JP2001029941A - 紫外線殺菌装置 - Google Patents

紫外線殺菌装置

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JP2001029941A
JP2001029941A JP11211197A JP21119799A JP2001029941A JP 2001029941 A JP2001029941 A JP 2001029941A JP 11211197 A JP11211197 A JP 11211197A JP 21119799 A JP21119799 A JP 21119799A JP 2001029941 A JP2001029941 A JP 2001029941A
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lamp
wiper
chamber
fluid
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Yasushi Kosaka
康司 小阪
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Ebara Corp
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    • C02TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02FTREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02F1/00Treatment of water, waste water, or sewage
    • C02F1/30Treatment of water, waste water, or sewage by irradiation
    • C02F1/32Treatment of water, waste water, or sewage by irradiation with ultraviolet light
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C02TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02FTREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02F2201/00Apparatus for treatment of water, waste water or sewage
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 処理対象水に略均一に紫外線を照射すること
ができる構造の簡単な紫外線殺菌装置を提供すること。 【解決手段】 殺菌対象流体を流すチャンバー31を、
殺菌対象流体の流れに直交する断面が矩形となる形状に
する。紫外線ランプ33を殺菌対象流体の流れに直交す
るように水平に設置する。チャンバー31のコーナー部
分に、コーナーに沿って流れる殺菌対象流体を内側に向
けるバッフル45を設置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、紫外線殺菌装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】下水処理放流水等の殺菌において、塩素
系殺菌での環境への弊害が問題化していることに対し、
紫外線による殺菌が有望視されている。
【0003】紫外線殺菌は、殺菌対象物のDNAに対す
る光の照射による殺菌であるゆえ、対象液の透過率(光
の通過量の割合を示す)が大きな影響を与える。
【0004】特に下水処理放流水の場合、季節変動や雨
天による水質変化が発生するので、それに対応するた
め、透過率の低い水でも能力を発揮できる、中圧式水銀
ランプを使用した紫外線殺菌装置が使用されている。
【0005】ここで紫外線殺菌装置において一般に使わ
れている紫外線ランプは、内部に封入の水銀蒸気圧の違
いで、低圧式ランプと中圧式ランプに分類される。それ
ぞれの水銀蒸気圧は1Paと10〜100Pa程度とさ
れている。使用される紫外線ランプ1本当りの電力は、
低圧式ランプで100W程度、中圧式ランプで2kW程
度の違いがある。また単位ランプ長さ当りの電力は中圧
式の場合、低圧式の40倍程度になり、それがランプ照
度の違いになる。また中圧式ランプ1本の処理量を低圧
式ランプでまかなうには20本近く必要になる。
【0006】そして下水処理放流水の場合、水質が悪い
(透過率が低い)ので、前述のようにランプ照度が大き
い中圧式の紫外線ランプが使われることが多い。これは
数本の中圧式ランプで処理できる場合でも、低圧式にし
た場合数十本のランプが必要になるので、ランプのメン
テナンスに費用がかかるためである。また低圧式の場
合、多量のランプを水路に設置することとなるので流体
の圧力損失が大きくなり、大きな設置スペースも必要に
なるためである。
【0007】一方中圧式ランプの場合は、照度が大きい
ので、逆に照射時間が極端に短くなる。これは、殺菌対
象生物に必要な紫外線線量(対象物への照度と照射時間
の積であり、単位はmJ/cm2)は決まっているの
で、照度が大きくなれば照射時間は少なくて済むからで
ある。
【0008】特に近年、中圧式ランプのランプ長さを短
くした高照度中圧式ランプが開発されている。ここで高
照度中圧式ランプとは、単位長さ当りの動力投入が40
〜100W/cm程度のランプを言う。例として、電力
2kWのランプで、今まで70cmのものに対して20
cmのものがある。このような単位長さ当りの照度が非
常に高い高照度中圧式紫外線ランプは既存の同じ電力の
ランプと比べてランプ長さが短く、それを殺菌に適用す
る場合、既存の構造と異なった装置にする必要が生じ
た。
【0009】即ち殺菌の必要線量に対して照度が高いの
で、照射時間は短くて済むが、このことは逆に短時間に
ランプを通過する処理対象水の各部における流速を確実
に把握しておかないと処理対象水の中には殺菌に必要な
紫外線線量に達しないままショートパスするものが生じ
て殺菌不良の割合が大きくなってしまう。特に下水処理
放流水は、水質変動が大きいばかりか、透過率70%、
SS(浮遊固形物)成分15mg/lにおいて殺菌率9
9.9%と規定されているような厳しい値の要求がある
ので、このようなショートパスは問題となる。以上のこ
とから紫外線殺菌装置(特に高照度中圧式ランプ紫外線
殺菌装置)は、ランプ照度と流れの関係を厳密に解析
し、最低紫外線線量が確保できるランプの配置、チャン
バー形状を決定する必要がある。
【0010】また中圧式ランプ、特に前記高照度中圧式
ランプの場合、ランプ照度が大きいので水質の悪化(透
過率の低下)に対しても必要紫外線照射距離を確保する
ことができる。このため照度が小さいランプのように多
数のランプを接近して並べる必要がなく、ランプ間の隙
間を大きく取れるので、ランプの保護管の外周に取り付
ける機械的なワイパー装置の設置が容易に行え、また処
理対象水の流れに対する抵抗も小さくできる。
【0011】しかしながら照度の大きなランプ表面付近
で紫外線を照射される処理対象水と、最も離れた位置で
紫外線を照射される処理対象水とでは照射線量に大きな
違いが出る。高い殺菌効率を求められる場合、最も離れ
た位置を通過するものの殺菌が必要になるゆえ、この部
分に照準を合わせるとランプ付近の処理対象水には過剰
な照射線量を与えることになる。従ってこの問題を解決
するように紫外線殺菌装置(特に高照度の中圧式ランプ
紫外線殺菌装置)のランプ周りのチャンバー形状を決定
する必要がある。
【0012】ここで図9(a),(b)は、従来の紫外
線殺菌装置を示す図であり、同図(a)は側断面図、同
図(b)は同図(a)のa‐a断面図である。同図に示
すようにこの紫外線殺菌装置は、円筒状のケーシング8
1によってチャンバー83を形成し、チャンバー83内
に3本の紫外線ランプ85を中心軸を中心にして対称な
位置に設置し、またその中心軸位置にはワイパー(保護
管洗浄具)89を矢印B方向に駆動するボールねじ87
を取り付けて構成されている。ケーシング81にはその
左右に処理対象水を給水・排水する給水口91と排水口
93とが設けられている。各紫外線ランプ85はその周
囲を円筒状の保護管95によって保護されている。そし
て図示する矢印のように処理対象水を流して紫外線ラン
プ85を点灯すれば、紫外線によって処理対象水が殺菌
される。また処理対象水によって汚れた保護管95の表
面は、駆動モータ97を駆動してボールねじ87を回転
することでワイパー89を矢印B方向に移動して洗浄す
る。ワイパー89を設置するのは、下水処理放流水のよ
うな処理対象水の場合は保護管95表面に汚れが付着し
易いからであり、付着した汚れをそのままにしておくと
保護管95を透過する紫外線の光量の減衰が増加し、殺
菌効果が減じるからである。
【0013】しかしながらこの紫外線殺菌装置において
は、紫外線ランプ85に垂直な方向から流入した処理対
象水が紫外線ランプ85に平行に流れた後に再び紫外線
ランプ85に垂直な方向から流出するという複雑な流路
となっているので、処理対象水の流れの解析が困難で処
理対象水への均一な紫外線の照射が困難であった。
【0014】一方図10に示すように、円筒状のケーシ
ング81内に平行に3本の紫外線ランプ85を設置し、
処理対象水を紫外線ランプ85の長手方向に垂直な方向
に向けて流す紫外線殺菌装置も考えられる。なお同図で
はワイパー機構の記載を省略している。このように構成
すれば処理対象水への紫外線の照射時間が短くてよい中
圧用ランプにおいては好適である。
【0015】しかしながらこの紫外線殺菌装置の場合、
ケーシング81内に流入した処理対象水は、一旦広がっ
た後に排水する際に再び絞られる形状なので、処理対象
水の流れは均一にならず複雑で、各部での流速が異なる
ため、流れの解析が困難で、処理対象水に均一に紫外線
を照射することが困難になってしまう。
【0016】また紫外線ランプ85はその構造上その両
端部分から照射される紫外線の量が他の部分よりも少な
いので、紫外線ランプ85の両端部分近傍を通過してい
く処理対象水に紫外線を必要線量だけ照射することがで
きないという問題もあった。
【0017】さらに汚れが付着し易い処理対象水の場合
は、図9に示すようにワイパー機構を設ける必要がある
が、ワイパー機構はチャンバー83の内部に設置される
のでワイパー89が紫外線照射の邪魔になる。またワイ
パー89は待機時は保護管95の一端にあるが、それが
処理対象水の流れを阻害することで、殺菌効果に影響を
与えてしまう。またゴム製のワイパー89が紫外線の熱
や紫外線を浴びることで劣化してしまう。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上述の点に鑑
みてなされたものでありその目的は、処理対象水に略均
一に紫外線を照射することができる構造の簡単な紫外線
殺菌装置を提供することにある。
【0019】また本発明の目的は、ワイパー機構が処理
対象水の流れを阻害せず、また劣化しにくい紫外線殺菌
装置を提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め本発明は、殺菌対象流体を流すチャンバー内に殺菌用
の紫外線ランプを設置してなる殺菌ランプ設置部を具備
する紫外線殺菌装置において、前記殺菌ランプ設置部の
チャンバー形状は、殺菌対象流体の流れに直交する断面
が矩形で、且つ前記紫外線ランプを殺菌対象流体の流れ
に直交するように設置したことを特徴とする。また本発
明は、前記チャンバーのコーナー部分に、コーナーに沿
って流れる殺菌対象流体を内側に向けるバッフルを設置
したことを特徴とする。また前記殺菌ランプ設置部は、
チャンバー内に紫外線ランプを1本又は所定本数設置し
たものを単位ユニットとして複数の単位ユニットを殺菌
対象流体の流れ方向に直列に接続することで構成されて
いることを特徴とする。また本発明は、前記紫外線ラン
プの周囲を囲む保護管の外周表面を保護管の長手方向に
移動することで機械的に拭うワイパーを設け、且つ前記
殺菌ランプ設置部には前記ワイパーが待機或いは折り返
しするワイパー収納部をチャンバーの幅を超える位置に
設けたことを特徴とする。また本発明は、前記ワイパー
収納部を覆うワイパーガードを取り付け、ワイパーガー
ドのワイパーを挿通する開口の周囲の少なくとも上流側
の部分に、チャンバー側に突出するバッフル部を設けた
ことを特徴とする。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて詳細に説明する。 〔第1実施形態〕図1,図2は本発明の第1実施形態に
かかる紫外線殺菌装置を示す図であり、図1(a),図
1(b)はそれぞれ平面図と側面図、図2(a),図2
(b)はそれぞれ殺菌ランプ設置部30内部の側断面概
略図と横断面概略図(図2(a)のE‐E断面図)であ
る。但し図2においてはワイパ機構の記載は省略してい
る。
【0022】これらの図に示すようにこの紫外線殺菌装
置は、導入管部10と、殺菌ランプ設置部30と、流出
整流管部20とを、内部を流れる流体の流れが屈曲しな
いように全て直線的に直列に接続することで構成されて
いる。以下各構成部品について説明する。
【0023】導入管部10は、その一端に流入側接続フ
ランジ11を設けている。またこの導入管部10の流入
側接続フランジ11側の管形状は円形であり、殺菌ラン
プ設置部30側の管形状は矩形状となるように、その中
間部分の形状をなだらかに変化させている。
【0024】流出整流管部20は、その一端に流出側接
続フランジ21を設けている。またこの流出整流管部2
0の流出側接続フランジ21側の管形状は円形であり、
殺菌ランプ設置部30側の管形状は矩形状となるよう
に、その中間部分の形状をなだらかに変化させている。
【0025】次に殺菌ランプ設置部30は、内部に殺菌
対象流体を流すチャンバー31を設けている。チャンバ
ー31の形状は、殺菌対象流体の流れに直交する断面
(即ち横断面、図2(b)参照)が矩形状となるように
形成されている。またチャンバー31の幅(横幅)は、
使用する紫外線ランプ33の発光する部分の長さ以内
(略等しく)となるようにしている。
【0026】チャンバー31内には、3本の紫外線ラン
プ33が全てチャンバー31内で水平方向であって流れ
に直交するように、且つ中央に設置したボールねじ41
を中心にして等角度(120°間隔)になるように設置
されている。またこの紫外線ランプ33は、単位長さ当
りの供給電力が40W/cm以上の高照度中圧式ランプ
で構成されている。
【0027】各紫外線ランプ33は、その外周を筒状の
保護管35で覆うことで紫外線ランプ33に直接殺菌対
象流体が触れないようにしている。また図1に示すよう
に各保護管35の周囲には、これを囲むリング状のゴム
製のワイパー37が取り付けられ、これらワイパー37
をアーム板39によって連結してその中央に前記ボール
ねじ41を通し、殺菌ランプ設置部30の外部に取り付
けたワイパーモータ43を駆動することでボールねじ4
1を回転してアーム板39及びワイパー37を駆動する
ように構成している。
【0028】また殺菌ランプ設置部30のチャンバー3
1内の4つのコーナー部分であって、紫外線ランプ33
の内のチャンバー31の内壁に近いものの近傍には、コ
ーナーに沿って流れてくる殺菌対象流体を内側に向ける
バッフル45が設置されている。このバッフル45は三
角形状であって、流体が各コーナー部分をそのまま流れ
ていくことを妨げてその流れを内側に向けるものであ
る。
【0029】次にこの紫外線殺菌装置を用いて殺菌対象
流体を殺菌するには、その流入側接続フランジ11と流
出側接続フランジ21とを、例えば下水処理放流水を流
す配管の途中に接続すればよい。
【0030】そしてこの紫外線殺菌装置に下水処理放流
水(殺菌対象流体)を流し、前記3本の紫外線ランプ3
3を点灯する。これによって下水処理放流水に殺菌に必
要な線量の紫外線が照射され、その殺菌が効率良く行わ
れる。一方下水処理放流水を流すことで汚れが付着した
保護管35表面は、ワイパーモータ43を駆動すること
でボールねじ41を回転してワイパー37を保護管35
の長手方向に駆動し、その全体を機械的に拭って洗浄す
る。
【0031】ところでこの紫外線殺菌装置においては、
紫外線ランプ33を水平に設置したので、これを縦方向
に設置した場合に比べて、ランプ寿命が増大する。何故
なら紫外線ランプ33を縦方向に設置すると、流れる流
体の上下の温度差によって紫外線ランプ33の上部と下
部での流体による冷却効果が異なり、これによってラン
プ寿命が短くなるが、本実施形態のように水平に設置す
ると紫外線ランプ33の各部の流体による冷却効果が同
じになって各部が均等に冷却され、ランプ寿命が長くな
るのである。
【0032】またこの実施形態では紫外線ランプ33を
下水処理放流水の流れに直交するように設置すること
で、紫外線照射線量の計算を容易にしている。即ち前記
図9に示すように下水処理放流水の流れに紫外線ランプ
33を平行に設置する方式では、チャンバー83への流
れの流入,流出方向が、ランプ両端の支持部(電源接続
部)の為に、チャンバー83側面からにならざるを得な
い。このため流量変動による紫外線ランプ33周りの速
度分布が変わり、各々の状態での流速分布解析を行って
線量解析を求めなければならないので、実用上大変であ
る。これに対して本実施形態のように紫外線ランプ33
を流れに直交させれば、下水処理放流水の流れが流入か
ら流出まで直線的になり、流量変動は単に流速の変動に
なるだけなので、解析が容易で、殺菌処理に関しての信
頼性が向上する。
【0033】特に本発明では、チャンバー31の形状を
矩形状にしたので、チャンバー31内の下水処理放流水
の流れの速度は各部で略同一になり、従って各紫外線ラ
ンプ33の周囲の流れは各部でその速度が略均一にな
り、短い時間の照射でも全ての流体に確実に殺菌に必要
な紫外線線量を与えることができる。
【0034】この実施形態では紫外線ランプ33として
中圧式ランプ、特に高照度中圧式ランプを使用している
ので、ランプ照度が大きく水質の悪い(透過率が低い)
下水処理放流水に対しても必要紫外線照射距離を確保す
ることができ、このため照度が小さい紫外線ランプのよ
うに多数のランプを接近して並べる必要がなく、ランプ
間の隙間を大きく取れるので、紫外線ランプ33の保護
管35の外周に取り付けたワイパー37の設置が容易に
行え、また下水処理放流水の流れに対する抵抗も小さく
できる。一方高照度中圧式ランプを使用することで下水
処理放流水に対する紫外線の照射時間を短くできるの
で、逆に紫外線を必要線量だけ照射できない、ショート
カットする下水処理放流水を生じる恐れがあるが、前述
のように本実施形態においては、チャンバー31を矩形
状に構成して各紫外線ランプ33の周囲の流れの速度を
各部で略均一にし、全ての流体に確実に殺菌に必要な紫
外線線量を与えるようにしたので、そのような問題は生
じない。
【0035】ところで紫外線ランプ33の両端近傍は、
紫外線の照射量が他の部分に比べて少ないので、チャン
バー31内において照射する紫外線が最も弱い部分は、
矩形状に形成したチャンバー31の4つのコーナー部分
である。しかしながらこの実施形態においては、前述の
ようにチャンバー31のコーナー部分にバッフル45を
設けているので、コーナー部分に沿って流れてきた下水
処理放流水は内側に向けられ、紫外線が確実に照射され
る。
【0036】またこの実施形態では、3本の紫外線ラン
プ33を、各ランプ間を通過する下水処理放流水に同じ
紫外線線量が作用するように配置している。即ち紫外線
ランプ33を線光源として、紫外線ランプ33からの距
離で照度の減衰を計算した結果、その配置は、隣合う各
紫外線ランプ33の保護管35間の間隔を何れも同じ間
隔L1とし、上下の紫外線ランプ33の保護管35とチ
ャンバー31内壁の間隔をL2とし、「L1=4L2」
となるようにすれば、各紫外線ランプ33の間隔とチャ
ンバー31内壁面での最小照度が同じになり、下水処理
放流水の流れは高さ方向全体で均一な紫外線照射を受け
ることができる。
【0037】なお設置しようとする紫外線ランプ33の
数が多い場合は、導入管部10と流出整流管部20との
間に、複数の殺菌ランプ設置部30を直列に接続してい
けば良い。
【0038】〔第2実施形態〕図3は本発明の第2実施
形態にかかる紫外線殺菌装置を示す図であり、図3
(a)は一部断側面図、図3(b)は図3(a)のA‐
A断面図である。この実施形態において第1実施形態と
同一部分又は相当部分には同一符号を付してその詳細な
説明は省略する。
【0039】この実施形態における紫外線殺菌装置も、
導入管部10と、殺菌ランプ設置部30と、流出整流管
部20とを具備しており、内部を流れる流体の流れが屈
曲しないように全て直線的に直列に接続されている。
【0040】そしてこの実施形態における殺菌ランプ設
置部30においても、そのチャンバー31の形状は殺菌
対象流体の流れに直交する断面(即ち横断面)が矩形状
となるように形成されており、またチャンバー31の幅
(横幅)は使用する紫外線ランプ33の発光する部分の
長さ以内(略等しく)となるようにしている。そしてこ
の実施形態の場合は、チャンバー31内に設置する紫外
線ランプ33の数を1本としており、チャンバー31内
で水平方向であって流れに直交する中央位置に設置して
いる。また紫外線ランプ33の下流側にはこれに平行に
ボールねじ41を設置し、ボールねじ41に螺合した平
板状のアーム板39に取り付けたワイパー37によって
紫外線ランプ33の保護管35の外周面を機械的に洗浄
するように構成している。なおこの紫外線ランプ33が
単位長さ当りの供給電力が40W/cm以上の高照度中
圧式ランプで構成されていることは前記第1実施形態と
同様である。
【0041】そしてこの実施形態においても、チャンバ
ー31の4つのコーナー部分であって紫外線ランプ33
の近傍に、コーナーに沿って流れてくる殺菌対象流体を
内側に向ける三角形状のバッフル45が設置されてい
る。またチャンバー31の幅方向の両端にはワイパー3
7が待機・折り返しするワイパ収納部47,49が設け
られている。
【0042】図4は上記第2実施形態における殺菌ラン
プ設置部30部分の応用例を示す概略構成図である。即
ちこの実施形態においては、前記チャンバー31内に紫
外線ランプ33を1本設置したものを単位ユニット30
aとして複数の単位ユニット30aを殺菌対象流体の流
れ方向に直列に接続することで殺菌ランプ設置部30を
構成している。
【0043】この単位ユニット30aには、その上流側
端部(下流側端部であっても良い)の上下内壁面にバッ
フル51が設置されている。つまり複数の単位ユニット
30aの間にバッフル51を設置している。ここで図5
はバッフル51の部分を液体の流れ方向から見た図であ
る。同図に示すようにバッフル51は、チャンバー31
の全幅に渡る矩形状の細長い平板によって構成されてい
る。
【0044】このように殺菌ランプ設置部30を構成す
れば、単位ユニット30a同士をフランジ接続すること
で、殺菌に必要なランプ本数を確保できる。
【0045】またこの実施形態では、チャンバー31内
の各部材の寸法を、前後の紫外線ランプ33の保護管3
5間の距離をP、保護管35とチャンバー31内壁間の
距離をL、バッフル51の高さをh、保護管35の外径
をDとすると、 P≦4L h<D/2 の関係を満たすようにしている。
【0046】そしてこの紫外線殺菌装置を用いて殺菌対
象流体を殺菌するには、この紫外線殺菌装置を例えば下
水処理放流水を流す配管の途中に接続し、下水処理放流
水(殺菌対象流体)を流し、前記各単位ユニット30a
内に設置した紫外線ランプ33を点灯する。これによっ
て下水処理放流水に殺菌に必要な線量の紫外線が照射さ
れ、その殺菌が効率良く行われる。
【0047】ところでこの実施形態においてバッフル5
1を設けたのは以下の理由による。即ちチャンバー31
を矩形状に形成して下水処理放流水を流した場合、その
上下の壁面に沿って流れるものが一番照射される紫外線
線量が少ないので、この部分を流れる下水処理放流水を
バッフル51によって壁から離して次の紫外線ランプ3
3では中央側に移動させる。つまり壁面近傍を通過して
上流の紫外線ランプ33では最低照度であった部分が次
の紫外線ランプ33では中央に移動して高い照度とな
り、この結果下水処理放流水全体への紫外線の線量を平
均化できるからである。言い換えれば紫外線線量を平均
照度で計算したものと非常に近い値にできる。
【0048】なお単位ユニット30aを複数設置した場
合は、各紫外線ランプ33を、流量及び透過率に応じて
一部だけ消灯したり、各紫外線ランプ33の照度コント
ロールを行うように別途設けた制御手段で制御すること
で、要求された殺菌率を最低エネルギーで確保すること
ができる。
【0049】この実施形態の場合は、単位ユニット30
aに1本ずつの紫外線ランプ33を設置したので、紫外
線ランプ33を1本ずつ消したり照度コントロールする
ことで下水処理放流水への紫外線の照度を変更すること
ができる。
【0050】菌の殺菌率に関するデータでは、線量を倍
にすると殺菌率が指数的に1増えるとされている。即ち
殺菌線量を2倍、3倍、4倍とした場合、当初の殺菌率
が90%であったときは、99%、99.9%、99.
99%となる。従って紫外線ランプ33が1本の時の殺
菌率の解析ができれば、求められる殺菌率になるよう
に、紫外線ランプ33の本数を追加していけば良く、装
置構成を単純化することができる。即ち紫外線ランプ3
3が1本の単位ユニット30aを構成単位として作って
おけば、それをつないでいくことで容易に所望の殺菌率
の装置が構成できる。
【0051】図1に示す実施形態の場合であって複数の
殺菌ランプ設置部30を接続した場合は、3本の紫外線
ランプ33の内の1本のみを消灯などすると、流れる下
水処理放流水全体への紫外線照射線量にバラツキが出る
ので、3本単位でしか消灯などできないが、この実施形
態では1本ずつ消灯などできるので、細かな調整が可能
となる。
【0052】なおこの実施形態においてチャンバー31
の幅を、紫外線ランプ33の発光する部分の長さと略等
しくしているのは、幅方向では下水処理放流水が紫外線
ランプ33の両端部を除いて均一な照射を受けるので、
下水処理放流水への紫外線照射線量の計算パラメータが
少なくなり、その計算が容易になるからである。このこ
とは他の実施形態においても同様である。
【0053】なお紫外線ランプ33の点灯部からの光
は、ランプ幅の何れにおいても略同一なので上述のよう
に同一として線量計算できるが、両端部においては照度
が落ちるため、第1実施形態と同様にコーナー部にバッ
フル45を設けて流れを内側に強制的に移動させ、コー
ナー部を流れる下水処理放流水にも他の部分を流れる流
体と同じ紫外線線量を照射するようにしている。
【0054】〔第3実施形態〕図6は本発明の第3実施
形態にかかる紫外線殺菌装置を示す図であり、図6
(a)は平断面図、図6(b)は図6(a)のC‐C断
面図である。この実施形態において第1,第2実施形態
と同一部分又は相当部分には同一符号を付してその詳細
な説明は省略する。
【0055】この実施形態における紫外線殺菌装置は、
導入管部10と殺菌ランプ設置部30と流出整流管部2
0とを一体にして構成されている。
【0056】そしてこの実施形態における殺菌ランプ設
置部30においても、そのチャンバー31の形状は殺菌
対象流体の流れに直交する断面(即ち横断面)が矩形状
となるように形成されており、またチャンバー31の幅
(横幅)は使用する紫外線ランプ33の発光する部分の
長さ以内(略等しく)となるようにしている。そしてこ
の実施形態の場合も、チャンバー31内に設置する紫外
線ランプ33の数を1本としており、チャンバー31内
で水平方向であって流れに直交するように設置してい
る。また紫外線ランプ33の下流側にはこれに平行にボ
ールねじ41を設置し、ボールねじ41に螺合した平板
状のアーム板39に取り付けたワイパー37によって保
護管35の外周表面を機械的に拭って洗浄するように構
成されている。なおこの紫外線ランプ33が単位長さ当
りの供給電力が40W/cm以上の高照度中圧式ランプ
で構成されていることは前記第1,第2実施形態と同様
である。
【0057】そしてこの実施形態においては、殺菌ラン
プ設置部30のチャンバー31の幅方向の両端に、ワイ
パー37やアーム板39が待機・折り返しするワイパ収
納部47,49をチャンバー31の幅を超える位置に設
けている。
【0058】またワイパ収納部47,49の入口には、
これらを覆う板状のワイパーガード53,53が取り付
けられている。
【0059】図7はこのワイパーガード53の斜視図で
ある。同図に示すようにワイパーガード53は、平板状
であって前記ワイパー37やアーム板39を挿通する開
口55を設け、この開口55の周囲にチャンバー31側
に突出するバッフル部57を設けて構成されている。
【0060】一方図6に示すようにこれらバッフル部5
7の上流側には、別のバッフル59,59が取り付けら
れている。図8は図6(b)のD‐D断面矢視図であ
る。同図に示すようにバッフル59,59は、チャンバ
ー31内の左右両壁面に細長い矩形状にその上下全長に
渡って設けられている。
【0061】そしてこの紫外線殺菌装置を例えば下水処
理放流水を流す配管の途中に接続し、下水処理放流水
(殺菌対象流体)を流し、紫外線ランプ33を点灯すれ
ば、下水処理放流水に殺菌に必要な線量の紫外線が照射
され、その殺菌が効率良く行われる。
【0062】ところでこの実施形態においてはワイパ収
納部47,49を設けてワイパー機構を駆動していない
ときのワイパー37やアーム板39を収納したので、ワ
イパー機構によってチャンバー31内の流体の移動が乱
されることはなく、好適である。さらにワイパー37を
ワイパ収納部47(又は49)内に収納したので、待機
時に紫外線ランプ33の熱や紫外線を浴びることがな
く、ワイパー37用のゴムエッジが劣化することを防止
できる。
【0063】またワイパーガード53にバッフル部57
を設けたので、上流側から流れてきた下水処理放流水が
開口55からワイパ収納部47(49)内に入り込みに
くくなり、ワイパ収納部47(49)内の水は死水にな
ってチャンバー31内の流体の移動がさらに乱されなく
なる。なおバッフル部57は開口55の周囲全体ではな
く、その上流側の部分のみに設けても良い。
【0064】またこのバッフル部57によって紫外線ラ
ンプ33の両端部分近傍の下水処理放流水の流れは、チ
ャンバー31の壁面から引き離され、紫外線ランプ33
中央方向に移動するので、紫外線ランプ33の両端部分
を流れてくる下水処理放流水への必要紫外線量が不足す
ることもなくなる。
【0065】さらにこの実施形態の場合は、バッフル部
57の上流側にバッフル59を設けたので、開口55内
への下水処理放流水の侵入をさらに有効に防止できるば
かりか、壁面を流れてくる下水処理放流水への紫外線照
射線量もさらに不足しにくくなる。
【0066】下水処理放流水の殺菌は、処理対象水が二
次処理水の場合もあり、透過率が70%程度と悪く、S
Sも10mg/l以上の場合もある。そのため保護管3
5表面洗浄のためのワイパー装置は必ず必要であり、通
常2回/日程度の運転をするが、汚れが多い場合は10
回/日の場合もある。下水処理放流水は、要求されてい
る殺菌率が99.9%以上であるが、このような高殺菌
率を性状の変化し易い水質で得るためにはチャンバー形
状を十分に考慮して殺菌線量不足で本装置を通過する割
合を可能な限り減らす必要がある。本実施形態では、ワ
イパー装置を設置しても、ワイパー収納部47,49を
設けたり、ワイパーガード53を取り付けることで、ワ
イパー装置設置のために発生する殺菌不良の問題を解決
し、求められている殺菌率が達成できるようにしてい
る。
【0067】なお上記各上記実施形態では紫外線殺菌装
置を下水処理放流水に用いた例を説明したが、農業集落
排水、河川の浄化での再利用水の殺菌などに使用しても
よい。要は紫外線によって殺菌しようとする殺菌対象流
体であればどのような流体にも適用できる。なお本発明
は、特に設置場所として広い場所が取れず制限があり、
尚且つ殺菌対象流体が時間的、季節的に悪化するような
場所に用いて好適である。
【0068】上記各実施形態では紫外線ランプとして中
圧式、特に高照度中圧式の紫外線ランプを用いたが、場
合によっては低圧式の紫外線ランプに適用しても良い。
【0069】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明によれ
ば以下のような優れた効果を有する。 殺菌ランプ設置部のチャンバー形状を、殺菌対象流体
の流れに直交する断面が矩形で、且つ紫外線ランプを殺
菌対象流体の流れに直交するように設置したので、チャ
ンバー内の殺菌対象流体の流れの速度は各部で略同一に
なり、従って紫外線ランプの周囲の流れは各部でその速
度が略均一になり、短い時間の照射でも全ての流体に確
実に殺菌に必要な紫外線線量を与えることができる。こ
れは紫外線ランプとして、ランプ照度が大きく水質の悪
い(透過率が低い)殺菌対象流体に対しても必要紫外線
照射距離を確保することができる中圧式紫外線ランプ、
特に高照度中圧式紫外線ランプを使用した場合に効果的
である。
【0070】紫外線ランプが照射する紫外線が最も弱
い矩形状のチャンバーのコーナー部分にバッフルを設置
したので、コーナーに沿って流れてくる殺菌対象流体を
内側に向けることができ、これに紫外線を確実に照射で
きる。
【0071】チャンバー内に紫外線ランプを1本又は
所定本数設置したものを単位ユニットとして複数の単位
ユニットを殺菌対象流体の流れ方向に直列に接続するこ
とで殺菌ランプ設置部を構成したので、紫外線ランプ
を、流量及び透過率に応じてユニット単位で消灯した
り、ユニット単位で照度コントロールを行うように制御
でき、要求された殺菌率を最低エネルギーで確保するこ
とができる。
【0072】殺菌ランプ設置部にワイパーが待機或い
は折り返しするワイパ収納部をチャンバーの幅を超える
位置に設けたので、ワイパー機構によってチャンバー内
の流体の移動が乱されることはなくなる。またワイパー
の待機時にワイパーが紫外線ランプの熱や紫外線を浴び
ることがなくなり、ワイパーが劣化することを防止でき
る。
【0073】ワイパ収納部を覆う板状のワイパーガー
ドのワイパーを挿通する開口の周囲の少なくとも上流側
の部分にバッフル部を設けたので、上流側から流れてき
た下水処理放流水が開口からワイパ収納部内に入り込み
にくくなり、チャンバー内の流体の移動が乱されなくな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態にかかる紫外線殺菌装置を示す図
であり、図1(a),図1(b)はそれぞれ平面図と側
面図である。
【図2】図2(a),図2(b)はそれぞれ殺菌ランプ
設置部30内部の側断面概略図と横断面概略図(但しワ
イパ機構の記載は省略している)である。
【図3】第2実施形態にかかる紫外線殺菌装置を示す図
であり、図3(a)は一部断側面図、図3(b)は図3
(a)のA‐A断面図である。
【図4】第2実施形態における殺菌ランプ設置部30部
分の応用例を示す概略構成図である。
【図5】バッフル部51の部分を流体の流れ方向から見
た断面図である。
【図6】第3実施形態にかかる紫外線殺菌装置を示す図
であり、図6(a)は平断面図、図6(b)は図6
(a)のC‐C断面図である。
【図7】ワイパーガード53の斜視図である。
【図8】図6(b)のD‐D断面矢視図である。
【図9】従来の紫外線殺菌装置を示す図であり、図9
(a)は側断面図、図9(b)は図9(a)のa‐a断
面図である。
【図10】従来の他の紫外線殺菌装置を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
10 導入管部 11 流入側接続フランジ 20 流出整流管部 21 流出側接続フランジ 30 殺菌ランプ設置部 31 チャンバー 33 紫外線ランプ 35 保護管 37 ワイパー 39 アーム板 41 ボールねじ 43 ワイパーモータ 45 バッフル 47,49 ワイパ収納部 30a 単位ユニット 51 バッフル 53 ワイパーガード 55 開口 57 バッフル部 59 バッフル

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 殺菌対象流体を流すチャンバー内に殺菌
    用の紫外線ランプを設置してなる殺菌ランプ設置部を具
    備する紫外線殺菌装置において、 前記殺菌ランプ設置部のチャンバー形状は、殺菌対象流
    体の流れに直交する断面が矩形で、且つ前記紫外線ラン
    プを殺菌対象流体の流れに直交するように設置したこと
    を特徴とする紫外線殺菌装置。
  2. 【請求項2】 前記チャンバーのコーナー部分に、コー
    ナーに沿って流れる殺菌対象流体を内側に向けるバッフ
    ルを設置したことを特徴とする請求項1記載の紫外線殺
    菌装置。
  3. 【請求項3】 前記殺菌ランプ設置部は、チャンバー内
    に紫外線ランプを1本又は所定本数設置したものを単位
    ユニットとして複数の単位ユニットを殺菌対象流体の流
    れ方向に直列に接続することで構成されていることを特
    徴とする請求項1又は2記載の紫外線殺菌装置。
  4. 【請求項4】 前記紫外線ランプの周囲を囲む保護管の
    外周表面を保護管の長手方向に移動することで機械的に
    拭うワイパーを設け、且つ前記殺菌ランプ設置部には前
    記ワイパーが待機或いは折り返しするワイパー収納部を
    チャンバーの幅を超える位置に設けたことを特徴とする
    請求項1乃至4の内の何れか1項記載の紫外線殺菌装
    置。
  5. 【請求項5】 前記ワイパー収納部を覆うワイパーガー
    ドを取り付け、ワイパーガードのワイパーを挿通する開
    口の周囲の少なくとも上流側の部分に、チャンバー側に
    突出するバッフル部を設けたことを特徴とする請求項5
    記載の紫外線殺菌装置。
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