JP2001040809A - コンクリートスラブ用埋込材及び該埋込材を持つコンクリートスラブ用基板 - Google Patents

コンクリートスラブ用埋込材及び該埋込材を持つコンクリートスラブ用基板

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JP2001040809A
JP2001040809A JP11219765A JP21976599A JP2001040809A JP 2001040809 A JP2001040809 A JP 2001040809A JP 11219765 A JP11219765 A JP 11219765A JP 21976599 A JP21976599 A JP 21976599A JP 2001040809 A JP2001040809 A JP 2001040809A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 埋込材10の表面に形成した凹溝内に収容し
た配管Pが現場打ちコンクリートの打設により浮き上が
るのを抑制する。 【解決手段】 埋込材10の表面に形成した凹溝11,
12に、収容しようとする設備用配管Pの直径よりも凹
溝の横幅を部分的に狭くする突起物(リブ)13,14
を形成する。それにより、凹溝とそこに収容した設備用
配管との間の摩擦力が増大して、収容した設備用配管の
浮き上がりが規制される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンクリートスラ
ブ用埋込材及び該埋込材を持つコンクリートスラブ用基
板に関し、特に、建物のコンクリートスラブ内部へ、電
気配線や電話配線などのシールドとして用いられる合成
樹脂製電線管や給水、給湯用管路などのためのさや管な
どの種々の設備用配管を容易に敷設することを可能とす
るコンクリートスラブ用埋込材及び該埋込材を持つコン
クリートスラブ用基板に関する。
【0002】
【従来の技術】最近のコンクリート系集合住宅の床構造
体は経済性などの観点から直床、直天井仕上げが一般的
となっており、種々の設備用配管はコンクリートスラブ
内部に直接埋設されるようになっている。また、埋設さ
れた配管の一部は、コンクリートスラブ天井面に配置し
たボックスなどによる開口部を通して、先端側を室内側
に飛び出した状態とされる場合も多い。
【0003】一方、コンクリートスラブの施工法とし
て、軽量化、遮音効果を向上させる目的で、図8に示す
ように、例えば発泡ポリスチレンのような合成樹脂発泡
成形品からなる内部に凹陥部を持つ埋込材1をトラス筋
2を備えたコンクリート基板(PC板)3上に、所定の
間隔で適数配置した中空コンクリートスラブ用基板A1
を用い、それを、図9参照に示すように、躯体の梁B、
B間に配置してスラブ上端筋4などを取り付けた後、現
場打ちコンクリートCを打設していわゆる中空コンクリ
ートスラブCSを構築する施工法が広く行われている。
【0004】従来、上記のような中空コンクリートスラ
ブCSにおいて、前記したような設備用配管の埋設工事
を行うに当たっては、図10に示すように埋込材1と埋
込材1の間に形成される現場打ちコンクリート充填用空
間部SSに設備用配管Pを配置し、その上から現場打ち
コンクリートを打設していた。そのために、設備用配管
Pが占める容積だけ空間部SSに打設されるコンクリー
ト量が低減して断面欠損を引き起こす恐れがあった。
【0005】それを解消するコンクリートスラブ用基板
として、図11に示すように、コンクリートスラブの構
築時に設備用配管の敷設が予定される箇所の埋込材とし
て、表面に凹溝Uを形成した埋込材1uを配置したコン
クリートスラブ用基板A2が提案されている(特開平9
−41538号公報参照)。このようなコンクリートス
ラブ用基板A2では、設備用配管Pを凹溝U内に通過さ
せて敷設することが可能となり、前記空間部SSに設備
用配管が集中するのを避けることができるので、該空間
部SS内での断面欠損が発生するのを回避できる。な
お、図11で、Vは配管用ボックスを示している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】近年の建物において
は、上記のようにコンクリートスラブに埋設される設備
用配管の本数が多くなる傾向に加えて、設備用配管の種
類も増加してきており、管径の異なる複数種の設備用配
管が同じコンクリートスラブの施工現場で同時に用いら
れる傾向になりつつある。一方、前記したコンクリート
スラブ用基板A2において、埋込材1uの表面に形成さ
れる凹溝Uの溝幅は、当該凹溝内に収容しようとする設
備用配管Pのうちの最大直径のものに合わせて決められ
るのが普通であり、通常、凹溝内への配管の容易性を考
慮して、該最大直径よりも幾分幅広い凹溝とされる。
【0007】本発明者は、前記コンクリートスラブ用基
板A2を用いた中空コンクリートスラブの施工実験を多
く行ってきているが、そこで、埋込材1uに形成した凹
溝Uの溝幅Wよりも小さい直径である設備用配管Pa
を、コンクリートスラブ用基板A2の埋込材1uの凹溝
Uに収容した状態で、現場打ちコンクリートを打設する
と、埋込材1uの凹溝Uと設備用配管Paとの間の隙間
に入り込む現場打ちコンクリート量が多くなり、図12
に示すように、浮力によって、収容した設備用配管Pa
に浮き上がりが生じることを知った。
【0008】凹溝Uから設備用配管Paが浮き上がる
と、スラブ施工時に配筋される上端筋との間でかぶり不
足が生じるので、実際の建物でこの様な現象が生じるこ
とは回避しなければならない。しかし、直径の異なる設
備用配管ごとに、それに対応した適切な溝幅の凹溝を持
つ埋込材を成形することは、コストアップを引き起こす
ばかりでなく、実際のコンクリートスラブの施工現場
で、どの直径の設備用配管をどの位置に通過させて配管
施工していくかを予め決めておくことは、事実上不可能
であることから、上記した浮き上がり現象を完全に回避
することは必ずしも容易ではない。
【0009】本発明の目的は、上記の事情に鑑みてなさ
れたものであり、設備用配管を収容する凹溝を表面に持
つ埋込材を配置してなるコンクリートスラブ用基板を用
いて中空コンクリートスラブ施工を行うに際して、多数
本のかつ異なった管径の設備用配管を、集中することな
く分散して配管することができ、かつ、現場打ちコンク
リートの打設によって凹溝内から設備用配管が浮き上が
る現象を確実に抑制することのできるコンクリートスラ
ブ用埋込材、及び該埋込材を持つコンクリートスラブ用
基板並びに該コンクリートスラブ用基板を持つ構築物を
提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めの本発明によるコンクリートスラブ用埋込材は、合成
樹脂発泡成形品からなり、表面側に設備用配管を収容で
きる凹溝が適数形成されており、該凹溝には、収容した
設備用配管の浮き上がりを規制する手段が施されている
ことを特徴とする。また、本発明によるコンクリートス
ラブ用基板は、コンクリート基板上に合成樹脂発泡成形
品からなる埋込材が所定の間隔で配置されてなるコンク
リートスラブ用基板であって、少なくとも該コンクリー
トスラブ用基板を用いてのコンクリートスラブの構築時
に設備用配管の敷設が予定される箇所に配置される埋込
材として、前記本発明によるコンクリートスラブ用埋込
材が用いられていることを特徴とする。
【0011】本発明において、前記浮き上がりを規制す
る手段としては、多くの形態が存在しうる。例えば、前
記凹溝の断面形状を、上方開放側の溝幅の少なくとも一
部が収容しようとする設備用配管の直径より狭い幅とな
るようにしておく。コンクリートスラブの施工時に、前
記凹溝の上方開放側の幅狭の区域を変形させながら設備
用配管を凹溝内に押し込んで収容する。収容後は、凹溝
の上方開放側は元の姿勢に復帰する。そのために、打設
したコンクリートが当該凹溝内に入り込んでも、収容し
た設備用配管が凹溝を越えて上方に浮き上がるのは、該
幅狭の上方開放側によって阻止される。
【0012】他の形態では、収容しようとする設備用配
管の直径よりも凹溝の横幅を部分的に狭くする突起物が
間隔を置いて設けられる。配管時に、突起物を部分的に
変形させながら設備用配管を凹溝内に押し込んで収容す
る。突起物の存在により、凹溝とそこに収容した設備用
配管との間の摩擦力が増大し、収容した設備用配管の浮
き上がりは、やはり抑制される。前記突起物は、凹溝の
側壁から中央に向けて突出した薄板状のリブ、又は、凹
溝の底部から上方に向けて立ち上がった立ち上がり片、
などであってよい。
【0013】好ましい態様において、前記薄板状のリブ
の場合には、そこに1個又は複数個の切り込みが形成さ
れ、また、前記立ち上がり片の場合には、該立ち上がり
片が適宜の間隔を置いて凹溝の幅方向に2本以上列状に
形成される。この態様は、管径の異なる複数種の設備用
配管を同じコンクリートスラブの施工現場で同時に配管
施工するような場合に、特に有効に用いられる。すなわ
ち、敷設しようとする管径が最も小さい設備用配管の直
径に合わせて、薄板状のリブの溝幅方向の長さ、あるい
は立ち上がり片の溝幅方向での本数を設定しておき、施
工時に、当該凹溝に実際に収容する設備用配管の管径に
合わせて、薄板状のリブに形成した切り込み部分からリ
ブの一部を切除するか、あるいは、立ち上がり片を切断
除去して、適切な溝幅とし、そこに設備用配管を圧入し
て収容する。
【0014】他の形態では、前記間隔を置いて設けられ
る突起物に変えて、凹溝内に、収容しようとする設備用
配管の直径よりも凹溝の横幅を狭くするように、凹溝の
底部から上方に向けて立ち上がる立ち上がり壁を凹溝の
長さ方向に沿って形成する。この形態の立ち上がり壁は
容易に変形可能であり、設備用配管の凹溝内への圧入は
容易である。収容される設備用配管と立ち上がり壁との
間に摩擦力が発生し、収容した設備用配管の浮き上がり
は抑制される。
【0015】前記立ち上がり壁を適宜の間隔を置いて凹
溝の幅方向に2列以上形成してもよい。それにより、前
記薄板状のリブや立ち上がり片での場合と同様、管径の
異なる複数種の設備用配管を同じコンクリートスラブの
施工現場で同時に配管施工する場合に、適切に対処する
ことが可能となる。この場合には、最も内側の立ち上が
り壁を、管径が最も小さい設備用配管の直径に合わせた
位置に形成しておき、施工時に、当該凹溝に実際に収容
する設備用配管の管径に合わせて、立ち上がり壁を内側
から順次除去して行くようにする。
【0016】他の形態のコンクリートスラブ用埋込材で
は、表面側に形成される凹溝は、その横幅が収容しよう
とする設備用配管の直径よりも狭くされており、それに
より、凹溝とそこに収容した設備用配管との間の摩擦力
が増大して、収容した設備用配管の浮き上がりが規制さ
れるとともに、凹溝の長手方向に沿って1本以上のスリ
ットが全長にわたり形成されていることを特徴とする。
この場合にも、凹溝の横幅を、管径が最も小さい設備用
配管の直径よりも幾分幅狭に形成しておき、施工時に、
当該凹溝に実際に収容する設備用配管の管径に合わせ
て、スリットから凹溝の側壁部分を内側から順次除去し
て行くことにより、異なった管径の設備用配管に対して
も浮き上がりを防止することが可能となる。
【0017】前記したように、上記の埋込材を持つ本発
明によるコンクリートスラブ用基板によれば、施工現場
での配管作業に当たって、埋込材の表面側に形成された
凹溝内を通過させて設備用配管を敷設することができ、
埋込材と埋込材の間の空間に配管類が集中して断面欠損
を生じるような事態は確実に回避できる。そして、凹溝
には収容した設備用配管の浮き上がりを規制する手段が
施されているので、打設した現場打ちコンクリートが凹
溝内に入り込んだときに、設備用配管が凹溝を越えて上
方に浮き上がることを確実に抑制することができ、上端
筋との間のかぶり不足が生じるような事態は避けられ
る。
【0018】好ましい態様において、コンクリートスラ
ブ用埋込材における前記凹溝が形成されている部分に
は、凹溝底部から埋込材裏面までの厚みが部分的に薄く
された箇所が適数設けられる。集合住宅などの実際の建
物において、電気配線や電話配線などのシールドとして
用いられる設備用配管は、その先端側が天井から室内に
向けて飛び出た状態におく必要があるが、上記の形態の
埋込材を持つコンクリートスラブ用基板はそのような場
所で好適に用いられる。
【0019】すなわち、上記形態のコンクリートスラブ
用基板では、凹溝内に水平方向に収容した設備用配管の
先端などによって、前記凹溝底部から裏面までの厚みが
部分的に薄くされた箇所を打ち破ることにより、凹溝部
分に容易に開孔を作ることが可能となり、前記した設備
用配管の浮き上がり防止効果に加えて、該開孔とコンク
リート基板の開口部を通して、容易に設備用配管の縦管
部分を室内側に引き出すことができる、という効果がも
たらされる。また、この形態の埋込材を持つコンクリー
トスラブ用基板では、凹溝部に設けられた厚みが薄くさ
れた残りの箇所に現場打ちコンクリートが入り込むこと
ができ、その分だけ質量は大きくなり、共振発生周波数
を高い周波数側に移すことができて、中空コンクリート
スラブとして、より高い遮音性能のものが得られる。な
お、さらに遮音性能を向上させることを望む場合には、
コンクリート基板上に配置される埋込材の内の少なくと
も一部の埋込材を、予め貫通孔が形成された埋込材とす
ればよい。
【0020】本発明において、前記凹溝として表面から
の深さが異なる少なくとも2種の凹溝を互いに交叉して
形成してもよい。その場合に、前記設備用配管の浮き上
がりを規制する手段は、双方の凹溝に施されていてもよ
く、少なくとも深さの浅い方の凹溝にのみ施されていて
もよい。また、裏面側に表面へは貫通しない凹陥部が複
数形成されていてもよい。
【0021】本発明のコンクリートスラブ用基板におい
て、配管作業を容易化しながらコンクリートスラブ全体
の軽量化を図る場合には、前記表面に凹溝を形成した埋
込材を施工時に配管が予定されている箇所にのみ配置
し、他の箇所には表面が平坦な従来型の埋込材を配置す
る。一方、遮音性能を優先させる場合には、表面に凹溝
を形成した埋込材をコンクリート基板の全体に配置し、
凹溝内にコンクリートが入り込むことによる、共振現象
(居住者にとって耳障りとなりやすい1kHzオクター
ブ域での共振現象)の可及的減少を図るようにする。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の好ましい実施の形態を説明する。図1は、本発明によ
るコンクリートスラブ用埋込材10を用いたコンクリー
トスラブ用基板Aの一部分を示している。コンクリート
スラブ用基板Aの全体の形は、図8あるいは図11に基
づき説明したものと同様であり、本発明による埋込材1
0が、コンクリート基板(PC板)3の全体に適当な間
隔をおいて適数だけ配置されていてもよく、あるいは、
コンクリートスラブの施工時に配管が予定されている箇
所にのみ本発明による埋込材10を配置し、他の箇所に
は、表面が平坦な従来型の埋込材1を配置するようにし
てもよい。また、図示しないが、埋込材と埋込材の間に
は所要のトラス筋なども取り付けられる。
【0023】本発明において、埋込材10は、軽量であ
りまた打設されるコンクリートによって変形などしない
ことを条件に任意のものを用いうるが、発泡ポリスチレ
ンのような合成樹脂発泡成形品が最も好適に用いられ
る。他にスチレン系樹脂やポリオレフィン系樹脂、硬質
ウレタン樹脂、フェノール樹脂やポリイソチアネート樹
脂、エポキシ樹脂などを発泡した発泡体、もしくは、こ
れらの樹脂を適宜混合した発泡体を使用することができ
る。
【0024】スチレン樹脂としては、スチレン、メチル
スチレン、ジメチルスチレンなどのスチレン系ビニルモ
ノマーを主構成単位とする重合体であってよく、発泡ス
チレン系樹脂材料としては、スチレン系モノマーを50
重量%以上含有する共重合体で構成され、スチレン系モ
ノマーと共重合化し得るモノマーとしてはアクリル酸、
メタクリル酸、もしくはこれらのエステル、アクリロニ
トリル、メタクリルニトリル、無水マレイン酸などが挙
げられる。 ポリオレフィン系樹脂としては、高密度ポ
リエチレン、低密度ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニ
ル共重合体、エチレン−カルボン酸エステル共重合体、
エチレン−カルボン酸金属塩共重合体、結晶性ポリプロ
ピレンホモポリマー、結晶性プロピレン−エチレン共重
合体、結晶性プロピレン−エチレン−ジエン3元共重合
体などを挙げることができる。
【0025】発泡方法も任意であり、押し出し発泡やビ
ーズ型内発泡など使用する合成樹脂材料に応じて適宜選
択すればよい。特にビーズ型内発泡成形品の場合には、
成形品に形成したアンダーカット部などの弾性変形を利
用して、設備用配管の凹溝内への挿入と、挿入後の浮き
上がり防止とを容易に達成できる利点がある。埋込材1
0は箱形のものであり、表面側には、設備用配管Pを収
容するための長手方向の凹溝11と、該長手方向の凹溝
11より深さの深い短手方向の凹溝12が形成されてい
る。図示されないが、凹溝11、12が形成されていな
い部分は、裏面側から表面側に向いた凹陥部とされてい
る。
【0026】この例において、長手方向の凹溝11の溝
幅及び深さは、凹溝11内に配置される設備用配管Pの
管径(直径)よりも幾分大きくされており、図示される
ように、該凹溝11内には一本の設備用配管Pが収容さ
れ、一方、短手方向の凹溝12の溝幅は設備用配管Pの
管径(直径)の2倍よりも幾分大きくされており、該凹
溝12内には2本の設備用配管Pが並置して収容され
る。
【0027】各凹溝11,12には、両側壁から中央に
向けて突出する薄板状のリブ13,13及びリブ14、
14が、適当な距離をおいて一体成形されており、対向
するリブ13,13及びリブ14、14の先端同士の距
離は、凹溝11では収容しようとする設備用配管Pの一
本分の直径より幾分狭くなっており、凹溝12では、設
備用配管Pの二本分の直径の和よりも幾分狭くなってい
る。従って、凹溝11に一本の設備用配管Pを収容しよ
うとすると、該設備用配管Pはリブ13,13先端との
摩擦力に抗して圧入されることとなり、収容後も設備用
配管Pはリブ13,13の側面との摩擦力により自由移
動を抑制された状態で保持される。凹溝12に二本の設
備用配管Pを収容する場合も同様である。
【0028】さらに、この埋込材で、短手方向の凹溝1
2には、凹溝12の底部から埋込材10の裏面までの厚
みが薄くされた箇所15が適数(図示のものでは、各列
に3個)形成されている。なお、厚みが薄くされた箇所
15は形成されなくてもよい。また、形成する凹溝1
1、12の本数や方向は任意であってよく、コンクリー
トスラブでの配管埋設状況に応じて適宜形成される。
【0029】この埋込材10を配置するコンクリート基
板3は従来知られたコンクリートスラブ用基板に用いら
れるPC板と同様のものであり、コンクリートスラブの
施工時に、配管類の先端を室内に向けて引き出す必要の
ある部位には、縦孔3a(図1b参照)を設けるか、あ
るいは配管用ボックスを埋め込むことにより1箇所以上
の開口部が形成される。そして、該開口部と前記埋込材
10の薄くされた箇所15とが対向するようにして、コ
ンクリート基板3の上に埋込材10が配置され、この実
施の形態によるコンクリートスラブ用基板Aが造られ
る。
【0030】コンクリートスラブの施工に当たっては、
設計図に従い、例えば、配管の必要がない箇所には、図
8に示した表面が平坦な埋込材1のみを配置した従来の
コンクリートスラブ用基板A1を配置し、設備用配管P
が走る場所には、図1に示したような埋込材10を一部
に配置したコンクリートスラブ用基板Aを配置する。な
お、設備用配管Pの先端Paを室内に向けて引き出す必
要のない場所には、前記薄くされた箇所15を持たない
埋込材を配置してもよい。
【0031】次に、埋込材10の凹溝11、12を通し
て水平方向の配管を行う。その際に、前記のように、設
備用配管Pはリブ13,13及びリブ14、14の先端
との摩擦力により自由移動を抑制された状態で凹溝1
1、12内に安定して保持される。配管Pの先端Paを
天井から室内に向けて引き出すべき場所では、その先端
を垂直方向に折り曲げて縦配管状態とした後、該配管P
の先端部によりあるいは適宜の工具を用いて、埋込材1
0の前記薄くされた箇所15を突き破り、該開孔とコン
クリート基板3に形成した開口部3aを通して、配管P
の先端Paを室内側に引き出す。
【0032】その後で、従来工法と同様に必要な配筋作
業などを行い、現場打ちコンクリートCを打設する。打
設したコンクリートが凹溝11、12の側壁と設備用配
管Pとの隙間から凹溝11、12内に入り込み、設備用
配管Pに浮力を生じさせても、設備用配管Pはリブ1
3,13及びリブ14、14の先端との摩擦力でしっか
りと保持されているので、前記図12に示したような浮
き上がりが生じることはない。その後、打設コンクリー
トの硬化を待ち、コンクリートスラブが構築される。な
お、前記の例では、凹溝の両側にリブ13,13及びリ
ブ14、14を配置するようにしているが、凹溝の一方
側にのみリブを配置して、そのリブの先端と凹溝の他方
の側壁との距離を収容しようとする設備用配管Pの直径
よりも幾分狭くするようにしても、所期の目的は達成可
能である。
【0033】図2〜図7は、本発明による凹溝に収容し
た設備用配管の浮き上がりを規制する手段の他の態様を
示している。図2aの態様では、埋込材10の表面に形
成される凹溝11aは断面がほぼ円形のトンネル状とな
っており、図示されるように、その上方開放側の溝幅W
が収容しようとする設備用配管Pの直径より狭い幅とさ
れている。図2bの態様では、凹溝11aは断面がほぼ
矩形の凹溝であり、その上方開放側近傍には突起11b
が形成されて、凹溝11bの溝幅Wが収容しようとする
設備用配管Pの直径より狭い幅となるようにされてい
る。配管に当たっては、凹溝11aの上方から設備用配
管Pを押し込む。それにより、設備用配管Pは凹溝11
aの上方開放側あるいはそこに形成した突起11bを変
形させながら凹溝11a内に入り込み、入り込んだ後
は、上方開放側が設備用配管Pの直径より狭い幅とされ
ていることから、打設したコンクリートが凹溝11a内
に入り込んで浮力を生じさせても、設備用配管Pの浮き
上がりは抑制される。
【0034】図3の態様では、埋込材10の表面に形成
される凹溝11は前記図1に示した凹溝11と同様の断
面形状であり、該凹溝11には同様にリブ13a,13
aが一体成形されている。ただし、この実施の形態にお
いて、リブ13a,13aには、1個又は複数個(図示
の例では3個)の切り込み23,23が形成されてい
て、該切り込みを利用して容易にリブ13a,13aの
一部を除去できるようになっている。この態様のもの
は、管径の異なる複数種の設備用配管を凹溝11に収容
することが求められる場合に有効となる。すなわち、収
容すべき設備用配管Pの管径が図3に示されるものより
も太いものである場合には、その管径に合わせて切り込
み23,23部分からリブ13a,13aの一部を除去
して溝幅を広げ、そこに、図1に基づき説明したように
して配管Pを収容する。それにより、設備用配管の管径
が異なっている場合でも、浮力による設備用配管の浮き
上がりを効果的に抑制することができる。
【0035】図4の態様では、収容しようとする設備用
配管Pの直径よりも凹溝11の横幅を部分的に狭くする
ための前記突起物は、凹溝11の底部から上方に向けて
立ち上がった立ち上がり片13b、13bであり、図示
の例では、該立ち上がり片13b、13bは、適宜の間
隔を置いて凹溝11の幅方向に2本列状に形成されてい
る。この態様のものも、管径の異なる複数種の設備用配
管を凹溝11に収容することが求められる場合に有効と
なる。すなわち、収容すべき設備用配管Pの管径が図4
に示されるものよりも太いものである場合には、その管
径に合わせて立ち上がり片13b、13bを内側から順
次破断除去して溝幅を広げ、そこに、図1に基づき説明
したようにして配管Pを収容する。この場合も、異なる
管径の設備用配管に対して、浮力による浮き上がりを効
果的に抑制する。
【0036】図5の態様では、埋込材10の凹溝11に
は、収容しようとする設備用配管Pの直径よりも凹溝1
1の横幅を狭くするように、凹溝11の底部から上方に
向けて立ち上がった立ち上がり壁13c、13cが凹溝
11の長さ方向に沿って形成されており、それにより、
凹溝11とそこに収容した設備用配管Pとの間の摩擦力
が増大して、収容した設備用配管Pの浮き上がりを規制
するようにしている。図示の例では、前記立ち上がり壁
13cは、適宜の間隔を置いて凹溝11の幅方向に2列
形成されており、収容すべき設備用配管Pの管径が図5
に示されるものよりも太いものである場合には、その管
径に合わせて立ち上がり壁13c、13cを内側から順
次分離除去して溝幅を広げ、そこに、図1に基づき説明
したようにして配管Pを収容する。この場合にも、異な
る管径の設備用配管に対して、浮力による浮き上がりを
効果的に抑制することができる。なお、図示の例では、
立ち上がり壁13cは適宜の間隔を置いて凹溝11の幅
方向に多列に形成されているが、単に切り込み(スリッ
ト)により分離して複数枚の立ち上がり壁13cを形成
配置するようにしてもよい。
【0037】図6、図7は、図1に示した形態の変形例
であり、ここでは、凹溝11にリブを立てる代わりに、
凹溝11の一部を閉塞することのできる蓋13dが、図
6では、凹溝11の上方開放側の一方のエッジ部をヒン
ジとして起伏可能に一体成形されており、図7では、凹
溝11内に圧入される大きさの別部材として形成されて
いる。いずれの場合でも、図示のように、凹溝11に設
備用配管Pを収容した後、該蓋13dを水平状態に凹溝
11内に押し込むことにより、蓋13dは凹溝11内に
圧入された姿勢となり、凹溝11内に入り込むコンクリ
ートによって収容した設備用配管Pが浮き上がるのを確
実に規制することができる。
【0038】上記の説明は、凹溝に収容される設備用配
管が浮き上がるのを規制する手段を持つコンクリートス
ラブ用埋込材の好ましい実施の形態のいくつかの例であ
って、本発明はこれに限らず多くの実施の形態が存在す
る。例えば、図1では、埋込材として長手方向と短手方
向とで凹溝の形状が異なるものを示したが、長手方向及
び短手方向に同じ形状の凹溝が形成されていてもよく、
長手方向又は短手方向の一方にのみ凹溝が形成されてい
てもよい。また、すべての凹溝に「収容した設備用配管
の浮き上がりを規制する手段」が施されていることは、
好ましい態様であるが必須ではなく、一部の凹溝にのみ
施すようにしてもよい。さらに、各凹溝の両側壁から中
央に向けて薄板状のリブが対向して配置されるものを示
したが、図示しないが、互い違いに配置してもよい。ま
た、凹溝の両側面に収容する設備用配管の浮き上がりを
規制する手段が施されているものを図示したが、凹溝の
一方の側面にのみ施すようにしても所期の目的は十分に
達成可能である。さらに、埋込材に形成した凹溝の底部
から埋込材の裏面までの厚みが薄くされた箇所を、設備
用配管の先端を室内に向けて引き出す必要のある部位に
形成しておくことは施工効率を考慮して極めて有効なも
のであるが、そのような「薄くされた箇所」を設けるこ
とは必須でなく、省略してもよい。
【0039】
【発明の効果】以上の説明からわかるように、本発明に
よれば、埋込材を配置してなるコンクリートスラブ用基
板を用いて中空コンクリートスラブ施工を行うに際し
て、埋込材の表面に形成される凹溝内を通して多数本の
かつ異なった管径の設備用配管を集中することなく分散
して配管することができ、埋込材と埋込材の間の空間に
配管類が集中して断面欠損を生じるような事態を確実に
回避できるという効果に加えて、凹溝内に現場打ちコン
クリートが入り込んで、凹溝に収容した設備用配管が浮
力により浮き上がる現象を、容易な手段でもって確実に
抑制することが可能となり、スラブ施工時に、配筋され
る上端筋との間でかぶり不足が生じる現象を確実に回避
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による埋込材を持つコンクリートスラブ
用基板を説明する図であり、図1aはその一部を示す斜
視図、図1bは図1aでのb−b線による断面図。
【図2】凹溝に収容した設備用配管の浮き上がりを規制
する手段の他の実施の形態を説明する部分拡大図。
【図3】凹溝に収容した設備用配管の浮き上がりを規制
する手段のさらに他の実施の形態を説明する部分拡大
図。
【図4】凹溝に収容した設備用配管の浮き上がりを規制
する手段のさらに他の実施の形態を説明する部分拡大
図。
【図5】凹溝に収容した設備用配管の浮き上がりを規制
する手段のさらに他の実施の形態を説明する部分拡大
図。
【図6】凹溝に収容した設備用配管の浮き上がりを規制
するさらに他の手段を持つ埋込材を持つコンクリートス
ラブ用基板を説明する図。
【図7】凹溝に収容した設備用配管の浮き上がりを規制
するさらに他の手段を持つ埋込材を持つコンクリートス
ラブ用基板を説明する図。
【図8】従来のコンクリートスラブ用基板を示す鳥瞰
図。
【図9】従来のコンクリートスラブ用基板を用いてのコ
ンクリートスラブ及び構築物の一例を示す図。
【図10】従来のコンクリートスラブ用基板を用いての
配管状態を説明する図。
【図11】従来の他の形状のコンクリートスラブ用基板
を示す斜視図。
【図12】従来のコンクリートスラブ用基板での設備用
配管の浮き上がりを説明する斜視図。
【符号の説明】
A…コンクリートスラブ用基板、P…配管、V…配管用
ボックス、3…コンクリート基板、10…埋込材、1
1,12…凹溝、13、14…収容した設備用配管の浮
き上がりを規制する手段(リブ)

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成樹脂発泡成形品からなり、表面側に
    設備用配管を収容できる凹溝が適数形成されており、該
    凹溝には、収容した設備用配管の浮き上がりを規制する
    手段が施されていることを特徴とするコンクリートスラ
    ブ用埋込材。
  2. 【請求項2】 前記凹溝は、上方開放側の幅が収容しよ
    うとする設備用配管の直径より少なくとも一部が狭い幅
    とされており、それにより収容した設備用配管の浮き上
    がりが規制されることを特徴とする請求項1記載のコン
    クリートスラブ用埋込材。
  3. 【請求項3】 前記凹溝には、収容しようとする設備用
    配管の直径よりも凹溝の横幅を部分的に狭くする突起物
    が設けてあり、それにより、凹溝とそこに収容した設備
    用配管との間の摩擦力が増大して、収容した設備用配管
    の浮き上がりが規制されることを特徴とする請求項1記
    載のコンクリートスラブ用埋込材。
  4. 【請求項4】 前記突起物は、凹溝の側壁から中央に向
    けて突出した薄板状のリブであることを特徴とする請求
    項3記載のコンクリートスラブ用埋込材。
  5. 【請求項5】 前記薄板状のリブには、1個又は複数個
    の切り込みが形成されていることを特徴とする請求項4
    記載のコンクリートスラブ用埋込材。
  6. 【請求項6】 前記突起物は、凹溝の底部から上方に向
    けて立ち上がった立ち上がり片であることを特徴とする
    請求項3記載のコンクリートスラブ用埋込材。
  7. 【請求項7】 前記立ち上がり片は、適宜の間隔を置い
    て凹溝の幅方向に2本以上列状に形成されていることを
    特徴とする請求項6記載のコンクリートスラブ用埋込
    材。
  8. 【請求項8】 前記凹溝には、収容しようとする設備用
    配管の直径よりも凹溝の横幅を狭くするように、凹溝の
    底部から上方に向けて立ち上がった立ち上がり壁が凹溝
    の長さ方向に沿って形成されており、それにより、凹溝
    とそこに収容した設備用配管との間の摩擦力が増大し
    て、収容した設備用配管の浮き上がりが規制されること
    を特徴とする請求項1記載のコンクリートスラブ用埋込
    材。
  9. 【請求項9】 前記立ち上がり壁は、適宜の間隔を置い
    て凹溝の幅方向に2列以上形成されていることを特徴と
    する請求項8記載のコンクリートスラブ用埋込材。
  10. 【請求項10】 コンクリートスラブ用埋込材における
    前記凹溝が形成されている部分には、凹溝底部から埋込
    材裏面までの厚みが部分的に薄くされた箇所が適数設け
    られていることを特徴とする請求項1ないし9いずれか
    記載のコンクリートスラブ用埋込材。
  11. 【請求項11】 裏面側に表面へは貫通しない凹陥部が
    複数形成されていることを特徴とする請求項1ないし1
    0いずれか記載のコンクリートスラブ用埋込材。
  12. 【請求項12】 合成樹脂発泡成形品からなり、表面側
    に設備用配管を収容できる凹溝が適数形成されており、
    該凹溝は、収容しようとする設備用配管の直径よりも凹
    溝の横幅が狭くされており、それにより、凹溝とそこに
    収容した設備用配管との間の摩擦力が増大して、収容し
    た設備用配管の浮き上がりが規制されるとともに、凹溝
    の長手方向に沿って1本以上のスリットが全長にわたり
    形成されていることを特徴とするコンクリートスラブ用
    埋込材。
  13. 【請求項13】 コンクリート基板上に合成樹脂発泡成
    形品からなる埋込材が所定の間隔で配置されてなるコン
    クリートスラブ用基板であって、少なくとも該コンクリ
    ートスラブ用基板を用いてのコンクリートスラブの構築
    時に設備用配管の敷設が予定される箇所に配置される埋
    込材は、請求項1ないし12いずれか記載の埋込材であ
    ることを特徴とするコンクリートスラブ用基板。
  14. 【請求項14】 コンクリートスラブの基板として請求
    項13記載のコンクリートスラブ用基板を持つ構築物。
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KR101357005B1 (ko) * 2012-10-18 2014-02-03 (주)코스틸 배관 구조가 개선된 슬래브 데크 시스템
CN109339326A (zh) * 2018-12-06 2019-02-15 三筑工科技有限公司 室内管线布设***及建筑物

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