JP2001050115A - ガス体燃料用エンジンのインジェクタポートの形状 - Google Patents

ガス体燃料用エンジンのインジェクタポートの形状

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JP2001050115A JP11222707A JP22270799A JP2001050115A JP 2001050115 A JP2001050115 A JP 2001050115A JP 11222707 A JP11222707 A JP 11222707A JP 22270799 A JP22270799 A JP 22270799A JP 2001050115 A JP2001050115 A JP 2001050115A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 燃料としての天然ガスと吸入空気とを均一に
混合させるガス体燃料用エンジンのインジェクタポート
の形状を提供する。 【解決手段】 各吸気管3の内部壁面3aにインジェク
タ4から噴射した燃料としての天然ガスを噴出させる燃
料噴出口20aを形成して、インジェクタ4の燃料噴射
面4aを燃料噴出口20aから所定の距離を有した位置
に設置させると共に、断面積が燃料噴射面4a位置から
燃料噴出口20a位置に向けて徐々に小さくなるようイ
ンジェクタポート20を形成した。このように構成する
ことで、インジェクタ4から噴射された天然ガス流がイ
ンジェクタポート20内部で加速されて燃料噴出口20
aから噴出されるので、噴出された天然ガスを吸入空気
流に衝突させることで、天然ガスと吸入空気とを均一に
混合させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガス体燃料用エン
ジンのインジェクタポートの形状に関するもので、特
に、燃料としての天然ガスと吸入空気とを均一に混合さ
せるガス体燃料用エンジンのインジェクタポートの形状
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、内燃機関の燃料として圧縮天
然ガス(CNG)が広く使用されてきたが、ガソリンエ
ンジンおよびディーゼルエンジンの発達に伴い、使用さ
れることが少なくなっていた。ところが、近年では、環
境やエネルギーに対する関心が深まったことで再び内燃
機関の燃料として圧縮天然ガスが注目されており、排気
ガスの清浄、燃料消費率の向上、始動性能および出力性
能の向上等のために、圧縮天然ガス用エンジンにおいて
もインジェクション方式が採用されることが多くなって
いる。
【0003】図7および図8に示したのは、従来の圧縮
天然ガスエンジンの一実施例で、CNGボンベ51に充
填された圧縮天然ガスは、ガス管52に設けられたレギ
ュレータ53により所定の圧力に減圧されて燃料分配管
54に流入して、燃料分配管54により各シリンダ55
毎に設けられたインジェクタ56に分配され、インジェ
クタ56により各吸気管57を燃焼室58に向けて流れ
る吸入空気に噴射される構造になっている。また、燃料
分配管54には、図7に示すように、ECU(電子制御
装置)59のインターフェイスに接続された燃圧センサ
60および燃温センサ61が配設されており、ガス圧力
およびガス温度に応じて変化する天然ガス流量は、EC
U59がそれぞれのセンサ60,61の信号に応じてイ
ンジェクタ56の燃料噴射時間を補正することにより制
御されている。また、吸入空気は、エアクリーナ62に
より浄化された後、スロットルバルブ63により流量が
調節されて各吸気管57に流入されている。なお、EC
U59のインターフェイスには、吸気圧力センサ64、
スロットルセンサ65、水温センサ66およびクランク
角センサ67が接続されており、ECU59は、これら
のセンサの信号に応じてエンジンの状態を最適に制御し
ている。
【0004】ところで、天然ガスは希薄域での着火性に
優れており、燃料としての天然ガスと吸入空気とを均一
に混合させることにより安定した着火性を得ることがで
きるが、天然ガス燃料はメタンを主成分としているため
比重が空気より小さく、燃料として天然ガスを用いたエ
ンジンにおいては、図8に示すように、インジェクタ5
6により噴射された天然ガスが吸気ポート68の上方に
集合すると共に吸入空気が下方に集合する傾向にあり、
天然ガスと空気とを均一に混合させることが難しかっ
た。また、天然ガスと吸入空気との混合気が燃焼室58
に流入するまでの流入経路を長く形成することで天然ガ
スと吸入空気とを均一に混合させることが行われたが、
エンジンの応答性を悪化させることになってしまってい
た。
【0005】そこで、燃料として天然ガスを使用するガ
ス体燃料用エンジンにおいて、その吸気システムをエン
ジン各気筒の吸気管のスロットルバルブ下流側の吸気ポ
ート内に、吸気の主流に対抗する方向に燃料噴出口を形
成し、シリンダの吸気行程においてのみ、燃料噴出口か
ら燃料を噴出するようにしたインジェクタを配置したこ
とが実開平6−80825号公報により開示されてい
る。この吸気システムによれば、吸気の主流に対抗して
燃料としての天然ガスを噴出させることにより偏流が発
生して、その結果燃焼室内にタンブルを発生させること
で均一な混合気を得るようにした。
【0006】しかしながら、前述した吸気システムで
は、天然ガスの噴射の圧力により吸気流に偏流を生じさ
せることで燃焼室内にタンブルを発生させるので、吸気
量が少ない領域では、その効果が発揮できず燃焼異常を
起こす恐れがあった。また、吸気ポート内に燃料噴出口
を形成するので、シリンダヘッドの成形型を新規に制作
する必要があり、コストが高くついてしまうといった問
題もあった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、上記
事情に鑑みてなされたもので、吸気管内部の壁面に形成
した燃料噴出口から流速の速い燃料としての天然ガスを
噴出させることにより、天然ガスと吸入空気とを均一に
混合するようにしたガス体燃料用エンジンのインジェク
タポートの形状を提供する。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のうち請求項1に記載の発明は、スロットル
バルブ下流側の各吸気管の内部壁面に燃料噴出口を設け
て、該燃料噴出口にエンジンの吸気行程においてのみ燃
料としての天然ガスを噴射するようにしたインジェクタ
を配設したガス体燃料用エンジンのインジェクタポート
の形状において、 インジェクタの燃料噴射面を燃料噴
出口と所定の距離を有して設置させて、燃料噴射面と燃
料噴出口との間の燃焼室側の壁面に凸部を形成したこと
を特徴とする。
【0009】このように構成することで、インジェクタ
の燃料噴射面から噴射された燃料としての天然ガスは、
インジェクタポートの燃焼室側の壁面に形成された凸部
に沿うようにしてその流速が加速されて燃料噴出口から
噴出されるので、天然ガスと吸入空気流とを衝突させる
ことができ、天然ガスと吸入空気とを均一に混合させる
ことができる。
【0010】また、本発明のうち請求項2に記載の発明
は、凸部をインジェクタポートの断面積がインジェクタ
の燃料噴射面から燃料噴出口に向けて徐々に小さくなる
よう形成したことを特徴とする。
【0011】このように構成することで、燃料噴出口か
ら噴出される燃料としての天然ガスの流速が加速される
ので、天然ガスと吸入空気とを均一に混合させることが
できる。
【0012】また、本発明のうち請求項3に記載の発明
は、燃焼室の壁面に燃料噴出口を形成して、該燃料噴出
口にエンジンの圧縮行程においてのみ燃料としての天然
ガスを噴射するようにしたインジェクタを設置したガス
体燃料用エンジンのインジェクタポートの形状におい
て、インジェクタの燃料噴射面を燃焼室の壁面に形成さ
れた燃料噴出口から所定の距離を有する位置に設け、イ
ンジェクタポートの内部壁面に圧縮行程で空気が圧縮さ
れる方向と逆の方向に突出する凸部を形成したことを特
徴とする。
【0013】このように構成することで、インジェクタ
の噴射面から噴射された燃料としての天然ガスは、イン
ジェクタポートの圧縮行程で空気が圧縮される方向と逆
の方向に突出させた凸部に沿うようにしてその流速が加
速されて燃料噴出口から噴出されるので、天然ガスと吸
入空気流とを衝突させることができ、天然ガスと吸入空
気とを均一に混合させることができる。
【0014】また、本発明のうち請求項4に記載の発明
は、凸部をインジェクタポートの断面積がインジェクタ
の燃料噴射面から燃料噴出口に向けて徐々に小さくなる
よう形成したことを特徴とする。
【0015】このように構成することで、燃焼室壁面に
形成された燃料噴出口から噴出される燃料としての天然
ガスの流速が加速されるので、天然ガスと吸入空気とを
均一に混合させることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図1ないし
図5に基づいて説明する。まず、本実施の形態のガス体
燃料用エンジンの概略について説明する。本実施の形態
のガス体燃料用エンジン1は、燃料として圧縮天然ガス
(CNG)が使用されており、図2に示すように、CN
G容器2に充填された圧縮天然ガスを各吸気管3に設け
られたCNGインジェクタ4(以下、単にインジェクタ
と呼ぶ)で、吸気管3を燃焼室5(図1参照)に向けて
流れる吸入空気に噴射することにより、天然ガスと空気
とを混合させる構造になっている。
【0017】次に、燃料としての圧縮天然ガスをインジ
ェクタ4に供給する構成について説明する。CNG容器
2に充填された圧縮天然ガス(ゲージ圧200kg/c
m2)は、フィルタ6により浄化されると共に高圧減圧弁
7により所定の圧力(3kg/cm 2)に減圧されて、燃料
分配管8により各吸気管3に設けられたインジェクタ4
に分配される構造になっている。また、インジェクタ4
は、燃料噴射タイミングを図示しないECU(電子制御
装置)により、エンジン1の吸気行程においてのみ燃料
としての天然ガスを噴射するように制御されている。燃
料分配管8には、燃料温度センサ9および燃料圧力セン
サ10が設けられており、燃料温度および燃料圧力によ
り変化する燃料流量は、ECU(電子制御装置)が燃料
温度センサ9および燃料圧力センサ10の検出信号に基
づいてインジェクタ4の燃料噴射時間を補正することに
より制御されている。
【0018】なお、外気を吸入する吸気系は、図2に示
すように、エアクリーナ11により浄化された吸入空気
の流量がスロットルバルブ12により調節されて、エン
ジン1の各吸気ポート13に接続されたそれぞれの吸気
管3に流入するよう構成されている。また、符号14は
圧縮天然ガスの充填口、符号15は燃料充填弁、符号1
6は逆止弁、符号17は主止弁である。さらに、符号1
8は残量圧力センサで、CNG容器2の残量圧力が運転
席の圧力計19に表示される構造になっている。
【0019】次に、本実施の形態のガス体燃料用エンジ
ンのインジェクタポート20の形状について説明する。
本実施の形態のインジェクタポート20は、図1および
図3に示すように、スロットルバルブ12(図2参照)
下流側の各吸気管3の上側に設けられ、吸気管3内部の
壁面3aにインジェクタ4から噴射した天然ガスを吸気
管3内部に噴出させるための燃料噴出口20aを形成す
ると共に、インジェクタ4の燃料噴射面4aを燃料噴出
口20aから所定の距離(図1中のL)を有した位置に
設置させるよう構成されている。また、インジェクタポ
ート20には、インジェクタポート20内部の燃焼室5
側の壁面20bに凸部21(図1および図3中の斜線部
分)が設けられており、該凸部21は、図3および図4
に示すように、インジェクタポート20の断面積がイン
ジェクタ4の燃料噴射面4aの位置(図3の断面A−A
部および図4のa)から燃料噴出口20aの位置(図3
の断面C−C部および図4のc)に向けて、徐々に小さ
くなるよう形成されている。なお、インジェクタポート
20の断面は、図4の(a)(b)(c)に示す形状に
限定せず、図5に示すように、該断面形状が真円を保つ
ようにして、インジェクタ4の燃料噴射面4aの位置
(図5のa)から燃料噴出口20aの位置(図5のc)
に向けて徐々に小さくなるよう凸部21を形成してもよ
い。
【0020】このような構成において、本実施の形態の
ガス体燃料用エンジンのインジェクタポートの形状の作
用について説明する。本実施の形態のガス体燃料用エン
ジンでは、図3に示すように、エンジン1の吸気行程に
おいて、各吸気管3を燃焼室5に向けて流入する吸入空
気に、燃料噴射タイミングが図示しないECU(電子制
御装置)により制御された燃料としての天然ガスが、イ
ンジェクタ4の燃料噴射面4aから噴射される。そし
て、インジェクタ4から噴射された天然ガスは、図1に
示すように、断面積がインジェクタ4の燃料噴射面4a
位置(図3の断面A−A部)から燃料噴出口20a位置
(図3の断面C−C部)に向けて徐々に小さくなるよう
形成されたインジェクタポート20を流れる際に、該流
速が加速されて燃料噴出口20aから噴出される。
【0021】したがって、インジェクタポート20の断
面積を徐々に小さくなるよう形成することにより、イン
ジェクタ4から噴射された天然ガス流がインジェクタポ
ート20内部で加速されて燃料噴出口20aから噴出さ
れるので、各吸気管3を燃焼室5に向けて流入する吸入
空気に天然ガスを衝突させて、燃料としての天然ガスと
吸入空気とを均一に混合させることができる。また、均
一な混合気を得るために混合気の流入経路を長く形成す
るようなことなく、燃料としての天然ガスと吸入空気と
を混合させるので、応答性を損なうことなく均一な混合
気を得ることができる。さらに、インジェクタポート2
0は、吸気管3内部の壁面3aに燃料噴出口20aを形
成したので、エンジン1のシリンダヘッドを他のエンジ
ンと共通化することができ、低コストで製造することが
できる。
【0022】次に、他の実施の形態のガス体燃料用エン
ジンのインジェクタポートの形状について説明する。な
お、前述した実施の一形態のガス体燃料用エンジンと構
成が同じ部分については、同じ符号を用いて該説明も省
く。他の実施の形態のガス体燃料用エンジンのインジェ
クタポートの形状は、図6に示すように、燃焼室5に燃
料としての天然ガスを直接噴出する直接燃料噴射方式の
ガス体燃料用エンジンに関するものである。インジェク
タポート20は、燃焼室5の壁面5aに、インジェクタ
4から噴射された燃料としての天然ガスを燃焼室5に噴
出させる燃料噴出口20aが形成されており、インジェ
クタ4の燃料噴射面4aを燃焼室5の方向に向けて燃料
噴出口20aから所定の距離(図6中のL)の位置に設
置されるよう構成されている。また、インジェクタポー
ト20には、図6に示すように、インジェクタポート2
0内部の壁面20bに、燃焼室5内部の吸入空気がエン
ジン1の圧縮行程において圧縮される方向と逆の方向に
突出させた凸部21(図6中の斜線部分)が設けられて
おり、該凸部21は、インジェクタポート20の断面積
がインジェクタ4の燃料噴射面4a位置から燃料噴出口
20a位置に向けて、徐々に小さくなるよう形成されて
いる。なお、インジェクタ4は、エンジン1の圧縮行程
においてのみ燃料としての天然ガスを噴射するように、
燃料噴射タイミングが図示しないECU(電子制御装
置)により制御されている。なお、図6において符号2
2はピストン、符号23は点火プラグである。
【0023】このような構成において、他の実施の形態
のガス体燃料用エンジンのインジェクタポートの形状に
おける作用について説明する。他の実施の形態のガス体
燃料用エンジンでは、図6に示すように、エンジン1の
圧縮行程において、燃焼室5で圧縮される吸入空気に、
燃料噴射タイミングが図示しないECU(電子制御装
置)により制御された燃料としての天然ガスがインジェ
クタ4の燃料噴射面4aから噴射される。そして、イン
ジェクタ4から噴射された天然ガスは、図6に示すよう
に、断面積がインジェクタ4の燃料噴射面4a位置から
燃料噴出口20a位置に向けて徐々に小さくなるよう形
成されたインジェクタポート20を流れる際に、該流速
が加速されて燃料噴出口20aから噴出される。
【0024】したがって、インジェクタポート20の断
面積を徐々に小さくなるよう形成することにより、イン
ジェクタ4から噴射された天然ガスの流速がインジェク
タポート20内部で加速され燃料噴出口20aから噴出
されるので、エンジン1の圧縮行程において上昇するピ
ストン22で押し上げられる燃焼室5の吸入空気に天然
ガスを衝突させることにより、燃料としての天然ガスと
吸入空気とを均一に混合させることができる。また、圧
縮天然ガスエンジンは混合気が均一であれば希薄域での
着火性が高いので、天然ガスと吸入空気とを均一に混合
させることで、燃料としてガソリンを用いた直接燃料噴
射方式のエンジンのように点火プラグ23の周辺にリッ
チ雰囲気を形成させる必要がない。
【0025】
【発明の効果】本発明のうち請求項1に記載の発明によ
れば、各吸気管の内部壁面に燃料噴出口を設けて、該燃
料噴出口から所定の距離を有した位置にインジェクタの
燃料噴射面を設置するようインジェクタポートを形成し
て、該インジェクタポートの燃焼室側の壁面に凸部を設
けたので、インジェクタの燃料噴射面から噴射された燃
料としての天然ガスの流速がインジェクタポートの凸部
に沿って加速され、該加速された天然ガス流を吸気管を
燃焼室に向けて流入する吸入空気に衝突させることによ
り、エンジンの応答性を損ねることなく、天然ガスと吸
入空気とを均一に混合させることができる。また、イン
ジェクタポートをスロットルバルブ下流側の各吸気管に
設けたので、他のエンジンとシリンダヘッドを共通化す
ることができ、低コストで製造できる。
【0026】また、本発明のうち請求項2に記載の発明
によれば、請求項1に記載の発明において、凸部をイン
ジェクタポートの断面積がインジェクタの燃料噴射面位
置から燃料噴出口位置に向けて徐々に小さくなるよう形
成したので、インジェクタの燃料噴射面から噴射された
天然ガス流が加速されて燃料噴出口から噴出されること
で、燃料としての天然ガスと吸入空気とを均一に混合さ
せることができる。
【0027】また、本発明のうち請求項3に記載の発明
によれば、燃焼室の壁面に燃料噴出口を設けて、該燃料
噴出口から所定の距離を有した位置にインジェクタの燃
料噴射面を設置するようインジェクタポートを形成し
て、該インジェクタポートに、エンジンの圧縮行程で吸
入空気が圧縮される方向と逆の方向に突出させた凸部を
設けたので、インジェクタの燃料噴射面から噴射された
燃料としての天然ガスの流速がインジェクタポートの凸
部に沿って加速され、該加速された天然ガス流を圧縮行
程で圧縮される吸入空気に衝突させることにより、天然
ガスと吸入空気とを均一に混合させることができ、燃料
としてガソリンを用いた直接燃料噴射方式のエンジンの
ように点火プラグ周辺にリッチ雰囲気を形成させる必要
がない。
【0028】また、本発明のうち請求項4に記載の発明
によれば、請求項3に記載の発明において、凸部をイン
ジェクタポートの断面積がインジェクタの燃料噴射面位
置から燃料噴出口位置に向けて徐々に小さくなるよう形
成したので、インジェクタの燃料噴射面から噴射された
天然ガスの流速が加速されて燃料噴出口から噴出される
ことで、燃料としての天然ガスと吸入空気とを均一に混
合させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態のガス体燃料用エンジンのインジ
ェクタポートの形状の説明図である。
【図2】本実施の形態のガス体燃料用エンジンの概略を
示す説明図である。
【図3】本実施の形態のガス体燃料用エンジンのインジ
ェクタポートの形状により、流速が加速された燃料とし
ての天然ガスが、吸気管を燃焼室に向けて流入する吸入
空気に噴出される状態を示す説明図である。
【図4】本実施の形態のガス体燃料用エンジンのインジ
ェクタポートの断面形状を示す図で、(a)は図3にお
ける断面A−A、(b)は図3における断面B−B、
(c)は図3における断面C−Cである。
【図5】図4におけるインジェクタポートの断面形状の
他の例を示す図である。
【図6】他の実施の形態のガス体燃料用エンジンのイン
ジェクタポートの形状の説明図である。
【図7】従来の燃料として圧縮天然ガスを用いたエンジ
ンの概略を示す説明図である。
【図8】従来の燃料として圧縮天然ガスを用いたエンジ
ンが吸入空気に天然ガスをインジェクタにより噴射する
状態を示す説明図である。
【符号の説明】
3 吸気管 3a 壁面 4 インジェクタ 4a 燃料噴射面 5 燃焼室 5a 壁面 12 スロットルバルブ 20 インジェクタポート 20a 燃料噴射口 20b 壁面 21 凸部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02M 21/02 F02M 21/02 S 301 301R 35/10 101 35/10 101E 69/00 69/00 350T

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スロットルバルブ下流側の各吸気管の内
    部壁面に燃料噴出口を設けて、該燃料噴出口にエンジン
    の吸気行程においてのみ燃料としての天然ガスを噴射す
    るようにしたインジェクタを配設したガス体燃料用エン
    ジンのインジェクタポートの形状において、 インジェクタの燃料噴射面を前記燃料噴出口と所定の距
    離を有して設置させて、前記燃料噴射面と前記燃料噴出
    口との間の燃焼室側の壁面に凸部を形成したことを特徴
    とするガス体燃料用エンジンのインジェクタポートの形
    状。
  2. 【請求項2】 前記凸部を前記インジェクタポートの断
    面積がインジェクタの前記燃料噴射面から前記燃料噴出
    口に向けて徐々に小さくなるよう形成したことを特徴と
    する請求項1に記載のガス体燃料用エンジンのインジェ
    クタポートの形状。
  3. 【請求項3】 燃焼室の壁面に燃料噴出口を形成して、
    該燃料噴出口にエンジンの圧縮行程においてのみ燃料と
    しての天然ガスを噴射するようにしたインジェクタを設
    置したガス体燃料用エンジンのインジェクタポートの形
    状において、 インジェクタの燃料噴射面を燃焼室の壁面に形成された
    燃料噴出口から所定の距離を有する位置に設け、インジ
    ェクタポートの内部壁面に圧縮行程で空気が圧縮される
    方向と逆の方向に突出する凸部を形成したことを特徴と
    するガス体燃料用エンジンのインジェクタポートの形
    状。
  4. 【請求項4】 前記凸部を前記インジェクタポートの断
    面積がインジェクタの前記燃料噴射面から前記燃料噴出
    口に向けて徐々に小さくなるよう形成したことを特徴と
    する請求項3に記載のガス体燃料用エンジンのインジェ
    クタポートの形状。
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Cited By (6)

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