JP2001048366A - シート供給装置、画像形成装置 - Google Patents

シート供給装置、画像形成装置

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JP2001048366A
JP2001048366A JP11227147A JP22714799A JP2001048366A JP 2001048366 A JP2001048366 A JP 2001048366A JP 11227147 A JP11227147 A JP 11227147A JP 22714799 A JP22714799 A JP 22714799A JP 2001048366 A JP2001048366 A JP 2001048366A
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肇 由井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外気の温度又は湿度に基づいてシートに対し
て吹き付けるエアーの湿度を所定のレベルに納め、シー
ト供給性能の向上とシートを出力する際の品質維持を図
る。 【解決手段】 シートPを収容するシート収容手段1
と、このシート収容手段1に収容されたシートPを順次
供給するシート供給手段2と、このシート収容手段1に
収容されたシートPに対してエアーを吹き付けるエアー
吹き付け手段3と、このエアー吹き付け手段3により吹
き付けられるエアーを加熱するエアー加熱手段4と、こ
のエアー加熱手段4により加熱される前のエアーの温度
を検出する加熱前エアー温度検出手段5と、この加熱前
エアー温度検出手段5により検出されたエアーの温度に
基づいてエアー加熱手段4による加熱動作を制御する制
御手段6とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、積載されたシート
を供給するシート供給装置及び画像形成装置に関し、特
にシート間の密着性の高いシートを分離・給送する供給
装置及びそれを用いた画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】プリンタや複写機等の画像形成装置にお
いては、一般に、画像が形成される媒体として、連続的
な給紙を可能とするカットシートが用いられており、こ
れらのシート(用紙)は、従来、複写機メーカー指定の普
通紙や上質紙が用いられていた。これらの普通紙や上質
紙は表面平滑度が低いことから用紙間密着力が低く、給
紙トレイ等の用紙積載部からシートを1枚ずつ繰り出す
際にも複数枚のシートが密着して供給される重送を防ぐ
ことが比較的容易であった。しかしながら、近年では、
記録媒体の多様化に伴い、表面平滑度の高いものも含め
て多種シートの搬送が要求されるようになってきてお
り、特に、カラー化技術の進展に伴い白色度を上昇させ
光沢を出した塗工紙(シートPの両面または片面に印刷
適正の改良を目的として塗料の一種である塗工カラーを
塗布した複合シート)や、フィルムシート、トレーシン
グペーパー等に対しても同一の機種による搬送要求が高
くなっている。この塗工紙や、フィルムシート、トレー
シングペーパー等はシート間の密着力が強いことから重
送を防ぐことが難しく、シートの供給には特別な対策が
必要となる。
【0003】例えば塗工紙を例にとって説明すると、こ
の塗工紙は、上質になるほど塗工量が増して光学的性質
である白色光沢度が上昇すると共に、原紙表面の凹凸が
減って表面平滑度が高くなる。一方で、表面平滑度が高
くなると、接したときの紙同士の間隔が狭くなり、その
間隔に空気を通さない状態となって生じた負圧が維持さ
れ、シート間(用紙間)の密着が強くなる。特に高湿の環
境下で塗工紙等の平滑シートが積載されている場合に
は、シート同士が吸着して密着度がより高くなる。フィ
ルムシートやトレーシングペーパー等も表面平滑度が高
く、シート間密着力が高い。
【0004】このような用紙間の密着が強い平滑シート
を、そのシートが積載された給紙トレイから1枚ずつ繰
り出す際には、通常の普通紙を給紙する装置のままでは
1枚ずつ分離して搬送することが非常に難しくなる。特
に、シートの表面に所定の押圧力にて接触回転してシー
トを引き込む引込ロールと、シートを捌くときに供給ロ
ールと分離ロールを一定圧にて押圧して分離する方式を
用いた給紙装置では、平滑シートを分離搬送する際に通
常の普通紙の分離搬送に比べて約30倍もの押圧力が必
要となる。このような平滑シートに対する密着を事前に
解消する方法として、本出願人は特開平11―5643
号公報にて、積載されたシートの側面からエアーを吹き
付ける技術について提案している。かかる技術によれ
ば、平滑シートにおける密着力の解消に大きな効果を上
げることが出来る。
【0005】一方、シート間の密着については、シート
が積載されている環境条件、とりわけ温湿度条件が大き
く影響していることが発明者等の研究により明らかにな
った。具体的には、複数種類のシートにおける実験にお
いて、温度10℃湿度15%、及び温度20℃湿度55
%の環境下ではシート間の密着を解くのに5〜10Nの
力で足りるのに対し、温度20℃湿度85%及び温度2
8℃湿度85%の環境下では密着を解くのに10〜30
Nもの力が必要となる。この結果は、シート間の密着に
湿度条件が大きく影響することを明らかにするものであ
る。即ち、シート間の密着を解くためには、低湿度の条
件下にて給紙を行うことが有効である。かかる課題に対
して明記されているものではないが、特開平6−324
73号公報には、除湿ヒータによって熱せられた空気を
シート束の側面に吹き付ける給紙装置が提案されてい
る。この技術によれば、積載されたシートを熱風により
乾燥させることが可能であり、上記の実験結果から明ら
かなように、シート間の密着解消に対して非常に効果が
あり、重送防止に対して有効な技術となり得る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように用紙側面か
らエアーを吹き付けて密着を解いてから給紙する技術に
より平滑シートの搬送性能を格段に上昇させることがで
きるが、特開平11―5643号公報に開示された技術
では、高湿下においてシートの密着を解くには不充分で
ある。また、特開平6−32473号公報のように熱風
を吹き付けることによりシートの捌き性能は上昇するも
のの、必要以上の熱風を吹き付けると、シートが乾燥し
過ぎてしまい、画像に対するディフェクト等の悪影響が
生じてしまう。
【0007】また更に、特開昭59−163242号公
報や、特開平4−94337号公報、特開平4−217
529号公報には、シート積載トレイの置かれた環境下
における湿度を測定し、ヒータによって暖める技術につ
いて開示されているが、これらはあくまでもシート積載
トレイ周辺における特定箇所の湿度を測定しているもの
に過ぎず、吹き付ける熱風の湿度を測定するものではな
い。積載されたシートは、もともと外気と同じ湿度に保
たれており、単純な空気流にて乾燥させることは難し
く、これらの公報に記載された技術のように、トレイ周
辺の湿度測定に基づくヒータの制御では、シート乾燥に
不充分か、シートの乾燥し過ぎによる画像トラブルが多
発してしまう。即ち、従来の技術では、シートの密着解
消とシートの乾燥し過ぎを防止するための木目細かな湿
度制御を行うことができなかった。
【0008】
【課題を解決するための手段】以上の技術的課題を解決
するために、本発明のシート供給装置は、図1に示すよ
うに、シートPを収容するシート収容手段1と、このシ
ート収容手段1に収容されたシートPを順次供給するシ
ート供給手段2と、このシート収容手段1に収容された
シートPに対してエアーを吹き付けるエアー吹き付け手
段3と、このエアー吹き付け手段3により吹き付けられ
るエアーを加熱するエアー加熱手段4と、このエアー加
熱手段4により加熱される前のエアーの温度を検出する
加熱前エアー温度検出手段5と、この加熱前エアー温度
検出手段5により検出されたエアーの温度に基づいてエ
アー加熱手段4による加熱動作を制御する制御手段6と
を備えたことを特徴としている。
【0009】また、この制御手段6は、エアー加熱手段
4による加熱動作を制御することによりエアー吹き付け
手段3から吹き付けるエアーの湿度を制御することを特
徴とすれば、シートPの乾燥し過ぎによる画質ディフェ
クトを防止しながらシートPの密着を解消し、シート供
給の改善を図ることが可能となる。
【0010】更に、本発明のシート供給装置は、シート
Pを収容するシート収容手段1と、このシート収容手段
1に収容されたシートPを順次供給するシート供給手段
2と、シート収容手段1に収容されたシートPに対して
エアーを吹き付けるエアー吹き付け手段3と、このエア
ー吹き付け手段3により吹き付けられるエアーを加熱す
るエアー加熱手段4と、このエアー加熱手段4により加
熱される前のエアーの湿度を検出する加熱前エアー湿度
検出手段7と、この加熱前エアー湿度検出手段7により
検出されたエアーの湿度に基づいてエアー加熱手段4に
よる加熱動作を制御する制御手段6とを備えたことを特
徴としている。
【0011】更にまた、本発明のシート供給装置は、シ
ートPを収容するシート収容手段1と、このシート収容
手段1に収容されたシートPを順次供給するシート供給
手段2と、シート収容手段1に収容されたシートPに対
してエアーを吹き付けるエアー吹き付け手段3と、この
エアー吹き付け手段3により吹き付けられるエアーが流
れるエアー流路8を構成すると共に、このエアー流路8
に流れるエアーを加熱するためのヒータ4が備えられた
ダクト9と、このダクト9に対してエアーが吸入される
エアー吸入部10の近傍に設けられダクト9に供給され
るエアーの温度または湿度を検出する検出手段5、7
と、この検出手段5、7により検出されたエアーの温度
または湿度に基づいてダクト9に設けられたヒータ4の
加熱温度を制御する制御手段6とを備えたことを特徴と
している。
【0012】ここで、特に塗工紙等のシート間密着度の
強いシートPを捌く際に、湿度を50%以内に保つこと
が好ましく、画質に影響を与えない湿度としては20%
以上に保つことが好ましい。その為、この制御手段6に
よる制御としては、加熱前エアー温度検出手段(検出手
段)5又は加熱前エアー湿度検出手段(検出手段)7によ
る検出結果に基づいて、予め記憶(プログラム)されてい
る関数等から算出された値によりエアー加熱手段(ヒー
タ)4を制御するように構成すれば、吹き付けるエアー
の湿度を具体的に制御することが可能となる。更に、こ
の予め記憶(プログラム)されている関数としては、エア
ーの温湿度から算出される蒸気圧曲線に基づくものが適
応できるが、離散的な関数であっても連続的な関数であ
っても、その関数の内容は問わない。例えば6段階程度
のスポット的な制御であれば、一定の制御機能が果たせ
ると共に制御の簡潔化を図ることができる点から好まし
い。
【0013】また、本発明を画像形成装置として把える
と、シート供給装置から供給されたシートPに対して画
像形成を施す画像形成部を更に備え、制御手段6は、シ
ート収容手段1に収容されたシートPの密着を解くため
に相対湿度を下げると共に、この相対湿度が画像形成部
により画像形成される際に画質に影響を及ぼさない所定
湿度以上となるように、エアー加熱手段4による加熱動
作又はヒータ4の加熱温度を制御することを特徴として
いる。
【0014】ここで、シートPの密着を解くための相対
湿度とは、前述のとおり相対湿度が約50%以下であ
り、この画質に影響を及ぼさない所定湿度以上とは、前
述のとおり相対湿度が約20%以上のレベルである。本
発明の画像形成装置に対してかかる制御を実施すること
により、シートPの搬送性能の維持と画質の維持との均
衡を図ることが可能となる。
【0015】また、本発明のシート供給装置は、シート
を収容するシート収容手段と、このシート収容手段に収
容されたシートを順次供給するシート供給手段と、シー
ト収容手段に収容されたシートに対してエアーを吹き付
けるエアー吹き付け手段と、このエアー吹き付け手段に
より吹き付けられるエアーを除湿するエアー除湿手段
と、このエアー除湿手段により除湿される前のエアーの
温度又は湿度を検出する除湿前エアー状態検出手段と、
この除湿前エアー状態検出手段により検出されたエアー
の温度又は湿度に基づいて前記エアー除湿手段による除
湿動作を制御する制御手段とを備えたことを特徴とすれ
ば、エアーを加熱する以外に、例えばエアーを冷却する
ことで、吹き付けるエアーを除湿することも可能とな
る。
【0016】更に、このエアー吹き付け手段は、エアー
が供給されるエアー流路を形成するダクトを備え、この
エアー除湿手段は、ダクト内に設けられると共に、ダク
トを通過するエアーに対して除湿動作を実行するように
構成すれば、吹き付けるエアーに対して効率的に除湿を
実行できる点で好ましい。
【0017】また更に、このエアー吹き付け手段は、供
給されるエアーが流れるエアー流路を有すると共に、エ
アー除湿手段は、このエアー流路の一部を冷却すること
により除湿することを特徴とすれば、エアー流路を流れ
るエアーを結露させることで除湿することが可能とな
り、簡単な構成でエアーの除湿を制御することが可能と
なる。
【0018】次に、上述した技術的手段の作用について
説明する。シート収容手段1に積載されたシートPに対
してエアーを吹き付けるエアー吹き付け手段3は、例え
ば回転するファンにより構成され、ファンの回転により
ダクト9を介してエアーを吸入し、吸入したエアーをシ
ートPに対して吹き付けるように構成されている。この
ダクト9は、エアー吸入部10からエアーを吸入し、エ
アー流路8を介してエアー吹き付け手段3にエアーを供
給するとともに、吸入したエアーを加熱するエアー加熱
手段(ヒータ)4を備えている。
【0019】例えば、シート供給手段2が駆動する所定
時間前に、エアー吹き付け手段3のファンが駆動するも
のとする。このファンの駆動によりダクト9のエアー吸
入部10からエアーが吸入されるが、このとき、エアー
吸入部10の近傍に配設されている加熱前エアー温度検
出手段(検出手段)5又は/及び加熱前エアー湿度検出手
段(検出手段)7による検出内容が制御手段6に入力され
る。この検出手段5、7によって温湿度が検出されるエ
アーは、ダクト9に流入する前のエアーであり、積載さ
れたシートPが存在する外気環境と同等と考えられる。
この検出手段5、7による検出結果に基づいて、制御手
段6はダクト9に設けられたエアー加熱手段(ヒータ)4
の加熱制御を実施する。エアー吸入部10から流入した
エアーは、エアー加熱手段(ヒータ)4により加熱され、
所定の湿度が保たれた状態にてエアー吹き付け手段3の
吹出し口からシートPに対して吹き出される。その結
果、シート収容手段1に収容されているシートPには、
所定の湿度が保たれた新鮮なエアーが吹き付けられるこ
ととなり、シートPの供給時における湿度が最適な状態
に維持される。
【0020】
【発明の実施の形態】◎ 実施の形態1 以下、添付図面に示す好適な実施の形態に基づいてこの
発明を詳細に説明する。図2は、本発明が適用された画
像形成装置の実施の形態を示している。同図において、
シート供給装置としての画像形成装置21は、原稿画像
を読み取る画像読み取り装置(IIT)23及びパーソナ
ルコンピュータ(PC)等からなる外部機器25と通信回
線27を介して接続される受信部29が備えられ、この
受信部29からの画像情報に基づいて画像書込装置31
を制御する画像記録制御部33が設けられている。この
画像記録制御部33は、画像書込装置31の制御の他、
後述するシート供給部60の制御やエアー吹出装置71
の制御、他のシート搬送系の制御をも実行している。ま
た、画像形成装置21は、画像書込装置31によって静
電潜像が書込まれる像担持体35と、この像担持体35
の円周方向に沿って配設されて像担持体35を帯電する
帯電器37と、帯電された像担持体35上にトナーを用
いて現像する現像装置39が設けられ、転写ローラ43
により搬送されたシートに対して像担持体35上のトナ
ー像を転写している。更に、シートに転写された画像を
定着させる定着装置45と、定着されたシートを排出す
る排出ローラ47と、この排出ローラ47によって排出
されたシートを積載する排出トレイ49と、転写に用い
られずに余ったトナーを回収するクリーナ41とが備え
られている。
【0021】更に、この画像形成装置21には、シート
をサイズ別あるいは給紙方向別に収容する複数(本実施
の形態では4つ)のシート供給トレイ59が上下段に設
けられており、これらのシート供給トレイ59には、そ
の内部に設けられた図示しないボトムプレートが、図示
しないモータの駆動により昇降するように構成されてい
る。このシート供給トレイ59の上方にはシート供給部
60が設けられ、ボトムプレートにより上昇されたシー
トの上面に接触してシートを分離搬送し、分離搬送され
たシートはシート搬送部51を介して像担持体35等か
らなる画像形成部に搬送される。また、各シート供給ト
レイ59にはシートの側面に対向させてエアーを吹き付
けるエアー吹出装置71が設けられている。
【0022】図3は、シート供給部60を示す斜視図で
ある。シート供給部60には、積載されたシートPの上
面に摩擦接触してシートPを順に繰り出す引込ロール
(ピックアップロール)61、引込ロール61から繰り出
されたシートPを捌くと共に下流部へ向けて搬送する搬
送ロール(フィードロール)62、搬送ロール62に押圧
された状態でシートPを1枚ごとに捌く捌きロール(リ
タードロール)63が備えられている。ここで、この引
込ロール61、搬送ロール62及び捌きロール63は、
互いに同一形状および同一サイズのロールで構成され、
シートPに対して摩擦接触することによりシートPの搬
送作用を実行するように構成される。この搬送ロール6
2は、図示しない駆動ギアとフィードクラッチを介して
図示しないフィードモータからの動力を受け取ることで
駆動される。一方、引込ロール61は、搬送ロール62
の軸62aを回動中心としてアーム81を介して回動す
るように構成され、ギア類82により搬送ロール62の
駆動に連動して回転する。更に、引込ロール61は、画
像記録制御部33からの駆動信号を受けて動作するソレ
ノイド83の作動により、リンク84を介してシートP
の上面に落下し、所定の押圧力を持った状態で回転駆動
することによりシートPを繰り出すことを可能としてい
る。また、アーム81の動きは、フォトセンサ85によ
って検出され、シートPの高さが一定範囲に収まるよう
に制御されている。更に、捌きロール63は、ピボット
87を回動中心とするサポート88を介し、スプリング
89により弱い圧力をもって搬送ロール62に接せられ
る。更に、捌きロール63は、軸63aに設けられたト
ルクリミッタ90を介して回動する第1ギア91及び固
定された第2ギア92に連結されている。
【0023】図4は、シート供給トレイ59の平面図で
ある。シート供給トレイ59の給紙方向上流側には、シ
ートPの給紙方向の後端面を規制するエンドガイド65
が設けられ、給紙方向に直交する方向の側面には側面固
定式ガイド67と、その対向した位置にはシートPのサ
イズによって移動可能に構成された側面可動式ガイド6
9が配設されている。この側面固定式ガイド67の近傍
にはエアー吹出装置71が配設され、側面固定式ガイド
67に設けられたエアー吹出口73を介してシートPに
エアーが吹き付けられるように構成されている。このエ
アー吹出装置71は、図の矢印方向に回転するファン
(図示せず)が設けられて、高圧のエアーを供給できるよ
うに構成されている。また、このエアー吹出装置71の
一端にはエアーが入り込むための切り欠き72が設けら
れ、この切り欠き72はダクト100の内側に対して開
口している。
【0024】このダクト100は、エアー吹出装置71
に対してエアーを供給するためのエアー流路をその内側
に形成するものであり、ダクト100の一端であるエア
ー吸入路101が開口され、その他端であるダクト他端
102が閉じた管構造を有している。また、ダクト10
0にはニクロム線からなるヒータ103が設けられ、ダ
クト100の管内に設けられたアルミ製のヒートシンク
(図示せず)に貼り付くように配設されると共に、このダ
クト100におけるエアー吸入路101の外側近傍に
は、サーミスタや熱電対等からなる温度センサ104
と、抵抗変化タイプの高分子湿度センサや抵抗セラミッ
ク湿度センサ等からなる湿度センサ105が設けられて
いる。更にダクト100には、ヒータ103の温度を調
節するための温度センサ106が取り付けられている。
【0025】今、シート供給トレイ59に積載されたシ
ートPに対してエアーを吹き付けるためにエアー吹出装
置71のファンが回転すると、外気のエアーがエアー吸
入路101からダクト100内に吸入される。このエア
ーはエアー吸入路101に吸入される前に温度センサ1
04及び湿度センサ105に接触し、これによって外気
の温度、湿度を検出することが可能となる。この検出結
果は画像記録制御部33に入力され、画像記録制御部3
3は、この検出結果に基づいてヒータ103のON/O
FFを制御する。外気のエアーは、このヒータ103を
有するダクト100内を通過することにより、温湿度が
制御された状態にてシートPに対して吹き付けられる。
【0026】図5は、吹き出し空気の相対湿度とシート
供給時のミスフィード,重送との関係、及び吹き出し空
気の相対湿度と画質ディフェクトとの関係を示す説明図
である。発明者等による研究の結果、塗工紙を含めて約
20種類のシートにおける実験において、温度10℃湿
度15%、及び温度20℃湿度55%の環境下に放置さ
れたシートでは密着を解くのに5〜10Nの力が必要で
あり、温度20℃湿度85%及び温度28℃85%の環
境下に放置されたシートでは密着を解くのに10〜30
Nの力が必要となることが明らかになった。これらの実
験結果から、発明者等は、シート間の密着に関して、温
度条件の影響は少なく湿度条件の影響が強いことを発見
するに至った。具体的には、図5に示すように、相対湿
度が50%以上になるとシートのミスフィードや重送が
多発する密着解消不良発生領域に属してしまい、40%
〜50%では、場合によっては密着解消不良が発生する
グレー領域に該当するのである。
【0027】一方、画質の面から見ると、発明者等によ
る研究の結果、シートPへの相対湿度が21%以下では
シートPの電気抵抗が増え、例えばトナー像を転写する
ときにトナーが乗り難く転写機能が弱まって画像のヌケ
等の画質ディフェクトが多発するが明らかとなった。こ
れが図5に示す吹出し空気の相対湿度21%以下である
用紙過乾燥発生領域である。また、相対湿度が21%〜
25%は、場合によっては画質ディフェクトが発生する
グレー領域である。以上の研究結果により、シート供給
性能を一定量、維持するためには相対湿度50%以下、
画質ディフェクトを防止するためには相対湿度21%以
上が好ましく、更に、シート供給性能を上昇させ、画質
ディフェクトを生じさせない安全領域としては、25%
以上40%以下の相対湿度が最も好ましいことを見出す
に至ったのである。
【0028】図6は、吹き付けられるエアーが通過する
ためのダクト100で、そのダクト100に設けられた
ヒータ103の温度を常に一定とする場合のシート供給
性能及び画質性能を示す表である。図6では、外気のエ
アーが存在する2つの機外温湿度(28℃,85%及び1
0℃,85%)の状態において、ヒータ103の温度を5
0℃に固定した場合の実験結果を示している。機外温湿
度28℃,85%の場合、ダクト100を経てエアー吹
出装置71のエアー吹出口73から供給される吹出し空
気の温湿度は45℃,37%である。この場合には、図
5に示す安全領域に相対湿度が位置するために、シート
の供給性能及び画質性能も良好に保つことが可能であ
る。一方、機外温湿度10℃,85%の場合には、吹出
し空気の温湿度は41℃,13%となる。この吹出し空
気の湿度は13%と非常に低くなり、図5に示す用紙過
乾燥発生領域に入ってしまう。その結果、画像のヌケ等
の画質ディフェクトが多発してしまう。即ち、ヒータ1
03の温度が一定の場合、低温高湿下ではシートPが乾
燥し過ぎてしまい、画質性能的に好ましくないことが理
解できる。
【0029】図7は、図6と異なり、ヒータ103の温
度上昇量を一定に制御する場合のシート供給性能及び画
質性能を示している。図7では、外気のエアーが存在す
る3つの機外温湿度(28℃,85%、10℃,85%及
び28℃,50%)の状態において、ヒータ103の温度
上昇量を+22degと一定にした場合の実験結果を示
している。低温高湿下における機外温湿度10℃,85
%の場合に、図6におけるヒータ103の温度一定の場
合には画質ディフェクトが生じていたが、図7における
温度上昇量を一定にした場合には、吹出し空気の温湿度
が27℃,27%となり、図5に示す相対湿度の安全領
域に属するように制御できる。即ち、温度上昇量を一定
に制御することにより、低温高湿下における画質ディフ
ェクトを防止することが可能である。しかしながら、機
外温湿度28℃,50%では吹出し空気の温湿度が45
℃,22%となり、相対湿度が図5に示す安全領域を超
え、低湿度のグレー領域に存在してしまい、画像のヌケ
等が発生する場合がある。したがって、高温低湿下にお
いてはヒータ103の温度上昇量を一定に制御するだけ
ではシートPを過乾燥する危険性も存在することが理解
できる。
【0030】図8は、外気の相対湿度に対し、ヒータ1
03の温度上昇値を回帰曲線を基に制御した場合のシー
ト供給性能及び画質性能を示す表である。本実施の形態
における回帰曲線は、ヒータ103の温度上昇値(℃)を
Yとし、外気の相対湿度(%RH)をXとすると、Y=
0.3674X−9.0967とした近似式で表現でき
る。かかる近似式を基に、6つの機外温湿度(28℃,8
5%、10℃,85%、28℃,80%、28℃,70
%、28℃,60%、28℃,50%)の状態においてヒ
ータ103の温度上昇値を制御した場合の性能結果を図
8に示している。
【0031】この図8および前述の回帰曲線から理解で
きるように、ヒータ103の加熱による温度上昇値の制
御は、外気の温度に影響されず、外気の相対湿度に対し
て決定される。その結果、28℃,85%及び10℃,8
5%では同一の温度上昇値(+22deg)であり、結果
として吹出し空気の湿度も37%及び30%に保たれ、
図5に示す安全領域に維持できる。また、28℃,80
%から相対湿度が10%ずつ下がり70%、60%、5
0%となった場合、ヒータ103の温度上昇値は+20
deg、+17deg、+13deg、+9degとな
る。そのときの吹出し空気の相対湿度は、それぞれ37
%、36%、35%、34%となり、何れも図5に示す
安全領域に維持できていることが理解できる。即ち、外
気の相対湿度を基にヒータ103の温度上昇値を回帰曲
線にて制御することで、機外温湿度が低温高湿、高温低
湿の何れの場合であっても、シート供給性能及び画質性
能に最適なエアーの吹出しを可能とすることができる。
【0032】以上説明したように、本実施の形態によれ
ば、シートPに対して吹出されるエアーがダクト100
を通過する際に、ダクト100に設けられたヒータ10
3により乾燥されて吹き付けられ、シート間の密着を解
くことが可能となり、塗工紙等のシート間密着力の強い
シートPに対しても重送等の供給不良の発生が防止でき
る。また、ダクト100に流入する前のエアーにおける
温度状態、または湿度状態に基づいてヒータ103の温
度上昇量を制御することにより、過乾燥を防止でき、過
乾燥を理由とする画像ヌケ等の画質ディフェクトを未然
に防止することが可能となる。
【0033】尚、本実施の形態では、図7における外気
の温度に基づく制御、及び図8に基づく外気の湿度に基
づく制御を別々に実施していたが、この温度および湿度
の両者の条件を加味してヒータ103の温度上昇を制御
することも可能である。また、図8にて説明した外気の
湿度に基づく回帰曲線による連続的な制御の変わりに、
例えば6段階程度のスポット的な制御を実施することも
可能である。かかる制御によってもシートの密着解消と
画質ディフェクトの防止に所定の効果を得ることができ
ると共に、画像記録制御部33による制御を比較的簡単
にすることができる。また、本実施の形態では、エアー
吹出装置71を単独なものとして説明したが、複数のエ
アー吹出装置を設けることや、複数のエアー吹出し口を
設けることにより、シートPの全体に対してエアー吹き
付けを実施することも可能である。かかる構成によれ
ば、シートPの全体に対して適度に乾燥された新鮮なエ
アーが吹き付けられ、シート供給性能の向上と画質ディ
フェクトの防止に有効である。
【0034】◎ 実施の形態2 実施の形態1では、エアーが通過するためのダクト10
0に対してヒータ103を設けて吹き付けるエアーの湿
度を制御したが、実施の形態2では、ダクトに冷却板を
設けて流路の一部を冷却することでエアーの湿度を制御
している。尚、実施の形態1と同様な構成要素について
は、実施の形態1と同様の符号を付し、ここではその詳
細な説明を省略する。
【0035】図9は、本実施の形態におけるシート供給
トレイ59に併設されたエアー吹出し機構を示してい
る。本実施の形態でも、実施の形態1と同様に、切り欠
き72、エアー吹出口73を有するエアー吹出装置71
が側面固定式ガイド67に設けられ、本実施の形態で
は、エアー吹出装置71にエアーを供給するための冷却
ダクト110が設けられている。この冷却ダクト110
には、冷却板111と、この冷却板111を冷やすペル
チェ素子112が備えられており、冷却ダクト110の
一部に段差を有すると共に、その段差に冷却板111が
配設されて流れるエアーが充分に冷却板111に接触で
きるように構成されている。このペルチェ素子112
は、直流電流により冷却を自由に行える電子冷却素子か
らなり、所謂ペルチェの効果、即ち、二つの異なった導
体若しくは半導体をつないで直流電流を流すとそれぞれ
の接合部でジュール熱以外の熱の吸収、又は発生が見ら
れる現象を利用している。このペルチェ素子112に与
えられる電流は、画像記録制御部33により制御されて
おり、冷却板111が冷却することで結露した水は、水
回収タンク113に収容されるように構成されている。
更に、冷却ダクト110には湿度センサ109が備えら
れている。
【0036】今、シート供給トレイ59に積載されたシ
ートPに対してエアーを吹き付けるためにエアー吹出装
置71のファンが回転すると、外気のエアーがエアー吸
入路114から冷却ダクト110内に吸入される。この
エアーはエアー吸入路114に吸入される前に温度セン
サ104及び湿度センサ105に接触し、これによって
外気の温度、湿度を検出することが可能となる。この検
出結果は画像記録制御部33に入力され、画像記録制御
部33は、この検出結果に基づいて、ペルチェ素子11
2を制御する。エアー吸入路114に吸入される前のエ
アーに対する温度センサ104及び湿度センサ105の
検出結果が、シートPの密着を解くために不適切な状
態、即ち湿度の高い状態にあると判断された場合には、
画像記録制御部33はペルチェ素子112における半導
体素子に対して電流を流すように指示する。この指示に
基づいてペルチェ素子112が作動することで冷却板1
11が冷却される。その結果、冷却ダクト110内を流
れるエアーが冷却板111に接触して結露する。この結
露現象により冷却ダクト110内のエアーは除湿され、
エアー吹出装置71により乾燥したエアーがシートPに
吹き付けられる。一方、冷却板111を通過したエアー
は、その湿度が湿度センサ109により検出され、その
結果が画像記録制御部33に出力されることにより、湿
度センサ109の検出結果に基づいてペルチェ素子11
2の動作が制御されている。
【0037】以上のように、本実施の形態によれば、吹
き出し前のエアーの状態に基づいて、冷却ダクト110
内のエアーを直接、乾燥させることが可能となる。その
結果、簡易な構成にてシートPに対して乾燥された新鮮
なエアーを吹き付けることが可能となり、実施の形態1
と同様に、シート供給性能の向上と画質ディフェクトの
防止を図ることができる。
【0038】
【発明の効果】本発明によれば、外気の温度又は湿度に
基づいてシートに対して吹き付けるエアーの湿度を所定
のレベルに納めることが可能となり、シート供給性能の
向上とシートを出力する際の品質維持を図ることが可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る装置の概要を示す説明図であ
る。
【図2】 実施の形態に係る画像形成装置の概要を示す
説明図である。
【図3】 本実施の形態におけるシート供給部を説明す
るための斜視図である。
【図4】 本実施の形態におけるシート供給トレイの平
面図である。
【図5】 吹出し空気の相対湿度と、シート供給性能及
び画像性能との関係を示す説明図である。
【図6】 ヒータの温度を一定とした場合のシート供給
性能及び画像性能を示す表である。
【図7】 本実施の形態におけるヒータの温度上昇量を
一定とした場合のシート供給性能及び画像性能を示す表
である。
【図8】 本実施の形態におけるヒータの温度上昇量を
外気の相対湿度を基に制御した場合のシート供給性能及
び画像性能を示す表である。
【図9】 実施の形態2におけるエアー吹き出し機構を
説明するための説明図である。
【符号の説明】
1…シート収容手段、2…シート供給手段、3…エアー
吹き付け手段、4…エアー加熱手段/ヒータ、5…加熱
前エアー温度検出手段/検出手段、6…制御手段、7…
加熱前エアー湿度検出手段/検出手段、8…エアー流
路、9…ダクト、10…エアー吸入部、21…画像形成
装置、31…画像書込装置、33…画像記録制御部、3
5…像担持体、37…帯電器、39…現像装置、43…
転写ローラ、45…定着装置、59…シート供給トレ
イ、60…シート供給部、61…引込ロール、62…搬
送ロール、63…捌きロール、65…エンドガイド、6
7…側面固定式ガイド、69…側面可動式ガイド、71
…エアー吹出装置、72…切り欠き、73…エアー吹出
口、100…ダクト、101…エアー吸入路、102…
ダクト他端、103…ヒータ、104…温度センサ、1
05…湿度センサ、106…温度センサ、110…冷却
ダクト、111…冷却板、112…ペルチェ素子、11
3…水回収タンク、P…シート(用紙)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山ノ井 傑 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社内 Fターム(参考) 3F343 FA02 FB02 FB04 FC01 GA01 GB01 GC01 GD01 JA01 JD28 MA09 MA47 MC14

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートを収容するシート収容手段と、 前記シート収容手段に収容されたシートを順次供給する
    シート供給手段と、 前記シート収容手段に収容されたシートに対してエアー
    を吹き付けるエアー吹き付け手段と、 前記エアー吹き付け手段により吹き付けられるエアーを
    加熱するエアー加熱手段と、 前記エアー加熱手段により加熱される前のエアーの温度
    を検出する加熱前エアー温度検出手段と、 前記加熱前エアー温度検出手段により検出されたエアー
    の温度に基づいて前記エアー加熱手段による加熱動作を
    制御する制御手段とを備えたことを特徴とするシート供
    給装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記エアー加熱手段に
    よる加熱動作を制御することにより前記エアー吹き付け
    手段から吹き付けるエアーの湿度を制御することを特徴
    とする請求項1記載のシート供給装置。
  3. 【請求項3】 シートを収容するシート収容手段と、 前記シート収容手段に収容されたシートを順次供給する
    シート供給手段と、 前記シート収容手段に収容されたシートに対してエアー
    を吹き付けるエアー吹き付け手段と、 前記エアー吹き付け手段により吹き付けられるエアーを
    加熱するエアー加熱手段と、 前記エアー加熱手段により加熱される前のエアーの湿度
    を検出する加熱前エアー湿度検出手段と、 前記加熱前エアー湿度検出手段により検出されたエアー
    の湿度に基づいて前記エアー加熱手段による加熱動作を
    制御する制御手段とを備えたことを特徴とするシート供
    給装置。
  4. 【請求項4】 シートを収容するシート収容手段と、 前記シート収容手段に収容されたシートを順次供給する
    シート供給手段と、 前記シート収容手段に収容されたシートに対してエアー
    を吹き付けるエアー吹き付け手段と、 前記エアー吹き付け手段により吹き付けられるエアーが
    流れるエアー流路を構成すると共に、当該エアー流路に
    流れるエアーを加熱するためのヒータが備えられたダク
    トと、 前記ダクトに対してエアーが吸入されるエアー吸入部の
    近傍に設けられ当該ダクトに供給されるエアーの温度ま
    たは湿度を検出する検出手段と、 前記検出手段により検出されたエアーの温度または湿度
    に基づいて前記ダクトに設けられた前記ヒータの加熱温
    度を制御する制御手段とを備えたことを特徴とするシー
    ト供給装置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4何れか1項記載のシート
    供給装置から供給されたシートに対して画像形成を施す
    画像形成部を備え、 請求項1乃至4何れか1項記載のシート供給装置に設け
    られた前記制御手段は、前記シート収容手段に収容され
    たシートの密着を解くために相対湿度を下げると共に、
    当該相対湿度が前記画像形成部により画像形成される際
    に画質に影響を及ぼさない所定湿度以上となるように、
    前記エアー加熱手段による加熱動作又は前記ヒータの加
    熱温度を制御することを特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】 シートを収容するシート収容手段と、 前記シート収容手段に収容されたシートを順次供給する
    シート供給手段と、 前記シート収容手段に収容されたシートに対してエアー
    を吹き付けるエアー吹き付け手段と、 前記エアー吹き付け手段により吹き付けられるエアーを
    除湿するエアー除湿手段と、 前記エアー除湿手段により除湿される前のエアーの温度
    又は湿度を検出する除湿前エアー状態検出手段と、 前記除湿前エアー状態検出手段により検出されたエアー
    の温度又は湿度に基づいて前記エアー除湿手段による除
    湿動作を制御する制御手段とを備えたことを特徴とする
    シート供給装置。
  7. 【請求項7】 前記エアー吹き付け手段は、エアーが供
    給されるエアー流路を形成するダクトを備え、 前記エアー除湿手段は、前記ダクト内に設けられると共
    に、当該ダクトを通過するエアーに対して除湿動作を実
    行することを特徴とする請求項6記載のシート供給装
    置。
  8. 【請求項8】 前記エアー吹き付け手段は、供給される
    エアーが流れるエアー流路を有すると共に、 前記エアー除湿手段は、前記エアー流路の一部を冷却す
    ることにより除湿することを特徴とする請求項6記載の
    シート供給装置。
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