JP2001022003A - 写真処理装置 - Google Patents

写真処理装置

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JP2001022003A
JP2001022003A JP11197303A JP19730399A JP2001022003A JP 2001022003 A JP2001022003 A JP 2001022003A JP 11197303 A JP11197303 A JP 11197303A JP 19730399 A JP19730399 A JP 19730399A JP 2001022003 A JP2001022003 A JP 2001022003A
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JP
Japan
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exposure
roller
photographic paper
moving
paper
Prior art date
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JP11197303A
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Yoshiaki Miyamoto
佳明 宮本
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Noritsu Koki Co Ltd
Original Assignee
Noritsu Koki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】印画紙の長さが何れの長さとなっても、露光中
に、露光ムラが生ずることなく露光を行える写真処理装
置を提供することを目的とする。 【解決手段】印画紙21を搬送しながら露光を行う露光
部22を備える写真処理装置において、露光部排出側
に、排出される印画紙21の両面側を挟むように搬送経
路10に沿って配設されるガイド部材4と、該ガイド部
材4に沿って前後移動可能とし、かつ、圧接および離間
可能としている一対の移動ローラー51,52とを備え
る搬送機構3を配設し、移動ローラー51,52は、露
光部22から排出される印画紙21の搬送方向先端部の
移動に追従させて離間状態で移動させ、印画紙21の露
光が終了したときに、ガイド部材4で案内される印画紙
21の先端側に圧接させて、ガイド部材4の終端部まで
印画紙21を移動させるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印画紙を搬送しな
がら露光を行う露光部を備える写真処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、デジタル化した画像等を印画紙
に焼付処理する場合、印画紙を搬送しながら露光するい
わゆるライン露光を行う写真処理方法がある。
【0003】このライン露光を行う写真処理装置は、図
9に示すように、露光部Aにおいて露光部入口側と出口
側にそれぞれ一対の露光用第1搬送ローラーB1と露光
用第2搬送ローラーB2とを設けており、これら露光用
第1搬送ローラーB1と露光用第2搬送ローラーB2と
は、駆動ローラーCとこの駆動ローラーCに追従する従
動ローラーDとから構成されており、従動ローラーD
は、駆動ローラーCに対して圧接または離間するように
なっている。なお、露光用第1搬送ローラーB1と露光
用第2搬送ローラーB2とは、一方のローラーが圧接状
態のときには、他方のローラーは、離間された状態とな
るようになっている。
【0004】露光部Aに送られてきた印画紙Pは、搬送
されながら露光されるのであって、まず、入口側の露光
用第1搬送ローラーB1で挟持されながら搬送され、印
画紙Pの先端がライン露光ヘッドA1を通過すると、ラ
イン露光ヘッドA1から印画紙Pに露光が開始される。
そして、印画紙Pの先端が出口側の露光用第2搬送ロー
ラーB2に到達したとき、露光用第1搬送ローラーB1
の従動ローラーDが離間すると共に、露光用第2搬送ロ
ーラーB2の従動ローラーDが圧接して、この露光用第
2搬送ローラーB2で印画紙Pが挟持されながら搬送さ
れる。
【0005】次に、露光用第2搬送ローラーB2から排
出される印画紙Pは、露光部Aの排出側に配設される搬
送機構Eによって現像処理部へと搬送されていくのであ
るが、この搬送機構Eは、駆動ローラーF1と、該駆動
ローラーF1に対して、圧接および離間する従動ローラ
ーF2とからなる一対の圧接ローラーFと、この圧接ロ
ーラーFの排出側に配設される一対の搬送ベルトGとか
ら構成されている。搬送ベルトGは、エンドレスベルト
G1,G1の対向面が圧接するように配設されている。
【0006】この搬送機構Eによれば、所定の通常プリ
ントサイズの印画紙の場合には、印画紙Pへの露光が終
了した後に、印画紙Pが圧接ローラーFに到達するよう
になっており、圧接ローラーFに到達した露光済み印画
紙Pは、圧接ローラーFで挟持されながら、搬送ベルト
Gへ搬送され、この搬送ベルトGにより印画紙Pは、現
像処理部へと送られるようになっている。
【0007】また、通常プリントサイズより大きいサイ
ズの場合は、印画紙Pは、離間状態にある圧接ローラー
Fを通過して、搬送ベルトGへと送られ、圧接されたエ
ンドレスベルト間に進入し、その進入後、圧接ローラー
Fの駆動ローラーF1と従動ローラーF2とが圧接し
て、印画紙Pは、圧接ローラーFと搬送ベルトGとで挟
持された状態で、現像処理部へと送られるようになって
いる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、以上の写真
処理装置では、通常プリントサイズの場合では、露光終
了後に、印画紙Pが圧接ローラーFで挟持されるので、
印画紙Pが圧接ローラーFで挟持されたときの負荷変動
が生じても露光には影響がないが、通常プリントサイズ
よりも大きいサイズの場合には、露光中に搬送ベルトG
のエンドレスベルト間に進入し、さらに、露光中に圧接
ローラーFが圧接して印画紙を挟持するようになってい
るので、印画紙Pの搬送ベルトG間への進入時と、圧接
ローラーFの圧接時に、印画紙Pへの負荷が変動するこ
とから、印画紙Pに露光ムラが生じてしまう不具合が生
じていた。
【0009】そこで、通常プリントサイズよりも大きい
サイズの場合に、露光ムラをなくす方法としては、搬送
ベルト全体を上下動させて、一対のエンドレスベルトを
圧接および離間させるようにしておいて、露光中は、搬
送ベルトを離間状態にしておき、露光終了後に搬送ベル
トを圧接させるように制御したり、または、搬送ベルト
をなくして、多数の圧接ローラーを配設しておき、露光
中は、全ての圧接ローラーを離間状態にしておいて、印
画紙の露光が終了したときに、すべての圧接ローラーを
圧接させるようにすることが考えられるが、これらは、
構成が複雑でコスト高となる不具合がある。
【0010】本発明は、上記の問題に鑑みてなしたもの
であって、印画紙の長さが何れの長さとなっても、露光
中に、露光ムラが生ずることなく露光を行える写真処理
装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明は、 印画紙を搬送しながら
露光を行う露光部を備える写真処理装置において、露光
部排出側に、排出される印画紙の両面側を挟むように搬
送経路に沿って配設されるガイド部材と、該ガイド部材
に沿って前後移動可能とし、かつ、圧接および離間可能
としている一対の移動ローラーとを備える搬送機構を配
設し、移動ローラーは、露光部から排出される印画紙の
搬送方向先端部の移動に追従させて離間状態で移動さ
せ、印画紙の露光が終了したときに、ガイド部材で案内
される印画紙の先端側に圧接させて、ガイド部材の終端
部まで印画紙を移動させるようにした。
【0012】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載の発明において、移動ローラーは、ガイド部材の
終端部まで到達した時点で、印画紙を排出する方向に回
転駆動させるようにした。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0014】図1は、写真処理装置におけるプリンタ部
の構成図を示しており、駆動モータを介して回転駆動す
る駆動側ローラー11と、この駆動側ローラー11の搬
送面に弾接的に圧接して供回りする従動側ローラー12
とから構成される複数の搬送ローラー1により写真感光
材料である印画紙21が移送され、この搬送経路10に
沿って、露光部22と印字部23とが設けられている。
【0015】さらに、写真処理装置には、2つのペーパ
ーマガジン24,24が搭載されており、しかも、これ
ら2つのペーパーマガジン24,24から搬出された印
画紙21を所定の大きさにカットするカット部25,2
5を、搬送経路10におけるペーパーマガジン24,2
4の近くに2ケ所設けている。
【0016】また、写真処理装置には、カットされた印
画紙21を、露光部22に至るまでに、所定の位置に振
り分けるための振り分け手段26を設けている。この振
り分け手段26は、カット部25,25出口において、
カットされた印画紙21を掴んで露光部22の所定位置
まで搬送するチャック26aを備えている。
【0017】該チャック26aは、搬送ローラー1のロ
ーラー幅方向に往復動可能とし、かつ、搬送経路10に
沿って往復動できるようになっている。
【0018】そして、露光部22の手前において、振り
分け手段26で印画紙21を振り分けることにより、振
り分けられた状態で露光部22におけるライン露光およ
び印字部23における印字処理がなされ、そのまま、図
示していないが、現像処理部へと搬送される。
【0019】露光部22は、光源22aと、この光源2
2aと光ファイバー束(図示せず)を介して接続され、
印画紙21の搬送方向と直交する方向に設けられたライ
ン状のPLZTヘッド22bと、光源22aとPLZT
ヘッド22bとの間の光路に配設される光質変調フィル
ター(図示せず)とから構成されており、コンピュータ
ー(図示せず)からPLZTヘッド22bに画像が出力
されると共に、PLZTヘッド22bに、光源22aか
ら光質変調フィルターを透過した光が送られて、このP
LZTヘッド22bに対して、印画紙21を1ドット列
ずつ移送させることにより、印画紙21がライン露光さ
れる。
【0020】露光部22では、印画紙21を搬送しなが
ら露光を行うため、露光部入口側と出口側にそれぞれ一
対の露光用第1搬送ローラー13と露光用第2搬送ロー
ラー14とを設け、露光用第1搬送ローラー13で印画
紙21を搬送しながら露光し、途中で露光用第2搬送ロ
ーラー14で印画紙21を搬送しながら露光するように
している。
【0021】これら露光用第1搬送ローラー13と露光
用第2搬送ローラー14とは、駆動ローラー15とこの
駆動ローラー15に追従する従動ローラー16とから構
成されており、従動ローラー16は、駆動ローラー15
に対して圧接または離間するようになっている。そし
て、露光用第1搬送ローラー13と露光用第2搬送ロー
ラー14とは、一方のローラーが圧接状態のときには、
他方のローラーは、離間された状態となるようにして、
どちらか一方のローラーで印画紙21を搬送するように
している。
【0022】具体的には、露光用第1搬送ローラー13
と露光用第2搬送ローラー14とによる印画紙21の搬
送は、まず、入口側の露光用第1搬送ローラー13で印
画紙21が挟持されながら搬送され、印画紙21の先端
がPLZTヘッド22bを通過すると、PLZTヘッド
22bから印画紙21に露光が開始される。
【0023】そして、印画紙21の先端が出口側の露光
用第2搬送ローラー14に到達したとき、露光用第1搬
送ローラー13の従動ローラー16が離間し、露光用第
2搬送ローラー14の従動ローラー16が圧接して、こ
の露光用第2搬送ローラー14で印画紙21が挟持され
ながら搬送され、印字部23へと排出される。
【0024】印字部23は、ライン露光された印画紙2
1の裏面に必要なデータを印字するための印字装置23
aを備えており、露光部22でライン露光された印画紙
21が、搬送ローラー1によって搬送されながら印字装
置23aの印字ヘッド23bでデータが印字される。
【0025】以上の構成から成る写真処理装置におい
て、本実施の形態では、図1から図8に示すように、露
光部22と印字部23との間で、露光部22の印画紙排
出側に、排出される印画紙21の両面側を挟むように搬
送経路10に沿って配設されるガイド部材4と、該ガイ
ド部材4に沿って前後移動可能とし、かつ、圧接および
離間可能としている一対の移動ローラー51,52とを
備える搬送機構3を配設している。
【0026】ガイド部材4は、図1から図3に示すよう
に、長尺な2枚の帯状ステンレス板4a,4bを重ね合
わしたものであって、長手方向一方側を湾曲させ、他方
側を直線状に形成しており、湾曲した側を露光部22の
露光用第2搬送ローラー14に対向するように配設し
て、2枚のステンレス板4a,4bの間に印画紙21を
通過させるようにしている。
【0027】この2枚重ねのガイド部材4は、図2に示
すように、所定間隔をおいて、平行に4本配設してお
り、それぞれのガイド部材4の湾曲側端部には、印画紙
21の進入を容易にするために、外方に広がる開放部4
1を形成している。
【0028】移動ローラー51,52は、図2、図4、
図5に示すように、一方の移動ローラー51を、ローラ
ー回転用モータ53の駆動で回転するようにしており、
他方の移動ローラー52を、回転する移動ローラー51
に対して圧接及び離間をするように構成されており、こ
れら移動ローラー51,52は、ローラー幅方向両端に
配設される2枚の支持板6,6に回転可能に支持されて
いる。
【0029】支持板6に圧接および離間させる移動ロー
ラー52を支持するにあたっては、該支持板6に形成す
る移動ローラー52を支持する支持穴61の内径を、移
動ローラー52が上下方向に所定距離移動できる大きさ
としている。
【0030】また、一方の支持板6には、図4に示すよ
うに、回転駆動用の移動ローラー51を回転駆動させる
ためのローラー回転用モータ53が取付けられており、
このローラー回転用モータ53の回転は、タイミングベ
ルト54を介して移動ローラー51に伝達されるように
なっている。
【0031】さらに、他方の支持板6には、図5に示す
ように、圧接・離間用の移動ローラー52を回転駆動用
の移動ローラー51に対して圧接または離間するように
駆動させるためのローラー離間用モータ71と、このロ
ーラー離間用モータ71によって回転駆動する偏心カム
72とを設けている。
【0032】さらに、圧接・離間用の移動ローラー52
に平行に配置されるホルダー支持軸73を2枚の支持板
6,6に回転可能に支持させると共に、2枚の支持板
6,6の下方に、これらをまたがるように、長尺なロー
ラーホルダー74を配設している。
【0033】このローラーホルダー74は、圧接・離間
用の移動ローラー52およびホルダー支持軸73の両端
部が、回転できるように挿通される取付片75,75を
備えており、該ローラーホルダー74は、取付片75,
75を介して各支持板6,6に支持されるホルダー支持
軸73を中心に揺動し、この揺動に伴い圧接・離間用の
移動ローラー52が支持板6の支持穴61の大きさの範
囲で上下動するように、ホルダー支持軸73を介して支
持板6,6に支持されている。
【0034】さらに、ローラーホルダー74の取付片7
5,75における圧接・離間用の移動ローラー52の支
持位置近くに、スプリング76,76の一端を固定し、
これらスプリング76,76の他端を、支持板6,6の
取付片75,75より上方位置に固定して、これらスプ
リング76,76で、圧接・離間用の移動ローラー52
が回転駆動用の移動ローラー51に圧接する方向に付勢
されるようにしている。
【0035】さらに、ローラーホルダー74の一方の取
付片75の上部には、偏心カム72に係合する揺動ピン
77を突設させており、ローラー離間用モータ71の駆
動で偏心カム72が偏心回転すると、偏心カム72に係
合する揺動ピン77を介して、ローラーホルダー74が
ホルダー支持軸73を中心に揺動するようになってい
る。
【0036】また、本実施の形態では、移動ローラー5
1,52をガイド部材4の長さ方向に沿って移動させる
ようにしており、図2に示すように、2枚の支持板6,
6の内側に、支持板6,6の内側の面と対向する垂下片
81,81と、これら垂下片81,81の上下方向一端
部を連結する連結片82とを備える移動用ホルダー8を
設けている。
【0037】この移動用ホルダー8の垂下片81,81
に、回転駆動用の移動ローラー51と圧接・離間用の移
動ローラー52が支持された支持板6,6を揺動可能に
支持し、この移動用ホルダー8の垂下片81,81の端
部に形成されるスライド部84,84を、搬送経路10
に沿って延びる2本の移動用軸83,83にスライド可
能に支持すると共に、一方のスライド部84から延設さ
れるベルト固定部85を、移動用モータ86の駆動に連
動して回転する移動ベルト87に固定している。
【0038】さらに、移動用ホルダー8の各垂下片8
1,81における連結片81近くには、ローラー幅方向
外方に突出する支持ピン88,88を突設させており、
この支持ピン88,88に支持板6,6を揺動可能に支
持させて、支持板6が、この支持ピン88,88を中心
に揺動するようになっている。
【0039】また、各支持板6,6の外方には、支持板
6,6を所定の角度で揺動させながら搬送経路10に沿
って移動させるガイド板9,9を配設しており、このガ
イド板9,9には、支持板6,6の外面に突設するガイ
ドピン62,62を嵌合させるためのガイド溝91,9
1を形成している。
【0040】ガイド溝91,91は、図2に示すよう
に、ガイド部材4の湾曲部側に対応させるように湾曲し
た溝が形成され、この湾曲部は、ガイド部材4の湾曲部
とは反対方向に湾曲していくように形成されている。
【0041】そして、ガイド溝91,91にガイドピン
62,62を嵌合させることにより、ガイド溝91,9
1の湾曲部に沿ってガイドピン62,62が移動したと
き、支持板6,6は、移動用ホルダー8の支持ピン88
を中心に揺動しながら、移動用軸83,83に沿って移
動し、支持板6,6に支持される移動ローラー51,5
2がガイド部材4に沿って移動する。
【0042】つぎに、ガイド部材4と、一対の移動ロー
ラー51,52とを備える搬送機構3の駆動制御につい
て説明する。
【0043】この駆動制御は、一対の移動ローラー5
1,52を、露光部22から排出される印画紙21の搬
送方向先端部の移動に追従させて離間状態で移動させ、
印画紙21の露光が終了したときに、移動ローラー5
1,52を圧接させる。この圧接により、ガイド部材4
で案内されながら移動ローラー51,52間にある印画
紙21の先端側がこれら移動ローラー51,52で挟持
され、圧接状態の移動ローラー51,52をガイド部材
4の終端部まで移動させることにより、印画紙21をガ
イド部材4の終端部まで移送する。そして、移動ローラ
ー51,52がガイド部材4の終端部まで到達した時点
で、移動ローラー51,52を、印画紙21を排出させ
る方向に回転駆動させるようにしている。
【0044】具体的には、露光部22の第1搬送ローラ
ー13で印画紙21が搬送されている状態のとき、支持
板6のガイドピン62,62をガイド板9,9のガイド
溝91,91の湾曲側端部に位置させ、移動ローラー5
1,52を、図3中、実線で描かれた位置に位置させて
おく。
【0045】このとき、ローラー離間用モータ71を駆
動させて、ローラーホルダー74を、圧接・離間用の移
動ローラー52が回転駆動用の移動ローラー51から離
間する所定位置まで揺動させ、この離間位置へ到達した
ときにローラー離間用モータ71の駆動を停止させるこ
とにより、圧接・離間用の移動ローラー52を、図3に
示すように、回転駆動用の移動ローラー51から離間さ
せた状態にさせておく。
【0046】そして、図6に示すように、露光部22で
の露光中に、印画紙21が第2搬送ローラー14で搬送
され始め、該第2搬送ローラー14から排出されてきた
印画紙21が、ガイド部材4内に進入し、印画紙21の
先端が、ガイド部材4の湾曲端部近くに位置している移
動ローラー51,52の中心を結ぶ線から20mm
(a)を過ぎたときをセンサー(図示せず)で検出し、
この検出結果が、図示していないが、コンピューターに
入力され、このコンピューターからの出力で、移動用モ
ータ86が駆動し始め、移動ローラー51,52が、ガ
イド部材4の長さ方向に沿って印画紙21の搬送速度と
同速度で移動し始めるのである。
【0047】この移動ローラー51,52の移動は、コ
ンピューターからの出力で、移動用モータ86が駆動開
始し、この移動用モータ86の駆動により移動ベルト8
7が回転し始めて、この移動ベルト87に固定した移動
用ホルダー8のベルト固定部85が移動し始め、移動用
ホルダー8に支持される支持板6,6が、移動用軸8
3,83に沿って移動されて、移動ローラー51,52
の移動が行われる。なお、移動ローラー51,52は、
このとき、離間状態で移動される。
【0048】移動ローラー51,52の移動中に、露光
部22での露光が終了されると、コンピュータからの出
力でローラー離間用モータ71が駆動し始め、偏心カム
72の回転駆動でローラーホルダー74を揺動させて、
離間状態にある圧接・離間用の移動ローラー52を回転
駆動用の移動ローラー51に圧接させ、圧接状態となっ
た時点でローラー離間用モータ71の駆動が停止され、
図7に示すように、移動ローラー51,52で印画紙2
1の先端側が挟持される。そして、移動ローラー51,
52で印画紙21を挟持しながら、移動ローラー51,
52がガイド部材4に沿って移動し、印画紙21が、移
動ローラー51,52によって、搬送される。
【0049】さらに、移動ローラー51,52がガイド
部材4の端部にまで到達すると、この到達した結果が、
コンピュータに入力され、コンピューターから出力で、
ローラー回転用モータ53が回転し、回転駆動用の移動
ローラー51が回転し始め、移動ローラー51,52が
圧接状態にあるので、印画紙21が印字部23の入り口
側に設ける搬送ベルト17に送られる。
【0050】このように、本実施の形態によれば、印画
紙21の大きさ(長さ)に関係なく、印画紙21への露
光が終了するまでは、印画紙21をガイド部材4によっ
て、印画紙21の先端部を搬送経路10に沿って案内し
ておき、このとき、印画紙21の先端の移動に追従させ
て、離間状態の移動ローラー51,52をガイド部材4
に沿って移動させておき、露光が終了したときに、移動
ローラー51,52を圧接させて印画紙21の先端部を
移動ローラー51,52で挟持して印画紙21の搬送を
行うようにしているので、印画紙21は、露光が終了さ
れた後でなければ、移動ローラー51,52での搬送が
行われない。
【0051】その結果、印画紙の長さに関係なく、何れ
の印画紙でも、印画紙への露光中に、この印画紙が圧接
した搬送ローラーや搬送ベルト間に進入してしまうこと
が無くなるので、露光部の排出側に配設させる搬送ロー
ラーによる印画紙への露光ムラが生じるのを確実に防止
でき、プリント品質を向上できるのである。
【0052】しかも、移動ローラー51,52は、一対
設けるだけでよいので、それだけ搬送機構の構成および
制御も簡単にできる。
【0053】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、印画紙
を搬送しながら露光を行う露光部を備える写真処理装置
において、露光部排出側に、排出される印画紙の両面側
を挟むように搬送経路に沿って配設されるガイド部材
と、該ガイド部材に沿って前後移動可能とし、かつ、圧
接および離間可能としている一対の移動ローラーとを備
える搬送機構を配設し、移動ローラーは、露光部から排
出される印画紙の搬送方向先端部の移動に追従させて離
間状態で移動させ、印画紙の露光が終了したときに、ガ
イド部材で案内される印画紙の先端側に圧接させて、ガ
イド部材の終端部まで印画紙を移動させるようにしたか
ら、印画紙の大きさ(長さ)に関係なく、印画紙への露
光が終了するまでは、印画紙をガイド部材によって、印
画紙の先端部を搬送経路に沿って案内しておき、このと
き、印画紙の先端の移動に追従させて、離間状態の移動
ローラーをガイド部材に沿って移動させておき、露光が
終了したときに、移動ローラーを圧接させて印画紙の先
端部を移動ローラーで挟持して印画紙の搬送を行うこと
ができる。
【0054】その結果、印画紙の長さに関係なく、何れ
の印画紙でも、印画紙への露光中に、この印画紙が圧接
した搬送ローラーや搬送ベルト間に進入してしまうこと
が無くなるので、露光部の排出側に配設させる搬送ロー
ラーによる印画紙への露光ムラが生じるのを確実に防止
でき、プリント品質を向上できる。
【0055】しかも、移動ローラーは、一対設けるだけ
でよいので、それだけ搬送機構の構成および制御も簡単
にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態で、写真処理装置のプリン
タ部の概略断面図である。
【図2】本発明の写真処理装置の搬送機構を示す斜視図
である。
【図3】本発明の写真処理装置の露光部と搬送機構とを
示す概略側面図である。
【図4】本発明の写真処理装置の搬送機構の一部を示す
斜視図である。
【図5】本発明の写真処理装置の搬送機構の一部を示す
斜視図である。
【図6】本発明の写真処理装置の搬送機構の搬送状態を
示す説明図である。
【図7】本発明の写真処理装置の搬送機構の搬送状態を
示す説明図である。
【図8】本発明の写真処理装置の搬送機構の搬送状態を
示す説明図である。
【図9】従来の写真処理装置の搬送機構を示す概略側面
図である。
【符号の説明】
10 搬送経路 21 印画紙 22 露光部 3 搬送機構 4 ガイド部材 5 移動ローラー

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】印画紙を搬送しながら露光を行う露光部を
    備える写真処理装置において、露光部排出側に、排出さ
    れる印画紙の両面側を挟むように搬送経路に沿って配設
    されるガイド部材と、該ガイド部材に沿って前後移動可
    能とし、かつ、圧接および離間可能としている一対の移
    動ローラーとを備える搬送機構を配設し、移動ローラー
    は、露光部から排出される印画紙の搬送方向先端部の移
    動に追従させて離間状態で移動させ、印画紙の露光が終
    了したときに、ガイド部材で案内される印画紙の先端側
    に圧接させて、ガイド部材の終端部まで印画紙を移動さ
    せるようにしていることを特徴とする写真処理装置。
  2. 【請求項2】移動ローラーは、ガイド部材の終端部まで
    到達した時点で、印画紙を排出する方向に回転駆動させ
    るようにしている請求項1に記載の写真処理装置。
JP11197303A 1999-07-12 1999-07-12 写真処理装置 Withdrawn JP2001022003A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002082393A (ja) * 2000-09-08 2002-03-22 Noritsu Koki Co Ltd 写真処理装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002082393A (ja) * 2000-09-08 2002-03-22 Noritsu Koki Co Ltd 写真処理装置
JP4517482B2 (ja) * 2000-09-08 2010-08-04 ノーリツ鋼機株式会社 写真処理装置

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