JP2001024872A - 画像処理方法及び装置及び画像処理システム、及び記録媒体 - Google Patents

画像処理方法及び装置及び画像処理システム、及び記録媒体

Info

Publication number
JP2001024872A
JP2001024872A JP18963799A JP18963799A JP2001024872A JP 2001024872 A JP2001024872 A JP 2001024872A JP 18963799 A JP18963799 A JP 18963799A JP 18963799 A JP18963799 A JP 18963799A JP 2001024872 A JP2001024872 A JP 2001024872A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
processing
image processing
filter
illustration
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP18963799A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3673675B2 (ja
Inventor
Manabu Yamazoe
学 山添
Takayuki Suzuki
孝幸 鈴木
Koji Nagata
幸司 永田
Katsuhiko Anzai
勝彦 安西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP18963799A priority Critical patent/JP3673675B2/ja
Priority to SG1999006099A priority patent/SG75190A1/en
Priority to EP99309950A priority patent/EP1014688B8/en
Priority to DE69940719T priority patent/DE69940719D1/de
Priority to AT99309950T priority patent/ATE428995T1/de
Priority to US09/459,479 priority patent/US7038810B1/en
Priority to KR10-1999-0057713A priority patent/KR100374019B1/ko
Priority to CN99126712A priority patent/CN1114888C/zh
Publication of JP2001024872A publication Critical patent/JP2001024872A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3673675B2 publication Critical patent/JP3673675B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Image Processing (AREA)
  • Editing Of Facsimile Originals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ラスタライズにより分割された画像データに
対して、フィルタリングによるイラスト加工処理を施す
際に、処理単位がフィルタサイズに満たない場合には効
果的な加工が困難であった。 【解決手段】 ラスタライズにより処理対象のデータが
1行であれば(a)に示す特殊フィルタを適用し、デー
タが2行であれば(b)に示す特殊フィルタを適用す
る。各フィルタにおける注目画素の係数Pは、ユーザの
所望する明るさに応じて設定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原画像に対して加
工を施す画像処理方法及び装置及び画像処理システム、
及び記録媒体に関する。
【従来の技術】近年、デジタルカメラやフォトスキャナ
等の普及に伴って、写真画像のデジタル化が手軽に行な
えるようになってきた。また、インクジェットプリンタ
を代表とする出力機器側も高画質化、低価格化が進み、
一般のユーザが例えば自宅で手軽に、写真を記録用紙上
に出力することも可能となっている。
【0002】また、撮影した画像をその場で簡単にシー
ル化する装置が爆発的に普及している。また、パーソナ
ルコンピュータやプリンタの高性能化及び低価格化に伴
い、例えばユーザ自身の写真を挿入した名刺を作成する
等の作業が、ユーザレベルで簡単に行えるようになっ
た。このように、写真画像に対する多様なニーズが高ま
りつつある。
【0003】ここで、例えば名刺に写真を挿入する場合
について考えると、特にフォーマルな名刺を作成する際
には、無表情な写真を挿入することが一般的である。し
かしながら、そのような名刺は時に堅苦しさを演出して
しまうため、場合によってはよりインフォーマルな名刺
を作成する必要がある。その場合、ユーザの所望する表
情の写真のみならず、写真自体に何らかの加工を施すこ
とにより、より個性ある写真を作成し、挿入するという
ニーズが生じる。このようなニーズを満たす加工処理と
しては、例えばセピア調に代表されるモノトーン加工
や、イラスト調への加工処理等が知られている。
【0004】従って、パーソナルコンピュータ等の画像
処理を可能とする装置において、例えばデジタルカメラ
で撮影した画像に対してユーザが所定のアプリケーショ
ンによって所望の加工を施し、該加工結果をインクジェ
ットプリンタによって出力することが一般的に行われる
ようになった。
【0005】また、ポスタリゼーションと呼ばれる処理
は特開平1−314389号、或いはイラスト調加工処
理としては特開平3−91088号及び特開平3−91
087号として提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の画像処理装置において、例えば写真画像をイラスト調
に加工するためには、加工処理を行なうアプリケーショ
ンに対して、例えば該写真画像のエッジ部を抽出し、更
に各部の色を原画と同じ色として塗りつぶしていた。更
に、かかるエッジ抽出、塗りつぶす色等の各種パラメー
タを、ユーザが詳細に設定する必要があった。
【0007】従って、イラスト調の画像を得るには、画
質の点で未だ改善する余地があった。また、その設定作
業が繁雑であるばかりでなく、適切な設定を行なうため
にはユーザの熟練を要し、一般のユーザには困難な作業
であった。
【0008】この問題を解決するために、出願人は特願
平10−355236号において、フィルタリングによ
るイラスト加工処理を提案している。しかしながら、該
処理をプリンタドライバによって実現しようとした場
合、以下の問題が生じてしまう。即ち、インクジェット
プリンタ等に代表されるシリアルプリンタにおいては、
使用メモリの節約のためにラスタ処理を行うことが一般
的であるが、その場合、画像は分割して処理されるた
め、一回の処理単位が必ずしも複数行のデータからなる
とは限らす、極端な場合には1行のみのデータを処理す
る場合も発生しうる。従って、画像に対してフィルタリ
ングによるイラスト加工を施す際に、注目画素以外のフ
ィルタリング対象画素が極端に少なくなってしまう場合
がある。これは即ち、加工結果として得られる画質が劣
化してしまうことを意味する。
【0009】本発明は上記問題を個々にあるいは全て解
決するためになされたものであり、ラスタライズされた
画像データに対しても効果的なイラスト加工処理を施す
ことを容易に可能とする画像処理方法及び装置及び画像
処理システム、及び記録媒体を提供することを目的とす
る。
【0010】また、写真画像に対してより自由度の高い
加工を施すことにより、よりオリジナリティを有する画
像を作成可能な画像処理方法及び装置及び画像処理シス
テム、及び記録媒体を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の一手法として、本発明の画像処理方法は以下の工程を
備える。
【0012】即ち、第1の画像を複数の領域に分割する
分割工程と、前記領域のそれぞれに対する処理内容を設
定する設定工程と、前記領域のそれぞれに対して、該領
域の輪郭部を抽出するとともに階調数を低減させる画像
処理を、前記処理内容に基づいて施すことによって第2
の画像を得る画像処理工程と、を備えることを特徴とす
る。
【0013】例えば、前記分割工程においては、前記第
1の画像を前記領域単位に生成することによって複数の
領域を得ることを特徴とする。
【0014】例えば、前記画像処理工程においては、前
記領域に対してフィルタ処理を施すことによって前記第
1及び第2の信号を生成することを特徴とする。
【0015】例えば、前記設定工程においては、前記領
域のそれぞれに対して、前記フィルタ処理の際に参照さ
れるフィルタを設定することを特徴とする。
【0016】例えば、前記設定工程においては、前記領
域のサイズに応じてフィルタを設定することを特徴とす
る。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照して本発
明に係る一実施形態について詳細に説明する。
【0018】<第1実施形態> ●システム構成 本実施形態におけるシステムの一例を図1に示す。ホス
トコンピュータ100には、例えばインクジェットプリ
ンタなどのプリンタ105とモニタ106が接続されて
いる。
【0019】ホストコンピュータ100は、ワードプロ
セッサ、表計算、インターネットブラウザ等のアプリケ
ーションソフトウエア101と、OS(Operati
ngSystem)102、アプリケーション101に
よってOS102に発行される出力画像を示す各種描画
命令群(イメージ描画命令、テキスト描画命令、グラフ
ィックス描画命令)を処理して印刷データを作成するプ
リンタドライバ103、およびアプリケーション101
が発行する各種描画命令群を処理してモニタ106に表
示を行なうモニタドライバ104をソフトウエアとして
持つ。また、112は指示入力デバイス、113はその
デバイスドライバであり、例えばモニタ106上に表示
されている各種情報を指示することにより、OS102
に対して各種指示を行なうマウスが接続される。尚、マ
ウスに替えてトラックボールやペン、又はタッチパネル
等の他のポインティングデバイス、又はキーボードを備
えていても良い。
【0020】ホストコンピュータ100は、これらソフ
トウエアが動作可能な各種ハードウエアとして中央演算
処理装置CPU108、ハードディスクHD107、ラ
ンダムアクセスメモリRAM109、リードオンリメモ
リROM110等を備える。図1で示される画像処理シ
ステムの例として、例えば一般的に普及しているIBM
社製のPC−AT互換のパーソナルコンピュータにMi
crosoft社のWindows98をOSとして使
用し、印刷を行える所望のアプリケーションをインスト
ールし、モニタとプリンタとを接続した形態が考えられ
る。
【0021】ホストコンピュータ100では、モニタに
表示された表示画像にもとづき、アプリケーション10
1で、文字などのテキストに分類されるテキストデー
タ、図形などのグラフィックスに分類されるグラフィッ
クスデータ、自然画などに分類されるイメージ画像デー
タなどを用いて出力画像データを作成する。そして、出
力画像データを印刷出力するときには、アプリケーショ
ン101からOS102に印刷出力要求を行ない、グラ
フィックスデータ部分はグラフィックス描画命令、イメ
ージ画像データ部分はイメージ描画命令で構成される出
力画像を示す描画命令群をOS102に発行する。OS
102はアプリケーションの出力要求を受け、出力プリ
ンタに対応するプリンタドライバ103に描画命令群を
発行する。プリンタドライバ103はOS102から入
力した印刷要求と描画命令群を処理しプリンタ105で
印刷可能な印刷データを作成してプリンタ105に転送
する。プリンタ105がラスタープリンタである場合
は、プリンタドライバ103では、OSからの描画命令
に対して順次画像補正処理を行い、そして順次RGB2
4ビットページメモリにラスタライズし、全ての描画命
令をラスタライズした後にRGB24ビットページメモ
リの内容をプリンタ105が印刷可能なデータ形式、例
えばCMYKデータに変換を行ないプリンタ105に転
送する。
【0022】尚、ホストコンピュータ100において
は、被写体を撮影してRGB形式による画像データを生
成するデジタルカメラ111を接続し、その撮影画像デ
ータをHD107に読み込んで格納することが可能であ
る。尚、デジタルカメラ111による撮影画像データ
は、JPEG形式により符号化されている。そして、該
撮影画像データを上述したイメージ画像データとして、
プリンタドライバ103において復号した後、プリンタ
105へ転送することももちろん可能である。
【0023】●プリンタドライバ処理 プリンタドライバ103で行われる処理を図2を用いて
説明する。
【0024】プリンタドライバ103は、OS102か
ら入力した描画命令群に含まれるイメージ描画命令の色
情報に対して、画像補正処理部120で後述する画像補
正処理及び加工処理を行う。プリンタ用補正処理部12
1は、まず、処理された色情報によって描画命令をラス
タライズし、RGB24ビットページメモリ上にドット
画像データを生成する。そして、各画素に対してプリン
タの色再現性に応じたマスキング処理、ガンマ補正処理
および量子化処理などを行い、プリンタ特性に依存した
CMYKデータを生成してプリンタ105に転送する。
【0025】次に、イメージ描画命令で示される原画像
に対して画像補正処理部120で行われる画像処理につ
いて、図3のフローチャートを参照して説明する。グラ
フィクス描画命令あるいはテキスト描画命令で示される
原画像に対しては以下の処理は行われない。尚、原画像
は例えばRAM109内の所定領域に格納されていると
する。
【0026】本実施形態の画像補正処理部120は図3
に示すように、まず原画像がJPEG等により符号化さ
れたデータであれば、復号する(S20,S21)。そ
の後、ヒストグラム作成処理(S22)と該ヒストグラ
ムに応じた画像補正処理(S23)を行なった後、イラ
スト加工処理(S24)を行なう。
【0027】このようにしてイラスト加工処理が施され
た画像は、プリンタ用補正処理部121を介して印刷可
能なデータとしてプリンタ105へ出力され、記録媒体
上に印刷出力される。
【0028】●画像補正処理 次に、図3のステップS23において、原画像に対して
ステップS22で得られた輝度ヒストグラムに基づいた
画像補正処理を施す。例えば、輝度ヒストグラムに基づ
いて原画像の白位置及び黒位置を検出し、それに基づい
て、例えば、原画像の色かぶりを補正する色かぶり補
正、原画像の露出を最適化すべく輝度のコントラストを
補正する露出補正、および出力画像の色のみえを良くす
るための彩度補正等の画像補正処理を行う。尚、これら
の画像補正処理としては周知の方法を用いることができ
るため、ここでは詳細な説明は省略する。
【0029】●イラスト加工処理 次に、図3のステップS24において、ステップS23
で補正された原画像に対してステップS22で得られた
輝度ヒストグラムに基づいたイラスト加工処理を施す。
本実施形態においては、例えばデジタルカメラ111で
撮影された原画像に対して、手書きのイラスト調の風合
いを有する画像に加工するイラスト加工処理を行なうこ
とを特徴とする。
【0030】以下、本実施形態におけるイラスト加工処
理について詳細に説明する。
【0031】まず、本実施形態におけるイラスト加工処
理の原理について説明する。本実施形態においては、原
画像に対して所定条件を満たす5画素×5画素(以下、
単に5×5と表記する)のフィルタによるフィルタリン
グを施すことにより、画像のエッジを抽出(強調)し、
かつ色味を保存した画像に加工することができる。この
フィルタの例を図4に示す。例えば、図5Aに示す原画
像に対して図4に示すフィルタ40によるフィルタ処理
を施すことにより、図5Bに示す画像が得られる。図5
Bによれば即ち、写真画像である原画像の輪郭部が抽出
されて階調数が減少し、更に明るさが増加していること
により、あたかも手書きのイラストであるかのような印
象を与える画像に加工されていることが分かる。尚、図
5Aはキャノン社のデジタルカメラであるPowerS
hotA5(登録商標)によって撮影されたものであり、
画素数は81万画素である。
【0032】ここで、本実施形態のイラスト加工処理を
実現するフィルタについて説明する。
【0033】画像に対してエッジ抽出を行なうためのフ
ィルタとしては、例えばラプラシアンフィルタが知られ
ている。一般にラプラシアンフィルタにおいては、その
中央に位置する注目画素の係数(重み)を周囲よりも大
きく設定することにより、画像における濃度の変化点、
即ちエッジの抽出を可能としている。通常、エッジ抽出
のためのラプラシアンフィルタにおける各係数の総和は
「0」である。
【0034】本実施形態におけるイラスト加工のための
フィルタ(以下、単に「フィルタ」と称する)は、例え
ば上述したように図4に示すフィルタ40が適当であ
り、図示される係数からなる5×5フィルタである。フ
ィルタ40においては、注目画素の係数を「26」と
し、その周囲の係数を全て「−1」に設定することによ
り、その総和は「2」となっている。
【0035】また、本実施形態のフィルタは、もちろん
図4に示すフィルタ40に限定されるものではなく、そ
の係数の総和が0以上であれば良い。その他のフィルタ
例を図6に示す。図6の(a)は、フィルタ40におけ
る注目画素の係数を1減じて「25」としたフィルタ6
1、図6の(b)は、同じくフィルタ40における注目
画素の係数を1加算して「27」としたフィルタ62を
示す。フィルタ61によるフィルタ処理後の画像は、フ
ィルタ40の場合と比べて暗くなり、フィルタ62によ
るフィルタ処理後の画像は、フィルタ40の場合と比べ
て明るくなる。従って、それぞれの加工結果の特性か
ら、フィルタ40を通常フィルタとすれば、フィルタ6
1,62はそれぞれ暗いめフィルタ、明るいめフィルタ
となる。これは、画像の均一濃度領域に対してフィルタ
リングを行う場合について考えると、フィルタ係数の総
和が「2」であれば信号値、即ちその明るさは2倍にな
るし、フィルタ係数の総和が「3」であればその明るさ
は3倍になることからも、容易に理解されよう。
【0036】また、図6の(c)は、フィルタ40にお
ける注目画素の周囲係数を間引いたフィルタ63を示
し、係数の総和を「2」に保つために、注目画素の係数
も「18」に設定されている。フィルタ63によるフィ
ルタ処理によれば、係数の数が減少することによりフィ
ルタ処理時の演算量を減らし、処理速度の向上を可能と
する。但し、フィルタ63における係数の間引きは、
縦、横、斜め方向のエッジ検出を考慮して行われてい
る。
【0037】本実施形態によれば、上述したようなフィ
ルタを使用して、原画像のRGB各プレーンに対してそ
れぞれフィルタ処理を施すことにより、簡単にイラスト
調に加工することができる。本実施形態においては、さ
らに演算量を低減するために、RGBデータを輝度・色
差信号に分解し、輝度信号のみに対してフィルタ処理を
施し、色差信号に対しては所望する明るさに応じて定数
倍することを特徴とする。
【0038】本実施形態における輝度(Y)・色度(C
1,C2)変換は以下の式により行う。尚、輝度、色度
変換は以下の式に限らず様々な式を用いることが可能で
ある。
【0039】Y=0.3R+0.59G+0.11B C1=R−Y C2=B−Y 本実施形態では、上記輝度信号Yに対して、例えば図4
に示したフィルタ40によるイラスト加工処理を施す。
ここで注目画素の係数(重み)は、原画像の露出が十分
(標準の明るさ)であれば「26」、即ちフィルタを構
成する係数の総和が「2」であるという規則に則れば良
い。また、ユーザの好みに応じて、暗めにしたければ
「25」に、逆に明るくしたければ「27」,「28」
・・・に設定すれば良い。尚、露出が不適切である場合
には、画像補正処理部120において補正を施しても良
い。
【0040】ここでは、例えば図11Bに示すユーザイ
ンタフェースによって、ユーザが好みの明るさを設定
し、それに応じて注目画素の係数を設定する。例えばユ
ーザが標準の明るさを設定したい場合、輝度信号Yに対
してフィルタ40を用いたフィルタリングを行うことに
よりY’を算出し、色差信号を C1’=K×C1 C2’=K×C2 とする。ここでKは、ユーザが指定した明るさに応じた
定数である。殺陣おば、標準の明るさが設定された場合
にはK=2であり、さらに明るいモードが設定された場
合にはK=3,4・・・等にすれば良い。もちろん、K
は整数に限定されない。
【0041】そして、得られたY’,C1’,C2’を
R,G,Bの値に戻すことにより、本実施形態のイラス
ト加工処理が完了する。
【0042】●ラスタライズへの対応 ところが、ここで以下の問題が発生する。即ち、インク
ジェットプリンタに代表されるシリアルプリンタにおい
ては、アプリケーションソフト等のように1枚の画像を
一括処理できる場合とは異なり、所謂ラスタライズが行
われるために画像は分割処理され、従って5×5のフィ
ルタ処理が不可能となってしまうという問題である。
【0043】そもそも、画像を一括で処理できる場合に
も、画像の上下左右の端領域では5×5のフィルタ処理
を施すことはできない。ここで、図7を参照して5×5
のフィルタ処理が不可能となる例について説明する。図
7の700は処理対象となる画像であり、1矩形が1画
素を示す。画像700の左上領域に位置する注目画素7
01を処理する場合について考えると、5×5のフィル
タ処理は施せないことが分かる。従って、5×5のフィ
ルタ処理を可能とする他の領域とは画質が異なってしま
う。これは、いかなるフィルタ処理においても発生しう
る不具合であるが、通常は画像の端部においてのみ発生
するため視覚的に目立たず、さほど問題とはならない。
【0044】尚、図7に示す注目画素701を処理する
場合、注目画素701近傍の領域702内にあるフィル
タリング可能な画素(以降、有効画素と称する)の数に
応じて、注目画素701に対する係数を調節する方法が
有効である。即ち、フィルタの係数の総和が正であると
いう規則に則って、例えば標準の明るさによる出力を所
望するのであれば、係数の総和が「2」であるような特
殊フィルタ703を用いて領域702に対するフィルタ
リングを行えば良い。
【0045】いずれにせよ、このように画像を一括処理
する場合には、3行もしくは3列以上の画素に基づいて
フィルタ処理を行うことができ、かつ、いずれも画像端
部であるために、視覚的にほとんど違和感なく、フィル
タ処理、即ちイラスト加工処理を完了することができ
る。尚、3行3列以上の有効画素に対してフィルタ処理
を行えば、ほとんど視覚的違和感が生じないことが経験
的に分かっている。
【0046】一方、プリンタドライバのように画像デー
タのラスタライズが行われる場合には、その分割処理単
位として複数行分(3行以上)の画像データが確保され
るとは限らない。また、1枚の画像が複数領域毎に処理
されるため、処理単位毎に使用されるフィルタが異なる
ことにより、領域の境界線を境に画質の差が目立ってし
まうという不具合が生じてしまう。
【0047】極端な場合、例えば図8の(a)に示す様
に画像を斜めに配置した場合には、図8の(b)に示す
様な領域分割がなされてしまうことがある。この場合、
矩形領域の確保できる領域801については複数行に対
する通常のフィルタ処理が可能であるが、矩形でない領
域802については、最悪の場合1行単位の処理を施す
必要がある。領域802について通常のフィルタ処理を
施すと、領域毎の処理結果の違いが顕著となってしま
う。このような問題は、例えば画像に対してハート型等
の特殊形状への編集を施した場合にも同様に発生する。
【0048】ここで本実施形態の原理は、注目画素とそ
の近傍画素との違いを強調することにあるため、画素間
において急激な変化がある部分、即ちエッジ部分が強調
される。つまり、注目画素に対して周囲との差をより強
調して際だたせることが本実施形態の本質あるから、構
成可能なフィルタサイズに応じて係数を調整すること
で、上記不具合を低減することができる。
【0049】図9は、本実施形態におけるラスタライズ
された画像データに対するイラスト加工処理を示すフロ
ーチャートである。まず、ラスタライズによって処理単
位に分割された1行もしくは複数行分の画像データが入
力される(S31)。
【0050】すると、ステップS32において、該処理
単位である画像データの行数に応じて、フィルタを設定
する。具体的には、処理対象のデータが1行(あるいは
1列)である場合には図10(a)に示すような特殊フ
ィルタを適用し、データが2行(あるいは2列)である
場合には図10(b)に示すような特殊フィルタを適用
する。図10(a)及び図10(b)に示すフィルタに
おける注目画素の係数Pは、ユーザの所望する明るさに
応じて設定すれば良い。即ち、標準の明るさの場合、係
数の総和が「2」となるように設定する。尚、処理対象
の画像データの行と列が入れ代わっても同様に、このよ
うなフィルタを適用すれば良い。
【0051】尚、ステップS32においては、処理対象
の画像データが通常のフィルタ処理を十分に可能とする
行数からなるのであれば、通常フィルタ(本実施形態で
は5×5フィルタ)を設定する。
【0052】そしてステップS33において、ステップ
S32で設定されたフィルタに基づき、対象データに対
してフィルタリングを行うことにより、本実施形態にお
けるイラスト加工が施される。そしてステップS34に
おいて、画像データの全ての行についてのイラスト加工
処理が終了したと判断されるまで、上記ステップS31
〜S33の処理を繰り返す。
【0053】図10(a)及び(b)からも分かるよう
に、特殊フィルタは、そのサイズが小さくなるに従っ
て、注目画素以外の周辺画素の係数を大きくする。そし
て、注目画素に対する係数は、該周辺画素の係数に基づ
いて決定される。
【0054】尚、特殊フィルタにおける周辺画素に対す
る係数は、図10に示すように2の累乗に設定すること
が好ましい。そうすることによりシフト演算が可能とな
り、演算負荷の軽減及び処理時間の短縮が望める。
【0055】尚、通常のフィルタ処理が可能な行数分の
画像データに対しても、「有効画素」が不足してしまう
場合があるが、そのような場合にも同様に上記原理を適
用することで、分割領域の境界線上における不具合の発
生を回避することができる。
【0056】また、係数を大きくすればそれだけ特徴
(エッジ)が際だつが、最適な強調の度合は通常処理に
適用されるフィルタとのバランスに依存するため、最終
的には出力結果を参考にして重みを調整すれば良い。例
えば、有効画素の数及び注目画素との距離に応じて、係
数を変更することが好ましい。
【0057】以上、本実施形態における通常フィルタの
例として5×5のフィルタについて説明したが、例えば
通常フィルタサイズとしては、n×n(n=2×m+1
(mは1以上の整数))であれば良いし、また、縦横で
サイズが異なっていても良い。また、特殊フィルタも図
10の例に限らず、p×q(p,qは1以上の整数)の
どのようなサイズであっても良いことは言うまでもな
い。
【0058】尚、本実施形態におけるイラスト加工処理
では、フィルタのサイズによって、加工後の画像におい
て抽出された輪郭部の太さが変化する。従って、イラス
ト加工の際の最適なフィルタサイズは、本実施形態で説
明した5×5に限定されず、原画像の画像サイズや解像
度、または画像内のオブジェクトの細かさ等に依存す
る。例えば、大きな画像や高解像度の画像、又は粗いオ
ブジェクトの画像には大きなフィルタを、小さな画像や
低解像度の画像、又は細かいオブジェクトの画像には小
さなフィルタを適用することにより、抽出された輪郭部
が前者の場合には太く、後者の場合には細くなる。ま
た、オブジェクトの明るさ等によって、フィルタサイズ
及びその係数を設定しても良い。また、要求される処理
速度に応じてフィルタサイズ及びその係数を設定しても
良いことはもちろんである。
【0059】また本実施形態のイラスト加工処理におい
ては、画像データの階調数を低減するが、必ずしも明る
さを増大させる必要はない。
【0060】かかるフィルタ処理の選択は、画像のサイ
ズ、解像度、オブジェクトの細かさに応じて自動的に行
なっても良いし、或いは、ユーザのマニュアル指示によ
って行なっても良い。従って、マニュアル選択のための
ユーザインタフェースを提供することも、本発明に含ま
れる。
【0061】以上説明したように本実施形態によれば、
ラスタ処理がなされる画像データに対しても、一度に処
理可能となる行数に応じてフィルタの係数を調整するこ
とにより、処理領域の境界において違和感のない、連続
した画像処理結果を得ることができる。従って、例えば
画像を斜め配置したり、任意形状に編集した場合におい
ても、適切なイラスト加工を施すことが可能となる。
【0062】また、本実施形態では画像のRGB情報を
輝度・色差情報に変換し、輝度情報のみに対してフィル
タリングを施し、色差成分は所望する明るさに基づいて
定数倍する方法について説明したが、もちろん、RGB
情報そのものや、または他の形式の画像データに対して
フィルタリングを施しても良い。例えば、他の形式の原
画像データに対しては、一旦RGB形式に変換した後
に、それぞれの色成分に本実施形態に示したイラスト加
工処理を実行するか、または、原画像のデータ形式に応
じたフィルタを適用すれば良い。例えば、原画像がYM
C形式であった場合には、本実施形態で示したフィルタ
の係数の正負を全て反転させれば良い。また、原画像が
YHS等のデータに対しても適用が可能である。例え
ば、原画像がL*a*b*形式等、輝度成分のみを抽出可
能な形式であれば、該輝度成分のみに対してフィルタ処
理を施すことにより、RGB形式の各成分毎にフィルタ
処理を施す場合と比べて演算量を減少させることができ
る。特に、フィルタサイズを大きくするほど、この効果
が大きくなることは明らかである。
【0063】また、本実施形態におけるイラスト加工対
象となる画像は、デジタルカメラ111で撮影された画
像に限定されず、例えばフォトスキャナ等によって読取
られた写真画像を入力しても良いし、CD−ROM等の
外部装置に格納されている写真画像であっても良い。
【0064】また、本実施形態においてはステップS2
3で説明した補正処理を省略しても良い。また、原画像
の露出状態等に応じて、ユーザが所望する明るさをマニ
ュアル指定する場合には、ステップS22で示したヒス
トグラム作成処理を省略しても良い。
【0065】<第2実施形態>以下、本発明に係る第2
実施形態について説明する。第2実施形態におけるシス
テム構成は上述した第1実施形態と同様であるため、説
明を省略する。
【0066】写真のリアリティを追求した、より高詳細
なカラー画像処理へのニーズとは対照的に、セピア調を
代表とするモノトーン加工のニーズも依然として高い。
モノトーン加工処理自体はすでに普及しているため周知
であるが、上述した第1実施形態で示したフィルタ処理
によってイラスト加工が施された画像に対して、さらに
モノトーン加工を施すことにより、例えば単色のクレヨ
ン等によるデッサンのような、独特の風合いを有する画
像を提供することができる。
【0067】そこで第2実施形態においては、ユーザが
モノトーン加工を指示する際に任意の色相の設定を可能
とし、さらにイラスト加工処理も指示された場合にはモ
ノトーン加工に先立って該処理を施すことを特徴とす
る。
【0068】例えば、図11A〜図11Cに示すような
ユーザインタフェース(以下、UI)により、ユーザは
所望の画像処理を設定し、その処理結果をプレビューに
よって確認することができる。
【0069】図11Aは、画像処理設定のUIにおけ
る、「特殊効果」設定のための初期画面である。該UI
において、図11Bに示すようにユーザが「イラストタ
ッチ」のチェックボックスをチェックすることにより、
明るさを設定するための「明るさ調整レバー」の調節が
可能となる。このレバー調節に応じて、イラスト加工が
施されたプレビュー画像が表示される。
【0070】また、図11Cは、図11Bに示したイラ
ストタッチ設定の後に、さらに「単色効果」即ちモノト
ーン加工を設定したUI例を示す。本実施形態において
はモノトーン加工を設定した際に、セピア等のよく使用
される色相を選択可能であり、かつ、それ以外の任意の
色相をカラーバーによって全色相範囲から指定すること
ができる。もちろん、「単色効果」のみを選択すること
により、無彩色によるモノトーン加工を行うことも可能
である。図11Cによれば、ユーザ指定色として黄味が
かった緑色が設定されており、該指定色によるモノトー
ン加工後のプレビュー画像が表示されている。
【0071】ユーザは、UIにおいてプレビュー画像が
満足できるものであれば、「OK」ボタンを選択するこ
とにより画像処理の詳細設定を終了し、該設定は例えば
プリンタドライバ内の不図示のRAM等に保持される。
これにより、画像処理の実行がなされた場合に、該設定
に基づいて、ユーザの所望する通りの加工が施された画
像が得られる。
【0072】また、第1実施形態で説明したように、イ
ラスト加工処理を輝度・色差信号毎に施す場合には、色
差信号を任意の色相とすることにより、簡単かつ高速に
モノトーン加工を施すことができる。例えば、図5Aに
示した原画像に対して、イラスト加工処理及びセピアに
よるモノトーン加工処理を施すことにより、図5Cに示
す独特の風合いを有する画像が得られる。
【0073】以上説明したように第2実施形態によれ
ば、写真画像データに対してイラスト加工処理に加えて
さらに任意の色相によるモノトーン加工を施すことを可
能としたことにより、画像処理に関する知識の乏しいユ
ーザであっても、多くのパターンかつ独特の画像処理効
果等、所望の加工を施した画像を簡単に得ることができ
る。
【0074】従って特に写真画像に対して、より自由度
の高い加工を施すことができ、よりオリジナリティの高
い画像を容易に作成することができる。
【0075】尚、第2実施形態においては画像処理の設
定として、1枚の画像にイラスト加工及びモノトーン加
工を施す例について説明したが、もちろん他の画像処理
を同時に施すことも可能である。例えば、UIによって
加工後の画像の粗さを設定することにより、任意の解像
度変換を施すことができる。
【0076】<他の実施形態>なお、本発明は、複数の
機器(例えばホストコンピュータ、インタフェイス機
器、リーダ、プリンタなど)から構成されるシステムに
適用しても、一つの機器からなる装置(例えば、複写
機、ファクシミリ装置など)に適用してもよい。
【0077】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そ
のシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPU
やMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを
読み出し実行することによっても、達成されることは言
うまでもない。
【0078】この場合、記憶媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現する
ことになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体
は本発明を構成することになる。
【0079】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピーディスク、ハードディ
スク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、C
D−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM
などを用いることができる。
【0080】また、コンピュータが読み出したプログラ
ムコードを実行することにより、前述した実施形態の機
能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指
示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペ
レーティングシステム)などが実際の処理の一部または
全部を行ない、その処理によって前述した実施形態の機
能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0081】また、本発明の画像処理方法により得られ
た生成物、例えばプリント物も本発明に含まれる。
【0082】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指
示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに
備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行な
い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現さ
れる場合も含まれることは言うまでもない。本発明を上
記記憶媒体に適用する場合、その記憶媒体には、先に説
明した図3に示すフローチャートに対応するプログラム
コードを格納することになる。
【0083】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ラ
スタライズされた画像データに対しても効果的なイラス
ト加工処理を施すことが容易に可能となる。
【0084】また、写真画像に対してより自由度の高い
加工を施すことにより、よりオリジナリティを有する画
像を作成することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施例における画像処理システ
ムの構成を示すブロック図、
【図2】プリンタドライバのブロック図、
【図3】プリンタドライバにおける画像処理を示すフロ
ーチャート、
【図4】本実施形態における通常フィルタ例を示す図、
【図5A】原画像の一例を示す図、
【図5B】図5Aの原画像に対するイラスト加工例を示
す図、
【図5C】図5Aの原画像に対するイラスト加工及びモ
ノトーン加工例を示す図、
【図6】他のフィルタ例を示す図、
【図7】画像を一括処理する際の画像端部に対するフィ
ルタ処理例を示す図、
【図8】画像を斜めに配置した際の領域分割例を示す
図、
【図9】本実施形態におけるイラスト加工処理を示すフ
ローチャート、
【図10】本実施形態における特殊フィルタ例を示す
図、
【図11A】第2実施形態における画像処理設定のユー
ザインタフェースを示す図、
【図11B】第2実施形態における画像処理設定のユー
ザインタフェースを示す図、
【図11C】第2実施形態における画像処理設定のユー
ザインタフェースを示す図、である。
【符号の説明】
100 ホストコンピュータ 101 アプリケーション 102 OS 103 プリンタドライバ 104 モニタドライバ 105 プリンタ 106 モニタ 107 HD 108 CPU 109 RAM 110 ROM 111 デジタルカメラ 112 入力デバイス 113 デバイスドライバ
フロントページの続き (72)発明者 永田 幸司 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 安西 勝彦 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 5B057 AA11 BA24 CA16 CB02 CB16 CC03 CE06 CE11 CH09 CH11 DA08 DB05 DC17 DC19 5C076 AA27 AA36 BA02 BA06 CA12

Claims (48)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の画像を複数の領域に分割する分割
    工程と、 前記領域のそれぞれに対する処理内容を設定する設定工
    程と、 前記領域のそれぞれに対して、該領域の輪郭部を抽出す
    るとともに階調数を低減させる画像処理を、前記処理内
    容に基づいて施すことによって第2の画像を得る画像処
    理工程と、を備えることを特徴とする画像処理方法。
  2. 【請求項2】 前記分割工程においては、前記第1の画
    像を前記領域単位に生成することによって複数の領域を
    得ることを特徴とする請求項1記載の画像処理方法。
  3. 【請求項3】 前記画像処理工程においては、前記領域
    に対してフィルタ処理を施すことによって前記第1及び
    第2の信号を生成することを特徴とする請求項1又は2
    記載の画像処理方法。
  4. 【請求項4】 前記設定工程においては、前記領域のそ
    れぞれに対して、前記フィルタ処理の際に参照されるフ
    ィルタを設定することを特徴とする請求項3記載の画像
    処理方法。
  5. 【請求項5】 前記設定工程においては、前記領域のサ
    イズに応じてフィルタを設定することを特徴とする請求
    項4記載の画像処理方法。
  6. 【請求項6】 前記設定工程においては、前記領域の行
    数に応じてフィルタを設定することを特徴とする請求項
    5記載の画像処理方法。
  7. 【請求項7】 前記設定工程において設定可能なフィル
    タは、行サイズと列サイズとが異なるフィルタを含むこ
    とを特徴とする請求項4乃至6のいずれかに記載の画像
    処理方法。
  8. 【請求項8】 前記設定工程においては、前記領域のそ
    れぞれに対して、前記フィルタの係数を設定することを
    特徴とする請求項4記載の画像処理方法。
  9. 【請求項9】 前記フィルタは、該フィルタ内の係数の
    総和が正であることを特徴とする請求項8記載の画像処
    理方法。
  10. 【請求項10】 前記フィルタは、注目画素の係数が正
    であり、その他の係数が全て負であることを特徴とする
    請求項9記載の画像処理方法。
  11. 【請求項11】 前記フィルタは、該フィルタサイズが
    小さいほど、注目画素以外の係数の絶対値を大きくする
    ことを特徴とする請求項10記載の画像処理方法。
  12. 【請求項12】 前記フィルタは、前記注目画素以外の
    係数を2の累乗とすることを特徴とする請求項11記載
    の画像処理方法。
  13. 【請求項13】 前記設定工程においては、所定サイズ
    以上である領域に対しては所定のフィルタを設定するこ
    とを特徴とする請求項4乃至12のいずれかに記載の画
    像処理方法。
  14. 【請求項14】 前記所定のフィルタは、該フィルタ内
    の係数の総和が2であることを特徴とする請求項13記
    載の画像処理方法。
  15. 【請求項15】 前記所定のフィルタは、注目画素の係
    数が26であり、その他の係数が全て−1であることを
    特徴とする請求項14記載の画像処理方法。
  16. 【請求項16】 前記所定のフィルタは、5画素×5画
    素のフィルタであることを特徴とする請求項13乃至1
    5のいずれかに記載の画像処理方法。
  17. 【請求項17】 前記所定のフィルタは、注目画素以外
    の係数の一部が間引かれていることを特徴とする請求項
    13乃至16のいずれかに記載の画像処理方法。
  18. 【請求項18】 前記設定工程においては、ユーザ指示
    に基づいて前記フィルタを設定することを特徴とする請
    求項4記載の画像処理方法。
  19. 【請求項19】 前記画像処理工程においては、前記第
    1の信号と前記第2の信号を同時に生成することを特徴
    とする請求項1記載の画像処理方法。
  20. 【請求項20】 前記第1の画像は写真画像であること
    を特徴とする請求項1記載の画像処理方法。
  21. 【請求項21】 更に、前記第2の画像を記録媒体上に
    出力する出力工程を有することを特徴とする請求項1記
    載の画像処理方法。
  22. 【請求項22】 画像データに対して複数の加工モード
    による加工処理を行なう画像処理方法であって、 ユーザの指示を入力する指示入力工程と、 第1の画像に対して、前記ユーザ指示に対応した加工モ
    ードに基づく画像処理を施すことによって第2の画像を
    得る画像処理工程と、を有し、 前記複数の加工モードは、 前記第1の画像の輪郭部を抽出するとともに階調数を低
    減させることによってイラスト調の加工を施すイラスト
    加工モードと、 前記第1の画像を単色化するモノトーン加工モードと、
    を含むことを特徴とする画像処理方法。
  23. 【請求項23】 前記画像処理工程においては、前記ユ
    ーザ指示によって前記イラスト加工モードと前記モノト
    ーン加工モードの両方が指定された場合に、前記第1の
    画像に対して前記イラスト加工を施した後、モノトーン
    加工を施すことを特徴とする請求項22記載の画像処理
    方法。
  24. 【請求項24】 前記イラスト加工モードにおいては前
    記第1の画像の輝度及び色差信号に対してイラスト加工
    を施し、前記モノトーン加工モードにおいては、前記第
    1の画像の色差信号に対してモノトーン加工を施すこと
    を特徴とする請求項23記載の画像処理方法。
  25. 【請求項25】 前記指示入力工程においては、前記モ
    ノトーン加工モードにおける色相の設定が可能であるこ
    とを特徴とする請求項22記載の画像処理方法。
  26. 【請求項26】 前記指示入力工程においては、前記イ
    ラスト加工モードにおける明るさの設定が可能であるこ
    とを特徴とする請求項22記載の画像処理方法。
  27. 【請求項27】 前記イラスト加工モードにおいては、
    前記第1の画像を複数領域に分割して、各領域に対して
    フィルタ処理を施すことにより、イラスト調の第2の画
    像に加工することを特徴とする請求項22記載の画像処
    理方法。
  28. 【請求項28】 前記イラスト加工モードにおいては、
    前記領域のサイズに応じてフィルタを設定することを特
    徴とする請求項27記載の画像処理方法。
  29. 【請求項29】 前記指示入力工程においては、前記イ
    ラスト加工モードにおける加工内容の詳細設定を行い、 前記画像処理工程においては、前記詳細設定に基づいて
    前記フィルタを設定することを特徴とする請求項27記
    載の画像処理方法。
  30. 【請求項30】 前記詳細設定は、加工後の画像の明る
    さの設定を含むことを特徴とする請求項29記載の画像
    処理方法。
  31. 【請求項31】 前記加工工程においては、前記詳細設
    定によって設定された加工後の画像の明るさが大きいほ
    ど、前記フィルタ内の係数の総和が大きくなるように設
    定することを特徴とする請求項30記載の画像処理方
    法。
  32. 【請求項32】 第1の画像を入力する入力手段と、 第1の画像を複数の領域に分割する分割手段と、 前記領域のそれぞれに対する処理内容を設定する設定手
    段と、 前記領域のそれぞれに対して、該領域の輪郭部を抽出す
    るとともに階調数を低減させる画像処理を、前記処理内
    容に基づいて施すことによって第2の画像を得る画像処
    理手段と、 該第2の画像を出力する出力手段と、を備えることを特
    徴とする画像処理装置。
  33. 【請求項33】 前記分割手段は、前記第1の画像を前
    記領域単位に生成することによって複数の領域を生成す
    ることを特徴とする請求項32記載の画像処理装置。
  34. 【請求項34】 前記画像処理手段においては、前記領
    域に対してフィルタ処理を施すことによって前記第2の
    画像を得ることを特徴とする請求項31又は33記載の
    画像処理装置。
  35. 【請求項35】 前記出力手段は、前記第2の画像を記
    録媒体上に印刷出力することを特徴とする請求項32記
    載の画像処理装置。
  36. 【請求項36】 画像データに対して複数の加工モード
    による加工処理を行なう画像処理装置であって、 ユーザ指示を入力する指示入力手段と、 第1の画像を入力する画像入力手段と、 第1の画像に対して、前記ユーザ指示に対応した加工モ
    ードに基づく画像処理を施すことによって第2の画像を
    得る画像処理手段と、 前記第2の画像を出力する画像出力手段と、を有し、 前記複数の加工モードは、 前記第1の画像の輪郭部を抽出するとともに階調数を低
    減させることによってイラスト調の加工を施すイラスト
    加工モードと、 前記第1の画像を単色化するモノトーン加工モードと、
    を含むことを特徴とする画像処理装置。
  37. 【請求項37】 前記画像処理においては、前記ユーザ
    指示によって前記イラスト加工モードと前記モノトーン
    加工モードの両方が指定された場合に、前記第1の画像
    に対して前記イラスト加工を施した後、モノトーン加工
    を施すことを特徴とする請求項36記載の画像処理装
    置。
  38. 【請求項38】 前記イラスト加工モードにおいては、
    前記第1の画像を複数領域に分割して、各領域に対して
    フィルタ処理を施すことにより、イラスト調の第2の画
    像に加工することを特徴とする請求項36記載の画像処
    理装置。
  39. 【請求項39】 前記画像出力手段は、前記第2の画像
    を記録媒体上に印刷出力することを特徴とする請求項3
    6記載の画像処理装置。
  40. 【請求項40】 第1の画像に対して領域毎に画像処理
    を施して第2の画像を生成する画像処理装置と、該第2
    の画像を出力する画像出力装置と、を接続した画像処理
    システムであって、 該画像処理装置においては、前記第1の画像の領域毎
    に、輪郭部を抽出するとともに階調数を低減させること
    により、第2の画像を生成することを特徴とする画像処
    理システム。
  41. 【請求項41】 前記画像処理装置においては、前記第
    1の画像の領域毎にフィルタ処理を施すことによって前
    記第2の画像に加工することを特徴とする請求項40記
    載の画像処理システム。
  42. 【請求項42】 前記画像出力装置は、前記第2の画像
    を記録媒体上に印刷出力するプリンタであることを特徴
    とする請求項40記載の画像処理システム。
  43. 【請求項43】 更に、前記第1の画像を入力する画像
    入力装置を前記画像処理装置に接続したことを特徴とす
    る請求項40記載の画像処理システム。
  44. 【請求項44】 前記画像入力装置は、被写体を撮影し
    て画像信号を生成するデジタルカメラであることを特徴
    とする請求項43記載の画像処理システム。
  45. 【請求項45】 前記画像入力装置は、写真を光学的に
    読み取って画像信号を生成するスキャナであることを特
    徴とする請求項43記載の画像処理システム。
  46. 【請求項46】 画像処理のプログラムコードが記録さ
    れた記録媒体であって、該プログラムコードは少なくと
    も、 第1の画像を複数の領域に分割する分割工程のコード
    と、 前記領域のそれぞれに対する処理内容を設定する設定工
    程のコードと、 前記領域のそれぞれに対して、該領域の輪郭部を抽出す
    るとともに階調数を低減させる画像処理を、前記処理内
    容に基づいて施すことによって第2の画像を得る画像処
    理工程のコードと、を有することを特徴とする記録媒
    体。
  47. 【請求項47】 複数の加工モードを有する画像処理の
    プログラムコードが記録された記録媒体であって、該プ
    ログラムコード少なくとも、 ユーザの指示を入力する指示入力工程のコードと、 第1の画像に対して、前記ユーザ指示に対応した加工モ
    ードに基づく画像処理を施すことによって第2の画像を
    得る画像処理工程のコードと、を有し、 前記複数の加工モードは、 前記第1の画像の輪郭部を抽出するとともに階調数を低
    減させることによってイラスト調の加工を施すイラスト
    加工モードと、 前記第1の画像を単色化するモノトーン加工モードと、
    を含むことを特徴とする記録媒体。
  48. 【請求項48】 請求項1乃至31のいずれかに記載の
    画像処理方法によって生成された前記第2の画像が出力
    された記録媒体。
JP18963799A 1998-12-14 1999-07-02 画像処理方法及び画像処理装置並びに記録媒体 Expired - Fee Related JP3673675B2 (ja)

Priority Applications (8)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18963799A JP3673675B2 (ja) 1999-07-02 1999-07-02 画像処理方法及び画像処理装置並びに記録媒体
SG1999006099A SG75190A1 (en) 1998-12-14 1999-12-06 Image processing method and apparatus image processing system and storage medium
DE69940719T DE69940719D1 (de) 1998-12-14 1999-12-10 Bildverarbeitungsverfahren und -Gerät, Bildverarbeitungssystem und Speichermedium
AT99309950T ATE428995T1 (de) 1998-12-14 1999-12-10 Bildverarbeitungsverfahren und -gerät, bildverarbeitungssystem und speichermedium
EP99309950A EP1014688B8 (en) 1998-12-14 1999-12-10 Image processing method and apparatus, image processing system, and storage medium
US09/459,479 US7038810B1 (en) 1998-12-14 1999-12-13 Image processing method and apparatus, image processing system, and storage medium
KR10-1999-0057713A KR100374019B1 (ko) 1998-12-14 1999-12-14 화상처리방법 및 장치 및 시스템 및 기억매체
CN99126712A CN1114888C (zh) 1998-12-14 1999-12-14 图像处理方法、设备和***

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18963799A JP3673675B2 (ja) 1999-07-02 1999-07-02 画像処理方法及び画像処理装置並びに記録媒体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001024872A true JP2001024872A (ja) 2001-01-26
JP3673675B2 JP3673675B2 (ja) 2005-07-20

Family

ID=16244646

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18963799A Expired - Fee Related JP3673675B2 (ja) 1998-12-14 1999-07-02 画像処理方法及び画像処理装置並びに記録媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3673675B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002310920A (ja) * 2001-04-19 2002-10-23 Keisoku Kensa Kk コンクリート壁のひび割れ検出方法およびその装置
JP2007233433A (ja) * 2006-02-27 2007-09-13 Brother Ind Ltd 画像処理プログラムおよび画像処理装置
JP2007300580A (ja) * 2006-05-08 2007-11-15 Fuji Xerox Co Ltd 画像処理装置及びトナーセーブ方法
US10979597B2 (en) 2016-05-23 2021-04-13 Dai Nippon Printing Co., Ltd. Image processing apparatus, image processing method, and program

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4977395B2 (ja) * 2006-04-14 2012-07-18 富士フイルム株式会社 画像処理装置及び方法

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002310920A (ja) * 2001-04-19 2002-10-23 Keisoku Kensa Kk コンクリート壁のひび割れ検出方法およびその装置
JP2007233433A (ja) * 2006-02-27 2007-09-13 Brother Ind Ltd 画像処理プログラムおよび画像処理装置
US8064713B2 (en) 2006-02-27 2011-11-22 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Data processing device that executes retinex processing
JP2007300580A (ja) * 2006-05-08 2007-11-15 Fuji Xerox Co Ltd 画像処理装置及びトナーセーブ方法
JP4715622B2 (ja) * 2006-05-08 2011-07-06 富士ゼロックス株式会社 画像処理装置及びトナーセーブ方法
US10979597B2 (en) 2016-05-23 2021-04-13 Dai Nippon Printing Co., Ltd. Image processing apparatus, image processing method, and program

Also Published As

Publication number Publication date
JP3673675B2 (ja) 2005-07-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100374019B1 (ko) 화상처리방법 및 장치 및 시스템 및 기억매체
US7940434B2 (en) Image processing apparatus, image forming apparatus, method of image processing, and a computer-readable storage medium storing an image processing program
JP3492202B2 (ja) 画像処理方法、装置および記録媒体
US6954288B2 (en) Image-processing method, image-processing device, and storage medium
US8797619B2 (en) Image processing apparatus and image processing method with editing
JPH10108022A (ja) ハーフトーン・イメージ・データ獲得方法と装置およびハーフトーン印刷方法と装置
CN106303150B (zh) 图像处理装置及图像处理装置的控制方法
US10592766B2 (en) Image processing apparatus and medium storing program executable by image processing apparatus
JP4262151B2 (ja) 画像処理方法および画像処理装置およびコンピュータプログラムおよび記憶媒体
JP6417851B2 (ja) 画像処理装置、および、コンピュータプログラム
US20080062484A1 (en) Image processing device and image processing method
US20090109509A1 (en) Image processor and image processing method
US20100182620A1 (en) Image processing device and image processing method
US8369614B2 (en) Edge control in a digital color image via tone and size dependent dilation of pixels
JP3689574B2 (ja) 画像処理方法及び装置及び画像処理システム、及び記録媒体
JP2001175843A (ja) 画像処理方法、装置および記憶媒体
US7809199B2 (en) Image processing apparatus
JP3673675B2 (ja) 画像処理方法及び画像処理装置並びに記録媒体
JP2001177731A (ja) 画像処理方法、装置および記憶媒体
JP6736299B2 (ja) 印刷装置、印刷方法、および、プログラム
JP4164215B2 (ja) 画像処理方法、装置および記録媒体
JP2008092541A (ja) 画像処理方法、画像処理装置、画像形成装置、コンピュータプログラム及び記録媒体
JP4095234B2 (ja) 画像処理方法、装置および記録媒体
JP2007104250A (ja) 画像表示方法、画像表示システム、画像表示プログラム。
US20040017476A1 (en) Printing system, layout data generation device, print data processing device and program

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040312

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040511

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050415

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050425

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090428

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090428

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100428

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110428

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120428

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130428

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130428

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140428

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees