JP2001025023A - 映像ストリーム配信方法、配信システムならびに該方法のプログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 伝送路の容量以上の映像ストリームを、不正
に再生されることなく、提供者の意図したタイミングで
同時に多数の端末上で再生するための配信方法およびそ
のシステムを提供する。 【解決手段】 映像ストリーム分離装置１００と、複数
の映像ストリーム結合装置２００と、映像再生手段２５
０と、配信手段３００とを備えている。提供者は、少な
くとも２種類のフレーム種類で符号化する映像符号化方
式により映像を符号化して各フレームをパケットとし、
各パケットに識別符号を付与し、パケットをフレーム種
類ごとに分離し、時間差を設けて受信者に配信し、受信
者は、フレーム種類ごとに配信されたパケットを、その
パケットに付与された識別符号によって所定の順に並び
替えて結合し、映像ストリームとして再生することによ
り、原映像を得る

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は映像ストリーム配信
方法と配信システムとに関し、特に映像ストリーム分離
手段と映像ストリーム結合手段とを備えた映像ストリー
ム配信方法と配信システムに関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、映像を映像ストリームとして提供
者から受信者に送達する方法としては、エンコードした
映像情報をＣＤ−ＲＯＭなどの記録媒体に記録して受信
者に送付し、受信者は記録媒体から映像ストリームを取
得する方法や、エンコードした映像情報を通信手段を用
いて受信者に送付し、受信者は通信手段を介して映像ス
トリームを取得する方法が用いられていた。

【０００３】通信手段を用いて映像情報を伝送する場合
に、映像伝送を高効率で行うために、直前画像との差分
画像を伝送する技術も開発されている。

【０００４】一方、提供者側では同一の映像ストリーム
を同時に複数の受信者が視聴可能なように送信したいと
いう希望も多く、通信手段を用いた映像情報の同時伝送
も行われている。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】予め蓄積された映像ス
トリームを提供者の意図したタイミングで同時に多数の
端末上で再生する場合、リアルタイムに映像ストリーム
を流す方法では、映像ストリームと同じかそれ以上の伝
送容量の伝送路が必要であった。また、蓄積された映像
ストリームの全てのデータを、事前に伝送路で配信した
り、またはＣＤ−ＲＯＭなどの記録媒体で配布してお
き、提供者の意図したタイミングで再生の同期信号を伝
送路に流す方法でも少ない伝送容量で同様な同時再生を
実現することができるが、再生側で勝手にあるいは不正
に再生される可能性があり、それを防ぐためには暗号化
や鍵の配信などの不正な再生を防止する対策が必要であ
った。本発明の目的は、伝送路の容量以上の映像ストリ
ームを、不正に再生されることなく、提供者の意図した
タイミングで同時に多数の端末上で再生するための配信
方法およびそのシステムを提供することにある。

【０００６】

【課題を解決するための手段】本発明の映像ストリーム
配信方法は、映像ストリームを提供者から受信者に配信
する方法であって、提供者は、少なくとも２種類のフレ
ーム種類で符号化する映像符号化方式により映像を符号
化して各フレームをパケットとし、各パケットに識別符
号を付与し、パケットをフレーム種類ごとに分離し、時
間差を設けて受信者に配信し、受信者は、フレーム種類
ごとに配信されたパケットを、そのパケットに付与され
た識別符号によって所定の順に並び替えて結合し、映像
ストリームとして再生することにより、原映像を得る。

【０００７】フレーム種類は、１枚の画面を構成できる
情報を有するキーフレームと、前フレームとの差分情報
だけを有する差分フレームとであってもよく、設けられ
た時間差の後の時間帯に受信者に配信されるパケットの
フレーム種類が、１枚の画面を再生可能なキーフレーム
であり、そのキーフレームは多数の端末に１対多で配信
可能な伝送路を用いてデータ配信され、それ以前に受信
者に配信されるパケットは、単独では１枚の画像を構成
できる情報を有せず、多数の端末に１対多で配信可能な
伝送路を用いたデータ配信、１対１の伝送路を用いたデ
ータ配信、データを記録した記録媒体の物流の少なくと
も１つの手段により受信者に配信されてもよく、フレー
ム種類ごとに分離されたパケットが、いずれも多数の端
末に１対多で配信可能な電気通信サービスにより配信さ
れ、受信者は端末からその電気通信サービスに接続する
ことによってパケットを受信してもよく、フレーム種類
ごとに分離されたパケットが、いずれも多数の端末に配
信可能な電波によるデータ放送サービスにより配信さ
れ、受信者は端末からそのデータ放送サービスに接続す
ることによってパケットを受信してもよい。

【０００８】各パケットに付与される識別符号には、少
なくとも映像ストリームのフレームの順に付せられたシ
リアル番号を含んでいることが望ましい。

【０００９】本発明の映像ストリーム配信方法は、映像
ストリームを提供者から受信者に配信するシステムであ
って、提供者側の映像ストリーム分離装置と、複数の受
信者側の映像ストリーム結合装置と、その映像ストリー
ム結合装置と接続し、結合された映像ストリームから映
像を再生する映像再生手段と、映像ストリーム分離装置
から映像情報を複数の映像ストリーム結合装置に配信す
る配信手段とを備える。映像ストリーム分離装置は、映
像を入力する入力手段と、複数のフレーム種類で映像を
符号化する映像ストリーム生成手段と、フレームごとに
形成されるパケットに識別符号を付与し、フレーム種類
を判別するパケット分類手段と、フレーム種類ごとにパ
ケットを蓄積するパケット蓄積手段と、蓄積されたパケ
ットを所定の手順で外部に出力する出力手段とを備え
る。映像ストリーム結合装置は、映像ストリーム分離装
置から配信されたパケットを入力する入力手段と、その
パケットをフレーム種類ごとに蓄積するパケット蓄積手
段と、そのパケット蓄積手段からパケットを読み出して
識別符号によってそのパケットを映像ストリームのフレ
ーム順に並び替えてその識別符号を削除する組立手段
と、映像ストリームのフレーム順に並び替えられたパケ
ットを映像ストリームとして出力する出力手段とを備え
る。配信手段は、多数の端末に１対多で配信可能な電気
通信サービス、多数の端末に１対多で配信可能な電波に
よるデータ放送サービス、多数の端末に１対多で配信可
能な伝送路を用いたデータ配信、１対１の伝送路を用い
たデータ配信、データを記録した記録媒体の物流の少な
くとも１つである。

【００１０】映像ストリーム分離手段がさらに記録媒体
を備え、映像ストリーム分離手段の各制御手段はその記
録媒体に記録された映像ストリーム分離プログラムによ
り制御できてもよく、映像ストリーム結合手段がさらに
記録媒体を備え、映像ストリーム結合手段の各制御手段
はその記録媒体に記録された映像ストリーム結合プログ
ラムにより制御できてもよい。

【００１１】本発明のプログラムを記録した記録媒体
は、映像から複数のフレーム種類で符号化された情報ス
トリームを生成し、識別符号を付してフレームの種類ご
とに時間差を設けて受信者に出力するための制御プログ
ラムを記録する。

【００１２】別の態様では、提供者が複数のフレーム種
類ごとに配信したパケットを所定の順序に結合して映像
ストリームとして映像を再生するための制御プログラム
を記録する。

【００１３】本発明では、映像ストリームを２つあるい
はそれ以上のデータに分離し、提供者の意図した再生タ
イミングよりも以前に、一方のデータを多数の再生側端
末に伝送あるいは記録媒体の配布により配信し、提供者
が意図したタイミングに配信されたもう一方のデータと
結合することによって、元の映像ストリームを再生す
る。

【００１４】例えば、映像ストリームが、フレーム内で
１画面全ての情報を持つＩフレームと、それ以前のフレ
ームとの差分などの情報を持つＰフレームとで構成され
る場合、Ｐフレームを記録媒体に蓄積して予め再生側に
配布しておき、その後、提供者が意図したタイミングで
データ放送などの伝送路を通じてＩフレームを配信す
る。

【００１５】再生側では、予め記録媒体からＰフレーム
を読み出しておき、伝送路から受信したＩフレームと結
合することによって、もとの映像ストリームを再現す
る。結合するにあたり、フレームの順序を維持する必要
があるため、符号化後のフレームにシリアル番号を昇順
に付与する。このように、Ｉフレームをリアルタイムに
送る伝送容量しか持たない伝送路においても、Ｉフレー
ムとＰフレームを合わせた、より大きな伝送容量が必要
とされる映像ストリームを提供者が意図したタイミング
で配信し、再生することができる。

【００１６】

【発明の実施の形態】次に、本発明の映像ストリーム配
信システムの実施の形態について図面を参照して説明す
る。本発明の映像ストリーム配信システムは、１つの映
像ストリームを２つあるいはそれ以上の種類のデータに
分離し、それぞれを別々に配信（配布）することによっ
て、小さな伝送容量しか持たないデータ配信（放送）シ
ステムでも、それ以上の容量の映像ストリームの同時の
再生を多数の端末上で実現する。例えば、ＭＰＥＧなど
の映像符号化方式では、１枚の画面を構成できる情報を
持ったキーフレームと、前のフレームとの差分情報だけ
を持つ差分フレームとに分けられる。このうち差分情報
だけを予め再生側に配信（配布）しておき、後に送られ
るキーフレームと合わせることで、元の大容量な映像を
それよりも小さな容量しか持たない配信システムで提供
できる。キーフレームの配信に同時に多数の端末に配信
可能な伝送手段を用いることにより、同時に映像再生を
行うようなサービスを提供することができる。

【００１７】予め差分情報を配布しなければならないた
め、映像は配信する時刻よりも少し前にエンコードされ
た映像か、予め蓄積された映像でなければならない。蓄
積された映像であれば、配布する媒体に全ての映像を含
めることも可能だが、その場合、再生側で勝手にあるい
は不正に再生されてしまう可能性がある。本発明によ
り、映像のキーとなるデータ以外を再生前に配信（配
布）しておき、再生する時、初めてキーとなるデータを
配信することによって、不正な再生を防止することがで
きる。

【００１８】図１は本発明の情報ストリームを複数の情
報フレーム種類で伝送するイメージを説明するための模
式図である。図１に示したように映像ストリームが、フ
レーム内で１画面全ての情報を持つＩフレームと、それ
以前のフレームとの差分などの情報を持つＰフレームで
構成される場合、Ｐフレームを記録媒体に蓄積して予め
再生側に配布しておき、その後、提供者が意図したタイ
ミングでデータ放送などの伝送路を通じてＩフレームを
配信する。再生側では、予め記録媒体からＰフレームを
読み出しておき、伝送路から受信したＩフレームと結合
することによって、もとの映像ストリームを再現する。
結合するにあたり、フレームの順序を維持する必要があ
るため、符号化後のフレームにシリアル番号が昇順に付
与される。このように、Ｉフレームをリアルタイムに送
る伝送容量しか持たない伝送路においても、Ｉフレーム
とＰフレームを合わせた、より大きな伝送容量が必要と
される映像ストリームを提供者が意図したタイミングで
配信し、再生することができる。ここではＩフレームと
Ｐフレームを例として説明したがこれに限定されるもの
ではなく、伝送容量を縮減できる複数のフレーム種類で
あればよい。

【００１９】図２は本発明の第１の実施の形態の映像ス
トリーム配信システムのブロック構成図である。本発明
の第１の実施の形態の映像ストリーム配信システム１
は、提供者側の映像ストリーム分離装置１００と、複数
の受信者側の映像ストリーム結合装置２００と、結合さ
れた映像ストリームから映像を再生する映像再生手段２
５０と、映像ストリーム分離装置１００から映像情報を
複数の映像ストリーム結合装置２００に配信する配信手
段３００とを備えている。

【００２０】映像ストリーム分離装置１００は、映像を
入力する入力手段１１０と、複数のフレーム種類で映像
を符号化する映像ストリーム生成手段１２０と、フレー
ムごとに形成されるパケットに識別符号を付与し、フレ
ーム種類を判別するパケット分類手段１３０と、フレー
ム種類ごとにパケットを蓄積するパケット蓄積手段１４
０と、蓄積されたパケットを所定の手順で外部に出力す
る出力手段１５０とを備えている。

【００２１】映像ストリーム結合装置２００は、映像ス
トリーム分離装置１００から配信されたパケットを入力
する入力手段２１０と、そのパケットをフレーム種類ご
とに蓄積するパケット蓄積手段２２０と、そのパケット
蓄積手段２２０からパケットを読み出して識別符号によ
ってそのパケットを映像ストリームのフレーム順に並び
替えてその識別符号を削除する組立手段２３０と、映像
ストリームのフレーム順に並び替えられたパケットを映
像ストリームとして出力する出力手段２４０とを備えて
いる。

【００２２】配信手段３００は、キーフレームのパケッ
トを配信する第１の配信手段３１０とキーフレーム以外
のフレームのパケットを配信する第２の配信手段３２０
とを備え、これらの配信手段３１０、３２０は、多数の
端末に１対多で配信可能な電気通信サービス、多数の端
末に１対多で配信可能な電波によるデータサービス、多
数の端末に１対多で配信可能な伝送路を用いたデータ配
信、１対１の伝送路を用いたデータ配信、データを記録
したＦＤ、ＣＤ−ＲＯＭ、ＤＶＤ等の記録媒体の物流な
どから配信システムの目的と運用の形態によって選択さ
れる。キーフレーム以外のフレームのパケットを第１の
配信手段で配信してもよい。第１の配信手段３１０は例
えばテレドーム（登録商標）と呼ばれる多数の端末に同
時に配信可能な電気通信サービスや、電波を使ったデー
タ放送など、同時に多数の端末に配信可能な伝送手段が
用いられることが多く、第２の配信手段ではさらに通信
回線を用いた伝送手段や、映像情報の蓄積されたＦＤや
ＣＤ−ＲＯＭやＤＶＤなどの記録媒体の物流手段が用い
られる。

【００２３】次に映像ストリーム分離装置１００の構成
について詳細に説明する。図３は図２の映像ストリーム
分離装置のブロック構成図である。映像ストリーム分離
装置１００は入力手段１１０、映像ストリーム生成手段
１２０、パケット取得手段１３１、シリアル番号付与手
段１３２、判別手段１３３、第１のパケット蓄積手段１
４１、第２のパケット蓄積手段１４２〜第ｎのパケット
蓄積手段１４ｎ、配信手段１５１、パケット事前配布手
段１５２、および制御部１６０を備える。

【００２４】映像ストリーム生成手段１２０は、入力手
段１１０からビデオのＮＴＳＣ信号などの映像を入力
し、２種類以上のフレーム種類を持った符号化方式によ
り符号化するための手段であって、例えば、Ｈ．２６１
やＭＰＥＧｌなど、２種類以上のフレームにより映像ス
トリームを構成する符号化方式を採用したエンコーダ装
置を用いることができる。

【００２５】パケット取得手段１３１は、符号化された
一連の映像ストリームを各フレームに対応するパケット
単位で取得する手段であり、シリアル番号付与手段１３
２は、映像ストリームのフレーム順にそれぞれのパケッ
トにシリアル番号を付与する手段であり、判別手段１３
３は、それぞれのパケットのフレームの符号化の際に用
いられたフレーム種類を判別する手段であり、第１のパ
ケット蓄積手段１４１、第２のパケット蓄積手段１４２
〜第ｎのパケット蓄積手段１４ｎは、それぞれ同じ種類
のフレームのパケットを蓄積する手段であって、コンピ
ュータ内部のメモリやＣＤ−ＲＯＭなどの蓄積媒体であ
ってもよい。

【００２６】パケット事前配布手段１５２は、少なくと
も１つのパケット蓄積手段１４１、１４２〜１４ｎに蓄
積された所定のパケットを映像ストリーム結合装置２０
０に事前に配布する手段であって、例えば、コンピュー
タ内部のメモリに蓄積されたデータを伝送路を経て配信
してもよいし、ＦＤやＣＤ−ＲＯＭなどの蓄積媒体を物
流手段により配布してもよい。配信手段１５１は、通信
回線や電波を使ったデータ放送などの伝送路などを使っ
て配信の指示に合わせてリアルタイムにキーフレームと
なるパケットを送信する手段である。

【００２７】制御部１６０は映像ストリーム分離システ
ム制御プログラムにより各手段を制御する手段である。

【００２８】次に映像ストリーム分離方法を説明する。
図４は図３の映像ストリーム分離装置を用いた映像スト
リーム分離方法を示すフローチャートである。ここで
は、説明を簡単にするため、フレーム種類にはフレーム
内に一画面の情報を持つキーフレームと、以前のフレー
ムとの差分に関する情報を持つ差分フレームとの２種類
があるものとし、１つのフレームは１つのパケットによ
り構成され、映像ストリームはこれらのパケットが複数
に連続して構成されたデータ群であるとして説明する。

【００２９】処理を開始すると（Ｓ１０１）、配信した
い映像を入力し（Ｓ１０２）、映像ストリーム生成手段
１２０により、配信したい映像をエンコーダ装置に入力
し、２種類のフレーム種類で構成された映像ストリーム
に符号化する（Ｓ１０３）。パケット取得手段１３１
で、映像ストリーム生成手段１２０で生成された映像ス
トリームをパケット単位で取得する（Ｓ１０４）。ここ
では映像ストリーム生成手段１２０が映像ストリーム分
離装置１００内にあるものとしたが映像ストリーム生成
手段１２０は外部にあってもよく、エンコーダ装置が生
成した映像ストリームのパケットをＬＡＮに送出する場
合には、ＬＡＮ上に流れるパケットを受信する。

【００３０】次に、映像ストリームの連続性を維持する
ために、シリアル番号付与手段１３２で各パケットに受
信した順にシリアル番号を付与する（Ｓ１０５）。ま
た、映像ストリームが複数存在する場合や伝送路などが
異なる場合を考慮して、映像ストリームや伝送路に関す
る情報をＩＤなどで表現し、シリアル番号と合わせて付
与しておけば、再生側での管理が容易に行える。

【００３１】次に判別手段１３３で、パケットがキーフ
レームであるか、差分フレームであるかを判別する（Ｓ
１０６）。判断基準は符号化の方式により異なるが、例
えば、パケットサイズが他のパケットと比ベて大きいも
のがキーフレームであるという簡略的なものでも良い。
パケットがキーフレームの場合は（Ｓ１０６Ｙ）、第１
のパケット蓄積手段１４１にパケットを蓄積し（Ｓ１０
７）、パケットが差分フレームの場合は（Ｓ１０６
Ｎ）、第２のパケット蓄積手段１４２にパケットを蓄積
する（Ｓ１０８）。第１のパケット蓄積手段１４１、第
２のパケット蓄積手段１４２〜第ｎのパケット蓄積手段
１４ｎは、判別手段により区別された種類別に、コンピ
ュータ内部のメモリやハードデイスク、あるいはＦＤや
ＣＤ−ＲＯＭなどの媒体にパケットを蓄積する。ここで
蓄積されたキーフレーム以外のパケット群は、パケット
事前配布手段１５２において、店頭配布や郵送などによ
る配布や、データ放送やインターネットなどの配信によ
り、映像を再生する前に事前に配られるため、これらの
配信（配布）手段に応じて蓄積媒体を選ぶ必要がある。
キーフレームのパケット群は配信手段１５１で通信回線
や電波を使ったデータ放送などの伝送路などを使って配
信するのでコンピュータ内部のメモリやハードデイスク
に記憶することが望ましい。

【００３２】パケットの蓄積が完了すると（Ｓ１０９
Ｙ）、差分フレームの配布の指示を待機する（Ｓ１１０
Ｎ）、差分フレームの配布が指示されると（Ｓ１１０
Ｙ）、パケット事前配布手段１５２を選択し（Ｓ１１
１）、第２のパケット蓄積手段１４２のパケットを出力
する（Ｓ１１２）。パケット事前配布手段１５２は、配
信手段１５１よりも前に、判別手段１３３により区別さ
れた一部の映像ストリームを再生側に配信（配布）す
る。配信手段１５１で使用する伝送路を利用することも
可能であるが、その場合には、配信手段１５１よりも先
に配信を実行し、完了しておかなければならない。

【００３３】次にキーフレームの配布の指示を待機し
（Ｓ１１３Ｎ）、キーフレームの配布が指示されると
（Ｓ１１３Ｙ）、配信手段１５１を選択し（Ｓ１１
４）、第１のパケット蓄積手段１４１のパケットを出力
する（Ｓ１１５）。出力するキーフレームのシリアル番
号が送信されている差分フレームの最終シリアル番号以
下であるかを確認し（Ｓ１１６）、差分フレームの最終
シリアル番号以下でない場合は（Ｓ１１６Ｎ）、差分フ
レームの最終シリアル番号以下となるまでキーフレーム
の出力を保留し（Ｓ１１８）、差分フレームの最終シリ
アル番号以下の場合はキーフレームの出力が完了するま
で出力を継続し（Ｓ１１７Ｎ）、キーフレームの出力が
完了すると（Ｓ１１７Ｙ）、処理を終了する（Ｓ１１
９）。

【００３４】配信手段１５１は、映像の提供者が意図し
た時点で伝送路を通じて、パケット事前配布手段１５２
で配信（配布）した残りのパケットをリアルタイムに順
次配信していく。

【００３５】以上により、元の大容量な映像をそれより
も小さな容量しか持たない伝送路を使って、映像提供者
の意図したタイミングで配信し、再生させることができ
る。次に映像ストリーム結合装置２００の構成について
説明する。図５は図２の映像ストリーム結合装置のブロ
ック構成図である。映像ストリーム結合装置２００は入
力手段２１０、第１のパケット蓄積手段２２１、第２の
パケット蓄積手段２２２〜第ｎのパケット蓄積手段２２
ｎ、パケット取得手段２３１、並べ替え手段２３２、シ
リアル番号削除手段２３３、出力手段２４０、および制
御部２６０を備え、出力手段２４０の出力はＬＡＮを経
由して映像再生手段２５０に入力し映像ストリームから
映像を再生する。ここでは映像再生手段２５０とはＬＡ
Ｎで接続されていることとしているが映像ストリーム結
合手段２００の中に包含されていてもよい。

【００３６】入力手段２１０は映像ストリーム分離手段
１００のパケット事前配布手段１５２、配信手段１５１
を経由して映像ストリーム分離手段１００の第１のパケ
ット蓄積手段１４１、第２のパケット蓄積手段１４２〜
第ｎのパケット蓄積手段１４ｎから配布あるいは配信さ
れた映像ストリームの分離されたパケットを入力し、そ
れぞれに対応する第１のパケット蓄積手段２２１、第２
のパケット蓄積手段２２２〜第ｎのパケット蓄積手段２
２ｎに出力する。

【００３７】第１のパケット蓄積手段２２１、第２のパ
ケット蓄積手段２２２〜第ｎのパケット蓄積手段２２ｎ
は、映像ストリーム分離手段１００から配布された映像
ストリームを構成するフレームがパケットとして蓄積さ
れているＦＤやＣＤ−ＲＯＭやＤＶＤなどの記録媒体や
コンピュータの内部メモリでよい。

【００３８】その内の一つのパケット蓄積手段は、映像
ストリーム分離手段１００の配信手段１５１から伝送路
を経由して入力した映像ストリームのキーフレームをパ
ケットとして蓄積する手段で、インターネットやデータ
放送などから情報を受信して蓄積する、コンピュータの
内部メモリやハードデイスクなどである。

【００３９】パケット取得手段２３１は、第１のパケッ
ト蓄積手段２２１、第２のパケット蓄積手段２２２〜第
ｎのパケット蓄積手段２２ｎに蓄積されたパケットを、
各蓄積手段から読み出す手段である。

【００４０】並ベ替え手段２３２は、各蓄積手段からパ
ケット取得手段２３１で取得したパケツトを、パケット
に付与されたシリアル番号の小さい順に結合して出力す
る手段である。

【００４１】シリアル番号削除手段２３３は、パケット
に付与されたシリアル番号の部分を取り除く手段であっ
て、さらに映像ストリームや伝送路に関連して付与され
たＩＤなどがあればそれも含めて削除する。これにより
映像ストリームが再生される。

【００４２】出力手段２４０は、取得された映像ストリ
ームを、映像再生手段２５０に送出する手段である。

【００４３】制御部２６０は映像ストリーム結合システ
ム制御プログラムにより各手段を制御する手段である。

【００４４】映像再生手段２５０は、映像ストリームか
ら映像を再生するための手段である。

【００４５】次に映像ストリーム結合方法を説明する。
図６は図５の映像ストリーム結合装置を用いたの映像ス
トリーム結合方法を示すフローチャートである。ここで
は、説明を簡単にするため、フレーム内で一画面の情報
を持つキーフレームと、以前のフレームとの差分に関す
る情報を持つ差分フレームとの２種類があるものとし、
１つのフレームは１つのパケットにより構成され、映像
ストリームはこれらのパケットが複数に連続して構成さ
れたデータ群であるとして説明する。

【００４６】処理を開始すると（Ｓ２０１）、入力手段
２１０で映像ストリーム分離装置１００のパケット事前
配布手段１５２から配信されたパケットを取得し（Ｓ２
０２）、映像ストリーム分離装置１００のパケット蓄積
手段１４０に対応したパケット蓄積手段２２０に蓄積す
る（Ｓ２０３）。パケット事前配布手段１５２から配信
されたパケットの組立指示を待機し（Ｓ２０４Ｎ）、組
立指示があれば（Ｓ２０４Ｙ）、パケット取得手段２３
１でパケット蓄積手段２２０より対象となるパケットを
取得し（Ｓ２０５）、並べ替え手段２３２で各パケット
に付与されているシリアル番号の小さい順から順にパケ
ットを並べ替え（Ｓ２０６）、キーフレームのパケット
の取得を待機する（Ｓ２０９Ｎ）。

【００４７】一方、入力手段２１０で映像ストリーム分
離装置１００の配信手段１５１から配信されたキーフレ
ームのパケットを取得し（Ｓ２０７）、映像ストリーム
結合装置２００のキーフレームのパケット用のパケット
蓄積手段２２０に蓄積する（Ｓ２０８）。

【００４８】キーフレームのパケットを取得すると（Ｓ
２０９Ｙ）、全パケットの組立指示を待機し（Ｓ２１０
Ｎ）、全パケットの組立指示があると（Ｓ２１０Ｙ）、
パケット取得手段２３１はキーフレームのパケットを取
得し（Ｓ２１１），並べ替え手段２３２で各パケットに
付与されているシリアル番号の小さい順から順に全パケ
ットを並べ替えて結合し（Ｓ２１２）、シリアル番号削
除手段２３３で各パケットに付与されているシリアル番
号を含む識別符号を削除し（Ｓ２１３）、取得した映像
ストリームを出力手段２４０より出力し（Ｓ２１４）、
映像再生手段２５０で映像を再生し（Ｓ２１５）、処理
を終了する（Ｓ２１６）。

【００４９】ステップＳ２０２では、入力手段２１０が
物流で取得した映像ストリームを構成するフレームがパ
ケットとして蓄積されている記録媒体からＣＤ−ＲＯＭ
再生機などによりパケットを読み出したり、接続したコ
ンピュータの内部メモリから、パケット単位で読み出し
てもよい。

【００５０】ステップ２０５では、受信したパケットの
中に対象とする映像ストリームのパケットとは異なる映
像ストリームがある場合には、パケットに付与された映
像ストリームや伝送路情報などのＩＤを参照して、異な
るパケツトは削除するようにフイルタリングすることが
できる。

【００５１】ステップ２０７は、映像ストリームを構成
するキーフレームをパケットとして伝送路を通じて受信
するステップであり、インターネットやデータ放送など
を通じて受信し、コンピュータの内部メモリやハードデ
イスクなどに蓄積する。

【００５２】ステップ２１４では、ステップ２１５で使
用する映像ストリームの再生装置あるいはコンピュータ
上で起動している再生ソフトウェアに対応してパケット
を送出する。例えば、ＬＡＮにパケツトを送出し、映像
再生装置がＬＡＮ上から受信する形態でもよい。

【００５３】以上により、元の大容量な映像を、それよ
りも小さな容量しか持たない伝送路を使って、映像提供
者の意図したタイミングで受信し、再生することができ
る。次に、本発明の第２の実施の形態の映像ストリーム
配送システムについて図面を参照して説明する。図７は
本発明の第２の実施の形態の映像ストリーム配送システ
ムの模式的ブロック構成図である。

【００５４】図７は、図２に示した本発明の第１の実施
の形態の映像ストリーム配信システム１の映像ストリー
ム分離装置１００と映像ストリーム結合装置２００と
を、装置を構成するコンピュータとして示したものであ
り、コンピュータはモデム、キーボード、ポインティン
グデバイス等の入力部１０、５０、モデム、プリンタ、
ディスプレイ等の出力部２０、６０、データ処理装置３
０、７０、記憶部４０、８０および記録媒体５１、５２
を備える。

【００５５】記録媒体５１には各部の動作を制御できる
本発明の映像ストリーム分離システム制御プログラムが
記録されており、記録媒体５２には各部の動作を制御で
きる本発明の映像ストリーム結合システム制御プログラ
ムが記録されており、いずれもＦＤ、ＣＤ−ＲＯＭ、半
導体メモリ等が用いられる。記録媒体５１、記録媒体５
２の双方が備えられていることとして説明したが、いず
れか片方のみが備えられていてもよい。

【００５６】映像ストリーム配信システムの構成や映像
ストリーム配信方法は第１の実施の形態と同じなので説
明を省略する。

【００５７】映像から複数のフレーム種類で符号化され
た情報ストリームを生成し、識別符号を付してフレーム
の種類ごとに時間差を設けて受信者に出力するための制
御プログラムは、記録媒体５１からデータ処理装置３０
に読み込まれデータ処理装置３０の動作を制御する。デ
ータ処理装置３０は制御プログラムの制御により以下の
処理を実行する。

【００５８】即ち、少なくとも２種類のフレーム種類で
符号化する映像符号化方式により映像を符号化して各フ
レームをパケットとする処理と、各パケットに識別符号
を付与する処理と、パケットをフレーム種類ごとに分離
して蓄積する処理と、蓄積されたパケットを所定のタイ
ミングに所定の配信手段で受信者に配信する処理と、を
実行する。

【００５９】提供者が複数のフレーム種類ごとに配信し
たパケットを所定の順序に結合して映像ストリームとし
て映像を再生するための制御プログラムは、記録媒体５
２からデータ処理装置７０に読み込まれデータ処理装置
７０の動作を制御する。データ処理装置７０は制御プロ
グラムの制御により以下の処理を実行する。

【００６０】即ち、フレーム種類ごとに配信されたパケ
ットを、フレーム種類ごとに蓄積する処理と、フレーム
種類ごとに蓄積されたパケットを読み出し、そのパケッ
トに付与された識別符号によってそのパケットを映像ス
トリームの流れの順に並び替えて結合し、識別番号を削
除する処理と、得られた映像ストリームを出力する処理
と、その映像ストリームがら映像を再生する処理と、を
実行する。

【００６１】

【発明の効果】以上説明したように本発明は、提供した
い映像ストリームの一部を予め再生側に配信しておくこ
とで、容量の小さな伝送路でもそれ以上の容量の伝送路
を必要とする映像ストリームを配信できるという効果が
ある。。

【００６２】また、映像ストリームを符号化したデータ
のうち、前のフレームとの差分情報を持ったものだけを
予め配信しておけば、それだけでは映像として再生する
ことは不可能であるから、不正に再生することができな
いという効果がある。１画面を構成できるキーフレーム
を提供者が配信し、差分フレームと結合させることによ
って、映像ストリームが再生可能となる。

【００６３】キーフレームを多数の端末に同時に配信可
能な伝送路を用いてキーフレームをデータ配信すること
により、複数の受信者が同時に映像として再生可能とす
ることができるできるという効果がある。

【００６４】さらに、事前に配布されたデータを持った
端末だけが再生できるため、再生可能な端未を限定する
こともできるという効果もある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の情報ストリームを複数の情報フレーム
種類で伝送するイメージを説明するための模式図であ
る。

【図２】本発明の第１の実施の形態の映像ストリーム配
信システムのブロック構成図である。

【図３】図２の映像ストリーム分離装置のブロック構成
図である。

【図４】図３の映像ストリーム分離装置を用いた映像ス
トリーム分離方法を示すフローチャートである。

【図５】図２の映像ストリーム結合装置のブロック構成
図である。

【図６】図５の映像ストリーム結合装置を用いたの映像
ストリーム結合方法を示すフローチャートである。

【図７】本発明の第２の実施の形態の映像ストリーム配
送システムの模式的ブロック構成図である。

【符号の説明】

１ 映像ストリーム配信システム １０、５０ 入力部 ２０、６０ 出力部 ３０、７０ データ処理装置 ４０、８０ 記憶部 ５１、５２ 記録媒体 １００ 映像ストリーム分離装置 １１０、２１０ 入力手段 １２０ 映像ストリーム生成手段 １３０ パケット分類手段 １３１ パケット取得手段 １３２ シリアル番号付与手段 １３３ 判別手段 １４０、２２０ パケット蓄積手段 １４１、２２１ 第１のパケット蓄積手段 １４２、２２２ 第２のパケット蓄積手段 １４ｎ、２２ｎ 第ｎのパケット蓄積手段 １５０、２４０ 出力手段 １５１ 配信手段 １５２ パケット事前配布手段 １６０、２６０ 制御部 ２３０ 組立手段 ２３１ パケット取得手段 ２３２ 並べ替え手段 ２３３ シリアル番号削除手段 ２５０ 映像再生手段 ３００ 配信手段 ３１０ 第１の配信手段（キーフレーム用） ３２０ 第２の配信手段 Ｓ１０１〜Ｓ１１９、Ｓ２０１〜Ｓ２１６ ステップ

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岸田 克己 東京都新宿区西新宿三丁目19番２号 日本 電信電話株式会社内 Ｆターム(参考） 5C059 MA05 PP05 PP06 RB02 RB15 RE15 UA34 5C064 BA02 BB05 BC06 BC10 BC16 BD08 BD09

Claims (11)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 映像ストリームを提供者から受信者に配
   信する方法であって、 提供者は、少なくとも２種類のフレーム種類で符号化す
   る映像符号化方式により映像を符号化して各フレームを
   パケットとし、各パケットに識別符号を付与し、前記パ
   ケットを前記フレーム種類ごとに分離し、時間差を設け
   て受信者に配信し、 受信者は、前記フレーム種類ごとに配信された前記パケ
   ットを、該パケットに付与された前記識別符号によって
   所定の順に並び替えて結合し、映像ストリームとして再
   生することにより、原映像を得ることを特徴とする映像
   ストリーム配信方法。
2. 【請求項２】 前記フレーム種類は、１枚の画面を構成
   できる情報を有するキーフレームと、前フレームとの差
   分情報だけを有する差分フレームとである請求項１に記
   載の映像ストリーム配信方法。
3. 【請求項３】 設けられた時間差の後の時間帯に受信者
   に配信される前記パケットのフレーム種類が、１枚の画
   面を再生可能なキーフレームであり、該キーフレームは
   多数の端末に１対多で配信可能な伝送路を用いてデータ
   配信され、それ以前に受信者に配信される前記パケット
   は、単独では１枚の画像を構成できる情報を有せず、多
   数の端末に１対多で配信可能な伝送路を用いたデータ配
   信、１対１の伝送路を用いたデータ配信、データを記録
   した記録媒体の物流の少なくとも１つの手段により受信
   者に配信される請求項１に記載の映像ストリーム配信方
   法。
4. 【請求項４】 前記フレーム種類ごとに分離された前記
   パケットが、いずれも多数の端末に１対多で配信可能な
   電気通信サービスにより配信され、受信者は端末から該
   電気通信サービスに接続することによって前記パケット
   を受信する請求項１に記載の映像ストリーム配信方法。
5. 【請求項５】 前記フレーム種類ごとに分離された前記
   パケットが、いずれも多数の端末に配信可能な電波によ
   るデータ放送サービスにより配信され、受信者は端末か
   ら該データ放送サービスに接続することによって前記パ
   ケットを受信する請求項１に記載の映像ストリーム配信
   方法。
6. 【請求項６】 各パケットに付与される前記識別符号に
   は、少なくとも前記映像ストリームのフレームの順に付
   せられたシリアル番号を含む請求項１に記載の映像スト
   リーム配信方法。
7. 【請求項７】 映像ストリームを提供者から受信者に配
   信するシステムであって、 提供者側の映像ストリーム分離装置と、複数の受信者側
   の映像ストリーム結合装置と、該映像ストリーム結合装
   置と接続し、結合された映像ストリームから映像を再生
   する映像再生手段と、前記映像ストリーム分離装置から
   映像情報を複数の前記映像ストリーム結合装置に配信す
   る配信手段とを備え、 前記映像ストリーム分離装置は、映像を入力する入力手
   段と、複数のフレーム種類で映像を符号化する映像スト
   リーム生成手段と、フレームごとに形成されるパケット
   に識別符号を付与し、フレーム種類を判別するパケット
   分類手段と、フレーム種類ごとにパケットを蓄積するパ
   ケット蓄積手段と、蓄積された前記パケットを所定の手
   順で外部に出力する出力手段とを備え、 映像ストリーム結合装置は、前記映像ストリーム分離装
   置から配信された前記パケットを入力する入力手段と、
   該パケットをフレーム種類ごとに蓄積するパケット蓄積
   手段と、該パケット蓄積手段から前記パケットを読み出
   して前記識別符号によって該パケットを前記映像ストリ
   ームのフレーム順に並び替えて該識別符号を削除する組
   立手段と、前記映像ストリームのフレーム順に並び替え
   られたパケットを映像ストリームとして出力する出力手
   段とを備え、 前記配信手段は、多数の端末に１対多で配信可能な電気
   通信サービス、多数の端末に１対多で配信可能な電波に
   よるデータ放送サービス、多数の端末に１対多で配信可
   能な伝送路を用いたデータ配信、１対１の伝送路を用い
   たデータ配信、データを記録した記録媒体の物流の少な
   くとも１つである、ことを特徴とする映像ストリーム配
   信システム。
8. 【請求項８】 前記映像ストリーム分離手段がさらに記
   録媒体を備え、前記映像ストリーム分離手段の各制御手
   段は該記録媒体に記録された映像ストリーム分離プログ
   ラムにより制御できる請求項７に記載の映像ストリーム
   配信システム。
9. 【請求項９】 前記映像ストリーム結合手段がさらに記
   録媒体を備え、前記映像ストリーム結合手段の各制御手
   段は該記録媒体に記録された映像ストリーム結合プログ
   ラムにより制御できる請求項７に記載の映像ストリーム
   配信システム。
10. 【請求項１０】 映像から複数のフレーム種類で符号化
    された情報ストリームを生成し、識別符号を付してフレ
    ームの種類ごとに時間差を設けて受信者に出力するため
    の制御プログラムを記録した記録媒体であって、 映像を少なくとも２種類のフレーム種類で符号化する映
    像符号化方式により符号化して各フレームをパケットと
    する手順と、 各前記パケットに識別符号を付与する手順と、 前記パケットを前記フレーム種類ごとに分離して蓄積す
    る手順と、 蓄積された前記パケットを所定のタイミングに所定の配
    信手段で受信者に配信する手順と、を実行させるための
    プログラムを記録した機械読み取り可能な記録媒体。
11. 【請求項１１】 提供者が複数のフレーム種類ごとに配
    信したパケットを所定の順序に結合して映像ストリーム
    として映像を再生するための制御プログラムを記録した
    記録媒体であって、 前記フレーム種類ごとに配信された前記パケットを、前
    記フレーム種類ごとに蓄積する手順と、 前記フレーム種類ごとに蓄積された前記パケットを読み
    出し、該パケットに付与された識別符号によって該パケ
    ットを映像ストリームの流れの順に並び替えて結合し、
    前記識別番号を削除する手順と、 得られた映像ストリームを出力する手順と、 該映像ストリームがら映像を再生する手順と、を実行さ
    せるためのプログラムを記録した機械読み取り可能な記
    録媒体。