JP2001026925A - 止水壁 - Google Patents

止水壁

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JP2001026925A
JP2001026925A JP11201028A JP20102899A JP2001026925A JP 2001026925 A JP2001026925 A JP 2001026925A JP 11201028 A JP11201028 A JP 11201028A JP 20102899 A JP20102899 A JP 20102899A JP 2001026925 A JP2001026925 A JP 2001026925A
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JP
Japan
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ground
water
water blocking
steel sheet
water cut
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Withdrawn
Application number
JP11201028A
Other languages
English (en)
Inventor
Fumio Shimizu
文夫 清水
Nobutaka Okutsu
宣孝 奥津
Masataka Takatsuka
正孝 竹束
Yasunari Kihara
康成 木原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
Original Assignee
Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
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Publication date
Application filed by Shimizu Construction Co Ltd, Shimizu Corp filed Critical Shimizu Construction Co Ltd
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Publication of JP2001026925A publication Critical patent/JP2001026925A/ja
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  • Consolidation Of Soil By Introduction Of Solidifying Substances Into Soil (AREA)
  • Bulkheads Adapted To Foundation Construction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐久性に優れるとともに、優れた止水性能を
発揮することができ、なおかつ、工費が嵩むものとなら
ないような止水壁を提供する。 【解決手段】 長尺に形成された複数のU字型鋼矢板の
側端縁同士を溶接により一体化して、止水壁構成体11
を形成し、複数の止水壁構成体11を、その側端縁同士
を接続させた状態で、地盤G中に連設するとともに、互
いに隣接する止水壁構成体11同士の間の接続部12の
周囲の地盤に地盤改良を施して地盤改良体13を形成し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地盤中に設置され
る止水壁に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の止水壁としては、例えば、図4
に示すような鋼矢板1,1,…を地盤G中に連設してな
るシートパイル2が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、廃棄
物処理場等において、内部の汚染水の外部への浸出を確
実に防止する技術のニーズが高まっている。廃棄物処理
場において、図4のような止水壁を用いた場合には、特
に、鋼矢板1同士の接続部(ジャンクション部)におけ
る止水性が問題となる。
【0004】従来、このような接続部の止水性を高める
には、鋼矢板1のうち接続部となる部分にあらかじめ止
水材を塗布しておくか、あるいは、接続部の周囲の地盤
を薬液注入等の手法により地盤改良する手法が用いられ
ていた。
【0005】しかしながら、止水材を塗布する方法で
は、長期の耐久性に問題があるほか、打ち込み時のジャ
ンクションの摩擦により塗布した材料の変質が懸念され
る。また、地盤改良による方法では、鋼矢板1同士のジ
ャンクション部ごとに改良を行う必要があるために、地
盤改良を行うべき箇所が多くなり、これにより、工費が
非常に増大する。
【0006】本発明は、このような事情に鑑みなされた
ものであり、耐久性に優れるとともに、優れた止水性能
を発揮することができ、なおかつ、工費が嵩むものとな
らないような止水壁を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明においては以下の手段を採用した。請求項1記
載の止水壁は、長尺に形成された複数の鋼矢板の側端縁
同士を溶接により一体化して、止水壁構成体を形成し、
複数の前記止水壁構成体を、その側端縁同士を接続させ
た状態で、地盤中に連設するとともに、互いに隣接する
止水壁構成体同士の間の接続部の周囲の地盤に地盤改良
を施したことを特徴としている。
【0008】このような構成とされるため、止水壁構成
体を、鋼矢板同士の間の止水性を確保した状態で形成す
ることができる。また、止水壁構成体同士の間は地盤改
良により止水性を確保することができる。この場合、従
来と異なり、全ての鋼矢板同士の間の接続部に対して、
周囲の地盤に改良を施す必要が無くなる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面に基づいて説明する。図1は、本発明の一実施の形態
を模式的に示す図であり、図中符号10は、廃棄物処分
場等に設置された止水壁を表す。この止水壁10は、複
数の止水壁構成体11を連設した構成となっている。ま
た、止水壁構成体11同士の接続部12の周囲の地盤G
のうち、堤内側(図中A方向)の一定領域は、地盤改良
が施された地盤改良体13となっている。
【0010】図2は、止水壁構成体11の構造を示す図
である。止水壁構成体11は、複数の長尺のU字型鋼矢
板15,…の側端縁15a同士を、溶接により一体化す
ることにより形成される。このとき、互いに隣接するU
字型鋼矢板15同士の間には、溶接部16が形成され
る。
【0011】このような止水壁10を形成するには、あ
らかじめ、複数のU字型鋼矢板15,…の側端縁15a
同士を溶接して一体化することにより止水壁構成体11
を形成しておき、この止水壁構成体11を地盤G内の設
置対象箇所に打設する。
【0012】図3に止水壁構成体11を地盤Gに対して
打設する際の状況を示す。図3中に示すように、止水壁
構成体11を打設する際には、クレーン等により懸吊さ
れた振動式ハンマ17により止水壁構成体11の上端部
11aを把持しておき、止水壁構成体11に振動を与え
ながら、止水壁構成体11を下降させ、地盤G中に嵌入
するようにする。
【0013】そして、複数の止水壁構成体11を地盤G
内に連設することにより、止水壁構成体11の側端縁1
1b(図2参照)同士を地盤G内において接続し、接続
部12を形成する。そして、接続部12の周囲の堤内側
の地盤Gに対して、薬液注入、噴射攪拌等の地盤改良を
施して、地盤改良体13を形成することにより、図1に
示したような止水壁10を得る。
【0014】以上述べた止水壁10においては、止水壁
構成体11を、U字型鋼矢板15同士の間の止水性を確
保した状態で形成することができ、また、止水壁構成体
11同士の接続部12においても地盤改良体13により
止水性を確保することができる。これにより、優れた止
水性能を得ることができる。この場合、従来と異なり、
全てのU字型鋼矢板同士の間の接続部に対して、止水材
を塗布したり、あるいは、全ての接続部の周囲の地盤に
改良を施す必要が無くないため、従来に比較して、耐久
性の向上を図ることができるとともに、工費を削減する
ことができる。
【0015】なお、上記実施の形態において、本発明の
趣旨を逸脱しない範囲内で他の構成を採用するようにし
てもよい。例えば、上記実施の形態において用いられて
いたU字型鋼矢板15に代えて、直線鋼矢板や、その他
の形状の鋼矢板を用いるようにしてもよい。また、止水
壁構成体11の地盤Gへの打設は、図3に示したような
方法に限らず、打ち込み工法を採用するようにしてもよ
い。また、止水壁構成体11の矢板面と直交する方向の
剛性が不足し、地盤Gに対する打ち込みが困難となる場
合には、止水壁構成体11に、鉛直方向に延在するリブ
を取り付けて剛性を確保するようにしてもよい。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の止水壁に
おいては、止水壁構成体を、鋼矢板同士の間の止水性を
確保した状態で形成することができ、また、止水壁構成
体同士の接続部の周囲の地盤に地盤改良を施すことによ
り止水性を確保することができる。これにより、優れた
止水性能を得ることができる。また、従来と異なり、全
ての鋼矢板同士の間の接続部に対して、止水材を塗布し
たり、あるいは、全ての接続部の周囲の地盤に改良を施
す必要が無くないため、従来に比較して、耐久性の向上
を図ることができるとともに、工費を削減することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態を模式的に示す止水壁
の平断面図である。
【図2】 図1に示した止水壁に用いられる止水壁構成
体を示す図であって、(a)は、その平面図、(b)
は、立面図である。
【図3】 図2に示した止水壁構成体を地盤中に打設す
る際の状況を示す側面図である。
【図4】 本発明の従来の技術を示すシートパイルの斜
視図である。
【符号の説明】
10 止水壁 11 止水壁構成体 11b 側端縁 15 U字型鋼矢板 15a 側端縁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 竹束 正孝 東京都港区芝浦一丁目2番3号 清水建設 株式会社内 (72)発明者 木原 康成 東京都港区芝浦一丁目2番3号 清水建設 株式会社内 Fターム(参考) 2D040 AA04 AB03 BB01 BD05 2D049 EA01 FB03 FB11 FB12 FC03 FC15 FD00 FE06

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長尺に形成された複数の鋼矢板の側端縁
    同士を溶接により一体化して、止水壁構成体を形成し、 複数の前記止水壁構成体を、その側端縁同士を接続させ
    た状態で、地盤中に連設するとともに、互いに隣接する
    止水壁構成体同士の間の接続部の周囲の地盤に地盤改良
    を施したことを特徴とする止水壁。
JP11201028A 1999-07-14 1999-07-14 止水壁 Withdrawn JP2001026925A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11201028A JP2001026925A (ja) 1999-07-14 1999-07-14 止水壁

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JP11201028A JP2001026925A (ja) 1999-07-14 1999-07-14 止水壁

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ID=16434260

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JP11201028A Withdrawn JP2001026925A (ja) 1999-07-14 1999-07-14 止水壁

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015187356A (ja) * 2014-03-27 2015-10-29 株式会社不動テトラ 多層遮水構造体の構築方法
CN110939139A (zh) * 2019-12-12 2020-03-31 中铁第一勘察设计院集团有限公司 基于桩后异型挡墙刚性接触的桩板墙结构及其构建方法

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