JP2001047094A - 汚泥分解処理装置 - Google Patents

汚泥分解処理装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】小型の装置により、汚水処理装置に沈殿した汚
泥を汲み取ることなく、また排出された食品残渣をその
まま現場で分解消滅させて、汚泥や食品残渣の回収や運
搬、処分の手間を省いて費用を削減した汚泥分解処理装
置を提供するものである。 【解決手段】多孔金属板で外部側壁16を形成した筒状
の分解処理槽15の内部に温水パイプ20と電熱ヒータ
ー21を設けると共に、木質チップからなる床材30を
充填し、前記分解処理槽15の上部に汚泥4を層内にポ
ンプ14で供給する導入管13を接続し、分解処理槽1
5の底部に処理した排水を外部に排出する排水管28を
取付けると共に、この排水管28に止水弁となる電磁弁
29を取付て、前記床材30に含浸保持させた汚泥4
を、大気と接触状態で好気性微生物と嫌気性微生物とよ
り消化分解することを特徴とするものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は浄化槽などに沈殿し
た汚泥を分解消滅させる装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、下水道施設が完備していない地
域にある集合住宅や学校、病院、店舗、工場などでは汚
水処理装置を単独で設置して、排出される生活廃水や工
場廃水などを処理してから河川などに放流している。こ
の汚水処理装置1は、例えば図4に示すように台所や風
呂、洗面所、トイレなどの廃水2を汚泥沈殿槽3に導い
て、ここで廃水2中に含まれる汚泥4を沈殿させた後、
廃水2を一次曝気槽5に導き、ブロアーにより曝気槽5
の底面側から空気6を供給して廃水2中に含まれる有機
物質を微生物により分解させる。
【0003】この後、二次曝気槽7に導き、同様に底面
側から空気6を供給して廃水2中に含まれる有機物質を
微生物により分解させる。次に沈殿薬液槽8に導いて浮
遊している汚泥4を沈殿させてから、上澄液を塩素など
の薬液9で消毒してから外部に放流していた。またこの
沈殿薬液槽8で沈殿した汚泥4には有機物を分解する微
生物が多量に含まれているので、これをポンプ10で汲
み上げて、二次曝気槽7に戻していた。
【0004】しかしながら、廃水2が最初に流入する汚
泥沈殿槽3には多量の汚泥4が含まれ、ここで大部分沈
殿するので、次第に汚泥4が槽内に堆積していく。通
常、汚泥沈殿槽3の大きさは廃水量により設計されてい
るが、汚泥4は堆積していくため定期的にこれを除去す
る必要がある。従来は廃棄物処理業者がバキュームカー
で汚泥沈殿槽3に堆積した汚泥4を汲み取り、これを処
分場まで運搬して、埋め立て処分や焼却処分していた。
【0005】このように汚水処理装置1を最適条件で運
転維持していくためには、必然的に堆積してくる汚泥4
を定期的に除去しなければならず、このための回収や運
搬、処理に多大のコストがかかり、設置者の維持管理費
や処分費の負担だけではなく、自治体にとっても処分場
の確保など問題がありその対策が望まれていた。
【0006】また一般家庭や、ホテル、レストラン、病
院あるいは給食センターの厨房、食品工場などから出る
食品残渣(生ごみ)は、一般にゴミ回収車により回収さ
れて、ゴミ焼却場で焼却するか、あるいは廃棄物処理場
で埋め立て処分している。しかしながら野菜や肉、魚な
どの調理の際に出る廃棄物や食べ残しなどの生ごみは水
分含有率が高いため単独では焼却することができない。
また近年、埋め立て処分場も不足していることから、生
ごみを排出する施設では現場で処分することが望まれて
いる。
【0007】このため大量に食品残渣が排出される施設
で使用できる処理装置が種々開発されており、例えば食
品残渣を発酵分解して堆肥を作る装置が開発されてい
る。この発酵分解方式は、好気性微生物を主成分として
食品残渣を発酵させて堆肥化するものであり、得られた
堆肥は土壤改良剤として有効利用される。しかしながら
堆肥化する方法では食品残渣の種類によっては発酵でき
ず、腐敗して悪臭が発生することがある。
【0008】また製造された堆肥は、処理槽から一旦、
排出しないと次の処理が行なえず、また生産された堆肥
を製品として販売するためには、梱包や保管、輸送など
煩雑な手間がかかり、学校や病院、ホテル、レストラン
などの施設ではこれを販売するルートの確立が難しいた
め、製造された堆肥の処分が問題となってきている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記問題点を
解決し、小型の装置により、汚水処理装置に沈殿した汚
泥を汲み取ることなく、また排出された食品残渣をその
まま現場で分解消滅させて、汚泥や食品残渣の回収や運
搬、処分の手間を省いて費用を削減した汚泥分解処理装
置を提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
汚泥分解処理装置は、多孔金属板で側壁を形成した筒状
の分解処理槽の内部に、温水配管や電熱線などの加熱手
段を設けると共に、木質チップからなる床材を充填し、
前記分解処理槽の上部に汚泥を槽内にポンプで供給する
導入管を接続し、分解処理槽の底部に処理した排水を外
部に排出する排水管を取付けると共に、この排水管に止
水弁を取付て、前記床材に含浸保持させた汚泥を、大気
と接触状態で好気性微生物と嫌気性微生物とにより消化
分解することを特徴とするものである。
【0011】本発明の請求項2記載の汚泥分解処理装置
は、木質チップからなる床材の粒径を0.2〜5mmとし
たことを特徴とするものである。また請求項3記載の汚
泥分解処理装置は、分解処理槽の側壁を多孔金属板で二
重に形成し、この間に加熱手段をらせん状に配置したこ
とを特徴とするものである。
【0012】本発明の請求項4記載の汚泥分解処理装置
は、分解処理槽の上部に設けられた導入管の先端に、多
数の通水孔を開孔した拡散パイプを、床材の内部に埋設
して取付けたことを特徴とするものである。更に請求項
5記載の汚泥分解処理装置は、木質チップからなる床材
に、好気性微生物と嫌気性微生物を保持させたことを特
徴とするものである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の一形態を図1
ないし図3を参照して詳細に説明する。図において12
は汚泥分解処理装置で、これは図1に示すように汚水処
理装置1の近傍に設置されている。この汚泥分解処理装
置12は、汚水処理装置1の汚泥沈殿槽3の底部側まで
挿入された導入管13に接続され、その下端にポンプ1
4が設けられている。
【0014】汚泥分解処理装置12の内部構造は図2に
示すように、分解処理槽15はステンレス板などで円筒
状に形成され、その外部側壁16は円筒状の多孔金属板
で形成され、この内側に間隔をおいて円筒状の多孔金属
板で形成された内部側壁17が設けられて二重管構造に
なっている。前記導入管13は分解処理槽15の蓋板1
8を貫通して槽内に導かれ、この先端に拡散パイプ19
が接続されている。この拡散パイプ19は下端と側壁が
多孔金属板で形成されている。
【0015】また多孔金属板で形成された外部側壁16
と内部側壁17との間の円筒空間にはらせん状の温水パ
イプ20が設置され、その流入管と排水管は図示しない
外部の温水ボイラーに接続されている。また分解処理槽
15の中心側の拡散パイプ19の下方にはらせん状の電
熱ヒーター21が設けられ、これは槽外に引出されてス
イッチ22を介して電源23に接続されている。また槽
内には温度センサー24が設けられ、これは制御器26
に接続されている。
【0016】また分解処理槽15の底板27は中心に向
かって傾斜し、この中心部に排水管28が接続されてい
る。この排水管28には止水弁となる電磁弁29が設け
られ、これと前記ポンプ14とは制御器26に接続さ
れ、タイマーによりポンプ14の運転に連動して電磁弁
29を制御し、排水管28を遮断するようになってい
る。また排水管28は図1に示すように汚水処理装置1
の二次曝気槽7に導かれて、処理した排水を戻すように
なっている。なお汚水処理装置1の構成は図4と同様で
ある。
【0017】また分解処理槽15の内部には図2に示す
ように、細菌の住み家となる床材30が充填されてい
る。この床材30としては例えば、杉チップや桧チップ
などの多孔質の木質チップが好ましい。この床材30は
原木を粉砕して、粉末部分を除去したものでその粒径は
0.2〜5mmの範囲が望ましい。この場合、粒径が0.
2mm未満では、濾過材として目詰まりを生じ易く、また
床材30同志の隙間が狭くなって外気と接触しなくな
り、好気性細菌の活動が阻害されるからである。また粒
径が5mmを越えると、単位体積当りの表面積が小さくな
り、汚泥4の十分な保水能力と分解能力が得られなくな
るからである。なお特に粒径が0.5〜3mmの範囲が最
も望ましい。
【0018】また前記外部側壁16と内部側壁17を構
成する多孔金属板としてはパンチングメタルや金網、ラ
ス材などでも良く、外部側壁16の通気孔は平均直径が
10〜15mm程度が好ましく、内部側壁17はこれより
やや小さい平均直径が5〜8mm程度が好ましい。
【0019】また前記導入管13の先端に接続された拡
散パイプ19は、充填した床材30の上面から数十cm深
く埋め込まれ、汚泥4を分解処理槽15内に注入する時
に、均一に分散させると共に、空気の巻き込みを防止す
るようになっている。また拡散パイプ19の側壁を構成
する多孔金属板の通水孔は平均直径が10〜16mm程度
が好ましい。
【0020】次に上記装置により汚水処理装置1の汚泥
4を分解消滅処理する方法について説明する。廃水2中
には3〜5%程度の汚泥4が含まれており、これが汚水
処理装置1の汚泥沈殿槽3に最初に流入し、ここで大部
分沈殿して、次第に汚泥4が槽内に堆積していく。汚泥
4が槽内に堆積したら例えば1〜4日に1回、ポンプ1
4を運転して汚泥4を汲み上げ、導入管13を通して分
解処理槽15内に導く。このとき制御器26により電磁
弁29は開いた状態にしておく。
【0021】また汚泥4の供給量は、床材30の10容
積部に対して汚泥4が2〜5容積部となる範囲が好まし
い。導入管13を通して供給された汚泥4は先端に接続
した拡散パイプ19の側面と底面から充填した床材30
内に流出していく。拡散パイプ19は、床材30の上面
から数十cm深く埋め込まれているので、空気の巻き込み
を防止しながら全体に広がって床材30に浸透していき
ここに含浸、保水される。
【0022】この場合、分解処理槽15は外部側壁16
と内部側壁17が多孔板で形成され、外気と連通してい
るが、床材30の全体の保水量より少ない量の汚泥4を
供給して含浸させているので、汚泥4は床材30に保持
されて外部に流失しない。
【0023】所定量の汚泥4を注入したらポンプ14を
止めて、暫くしてから電磁弁29を閉じる。この後、ら
せん状の温水パイプ20に温水を供給すると共に、らせ
ん状の電熱ヒーター21に通電して、床材30に含浸保
持された汚泥4を加熱する。温水パイプ20と電熱ヒー
ター21の温度は40℃程度にして汚泥4を加熱する。
【0024】汚泥沈殿槽3内の汚泥4には好気性微生物
と嫌気性微生物が繁殖しており、これらの微生物を含む
汚泥4が多孔質の床材30に吸着すると、ここが住み家
となって、汚泥4に含まれる有機物を発酵分解して繁殖
していく。約4時間位で汚泥4の発酵が進んで40℃程
度に温度が上昇してきたら、これを温度センサー24で
検知して、温水の供給と通電を停止する。この後、更に
自家発酵が進行して温度が50〜70℃に上昇して急速
に分解が進行して炭酸ガスと水に分解される。
【0025】本発明の装置では、汚泥4を含浸させると
床材30の隙間が汚泥4で満たされ、この状態では外気
と遮断されて嫌気性微生物の活動が活発になる。更に汚
泥4が流下し、その水分が次第に蒸発していくと粒状の
床材30の間に隙間が生じてくる。床材30は、多孔金
属板で外部側壁16と内部側壁17を形成した筒状の分
解処理槽15の内部に充填されているので、多孔金属板
を通して外気が流入し、更に粒状の床材30の隙間を通
って外気が流入して、床材30の表面は酸素と接触した
状態となって好気性微生物の活動が活発になる。
【0026】このように、多孔金属板で形成された分解
処理槽15の内部に木質チップからなる床材30を充填
して、ここに汚泥4を含浸保水させることにより側壁か
らの流失を防止しながら、好気性微生物と嫌気性微生物
に最も適した活動環境が形成されて、汚泥4に含まれる
有機物を効率よく炭酸ガスと水に分解して消滅させるこ
とができる。
【0027】このように床材30で保持させた状態で1
2〜24時間程度で汚泥4が炭酸ガスと水に分解して消
滅する。また汚泥沈殿槽3内に汚泥4が堆積してきた
ら、再びポンプ14を運転して汚泥4を汲み上げ、導入
管13を通して分解処理槽15内に導くと同時に電磁弁
29を開く。この結果、床材30に保持されていた水
は、排水管28を通って汚水処理装置1の二次曝気層7
に戻される。また床材30に保持されていた水の排水と
共に、今度は上方から汚泥4が送り込まれてくるので、
ポンプ14を所定時間運転してから、分解し終わった水
の排水が完了した時点で電磁弁29を閉じて、以下同様
の動作を繰り返して行なう。
【0028】なお分解処理槽15の側壁が多孔金属板で
形成された外部側壁16と内部側壁17とで二重構造を
なし、この間にらせん状の温水パイプ20を設けている
ので、この部分が断熱保温層となり、外気温が低い季節
でも汚泥4の温度低下を防止することができる。従って
外気温が高い場所に設置する場合には、外部側壁16だ
けの構造でも良い。
【0029】
【実施例】分解処理槽15の容量を150リットルと
し、この中に床材30として杉のチップを140リット
ル充填した。この杉のチップの粒度分布は、0.2〜1
mmのものが約30%、1〜2mmのものが約30%、2〜
4mmのものが約40%の割合のチップを充填した。この
汚泥分解処理装置12に事務所から排出されたし尿と生
活雑廃水を汚水処理装置1に送り、この汚泥沈殿槽3内
に沈殿したBOD257の汚泥4を40リットル、分解
処理槽15に供給した。この状態で温水パイプ20と電
熱ヒーター21で4時間加熱した後、加熱を停止して2
0時間処理した。この処理後の水のBODを測定したと
ころ9まで低下していた。
【0030】また上記と同じ分解処理槽15を用い、養
豚場の畜糞尿を処理する汚水処理装置1の汚泥沈殿槽3
内に沈殿したBOD1650の汚泥4を40リットル、
分解処理槽15に供給して処理を行なった。この結果、
処理後の水のBODを測定したところ58まで低下して
いた。
【0031】図3は本発明の他の実施の形態を示すもの
で、調理場に設置されているシンク31の廃水管32に
ディスポーザー33を取付け、これを汚泥沈殿槽3に接
続する。この汚泥沈殿槽3内には導入管13が挿着さ
れ、これはポンプ14を介して汚泥分解処理装置12に
接続されている。なお汚泥分解処理装置12の構成は図
2に示すものと同様であが、分解処理槽15に充填した
床材30には予め好気性微生物と嫌気性微生物を添加し
ておく。
【0032】この装置では調理の際にでる生ゴミをディ
スポーザー33によりスラリー状に粉砕して汚泥沈殿槽
3に送り、ここでポンプ14により汚泥4を導入管13
で汲み上げて汚泥分解処理装置12に供給し、ここで微
生物により炭酸ガスと水に分解して消滅させることがで
きる。
【発明の効果】
【0033】以上説明した如く本発明の請求項1記載の
汚泥分解処理装置によれば、小型の装置により、汚水処
理装置に沈殿した汚泥を汲み取ることなく、また排出さ
れた食品残渣をそのまま現場で分解消滅できるので、汚
泥の回収や運搬、処分の手間を省いて処分費用を削減す
ることができる。
【0034】また請求項2記載の汚泥分解処理装置は、
木質チップからなる床材の粒径を0.2〜5mmとしたの
で、汚泥による目詰まりを防止すると共に、微生物の住
み家として必要な体積と、酸素と接触する十分な表面積
を確保することができる。
【0035】また請求項3記載の汚泥分解処理装置は、
分解処理槽の側壁を多孔金属板で二重に形成し、この間
に加熱手段をらせん状に配置したので、外気温が低くな
る場所でも断熱保温作用があるので発酵を促進させるこ
とができる。
【0036】また請求項4記載の汚泥分解処理装置は、
分解処理槽の上部に設けられた導入管の先端に、多数の
通水孔を開孔した拡散パイプを、床材の内部に埋設して
取付けたので、空気の巻き込みを防止しながら汚泥を全
体に広げて床材に均一に浸透させて含浸、保水させるこ
とができる。
【0037】更に請求項5記載の汚泥分解処理装置は、
木質チップからなる床材に、好気性微生物と嫌気性微生
物を保持させているので、特には調理の際にでる生ゴミ
をディスポーザーによりスラリー状に粉砕した汚泥を効
率よく分解することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態による汚水処理装置の汚
泥を汚泥分解処理装置で分解処理するシステムを示す説
明図である。
【図2】図1の汚泥分解処理装置を拡大して示す断面図
である。
【図3】本発明の他の実施の形態によるディスポーザー
により粉砕した生ゴミの汚泥を汚泥分解処理装置で処理
するシステムを示す説明図である。
【図4】従来の汚水処理装置を示す断面図である。
【符号の説明】
1 汚水処理装置 2 廃水 3 汚泥沈殿槽 4 汚泥 5 一次曝気槽 6 空気 7 二次曝気槽 8 沈殿薬液槽 12 汚泥分解処理装置 13 導入管 14 ポンプ 15 分解処理槽 16 外部側壁 17 内部側壁 18 拡散パイプ 20 温水パイプ 21 電熱ヒーター 24 温度センサー 26 制御器 28 排水管 29 電磁弁 30 床材 31 シンク 33 ディスポーザー

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多孔金属板で側壁を形成した筒状の分解
    処理槽の内部に、温水配管や電熱線などの加熱手段を設
    けると共に、木質チップからなる床材を充填し、前記分
    解処理槽の上部に汚泥を槽内にポンプで供給する導入管
    を接続し、分解処理槽の底部に処理した排水を外部に排
    出する排水管を取付けると共に、この排水管に止水弁を
    取付て、前記床材に含浸保持させた汚泥を、大気と接触
    状態で好気性微生物と嫌気性微生物とにより消化分解す
    ることを特徴とする汚泥分解処理装置。
  2. 【請求項2】 木質チップからなる床材の粒径を0.2
    〜5mmとしたことを特徴とする請求項1記載の汚泥分解
    処理装置。
  3. 【請求項3】 分解処理槽の側壁を多孔金属板で二重に
    形成し、この間に加熱手段をらせん状に配置したことを
    特徴とする請求項1記載の汚泥分解処理装置。
  4. 【請求項4】 分解処理槽の上部に設けられた導入管の
    先端に、多数の通水孔を開孔した拡散パイプを、床材の
    内部に埋設して取付けたことを特徴とする請求項1記載
    の汚泥分解処理装置。
  5. 【請求項5】 木質チップからなる床材に、好気性微生
    物と嫌気性微生物を保持させたことを特徴とする請求項
    1または2記載の汚泥分解処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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