JP2001051190A - 大口径レンズ - Google Patents
大口径レンズInfo
- Publication number
- JP2001051190A JP2001051190A JP11228840A JP22884099A JP2001051190A JP 2001051190 A JP2001051190 A JP 2001051190A JP 11228840 A JP11228840 A JP 11228840A JP 22884099 A JP22884099 A JP 22884099A JP 2001051190 A JP2001051190 A JP 2001051190A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lens
- lenses
- curvature
- radius
- formula
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Lenses (AREA)
Abstract
差を良好に補正する。 【解決手段】 物体側から順に、正のパワーを持つ第
1,第2レンズL1,L2、負のパワーを持つ第3,第
4レンズL3,L4、正のパワーを持つ第5,第6,第
7レンズL5,L6,L7で構成され、第4,第5レン
ズL4,L5は接合レンズであり、屈折率の高い硝材を
用いることにより、歪曲収差に影響を与えない程度に絞
りSを挾んだ第6面及び第7面の曲率半径r6,r7を
大きくし、その負の作用を前群の凸凹レンズからなる第
2,第3レンズL2,L3を分離させた箇所に分担させ
る。
Description
径比1:2程度でバックフォーカスが長いガウスタイプ
の標準系大口径レンズに関する。
長いバックフォーカスがとれ、絞りを挾んだ強い曲率の
凹面の作用により、すべての収差をバランスよく補正す
ることができ、大口径で高い光学性能が得られるため、
標準画角の撮影レンズとして現在もっとも広く用いられ
ている。しかし、所定のバックフォーカスを維持しなが
ら大口径を得ようとすると、絞りを挾んだ凹面の作用に
より、中間画角から最大画角にかけてコマ収差や像面湾
曲を始めとする諸収差が大きく発生する。
収差を悪化させることなく補正するために、ガウスタイ
プの前群の凸と凹の接合レンズを分離させて自由度を増
やし、コマ収差の原因となる絞り前後の面の曲率半径を
大きくして負のパワーを上記の分離箇所に分担させるこ
とにより、コマ収差の発生を抑える方法がとられてい
る。
うな従来の大口径レンズにあっては、絞り後面の負のパ
ワーを絞り前方の分離箇所に分担させたことにより大き
な負の歪曲収差が発生するという問題点があった。この
発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、歪曲収差
を大きくすることなく、その他の諸収差を良好に補正し
た大口径レンズを提供することを目的とする。
達成するため、物体側から順に、正のパワーを持つ第1
レンズ、正のパワーを持つ第2のレンズ、負のパワーを
持つ第3レンズ、負のパワーを持つ第4レンズ、正のパ
ワーを持つ第5レンズ、正のパワーを持つ第6レンズ、
正のパワーを持つ第7レンズより構成され、第4レンズ
と第5レンズは接合レンズであり、次の各条件式を満足
する大口径レンズを提供するものである。 (1)1.8<n6 (2)1.72<(n1+n2+n7)/3 (3)r5/r4<1.85 (4)0.65f<r4<0.8f (5)0.07f<d7+d8<0.12f 但し、f:全系の焦点距離 d7:第7面後の面間隔 d8:第8面後の面間隔 n1:第1レンズの屈折率 n2:第2レンズの屈折率 n6:第6レンズの屈折率 n7:第7レンズの屈折率 r4:第4面の曲率半径 r5:第5面の曲率半径
らに次の各条件式を満足するのが好ましい。 (6)0.29f<r6<0.3f (7)0.28f<|r7|<0.35f 但し、 r6:第6面の曲率半径 r7:第7面の曲率半径
施例を図面に基づいて具体的に説明する。この大口径レ
ンズは、歪曲収差に影響を与えない程度に絞りを挾んだ
凹面の曲率半径を大きくし、その負の作用を前群の凸凹
レンズを分離させた箇所に分担させるようにしたもので
ある。
示すように、屈折率の高い硝材を用いることにより、各
面の曲率半径を大きくして、コマ収差,球面収差,ヘッ
ツバール和やその他の諸収差を極力小さくしている。ま
た、条件式(3)は分離部分での負の作用を規定する式
であり、その値が上限値1.85を上回ると歪曲収差が
大きく発生する。
を制限する式であり、その値が下限値0.65fを下回
るとコマ収差が発生し、上限値0.8fを越えると非点
収差が大きくなる。条件式(5)は上記条件式(1)〜
(4)を設定した場合の残存収差を適切に保つための式
であり、その値が下限値0.07fを下回ると球面収差
はオーバーに、非点収差はアンダになって像が著しく悪
化し、上限値0.12fを上回ると全長が長くなってコ
ンパクト化が困難になる。
に前述の条件式(6),(7)を満足させると、一層良
好な性能を得ることができる。すなわち、条件式
(6),(7)は、絞りを挾んだ前後の面の曲率半径を
制限する式であり、その値が下限値0.29f(条件式
(6)),0.28f(条件式(7))を下回るとコマ
収差の発生が著しくなり、上限値0.3f(条件式
(6)),0.35f(条件式(7))を上回ると球面
収差及びペッツバール和の増大を招く結果となる。
例を示す。図1,図2,図3及び図4は、それぞれこの
発明の実施例1,2,3及び4の構成図、図5,図6,
図7及び図8は、それぞれ実施例1,2,3及び4の無
限遠物点に対する収差図である。
1,2,3,4のパラメータをそれぞれ示している。
径レンズによれば次のような効果を奏する。請求項1記
載の大口径レンズによれば、歪曲収差及びその他の諸収
差が良好に補正されたバックフォーカスの長い大口径レ
ンズを得ることができる。
らに請求項2記載の条件式を満たすようにすると一層性
能の良好な大口径レンズが得られる。
図である。
図である。
図である。
図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 物体側から順に、正のパワーを持つ第1
レンズ、正のパワーを持つ第2レンズ、負のパワーを持
つ第3レンズ、負のパワーを持つ第4レンズ、正のパワ
ーを持つ第5レンズ、正のパワーを持つ第6レンズ、正
のパワーを持つ第7レンズより構成され、第4レンズと
第5レンズは接合レンズであり、次の各条件式を満足す
ることを特徴とする大口径レンズ。 (1)1.8<n6 (2)1.72<(n1+n2+n7)/3 (3)r5/r4<1.85 (4)0.65f<r4<0.8f (5)0.07f<d7+d8<0.12f 但し、f:全系の焦点距離 d7:第7面後の面間隔 d8:第8面後の面間隔 n1:第1レンズの屈折率 n2:第2レンズの屈折率 n6:第6レンズの屈折率 n7:第7レンズの屈折率 r4:第4面の曲率半径 r5:第5面の曲率半径 - 【請求項2】 請求項1記載の大口径レンズにおいて、
次の各条件式を満足することを特徴とする大口径レン
ズ。 (6)0.29f<r6<0.3f (7)0.28f<|r7|<0.35f 但し、 r6:第6面の曲率半径 r7:第7面の曲率半径
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11228840A JP2001051190A (ja) | 1999-08-12 | 1999-08-12 | 大口径レンズ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11228840A JP2001051190A (ja) | 1999-08-12 | 1999-08-12 | 大口径レンズ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001051190A true JP2001051190A (ja) | 2001-02-23 |
Family
ID=16882695
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11228840A Pending JP2001051190A (ja) | 1999-08-12 | 1999-08-12 | 大口径レンズ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001051190A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012220754A (ja) * | 2011-04-11 | 2012-11-12 | Nikon Corp | 光学系、この光学系を有する撮像装置、及び、光学系の製造方法 |
US8427765B2 (en) | 2008-12-17 | 2013-04-23 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Large caliber standard lens |
JP2013145337A (ja) * | 2012-01-16 | 2013-07-25 | Nikon Corp | 光学系、この光学系を有する撮像装置、及び、光学系の製造方法 |
CN109828352A (zh) * | 2018-12-27 | 2019-05-31 | 瑞声科技(新加坡)有限公司 | 摄像光学镜头 |
CN113296235A (zh) * | 2021-05-11 | 2021-08-24 | 江西晶超光学有限公司 | 光学镜组、摄像模组及电子设备 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS53122423A (en) * | 1977-03-31 | 1978-10-25 | Canon Inc | Compact photographic lens of large aperture |
JPS54158225A (en) * | 1978-06-05 | 1979-12-13 | Ricoh Co Ltd | Photographic lens having long back focus and large aperture ratio |
JPS6474516A (en) * | 1987-09-17 | 1989-03-20 | Canon Kk | Gaussian lens |
-
1999
- 1999-08-12 JP JP11228840A patent/JP2001051190A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS53122423A (en) * | 1977-03-31 | 1978-10-25 | Canon Inc | Compact photographic lens of large aperture |
JPS54158225A (en) * | 1978-06-05 | 1979-12-13 | Ricoh Co Ltd | Photographic lens having long back focus and large aperture ratio |
JPS6474516A (en) * | 1987-09-17 | 1989-03-20 | Canon Kk | Gaussian lens |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8427765B2 (en) | 2008-12-17 | 2013-04-23 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Large caliber standard lens |
JP2012220754A (ja) * | 2011-04-11 | 2012-11-12 | Nikon Corp | 光学系、この光学系を有する撮像装置、及び、光学系の製造方法 |
JP2013145337A (ja) * | 2012-01-16 | 2013-07-25 | Nikon Corp | 光学系、この光学系を有する撮像装置、及び、光学系の製造方法 |
CN109828352A (zh) * | 2018-12-27 | 2019-05-31 | 瑞声科技(新加坡)有限公司 | 摄像光学镜头 |
CN113296235A (zh) * | 2021-05-11 | 2021-08-24 | 江西晶超光学有限公司 | 光学镜组、摄像模组及电子设备 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPS6119005B2 (ja) | ||
JPH09113964A (ja) | 大口径写真レンズ系 | |
JPH06324264A (ja) | 広角レンズ | |
JP4217040B2 (ja) | 大口径広角レンズ | |
JP3964533B2 (ja) | 中望遠レンズ | |
JPS6243613A (ja) | コンバ−タ−レンズ | |
JPH06308384A (ja) | 大口径広角写真レンズ | |
JP2000028919A (ja) | 中望遠レンズ | |
JP2001051190A (ja) | 大口径レンズ | |
JPS6128972B2 (ja) | ||
JP4536857B2 (ja) | 広角ズームレンズ | |
JPH0713704B2 (ja) | 広角レンズ | |
JP2002098889A (ja) | 撮像レンズ | |
JPS6048014B2 (ja) | 広視野接眼レンズ | |
JPS6032850B2 (ja) | レトロフオ−カス型広角レンズ | |
US4291951A (en) | Compact type retrofocus lens | |
JPS6113204B2 (ja) | ||
JPH06242370A (ja) | 大口径レンズ | |
JPH09203859A (ja) | 望遠レンズ | |
JPH095645A (ja) | 広視野接眼レンズ | |
JPS6015246B2 (ja) | 写真用望遠レンズ | |
JPS6146806B2 (ja) | ||
JP2002214526A (ja) | レトロフォーカス型広角レンズ | |
JPS623927B2 (ja) | ||
JP2001013405A (ja) | 大口径広角レンズ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060713 |
|
RD05 | Notification of revocation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7425 Effective date: 20060915 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 Effective date: 20061227 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20080208 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20090729 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20091201 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20100330 |