JP2001051995A - ドキュメント編集装置 - Google Patents

ドキュメント編集装置

Info

Publication number
JP2001051995A
JP2001051995A JP11226443A JP22644399A JP2001051995A JP 2001051995 A JP2001051995 A JP 2001051995A JP 11226443 A JP11226443 A JP 11226443A JP 22644399 A JP22644399 A JP 22644399A JP 2001051995 A JP2001051995 A JP 2001051995A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
document
editing
shared
exclusive
user
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11226443A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2001051995A5 (ja
Inventor
Hiroshi Katsurabayashi
浩 桂林
Takashi Noguchi
孝 野口
Akira Kurosawa
明 黒澤
Nobuyuki Takeo
信行 竹尾
Tomohiro Sato
知弘 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP11226443A priority Critical patent/JP2001051995A/ja
Publication of JP2001051995A publication Critical patent/JP2001051995A/ja
Publication of JP2001051995A5 publication Critical patent/JP2001051995A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Document Processing Apparatus (AREA)
  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 共有ドキュメント中に特定ユーザに対して排
他的編集権を設定した個人ドキュメント部を設け、排他
的な編集制御による不便さを解消する。 【解決手段】 ドキュメント格納部22に複数のユーザ
に共有される共有ドキュメントを格納し、ユーザからの
要求に応じてロック情報管理部23が共有ドキュメント
に対する排他的な編集権を発行し、排他的編集権に基づ
く編集内容のみをドキュメント格納部22に上書格納さ
せて、共有ドキュメントの矛盾なき編集を行う。そし
て、単一の共有ドキュメントを、この排他的編集制御を
行う共有ドキュメント部と個人ドキュメント部とから構
成し、ロック情報管理部23が、個人ドキュメント部に
ついては制御対象から除外して、排他的編集権が共有ド
キュメント部に設定されていても、個人ドキュメント部
についてはユーザが編集を施すことができるようにす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の電子的なド
キュメントを複数のユーザが共有して編集作業を行うド
キュメント編集装置に関し、特に、共有ドキュメント
を、排他的編集権に基づいてのみ編集することがきる共
有ドキュメント部と、特定のユーザに対する排他的編集
権を予め設定した個人ドキュメント部とから構成したド
キュメント編集装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子データによりドキュメントを作成
し、このドキュメントを複数のユーザ(作業者)により
編集して作業を進めることができる装置として共有ドキ
ュメントの編集装置が知られている。このような共有ド
キュメントの編集装置は、例えばクライアントサーバシ
ステムによって構成され、サーバ装置で管理されている
共有ドキュメントに対して各クライアント装置を操作す
る複数のユーザによって編集作業を進めることができる
ようになっている。
【0003】このような共有ドキュメントの編集装置で
は、同一の共有ドキュメントに対して複数のユーザが同
時に編集を加えてしまうと、共有ドキュメントの記述内
容の整合性が損なわれてしまうため、これを避けるため
に、排他的編集権を与えられたユーザのみが当該権利に
対応する共有ドキュメントに編集を加えることができる
排他的な編集制御を行っている。また、電子データドキ
ュメントを編集するドキュメント編集装置には、記述内
容を含む透過的レイヤを複数重ねて画面に表示すること
により一体のドキュメントを構成し、ベースとなる記述
にレイヤを追加することにより記述内容を追加して行く
ものがある。
【0004】すなわち、ドキュメントは透明な複数のレ
イヤから成っており、ユーザは各レイヤ上に任意の書き
込みを行うことができる。これら複数のレイヤを重ねて
画面表示することで各レイヤの記述内容を重ねて表示
し、1つのドキュメントとして画面表示することができ
る。また、ユーザがコメント等の新たな記述内容をドキ
ュメントに追加するときには、新規レイヤを一時的に作
成してこれにコメントを書き込み、当該新規レイヤを確
定操作によりドキュメントに追加することで、ドキュメ
ントに新たな記述内容が追加される。
【0005】上記のようなドキュメント編集装置によれ
ば、ユーザが、ドキュメントに対して新たな記述内容を
含むレイヤを追加することによりドキュメントの記述内
容を自由に追加することができ、また、既存のレイヤを
削除することによりドキュメントの記述内容を自由に削
除することができる。このような利便性から、上記のよ
うなドキュメント編集装置は複数のユーザによって共有
ドキュメントに各ユーザが編集を加えて行くことにより
ドキュメントを完成させる協調作業システムにも用いら
れている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
共有ドキュメントの編集装置にあっては、ドキュメント
に排他的編集権が設定されると、当該編集権が解除され
るまでは当該ドキュメントに対して他のユーザは編集処
理を加えることができず、協調作業の進行に支障を来し
てしまう場合が生じていた。
【0007】本発明は、上記従来の事情に鑑みなされた
もので、共有ドキュメント中に特定のユーザに対して予
め排他的編集権を設定した個人ドキュメント部を設ける
ことにより、排他的な編集制御による不便さを解消した
ドキュメント編集装置を提供することを目的とする。ま
た、本発明は、共有ドキュメントを複数のレイヤ構造と
して、レイヤ毎に共有ドキュメント部と個人ドキュメン
ト部とを設定し、共有ドキュメント部への排他的編集権
を有しないユーザも、一定の条件の下に共有ドキュメン
ト部へのレイヤの追加を行えるようにして排他的な編集
制御による不便さを解消したドキュメント編集装置を提
供することを目的とする。なお、本発明の更なる目的
は、以下の説明において明らかなところである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係るドキュメン
ト編集装置では、ドキュメント格納部に複数のユーザに
共有される共有ドキュメントを格納しており、ユーザか
らの要求に応じてロック情報管理部が共有ドキュメント
に対する排他的な編集を許可し、ロック情報管理部が発
行した排他的編集権に一致する排他的編集権に基づく編
集内容のみをドキュメント格納部に上書き格納させるこ
とにより、排他的編集権を有したユーザにのみ共有ドキ
ュメントの編集を行わせる排他的編集制御を行う。
【0009】そして、本発明に係るドキュメント編集装
置では、単一の共有ドキュメントを、上記の排他的編集
制御を行う共有ドキュメント部と、特定のユーザに対す
る排他的編集権を設定した個人ドキュメント部とから構
成しており、ロック情報管理部が、個人ドキュメント部
については制御対象から除外して、共有ドキュメント部
について上記の排他的編集制御を行うことにより、排他
的編集権が共有ドキュメント部に設定されていても、個
人ドキュメント部についてはこれに係わらず権限を有す
るユーザが編集を施すことができるようにしている。な
お、本発明に言うユーザとは単一の個人ばかりではなく
複数人から成るグループも包含しており、例えば、個人
ドキュメント部の排他的編集権はユーザグループに設定
しても良い。
【0010】また、本発明に係るドキュメント編集装置
では、上記の単一の共有ドキュメントは、記述内容を含
む透過性レイヤを複数重ねて画面表示することにより当
該複数のレイヤに記述された内容からなるドキュメント
として構成されており、各レイヤ単位で共有ドキュメン
ト部と個人ドキュメント部が設定される。
【0011】更に、本発明に係るドキュメント編集装置
では、共有ドキュメント部への排他的編集権を有しない
ユーザに対して当該共有ドキュメント部へのレイヤの追
加を許容しており、ロック情報管理部は、ユーザに対し
て共有ドキュメント部への排他的編集権を発行した後に
個人ドキュメント部について排他的編集権を有したユー
ザによる当該共有ドキュメント部へのレイヤの追加があ
った場合に、当該追加されたレイヤを除く排他的編集権
の発行時に存在した共有ドキュメント部を前記発行した
排他的編集権に基づく編集内容で上書き格納する。これ
によって、追加したレイヤがその後の上書きによって消
滅しないようにして、レイヤ追加操作を有効なものとし
ている。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明を、図に示す一実施例を用
いて具体的に説明する。図1には本実施例に係るドキュ
メント編集装置の構成を示してあり、本例では、クライ
アント装置1とサーバ装置2とを通信回線を介して接続
したクライアントサーバシステムにより、サーバ装置2
に格納管理されている共有ドキュメントを複数のクライ
アント装置1をそれぞれ操作する複数のユーザ(ユーザ
グループを含む)が共同して編集作業を進めるシステム
としてある。
【0013】クライアント装置1には、ドキュメント編
集部10、ロック情報格納部11、通信部12が備えら
れており、サーバ装置2には、通信部20、ドキュメン
ト管理部21、ドキュメント格納部22、ロック情報管
理部23、ロック情報格納部24が備えられている。な
お、これらの機能手段10〜12、20〜24はコンピ
ュータハードウエア資源を用いて本発明に係るプログラ
ムを実行することにより構成されている。
【0014】ドキュメント編集部10は、キーボードや
マウス等のユーザ入力を受け付ける手段と編集する共有
ドキュメントを表示する画面とを有し、また、画面表示
された共有ドキュメントに対してユーザ操作に基づいて
記述内容を編集して、編集内容を付与された排他的編集
権を特定するロック情報と共にサーバ装置2へ送信する
機能も有している。ロック情報格納部11は、読み書き
自在なメモリから構成されており、サーバ装置2から送
信されてきた排他的編集権(特に、編集権の対象共有ド
キュメントを特定するドキュメント名と編集権を特定す
るロックIDを含むロック情報)を保持する。
【0015】クライアント装置側通信部12とサーバ装
置側通信部20とは、ローカルなネットワークやインタ
ネット等の通信回線を介して、種々な要求、編集対象の
共有ドキュメント、排他的編集権(ロック情報)、編集
されたドキュメントの内容等を受信する機能を有してい
る。なお、本例では、クライアントサーバ形式でドキュ
メント編集装置を構成しているが、本発明に係るドキュ
メント編集装置は単一のコンピュータ上に構成すること
もでき、この場合にはこのような通信回線を介して通信
を行う通信部12、20は省略される。
【0016】ドキュメント格納部22は読み書き自在な
メモリから構成されており、ドキュメント格納部22は
後述するような構成の共有ドキュメントを保持してい
る。ドキュメント管理部21は、ドキュメント格納部2
2に対する共有ドキュメントの入出力制御を行い、ま
た、排他的な編集制御を行ってドキュメント格納部22
に格納された共有ドキュメントへのユーザアクセスを制
御する。
【0017】ロック情報格納部24は読み書き自在なメ
モリから構成されており、排他的な編集制御において発
行される排他的編集権を内容を特定するロック情報はロ
ック情報格納部24に保持される。ロック情報管理部2
3は、ロック情報格納部24に対するロック情報の入出
力制御を行い、クライアント装置1からの編集内容に付
加されたロック情報とロック情報格納部24に保持して
おいたロック情報との一致判定も行う。
【0018】次に、上記構成のドキュメント編集装置に
よる排他的な編集権制御を説明する。まず、クライアン
ト装置1が共有ドキュメントを編集するために排他的な
編集を開始すると、クライアント装置1はサーバ装置2
に排他的編集権の取得要求を送信する。サーバ装置2の
ロック情報管理部23は、要求で指定された共有ドキュ
メントが既に他のクライアント装置によって排他的編集
権が取得されていなければ、他のユーザの編集を禁止す
るために当該共有ドキュメントをロックし、要求された
共有ドキュメントについての排他的編集権を発行すると
ともに、ドキュメント管理部21がドキュメント格納部
22内の当該共有ドキュメントを要求元のクライアント
装置1へ送信する。この排他的編集権を発行すると、ロ
ック情報管理部23がロック情報として、排他的編集権
が発行されている共有ドキュメント名と当該排他的編集
権を特定するロックIDがサーバ装置のロック情報格納部
24に記録し、また、このロック情報は上記の共有ドキ
ュメントと共にクライアント装置1へ送信されてロック
情報格納部11に保持される。
【0019】そして、排他的編集権が付与されたユーザ
(クライアント装置)がドキュメント編集部10によっ
て共有ドキュメントに編集を行い、編集を加えた共有ド
キュメントをサーバ装置2に対して保存(書込み)動作
を行うと、当該編集内容を共有ドキュメントに反映させ
ることができる。この保存動作は、編集内容とあわせて
格納部11に保持していた排他的編集権のロック情報を
サーバ装置2に送信することで行われ、ロック情報管理
部23は、ロック情報格納部24に保存しておいたロッ
ク情報とクライアント装置1から送信されたロック情報
が同一のものであることを確認した上で、送信されてき
た編集内容をドキュメント管理部21によってドキュメ
ント格納部22に上書き保存させる。
【0020】このように編集作業が完了するとクライア
ント装置1は排他的編集権を解放し、サーバ装置2上で
は共有ドキュメントのロックが解放される。クライアン
ト装置1は排他的編集の終了通知とともにロック情報を
サーバ装置2に送信し、サーバ装置2は該当するロック
情報をロック情報格納部24より削除して、当該共有ド
キュメントに対する新たな排他的編集権の獲得要求を受
け入れ可能な状態になる。
【0021】排他的な編集制御は上記のようにして実施
されるが、本発明では、上記のような排他的編集制御の
対象となる共有ドキュメント部と、特定のユーザ(ユー
ザグループを含む)に対して排他的編集権が設定されて
いる個人ドキュメント部とを合成して単一のドキュメン
トを構成し、当該合成ドキュメントをドキュメント格納
部22に格納して、複数のユーザ(クライアント装置)
により編集を施すようにしている。そのために、本発明
に係るドキュメント編集装置はこのような合成ドキュメ
ントを処理することから種々な特徴的な機能を有してお
り、これらの特徴と合成ドキュメントとについて以下に
説明する。
【0022】換言すれば、図2に示すように、上記の合
成ドキュメントは、1つのドキュメントを共有ドキュメ
ント部と個人ドキュメント部(図示の例では、ユーザA
用とユーザB用)に分離したものであり、共有ドキュメ
ント部はサーバ装置のロック情報管理部23により排他
的編集権を付与されたユーザは誰でも編集することが可
能な部分であり、個人ドキュメント部は予め当該ドキュ
メント部に対する排他的編集権を設定された特定のユー
ザのみが編集することができる部分である。すなわち、
個人ドキュメント部とは、単一の個人(またはグルー
プ)に帰属するドキュメント部分であり、それ以外のユ
ーザは編集することはできないドキュメント部分であ
る。
【0023】共有ドキュメント部を編集しようとするユ
ーザは、サーバ装置2に要求することにより当該共有ド
キュメント部に対する排他的編集権を取得することがで
き、この編集権を解放しない限り他のユーザは当該共有
ドキュメント部の編集を行うことはできず、当該共有ド
キュメント部を閲覧することができるにすぎない。一
方、個人ドキュメント部に対する排他的編集権が付与さ
れていないユーザは当該個人ドキュメント部を編集する
ことができないが、個人ドキュメント部に排他的編集権
が設定されているユーザは当該個人ドキュメント部を自
由に編集することが可能である。
【0024】共有ドキュメント部の排他的編集権を持つ
ユーザは必要な編集が完了するとドキュメント格納部2
2への書き戻し(上書き保存)を行って編集内容を共有
ドキュメントに反映させるが、この際には、編集された
共有ドキュメント部(及び、当該ユーザが個人ドキュメ
ント部の排他的制御権を有し、その部分にも編集を行っ
た場合には、編集された当該個人ドキュメント部)のみ
がドキュメント格納部22に保存される。このことによ
り、共有ドキュメント部と個人ドキュメント部とがそれ
ぞれ異なるユーザによって編集されていても、矛盾する
こと無くこれらドキュメント部を1つのドキュメントと
してマージすることができる。
【0025】上記の合成ドキュメントは、図3に示すよ
うな複数の層(レイヤ)から成るドキュメント形式とし
ても構成することができ、各レイヤ単位で共有ドキュメ
ント部と個人ドキュメント部とに分けて設定すればよ
い。図3に示す例では、合成ドキュメントは、それぞれ
文章やコメントなどの記述内容を含む透過性の9枚のレ
イヤa〜iを重ねて画面表示することにより構成されて
おり、レイヤa〜cは共有ドキュメント部(層)、レイ
ヤd〜fはユーザAに排他的編集権が設定されたユーザ
A用個人ドキュメント部(層)、レイヤg〜iはユーザ
Bに排他的編集権が設定されたユーザB用個人ドキュメ
ント部(層)に設定されている。
【0026】このような各レイヤa〜iは図4に示すよ
うな構造になっており、各レイヤのデータには、当該レ
イヤを特定するID、当該レイヤが作成された作成時
刻、当該レイヤが個人ドキュメント部かどのユーザの個
人ドキュメント部かを示す属性、当該レイヤに記述され
た記述内容を含んでいる。なお、これらレイヤa〜iは
互いに所定の順序で関連付けられており、これによっ
て、これらレイヤa〜iの記述内容により単一のドキュ
メントの記述内容が合成されている。以下、このような
複数レイヤから構成された合成ドキュメントを例にとっ
て、編集処理を説明する。
【0027】例えば、ユーザAが共有ドキュメント部の
排他的編集権を取得すると、ユーザAは、共有ドキュメ
ント部a〜cのすべてとユーザA用の個人ドキュメント
部d〜fのすべてに対して任意の編集操作が可能にな
る。ここでの任意の操作とは、レイヤの記述内容データ
の編集のみならず、レイヤ間の上下関係の変更、新規な
レイヤの追加、レイヤの削除といった操作も含む。そし
て、このユーザAが行った編集結果をドキュメント格納
部22に上書き保存する際には、ドキュメント管理部2
1が格納部22内のオリジナルドキュメント上のすべて
の共有ドキュメント部a〜cとユーザA用の個人ドキュ
メント部d〜fのすべてを一旦削除し、ユーザAが編集
を施したドキュメント内の共有ドキュメント部a〜cお
よびユーザA用の個人ドキュメント部d〜fのデータを
保存する。これによって、ユーザAが行った編集内容が
ドキュメント格納部22に格納されているドキュメント
に矛盾なく反映される。
【0028】また、このドキュメント編集装置では、ユ
ーザAが共有ドキュメント部の排他的編集権を保持して
いる最中に、ユーザBがユーザB用個人ドキュメント部
g〜iの編集操作を行うことができる。そして、ユーザ
Bによるドキュメント格納部22への保存操作は、ドキ
ュメント管理部21が、オリジナルドキュメント上のす
べてのユーザB用個人ドキュメント部g〜iを削除し、
現在ユーザBが編集中のドキュメント内のユーザB用の
個人ドキュメント部g〜iのデータを保存することによ
り行われる。
【0029】ここで、本例のドキュメント編集装置で
は、ユーザBは共有ドキュメント部a〜cに新たなレイ
ヤを追加する操作が可能である。この追加操作は、新規
の共有レイヤを追加する、または、ユーザB用個人ドキ
ュメント部g〜iから一つまたは複数のレイヤを共有ド
キュメント部に移動することで行える。しかしながら、
このような共有ドキュメント部へのレイヤの追加を行な
う場合に、上記のようにユーザAによる削除保存による
編集内容の上書き保存を行うと、当該追加したレイヤが
削除されてしまうことが生じるため、これを避けるため
に、このような個人ドキュメント部の編集権者から共有
ドキュメント部へのレイヤの追加操作かあったときに
は、ドキュメント管理部21は次のような処理を行う。
【0030】ユーザAの個人ドキュメント部d〜fへの
保存処理は上記と変更が無いが、共有ドキュメント部a
〜cへの保存処理を上記のように現存するすべての共有
ドキュメント部を削除してから編集内容を保存するよう
にすると、ユーザBによる共有ドキュメント部へのレイ
ヤの追加操作がユーザAの共有ドキュメント部に対する
排他的編集権の獲得後に行われた場合には、ユーザBに
よって共有ドキュメント部に追加されたレイヤが削除さ
れてしまう。
【0031】そこで、ユーザAの共有ドキュメント部に
対する排他的編集権の権獲得時刻をロック情報管理部2
3が管理し、ユーザAによる共有ドキュメント部の保存
操作が発生したときには、追加されたレイヤに付加され
ている作成時刻(追加操作時刻)と当該管理されている
排他的編集権の獲得時刻とをドキュメント管理部21が
比較して、共有ドキュメント部の排他的編集権の獲得後
に共有ドキュメント部に追加されたレイヤは削除せずそ
のまま残し当該共有ドキュメント部の他のレイヤのみ削
除して、ユーザAが編集中のドキュメント中の共有ドキ
ュメント部をオリジナルドキュメント上に格納する。こ
れによって、ユーザBによって共有ドキュメント部にレ
イヤを追加することが可能となり、ドキュメントの編集
形態を多様化することができる。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
共有ドキュメント中に特定のユーザに対して予め排他的
編集権を設定した個人ドキュメント部を設けて編集処理
を行うことができ、排他的な編集制御による不便さを解
消したドキュメント編集を実現することができる。ま
た、本発明によると、共有ドキュメントを複数のレイヤ
構造として、共有ドキュメント部への排他的編集権を有
しないユーザも、一定の条件の下に共有ドキュメント部
へのレイヤの追加を行えるようにしたため、排他的な編
集制御による不便さを解消したドキュメント編集を実現
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係るドキュメント編集
装置の構成図である。
【図2】 共有ドキュメント部と個人ドキュメント部と
から成るドキュメントを説明する概念図である。
【図3】 共有ドキュメント部と個人ドキュメント部と
から成るレイヤ形式のドキュメントを説明する概念図で
ある。
【図4】 レイヤ形式のドキュメントのデータ構造を説
明する概念図である。
【符号の説明】
1:クライアント装置、 2:サーバ装置、10:ドキ
ュメント編集部、 11:ロック情報格納部、12:通
信部、 20:通信部、21:ドキュメント管理部、
22:ドキュメント格納部、23:ロック情報管理部、
24:ロック情報格納部、
フロントページの続き (72)発明者 黒澤 明 神奈川県足柄上郡中井町境430 グリーン テクなかい 富士ゼロックス株式会社内 (72)発明者 竹尾 信行 神奈川県足柄上郡中井町境430 グリーン テクなかい 富士ゼロックス株式会社内 (72)発明者 佐藤 知弘 神奈川県足柄上郡中井町境430 グリーン テクなかい 富士ゼロックス株式会社内 Fターム(参考) 5B009 QB18 RB33 SA14 TB13 VC01 5B082 FA17

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のユーザに共有される共有ドキュメ
    ントを格納したドキュメント格納部と、 ユーザからの要求に応じて共有ドキュメントに対する排
    他的な編集を許可する排他的編集権を発行するロック情
    報管理部と、 を備え、ロック情報管理部が発行した排他的編集権に一
    致する排他的編集権に基づく編集内容のみをドキュメン
    ト格納部に上書き格納させることにより、排他的編集権
    を有したユーザにのみ共有ドキュメントの編集を行わせ
    るドキュメント編集装置において、 共有ドキュメント部と特定のユーザに対する排他的編集
    権を設定した個人ドキュメント部から単一のドキュメン
    トを構成し、 ロック情報管理部は、共有ドキュメント部について前記
    の排他的編集制御を行い、個人ドキュメントについては
    制御対象から除外したことを特徴とするドキュメント編
    集装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のドキュメント編集装置
    において、 単一のドキュメントは、記述内容を含む透過性レイヤを
    複数重ねて画面表示することにより当該複数のレイヤに
    記述された内容からなるドキュメントとして構成され、 各レイヤ単位で共有ドキュメント部と個人ドキュメント
    部が設定されていることを特徴とするドキュメント編集
    装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のドキュメント編集装置
    において、 ロック情報管理部は、ユーザに対して共有ドキュメント
    部への排他的編集権を発行した後に個人ドキュメント部
    について排他的編集権を有したユーザによる当該共有ド
    キュメント部へのレイヤの追加があった場合に、当該追
    加されたレイヤを除く排他的編集権の発行時に存在した
    共有ドキュメント部を前記発行した排他的編集権に基づ
    く編集内容で上書き格納することを特徴とするドキュメ
    ント編集装置。
JP11226443A 1999-08-10 1999-08-10 ドキュメント編集装置 Pending JP2001051995A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11226443A JP2001051995A (ja) 1999-08-10 1999-08-10 ドキュメント編集装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11226443A JP2001051995A (ja) 1999-08-10 1999-08-10 ドキュメント編集装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001051995A true JP2001051995A (ja) 2001-02-23
JP2001051995A5 JP2001051995A5 (ja) 2004-11-25

Family

ID=16845195

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11226443A Pending JP2001051995A (ja) 1999-08-10 1999-08-10 ドキュメント編集装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001051995A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001075949A (ja) * 1999-09-02 2001-03-23 Mitsubishi Materials Corp 情報共有装置、方法、及び、その記録媒体
JP2001228843A (ja) * 2000-02-16 2001-08-24 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 共有ホワイトボードシステム及びその制御方法及びその方法を記録した記録媒体
JP2002312696A (ja) * 2001-04-10 2002-10-25 Shinkichi Morimoto ドキュメントの相互認証方法およびドキュメントの相互認証システム
JP2013210912A (ja) * 2012-03-30 2013-10-10 Fuji Xerox Co Ltd データ処理装置、データ処理システム及びプログラム
CN114841127A (zh) * 2022-06-29 2022-08-02 天津联想协同科技有限公司 一种基于流式电子协作文档的图层叠加方法及装置
CN115061988A (zh) * 2022-05-27 2022-09-16 上海鸿翼软件技术股份有限公司 一种计算机处理文档编辑冲突优化方法

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001075949A (ja) * 1999-09-02 2001-03-23 Mitsubishi Materials Corp 情報共有装置、方法、及び、その記録媒体
JP2001228843A (ja) * 2000-02-16 2001-08-24 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 共有ホワイトボードシステム及びその制御方法及びその方法を記録した記録媒体
JP2002312696A (ja) * 2001-04-10 2002-10-25 Shinkichi Morimoto ドキュメントの相互認証方法およびドキュメントの相互認証システム
JP2013210912A (ja) * 2012-03-30 2013-10-10 Fuji Xerox Co Ltd データ処理装置、データ処理システム及びプログラム
US10496959B2 (en) 2012-03-30 2019-12-03 Fuji Xerox Co., Ltd. Data processing apparatus, data processing system, data processing method, and non-transitory computer readable medium
US11182745B2 (en) 2012-03-30 2021-11-23 Fujifilm Business Innovation Corp. Data processing apparatus, data processing system, data processing method, and non-transitory computer readable medium
US11715068B2 (en) 2012-03-30 2023-08-01 Fujifilm Business Innovation Corp. Data processing apparatus, data processing system, data processing method, and non-transitory computer readable medium
CN115061988A (zh) * 2022-05-27 2022-09-16 上海鸿翼软件技术股份有限公司 一种计算机处理文档编辑冲突优化方法
CN114841127A (zh) * 2022-06-29 2022-08-02 天津联想协同科技有限公司 一种基于流式电子协作文档的图层叠加方法及装置
CN114841127B (zh) * 2022-06-29 2022-09-23 天津联想协同科技有限公司 一种基于流式电子协作文档的图层叠加方法及装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2996197B2 (ja) 文書共有管理方法
JP3915331B2 (ja) 共有ドキュメントの編集装置及び編集方法
US7584199B2 (en) System and server for managing shared files
JPH07111688B2 (ja) コピー装置及び方法、並びにデータ処理装置
JPH1125076A (ja) 文書管理装置および文書管理プログラム記憶媒体
JPH05151049A (ja) 文書処理方法及び装置
JP2000155756A (ja) 構造化文書保存方法並びにデータ中継装置及びデータ送受信装置
JP2003259293A (ja) カットリスト生成システム,センタサーバ,広告制作端末装置,コンピュータプログラム,記憶媒体,およびセンタサーバのカットリスト生成方法。
CN108369577A (zh) 在电子文档之间共享内容
JP2009075850A (ja) 情報処理装置、情報処理方法、ならびにそのプログラムおよび記憶媒体
JP2007328400A (ja) ポリシー管理装置、ポリシー管理方法、及び、コンピュータプログラム
JP2007310481A (ja) 文書管理方法、そのプログラム及び記録媒体、並びに文書共有サーバ及び文書共有システム
JP2003091448A (ja) 文書管理システム
JP2001051995A (ja) ドキュメント編集装置
JP2003256260A (ja) データ共有システム,共有センタサーバ,広告スタッフ端末装置,コンピュータプログラム,記憶媒体,および共有センタサーバのデータ共有方法
JPH08202688A (ja) 共同文書作成装置
JP2002259590A (ja) 文書管理システム、文書管理プログラム、及び記録媒体
US20090240700A1 (en) Distributed file management system
JP2007193549A (ja) 共有ファイルの部分編集管理方法およびシステム
JPH08137732A (ja) 情報処理装置
JP2003333559A (ja) 会議システム、会議管理方法、コンピュータプログラムおよびコンピュータ読み取り可能な記憶媒体
JP2003259330A (ja) 映像コンテンツ変換システム,変換センタサーバ,端末装置,コンピュータプログラム,記憶媒体,および変換センタサーバの映像コンテンツ変換方法
JP2003259306A (ja) 広告承認回覧システム,承認回覧センタサーバ,広告スタッフ端末装置,コンピュータプログラム,記憶媒体,および承認回覧センタサーバの承認回覧方法
JP2010073012A (ja) 文書管理装置、文書管理システム及びプログラム
JP3675244B2 (ja) ドキュメント編集装置及び編集方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050623

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060117

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060320

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060718

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060831

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20061018