JP2001050630A - 冷凍車輌に搭載される冷凍機の駆動機構 - Google Patents
冷凍車輌に搭載される冷凍機の駆動機構Info
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- JP2001050630A JP2001050630A JP11222383A JP22238399A JP2001050630A JP 2001050630 A JP2001050630 A JP 2001050630A JP 11222383 A JP11222383 A JP 11222383A JP 22238399 A JP22238399 A JP 22238399A JP 2001050630 A JP2001050630 A JP 2001050630A
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- vehicle
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 現在の車輌エンジン使用冷凍機は、車輌エン
ジンで冷凍機を駆動する為、車輌の走行状態により車輌
冷凍機の能力が変化し輸送荷物の品質維持が難しい。こ
の為、冷凍機能力の過大な物を装備したり、輸送品質を
要求されない輸送荷物に使用されている。本発明はこの
ような問題を解決することのできる冷凍車の冷凍機駆動
機構を提供することを目的とする。 【解決手段】 フライホイルＰＴＯ、又はクランクシャ
フトプーリー等車輌エンジンの露出回転部より取り出し
た動力で小型高出力発電機を駆動して発電し、該電力を
制御器６及び冷凍機電源ボックス７を介して、交流電動
モータ８で冷凍システムを駆動するようにした。又、小
型高出力発電機４で発電した電力をバッテリー５を介し
て制御器６及び冷凍機電源ボックス７を介して冷凍シス
テムを駆動するようにした。
ジンで冷凍機を駆動する為、車輌の走行状態により車輌
冷凍機の能力が変化し輸送荷物の品質維持が難しい。こ
の為、冷凍機能力の過大な物を装備したり、輸送品質を
要求されない輸送荷物に使用されている。本発明はこの
ような問題を解決することのできる冷凍車の冷凍機駆動
機構を提供することを目的とする。 【解決手段】 フライホイルＰＴＯ、又はクランクシャ
フトプーリー等車輌エンジンの露出回転部より取り出し
た動力で小型高出力発電機を駆動して発電し、該電力を
制御器６及び冷凍機電源ボックス７を介して、交流電動
モータ８で冷凍システムを駆動するようにした。又、小
型高出力発電機４で発電した電力をバッテリー５を介し
て制御器６及び冷凍機電源ボックス７を介して冷凍シス
テムを駆動するようにした。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は冷凍車輌に搭載され
る冷凍機の駆動機構に関するものである。
る冷凍機の駆動機構に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】現在多く使用されている−３０℃以下に
冷凍可能な冷凍車は、図２に示すごとく車輌のエンジン
ａからベルトｂ又はフライホイールＰＴＯによって動力
を取出し、コンプレッサｃを駆動している。しかしエン
ジン回転と冷凍機用コンプレッサの回転とが比例するた
め、車輌エンジンａのアイドリング時や渋滞時には大幅
に能力が低下する。このため大型車はサブエンジンの装
備による駆動が殆どである。
冷凍可能な冷凍車は、図２に示すごとく車輌のエンジン
ａからベルトｂ又はフライホイールＰＴＯによって動力
を取出し、コンプレッサｃを駆動している。しかしエン
ジン回転と冷凍機用コンプレッサの回転とが比例するた
め、車輌エンジンａのアイドリング時や渋滞時には大幅
に能力が低下する。このため大型車はサブエンジンの装
備による駆動が殆どである。
【０００３】そこで現状ではアイドリング、渋滞等低速
時の回転数確保のため、エンジンからの動力で流量調整
プランジャーポンプによる定速運転を行う機構が市販さ
れている。しかしこのものは油圧機器の重量が重く、か
つ機構が複雑でオイルの疲労に対する保守にも多くの費
用を要する。
時の回転数確保のため、エンジンからの動力で流量調整
プランジャーポンプによる定速運転を行う機構が市販さ
れている。しかしこのものは油圧機器の重量が重く、か
つ機構が複雑でオイルの疲労に対する保守にも多くの費
用を要する。
【０００４】専用エンジンを使用する冷凍機において
は、輸送荷物の品質維持は出来るが、専用エンジンを使
用する為、環境問題（エンジンの排気ガス、騒音）につ
いては問題がある。また、専用エンジンを取り付けるこ
とにより、専用エンジンの重量分だけ車輌の積載量が減
少し車輌１台当りの輸送効率が悪くなる。また油圧機構
を使用して車輌エンジンから動力をとり出すが、車輌エ
ンジン回転数に比例せずに一定の回転を取り出すことに
より冷凍機能力を安定させる方法においては、油圧機構
は専用エンジン程ではないが重量があり、また構造が複
雑になる為、取付調整及び修理が難しい。しかし電気駆
動方式であれば、必要量さえ満たせば複数個でも、家
庭、工場の様に自由にコントロールできる。漏電等もブ
レーカーの進歩で殆ど危険はないので、この方式の改良
がのぞまれている。
は、輸送荷物の品質維持は出来るが、専用エンジンを使
用する為、環境問題（エンジンの排気ガス、騒音）につ
いては問題がある。また、専用エンジンを取り付けるこ
とにより、専用エンジンの重量分だけ車輌の積載量が減
少し車輌１台当りの輸送効率が悪くなる。また油圧機構
を使用して車輌エンジンから動力をとり出すが、車輌エ
ンジン回転数に比例せずに一定の回転を取り出すことに
より冷凍機能力を安定させる方法においては、油圧機構
は専用エンジン程ではないが重量があり、また構造が複
雑になる為、取付調整及び修理が難しい。しかし電気駆
動方式であれば、必要量さえ満たせば複数個でも、家
庭、工場の様に自由にコントロールできる。漏電等もブ
レーカーの進歩で殆ど危険はないので、この方式の改良
がのぞまれている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】最近の商品の傾向とし
ての交流発電式冷凍車を必要とする理由として （１）ハイブリッド方式により、車輌の排気ガスを削
減、騒音も低減し環境問題の解決に寄与する必要があ
る。 （２）従来のエンジン直結冷凍車の様に回転数が不定で
あると、低速回転でのコンプレッサーの能力が必要であ
るが、定速回転が得られるようにして冷凍装置の小型軽
量化を可能にする必要がある。 （３）交差点での信号待ち、コンビニ等人の多い所での
荷卸し時等に、エンジンストップが出来、排ガス、騒音
の大幅の削減が出来るようにすることが必要である。 （４）複数個のコンプレッサーの駆動を簡単にし、低温
室、中温室等複数室の冷凍車の製作を可能にする必要が
ある。 （５）複数のコンプレッサーの駆動により多元式超低温
（−４０〜５０℃）冷凍車の製作を可能とする必要があ
る。 （６）動力源を交流電源にすることにより、交流駆動の
小型フリーザーから大型冷蔵庫用の機器部材の転用が可
能とする必要がある。 本発明はこのような要求を満たすことのできる冷凍車の
冷凍機駆動機構を提供することを目的とする。
ての交流発電式冷凍車を必要とする理由として （１）ハイブリッド方式により、車輌の排気ガスを削
減、騒音も低減し環境問題の解決に寄与する必要があ
る。 （２）従来のエンジン直結冷凍車の様に回転数が不定で
あると、低速回転でのコンプレッサーの能力が必要であ
るが、定速回転が得られるようにして冷凍装置の小型軽
量化を可能にする必要がある。 （３）交差点での信号待ち、コンビニ等人の多い所での
荷卸し時等に、エンジンストップが出来、排ガス、騒音
の大幅の削減が出来るようにすることが必要である。 （４）複数個のコンプレッサーの駆動を簡単にし、低温
室、中温室等複数室の冷凍車の製作を可能にする必要が
ある。 （５）複数のコンプレッサーの駆動により多元式超低温
（−４０〜５０℃）冷凍車の製作を可能とする必要があ
る。 （６）動力源を交流電源にすることにより、交流駆動の
小型フリーザーから大型冷蔵庫用の機器部材の転用が可
能とする必要がある。 本発明はこのような要求を満たすことのできる冷凍車の
冷凍機駆動機構を提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】フライホイルＰＴＯ、又
はクランクシャフトプーリー等車輌エンジンの露出回転
部より取り出した動力で小型高出力発電機を駆動して発
電し、該電力を制御器６及び冷凍機電源ボックス７を介
して、交流電動モータ８で冷凍システムを駆動するよう
にした。又、小型高出力発電機４で発電した電力をバッ
テリー５を介して制御器６及び冷凍機電源ボックス７を
介して冷凍システムを駆動するようにした。
はクランクシャフトプーリー等車輌エンジンの露出回転
部より取り出した動力で小型高出力発電機を駆動して発
電し、該電力を制御器６及び冷凍機電源ボックス７を介
して、交流電動モータ８で冷凍システムを駆動するよう
にした。又、小型高出力発電機４で発電した電力をバッ
テリー５を介して制御器６及び冷凍機電源ボックス７を
介して冷凍システムを駆動するようにした。
【０００７】
【発明の実施の形態】図１に基づいて説明する。図１
で、１は車輌エンジン、２はクランクシャフトプーリ
ー、即ちエンジンの露出回転部分より動力をベルト３で
取り出し小型高出力発電機４を駆動し、発電する構成と
なっている。このように、エンジン低速運転で必要電力
を確保する機構にし、エンジン高速回転時における余っ
た電力はバッテリー５に充電し、これを低速運転、短時
間エンジン停止時の予備電力とする。これにより小型冷
凍車から大型冷凍車までの領域をカバーすることができ
る。なお図１で１ａはフライホイールＰＴＯで動力を取
出す方式である。６は制御器、７は冷凍機電源ボック
ス、８はＡＣモータ、９は冷凍機コンプレッサー、１０
はコンデンサーである。
で、１は車輌エンジン、２はクランクシャフトプーリ
ー、即ちエンジンの露出回転部分より動力をベルト３で
取り出し小型高出力発電機４を駆動し、発電する構成と
なっている。このように、エンジン低速運転で必要電力
を確保する機構にし、エンジン高速回転時における余っ
た電力はバッテリー５に充電し、これを低速運転、短時
間エンジン停止時の予備電力とする。これにより小型冷
凍車から大型冷凍車までの領域をカバーすることができ
る。なお図１で１ａはフライホイールＰＴＯで動力を取
出す方式である。６は制御器、７は冷凍機電源ボック
ス、８はＡＣモータ、９は冷凍機コンプレッサー、１０
はコンデンサーである。
【０００８】
【発明の効果】このように車輌エンジン１によって小型
高出力発電機４を駆動させることにより、車輌エンジン
１の回転数に比例せず一定した電力が供給でき、安定し
た冷凍機能力を維持できるようになり輸送荷物の品質を
維持できる。又冷凍機専用エンジンが必要ない為、車輌
積載量の減少が少なくなり、環境問題（エンジンの排気
ガス、騒音）にも寄与することになる。さらに、電力供
給経路にバッテリー５を入れ発電機４により発電した電
気をバッテリー５に蓄電した電力を制御器６で変換し、
冷凍機に供給することができるようにしたので、この蓄
えた電力で車輌エンジン１が停止した時にも一定時間冷
凍機を駆動することが可能であり、現在問題とされてい
るアイドリングストップの推進が可能となり、より環境
問題に寄与することが出来る。構造が単純な為取付調整
及び修理が簡単になる。小型高出力発電機４の能力を上
げることにより複数の冷凍機を駆動でき、車輌の荷台を
複数温度で使用したり、超低温にすることが出来る。現
在の車輌用冷凍機は車庫などで市中電源を供給して冷凍
機を駆動する装置を装備している車輌が多く、このよう
な車輌には発電機部分を取り付けるだけで上記の効果が
期待でき、価格面においても安価に改造することが出来
る。
高出力発電機４を駆動させることにより、車輌エンジン
１の回転数に比例せず一定した電力が供給でき、安定し
た冷凍機能力を維持できるようになり輸送荷物の品質を
維持できる。又冷凍機専用エンジンが必要ない為、車輌
積載量の減少が少なくなり、環境問題（エンジンの排気
ガス、騒音）にも寄与することになる。さらに、電力供
給経路にバッテリー５を入れ発電機４により発電した電
気をバッテリー５に蓄電した電力を制御器６で変換し、
冷凍機に供給することができるようにしたので、この蓄
えた電力で車輌エンジン１が停止した時にも一定時間冷
凍機を駆動することが可能であり、現在問題とされてい
るアイドリングストップの推進が可能となり、より環境
問題に寄与することが出来る。構造が単純な為取付調整
及び修理が簡単になる。小型高出力発電機４の能力を上
げることにより複数の冷凍機を駆動でき、車輌の荷台を
複数温度で使用したり、超低温にすることが出来る。現
在の車輌用冷凍機は車庫などで市中電源を供給して冷凍
機を駆動する装置を装備している車輌が多く、このよう
な車輌には発電機部分を取り付けるだけで上記の効果が
期待でき、価格面においても安価に改造することが出来
る。
【図１】本発明の機構説明図。
【図２】公知のコンプレッサ駆動方式を示す図。
１ 車輌エンジン 1a フライホイー
ルＰＴＯ ２ クランクシャフトプーリー ３ ベルト ４ 小型高出力発電機 ５ バッテリー ６ 制御器 ７ 冷凍機電源ボ
ックス ８ ＡＣモータ ９ 冷凍機コンプレ
ッサー 10 コンデンサー
ルＰＴＯ ２ クランクシャフトプーリー ３ ベルト ４ 小型高出力発電機 ５ バッテリー ６ 制御器 ７ 冷凍機電源ボ
ックス ８ ＡＣモータ ９ 冷凍機コンプレ
ッサー 10 コンデンサー
Claims (2)
- 【請求項１】 フライホイルＰＴＯ、又はクランクシャ
フトプーリー等車輌エンジンの露出回転部より取り出し
た動力で小型高出力発電機を駆動して発電し、該電力を
制御器（６）及び冷凍機電源ボックス（７）を介して、
交流電動モータ（８）で冷凍システムを駆動することを
特徴とする冷凍車輌に搭載される冷凍機の駆動機構。 - 【請求項２】 小型高出力発電機（４）で発電した電力
をバッテリー（５）を介して制御器（６）及び冷凍機電
源ボックス（７）を介して交流電動モータ（８）で冷凍
システムを駆動するようにした請求項１記載の冷凍車輌
に搭載される冷凍機の駆動機構。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11222383A JP2001050630A (ja) | 1999-08-05 | 1999-08-05 | 冷凍車輌に搭載される冷凍機の駆動機構 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11222383A JP2001050630A (ja) | 1999-08-05 | 1999-08-05 | 冷凍車輌に搭載される冷凍機の駆動機構 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001050630A true JP2001050630A (ja) | 2001-02-23 |
Family
ID=16781507
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11222383A Pending JP2001050630A (ja) | 1999-08-05 | 1999-08-05 | 冷凍車輌に搭載される冷凍機の駆動機構 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001050630A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2003072378A1 (en) * | 2002-02-26 | 2003-09-04 | Dometic Applicances Ab | Power control |
| JP2009281649A (ja) * | 2008-05-21 | 2009-12-03 | Daikin Ind Ltd | 暖房システム |
| JP2009281648A (ja) * | 2008-05-21 | 2009-12-03 | Daikin Ind Ltd | 暖房システム |
| CN103836869A (zh) * | 2014-03-18 | 2014-06-04 | 海信（山东）冰箱有限公司 | 一种冰箱及其制冷*** |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0431123A (ja) * | 1990-05-29 | 1992-02-03 | Toshiba Corp | 車両用冷凍装置 |
-
1999
- 1999-08-05 JP JP11222383A patent/JP2001050630A/ja active Pending
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0431123A (ja) * | 1990-05-29 | 1992-02-03 | Toshiba Corp | 車両用冷凍装置 |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2003072378A1 (en) * | 2002-02-26 | 2003-09-04 | Dometic Applicances Ab | Power control |
| US6693406B2 (en) | 2002-02-26 | 2004-02-17 | Dometic Applicances Ab | Method of controlling a motor and a power supply apparatus |
| JP2009281649A (ja) * | 2008-05-21 | 2009-12-03 | Daikin Ind Ltd | 暖房システム |
| JP2009281648A (ja) * | 2008-05-21 | 2009-12-03 | Daikin Ind Ltd | 暖房システム |
| CN103836869A (zh) * | 2014-03-18 | 2014-06-04 | 海信（山东）冰箱有限公司 | 一种冰箱及其制冷*** |
| CN103836869B (zh) * | 2014-03-18 | 2016-03-16 | 海信（山东）冰箱有限公司 | 一种冰箱及其制冷*** |
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