに塗布された接着糊を
用いてのりしろ部5bを下部箱体1の内側壁面に張り付
け、誘引空間3と捕収空間4とを区画するように外箱体
の内壁に取り付けられる。
【0020】図2及び図3に示すように、下部箱体1と
上部箱体2とからなる外箱体と隔壁体5は各々単一のシ
ート材から組み立て可能であるので、衛生害虫捕獲装置
は、安価に製造することが可能になるとともに、扁平な
シート状の製品として市場に流通させることが可能にな
る。
【0021】下部箱体1と上部箱体2からなる外箱体
は、設置場所にただ置くだけでもよく、あるいは上部箱
体2の頂部にひもを付けて吊るすようにしてもよい。
【0022】次に、本実施の形態の作用について説明す
る。
【0023】臭い物7の発する臭いに誘われて蠅等の衛
生害虫が誘引口8から下部箱体1内に形成された誘引空
間3内へ誘い込まれる。上部箱体2には外部光が入光可
能な窓部9が形成されているので、誘引空間3に誘い込
まれた衛生害虫には開口部6の上方は明るく見える。
【0024】図4に示すように、衛生害虫20は、明る
さに向かって移動しようとする多くの衛生害虫が有する
習性に従って、開口部6の上方に見える明るさに向かっ
て開口部6を目指して移動し、隔壁体5の裏側面5aに
沿って開口部6に向かって移動する。このとき、隔壁体
5は上方に向かって先細に収束して形成されているの
で、隔壁体5の裏側面5aを移動する衛生害虫20には
下方に向かって重力が作用する。衛生害虫20は、その
習性として、重力によって振り落とされないようになお
一層強く、同じ動作を繰り返し、また、上方向に上昇移
動しようとする習性も相伴って、さらに開口部6に向か
って移動することを続け、最終的に開口部6に達する。
開口部6から顔を出した衛生害虫20は、退却を避け前
進しようとするその習性に従って、誘引空間2から捕収
空間4へ移る。誘引空間2から捕収空間4に一度移動し
た衛生害虫20は、その習性に従って、明るい捕収空間
4から開口部6を通って誘引空間2へ退却することはな
く、最終的に捕収空間4内に補収され、命が絶たせられ
る。
【0025】上述したように、本実施の形態によれば、
簡易に組立可能な衛生害虫捕獲装置によって、衛生害虫
の習性を利用して効率的に衛生害虫を補収することが可
能になる。
【0026】上述の説明において、衛生害虫20として
蠅等を例にとり説明したが、蠅等としてはチョウ蠅ヤハ
ヤトビ蠅やユスリカ等が例示され、また、衛生害虫20
として、ゴキブリや蚊等の他の衛生害虫であってもよ
く、また、農作物の害を与えるかめ虫や蟻等の不快害虫
や、昆虫や甲虫類であってもよい。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の構成によ
れば、衛生害虫の習性を利用して誘引し補収することが
可能であるので、簡易な構成によって効率的に衛生害虫
を捕獲することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の衛生害虫捕獲装置の一実施の形態を示
す一部切り欠き斜視図。
【図2】本発明の衛生害虫捕獲装置の外箱体を分解図。
【図3】本発明の衛生害虫捕獲装置の隔壁体の分解図。
【図4】図1のA−Aに向かって見た断面図であり、衛
生害虫が誘引空間から捕収空間へ移動する仕組みを説明
する図。
【符号の説明】
1 下部箱体 2 上部箱体 3 誘引空間 4 捕収空間 5 隔壁体 6 開口部 7 臭い物 8 誘引口 9 窓部 20 衛生害虫

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】衛生害虫を誘引する臭い物が載置され衛生
    害虫を誘引する誘引空間を形成する下部箱体と、衛生害
    虫を捕収する捕収空間を前記誘引空間の上方に形成する
    上部箱体とを備え、 前記誘引空間と前記捕収空間とは、頂部に衛生害虫が通
    過可能な開口部が形成され上方に向かって先細に収束す
    る隔壁体によって区画され、 前記上部箱体には前記捕収空間に外部光が入光可能な窓
    部が形成されていることを特徴とする衛生害虫捕獲装
    置。
  2. 【請求項2】前記下部箱体と前記上部箱体とは単一のシ
    ート材から組み立て可能であることを特徴とする請求項
    1に記載の衛生害虫捕獲装置。
JP11230572A 1999-08-17 1999-08-17 衛生害虫捕獲装置 Pending JP2001054346A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20130067797A1 (en) * 2011-09-21 2013-03-21 John M. Aroniss Ground trap for eastern cicada killer wasp
US20130212926A1 (en) * 2012-02-22 2013-08-22 Elisabeth McGavin Flying Insect Trap
JP2013542734A (ja) * 2010-11-05 2013-11-28 ニサス・コーポレーション 蚊取り器

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Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20011221