JP2001041639A - 冷蔵庫 - Google Patents

冷蔵庫

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JP2001041639A
JP2001041639A JP21167199A JP21167199A JP2001041639A JP 2001041639 A JP2001041639 A JP 2001041639A JP 21167199 A JP21167199 A JP 21167199A JP 21167199 A JP21167199 A JP 21167199A JP 2001041639 A JP2001041639 A JP 2001041639A
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隆男 川村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 冷却機能部品の実装構成に関し、中央部の使
い勝手のよい領域の収納性と内容積効率を高め、食品の
貯蔵品質の向上と省エネルギー化を図る。 【解決手段】 断熱壁43の上部に冷蔵室44、野菜室
45、下部に冷凍室46を形成し、冷凍室46の後方に
圧縮機57、第1の冷却器58を左右方向に並設し、第
1の冷却器58の上部に送風機59を、冷却器58の後
方に電子制御基板78を配置するとともに冷蔵室44の
後方上部に第2の冷却器65、第2の送風機66を設け
ることにより、冷凍室46と冷蔵室44、野菜室45が
必要十分な冷気温度で独立して冷却され、貯蔵品の過冷
却が抑制され冷却効率が高まる。また、冷却機能部品が
下部に集約されて実装効率が向上し、野菜室45の奥行
き増加による収納性の向上が図れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷蔵庫における冷
却機能部品の配置構成に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、冷蔵庫においては大容量化のニー
ズが高まっている。一方住宅事情の関係で冷蔵庫の大型
化に対する設置スペースの制約があり、大容量化を実現
するためには冷蔵庫本体内の無効空間や実用性の低い空
間を見直し、これらを減らすことによって容積効率を高
め、設置スペースを大きくせずに有効な内容積を増やす
ことが求められている。
【0003】容積効率を高める手段には種々の取り組み
があるが、冷蔵庫本体の断熱材の断熱性能を向上させ直
接的に庫内容積を拡大する方法と、庫内を冷却するため
の冷凍サイクル、送風機、ダンパー装置、冷却風路など
の冷却機能部品や電子制御基板など必要不可欠であるが
庫内の貯蔵空間に対しては無効容積となる構成体の占有
容積を低減する方法とが、代表的な取り組みとされてい
る。
【0004】このうち、前者については断熱材そのもの
の技術開発によるところが大きいため、冷蔵庫への適用
面での創意工夫は、主として後者の冷却機能、制御部品
の実装効率を高める取り組みがなされてきた。
【0005】従来のこの種の冷蔵庫としては、特開平8
−338681号公報に示されているものがある。
【0006】以下、図面を参照しながら上記従来の冷蔵
庫を説明する。
【0007】図7は、従来の冷蔵庫の正面図である。図
8は同冷蔵庫の断面図である。図7、図8において、1
は冷蔵庫本体で、2は冷蔵庫本体1の内部を上下に区画
する後方に立ち上がり部2aを設けた断熱壁である。3
は冷蔵室、4は冷蔵室3の下部に設けた野菜室であり、
いずれも断熱壁2の上方に区画形成されている。5は上
部冷凍室、6は下部冷凍室であり、いずれも断熱壁2の
下方に区画形成されている。また、7は冷蔵室3内の下
部に設けて冷蔵室よりも低温に温度管理される区画室で
ある。
【0008】8は冷蔵室3の前面開口部に設けた回転式
の扉であり、9、10、11はそれぞれ野菜室4、上部
冷凍室5、下部冷凍室6の前面開口部に設けた引き出し
式の扉である。また、12、13、14は引き出し式の
扉9、10、11にそれぞれ一体に設けられて引き出さ
れる収納容器であり、15は区画室7内に設けた収納容
器である。16は冷蔵室3内を複数の収納区画に区画す
るよう設けた棚である。
【0009】17は冷蔵庫本体1の下部から下部後方に
かけて形成された機械室であり、18は機械室17内に
あって下部冷凍室6の後方に設置された冷凍サイクルの
圧縮機、19は機械室17内にあって下部冷凍室6の下
方に設置された凝縮器である。20は凝縮器19の近傍
の空間に設けた除霜水蒸発用の蒸発皿である。21は上
部冷凍室5の庫内側後方に備えた冷凍サイクルの冷却器
であり、圧縮機18の上方に縦方向に配置されている。
また、22は冷却器20の上部に設けた強制通風用の送
風機であり、野菜室4の後方にあって断熱壁の立ち上が
り部2aに対向して配置されている。
【0010】23は、野菜室4および区画室7の後方に
設けた風路制御盤であり、内部に冷蔵室3および野菜室
4への冷気供給量を調整するダンパー装置24、区画室
7への冷気供給量を調整するダンパー装置25と、圧縮
機18、送風機22、ダンパー装置24、25など電気
部品の作動を制御するための電子制御基板26を内蔵し
ている。
【0011】27は送風機22からダンパー装置24を
介して冷蔵室3に冷気を送り込む第1の冷気吐出風路で
あり、冷蔵室3の中央部の上下方向に設けられ棚16間
の収納区画に対向して複数の冷気吐出口28が備えられ
ている。29はダンパー装置24を介して区画室7に冷
気を送り込む第2の冷気吐出風路であり、区画室7の奥
面に冷気吐出口30を開口している。
【0012】31は野菜室4から冷却器21に冷気を帰
還させるための冷気吸入風路であり、野菜室4の奥面に
冷気吸入口32を開口している。また、冷蔵室3および
区画室7に吐出された冷気は、区画室7の奥面下部に設
けた連通口33より野菜室の収納容器12の外周を介し
て冷気吸入口32に循環するように構成されている。
【0013】34は送風機22より上部冷凍室5、下部
冷凍室6に冷気を吐出するための冷気吐出口であり、そ
の前面に断熱壁の立ち上がり部2aが対向して下方に冷
気を導いている。また、35は冷却器21の下部に冷気
を帰還させるための冷気吸入口である。
【0014】36は上部冷凍室5の奥面に設けて冷凍室
内温度を検知する温度検知器、37は冷蔵室3の奥面に
設けて冷蔵室内温度を検知する温度検知器、38は区画
室7の奥面に設けて区画室内温度を検知する温度検知器
である。
【0015】また、39は冷却器21の下部に近接して
設けた除霜ヒーター、40は除霜水を受ける除霜水受け
皿、41は排水管であり、排水管41は除霜水受け皿4
0と蒸発皿20を連通している。
【0016】以上のように構成された冷蔵庫について、
以下その動作を説明する。
【0017】まず、温度検知器36の検知温度が設定値
より高い場合、圧縮機18が運転し、冷却器21で冷却
された冷気は送風機22によって強制通風され、冷凍室
については冷気吐出口34から上部冷凍室5、下部冷凍
室6に吐出された後、冷気吸入口35から冷却器21に
戻される。そして温度検知器36の検知温度が設定値よ
り低くなると圧縮機18は停止し、以後この作用を繰り
返して室内をたとえば−18℃などの冷凍温度に冷却す
る。
【0018】次に、温度検知器36、37の検知温度が
設定値より高い場合、ダンパー装置24が開放して冷却
器21で冷却された冷気は送風機22によって強制通風
され、第1の冷気吐出風路27を通じ冷気吐出口28よ
り冷蔵室3内に吐出される。そして、冷蔵室3内を冷却
した冷気は連通口33より野菜室4の上面に流入し、収
納容器12の外周より野菜室内を間接冷却して冷気吸入
口32から冷気吸入風路31を通じて冷却器21に戻さ
れる。そして、その後温度検知器37の検知温度が設定
値より低くなるとダンパー装置24は閉止し、以後この
作用を繰り返して、冷蔵室3内をたとえば4℃、野菜室
4内をたとえば6℃などの冷蔵温度に冷却する。
【0019】また、温度検知器36、38の検知温度が
設定値より高い場合、ダンパー装置25が開放して冷却
器21で冷却された冷気は送風機22によって強制通風
され、第2の冷気吐出風路29を通じ冷気吐出口30よ
り区画室7内に吐出される。そして、区画室7内を冷却
した冷気は連通口33より野菜室4の上面に流入し、収
納容器12の外周より野菜室内を間接冷却して冷気吸入
口32から冷気吸入風路31を通じて冷却器21に戻さ
れる。そして、その後温度検知器38の検知温度が設定
値より低くなるとダンパー装置25は閉止し、以後この
作用を繰り返して区画室7内をたとえば0℃のチルドや
−3℃のパーシャルフリージングなどの温度帯に冷却す
る。
【0020】一方、冷却機能、制御部品の実装効率とい
う観点では、冷却源である冷却器21を、庫内温度が高
い野菜室4と段違いにして、庫内温度が最も低い上部冷
凍室5の後方に近接配置したので、野菜室4内の温度低
下を軽減して上部冷凍室5、下部冷凍室6を効率よく冷
やすことができる。特に、上部冷凍室5、下部冷凍室6
を冷蔵庫本体1の下部に配置しているので、必然的に冷
却器21を下方に配置することができるから、機械室1
7と冷却器21との間に形成されるデッドスペースをな
くすことができる。
【0021】さらには、冷却器21とその上部に配置さ
れる送風機22、ダンパー装置24、25を下方に下げ
ることができるから、実装効率が高まり、庫内の有効利
用ができるとともに冷蔵庫本体1の重心を下方にさげて
設置性を向上することもできる、としている。
【0022】また、電気部品を制御するための電子制御
基板26も従来一般的であったように冷蔵庫本体1の背
面上部に設けず、庫内中央部の風路制御盤23内に収め
たため、主として中央部以下に配置した圧縮機18、送
風機22、ダンパー装置24、25、除霜ヒーター39
などの電気部品との距離が従来より短縮され、配線のた
めのコストや組立作業が軽減される利点もある。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成は、下部冷凍室6の後方の全幅にわたる機械室
17内に圧縮機18を収納しているため、機械室17内
の幅方向に大きな無効スペースが生じるという欠点があ
った。
【0024】また、冷却器21をその圧縮機18の上方
に配置しているため、必要十分な冷却能力を持たせるた
めに冷却器18の高さ寸法の設計を行なうと、冷却器1
8の上端面は必然的に断熱壁2の高さまで達する。その
結果、冷却器18の上部近傍に配置される送風機22は
上部冷凍室5より上方にはみ出すことになり、そのため
断熱壁2の奥端部を部分的に立ち上げて立ち上がり部2
aを形成し送風機22の周りと野菜室4を断熱区画する
必要が生じて構造が複雑になり無効容積も増加するとい
う欠点があった。
【0025】さらに、断熱壁の立ち上がり部2aや送風
機22、風路制御盤23が後方に配置されることによっ
て野菜室4、区画室7の奥行きが侵害されて収納量が低
下し、冷蔵庫の高さの略中央部にあって収納動作として
最も使いやすい貯蔵部分の収納性が阻害されるという欠
点もあった。
【0026】また、凝縮器19と蒸発皿20を冷蔵庫本
体1の底部になる機械室17内に上下に収めたため、凝
縮器19の放熱能力や蒸発皿の蒸発能力を確保するため
に一定の高さ空間が必要となる。このため貯蔵室のスペ
ースが侵害されて容積効率が低下するという欠点もあっ
た。
【0027】また、電子制御基板26は従来の冷蔵庫背
面上部に配置されているものよりは改善されているが、
依然として圧縮機18や除霜ヒーター39などとは離れ
た位置にあり電気配線の短縮効果も十分なものではなか
った。
【0028】一方、冷蔵室3、野菜室4、上部冷凍室
5、下部冷凍室6、区画室7の各室は一つの冷却器18
と送風機22によって冷却されるため、それぞれの使用
状態における温度状態の影響を相互に受け、収納した食
品の貯蔵品質を劣化させてしまうという欠点があった。
【0029】また、冷却器18の蒸発温度の設計は最も
室内設定温度の低い冷凍室を基準に設計される。このた
め、冷凍室に比べて室内設定温度の高い冷蔵室3、野菜
室4、区画室7の各室に対しては蒸発温度の設計が最適
とはならない。
【0030】このため、必要以上に低い蒸発温度で熱交
換された低温の冷気で室内が冷却されることになり、貯
蔵中の食品に対して乾燥を促進したり、部分的な過冷却
による温度むらが発生して食品の貯蔵品質に影響を与え
る場合があるという欠点があった。
【0031】また、蒸発温度の設計が必要以上に低くな
ることによる冷凍サイクルの効率低下と、一つの送風機
22によってすべての室に強制通風を行わせることによ
る送風機動力の増大などにより、所望の冷却状態を維持
するための電力消費が大きくなるという欠点があった。
【0032】本発明は、上記従来の課題を解決するもの
で、その第1の目的は冷却機能部品、冷却制御部品の実
装効率を高め、内容積効率を高めた冷蔵庫を提供するこ
とである。
【0033】また、本発明の第2の目的は、冷蔵庫の高
さの中央部に位置する使い勝手のよい領域の収納性を高
めた冷蔵庫を提供することである。
【0034】また、本発明の第3の目的は、食品の貯蔵
品質を高め、省エネルギー化を図ることのできる冷蔵庫
を提供することである。
【0035】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明は、冷蔵庫本体内に上下に設けた複数の貯蔵室
のうち、最下部の貯蔵室を含めた2以上の貯蔵室内に設
けた冷却器と、最下部の貯蔵室の後方に形成した機械室
内に設けた圧縮機を左右方向に並べて配置したものであ
る。
【0036】これにより、冷却機能部品である冷凍サイ
クルの実装効率を高め、内容積効率を高めた冷蔵庫を提
供できる。また、冷却効率と冷却の独立性が高まり、食
品の貯蔵品質の向上と省エネルギー化が図れる。
【0037】また、本発明は、冷蔵庫本体を上下に区画
する断熱壁の上部に冷蔵室、下部に冷凍室を形成し、冷
凍室内に第1の冷却器と第1の送風機、冷蔵室内の上部
に第2の冷却器と第2の送風機を設けて、冷蔵庫本体の
下部後方に形成した機械室内に設けた圧縮機と第1の冷
却器を左右方向に並べて配置するとともに、圧縮機、第
1の冷却器、第1の送風機を冷凍室の投影面内の後方に
配置したものである。
【0038】これにより、冷蔵庫の高さの中央部に位置
する使い勝手のよい領域の収納性を高めた冷蔵庫を提供
することができる。
【0039】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、冷蔵庫本体内に上下に設けた複数の貯蔵室と、前記
複数の貯蔵室のうち、最下部の貯蔵室を含めた2以上の
貯蔵室内に設けた冷却器と、前記最下部の貯蔵室の後方
に形成した機械室と、前記機械室内に設けた圧縮機とよ
りなり、前記圧縮機と前記最下部の貯蔵室に設けた冷却
器を左右方向に並べて配置したものであり、従来の機械
室の幅方向の無効空間が冷却器の設置スペースとなり、
冷却器の設置高さが下方に下げられる。
【0040】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、最下部の貯蔵室に設けた冷却器の下端
面を、圧縮機の上端面より下げて高さ方向で段違いに配
置したものであり、機械室の幅方向の無効空間が減少
し、さらに冷却器の下部に機械室内部品の設置スペース
も残される。
【0041】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2に記載の発明に、さらに、最下部の貯蔵室に設けた冷
却器の近傍に最下部の貯蔵室に強制通風する送風機を設
けて、圧縮機、冷却器、前記送風機を最下部の貯蔵室の
投影面内の後方に配置したものであり、冷却機能部品が
集約されて実装効率が高まる。
【0042】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載
の発明において、送風機を冷却器の上部で、斜め上方に
向けて傾斜配置したものであり、送風機の高さ方向の設
置スペースを抑えるとともに、上下方向の冷却器からの
冷気流を前方の貯蔵室に送風する抵抗が軽減する。
【0043】請求項5に記載の発明は、請求項2に記載
の発明に、さらに、最下部の貯蔵室に設けた冷却器の下
部に、2以上の冷却器の除霜水を導く排水管が開口する
蒸発皿を設けたものであり、冷却器の位置が下がった残
りのスペースが有効活用され、2以上の冷却器の除霜水
は複雑な排水経路をとらず蒸発皿に排水される。
【0044】請求項6に記載の発明は、請求項1から3
のいずれか一項に記載の発明に、さらに、最下部の貯蔵
室に設けた冷却器の後方に電子制御基板を収めたもので
あり、電気部品の近傍領域に集約されて電気配線が短
縮、簡素化される。
【0045】請求項7に記載の発明は、冷蔵庫本体を上
下に区画する断熱壁と、前記断熱壁の上部に形成した冷
蔵室と、下部に形成した冷凍室と、前記冷凍室内に設け
た第1の冷却器と、前記冷蔵室内に設けた第2の冷却器
と、前記第1の冷却器の近傍に設けた第1の送風機と、
前記第2の冷却器の近傍に設けた第2の送風機と、冷蔵
庫本体の下部後方に形成した機械室と、前記機械室内に
設けた圧縮機とよりなり、前記圧縮機と第1の冷却器を
左右方向に並べて配置するとともに、前記圧縮機、第1
の冷却器、第1の送風機を前記冷凍室の投影面内の後方
に配置したものであり、第1の冷却器と第1の送風機に
より冷凍室、第2の冷却器と第2の送風機により冷蔵室
がそれぞれの冷却に適した冷気温度で独立して冷却さ
れ、相互の温度影響を受けず、冷却効率が高まる。ま
た、冷凍室の冷却機能部品が冷蔵室領域を侵害しない。
【0046】請求項8に記載の発明は、請求項7に記載
の発明において、第2の冷却器を冷蔵室内の上部に配置
したものであり、使い勝手のよい中央部の領域から冷却
機能部品が排除され、庫内の奥行きまで収納スペースが
増加する。
【0047】請求項9に記載の発明は、請求項7または
8に記載の発明に、さらに、断熱壁の上部に、独立した
扉を備えた冷蔵室と野菜室を上下に設けて第2の冷却器
で冷却するよう構成したものであり、野菜室の奥部領域
から冷却機能部品が排除されて奥行きが深くなり、高さ
が低くても容量を確保できる野菜室が形成される。
【0048】請求項10に記載の発明は、請求項7から
9のいずれか一項に記載の発明に、さらに、断熱壁の下
部に、独立した扉を備えた多目的室と冷凍室を上下に設
け、前記多目的室への冷気量を調整するダンパー装置を
備えて、第1の冷却器で冷凍室と前記多目的室を冷却す
るよう構成するとともに、圧縮機、第1の冷却器、第1
の送風機、前記ダンパー装置を前記冷凍室の投影面内の
後方に配置したものであり、多目的室の奥部領域から冷
却機能部品が排除されて奥行きが深くなり、容量が確保
される。また、ダンパー装置の冷気量調整作用によって
多目的室を冷凍から冷蔵までの温度帯に任意に設定され
る。
【0049】請求項11に記載の発明は、請求項10に
記載の発明において、第1の送風機を冷却器の上方に配
置し、ダンパー装置を圧縮機の上方に配置したものであ
り、第1の送風機とダンパー装置が左右方向に並べて配
置され、冷凍室の後方にコンパクトに収納される。
【0050】請求項12に記載の発明は、請求項10に
記載の発明に、さらに、断熱壁の下部に、独立した扉を
備えた製氷室を多目的室と並設し、第1の冷却器で前記
製氷室を冷却するよう構成したものであり、製氷室の奥
部領域に冷却機能部品がなく、奥行きが深くなり貯氷量
が増大する。
【0051】
【実施例】以下、本発明による冷蔵庫の実施例につい
て、図面を参照しながら説明する。
【0052】(実施例1)図1は、本発明の実施例1に
よる冷蔵庫の正面図である。図2は同実施例の冷蔵庫の
縦断面図である。図3は同実施例の冷蔵庫の冷凍サイク
ル配管図である。
【0053】図1、図2において、42は冷蔵庫本体で
ある。43は冷蔵庫本体42内を上下に区画する断熱壁
であり、上部に冷蔵室44と冷蔵室44の下部に設けた
野菜室45、下部に冷凍室46を区画形成している。4
7は冷蔵室44内に適当な間隔で複数設けられた棚であ
り、48は冷蔵室44内の下部に設けた区画室であり、
収納容器49を備えて、使い勝手上、冷蔵室内と区分け
収納したい小物食品、果物など野菜室と区分け管理した
い食品や臭い移りなどに配慮したい食品などを貯蔵す
る。
【0054】50は冷蔵室44の開口面に開閉自在に取
付けられた回転式の扉である。51は野菜室45の開口
面に開閉自在に取付けられた引き出し式の扉であり、室
内側の収納容器52を一体に引き出せるよう構成されて
いる。また、53は冷凍室46の開口面に開閉自在に取
付けられた引き出し式の扉であり、室内側の収納容器5
4を一体に引き出せるよう構成されている。55は収納
容器54の上部に、前後方向に移動可能に設けられた第
2の収納容器である。
【0055】56は冷蔵庫本体42の下部後方に形成さ
れた機械室であり、冷凍サイクルの圧縮機57を設けて
いる。58は圧縮機57と冷蔵庫本体42の断熱壁42
aを介して左右方向に並設配置された第1の冷却器であ
り、第1の冷却器58の下端面は圧縮機57の上端面よ
り下げて、高さ方向で段違いになるよう配置されてい
る。また、59は第1の冷却器58の近傍上部に設けた
第1の送風機であり、斜め上方に向けて傾斜配置されて
いる。そして、圧縮機57、第1の冷却器58、第1の
送風機59は冷凍室46の投影面内の後方に集約して配
置されている。
【0056】60は冷凍室46の下方に設けた凝縮器で
ある。61は第1の冷却器58の下部に設けて第1の冷
却器58の霜を融解する第1の除霜ヒーターであり、6
2は第1の冷却器58の下方で、圧縮機57との高さ方
向の段違い部に配置した除霜水蒸発用の蒸発皿である。
63は第1の冷却器58の除霜水を直下の蒸発皿62に
導く第1の排水管である。また、圧縮機57から凝縮器
60に至るまでの凝縮器配管60aが蒸発皿62内に貯
水された除霜水に浸漬するように配置されている。64
は機械室57内に設けて前記圧縮機57、凝縮器60、
蒸発皿62への空気対流を促進するための強制通風用の
送風機である。
【0057】65は冷蔵室44の上部後方に設けた第2
の冷却器であり、66は第2の冷却器65の近傍上部に
設けた第2の送風機である。67は第2の冷却器65の
後部に配置して第2の冷却器65の霜を融解する第2の
除霜ヒーターであり、68は第2の冷却器65の除霜水
を庫外に導く第2の排水管である。そして、第2の排水
管68は第1の排水管63と合わせて蒸発皿62に導か
れている。
【0058】また、69は第1の送風機59の前方に開
口された冷凍室46内への冷気吐出口、70は冷凍室4
6の奧面下部に設けられ冷却器58の下端部に連通する
冷気吸入口である。
【0059】71は野菜室45と区画室48の間を仕切
る仕切板であり、72、73は仕切板71の前部、後部
にそれぞれ設けられた連通口である。また、74は冷蔵
室44の後部に設けた冷気吸入風路であり、複数の冷気
吸入口75が設けられている。そして、冷気吸入風路7
4の下端開口部は区画室48の後部と連通口73に連通
している。76は冷蔵室44の天面部に設けて第2の冷
却器65ので冷却した冷気を室内に吐出する冷気吐出風
路であり、前部に冷気吐出口77を設けている。
【0060】また、78は冷蔵庫の電気部品の作動を制
御するための電子制御基板であり、第1の冷却器58の
後方に形成した収納部79内に上下方向に設置されてい
る。80は電子制御基板78を含めて機械室56を背面
より覆う背面カバーである。そして、圧縮機57、第1
の冷却器58、第1の送風機59などの冷却機能部品と
ともに冷凍室46の後方に集約されており、野菜室4
5、区画室48はその後方に冷却機能部品が設けられ
ず、それぞれの収納容器52、49はその後方で冷蔵庫
本体42を構成する断熱壁42bと対向している。
【0061】81は冷凍室46の奥面に設けて冷凍室内
の温度を検知する温度検知器であり、82は冷蔵室44
内の奥面に設けて冷蔵室内の温度を検知する温度検知器
である。
【0062】次に、図3において83は第2の冷却器6
5の入口に設けた切換弁である。84は凝縮器60の出
口と切換弁83の入口間に接続された第1の減圧器、8
5は切換弁83の入口と第2の冷却器の入口間に接続さ
れた第2の減圧器である。そして、切換弁83の開放時
に圧縮機57、凝縮器60、第1の減圧器84、第2の
冷却器65、第1の冷却器58を環状に接続する第1の
冷媒回路86と、切換弁83の閉止時に圧縮機57、凝
縮器60、第1の減圧器84、第2の減圧器85、第1
の冷却器58を環状に接続する第2の冷媒回路87が構
成される。
【0063】以上のように構成された冷蔵庫について、
以下その動作について説明する。
【0064】まず、冷凍室内の温度検知器81の検知温
度が設定値より高い場合、圧縮機57が運転する。この
時、冷蔵室内の温度検知器82の検知温度が設定値より
高いと切換弁83が開放し、冷媒は第1の冷媒回路86
を循環し、第1の冷却器58および第2の冷却器65で
それぞれ所定の蒸発温度で蒸発する。
【0065】そして、低蒸発温度に設計された第1の冷
却器58で冷却された冷気は第1の送風機59によって
強制通風され、冷気吐出口69から冷凍室46に吐出さ
れた後、冷気吸入口70から冷却器58に戻される。
【0066】一方、比較的高い蒸発温度に設計された第
2の冷却器65で冷却された冷気は第2の送風機66に
よって強制通風され、冷気吐出風路76を通じて冷気吐
出口77から冷蔵室44に吐出される。冷蔵室44に導
入された冷気の一部は、冷蔵室後部の冷気吸入口75
と、収納容器49の底部を対流して区画室48の後部か
ら冷気吸入風路74を通じて第2の冷却器65に戻され
る。また、残りの冷気は仕切板71の前部の連通口72
から野菜室45内に流入し、収納容器52の周囲を対流
して仕切板71の後部の連通口73から冷気吸入風路7
4を通じて第2の冷却器65に戻される。
【0067】次に、冷蔵室44の温度検知器82の検知
温度が設定値より低くなると、切換弁83が閉止し、冷
媒は第1の冷媒回路86をバイパスして、第2の冷媒回
路87を循環し第1の冷却器58のみで蒸発する。そし
て、次に冷凍室46の温度検知器81の検知温度が設定
値より低くなると、圧縮機57が停止し、冷媒の循環も
停止する。
【0068】以後、このような作用を繰り返して、冷凍
室46内は第1の冷却器58の低蒸発温度の冷気によっ
て、たとえば−18℃などの冷凍温度に冷却維持され
る。一方、冷蔵室44、野菜室45、区画室48内は第
2の冷却器65の比較的高い蒸発温度の冷気によって、
たとえば冷蔵室44、区画室48は1乃至3℃、野菜室
45は3乃至5℃などの適温に冷却維持される。
【0069】このように、低温の冷凍室46と温度設定
の高いその他の室とをそれぞれ専用の冷却器58,65
と送風機56,66で独立して冷却するため、冷凍室4
6とその他の室との間相互の温度影響が抑えられる。即
ち、実用時において、扉の開閉、食品の収納、冷却器の
除霜などの温度上昇の影響が及びにくくなり、貯蔵中の
食品の品質劣化を抑制できる。
【0070】特に、従来より温度管理が厳しく要求され
る冷凍室46については、冷蔵室44をはじめとする比
較的温度高い領域の温度影響が大きい。また、容量的に
も大きいそれらの室からの外部湿気の侵入や食品からの
蒸散水分などにより、冷却器58への着霜による冷却力
の低下や除霜時の温度上昇も大きいため、特に食品品質
の維持が可能となる。
【0071】また、温度設定の高い冷蔵室44、野菜室
45、区画室48についてはこれらの領域を冷却する第
2の冷却器65の蒸発温度を、第1の冷却器58の蒸発
温度に合わせることなく庫内温度設定に見合った比較的
高い温度に設計できる。このため、各室を流通する冷気
の温度も比較的高いものとなり食品と冷気の温度差が縮
小し、食品からの水分蒸散を抑えて乾燥を抑制すること
ができる。したがって、水分が多く、瑞々しさや乾燥度
合が鮮度や品質を左右する生鮮食品などの貯蔵において
は特に貯蔵品質を高めることができる。また、冷気温度
が低温すぎないことにより、冷気の接触による局部的な
過冷却など貯蔵食品の温度むらも生じにくく、この面に
おいても貯蔵品質を高めることができる。
【0072】また、第1の冷却器58と第2の冷却器6
5の冷却を必要時に適宜切り換え、さらに、冷却器の蒸
発温度をそれぞれの領域に適した設計にすること、特に
第2の冷却器の蒸発温度を比較的高めに設計することに
より冷凍サイクルの効率が高まり、省エネルギー効果を
得ることができる。
【0073】一方、冷凍サイクルの配置構成についてみ
ると、圧縮機57を冷蔵庫本体42の中心線より横にず
らし、機械室56内の無効空間を圧縮して冷蔵庫本体4
2の幅の略半幅にまで縮めている。そして、無効空間を
縮めて新たに生じた庫内側の空間に、奥行きと高さ寸法
を調整して冷却能力を維持する配慮をしながら第1の冷
却器58が収められている。
【0074】このため、圧縮機57と第1の冷却器58
が断熱壁42aを介して左右方向に並べて配置されるこ
とになり、従来のように圧縮機の上方に冷却器を配置し
て冷蔵庫の幅方向に無効空間をつくることがなくなり、
その分庫内の有効な収納容積が増加する。
【0075】また、重量の大きい圧縮機57と第1の冷
却器58を左右方向に並べて配置することにより冷蔵庫
本体42の重心が従来より低重心となり、一層安定性が
増す。
【0076】また圧縮機57、第1の冷却器58、第1
の送風機59がすべて冷蔵庫本体42の最下部に位置す
る冷凍室46の後方に効率よく配置され実装効率が高ま
る。このため、製造工程における組み立て作業性が改善
される。また、製品廃棄時における分解、分別性が向上
してリサイクルしやすい冷蔵庫を提供することで環境問
題に適応させることができる。
【0077】また、第1の送風機59は第1の冷却器5
8の直上部で、斜め上方に向けて傾斜させて配置するこ
とにより、高さ方向の寸法を圧縮することができ冷凍室
46の投影面内の後方に収めやすくなる。また、傾斜配
置により上下方向に配置された第1の冷却器58からの
冷気を前方の冷凍室46内に送り込む送風抵抗が減じら
れ冷却効率も高まる。なお、投影面内の後方とは圧縮機
57、第1の冷却器58、第1の送風機59などの部品
が冷凍室46の開口部の投影面内にそれぞれの大部分が
収まり他室にはみ出さない状態を指し、冷凍室46の周
囲を区画する断熱壁厚や本体底部空間の投影面などに部
品の一部が干渉することは本発明の趣旨を逸脱するもの
ではない。
【0078】さらに、第1の送風機59が第1の冷却器
58の上部に配置されながら野菜室45の後方空間を侵
害せず、また、第2の冷却器65、第2の送風機66が
冷蔵室44の後方上部に配置されているため野菜室4
5、区画室48の後方空間を侵害しないため、野菜室4
5の収納容器52、区画室48の収納容器49は奥面の
断熱壁42bに相対する位置まで奥行きを伸ばすことが
でき、収納量を増やすことができる。また、これに合わ
せて収納量の増加分を高さの低減に置き換えることで、
特に野菜室45については浅くて広い野菜室となり、見
渡しやすく積み重ねの少ない収納性、保存性のよい野菜
室を実現することもできる。
【0079】また、野菜室45の後方に第1の送風機5
9を収める空間を構成する必要がないため、野菜室45
と冷凍室46の間の断熱壁43を従来のようにその後方
で立ち上げて区画構成しなくてもよく、その分無効な容
積が減り有効な収納容積が増える。また、野菜室45に
は独立した引き出し式の扉51を備えているため、冷蔵
室44の室内に野菜室を区画する場合のように室内の奥
行きが不足することがなく、浅くて見渡しやすい野菜室
を実現しやすい。また、独立して食品の出し入れが行え
利便性が高い。これらのことにより、冷蔵庫の高さの中
央部に位置する使い勝手のよい領域の収納性を高めた冷
蔵庫を提供することができるものである。
【0080】次に、機械室57内の作用について述べ
る。強制通風用の送風機64の運転により冷蔵庫の前部
および底部より吸入された空気が凝縮器60と熱交換し
て放熱促進され蒸発皿62の上面を通過する。蒸発皿6
2内に貯留した除霜水は、水中に浸漬した凝縮器配管6
0aの直接の加熱作用によって加熱されると同時に、凝
縮器60と熱交換された温風の強制対流によって加熱及
び通気が促進され効率よく蒸発される。蒸発皿62を通
過した空気はより高温の圧縮機57の外殻を冷却した
後、冷蔵庫の前部より排気される。
【0081】そして、冷却中に第1の冷却器58、第2
の冷却器65に付着した霜は第1の除霜ヒーター61、
第2の除霜ヒーター67でそれぞれ融解されて第1の排
水管63、第2の排水管68を介して蒸発皿62に集め
られる。このため、二つの冷却器からの排水を一つの蒸
発皿で蒸発させることができ、また特に第1の排水管6
3は第1の冷却器58と近接した上下関係にあるため排
水管長さを短く簡素な構成にすることができる。なお、
蒸発皿62は圧縮機57と第1の冷却器58が高さ方向
に段違いで並設されることによる段違いスペースに配置
されるため、効率よくスペースが利用でき、内容積効率
を高めることができる。
【0082】次に、電気部品を駆動制御する電子制御基
板78が第1の冷却器58の後方の庫外側に収納されて
いるため、圧縮機57や第1の送風機59、送風機6
4、第1の除霜ヒーター61などの電気部品と近接し電
気配線が短く簡素化でき、安価になり作業工数も低減で
きる。また、電気配線の複雑な引き回しが少なくなり、
電波雑音障害などの影響も軽減された信頼性の高い冷蔵
庫を提供できる。
【0083】なお、冷却機能部品と冷却制御部品の実装
効率の向上により生じた容積は収納容積の増加に直接活
用するほか、内容積は据え置いて冷蔵庫本体42の外形
を小さくし設置スペースを縮小したり、増加容積分を断
熱容積にまわして冷蔵庫の吸熱負荷量を減じることによ
って省エネルギー化や圧縮機57など冷凍サイクル部品
の小型化によるコストダウンに寄与させてもよい。
【0084】(実施例2)図4は、本発明の実施例2に
よる冷蔵庫の正面図である。図5は同実施例の冷蔵庫の
縦断面図である。図4、図5において、88は冷蔵庫本
体である。89、90は前記冷蔵庫本体88内を上下に
区画する断熱壁であり、断熱壁89の上部に冷蔵室91
とその下部に野菜室92を配置し、断熱壁89の下部に
多目的室93、断熱壁89のさらに下方に設けた断熱壁
90の下部に冷凍室94を区画形成している。
【0085】95は冷蔵室91の開口面に取付けられた
回転式の扉である。96は野菜室92の開口面に取り付
けられた引き出し式の扉であり、室内側の収納容器97
を一体に引き出せるよう構成されている。98は多目的
室93の開口面に取り付けられた引き出し式の扉であ
り、室内側の収納容器99を一体に引き出せるよう構成
されている。また、100は冷凍室94の開口面に取り
付けられた引き出し式の扉であり、室内側の収納容器1
01を一体に引き出せるよう構成されている。
【0086】また、冷凍サイクルの圧縮機57と第1の
冷却器58とは冷蔵庫本体42の断熱壁42aを介して
左右方向に並設配置されており、第1の冷却器58の近
傍上部には第1の送風機59が設けられ、圧縮機57の
上方で第1の送風機59の側方には多目的室93への冷
気量を調整するダンパー装置102が設けられている。
ここで、ダンパー装置102は第1の送風機59の強制
送風作用で第1の冷却器58で冷却した冷気を多目的室
93に送り込む量を調整し、使用者の任意の温度設定に
より多目的室93内を冷凍温度帯から冷蔵温度帯まで切
り換える。103はダンパー装置102から多目的室9
3に冷気を流通させる冷気吐出風路である。そして、圧
縮機57、第1の冷却器58、第1の送風機59、ダン
パー装置102の冷却機能部品は冷凍室94の投影面内
の後方に集約して配置されている。
【0087】また、冷蔵室91の上部後方には第2の冷
却器65とその近傍上部に第2の送風機が配置されてい
る。104は野菜室92と区画室48の間を仕切る仕切
板であり、105、106は仕切板104の前部、後部
にそれぞれ設けられた連通口である。また、107は冷
蔵室91の後部に設けた冷気吸入風路である。
【0088】108は冷凍室94の奥面に設けて冷凍室
94内の温度を検知する温度検知器、109は冷蔵室9
1内の奥面に設けて冷蔵室91内の温度を検知する温度
検知器であり、110は多目的室93内の奥面に設けて
多目的室93内の温度を検知する温度検知器である。ま
た、冷蔵庫の電気部品の作動を制御するための電子制御
基板78は、冷凍室94の後方において第1の冷却器5
8の後方に設置されている。
【0089】以上のように構成された冷蔵庫について、
以下その動作について説明する。
【0090】まず、冷凍室94内の温度検知器108の
検知温度が設定値より高い場合、圧縮機57が運転す
る。この時、冷蔵室91内の温度検知器109の検知温
度が設定値より高いと第1の冷却器58および第2の冷
却器65にそれぞれ冷媒が循環し所定の蒸発温度で蒸発
する。そして、第1の冷却器58で冷却された冷気は第
1の送風機59によって強制通風され冷凍室94内を例
えば−18℃に冷却する。
【0091】このとき、多目的室93内の温度検知器1
10の検知温度が設定値より高いと第1の冷却器58で
冷却された冷気は第1の送風機59によってダンパー装
置102に送られ、使用者による任意の設定に基づいた
ダンパーの開閉作用によって流量が調整されて冷気吐出
風路103を介して多目的室93内に流入する。ここ
で、使用者による任意の設定により、多目的室93は冷
凍温度帯から冷蔵温度帯までのいずれかに冷却維持され
る。
【0092】一方、第2の冷却器65で冷却された冷気
は第2の送風機66によって強制通風され、冷気吐出風
路76を通じて冷蔵室91に吐出される。冷蔵室91に
導入された冷気の一部は、冷蔵室後部の冷気吸入風路1
07を通じて第2の冷却器65に戻される。また、残り
の冷気は仕切板104の前部の連通口105から野菜室
92内に流入し、収納容器97の周囲を対流して仕切板
104の後部の連通口106から冷気吸入風路107を
通じて第2の冷却器65に戻される。このような冷却作
用により、たとえば冷蔵室91、区画室48は1乃至3
℃、野菜室92は3乃至5℃などの適温に冷却維持され
る。
【0093】次に、冷蔵室の温度検知器82の検知温度
が設定値より低くなると、冷媒は第1の冷却器58のみ
に循環して蒸発する。そして、次に冷凍室94の温度検
知器108の検知温度が設定値より低くなると、圧縮機
57が停止し、冷媒の循環も停止する。
【0094】このように、低温の冷凍室94と温度設定
の高い冷蔵室91、区画室48、野菜室92をそれぞれ
専用の冷却器と送風機で独立して冷却するため、相互の
温度影響が避けられ、貯蔵中の食品の品質劣化を抑制で
きる。
【0095】また、温度設定の高い冷蔵室91、野菜室
92、区画室48についてはこれらの領域を冷却する第
2の冷却器65の蒸発温度を庫内温度設定に見合った比
較的高い温度に設計できる。このため、各室を流通する
冷気の温度も比較的高いものとなり食品と冷気の温度差
が縮小し、食品からの水分蒸散を抑えて乾燥を抑制する
ことができ、品質を高めることができる。また、局部的
な過冷却など貯蔵食品の温度むらも生じにくく、合わせ
て貯蔵品質を高めることができる。
【0096】また、第1の冷却器58と第2の冷却器6
5の冷却を必要時に適宜切り換え、さらに、冷却器5
8,65の蒸発温度をそれぞれの領域に適した設計にす
ること、特に第2の冷却器65の蒸発温度を比較的高め
に設計することにより冷凍サイクルの効率が高まり、省
エネルギー効果を得ることができる。
【0097】一方、圧縮機57と第1の冷却器58が断
熱壁を介して左右方向に並べて配置されることになり、
従来のように圧縮機の上方に冷却器を配置して冷蔵庫の
幅方向に無効空間をつくることがなくなり、その分庫内
の有効な収納容積が増加する。
【0098】また、重量の大きい圧縮機57と第1の冷
却器58を左右方向に並べて配置することにより冷蔵庫
本体88の重心が従来より低重心となり、一層安定性が
増す。
【0099】また圧縮機57と第1の冷却器58、第1
の送風機59とダンパー装置102がそれぞれ並設さ
れ、これらの冷却機能部品がすべて冷蔵庫本体88の最
下部に位置する冷凍室94の後方に効率よく配置され実
装効率が高まる。このため、製造工程における組み立て
作業性が改善される。また、製品廃棄時における分解、
分別性が向上してリサイクルしやすい冷蔵庫を提供する
ことで環境問題に適応させることができる。
【0100】さらに、第1の冷却器58、第1の送風機
59、ダンパー装置102が冷凍室94の後方に配置さ
れ、また、第2の冷却器65、第2の送風機66が冷蔵
室91の後方上部に配置されているため野菜室92、多
目的室93、区画室48の後方空間を侵害しないため、
野菜室92の収納容器97、多目的室93の収納容器9
9、区画室の収納容器49は奥面の断熱壁に相対する位
置まで奥行きを伸ばすことができ、収納量を増やすこと
ができる。また、これに合わせて収納量の増加分を高さ
の低減に置き換えることで、特に野菜室92については
浅くて広い野菜室となり、見渡しやすく積み重ねの少な
い収納性、保存性のよい野菜室を実現することもでき
る。
【0101】また、断熱壁89、90で区画され熱的に
独立した多目的室93が、蒸発温度設計の低い第1の冷
却器58により冷却されるため温度の選択範囲が冷凍温
度帯まで可能となり、使用者の利便性が高いものにな
る。以上のように、冷蔵庫の高さの中央部に位置する使
い勝手のよい領域の収納性や利便性を高めた冷蔵庫を提
供することができるものである。
【0102】次に、電気部品を駆動制御する電子制御基
板78が第1の冷却器58の後方の庫外側に収納されて
いるため、圧縮機57や第1の送風機59、送風機6
4、ダンパー装置102、第1の除霜ヒーター61など
の電気部品と近接し電気配線が短く簡素化でき、安価に
なり作業工数も低減できる。また、電気配線の複雑な引
き回しが少なくなり、電波雑音障害などの影響も軽減で
きる。
【0103】(実施例3)図6は、本発明の実施例3に
よる冷蔵庫の正面図である。図6において、111は冷
蔵庫本体である。112と113は略L字状に接合され
た断熱壁であり断熱壁89との間に多目的室114を区
画形成している。また、115は断熱壁113を介して
多目的室114に隣接して形成した製氷室であり、内部
に自動製氷機116と貯氷容器117が設けられてい
る。そして、多目的室114、製氷室115の開口部に
は引き出し式の扉118、119がそれぞれ設けられて
いる。
【0104】そして、多目的室114、製氷室115は
ともに第1の冷却器58と第1の送風機59で冷凍室9
4と同時に冷却され、このうち多目的室114はダンパ
ー装置102で温度調整される。また、多目的室11
4、製氷室115の後方にはともに第1の冷却器58、
第1の送風機59、ダンパー装置102などの冷却機能
部品が配置されない。
【0105】以上のように構成された冷蔵庫について、
以下その動作について説明する。
【0106】第1の冷却器58の冷却時に第1の送風機
59によって強制通風された冷気は冷凍室94、製氷室
115内に直接流入し、例えば−18℃の冷凍温度に冷
却する。そして、冷凍食品や氷が冷凍貯蔵される。この
とき、多目的室114内の温度検知器110の検知温度
が設定値より高いと第1の冷却器58で冷却された冷気
は第1の送風機59によってダンパー装置102に送ら
れ、使用者による任意の設定に基づいたダンパーの開閉
作用によって流量が調整されて冷気吐出風路103を介
して多目的室114内に流入する。ここで、使用者によ
る任意の設定により、多目的室114は冷凍温度帯から
冷蔵温度帯までのいずれかに冷却維持される。
【0107】このように、冷蔵庫の高さの中央部に位置
する使い勝手のよい領域に、収納性や利便性を高めた多
目的の貯蔵室や製氷室115を独立して設けられ、しか
も室内の奥行きを最大限まで活用して食品の収納量や氷
の貯氷量を高めることができる。なお、本実施例におけ
るその他の効果は、前述の実施例2の効果と共通のもの
である。
【0108】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に記載の発
明は、冷蔵庫本体内に上下に設けた複数の貯蔵室のう
ち、最下部の貯蔵室を含めた2以上の貯蔵室内に設けた
冷却器と、最下部の貯蔵室の後方に形成した機械室内に
設けた圧縮機を左右方向に並べて配置したので、冷却機
能部品である冷凍サイクルの実装効率を高め、内容積効
率を高めた冷蔵庫を提供できる。また、冷却効率と冷却
の独立性が高まり、食品の貯蔵品質の向上と省エネルギ
ー化が図れる。さらには、冷蔵庫の重心が低重心となり
設置安定性も高まる。
【0109】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、最下部の貯蔵室に設けた冷却器の下端
面を、圧縮機の上端面より下げて高さ方向で段違いに配
置したので、機械室の幅方向の無効空間が減少し、さら
に冷却器の下部を機械室内部品の設置スペースに有効活
用できる。
【0110】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2に記載の発明に、さらに、最下部の貯蔵室に設けた冷
却器の近傍に最下部の貯蔵室に強制通風する送風機を設
けて、圧縮機、冷却器、前記送風機を最下部の貯蔵室の
投影面内の後方に配置したので、冷却機能部品が集約さ
れて実装効率が高まり、製造工程での組立性の向上や分
離、分解性の向上による製品廃棄時のリサイクル性向上
が図れる。
【0111】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載
の発明において、送風機を冷却器の上部で、斜め上方に
向けて傾斜配置したので、送風機の高さ方向の設置スペ
ースが抑えられ、送風抵抗が軽減して冷却効率が高ま
る。
【0112】請求項5に記載の発明は、請求項2に記載
の発明に、さらに、最下部の貯蔵室に設けた冷却器の下
部に、2以上の冷却器の除霜水を導く排水管が開口する
蒸発皿を設けたので、冷却器下方のスペースが有効活用
され、2以上の冷却器の除霜水が複雑な排水経路をとら
ず一つの蒸発皿で蒸発処理できる。
【0113】請求項6に記載の発明は、請求項1から3
のいずれか一項に記載の発明に、さらに、最下部の貯蔵
室に設けた冷却器の後方に電子制御基板を収めたので、
電気部品の近傍領域に集約されて電気配線が短縮、簡素
化され、安価になり作業工数も低減できる。また、電気
配線の複雑な引き回しが少なくなり、電波雑音障害など
の影響も軽減された信頼性の高い冷蔵庫を提供できる。
【0114】請求項7に記載の発明は、断熱壁の上部に
形成した冷蔵室と、下部に形成した冷凍室と、冷凍室内
に設けた第1の冷却器と、冷蔵室内に設けた第2の冷却
器と、第1の冷却器の近傍に設けた第1の送風機と、第
2の冷却器の近傍に設けた第2の送風機と、冷蔵庫本体
の下部後方に設けた圧縮機を備えて、圧縮機と第1の冷
却器を左右方向に並べて配置するとともに、圧縮機、第
1の冷却器、第1の送風機を冷凍室の投影面内の後方に
配置したので、第1の冷却器と第1の送風機により冷凍
室、第2の冷却器と第2の送風機により冷蔵室がそれぞ
れの冷却に適した冷気温度で独立して冷却され、相互の
温度影響を受けず食品の貯蔵品質が高まる。また、冷却
効率の向上により省エネルギー化が図れる。また、冷却
機能部品の配置が他室の領域を侵害して収納性を阻害す
ることが抑えられる。
【0115】請求項8に記載の発明は、請求項7に記載
の発明において、第2の冷却器を冷蔵室内の上部に配置
したので、使い勝手のよい中央部の領域から冷却機能部
品が排除され、庫内の奥行きまで収納スペースが増加し
て収納性が高まる。
【0116】請求項9に記載の発明は、請求項7または
8に記載の発明に、さらに、断熱壁の上部に、独立した
扉を備えた冷蔵室と野菜室を上下に設けて第2の冷却器
で冷却するよう構成したので、野菜室の奥部領域から冷
却機能部品が排除されて奥行きが深くなり、高さが低く
ても容量を確保できる。また、見渡しやすく積み重ねる
ことが少なくなりいたみやすい野菜の貯蔵に適した使い
勝手のよい野菜室が提供できる。
【0117】請求項10に記載の発明は、請求項7から
9のいずれか一項に記載の発明に、さらに、断熱壁の下
部に、独立した扉を備えた多目的室と冷凍室を上下に設
け、第1の冷却器で冷凍室と多目的室を冷却し、多目的
室の冷気量を調整するダンパー装置を備えるとともに、
圧縮機、第1の冷却器、第1の送風機、ダンパー装置を
冷凍室の投影面内の後方に配置したので、多目的室の奥
部領域から冷却機能部品が排除されて奥行きが深くなり
収納量が増大する。また、ダンパー装置の冷気量調整作
用によって多目的室を冷凍から冷蔵までの温度帯に任意
に設定でき、使い勝手のよい位置で利便性の高い貯蔵室
を提供できる。
【0118】請求項11に記載の発明は、請求項10に
記載の発明において、第1の送風機を冷却器の上方に配
置し、ダンパー装置を圧縮機の上方に配置したので、第
1の送風機とダンパー装置が左右方向に並べて冷凍室の
後方にコンパクトに収納され、組み立てや廃棄時の分解
が簡便になり、電気配線も簡素化できる。
【0119】請求項12に記載の発明は、請求項10に
記載の発明に、さらに、断熱壁の下部に、独立した扉を
備えた製氷室を多目的室と並設し、第1の冷却器で前記
製氷室を冷却するよう構成したので、製氷室の奥部領域
に冷却機能部品がなく、奥行きが深くなり貯氷量が増大
する。また、使いやすい位置で収納性と利便性の高い独
立した多目的の貯蔵室と製氷室を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による冷蔵庫の実施例1の正面図
【図2】同実施例の冷蔵庫の縦断面図
【図3】同実施例の冷蔵庫の冷凍サイクル配管図
【図4】本発明による冷蔵庫の実施例2の正面図
【図5】同実施例の冷蔵庫の縦断面図
【図6】本発明による冷蔵庫の実施例3の正面図
【図7】従来の冷蔵庫の正面図
【図8】同冷蔵庫の縦断面図
【符号の説明】
42 冷蔵庫本体 43 断熱壁 44 冷蔵室 45 野菜室 46 冷凍室 56 機械室 57 圧縮機 58 第1の冷却器 59 第1の送風機 62 蒸発皿 63 第1の排水管 65 第2の冷却器 66 第2の送風機 68 第2の排水管 78 電子制御基板 88 冷蔵庫本体 89 断熱壁 91 冷蔵室 92 野菜室 93 多目的室 94 冷凍室 102 ダンパー装置 111 冷蔵庫本体 114 多目的室 115 製氷室
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F25D 21/14 F25D 21/14 Q 29/00 29/00 Z Fターム(参考) 3L045 AA04 BA01 CA02 DA02 EA01 GA07 HA02 HA08 PA04 3L048 AA08 BA01 BC00 BD03 CB03 DA03 DB07 GA02

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷蔵庫本体内に上下に設けた複数の貯蔵
    室と、前記複数の貯蔵室のうち、最下部の貯蔵室を含め
    た2以上の貯蔵室内に設けた冷却器と、前記最下部の貯
    蔵室の後方に形成した機械室と、前記機械室内に設けた
    圧縮機とよりなり、前記圧縮機と前記最下部の貯蔵室に
    設けた冷却器を左右方向に並べて配置したことを特徴と
    する冷蔵庫。
  2. 【請求項2】 最下部の貯蔵室に設けた冷却器の下端面
    を、圧縮機の上端面より下げて高さ方向で段違いに配置
    したことを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
  3. 【請求項3】 最下部の貯蔵室に設けた冷却器の近傍に
    最下部の貯蔵室に強制通風する送風機を設けて、圧縮
    機、冷却器、前記送風機を最下部の貯蔵室の投影面内の
    後方に配置したことを特徴とする請求項1または2に記
    載の冷蔵庫。
  4. 【請求項4】 送風機を冷却器の上部で、斜め上方に向
    けて傾斜配置したことを特徴とする請求項3に記載の冷
    蔵庫。
  5. 【請求項5】 最下部の貯蔵室に設けた冷却器の下部
    に、2以上の冷却器の除霜水を導く排水管が開口する蒸
    発皿を設けたことを特徴とする請求項2に記載の冷蔵
    庫。
  6. 【請求項6】 最下部の貯蔵室に設けた冷却器の後方に
    電子制御基板を収めたことを特徴とする請求項1から3
    のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
  7. 【請求項7】 冷蔵庫本体を上下に区画する断熱壁と、
    前記断熱壁の上部に形成した冷蔵室と、下部に形成した
    冷凍室と、前記冷凍室内に設けた第1の冷却器と、前記
    冷蔵室内に設けた第2の冷却器と、前記第1の冷却器の
    近傍に設けた第1の送風機と、前記第2の冷却器の近傍
    に設けた第2の送風機と、冷蔵庫本体の下部後方に形成
    した機械室と、前記機械室内に設けた圧縮機とよりな
    り、前記圧縮機と第1の冷却器を左右方向に並べて配置
    するとともに、前記圧縮機、第1の冷却器、第1の送風
    機を前記冷凍室の投影面内の後方に配置したことを特徴
    とする冷蔵庫。
  8. 【請求項8】 第2の冷却器を冷蔵室内の上部に配置し
    たことを特徴とする請求項7に記載の冷蔵庫。
  9. 【請求項9】 断熱壁の上部に、独立した扉を備えた冷
    蔵室と野菜室を上下に設けて第2の冷却器で冷却するよ
    う構成したことを特徴とする請求項7または8に記載の
    冷蔵庫。
  10. 【請求項10】 断熱壁の下部に、独立した扉を備えた
    多目的室と冷凍室を上下に設け、前記多目的室への冷気
    量を調整するダンパー装置を備えて、第1の冷却器で冷
    凍室と前記多目的室を冷却するよう構成するとともに、
    圧縮機、第1の冷却器、第1の送風機、前記ダンパー装
    置を前記冷凍室の投影面内の後方に配置したことを特徴
    とする請求項7から9のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
  11. 【請求項11】 第1の送風機を冷却器の上方に配置
    し、ダンパー装置を圧縮機の上方に配置したことを特徴
    とする請求項10に記載の冷蔵庫。
  12. 【請求項12】 断熱壁の下部に、独立した扉を備えた
    製氷室を多目的室と並設し、第1の冷却器で前記製氷室
    を冷却するよう構成したことを特徴とする請求項10に
    記載の冷蔵庫。
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