JP2001045432A - デジタル放送の録画におけるコンテンツ保護方法 - Google Patents

デジタル放送の録画におけるコンテンツ保護方法

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JP2001045432A
JP2001045432A JP11218963A JP21896399A JP2001045432A JP 2001045432 A JP2001045432 A JP 2001045432A JP 11218963 A JP11218963 A JP 11218963A JP 21896399 A JP21896399 A JP 21896399A JP 2001045432 A JP2001045432 A JP 2001045432A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 デジタル放送のコンテンツを録画しておくこ
とができ、正当権利者のみが録画されたコンテンツを再
生することができるようにしたデジタル放送の録画にお
けるコンテンツ保護方法を提供することである。 【解決手段】 受信した番組を暗号化して録画する際、
該暗号化する鍵を、正当権利者が有する携帯装置に格納
された情報に基づいて生成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はデジタル放送の録画
におけるコンテンツ保護方法に関する。
【0002】
【従来の技術】最近では、デジタル放送が始まり、パソ
コンで、デジタル放送が受信できる環境を構築できるよ
うになって、パソコンに搭載されるハードディスクなど
のストレージデバイスが年々大容量化してきて、デジタ
ル録画が可能な容量が搭載されるようになってきた。
【0003】しかし、録画システムの構築に関しては、
コンテンツの著作権問題などが絡んで、実現が難しかっ
た。なぜなら、パソコンで録画した場合、録画したデー
タは、簡単にパソコン上で複製ができてしまうからであ
る。
【0004】しかし、個人で楽しむ範囲での録画は、権
利として存在するはずである。そこで、Set Top
Box等では、データを複製しても持ち出せないよう
に、Set Top Boxに内蔵されているHDDの
中だけでの録画・再生に限定したデジタル録画を行って
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述のSe
t Top Boxの場合には、コンテンツの録画の際
に用いたSet Top Boxがなければコンテンツ
の再生ができず、SetTop Boxの設置場所とは
別の場所で録画済コンテンツを再生したい場合には、S
et Top Boxごと運ばなければならず、利便性
に欠けるという問題があった。
【0006】しかしながら、録画データを容易に持ち運
べるよう上述のように、パソコンのような情報機器を用
いた場合では、録画したデータはファイルとして扱える
ため、容易に録画したデータの複製ができてしまう。こ
れでは、パソコンでのデジタル録画システムを作っても
著作権問題が発生してしまう。
【0007】本発明は上記の点にかんがみてなされたも
ので、デジタル放送のコンテンツを録画しておくことが
でき、正当権利者のみが録画されたコンテンツを再生す
ることができるようにしたデジタル放送の録画における
コンテンツ保護方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するために、デジタル放送の録画におけるコンテンツ
保護方法において、受信した番組を暗号化して録画する
際、該暗号化する鍵を、正当権利者が有する携帯装置に
格納された情報に基づいて生成することを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0010】上述のように、録画データを複製し、それ
が配布されてしまったとしても、配布先で再生できなけ
れば、コンテンツの著作権の保護は可能と考えられる。
すなわち、録画する際に記録するデータに暗号をかけ、
再生する際に暗号解除を行えば、仮に録画したデータを
配布しても、配布先に暗号解除を行うプログラムがなけ
れば配布したデータを再生することができなくする方法
が有効である。
【0011】しかしながら、暗号を解除するプログラム
も一緒に配布されてしまうと、暗号そのものが意味をな
さなくなる。これに対しては、暗号を解除するための鍵
を、暗号を解除するプログラムから取り出し、後から設
定するようにすれば解決できる。
【0012】暗号を解除するための鍵として考えられる
のは、パスワードやCPUのIDやネットワークのアド
レスなどが考えられる。パスワードに関しては、暗号解
除のプログラムと一緒に配布できてしまう。CPUのI
Dやネットワークのアドレスの場合は、受信契約者が録
画した環境以外では、録画したデータが再生できないた
め、録画することの利便性がなくなってしまう。受信契
約者は、録画した場所以外においても再生したい場合が
あるからである。。
【0013】そこで、本発明では、受信契約者本人であ
ることを判別するために、従来、有料放送やPay P
er View等に使われていたICカード等を利用す
ることによって、パソコンでのデジタル録画での録画・
再生の動作の制限をかけることを実現する。いわゆるI
Cカードは、将来、電子マネー等の承認にも使われる可
能性があり、個人の認証に利用される可能性が高い。
【0014】本発明によるデジタル放送の録画における
コンテンツ保護方法は、デジタル放送を受信するシステ
ムにおいて、デジタル情報で放送される番組の中で、ユ
ーザーが選択し、受信した番組をデジタルで録画・再生
するシステムの録画・再生の制限方法、たとえば受信契
約者本人のみ録画・再生できる方法を実現している。
【0015】図1は、本発明の一実施の形態のシステム
構成例として、パーソナルコンピュータ(以下「パソコ
ン」という)のデジタル衛星放送を受信するシステムを
示す図である。
【0016】図2は、図1に示したパソコン3の内部構
成を示すブロック図である。
【0017】本実施の形態のシステムでは、図1に示す
ように、衛星1から放送される番組を、パラボラアンテ
ナ2で受け、パソコン3で受信し、映像をCRT4に表
示し、音声をスピーカー5で出力する。
【0018】デジタル衛星放送では、MPEG2方式の
映像・音声圧縮技術が使われる。この映像・音声圧縮デ
ータを図2のストレージデバイス10に記録すれば、デ
ジタルデータでの録画ができ、従来のビデオテープへの
録画のように、録画や再生の繰り返しによる映像・音声
の劣化が発生しない。
【0019】しかし、パソコン3で、ストレージデバイ
ス10に記録した場合、録画や再生での劣化がないばか
りではなく、複製を行った場合の劣化も発生せず、著作
権の問題が出てきてしまう。そこで、デジタル衛星受信
ボード6から、パソコン3の内部バス14に映像・音声
の圧縮データを出す前に、暗号化部19で暗号化を行
い、システムメモリ9へと転送する。システムメモリ9
では、映像を再生するルーチン内部でのみ、暗号を解除
し、録画では、暗号を解除せず暗号化された映像・音声
データを記録するようにする。
【0020】暗号化するための乱数発生部20では、あ
る設定値を元に乱数を発生させる。この設定値に、有料
放送などで、契約チャンネルなどの受信に使われるIC
カード23を用いる。たとえば、ICカード23には、
ICカードの所有者毎に固有のカードIDと呼ばれる値
が設定されいる。また、ICカード23には、番組契約
をしている場合のみ返す値を保持しており、これらの値
を利用することで、契約者以外もしくはICカード所有
者だけが録画したデータを再生でき、仮に、録画した人
が他の人に録画したデータを譲渡しても、再生できない
ようにできる。契約者のICカードを利用することで、
契約者の家族でも契約者のICカードが無ければ、録画
したデータを再生することが出来ない。逆に、契約者が
ICカードを、録画データを再生する際に使用すれば、
契約者が再生したい場所で、再生が出来る。
【0021】以上のように、本発明では、データの暗号
化とICカードとの組み合わせで、デジタル録画システ
ムでの再生条件の限定方法を、前述のように限定する方
法を実現し、コンテンツを保護する方法を実現してい
る。
【0022】以下、本実施の形態をさらに詳しく説明す
る。
【0023】図1に示すように、本実施の形態のシステ
ムでは、衛星1よりデジタル放送の電波が送出され、パ
ラボラアンテナ2で受ける。このパラボラアンテナ2
は、デジタル衛星放送受信ボード6(図2参照)が搭載
されているパソコン3に接続されている。受けた放送
は、パソコン3で処理され、映像はCRT4に表示さ
れ、音声はスピーカー5から出力される。
【0024】図2に示すように、パラボラアンテナ2
は、デジタル衛星放送受信ボード6のチューナーユニッ
ト部15に接続される。衛星1から出力される電波は、
パラボラアンテナ2によって集められて受信され、デジ
タル衛星放送受信ボード6に電波を送る。衛星1からパ
ラボラアンテナ2を経由し、デジタル衛星放送受信ボー
ド6までは、アナログ信号が経路を流れる。
【0025】デジタル衛星放送受信ボード6は、パソコ
ン3の内部バス14に接続されており、パソコン3の持
っているCPU8によって制御されている。内部バス1
4には、デジタル衛星放送受信ボード6の他に、ストレ
ージデバイス10、バスアービタ7、グラフィックス1
1、サウンド処理部13が接続されている。
【0026】バスアービタ7は、CPU8からシステム
メモリ9へのアクセスや、内部バス14に接続されてい
る様々なデバイスへのアクセス、さらに内部バス14に
接続されている各デバイスからの内部バス14の使用要
求を管理し、各デバイスに対して、適宜使用許可を出し
ている。
【0027】バスアービタ7には、システムメモリ9お
よびCPU8が接続されており、グラフィックス11に
はフレームバッファ12およびCRT4が接続されてい
る。
【0028】CPU8は、デジタル衛星放送受信ボード
6の制御や、暗号化の解除や圧縮データのデコードやス
トレージデバイス10へのデータやプログラムの入出力
や、グラフィックス11に対して表示データの転送など
の制御を行っている。
【0029】システムメモリ9には、CPU8がパソコ
ン3全体を制御するためのプログラムやデータが格納さ
れている。
【0030】グラフィックス11は、CRT4に表示す
るためのデータをフレームバッファ12に対して書き込
み・変更・読み出しを行っている。
【0031】フレームバッファ12には、CRT4に表
示するためのデータや、グラフィックス11が制御する
ために必要なメモリなどが用意されている。
【0032】サウンド処理部13は、外部からの音をA
/D変換してシステムメモリ9に転送したり、システム
メモリ9にある出力用の音データをD/A変換してスピ
ーカー5から出力する。
【0033】次に、図2に示したデジタル衛星放送受信
ボード6の構成について説明する。
【0034】チューナーユニット部15は、衛星1から
出力された電波をパラボラアンテナ2を介して受け、復
調や誤り訂正の処理をして、デジタルの信号を取り出
す。取り出された信号は、デジタル衛星放送で採用され
ているMPEG2のTransport Stream
形式(以下、「TS」という)のデジタルデータとなっ
ている。
【0035】図3はTSの構成を示す図である。
【0036】TSは、図3に示すような構造となってお
り、TSパケットという188Byte単位のパケット
で構成される。TSパケットには、図3に示すように、
PIDと呼ばれるパケットのIDが用意されていて、情
報を区別、管理するために使われている。
【0037】チューナーユニット部15から出されるT
Sは、デスクランブル部16に入力される。デスクラン
ブル部16は、有料放送などを受信する場合の暗号解除
に使われる。有料放送など契約が必要な番組は、TSの
Payload部分が暗号化されている。そのため、番
組契約者が受信する場合に、デスクランブル部16で、
契約番組のPayload部分の暗号を解除し、番組デ
ータとして扱えるようにする。未契約者の場合、Pay
load部分が暗号化されたままなので、番組データが
取り出せず、番組を見ることが出来ない。デスクランブ
ル部16の出力は、PIDフィルタ部17に入力され
る。
【0038】PIDフィルタ部17では、TSパケット
内にあるPIDを監視し、CPU8から指定されたPI
Dのみを、セレクタ18に通す。また、PIDフィルタ
17では、セレクタ18にある2つのTSの通り道のど
ちらを使うか、選択指定も行う。
【0039】セレクタ18からは、暗号化部19および
内部バス14の両方に接続する。セレクタ18は、PI
Dフィルタ部17によって制御される。暗号化が必要な
TSパケットは、暗号化部19に送り、暗号化が必要な
いTSパケットは、内部バス14を経由してシステムメ
モリ9に送る。
【0040】乱数発生部20は暗号化部19に接続す
る。乱数発生部20は、CPU8からの設定値を元にし
て乱数を発生し、暗号化部19に対して乱数を渡す。
【0041】暗号化部19は、内部バス14に接続す
る。暗号化部19では、乱数発生部20から受け取った
乱数を使って、セレクタ18から受け取ったTSパケッ
トを暗号化し、システムメモリ9に転送する。
【0042】周辺制御部21は、デジタル衛星放送受信
ボード6の各部と接続し、内部バス14に接続してい
る。たとえば、チューナーユニット部15とは、一般的
にはI Cバスで接続される。
【0043】ICカードI/F部22は、周辺制御部2
1と接続し、ICカード23と接続する。
【0044】CPU8は、デジタル衛星放送受信ボード
6の各部の制御を、周辺制御部21を介して行う。
【0045】次に図4を参照して、図2に示したシステ
ムメモリ9の中に構成されるプログラムの機能に関して
説明をする。
【0046】図4は、図2に示したシステムメモリ9の
中のプログラム構成を示すブロック図である。
【0047】番組情報管理部24は、デジタル衛星放送
受信ボード6から番組情報を受け取って、番組情報を分
析し、録画の可否を管理し、番組表を作成し、ユーザー
に番組情報を伝える。番組情報管理部24は、さらに、
ユーザーからの録画指示や録画したデータの再生指示を
受けた場合など、ユーザーの制御による動作をデータ制
御部26に伝える。
【0048】データ制御部26では、番組情報管理部2
4からの制御指示により、暗号化部19を通ってきたT
Sパケットを暗号解除部27や録画再生管理部25へ送
ったり、録画再生管理部25に対して録画したデータの
読み出しを指示したりする。
【0049】録画再生管理部25は、データ制御部26
の指示により、ストレージデバイス10に対して、録画
データの書き込みや録画データの読み出しを行う部分で
ある。
【0050】暗号解除部27は、データ制御部26から
受け取ったTSパケットの暗号を解除し、ソフトウェア
MPEG2デコーダ部28に送る。ソフトウェアMPE
G2デコーダ部28では、受け取ったTSパケットをデ
コードし、映像を図2に示したグラフィックス11に送
り、音声を図2に示したサウンド処理部13に送る。
【0051】ところで、暗号解除部27とソフトウェア
MPEG2デコーダ部28では、暗号の解除されたMP
EG2のストリームを処理するため、悪意のプログラム
の改造によって生のMPEG2のストリームを取り出さ
れるおそれがある。そのため、モジュール自体の解析を
困難にするための対策(耐タンパー化)が施されてい
る。
【0052】以上の構成によってデジタル放送の録画に
おけるコンテンツ保護方法を実現する。
【0053】次に、本実施の形態の動作に関して、図1
から図4を参照しながら説明を行う。
【0054】まず、放送を受信する場合、ユーザーが受
信したいチャンネルを選択する。ユーザーがチャンネル
を選択すると、図4に示した番組情報管理部24が、ユ
ーザーによって選択された番組を受信する電波の周波数
を取得し、図2に示したチューナーユニット部15に受
信周波数を設定する。次に、番組を受信するために必要
なPIDや、番組情報などの放送を受信するために必要
な情報を入手するためのPIDを選び出し、PIDフィ
ルタ部17に設定する。また、セレクタ18が持つ2つ
のTSの通り道のどちらを通すか設定する。映像、音声
の圧縮データは、暗号化部19を通すように設定し、番
組情報などは、内部バス14にそのまま流す。
【0055】番組によっては、録画、再生の制限に違い
がある。そこで、番組情報管理部24が、受信番組情報
から適切な値を乱数発生部20に設定する。番組によっ
て録画、再生に関して、次の3つの条件が想定される。 1.録画禁止。 2.録画は可能だが、複製は禁止。 3.録画も複製も可能。
【0056】上記の3つの条件に関して、それぞれの動
作について説明する。
【0057】項番1の「録画禁止」の場合は、番組情報
管理部24で、ユーザーが録画指示を行えないような動
きをする。
【0058】項番3の「録画も複製も可能」の場合は、
ユーザーが録画したデータを、他の人に貸した場合に、
貸した人も再生できるようにする必要が出てくる。そこ
で、乱数発生部20への設定値には、ユーザー固有の情
報は使わない値を設定する場合と、暗号化そのものを行
わない場合とが考えられる。録画データの再生時には、
ユーザー固有のデータが必要ないため、再生や複製は可
能となる。
【0059】項番2の「録画は可能だが、複製は禁止」
の場合の動作が、本発明のポイントであるが、乱数発生
部20への設定値に、ユーザー固有の情報を利用する。
ユーザー固有のデータとして、契約情報などを格納する
のに利用しているICカード23を利用する。ICカー
ド23には、カードごとに別々の情報が書き込まれてお
り、これを利用する。
【0060】それにより前述の、本人の部屋で再生する
場合に、このICカード23を再生システムにセットす
れば、録画したデータを再生することが出来る。このI
Cカード23が家族全員分あれば、家族間でもデータの
再生の制限がかけられる利点がある。また、番組の契約
情報を元にすれば、番組の契約期間だけ、録画したデー
タの再生を可能とする制限がかけられる。
【0061】こうして暗号化されたTSは、図4に示し
たデータ制御部26が受け取る。データ制御部26で
は、番組情報管理部24から、録画指示があった場合、
録画再生管理部25に、暗号がかかったTSを送るのと
同時に、再生のために暗号解除部27に送る。また、デ
ータ制御部26は、暗号解除に必要な情報を暗号解除部
27に送る。録画したデータの再生指示があった場合に
は、録画再生管理部25に対して、ユーザーの再生した
い録画データの読み出し指示を出す。録画再生管理部2
5は、録画の場合、ストレージデバイス10に対して暗
号のかかったTSだけでなく、番組情報も管理用に書き
込む。録画したデータの再生の場合には、ストレージデ
バイス10に格納されている管理用の番組情報から再生
すべきデータファイルを検索し、データ制御部26にデ
ータを渡す。
【0062】番組情報管理部24では、番組の情報を管
理し、ユーザーが選択した番組が、「録画禁止」、「録
画は可能だが、複製は禁止」、「録画も複製も可能」な
ど、録画、再生にどのような制限がかけられているかの
分析を行い、番組の放送時間などの情報を解析し、ユー
ザーに伝えるためのデータを作成する。「録画禁止」の
場合には、ユーザーが録画を指示できないような制御を
する。また、録画、再生の制限のかけ方によって、乱数
発生部20に設定する設定値を決める。
【0063】暗号解除部27は、データ制御部26から
受け取ったデータの暗号を解除する。暗号解除部27
は、暗号解除に必要な情報を、データ制御部26から受
け取る。すなわち、暗号解除部27は、乱数発生部20
に設定する値、もしくは、設定値を算出するために使っ
た値を受け取り、暗号解除のための鍵を算出し、暗号が
かかったTSの暗号を解除する。そして、暗号を解除し
たTSをソフトウェアMPEG2デコーダ部28に送
る。
【0064】ソフトウェアMPEG2デコーダ部28
は、暗号解除部27から受け取ったTSをデコードし、
映像・音声データにデコードする。デコードしたデータ
は、それぞれ、映像データはグラフィックス11を介し
てCRT4に表示し、音声データはサウンド処理部13
を介してスピーカー5より音を鳴らす。
【0065】次に、本発明の他の実施の形態について、
図5および図6を参照して説明を行う。なお、本実施の
形態のシステム構成は図1と同様であるので、以下の説
明では図1を参照し、詳しい説明は省略する。
【0066】図5は、本発明の他の実施の形態におけ
る、図1に示したパソコン3の内部構成を示すブロック
図である。
【0067】図6は、図5に示したシステムメモリ9の
中のプログラム構成を示すブロック図である。
【0068】前述の実施の形態では、契約が必要な有料
放送を受信する際に、図2に示したデスクランブル部1
6で、一旦暗号を解除し、再度暗号化部19で暗号化を
行っているが、本実施の形態はこの部分を削除したシス
テムである。
【0069】図5に示すチューナーユニット部15から
出力されたTSは、PIDフィルタ部17で、必要なP
IDだけフィルタして、システムメモリ9に転送され
る。システムメモリ9に転送されたTSは、まずソフト
ウェアセレクタ29によって、番組情報管理部24に送
られる番組情報と、データ制御部26に送られる映像、
音声の圧縮データとに振り分けられる。
【0070】データ制御部26は、暗号解除部27に対
して、映像、音声の圧縮データが入っているTSを送る
のだが、有料放送の場合は、Payloadの部分が暗
号化されている。この有料放送のTSに対して、暗号解
除部27は、前述の実施の形態でのデスクランブル部1
6と同じ暗号解除を行う。
【0071】有料放送では、Payloadの部分の暗
号の解除に、ICカードからの情報を鍵として使う。そ
のため、本実施の形態でも、録画した本人の持つICカ
ードが再生には必要となり、録画したデータの再生の制
限が実現できる。
【0072】本実施の形態を用いれば、録画したデータ
を、契約チャンネルの契約期間中だけ再生できるように
することも可能である。たとえば、学習番組などで、復
習用には再生できても、テスト期間中は、過去の学習番
組の録画データが再生できない、という運営も実現でき
る。この場合、録画するデータに、スクランブルを解除
するデータを入れず、ICカードに対して、スクランブ
ルを解除する鍵を生成する元のデータを加えることで実
現できる。契約期間中であれば、ICカードは、スクラ
ンブルを解除する鍵を生成してくれ、スクランブルを解
除することが出来るが、契約期間を過ぎると、ICカー
ドは、スクランブルを解除する鍵を生成しなくなるた
め、録画したデータを再生することが出来なくなる。
【0073】さらに、その他の実施の形態として、図2
や図5に示したチューナーユニット部15を、今後放送
開始予定のデジタル地上波チューナーユニットやデジタ
ルCATVチューナーユニットに変更すれば、デジタル
地上波放送やデジタルCATV放送などのデジタル放送
受信システムでも、録画におけるコンテンツ保護が実現
できる。
【0074】なお、上述の実施の形態では、ICカード
の情報に基づいて録画の際の暗号化の鍵を生成するよう
にしたが、本発明はこれに限らず、録画、再生を行う権
利を有する正当権利者の個別情報が所有する何等かの携
帯装置の情報に基づいて録画の際の暗号化の鍵を生成す
るようにしてもよい。
【0075】
【発明の効果】本発明による第1の効果は、デジタル放
送を、デジタルのままで録画しても、著作権を保護する
システムを実現できることにある。録画したデータの再
生には、制限をかけられるため、無差別に配布したり、
販売することが出来ない。
【0076】第2の効果は、デジタル録画したデータの
再生に関して、より個人に限定した方法を実現すること
にある。家族間でも、録画したデータを勝手に再生する
ことが出来ないようなセキュリティを実現できる。
【0077】第3の効果は、録画による課金が容易に行
えることにある。システム全体で録画、再生の管理を行
えるため、録画の管理が厳密に行えるシステムを実現で
きる。
【0078】本発明では、番組を暗号化する鍵に、番組
受信契約者の所持しているICカードの情報を元に算出
されるデータを利用する。従って、録画したデータを再
生する際には、受信契約者の所持しているICカードが
ないと再生できない。それにより、録画したデータを配
布しても、配布先では再生できない。
【0079】受信契約者が録画を実施したシステムと同
じシステムが他の場所にあっても、受信契約者の所持す
るICカードがない場合は、受信契約者が録画したデー
タを再生することはできない。
【0080】また、受信契約者は、録画したデータを再
生する際にICカードを利用し再生する。従って、録画
データとICカードがあれば、別の場所に構築された録
画システムで、録画データを再生することができる。
【0081】また、ICカードを用いることで、録画し
たデータの再生出来る期間を制限できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態のシステム構成例とし
て、パソコンのデジタル衛星放送を受信するシステムを
示す図である。
【図2】図1に示したパソコンの内部構成を示すブロッ
ク図である。
【図3】TSの構成を示す図である。
【図4】図2に示したシステムメモリの中のプログラム
構成を示すブロック図である。
【図5】本発明の他の実施の形態における、図1に示し
たパソコンの内部構成を示すブロック図である。
【図6】図5に示したシステムメモリの中のプログラム
構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 衛星 2 パラボラアンテナ 3 パソコン 4 CRT 5 スピーカー 6 デジタル衛星放送受信ボード 7 バスアービタ 8 CPU 9 システムメモリ 10 ストレージデバイス 11 グラフィックス 12 フレームバッファ 13 サウンド処理部 14 内部バス 15 チューナーユニット部 16 デスクランブル部 17 PIDフィルタ部 18 セレクタ 19 暗号化部 20 乱数発生部 21 周辺制御部 22 ICカードI/F部 23 ICカード 24 番組情報管理部 25 録画再生管理部 26 データ制御部 27 暗号解除部 28 ソフトウェアMPEG2デコーダ部 29 ソフトウェアセレクタ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信した番組を暗号化して録画する際、
    該暗号化する鍵を、正当権利者が有する携帯装置に格納
    された情報に基づいて生成することを特徴とするデジタ
    ル放送の録画におけるコンテンツ保護方法。
  2. 【請求項2】 前記携帯装置がICカードであることを
    特徴とする請求項1に記載のデジタル放送の録画におけ
    るコンテンツ保護方法。
  3. 【請求項3】 前記録画されたデータの暗号化を解除し
    再生する処理が耐タンパー化されていることを特徴とす
    る請求項1または2に記載のデジタル放送の録画におけ
    るコンテンツ保護方法。
  4. 【請求項4】 受信した番組を暗号化して録画する際、
    該暗号化する鍵を、正当権利者が有する携帯装置に格納
    された情報に基づいて生成することを特徴とするデジタ
    ル衛星放送受信システム。
  5. 【請求項5】 前記携帯装置がICカードであることを
    特徴とする請求項4に記載のデジタル衛星放送受信シス
    テム。
  6. 【請求項6】 前記録画されたデータの暗号化を解除し
    再生する処理が耐タンパー化されていることを特徴とす
    る請求項4または5に記載のデジタル衛星放送受信シス
    テム。
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