JP2001030212A - 中密度繊維板の製造方法 - Google Patents

中密度繊維板の製造方法

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JP2001030212A
JP2001030212A JP11211906A JP21190699A JP2001030212A JP 2001030212 A JP2001030212 A JP 2001030212A JP 11211906 A JP11211906 A JP 11211906A JP 21190699 A JP21190699 A JP 21190699A JP 2001030212 A JP2001030212 A JP 2001030212A
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JP
Japan
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medium
density fiberboard
adhesive
wood fibers
coloring agent
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JP11211906A
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English (en)
Inventor
Morio Hayashi
守男 林
Haruhisa Inagawa
治久 稲川
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 中密度繊維板中における接着剤の分布むらを
容易に識別することができる中密度繊維板の製造方法を
提供する。 【解決手段】 着色剤を混入させた接着剤を木質繊維に
配合し、これを熱圧プレスする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建築用材料等とし
て利用することができる中密度繊維板の製造方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】一般に中密度繊維板(MDF:medi
um density fiberboards)は、
木質チップを解繊して得られる木質繊維に接着剤を配合
し、これを熱圧プレスして製造される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような中
密度繊維板中において、接着剤が均一に分布していない
場合には、接着剤が不足している部分で中密度繊維板に
剥離が生じる場合があった。このため中密度繊維板の剥
離強度の検査が必要となるが、この剥離強度を非破壊で
検査するのは困難なものであった。
【0004】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、中密度繊維板中における接着剤の分布むらを容易
に識別することができる中密度繊維板の製造方法を提供
することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
中密度繊維板の製造方法は、着色剤を混入させた接着剤
を木質繊維に配合し、これを熱圧プレスすることを特徴
とするものである。
【0006】また本発明の請求項2に係る中密度繊維板
の製造方法は、請求項1の構成に加えて、着色剤として
染料又は顔料を用いることを特徴とするものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。
【0008】接着剤としては、メラミン樹脂系、ウレタ
ン樹脂系等の接着剤を使用することができる。本発明で
は、この接着剤に着色剤を混入させるものである。この
着色剤としては、染料、顔料等を使用することができ、
例えば酸化チタンを用いることができる。ここでメラミ
ン樹脂系の接着剤を使用する場合は、着色剤としては水
性着色剤、顔料、粉体等を使用することができるが、ウ
レタン樹脂系の接着剤を使用する場合は、ウレタン樹脂
中のイソシアネートが水と反応するため、水性着色剤は
使用することができない。
【0009】接着剤に着色剤を混入させるにあたって
は、接着剤中に着色剤を均一に分散させるものである。
特に着色剤として顔料を用いる場合は分散性に問題が生
じる場合があるので、着色剤中に顔料を混入させた後、
木質チップに配合するまでの間、顔料が混入された接着
剤を継続して撹拌し続けることが好ましい。
【0010】中密度繊維板の製造工程の一例を図1を示
して説明する。
【0011】まず木質のチップをふるいにかけて分級
し、蒸解、解繊して木質繊維を得る。この木質繊維に、
着色剤が混入された接着剤をスプレー塗布等の方法によ
り塗布して木質繊維に着色剤が混入された接着剤を配合
する。このとき必要に応じてワックスを同時に塗布す
る。このものを例えば75℃で3秒間加熱することによ
り乾燥した後、更に着色剤が混入された接着剤を塗布す
る。このときも必要に応じてワックスを同時に塗布す
る。こうして得られた着色剤を混入させた接着剤が配合
された木質繊維は、分級して異物を除去した後、圧送
し、フォーミング工程にてマット状に成形する。この成
形されたマットをロールにて仮圧締した後、熱圧プレス
して本圧締する。この熱圧プレス条件は、接着剤として
用いられる樹脂の選定により適宜設定されるが、例えば
プレス圧力を約20kgf/cm、プレス温度を約2
00℃とするものである。またこのときのプレス温度は
樹脂の選定により大きく変動するが、通常は数分レベル
とするものである。このようにして得られるプレス成形
品を一旦載積した後、サンダーによる表面仕上げを行
い、更に所望の寸法にカットして、中密度繊維板が得ら
れる。
【0012】このようにして得られる中密度繊維板にお
いては、接着剤の分散むらが生じている場合、着色むら
が発生するので、得られた中密度繊維板の着色むらの有
無を観察することにより、接着剤の分散むらの有無を容
易に確認することができ、接着剤の分散むらによる中密
度繊維板の剥離強度の低下を、非破壊で容易に検査する
ことができるものである。また中密度繊維板を任意の色
に着色することができるので、中密度繊維板に化粧シー
ト等を貼着することにより床材や壁材等の建築材料を作
製する場合、中密度繊維板を化粧シート等と同系色に着
色して、建築材料の木口面において中密度繊維板の色が
目立つことを防止したり、建築材料の表面から中密度繊
維板の色が透けて見えるようなことを防止したりするこ
とができ、外観の良好な建築材料を得ることができるも
のである。またこのようにして着色された中密度繊維板
は識別性を有することとなり、着色された色を視認する
ことにより製造元等を判別することができるものであ
る。
【0013】ここで中密度繊維板中における木質繊維、
接着剤及び着色剤の割合は、木質繊維100重量部に対
して接着剤が10〜20重量部、着色剤が0.2〜20
重量部となるようにすることが好ましい。接着剤の割合
がこの範囲よりも小さいと、中密度繊維板の平面引張強
度、曲げ強度等が低下したり、耐水性が低下したりする
おそれがある。また接着剤の割合がこの範囲よりも大き
いと、製造コストの上昇へとつながり、また成形時にお
いて、着色剤を混入させた接着剤が配合された木質繊維
の比重が大きくなりすぎて圧送が困難となると共に、熱
圧プレス時における硬化時間が増大し、成形された中密
度繊維板中に樹脂溜まりが発生するおそれがある。また
着色剤の割合がこの範囲よりも小さいと、中密度繊維板
を充分に着色することが困難となる。また着色剤の割合
がこの範囲よりも大きいと、接着剤の接着強度が低下し
て、中密度繊維板の平面引張強度、曲げ強度等が低下し
たり、耐水性が低下したりするおそれがあり、また成形
時において、着色剤を混入させた接着剤が配合された木
質繊維の比重が大きくなりすぎて圧送が困難となる。
【0014】
【発明の効果】上記のように本発明に係る中密度繊維板
の製造方法は、着色剤を混入させた接着剤を木質繊維に
配合し、これを熱圧プレスするものであり、このように
して得られる中密度繊維板においては、接着剤の分散む
らが生じている場合、着色むらが発生するので、得られ
た中密度繊維板の着色むらの有無を観察することによ
り、接着剤の分散むらの有無を容易に確認することがで
き、接着剤の分散むらによる中密度繊維板の剥離強度の
低下を、非破壊で容易に検査することができるものであ
り、また中密度繊維板を任意の色に着色することができ
るので、中密度繊維板に化粧シート等を貼着することに
より床材や壁材等の建築材料を作製する場合、中密度繊
維板を化粧シート等と同系色に着色して、建築材料の木
口面において中密度繊維板の色が目立つことを防止した
り、建築材料の表面から中密度繊維板の色が透けて見え
るようなことを防止したりすることができ、外観の良好
な建築材料を得ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】中密度繊維板の製造工程の一例を示すフロー図
である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2B260 AA11 BA18 BA19 CB01 CD02 CD03 CD04 DC10 DC11 EA01 EA05 EB02 EB05 EB06 EB11 EB13 EB16 EB19 EB21 EC01 EC18

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 着色剤を混入させた接着剤を木質繊維に
    配合し、これを熱圧プレスすることを特徴とする中密度
    繊維板の製造方法。
  2. 【請求項2】 着色剤として染料又は顔料を用いること
    を特徴とする請求項1に記載の中密度繊維板の製造方
    法。
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Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103072173A (zh) * 2013-01-08 2013-05-01 广东广新柏高科技有限公司 一种白千层纤维板及其制备方法
CN103507138A (zh) * 2012-06-28 2014-01-15 中山市大自然木业有限公司 一种制备彩色人造纤维板的方法
CN103586958A (zh) * 2013-11-04 2014-02-19 大亚木业(肇庆)有限公司 一种竹木复合纤维板的制造工艺
CN104029273A (zh) * 2014-05-29 2014-09-10 泗县林星板业有限责任公司 中高密度压缩板的生产方法与装置
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JP2015047849A (ja) * 2013-09-04 2015-03-16 パナソニック株式会社 樹脂繊維マットの粉末樹脂含有量の測定方法及び樹脂繊維マットの粉末樹脂含有量の判断方法
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