JP2001051765A - ウインドウ操作制御システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】１つの被制御要素を制御するための操作子を複
数表示可能なシステムにおいて、これら操作子の表示位
置を一致させる処理を単純化する。 【解決手段】音響ソースＡに対応して２つの操作子２１
Ａ及び２１Ａ’がブラウザＢＲＷＳによりディスプレイ
上に表示可能な場合、コントロール・オブジェクトＣＯ
ＮＴ−Ｏｂｊに含まれる２つの操作子のデータＡ及び
Ａ’がデータ・オブジェクトＤＡＴＡ−Ｏｂｊの１つの
データＡと関連付けられている。ディスプレイ上で操作
子２１Ａが操作されると、コントロール・オブジェクト
のデータＡが更新され、データ・オブジェクトのデータ
Ａが更新される。すると、データ・オブジェクトは、そ
のメソッドにより、コントロール・オブジェクト中のデ
ータＡ’を更新させ、コントロール・オブジェクト中の
データＡ及びＡ’が同一となる。よって、一方に操作に
より自動的に他方の表示位置が修正されて両者の表示位
置が整合する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の技術分野】本発明は、ターゲット機器の制御を
コンピュータのモニタ・ディスプレイ上で操作すること
ができるようにしたウインドウ操作制御システムに関
し、特に、ターゲット機器としてのオーディオ・システ
ムにおけるデジタル・ミキサの制御操作を、コンピュー
タのモニタ・ディスプレイ上で行うことができるように
したシステムに関する。

【０００２】

【従来の技術】オーディオ・システムにおいては、複数
の音響ソースからの信号のレベルを調整し、これをミキ
シングして出力するミキサを備えている。このような機
能を有するミキサの１つとして、各音響ソースからの信
号のレベルをデジタル的に調整できるようにしたデジタ
ル・ミキサが用いられている。デジタル・ミキサはコン
ピュータ制御が可能であり、デジタル・ミキサを制御す
るために、コンピュータ・プログラムの制御下で、コン
ピュータのモニタ・ディスプレイ上のウインドウ内に音
響ソースそれぞれに対応する操作子を表示し、オペレー
タのマウス又はキーボード等の操作により、ウインドウ
内の操作子を可視的に移動させ、これにより、対応する
信号レベルを調整できるようにしている。

【０００３】上記した従来例のデジタル・ミキサの操作
装置を、図３を参照して説明する。図３において、１は
パソコン等からなる演算処理装置であり、該演算処理装
置は、ＲＯＭ１１、ＲＡＭ１２を内蔵し、また、モニタ
・ディスプレイ２及びデジタル・ミキサ３に接続されて
いる。ＲＯＭ１１は、デジタル・ミキサ３におけるミキ
シング操作を制御するための制御プログラムを格納して
おり、該プログラムの制御下で、図４（ａ）に示したよ
うに、ディスプレイ２上に、例えば３つの音響ソースＡ
〜Ｃに対応して設けられた操作子２１Ａ〜２１Ｃ及びそ
れらの操作範囲を表したウインドウが表示される。な
お、音響ソースの数が３に限定されるものではないこと
は、言うまでもない。

【０００４】このようなウインドウが表示された状態
で、オペレータがマウス又はキーボード（不図示）を操
作して、ディスプレイ２のウインドウ内で、例えば音響
ソースＢに対応する操作子２１Ｂを操作範囲内で上下に
移動させると、該操作子の位置に対応したデータがＲＡ
Ｍ１２中の音響ソースＢに対応するアドレスに格納され
る。このようにして、ウインドウ内で操作子２１Ａ〜２
１Ｃの位置が更新される毎に、ＲＡＭ１２中の対応する
アドレスの記憶内容が更新される。

【０００５】そして、演算処理装置１は、ＲＯＭ１１中
の制御プログラムに基づき、ＲＡＭ１２の音響ソースＡ
〜Ｃに対応して設けられたそれぞれのアドレスに記憶さ
れたデータを、デジタル・ミキサ３に対して転送する。
デジタル・ミキサ３では、受け取ったそれぞれのデータ
に応じた信号レベルとなるように、音響ソースＡ〜Ｃか
らの信号を調整しミキシング出力を提供する。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】このような従来例の装
置において、例えば、図４（ｂ）に示すように、ディス
プレイ２上に、同一の音響ソースＡに対応して設けられ
た２つの操作子２１Ａ、２１Ａ’を表示させることが好
ましい場合がある。

【０００７】すなわち、デジタル・ミキサが提供可能な
機能の中で、システム調整時及びシステム運用時等の動
作内容や、システム管理者及び通常のオペレータ等の習
熟度に合わせて、操作子及びその他の表示環境を設定す
るカスタマイズ機能がある。この機能により、表示環境
に合わせてカスタマイズされた例えば２つ操作子（同一
の音響ソースに対応）が別々のウインドウ１及び２に表
示されるが、多くのウインドウ操作制御システムにおい
ては、これらのウインドウを排他的すなわち択一的にデ
ィスプレイ上に表示するよう構成されている。しかしな
がら、同一の音響ソースに対応する２つの操作子を排他
的に表示することは、オペレータに表示上の制約を与え
てしまうので、オペレータが見たいときには、図４
（ｂ）に示すように、２つの操作子を同一画面に同時に
表示させることが好ましい。

【０００８】このように、１つの音響ソースに対して複
数の操作子を同一画面に表示させた場合、その内の１つ
の操作子を操作してＲＡＭ１２中の対応するアドレスの
記憶データを更新させる度に、他方の操作子の表示位置
も更新させなければならない。この更新作業は、演算処
理装置１内のＲＯＭ１１に格納されたプログラムによっ
て、以下のように実行される。

【０００９】１．ある操作子がディスプレイ上で操作さ
れたことを検出すると、総ての操作子に対して、再描画
要求を出す。 ２．再描画要求を受け取ると、各操作子は、ＲＡＭ１２
の対応するアドレスの記憶データを参照して再描画を行
うことにより、操作子の表示位置を更新する。

【００１０】このように、総ての操作子に対して再描画
要求を出しているので、仮に画面上に１００個の操作子
が表示され、その内の２つが同じ音響ソースに対応して
いる、すなわち同じ記憶データの値を表示しているとす
ると、９９８個の操作子に対して無駄な再描画要求を行
うことになる。なお、上記手順２において、操作子の位
置と記憶データの値とを比較して、値が異なる場合にの
み該操作子の再描画を実行するように最適化したとして
も、その際には比較処理が必要になる。

【００１１】したがって、大規模な音響システム等でウ
インドウ操作制御を行う場合、表示する操作子の数が増
加するに伴い、操作子表示の更新のための応答速度が悪
化してしまう。

【００１２】また、複数のディスプレイ上に同一組の複
数の操作子を表示して、複数のオペレータがそれぞれ独
立して操作するよう構成されている場合にも、１つのデ
ィスプレイ上で操作子が移動されたときに、他のディス
プレイ上の対応する操作子の位置を整合させるよう、再
描画処理を行う必要があり、この場合も、表示更新のた
めの応答速度が悪化してしまう。

【００１３】以上のように、従来例のデジタル・ミキサ
操作装置においては、１つの音響ソースに対応する操作
子を１又は複数のディスプレイ上に複数表示した場合、
一方の操作子の位置を更新する度に、それに整合するよ
う他の対応する操作子の再描画処理を行う必要があり、
その処理が極めて煩雑で時間がかかった。

【００１４】このような問題は、制御対象がデジタル・
ミキサである場合だけではなく、他の種類のターゲット
機器の制御操作においても生じる問題である。本発明の
目的は、このような従来例のウインドウ操作制御システ
ムにおける問題点を解消することができるウインドウ操
作制御システムを提供することである。

【００１５】

【課題を解決するための手段】上記した本発明の目的を
達成するために、本発明に係る、ターゲット機器の制御
をディスプレイ上のウインドウ内の操作子を操作するこ
とによって実行するようにしたウインドウ操作制御シス
テムにおいては、ディスプレイ上に、ターゲット機器の
制御ファクタに対応している複数の操作子を表示したウ
インドウを表示するための表示手段と、ウインドウの操
作子それぞれの位置データを保持するとともに、ある１
つの操作子が操作されたときに、該操作子の位置データ
を操作後の新位置データ値に更新するコントロール手段
と、コントロール手段における位置データに関連付けら
れた位置データを保持するデータ手段であって、データ
手段中の少なくとも１つの位置データにコントロール手
段中の所定複数個の位置データが関連付けされており、
コントロール手段中のコントロール手段における位置デ
ータが更新されたときに、コントロール手段中の当該位
置データに関連付けされたデータ手段中の位置データを
新位置データに更新し、かつ、データ手段中の更新され
た位置データに関連付けされたコントロール手段中の総
ての位置データを新位置データに更新するデータ手段と
からなることを特徴としている。

【００１６】本発明に係る別のウインドウ操作制御シス
テムにおいては、ターゲット機器、サーバ、及び複数の
クライアントをネットワークに接続し、各ターゲット
は、ディスプレイ上に、ターゲット機器の制御ファクタ
に対応している複数の操作子を表示したウインドウを表
示するための表示手段、及び、ウインドウの操作子それ
ぞれの位置データを保持するとともに、ある１つの操作
子が操作されたときに、該操作子の位置データを操作後
の新位置データ値に更新するコントロール手段を含み、
サーバは、コントロール手段における位置データに関連
付けられた位置データを保持するデータ手段であって、
データ手段中の少なくとも１つの位置データにコントロ
ール手段中の所定複数個の位置データが関連付けされて
おり、コントロール手段中のコントロール手段における
位置データが更新されたときに、コントロール手段中の
当該位置データに関連付けされたデータ手段中の位置デ
ータを新位置データに更新し、かつ、データ手段中の更
新された位置データに関連付けされたコントロール手段
中の総ての位置データを新位置データに更新するデータ
手段を含むことを特徴としている。

【００１７】好適な実施例においては、本発明のウイン
ドウ操作制御システムはさらに、データ手段中の位置デ
ータを記憶する記憶手段であって、データ手段中の位置
データが更新される度に記憶内容が更新される記憶手段
を備えている。また、コントロール手段及びデータ手段
は、オブジェクト指向技術によって構築されていること
が好ましい。

【００１８】

【発明の実施の態様】以下に、本発明のウインドウ操作
制御システムの第１の実施形態について、音響用のデジ
タル・ミキサをウインドウ操作制御する場合を一例とし
て説明する。

【００１９】第１の実施形態においては、そのハードウ
エアは、図３に示されたものと同等であるが、デジタル
・ミキサのウインドウ操作を制御するためのソフトウエ
アに特徴を有している。該ミキシング制御ソフトウエア
は、図１に示すように、コントロール・オブジェクトＣ
ＯＮＴ−Ｏｂｊ、データ・オブジェクトＤＡＴＡ−Ｏｂ
ｊ、及び、表示用ソフトであるブラウザＢＲＷＳ、の３
つのソフトウエアによって構成されている。これらのソ
フトウエアは、図３に示したコンピュータ１のＲＯＭ１
１又はＲＡＭ１２に格納されている。

【００２０】コントロール・オブジェクトは、それぞれ
の音響ソースＡ〜Ｃに対応して設けられた操作子２１Ａ
〜２１Ｃ、及び、音響信号の入出力レベルを表示するた
めのメータ２２をデータとして含むモジュールであり、
これらのデータは、ブラウザの制御下でディスプレイ２
上に表示される。そして、ディスプレイ２上で、オペレ
ータが例えば操作子２１Ａを操作すると、コントロール
・オブジェクトのメソッドにより、該オブジェクト中の
操作レベルを表すデータＡが更新される。

【００２１】データ・オブジェクトのデータは、コント
ロール・オブジェクトのデータと関連付けられており、
コントロール・オブジェクト内のデータＡが更新される
と、それに関連付けられたデータ・オブジェクトのデー
タＡが更新される。そして、データ・オブジェクトはさ
らに、そのメソッドにより、ＲＡＭ１２の対応するアド
レスＡＤＡのデータを更新する。

【００２２】同様に、コントロール・オブジェクトのデ
ータＢ及びＣは、データ・オブジェクトのデータＢ及び
Ｃに関連付けられており、操作子２１Ｂ及び２１Ｃが操
作されると、コントロール・オブジェクト及びデータ・
オブジェクト中の対応するデータＢ及びＣが更新され、
ＲＡＭ１２の対応するアドレスＡＤＢ及びＡＤＣのデー
タが更新される。

【００２３】本発明の特徴であるミキシング制御ソフト
ウエアにおいては、データ・オブジェクトの各データ
を、コントロール・オブジェクトの複数のデータと関連
付けることが可能である。したがって、例えば、音響ソ
ースＡに対応して第１の操作子２１Ａ及び第２の操作子
２１Ａ’を、ディスプレイ２上に表示するために、コン
トロール・オブジェクトが２つの操作子２１Ａ及び２１
Ａ’のデータＡ及びＡ’を含んでいる場合、これら２つ
のデータＡ及びＡ’とデータ・オブジェクトの１つのデ
ータＡとが関連付けられている。

【００２４】このように、コントロール・オブジェクト
のデータとデータ・オブジェクトのデータとが２対１に
対応づけられている場合、コントロール・オブジェクト
の例えばデータＡの更新によりデータ・オブジェクトの
データＡが更新されると、データ・オブジェクトは、そ
のメソッドにより、コントロール・オブジェクト中のデ
ータＡ’を更新するよう制御する。これにより、コント
ロール・オブジェクト中の２つのデータＡ及びＡ’が同
一値となるから、ディスプレイ２上の２つの操作子２１
Ａ及び２１Ａ’がともに同一位置に表示される。

【００２５】したがって、ディスプレイ２上で２つの操
作子２１Ａ及び２１Ａ’の一方を操作した場合、自動的
に他方の表示位置が修正されて両者の表示位置が整合す
るが、この場合、従来例のように再描画処理を必要とし
ないので、表示更新のための応答速度が高速化する。

【００２６】ターゲット機器として、デジタル・ミキサ
以外の被制御機器を採用可能であることは、明らかであ
ろう。図２は、本発明のウインドウ操作制御システムの
第２の実施形態を示している。この実施形態において
は、システムをネットワーク構成としており、図２にお
いて、１００はデータ・オブジェクトＤＡＴＡ−Ｏｂｊ
を内蔵したサーバ、２００、２００’、……はコントロ
ール・オブジェクトＣＯＮＴ−Ｏｂｊ及びブラウザＢＲ
ＷＳを内蔵したクライアント、３００は制御すべき機器
であるターゲット機器（例えば、デジタル・ミキサ）で
ある。また、４００はイントラネット又はインターネッ
トである。図２においては、複数のクライアントが存在
することを前提としているが、クライアントが１つのみ
であってもよい。

【００２７】複数のクライアントがイントラネット４０
０に接続されている場合、クライアント２００、２０
０’、……においてはそれぞれ、同一のコントロール・
オブジェクト及びブラウザを格納しており、ディスプレ
イ上に、図４（ａ）に示した１又は複数の操作子を有す
るウインドウを表示する。操作子は、ターゲット機器３
００を制御するためのものであり、ターゲット機器の制
御に必要な制御ファクタの数だけ設けられている。各ク
ライアントのコントロール・オブジェクトの各操作子に
関するデータは、サーバのデータ・オブジェクトのデー
タと関連付けられており、したがって、ターゲット機器
３００の任意の制御ファクタに対応するクライアント２
００の操作子は、サーバ１００のデータ・オブジェクト
を介して、他のクライアント２００’、……の対応する
操作子のデータに関連付けられている。

【００２８】図２のシステムにおいて、例えば、クライ
アント２００において、オペレータがディスプレイのウ
インドウ上である制御ファクタに対応する操作子を操作
すると、該クライアントのコントロール・オブジェクト
中の対応するデータが更新される。すると、クライアン
ト２００のコントロール・オブジェクトは、イントラネ
ット４００を介して更新された新データをサーバ１００
のデータ・オブジェクトに送信する。それに応じて、デ
ータ・オブジェクトは、該オブジェクト中の対応するデ
ータを更新し、かつ、サーバ内のＲＡＭの対応するアド
レスすなわち制御ファクタに関連するアドレスのデータ
を、新データに書き換える。これにより、ターゲット機
器３００は、新たに設定された制御ファクタ値で制御さ
れる。

【００２９】サーバ１００のデータ・オブジェクトはさ
らに、イントラネット４００を介して、新しいデータを
クライアント２００’、……に転送し、これらクライア
ントのコントロール・オブジェクト中の対応するデー
タ、すなわち当該制御ファクタに対応するデータを新デ
ータに更新する。これにより、総てのクライアントのコ
ントロール・オブジェクト中の関連付けられたデータが
同一の値に更新され、よって、ブラウザにより、総ての
クライアントのディスプレイ上の対応する操作子が同一
位置に表示される。

【００３０】このように、図２のシステムにおいては、
コントロール・オブジェクト及びデータ・オブジェクト
が、クライアント及びサーバとしてイントラネットを介
して通信できるようにしているので、クライアントがタ
ーゲット機器３００から遠隔地にあっても、該クライア
ントからターゲット機器の制御ファクタを設定すること
ができ、ターゲット機器の遠隔制御が可能となる。

【００３１】また、複数のクライアントが存在する場
合、サーバのデータ・オブジェクトの機能により、１つ
のクライアントのディスプレイ上の操作子が動かされる
と、総てのクライアント中の対応する操作子が動かされ
た操作子と同一位置となるように自動的に表示変更を行
って整合させることができ、しかも、それをリアルタイ
ムで行うことができる。ターゲット機器３００として任
意の被制御機器を採用することが可能であるが、ターゲ
ット機器として音響ミキサを用いた場合、該ミキサの制
御用のウインドウ表示にはリアルタイム応答特性が要求
されるので、図２のシステムは、音響ミキサ制御システ
ムとして極めて有効である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明のウインドウ操作制御システムに含まれ
るソフトウエア構成を示すブロック図である。

【図２】本発明のウインドウ操作制御システムをネット
ワーク化した場合の構成を示すブロック図である。

【図３】ウインドウ操作制御システムのハードウエア構
成を示すブロック図である。

【図４】ウインドウ操作制御システムにおけるディスプ
レイ上の表示例を示す説明図である。

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 ターゲット機器の制御を、ディスプレイ
   上のウインドウ内の操作子を操作することによって実行
   するようにしたウインドウ操作制御システムにおいて、 ディスプレイ上に、ターゲット機器の制御ファクタに対
   応している複数の操作子を表示したウインドウを表示す
   るための表示手段と、 ウインドウの操作子それぞれの位置データを保持すると
   ともに、ある１つの操作子が操作されたときに、該操作
   子の位置データを操作後の新位置データ値に更新するコ
   ントロール手段と、 コントロール手段における位置データに関連付けられた
   位置データを保持するデータ手段であって、データ手段
   中の少なくとも１つの位置データにコントロール手段中
   の所定複数個の位置データが関連付けされており、コン
   トロール手段中のコントロール手段における位置データ
   が更新されたときに、コントロール手段中の当該位置デ
   ータに関連付けされたデータ手段中の位置データを新位
   置データに更新し、かつ、データ手段中の更新された位
   置データに関連付けされたコントロール手段中の総ての
   位置データを新位置データに更新するデータ手段とから
   なることを特徴とするウインドウ操作制御システム。
2. 【請求項２】 ターゲット機器の制御をディスプレイ上
   のウインドウ内の操作子を操作することによって実行す
   るようにしたウインドウ操作制御システムにおいて、 該システムは、ターゲット機器が接続されているネット
   ワークに接続されたサーバ及び複数のクライアントを含
   み、 各ターゲットは、ディスプレイ上に、ターゲット機器の
   制御ファクタに対応している複数の操作子を表示したウ
   インドウを表示するための表示手段、及び、ウインドウ
   の操作子それぞれの位置データを保持するとともに、あ
   る１つの操作子が操作されたときに、該操作子の位置デ
   ータを操作後の新位置データ値に更新するコントロール
   手段を含み、 サーバは、コントロール手段における位置データに関連
   付けられた位置データを保持するデータ手段であって、
   データ手段中の少なくとも１つの位置データにコントロ
   ール手段中の所定複数個の位置データが関連付けされて
   おり、コントロール手段中のコントロール手段における
   位置データが更新されたときに、コントロール手段中の
   当該位置データに関連付けされたデータ手段中の位置デ
   ータを新位置データに更新し、かつ、データ手段中の更
   新された位置データに関連付けされたコントロール手段
   中の総ての位置データを新位置データに更新するデータ
   手段を含むことを特徴とするウインドウ操作制御システ
   ム。
3. 【請求項３】 請求項１又は２記載のウインドウ操作制
   御システムにおいて、該システムはさらに、データ手段
   中の位置データを記憶する記憶手段を備え、該記憶手段
   は、データ手段中の位置データが更新される度に記憶内
   容が更新されることを特徴とするウインドウ操作制御シ
   ステム。
4. 【請求項４】 請求項１〜３いずれかに記載のウインド
   ウ操作制御システムにおいて、コントロール手段及びデ
   ータ手段は、オブジェクト指向技術によって構築されて
   いることを特徴とするウインドウ操作制御システム。
5. 【請求項５】 請求項１〜４いずれかに記載のウインド
   ウ操作制御システムにおいて、ターゲット機器は音響シ
   ステムのミキサであることを特徴とするウインドウ操作
   制御システム。