JP2001032917A - 車両のオイルポンプ制御装置 - Google Patents

車両のオイルポンプ制御装置

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JP2001032917A
JP2001032917A JP11204296A JP20429699A JP2001032917A JP 2001032917 A JP2001032917 A JP 2001032917A JP 11204296 A JP11204296 A JP 11204296A JP 20429699 A JP20429699 A JP 20429699A JP 2001032917 A JP2001032917 A JP 2001032917A
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brake
shift
switching
turned
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Kunihiro Iwatsuki
邦裕 岩月
Yoji Takanami
陽二 高波
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Toyota Motor Corp
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Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シフトレバーがPレンジに操作されている時
には、変速機の変速や潤滑用の作動油を出力する電動オ
イルポンプの作動を停止する場合に、シフトレバーが走
行レンジへ操作された時に速やかに十分な量、油圧の作
動油を出力できるようにする。 【解決手段】 シフトレバーが「P」レンジに操作され
た時にエンジン等の駆動源の作動が停止させられ、それ
に伴って機械式オイルポンプの吐出量が0になる車両に
おいて、ブレーキOFFの場合(S4の判断がYES)
は直ちに作動油が必要になることはないため、S6で電
動式の補助オイルポンプの作動を停止させるが、ブレー
キがON操作された時(S4の判断がNO)にはシフト
レバーが「P」レンジから「R」や「D」等の走行レン
ジへ切換操作される可能性が高いため、S8で補助オイ
ルポンプの作動を開始させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車両のオイルポンプ
制御装置に係り、特に、シフト操作部材が非走行位置に
操作されている時には電動オイルポンプの作動を制限す
る制御装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】シフト操作部材が非走行位置に操作され
ている時には節電などを目的として電動オイルポンプの
作動を停止し、そのシフト操作部材が走行位置へ操作さ
れることによりその電動オイルポンプの作動制限を解除
して所定の作動状態で作動させる車両のオイルポンプ制
御装置が知られている。電動オイルポンプから出力され
る作動油は、例えば走行用駆動源と駆動輪との間に設け
られている変速機等の動力伝達切換装置の歯車等を潤滑
したり、その動力伝達切換装置の油圧アクチュエータを
作動させて所定の動力伝達状態を成立させたりするため
に用いられる。特開平6−174055号公報に記載の
装置はその一例で、オイルポンプは電動モータおよび走
行用駆動源によって回転駆動されるようになっており、
シフト操作部材がPレンジまたはNレンジの非走行位置
に操作されている時には電動モータを停止させ、それ以
外の走行位置へ操作された時に電動モータをフルで作動
させて十分な量の作動油を出力するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のオイルポンプ制御装置においては、シフト操
作部材が非走行位置から走行位置へ切り換えられてから
電動モータが作動させられるため、十分な油圧や油量が
得られるまでに時間がかかり、例えば動力伝達状態の成
立が遅れて発進がもたついたり潤滑不良を生じたりする
可能性があった。
【0004】本発明は以上の事情を背景として為された
もので、その目的とするところは、シフト操作部材が非
走行位置に操作されている時には電動オイルポンプの作
動を制限する場合に、シフト操作部材が走行位置へ操作
された時に速やかに十分な量或いは油圧の作動油を出力
できるようにすることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、第1発明は、シフト操作部材が非走行位置に操作
されている時には電動オイルポンプの作動を制限するポ
ンプ制限手段を備えており、そのシフト操作部材が走行
位置へ操作されることによりその電動オイルポンプの作
動制限を解除して所定の作動状態で作動させる車両のオ
イルポンプ制御装置において、(a) 前記シフト操作部材
が前記非走行位置から前記走行位置へ操作される走行切
換操作が実際に行われる前に、運転者の所定の操作に基
づいてその走行切換操作が行われると予測する切換予測
手段と、(b) その切換予測手段によって前記走行切換操
作が行われると予測された時に、前記ポンプ制限手段に
よる前記電動オイルポンプの作動制限を解除して所定の
作動状態で作動させる先行ポンプ作動手段と、を設けた
ことを特徴とする。
【0006】なお、上記「非走行位置」は、P(パーキ
ング)レンジやN(ニュートラル)レンジなどで、変速
機等の動力伝達切換装置を遮断したりブレーキ等で動力
伝達を阻止したり走行用駆動源の作動を停止したりして
駆動輪に駆動力が発生しないようにする位置であり、
「走行位置」はR(リバース)レンジやD(ドライブ)
レンジなどで、走行用駆動源から駆動輪に駆動力を伝達
して駆動トルクを発生させることができるようにする位
置であり、シフト操作部材の操作位置に応じて機械的
に、或いは電気的手段などによって制御される。
【0007】第2発明は、第1発明の車両のオイルポン
プ制御装置において、前記切換予測手段は、ブレーキ操
作部材のON操作に基づいて前記走行切換操作が行われ
ると予測するもので、そのブレーキ操作部材がON操作
されたことを検出するブレーキ操作検出装置を備えてい
ることを特徴とする。
【0008】なお、ブレーキ操作部材のON操作は、ブ
レーキ力を得るための操作を意味する。
【0009】第3発明は、第1発明の車両のオイルポン
プ制御装置において、(a) 前記シフト操作部材は、セレ
クト釦がON操作されることによって前記走行切換操作
が許容されるものであり、(b) 前記切換予測手段は、そ
のセレクト釦がON操作されるか或いはブレーキ操作部
材がON操作された時に前記走行切換操作が行われると
予測するもので、そのセレクト釦がON操作されたこと
を検出するセレクト釦操作検出装置、およびそのブレー
キ操作部材がON操作されたことを検出するブレーキ操
作検出装置を備えていることを特徴とする。
【0010】第4発明は、第1発明のオイルポンプ制御
装置において、前記切換予測手段は、前記シフト操作部
材が前記非走行位置から移動し始めたか或いはブレーキ
操作部材がON操作された時に前記走行切換操作が行わ
れると予測するもので、そのシフト操作部材がその非走
行位置から移動し始めたことを検出するシフト移動検出
装置、およびそのブレーキ操作部材がON操作されたこ
とを検出するブレーキ操作検出装置を備えていることを
特徴とする。
【0011】
【発明の効果】第1発明では、切換予測手段により運転
者の所定の操作に基づいて走行切換操作が行われると予
測されると、先行ポンプ作動手段によってポンプ制限手
段による電動オイルポンプの作動制限が解除され、電動
オイルポンプが所定の作動状態で作動させられるため、
実際にシフト操作部材が非走行位置から走行位置へ操作
された時には十分な油圧や油量が得られるようになる。
これにより、例えば動力伝達状態の成立遅れに起因する
発進のもたつきや潤滑不良等が改善される。
【0012】第2発明では、ブレーキ操作部材のON操
作に基づいて走行切換操作が予測されるが、一般にシフ
ト操作部材を非走行位置から走行位置へ操作する際には
ブレーキ操作部材がON操作されるため、高い精度で走
行切換操作を予測できる。特に、ブレーキOFFではシ
フトロック機構により走行切換操作が阻止される車両に
おいては、走行切換操作に先立って必ずブレーキ操作部
材がON操作されるため、走行切換操作前に確実に電動
オイルポンプの作動制限が解除されて所定の作動状態で
作動させられるようになる。
【0013】第3発明では、セレクト釦がON操作され
るか或いはブレーキ操作部材がON操作されることで走
行切換操作を予測するため、第2発明よりも更に確実に
走行切換操作前に電動オイルポンプの作動制限が解除さ
れるようになる。また、何れか一方がON操作された段
階で電動オイルポンプの作動制限が解除され、所定の作
動状態で作動させられるようになるため、実際に走行切
換操作が行われた時の油圧や油量の不足が一層効果的に
防止される。
【0014】第4発明では、シフト操作部材が非走行位
置から移動し始めたか或いはブレーキ操作部材がON操
作されることで走行切換操作を予測するため、第3発明
と同様の効果が得られる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明は、例えば車両走行中など
走行用駆動源により機械的に回転駆動される機械式オイ
ルポンプを有する車両では、例えばその機械式オイルポ
ンプでは十分な量の作動油を出力できない走行用駆動源
の回転速度が所定値以下の時に前記電動オイルポンプを
作動させるように構成される。機械式オイルポンプおよ
び電動オイルポンプは、総て別体に構成されても良い
が、前記特開平6−174055号公報に記載のように
ポンプ部が共通で駆動源だけが異なる場合であっても良
い。また、上記機械式オイルポンプを備えておらず、車
両走行中を含めて総て電動オイルポンプで必要な作動油
を出力する場合であっても良い。
【0016】本発明は、シフト操作部材が非走行位置に
操作されている時にはエンジンや電動モータ等の走行用
駆動源の作動が停止させられる場合、例えば電気自動車
やハイブリッド車両などに好適に適用されるが、非走行
位置においても走行用駆動源が所定の回転速度(例えば
アイドル回転速度)で回転駆動される場合でも、走行用
駆動源によって回転駆動される機械式オイルポンプを備
えていない場合や機械式オイルポンプのみでは十分な油
量、油圧が得られない場合等にも適用され得る。
【0017】電動オイルポンプから出力される作動油
は、例えば走行用駆動源と駆動輪との間に設けられてい
る変速機や前後進切換装置等の動力伝達切換装置の歯車
等を潤滑したり、その動力伝達切換装置の油圧アクチュ
エータを作動させるなどして所定の動力伝達状態を成立
させたりするため等に用いられる。動力伝達切換装置と
しては、油圧式摩擦係合装置の係合、解放で変速段等の
動力伝達状態が切り換えられる遊星歯車式変速機や、複
数の油圧シリンダで噛合式クラッチの係合、解放状態が
切り換えられることにより変速段等の動力伝達状態が切
り換えられる二軸噛合式変速機など、種々の装置が用い
られる。このような動力伝達切換装置において、電磁弁
により油圧回路を切り換えて動力伝達状態を切り換える
部分は自動切換装置であるが、例えばシフト操作部材が
非走行位置から走行位置へ切換操作されることにより、
マニュアルシフトバルブにより油圧回路が切り換えられ
て所定の動力伝達状態が成立させられる場合は、手動切
換装置と見做すことができる。但し、この動力伝達切換
装置は必ずしも必須でなく、走行用駆動源から駆動輪ま
で常に動力伝達状態が維持される場合などでも良く、そ
の場合は作動油は潤滑や冷却等に用いられる。
【0018】ポンプ制限手段は、例えば節電等のために
電動オイルポンプの作動を完全に停止させるように構成
されるが、通常よりも低い低速回転状態を維持するもの
でも差し支えない。このポンプ制限手段は、Pレンジ或
いはNレンジ等の非走行位置へシフト操作部材が操作さ
れている時に電動オイルポンプの作動を制限するもので
あるが、必ずしも総ての非走行位置で電動オイルポンプ
の作動を制限する必要はなく、例えば車両を停止状態に
するPレンジ等の停止位置へ操作された場合など、一部
の非走行位置だけで電動オイルポンプの作動を制限する
ものであっても良い。
【0019】切換予測手段は、例えば第2発明〜第4発
明のように構成されるが、セレクト釦のON操作のみに
基づいて走行切換操作を予測したり、シフト操作部材の
非走行位置からの移動開始のみに基づいて走行切換操作
を予測したりするものでも良いなど、走行切換操作に関
連する種々の操作に基づいて予測することができる。切
換予測手段は、少なくともシフト操作部材が非走行位置
から走行位置へ操作される走行切換操作が行われること
を予測して、発進のもたつきや潤滑不良等を防止するた
めに電動オイルポンプを速やかに作動させるためのもの
であるため、例えばPレンジからNレンジへの切換操作
など非走行位置から非走行位置への切換操作を誤って走
行切換操作と予測する場合があっても差し支えない。
【0020】第2発明〜第4発明は、ブレーキOFF時
にはシフト操作部材の走行切換操作を阻止するシフトロ
ック機構を備えている場合に好適に適用されるが、シフ
トロック機構を備えていない車両にも適用され得る。
【0021】第2発明〜第4発明のブレーキ操作検出装
置は、例えばブレーキペダル等のブレーキ操作部材が所
定ストロークだけ操作された時にON、OFFが切り換
わるブレーキスイッチが好適に用いられるが、ブレーキ
操作時の操作力(荷重やトルクなど)、或いはブレーキ
操作に従って発生するブレーキ力(油圧式ホイールシリ
ンダのブレーキ油圧など)を測定してブレーキ操作部材
のON操作を検出することもできる。なお、ブレーキ操
作部材がON操作された時に、ブレーキスイッチ等がO
Nになる必要はなく、OFFになる場合であっても良
い。
【0022】第3発明のセレクト釦操作検出装置は、例
えばセレクト釦或いはセレクト釦に連動して移動する部
材と係合してON、OFFが切り換えられるセレクト釦
スイッチなどで、第4発明のシフト移動検出装置は、例
えばゲート式シフトパターンにおいてシフト操作部材が
Pレンジからセレクト方向へ移動したことを検出するP
接点スイッチや、シフト操作部材に非走行位置から抜け
出す方向の操作力が加えられた時にONになる操作力ス
イッチなどである。シフト操作部材は、一般に節度機構
や付勢手段などにより各操作位置に位置決め保持される
ようになっている。上記セレクト釦は、例えばシフト操
作部材に配設される自動復帰型の釦で、押込み操作され
ていない場合は、Pレンジ等の所定の操作位置からのシ
フト操作部材の移動操作(シフト操作)を機械的に阻止
し、押込み操作されている間だけその移動操作を許容す
るように構成される。なお、上記セレクト釦スイッチ等
のセレクト釦操作検出装置は、セレクト釦がON操作さ
れた時にONになる必要はなく、OFFになる場合であ
っても良い。
【0023】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。図1は、本発明が適用された自動車用の
ハイブリッド駆動装置10の概略構成図で、走行用駆動
源としてエンジン12およびモータジェネレータ14を
備えており、それ等の出力はトルクコンバータ16を経
て自動変速機18に伝達され、図示しない差動装置など
から駆動輪へ伝達される。エンジン12のクランク軸1
2sはモータジェネレータ14のモータ軸14sに接続
され、モータ軸14sはトルクコンバータ16のポンプ
翼車20に接続されている。モータジェネレータ14
は、電動モータとして用いられるだけでなく、発電機と
しても用いられる。トルクコンバータ16はロックアッ
プクラッチ22を備えているとともに、タービン翼車2
4は自動変速機18の入力軸26に接続されている。
【0024】自動変速機18は動力伝達自動切換装置
で、本実施例では遊星歯車式の有段変速機が用いられて
おり、遊星歯車装置および油圧式のクラッチやブレーキ
(摩擦係合装置)を備えているとともに、それ等のクラ
ッチやブレーキが油圧制御回路28によって接続、遮断
されることにより、変速比が異なる複数の前進変速段や
後進変速段、動力伝達を遮断するニュートラル等が成立
させられるようになっている。油圧制御回路28は、電
磁切換弁やリニアソレノイドバルブ等を備えており、そ
れ等のソレノイドが制御装置30によって制御されるこ
とにより、油路を切り換えたり油圧を制御したりして自
動変速機18の変速段を切り換えるとともに、前記トル
クコンバータ16のロックアップクラッチ22のON
(接続)、OFF(遮断)も切り換えるようになってい
る。この油圧制御回路28には、トルクコンバータ16
のポンプ翼車20と一体的に回転駆動されるオイルポン
プ32から作動油が供給されるようになっているととも
に、トルクコンバータ16の回転停止時すなわちエンジ
ン12およびモータジェネレータ14の作動停止時に
は、バッテリの電気エネルギーで回転駆動される電動式
の補助オイルポンプ34から作動油が供給されるように
なっている。オイルポンプ32は機械式オイルポンプ
で、補助オイルポンプ34は電動オイルポンプに相当す
るものであり、これらのオイルポンプ32、34から供
給される作動油により自動変速機18の動力伝達状態を
切り換えたり、自動変速機18を潤滑したりする。
【0025】なお、モータジェネレータ14やトルクコ
ンバータ16、自動変速機18は、中心線に対して略対
称的に構成されているため、図1では下半分が省略され
ている。
【0026】図2は、上記自動変速機18の一具体例を
説明する図で、(a) は骨子図であり、(b) はクラッチお
よびブレーキの係合、解放状態と動力伝達状態(変速段
など)との関係を示す作動表である。この自動変速機1
8は、3組のシングルピニオン型の遊星歯車装置60、
62、64と、油圧アクチュエータによって摩擦係合さ
せられる油圧式のクラッチC1 、C2 、ブレーキB1
2 、B3 、B4 と、一方向クラッチF1 、F2 とを備
えて構成されている。そして、電磁切換弁等により前記
油圧制御回路28が切り換えられたり、シフト操作部材
としてのシフトレバーに機械的に連結されたマニュアル
シフトバルブによって油圧制御回路28が機械的に切り
換えられたりすることにより、クラッチC1 、C2 、ブ
レーキB 1 、B2 、B3 、B4 がそれぞれ図2(b) に示
すように係合、解放制御され、前進4段(1st〜4t
h)および後進1段(Rev)の各変速段が成立させら
れる。また、P(パーキング)レンジでは、総ての摩擦
係合装置が解放され、動力伝達遮断状態になる。図示は
しないが、N(ニュートラル)レンジも同様である。な
お、Pレンジは非走行位置であるが、図示しないメカニ
カルパーキングロック機構により出力軸56の回転がロ
ックされ、車両を停止状態に保持する停止位置である。
【0027】図2(b) のクラッチ、ブレーキ、一方向ク
ラッチの欄の「○」は係合、「●」はエンジンブレーキ
時に係合、そして空欄は非係合を表している。その場合
に、パーキングP、後進変速段Revは、マニュアルシ
フトバルブによって油圧制御回路28が機械的に切り換
えられることによって成立させられ、シフトレバーがD
(前進)レンジへ操作された場合の1st〜4thの相
互間の変速は、油圧制御回路28に設けられた電磁切換
弁によって電気的に制御される。図3は、シフトレバー
のシフトパターンを示す図で、「P(パーキング)」、
「R(リバース)」、「N(ニュートラル)」、「D
(ドライブ)」、「3」、「2」、「L」の計7つの操
作レンジ(操作位置)を備えているとともに、シフトレ
バーは節度機構により各操作レンジに位置決めされるよ
うになっている。各操作レンジの間の実線は、シフトレ
バーの移動経路を表しており、本実施例では「P」レン
ジと「R」レンジとの間がコの字形状に迂回しているゲ
ート式のものである。なお、「3」レンジでは1st〜
3rdで変速され、「2」レンジでは1stおよび2n
dで変速され、「L」レンジでは1stに固定される。
また、図3のシフトパターンは車両の前後方向に設けら
れており、上が車両前方である。
【0028】図1に戻って、前記制御装置30は、CP
UによりRAMの一時記憶機能を利用しつつROMに予
め記憶されたプログラムに従って信号処理を行う1また
は複数のマイクロコンピュータを備えて構成されてお
り、前記油圧制御回路28および補助オイルポンプ34
の他、エンジン12、モータジェネレータ14等の作動
を制御する。制御装置30には、ブレーキスイッチ4
0、P接点スイッチ43、シフトポジションセンサ4
2、アクセル操作量センサ44、駆動源回転速度センサ
46、入力回転速度センサ48、出力回転速度センサ5
0等の種々の検出装置が接続され、ブレーキペダル52
の踏込み操作の有無を表すブレーキ信号SB や、シフト
レバーが「P」レンジからセレクト方向(図3における
左方向)へ移動させられた時にOFFになるP接点信号
P の他、シフトレバーの操作レンジであるシフトポジ
ションPSH、アクセルペダル54の踏込み操作量(アク
セル操作量)θACC 、モータ軸14sの回転速度である
駆動源回転速度N1 、自動変速機18の入力軸26の回
転速度である入力回転速度NIN、自動変速機18の出力
軸56の回転速度である出力回転速度NOUT (車速Vに
対応)、等の各種の検出信号が供給されるようになって
いる。
【0029】ブレーキスイッチ40は、ブレーキペダル
52が所定ストロークだけ踏込み操作された時、言い換
えれば所定のブレーキ力を得るためにブレーキペダル5
2がON操作された時、にONになるもので、ブレーキ
操作検出装置に相当する。P接点スイッチ43はシフト
移動検出装置に相当する。ブレーキペダル52は要求ブ
レーキ力に応じて操作されるブレーキ操作部材に相当
し、アクセルペダル54は要求出力に応じて操作される
アクセル操作部材に相当する。
【0030】シフトポジションセンサ42は、シフトレ
バーのシフト方向位置すなわち図3における上下方向位
置を検出するスライドスイッチなどで、P接点スイッチ
43のP接点信号SP がOFFであっても、シフト方向
位置がPレンジとRレンジとの間の中間点を越えるまで
は「P」レンジが維持される。油圧制御回路28のマニ
ュアルシフトバルブも、シフトレバーのシフト方向の移
動で弁子(スプール)が軸方向へ機械的に移動させられ
ることにより、油圧回路を切り換えるもので、シフトポ
ジションセンサ42と略同期して切り換えられる。シフ
トポジションセンサ42は、例えばマニュアルシフトバ
ルブのスプール弁子の移動によって接点が機械的に切り
換えられるように構成される。また、シフトレバーの近
傍には、ブレーキスイッチ40のブレーキ信号SB がO
FFの時にはシフトレバーを「P」レンジからシフト方
向すなわち図3における下方向へ移動操作することを阻
止するシフトロック機構が設けられている。
【0031】前記エンジン12およびモータジェネレー
タ14は、基本的には運転者の要求パワーに応じた駆動
力を発生するように作動させられるとともに、駆動源回
転速度N1 やアクセル操作量θACC 、バッテリの蓄電量
(SOC)などをパラメータとして予め定められた駆動
源マップ等の駆動源切換条件に従って逐次切り換えて使
用される。例えば、発進時等の極低車速ではモータジェ
ネレータ14を使用するが、通常の走行中はエンジン1
2を主として使用して走行する。また、アクセル操作量
θACC が略0のアクセルOFF状態であっても、シフト
レバーが「R」や「D」などの走行位置へ操作され且つ
ブレーキOFFの時には、モータジェネレータ14によ
って所定のクリープトルクが発生させられるようになっ
ている。また、「P」レンジおよび「N」レンジの非走
行位置では、上記エンジン12およびモータジェネレー
タ14の作動は何れも停止させられる。図6は、車両停
止時におけるシフトレバーの操作位置(シフトポジショ
ン)とエンジン12、モータジェネレータ(MG)1
4、および補助オイルポンプ34の作動状態との関係を
示した表である。一方、油圧制御回路28は、アクセル
操作量θACC および車速V等をパラメータとして予め定
められた変速マップ等の変速条件に従って自動変速機1
8の変速段を切り換えるように制御される。
【0032】補助オイルポンプ34は、制御装置30に
より図4に示すフローチャートに従って制御される。図
4のフローチャートは、車両の運転中、すなわちイグニ
ッションキー等の運転スイッチがONの場合に、予め定
められた所定のサイクルタイムで繰り返し実行される。
【0033】図4のステップS1では、駆動源回転速度
1 が予め定められた第1速度N11以上か否かを判断
し、N1 ≧N11であればステップS6で補助オイルポン
プ34の作動を停止するとともに、ステップS7で補助
ポンプ作動フラグFを「0」にする。第1速度N11は、
機械式のオイルポンプ32だけでは潤滑や変速に必要な
十分な油圧或いは油量が得られない第2速度N12よりも
少し高い回転速度で、予め一定値が設定されている。す
なわち、N1 ≧N11の時には機械式のオイルポンプ32
のみで十分な油圧や油量が得られるのであり、ステップ
S6で補助オイルポンプ34の作動を停止させることに
より、節電等を図ることができる。
【0034】N1 <N11でステップS1の判断がNO
(否定)の場合は、ステップS2で駆動源回転速度N1
が第2速度N12以下か否かを判断し、N1 ≦N12であれ
ばステップS3以下を実行するが、N1 >N12の場合す
なわちN12<N1 <N11の時には、ステップS5を実行
する。ステップS5では、補助ポンプ作動フラグFが
「1」であるか否か、すなわち現在補助オイルポンプ3
4が作動中であるか否かを判断し、作動中でなければ前
記ステップS6、S7を実行し、作動中(F=1)の場
合はステップS8で補助オイルポンプ34を所定の作動
状態で作動させるとともに、ステップS9でF=1を維
持する。補助オイルポンプ34は、常に一定の回転速度
(吐出量)で作動させるようにしても良いが、例えば駆
動源回転速度N1 =0の時には予め定められた一定の吐
出量で作動させ、N1 =0でない場合は、その回転速度
1 に応じて作動油の不足分を補うように、駆動源回転
速度N 1 が大きくなる程小さい吐出量で作動させるよう
にしても良い。
【0035】ステップS2の判断がYES(肯定)の場
合、すなわちN1 ≦N12の場合に実行するステップS3
では、シフトレバーの操作位置が「P」レンジか否かを
シフトポジションセンサ42から供給される信号に基づ
いて判断し、「P」レンジでなければステップS8、S
9を実行する。「P」レンジの場合は、ステップS4で
ブレーキOFFか否かをブレーキスイッチ40から供給
されるブレーキ信号S B がOFFか否かによって判断
し、ブレーキOFFの場合はステップS6、S7を実行
して補助オイルポンプ34の作動を停止させるが、ブレ
ーキONの場合はステップS8、S9を実行して補助オ
イルポンプ34を所定の作動状態で作動させる。
【0036】ここで、「P」レンジでは、図6から明ら
かなようにエンジン12およびモータジェネレータ14
は何れも作動停止の状態で、機械式のオイルポンプ32
の吐出量は0であるが、車両は停止しているとともに、
自動変速機18の摩擦係合装置(クラッチやブレーキ)
は図2(b) から明らかなように何れも解放状態であるた
め、潤滑や変速のための作動油は不要で、基本的に補助
オイルポンプ34の作動を停止させることが可能なので
あり、これにより節電等を図ることができる。一方、
「P」レンジから「R」レンジや「D」レンジ等の走行
位置へシフトレバーを切換操作する際には、シフトロッ
ク機構の作用でブレーキペダル52が踏込み操作されて
ブレーキスイッチ40がONでなければならないため、
ステップS4でブレーキスイッチ40がONか否かを判
断し、ON(ブレーキON)の場合は運転者が「P」レ
ンジから「R」レンジや「D」レンジ等の走行位置へシ
フトレバーを切換操作しようとしていると予測して、そ
の段階すなわち実際にシフトレバーが切換操作される前
にステップS8で補助オイルポンプ34の作動を開始さ
せる。これにより、実際にシフトレバーが「R」レンジ
や「D」レンジ等の走行位置へ操作された時には十分な
油圧や油量が得られるようになり、直ちにアクセルペダ
ル44が踏込み操作された場合でも自動変速機18の変
速段(動力伝達状態)が速やかに成立させられるととも
に十分な潤滑作用が得られる。
【0037】本実施例では、制御装置30によって実行
される一連の信号処理のうちステップS3およびS6を
実行する部分がポンプ制限手段として機能しており、ス
テップS4を実行する部分が切換予測手段として機能し
ており、ステップS4の判断がNOの場合に補助オイル
ポンプ34の作動を開始させるステップS8を実行する
部分が先行ポンプ作動手段として機能している。なお、
本実施例ではP→Nシフトの場合も、ブレーキONの段
階で補助オイルポンプ34が作動させられる。
【0038】図5は、図4のフローチャートの実行時に
おける駆動トルクや駆動源回転速度N1 等の各部の作動
状態の変化を示すタイムチャートの一例である。かかる
図5において、時間0はシフトレバーが「P」レンジの
車両停止状態で、エンジン12およびモータジェネレー
タ14は何れも作動が停止しており、補助オイルポンプ
34も作動が停止している(回転速度0)。時間t
1 は、ブレーキペダル52が踏込み操作されてブレーキ
スイッチ40がONになった時間であり、図4のステッ
プS4の判断がNOになってステップS8で補助オイル
ポンプ34が作動させられ、油圧制御回路28のライン
油圧PL が上昇させられる。時間t2 は、実際にシフト
レバーが「R」レンジへ切換操作された時間であり、マ
ニュアルシフトバルブによって油圧制御回路28が機械
的に切り換えられることにより、クラッチC2 およびブ
レーキB4 の油圧アクチュエータに作動油が供給され
る。図5の油圧の欄において一点鎖線で示す油圧P
R は、クラッチC2 およびブレーキB 4 の油圧アクチュ
エータの油圧、すなわちリバース用油圧であり、本実施
例ではP→Rシフトの段階で既にライン油圧PL がある
程度上昇しているため、リバース用油圧PR はP→Rシ
フトに伴って直ちに上昇させられる。
【0039】時間t3 は、ブレーキペダル52の踏込み
が解除されて、ブレーキスイッチ40がOFFになった
時間であり、この段階でモータジェネレータ14が作動
を開始して、所定のクリープトルクが得られるように所
定の回転速度Nidl まで回転上昇させられる。時間t4
は、モータジェネレータ14の回転速度すなわち駆動源
回転速度N1 が回転速度Nidl に達した時間であるが、
回転速度Nidl は前記第1速度N11よりも大きく、時間
4 の前にN1 ≧N11になって図4のステップS1の判
断がYESになり、ステップS6で補助オイルポンプ3
4の作動が停止させられる。これにより、以後は機械式
のオイルポンプ32のみで作動油が供給される。
【0040】時間t5 は、クラッチC2 およびブレーキ
4 の係合(スリップ)が開始した時間で、マイナス方
向すなわち後進方向の駆動トルクが徐々に増大し、所定
のクリープトルクまで上昇する。図5の点線は、P→R
シフトの段階(時間t2 )で補助オイルポンプ34の作
動を開始させた場合で、駆動トルクが上昇し始める時間
6 までの時間が、本実施例よりもΔtだけ遅くなる。
【0041】このように、本実施例ではシフトレバーが
「P」レンジで且つブレーキOFFの時には、ステップ
S6で補助オイルポンプ34の作動を停止させるが、
「P」レンジであってもブレーキペダル52がON操作
(踏込み操作)された時には、シフトレバーの走行切換
操作すなわち「P」レンジから走行レンジへの切換操作
が行われると予測し、その時点で補助オイルポンプ34
の作動停止を解除して所定の作動状態で作動させるた
め、実際にシフトレバーが走行位置へ操作された時には
十分な油圧や油量が得られるようになる。これにより、
自動変速機18の変速段(所定の動力伝達状態)が速や
かに成立させられて駆動トルクが発生させられるととも
に十分な潤滑作用が得られる。
【0042】特に、本実施例ではブレーキペダル52の
ON操作に基づいて走行切換操作が予測されるが、ブレ
ーキOFFではシフトロック機構により「P」レンジか
らの切換操作が阻止されるようになっており、シフトレ
バーの走行切換操作に先立って必ずブレーキペダル52
がON操作されるため、走行切換操作前に確実に補助オ
イルポンプ34の作動が開始させられて所定の作動状態
で作動させられる。
【0043】次に、本発明の他の実施例を説明する。な
お、以下の実施例において前記実施例と共通する部分に
は、同一の符号を付して詳しい説明を省略する。
【0044】図7のフローチャートは、前記図4のフロ
ーチャートの代わりに実行されるもので、ステップS1
0が追加して設けられている点が相違する。ステップS
10は、前記ステップS4の判断がYESの場合すなわ
ちブレーキOFFの場合に実行されるもので、前記P接
点スイッチ43がONか否かを判断し、ONすなわちシ
フトレバーが「P」レンジからセレクト方向(図3にお
ける左方向)へ移動していない場合は、ステップS6で
補助オイルポンプ34の作動を停止させるが、ONでな
い場合、すなわちシフトレバーが「P」レンジからセレ
クト方向へ移動操作された時には、ステップS8で補助
オイルポンプ34の作動を開始させる。
【0045】結局、この場合は、ブレーキペダル52が
ON操作された時だけでなく、シフトレバーが「P」レ
ンジから移動し始めた時も走行切換操作が行われると予
測して補助オイルポンプ34を作動させることになる
が、ブレーキペダル52のON操作もシフトレバーの移
動操作も走行位置への走行切換操作に先立って必要な操
作であるため、前記実施例よりも広い条件で確実に走行
切換操作前に補助オイルポンプ34の作動停止が解除さ
れるようになる。また、ステップS4およびS10の判
断の何れか一方がNOになった段階で補助オイルポンプ
34の作動停止が解除され、所定の作動状態で作動させ
られるようになるため、実際に走行切換操作が行われた
時の油圧や油量の不足が一層効果的に防止される。
【0046】本実施例では、制御装置30による一連の
信号処理のうちステップS4およびS10を実行する部
分が切換予測手段として機能している。
【0047】図8のフローチャートは、前記図4のフロ
ーチャートの代わりに実行されるものであるが、図9の
ようにシフトレバー70のノブ72にセレクト釦74が
設けられている場合のもので、ステップS11が追加し
て設けられている点が相違する。このシフトレバー70
は、図9の(b) に示すように車両の前後方向である一直
線方向に「P」、「R」、「N」、「D」等の操作レン
ジ(操作位置)が設けられ、その一直線方向へ回動操作
されるもので、セレクト釦74がON操作(押込み操
作)されていない場合は「P」レンジから他の操作レン
ジへの移動操作が機械的に阻止されるが、セレクト釦7
4がON操作されると「P」レンジからの移動操作が許
容されるようになっている。セレクト釦74は自動復帰
型の釦で、押込み操作されている間だけ「P」レンジか
らの移動操作が許容される。そして、このセレクト釦7
4に直接係合可能、或いはセレクト釦74に連動して移
動する部材と係合可能に、セレクト釦スイッチ76が設
けられ、セレクト釦74が押込み操作されることによっ
てONに切り換わるように配線されている。このセレク
ト釦スイッチ76はセレクト釦操作検出装置に相当す
る。
【0048】図8のステップS11は、前記ステップS
4の判断がYESの場合すなわちブレーキOFFの場合
に実行されるもので、セレクト釦スイッチ76がOFF
か否かを判断し、OFFすなわちセレクト釦74が押込
み操作されていない場合は、ステップS6で補助オイル
ポンプ34の作動を停止させるが、OFFでない場合、
すなわちセレクト釦74が押込み操作されている時に
は、ステップS8で補助オイルポンプ34の作動を開始
させる。したがって、ブレーキペダル52がON操作さ
れた時だけでなく、セレクト釦74がON操作(押込み
操作)された時も走行切換操作が行われると予測して補
助オイルポンプ34を作動させることになるが、ブレー
キペダル52のON操作もセレクト釦74のON操作も
走行位置への走行切換操作に先立って必要な操作である
ため、前記図4の場合よりも広い条件で確実に走行切換
操作前に補助オイルポンプ34の作動停止が解除される
ようになる。また、ステップS4およびS11の判断の
何れか一方がNOになった段階で補助オイルポンプ34
の作動停止が解除され、所定の作動状態で作動させられ
るようになるため、実際に走行切換操作が行われた時の
油圧や油量の不足が一層効果的に防止される。
【0049】本実施例では、制御装置30による一連の
信号処理のうちステップS4およびS11を実行する部
分が切換予測手段として機能している。
【0050】以上、本発明の実施例を図面に基づいて詳
細に説明したが、これはあくまでも一実施形態であり、
本発明は当業者の知識に基づいて種々の変更,改良を加
えた態様で実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されたハイブリッド駆動装置の概
略構成図である。
【図2】図1の自動変速機の具体例を説明する図で、
(a) は骨子図、(b) は摩擦係合装置の作動表である。
【図3】図1のハイブリッド駆動装置のシフトレバーの
シフトパターンの一例を示す図である。
【図4】図1の制御装置によって実行される補助オイル
ポンプの制御を具体的に説明するフローチャートであ
る。
【図5】図4の補助オイルポンプの制御に伴う駆動トル
クや駆動源回転速度N1 、油圧等の各部の作動の変化を
示すタイムチャートの一例である。
【図6】図1のハイブリッド駆動装置において、車両停
止時におけるシフトポジションとエンジン、モータジェ
ネレータ、および補助オイルポンプの作動状態との関係
をブレーキのON、OFFに分けて示す図である。
【図7】本発明の他の実施例を説明する図で、図4の代
わりに用いられるフローチャートである。
【図8】本発明の更に別の実施例を説明する図で、図4
の代わりに用いられるフローチャートである。
【図9】図8の実施例におけるシフトレバーを説明する
図である。
【符号の説明】
30:制御装置(オイルポンプ制御装置) 34:補
助オイルポンプ(電動オイルポンプ) 40:ブレー
キスイッチ(ブレーキ操作検出装置) 43:P接点
スイッチ(シフト移動検出装置) 52:ブレーキペ
ダル(ブレーキ操作部材) 70:シフトレバー(シ
フト操作部材) 74:セレクト釦 76:セレクト釦スイッチ(セレクト釦操作検出装置) ステップS3、S6:ポンプ制限手段 ステップS4:切換予測手段 ステップS4、S10:切換予測手段 ステップS4、S11:切換予測手段 ステップS8:先行ポンプ作動手段
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F16H 63:12 Fターム(参考) 3G093 AA05 AA07 AA16 BA04 DA06 DB00 DB01 DB11 DB12 DB15 EB06 EB07 EC02 EC03 FA11 FB05 3J052 AA17 DB10 GC04 GC13 GC64 GC72 GC73 HA02 KA02 KA03 LA01

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シフト操作部材が非走行位置に操作され
    ている時には電動オイルポンプの作動を制限するポンプ
    制限手段を備えており、該シフト操作部材が走行位置へ
    操作されることにより該電動オイルポンプの作動制限を
    解除して所定の作動状態で作動させる車両のオイルポン
    プ制御装置において、 前記シフト操作部材が前記非走行位置から前記走行位置
    へ操作される走行切換操作が実際に行われる前に、運転
    者の所定の操作に基づいて該走行切換操作が行われると
    予測する切換予測手段と、 該切換予測手段によって前記走行切換操作が行われると
    予測された時に、前記ポンプ制限手段による前記電動オ
    イルポンプの作動制限を解除して所定の作動状態で作動
    させる先行ポンプ作動手段と、 を設けたことを特徴とする車両のオイルポンプ制御装
    置。
  2. 【請求項2】 前記切換予測手段は、ブレーキ操作部材
    のON操作に基づいて前記走行切換操作が行われると予
    測するもので、該ブレーキ操作部材がON操作されたこ
    とを検出するブレーキ操作検出装置を備えていることを
    特徴とする請求項1に記載の車両のオイルポンプ制御装
    置。
  3. 【請求項3】 前記シフト操作部材は、セレクト釦がO
    N操作されることによって前記走行切換操作が許容され
    るものであり、 前記切換予測手段は、該セレクト釦がON操作されるか
    或いはブレーキ操作部材がON操作された時に前記走行
    切換操作が行われると予測するもので、該セレクト釦が
    ON操作されたことを検出するセレクト釦操作検出装
    置、および該ブレーキ操作部材がON操作されたことを
    検出するブレーキ操作検出装置を備えていることを特徴
    とする請求項1に記載の車両のオイルポンプ制御装置。
  4. 【請求項4】 前記切換予測手段は、前記シフト操作部
    材が前記非走行位置から移動し始めたか或いはブレーキ
    操作部材がON操作された時に前記走行切換操作が行わ
    れると予測するもので、該シフト操作部材が該非走行位
    置から移動し始めたことを検出するシフト移動検出装
    置、および該ブレーキ操作部材がON操作されたことを
    検出するブレーキ操作検出装置を備えていることを特徴
    とする請求項1に記載の車両のオイルポンプ制御装置。
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