JP2001029674A - 電気かみそり - Google Patents

電気かみそり

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JP2001029674A
JP2001029674A JP11203924A JP20392499A JP2001029674A JP 2001029674 A JP2001029674 A JP 2001029674A JP 11203924 A JP11203924 A JP 11203924A JP 20392499 A JP20392499 A JP 20392499A JP 2001029674 A JP2001029674 A JP 2001029674A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外刃ホルダーの内部に、ユニット部品化され
た外刃カートリッジが設けてある電気かみそりにおい
て、外刃の内刃に対する密着作用を損なうことなく、外
刃カートリッジの交換を容易化し、併わせて外刃交換時
の廃棄部品を外刃カートリッジのみに限って、外刃交換
コストを削減する。 【解決手段】 外刃ホルダー16の内部にカートリッジ
枠18を配置する。カートリッジ枠18は外刃ホルダー
16に対して上下動可能に浮動支持し、ばね19で下降
付勢する。このカートリッジ枠18に対して、外刃カー
トリッジ17を着脱可能に装着することにより、外刃2
7を内刃11に常時密接できるようにする。外刃交換時
には、外刃カートリッジ17をカートリッジ枠18から
取り外すだけでよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、アーチ形に湾曲
する外刃を備えている電気かみそり、なかでも外刃の全
体が外刃ホルダーに対して上下動可能に支持され、ばね
で内刃と密着する向きに移動付勢してある、いわば浮動
支持型の外刃を備えている電気かみそりに関する。
【0002】
【従来の技術】この種の電気かみそりは、実開昭58−
112283号公報に見ることができる。そこでは、外
刃ホルダーの内面前後壁のそれぞれに、上下スライド自
在に案内支持される一対のスライド板を設け、アーチ形
の湾曲変形させた外刃の前後縁を各スライド板に係止装
着している。両スライド板は外ホルダーに装着した線ば
ねで、それぞれ下向きにスライド付勢してある。
【0003】この発明では、シート状の外刃がプラスチ
ック製の保形枠でアーチ形に保形された、ユニット部品
化された外刃カートリッジを用いるが、この種の電気か
みそりは特開平5−329280号公報に公知である。
そこでは、保形枠を前後一対の捻りコイル形のキックば
ねで押し下げ付勢することにより、外刃を内刃に密着さ
せている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一対のスライド板を線
ばねでスライド付勢する前者形態の電気かみそりにおい
ては、切れ味の落ちた外刃をスライド板から取り外した
後、新規な外刃をスライド板に係止装着することによ
り、外刃を更新できる。しかし、外刃を交換する際に、
誤って弾性限界を越えて屈曲させることがあり、こうし
た場合に刃面に折りぐせが付いたり、刃面を破損するこ
とがある。
【0005】この点ユニット部品化された外刃カートリ
ッジは、外刃が保形枠で常に保形保持してあるので、刃
面に損傷を与える可能性は極めて低い。問題は、外刃ホ
ルダーに装着したキックばねで保形枠を押し下げ付勢す
る構造をとるので、ユーザー自身の手による外刃カート
リッジとばねとの組み込みが難しく、止む得ず、外刃ホ
ルダーを上部ホルダーと下部ホルダーとで構成し、外刃
カートリッジ、およびばねを、これらが組み付けられる
上部ホルダーごと交換する形態をとっている。つまり、
外刃の交換時に廃棄される部品数が多く、その分だけコ
ストが高く付く。
【0006】この発明の目的は、ユニット部品化された
外刃カートリッジが外刃ホルダーに対して浮動支持して
ある電気かみそりにおいて、外刃カートリッジのみを換
装できるようにし、以て外刃交換に要するコストを削減
することにある。この発明の他の目的は、外刃を内刃に
常に密接させることができ、従ってどのようなひげそり
状態においても良好な切れ味を発揮できる浮動支持型の
外刃カートリッジを備えている電気かみそりを提供する
ことにある。この発明の目的は、ヘッドユニットが、本
体ケースに対して常に密接させることができ、従って電
気かみそりの姿勢の如何にかかわらず、良好な切れ味を
発揮できる電気かみそりを提供することにある。この発
明の他の目的は、外刃カートリッジの刃面を横軸回りに
回転駆動される内刃に対して常に密接させ、従ってどの
ようなひげそり状態においても良好な切れ味を発揮でき
る、ロータリ式の電気かみそりを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明の電気かみそり
は、かみそり上部に、モータ動力で駆動される内刃11
と、アーチ形断面の外刃27を備えている外刃カートリ
ッジ17と、外刃カートリッジ17を支持する外刃ホル
ダー16とが設けてある。外刃ホルダー16の内面にカ
ートリッジ枠18を配置し、この枠18を外刃ホルダー
16で上下動自在に、しかし抜け外れは不能に案内支持
する。さらに、両者16・18間に設けたばね19で下
降付勢する。カートリッジ枠18を、外刃カートリッジ
17を分離可能に装着する。
【0008】カートリッジ枠18は前後壁30・31お
よび左右壁32・33とで無端角枠状に形成する。前後
左右の各壁30〜33は、外刃ホルダー16の内面に設
けた案内面23で上下動自在に案内支持する。カートリ
ッジ枠18と外刃ホルダー16との間に、カートリッジ
枠18を抜け止め保持する一対の係合体24・25を設
ける。
【0009】カートリッジ枠18の前半側と後半側と
は、それぞれ独立して設けた複数個のばね19・19で
下降付勢する。
【0010】カートリッジ枠18と外刃ホルダー16と
の間に、カートリッジ枠18を押し下げ付勢する圧縮コ
イル形のばね19を配置する。
【0011】カートリッジ枠18の内面に、外刃カート
リッジ17に前後方向ないし左右方向の装填姿勢を規制
する位置決め体36を突設し、外刃カートリッジ17の
保形枠28に、位置決め体36と係合する溝29を設け
る。
【0012】内刃11を支持するヘッドユニット7が本
体ケース1に対して上下動可能に浮動支持してある電気
かみそりにおいて、外刃ホルダー16をヘッドユニット
7に対して着脱自在に装着する。
【0013】一対の係合体は、外刃ホルダー16と一体
化に形成した突起24と、突起24に対応してカートリ
ッジ枠18に設けた溝25とで構成する。
【0014】外刃ホルダー16に設けた突起24が、上
記の位置決め体36を兼ねるようにする。
【0015】横軸回りに回転する内刃11を備えている
ロータリ式の電気かみそりにおいて、内刃11の回転方
向上手側においてはカートリッジ枠18を下降付勢する
ばね19の張力を、内刃11の回転方向下手側において
カートリッジ枠18を下降付勢するばね19の張力より
大きく設定する。
【0016】
【作用および発明の効果】外刃ホルダー16の内面に設
けたカートリッジ枠18を、外刃ホルダー16に対して
上下動可能に浮動支持したうえで、ばね19で下降付勢
しておき、外刃カートリッジ17をカートリッジ枠18
に対して分離可能に装着するので、外刃カートリッジ1
7を交換する際には、外刃カートリッジ17をカートリ
ッジ枠18に対して着脱するだけで済む。つまり、外刃
27を内刃11に密接させるためのばね19に煩わされ
ることもなく、外刃カートリッジ17を容易に換装でき
るうえ、外刃交換時の廃棄部品を外刃カートリッジ17
のみに限って、そのコストを著しく削減できる。
【0017】カートリッジ枠18を前後左右の各壁30
〜33で無端角枠状に形成し、これらの各壁30〜33
を外刃ホルダー16の案内面23で案内支持すると、例
えば、前後壁30・31や左右壁32・33などの対向
する壁面のみを案内面23で案内支持する場合に比べ
て、カートリッジ枠18を安定した状態で上下にスライ
ド案内でき、カートリッジ枠18に偏荷重が作用するよ
うな場合にも、支障なく追随できる。一対の係合体24
・25は、カートリッジ枠18がばね19の付勢力を受
けて外刃ホルダー16から分離するのを防ぐために設け
られており、これらの係合体24・25をカートリッジ
枠18と外刃ホルダー16との間に設けると、各係合体
24・25をカートリッジ枠18および外刃ホルダー1
6と一体に形成することが可能となり、部品数を削減で
きる点で有利である。
【0018】カートリッジ枠18を複数個のばね19
で、枠前半側と枠後半側とに分けて下降付勢するのは、
内刃11との接触部を境いにして、外刃27の前縁の側
と後縁の側とのそれぞれにばね19の張力を作用させ、
外刃27を内刃11に対して常に密接させて、両者11
・27の間に隙間が生じるのを防ぐためである。つま
り、外刃の前後縁をばねで直接移動付勢した場合と同様
の密接作用を発揮するためであり、これにより切れ味を
向上できる。
【0019】圧縮コイル形のばね19でカートリッジ枠
18を押し下げ付勢するばね付勢構造によれば、カート
リッジ枠18の下方にばね19が露出するのを避けられ
るので、外刃カートリッジ17をカートリッジ枠18に
対して着脱する際に、保形枠28がばね19に引っ掛か
るのを防止できる。カートリッジ枠18が上下動する場
合の、カートリッジ枠18とばね19との相対移動がな
いので、カートリッジ枠18および外刃カートリッジ1
7を円滑に上下動させることができ、これにより外刃2
7を内刃11に対して常に密接できる。従って、ひげそ
り時に内刃11が繰り返し上下動するような状況におい
ても、外刃27を内刃11の動きに滑らかに追随させる
ことができる。
【0020】カートリッジ枠18の内面に位置決め体3
6を設けておくと、外刃カートリッジ17のカートリッ
ジ枠18に対する装填姿勢を常に適正なものとすること
ができ、とくに外刃27の後面に限ってひげ誘導溝が形
成してあるような場合に、外刃カートリッジ17を間違
いなく装填して、的確に使用できる。
【0021】ヘッドユニット7が本体ケース1に対して
浮動支持してある電気かみそりにおいて、外刃ホルダー
16をヘッドユニット7に対して着脱自在に装着する
と、ヘッドユニット7、即ち内刃11の上下動に追随し
て外刃ホルダー16を同行移動できるので、外刃27と
内刃11を常に密接する状態に維持できる。因みに、こ
の種の電気かみそりにおいて、外刃ホルダー16を本体
ケース1の側に装着すると、外刃ホルダー16と内刃1
1とが相対移動し得るので、外刃ホルダー17がカート
リッジ枠18を介して外刃ホルダー16に浮動支持して
あっても、外刃27と内刃11に対して完全に追随移動
できない状況が起こり得る。
【0022】外刃ホルダー16と一体に形成した突起2
4と、カートリッジ枠18に設けた溝25とで一対の係
合体を構成すると、溝25と外刃ホルダー16の側に設
ける場合に比べて、外刃ホルダー16の成形用金型の構
造を簡素化できる。また、突起24を利用して、カート
リッジ枠18に装着した外刃カートリッジ17を位置決
めできる。
【0023】ロータリ式の電気かみそりにおいては、内
刃11と外刃27とでひげを切断する際に、外刃27に
対して内刃11の回転方向に沿う切断力が作用する。こ
の切断力に抗して外刃27を位置保持し、ひげの切断を
確実に行うために、内刃11の回転方向上手側のばね1
9の張力を、他方のばね19の張力より大きく設定し
て、ひげ切断時に内刃11の回転下手側において、外刃
27が内刃11から浮き離れるのを阻止している。因み
に、内刃11の回転方向上手側の外刃27の端部を固定
してしまうと、ひげの切断負荷が大きくなった場合に、
外刃26を内刃11の切断力の方向へ逃がして負荷を軽
減することができないので、外刃27が破損するおそれ
がある。
【0024】
【実施例】図1ないし図8は、この発明を適用したロー
タリ式電気かみそりの実施例を示す。図2ないし図4に
おいて、電気かみそりは、上下面が開口する筒状の本体
ケース1と、本体ケース1の上面側から組み込まれるか
みそりユニット2と、本体ケース1に下面側から組み込
まれる底ケース3などで本体部を構成する。これら三者
1〜3は、底ケース3とかみそりユニット2をビスで締
結することにより一体化されている。
【0025】かみそりユニット2は、回路基板4や二次
電池5を支持するボディ6と、ボディ6で上下動自在に
支持されるヘッドユニット7とで構成してある。ヘッド
ユニット7の上面左右には、左右一対の内刃支持枠10
が設けてあり、両枠の上端間に横軸回りに回転する内刃
11を配置している。内刃11を回転駆動するために、
ヘッドユニット7の内部にモータ8を配置し、その回転
力をギヤ伝動機構9を介して内刃11に伝えている。ギ
ヤ伝動機構9はヘッドケース12と、図に向かって右方
の内刃支持枠10の内部に組み込んである。本体ケース
1の前面にはモータ起動用のスイッチノブ13が、また
背面にはきわぞり刃ユニット14(図5参照)が配置し
てある。かみそりユニット2を本体ケース1に組み付け
た状態において、ヘッドユニット7は、本体ケース1に
対して上下動できるよう、ボディ6で浮動支持してあ
る。
【0026】上記の本体部と、ヘッドユニット7に着脱
される外刃ホルダー16と、内刃清掃用の清掃具Cとで
電気かみそりを構成している。図1において外刃ホルダ
ー16の内部には、一個の部品としてユニット化してあ
る外刃カートリッジ17と、外刃カートリッジ17を着
脱するためのカートリッジ枠18およびカートリッジ枠
18を下降付勢する4個の圧縮コイル形のばね19など
が組み付けてある。
【0027】外刃ホルダー16は上下面が開口する中空
枠体からなり、その左右側壁と、前壁のそれぞれに、ヘ
ッドユニット7の左右側壁および前壁に外嵌する嵌合面
21を有する。さらに背面開口の両側に、ヘッドユニッ
ト7側のガイド壁7aと係合する嵌合リブ22が、それ
ぞれ背面下方へ向かって下り傾斜するように形成してあ
る(図5参照)。嵌合リブ22をガイド壁7aに沿って
スライド係合すると、外刃ホルダー16の全体がガイド
壁7aでヘッド背方へ引き寄せられるので、外刃ホルダ
ー16をヘッドユニット7に対してぐらつきなく装着で
きる。外刃ホルダー16の内面上方には、カートリッジ
枠18を上下動自在に案内する案内面23を設け、その
前後面壁のそれぞれにピン状の突起(係合体)24を設
けている。詳しくは、前面中央と後面の左右の合計3個
所に突起24を設けている。案内面23の上端に連続す
る前方および後方段部には、それぞれ左右一対のばね受
部26(図8参照)が凹み形成してある。
【0028】図6において、外刃カートリッジ17は、
電鋳品からなる外刃27と、外刃27を内刃11の周面
に沿う断面アーチ形に保形保持する保形枠28とで構成
する。保形枠28の前壁の中央一個所と、後壁の左右二
個所には、先の突起24に対応して溝29が切り欠き形
成してある。この溝29によって、外刃カートリッジ1
7の前後の装填方向を特定することができる。
【0029】カートリッジ枠18は、前後壁30・31
および左右壁32・33を一体に成形した無端角枠状の
プラスチック成形品からなり、前後壁30・31のそれ
ぞれに先の突起24に対応する溝(係合体)25を通設
する。さらに前後壁30・31の上面左右に、ばね19
用の受座34を形成する。前後左右の各壁30〜33を
外刃ホルダー16の案内面23に仮り組みし、ばね受部
26と受座34との間にばね19を介装した状態で、前
後壁30・31をたわみ変形させながら各溝25を各突
起24に嵌め込むことにより、カートリッジ枠18を外
刃ホルダー16と一体化する。図6および図7に示すよ
うに、カートリッジ枠18の四隅外面は大きく面取りさ
れていて、外刃ホルダー16の案内面23にも同様の面
取り面が設けてある。このように、スライド面の隅部の
それぞれに面取りを施すと、カートリッジ枠18が上下
スライドするときの隅部どうしの引っ掛かりを防止し
て、外刃カートリッジ17の上下動を円滑化できる。
【0030】この組み付け状態において、カートリッジ
枠18は、前後左右の各壁30〜33が案内面23で上
下スライド自在に案内され、前壁30および後壁31の
それぞれが、独立した2個ずつのばね19で押し下げ付
勢されている。さらに、各溝25と係合するピン状の突
起24で、カートリッジ枠18の全体が抜け外れ不能に
係合保持されている。先に述べた通り、突起24は外刃
カートリッジ17の装填姿勢を規定する位置決め体36
を兼ねていて、これに保形枠28の溝29を嵌め込むこ
とにより、外刃カートリッジ17をカートリッジ枠18
に対して適正に組むことができるうえ、外刃カートリッ
ジ17の装填状態を維持できる。
【0031】上記のように、カートリッジ枠18の前壁
30と後壁31とは、それぞれ2個ずつ配置したばね1
9で押し下げ付勢するが、内刃11の回転方向との関係
で、前側のばね19の合計ばね力に比べて、後側のばね
19の合計ばね力を大きく設定している。内刃11は、
その上周面において図8中矢印で示す向きに回転する
が、この回転方向上手側8(後側)に設けられるばね1
9の張力を大きく設定することにより、ひげ切断時の内
刃11の切断力によって外刃27が回転下手側へ引き寄
せられ、外刃27と内刃11との隙間が生じるのを防ぐ
ためである。但し、内刃11の切断負荷が異常に大きく
なると、外刃27は回転下手側へ変位して負荷を軽減で
きる。
【0032】外刃ホルダー16をヘッドユニット7から
取り外した状態においては、カートリッジ枠18はばね
19で待機位置に押し下げられており、従って外刃27
も外刃ホルダー16に対してやや沈み込んでいる。外刃
ホルター16をヘッドユニット7に嵌め込むと、内刃1
1が外刃カートリッジ17の内面に入り込み外刃27と
密接する。このとき、カートリッジ枠18は、図8に示
すように先の待機位置からばね19の押し下げ力に抗し
て上方へ移動している。つまり、カートリッジ枠18は
上下いずれの方向にも上下スライドでき、これにより外
刃27を内刃11に対して常に密接できるようにしてい
る。なお、外刃ホルダー16の左右壁の内面には、ヘッ
ドケース12の両側に設けたロック片37(図5参照)
と係合する係合部と、ロック片37をそのばねに抗して
ロック解除操作する解除ボタン38とが設けてあり、解
除ボタン38を押し込み操作することによって、外刃ホ
ルダー16をヘッドユニット7から取り外すことができ
る。
【0033】外刃カートリッジ17を交換する場合に
は、保形枠28の前後壁のいずれか一方を、カートリッ
ジ枠18の前後壁30・31から浮き離れるように弾性
変形させ、突起24と係合している溝29を外す。他方
の壁の溝29も同様にして突起24から外することによ
り、外刃カートリッジ17を外刃カートリッジ枠18か
ら分離できる。新規な外刃カートリッジ17は、溝29
の前後位置を突起24のそれに合致させた状態で、全体
をカートリッジ枠18内へ差し込むことにより、簡単に
装填できる。
【0034】上記の実施例におけるカートリッジ枠18
は、圧縮コイル形のばね19で下降付勢する代わりに、
従来から多用されている捻りコイル形のばねや板ばねな
どの金属ばねで下降付勢できる。さらに、独立形成した
プラスチック製のばねや、カートリッジ枠18と一体に
形成したプラスチック製のばねを用いることができる。
【0035】この発明は、図9および図10に示すよう
に、前後一対の内刃11を備えているロータリ式電気か
みそりにも適用できる。図9においては、各内刃11が
それぞれ専用のモータ8と、ギヤ伝動機構9を介して個
別に駆動され、しかも各内刃11に対応して設けたヘッ
ドユニット7・7が、独立して浮動支持されている。こ
の場合には、外刃ホルダー16を本体ケース1に着脱自
在に装着している。外刃ホルダー16の内部には、各内
刃11に対応して2個のカートリッジ枠18を配置し、
これらを先の実施例と同様に押し下げ付勢する。他は上
記の実施例と同じであるので、同じ部材に同じ符号を与
えて説明を省略する。以下の実施例においても同じとす
る。
【0036】図10は、上記のように、各内刃11に対
応して設けたモータ8およびギヤ伝動機構を、一個のヘ
ッドユニット7に組み込み、ヘッドユニット7を本体ケ
ース1に対して浮動支持している。この場合には、外刃
ホルダー16をヘッドユニット7に対して着脱自在に装
着する。外刃ホルダー16の内部には、各内刃11に対
応して2個のカートリッジ枠18を配置し、これらに外
刃カートリッジ17をそれぞれ装着する。
【0037】上記の各実施例においては、ヘッドユニッ
ト7が浮動支持してある場合について説明したが、その
必要はない。つまり、ヘッドユニット7が本体ケース1
に対して上下動不能に固定してある場合には、外刃ホル
ダー16は本体ケース1とヘッドユニット7のいずれに
でも着脱可能に装着することができる。
【0038】図11はこの発明を往復動型の電気かみそ
りに適用した実施例を示す。そこでは、外刃ホルダー1
6の内面に設けたカートリッジ枠18に、外刃カートリ
ッジ17を着脱可能に装着する。この場合は、内刃11
が回転しないので、全てのばね19の張力を同じにする
ことができる。なお、ばね19は図示を省略している。
【0039】上記以外に、カートリッジ枠18に装着し
た外刃カートリッジ17は、外刃ホルダー16をヘッド
ユニット7から取り外した状態において、カートリッジ
枠18から容易に外れなければよいので、例えばカート
リッジ枠18と保形枠28との間に設けた凹凸係合構造
によって、装着状態を維持することができる。カートリ
ッジ枠18は無端枠状であることが好ましいが、その一
部が分離されていてもよい。また、分割された前後一対
の枠体どうしが、一体成形ヒンジを介して連結してあっ
て、前枠体と後枠体とが独立して上下動できるように構
成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】外刃ホルダーの縦断側面図である。
【図2】電気かみそりの正面図である。
【図3】本体部の概略構造を示す説明図である。
【図4】外刃ホルダーを分離した状態の電気かみそりの
正面図である。
【図5】外刃ホルダーを分離した状態の電気かみそりの
側面図である。
【図6】外刃カートリッジとカートリッジ枠の斜視図で
ある。
【図7】図1におけるA−A線断面図である。
【図8】外刃ホルダーの装着状態を示す断面図である。
【図9】この発明の別の実施例を示す説明図である。
【図10】この発明のさらに別の実施例を示す説明図で
ある。
【図11】この発明のさらに別の実施例を示す説明図で
ある。
【符号の説明】
1 本体ケース 7 ヘッドユニット 11 内刃 16 外刃ホルダー 17 外刃カートリッジ 18 カートリッジ枠 19 ばね 24・25 係合体 27 外刃 28 溝

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 かみそり上部に、モータ動力で駆動され
    る内刃11と、アーチ形断面の外刃27を備えている外
    刃カートリッジ17と、外刃カートリッジ17を支持す
    る外刃ホルダー16とが設けてある電気かみそりであっ
    て、 外刃ホルダー16の内面に配置したカートリッジ枠18
    が、外刃ホルダー16で上下動自在に、しかし抜け外れ
    は不能に案内支持されて、両者16・18間に設けたば
    ね19で下降付勢されおり、 カートリッジ枠18に、外刃カートリッジ17が分離可
    能に装着してあることを特徴とする電気かみそり。
  2. 【請求項2】 カートリッジ枠18が前後壁30・31
    および左右壁32・33とで無端角枠状に形成されてお
    り、 前後左右の各壁30〜33が、外刃ホルダー16の内面
    に設けた案内面23で上下動自在に案内支持されてお
    り、 カートリッジ枠18と外刃ホルダー16との間に、カー
    トリッジ枠18を抜け止め保持する一対の係合体24・
    25が設けてある請求項1記載の電気かみそり。
  3. 【請求項3】 カートリッジ枠18の前半側と後半側と
    が、それぞれ独立して設けた複数個のばね19・19で
    下降付勢してある請求項1または2記載の電気かみそ
    り。
  4. 【請求項4】 カートリッジ枠18と外刃ホルダー16
    との間に、カートリッジ枠18を押し下げ付勢する圧縮
    コイル形のばね19が配置してある請求項1、2または
    3記載の電気かみそり。
  5. 【請求項5】 カートリッジ枠18の内面に、外刃カー
    トリッジ17に前後方向ないし左右方向の装填姿勢を規
    制する位置決め体36が突設されており、外刃カートリ
    ッジ17の保形枠28に、位置決め体36と係合する溝
    29が設けられている請求項1、2、3または4記載の
    電気かみそり。
  6. 【請求項6】 内刃11を支持するヘッドユニット7が
    本体ケース1に対して上下動可能に浮動支持されてお
    り、 外刃ホルダー16がヘッドユニット7に対して着脱自在
    に装着してある請求項1、2、3、4または5記載の電
    気かみそり。
  7. 【請求項7】 一対の係合体が、外刃ホルダー16と一
    体に形成した突起24と、突起24に対応してカートリ
    ッジ枠18に設けた溝25とで構成してある請求項2、
    3、4、5または6記載の電気かみそり。
  8. 【請求項8】 外刃ホルダー16に設けた突起24が、
    位置決め体36を兼ねている請求項5、6または7記載
    の電気かみそり。
  9. 【請求項9】 電気かみそりが横軸回りに回転する内刃
    11を備えているロータリ式の電気かみそりからなり、 内刃11の回転方向上手側においてはカートリッジ枠1
    8を下降付勢するばね19の張力が、内刃11の回転方
    向下手側においてカートリッジ枠18を下降付勢するば
    ね19の張力より大きく設定してある請求項1、2、
    3、4、5、6、7または8記載の電気かみそり。
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