JP2001019734A - 二液硬化型ポリウレタン樹脂組成物 - Google Patents
二液硬化型ポリウレタン樹脂組成物Info
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Abstract
とができるにもかかわらず、硬化性が速く、発泡しにく
い二液硬化型ポリウレタン樹脂組成物を提供する。 【解決手段】 ポリイソシアネート、活性水素を有する
化合物及びN−ヒドロキシアルキル−オキサゾリジンと
を反応させて得られる末端遊離イソシアネート基含有ウ
レタンプレポリマーを主成分とする主剤と、硬化成分と
して水を主成分とし、オキサゾリジン環開環促進剤を
0.1〜20重量%含む硬化剤からなる二液硬化型ポリ
ウレタン樹脂組成物。
Description
作業時間(可使時間)を長くとることができるにもかか
わらず、硬化性が速く発泡しにくい二液硬化型ポリウレ
タン樹脂組成物に関するものである。
プレポリマーを硬化主成分とするポリウレタン樹脂は、
空気中の水分により硬化させる一液湿気硬化型のもの
と、ポリオールなどのイソシアネートと反応する硬化成
分を含む硬化剤と混合して硬化させる二液型のものに分
類されて使われている。このうち二液型のものは一液型
のものに比べて発泡しにくい点や、硬化厚みに関係なく
短時間で硬化させることができるなどの利点からコーテ
ィング材、シーリング材、防水材、床材、接着剤などに
利用されている。
二液硬化型ポリウレタン樹脂組成物では主剤、硬化剤混
合後の作業時間と硬化性とのバランスが取りにくいこと
や、発泡を抑制するために鉛系などのイソシアネートと
ポリオールとの反応を促進することのできる有害性の高
い金属系触媒を使用しなければならないなどの問題があ
った。これらの問題を解決する手段としてオキサゾリジ
ン化合物を使用する方法が特開平9−165569号公
報及び特開平10−292025号公報に開示されてい
る。しかしながら、特開平9−165569号公報では
硬化剤にポリオールを使用しているため硬化性を促進す
るにはナフテン酸鉛、オクチル酸鉛等の鉛系触媒を必要
とする点や、速硬化性と長い可使時間の両立と言う点に
おいてもいまだ不十分である。また、特開平10−29
2025号公報では主剤ではなく、硬化剤にオキサゾリ
ジン化合物を含むため、充填剤など硬化剤中に配合する
その他の物質を乾燥させなければ使用することができな
いなどと言った問題があり、硬化剤にポリオールやアミ
ンを使用しているため、速硬化性と長い可使時間の両立
と言う点においてもいまだ不十分である。
業時間を長くとることができるにもかかわらず、速硬化
性に優れしかも発泡しにくい二液硬化型ポリウレタン樹
脂組成物を提供することにある。
ネート、活性水素を有する化合物及びN−ヒドロキシア
ルキル−オキサゾリジンとを反応させて得られる末端遊
離イソシアネート基含有ウレタンプレポリマーを主成分
とする主剤と、硬化成分として水を主成分とし、オキサ
ゾリジン環開環促進剤を0.1〜20重量%含む硬化剤
からなる二液硬化型ポリウレタン樹脂組成物に係る。
意検討した結果、ポリイソシアネート、活性水素を有す
る化合物、N−ヒドロキシアルキル−オキサゾリジンと
を反応させて得られる末端遊離イソシアネート基含有ウ
レタンプレポリマーを主成分とする主剤と、硬化成分と
して水を主成分とする硬化剤、並びにオキサゾリジン環
開環促進剤を用いることにより、上記にように可使時間
を長くとることができるにもかかわらず、速硬化性に優
れしかも発泡しにくいと言う優れた効果が得られること
を知見し本発明に至った。
する。本発明に使用されるポリイソシアネートとしては
特に限定されるものではなく、m−フェニレンジイソシ
アネート、p−フェニレンジイソシアネート、4,4'−
ジフェニルジイソシアネート、1,5−ナフタレンジイ
ソシアネート、4,4'−ジフェニルメタンジイソシアネ
ート、2,4−又は2,6−トリレンジイソシアネート、
4,4'−トルイジンジイソシアネート、4,4'−ジフェ
ニルエーテルジイソシアネート等などの芳香族ジイソシ
アネート、1,3−又は1,4−キシリレンジイソシアネ
ート、もしくはその混合物などの芳香族ジイソシアネー
ト、トリメチレンジイソシアネート、テトラメチレンジ
イソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、ペ
ンタメチレンジイソシアネート、1,2−プロピレンジ
イソシアネート、1,2−ブチレンジイソシアネート、
2,3−ブチレンジイソシアネート、1,3−ブチレンジ
イソシアネート、2,4,4−又は、2,2,4−トリメチ
ルヘキサメチレンジイソシアネート、2,6−ジイソシ
アネートメチルカプロエート等の脂肪族ジイソシアネー
ト、
ト、1,4−シクロヘキサンジイソシアネート、1,3−
シクロヘキサンジイソシアネート、3−イソシアネート
メチル−3,5,5−トリメチルシクロヘキシルイソシア
ネート、4,4'−メチレンビス(シクロヘキシルイソシ
アネート)、メチル−2,4−シクロヘキサンジイソシ
アネート、メチル−2,6−シクロヘキサンジイソシア
ネート、1,4−ビス(イソシアネートメチル)シクロ
ヘキサン等の脂環族ジイソシアネート、及びこれらジイ
ソシアネートのカルボジイミド変性体、ビウレット変性
体、アロファネート変性体、二量体、三量体など、通常
のポリウレタン樹脂の製造に使用されるポリイソシアネ
ートを挙げることができ、これらは単独または二種以上
の混合物として用いられる。
物としては、例えばメタノール、エタノール、プロパノ
ール、ブタノール、ペンタノール、ヘキサノール、オク
タノール、シクロペンタノール、ジメチルシクロヘキサ
ノール等の脂肪族モノアルコール類。例えばベンジルア
ルコール、フェノール、クレゾール等の芳香族及びフェ
ノール性モノアルコール類。例えば2−ヒドロキシエチ
ル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メ
タ)アクリレート、2−ヒドロキシブチル(メタ)アク
リレート、4−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレー
ト、ネオペンチルグリコールモノ(メタ)アクリレー
ト、2−ヒドロキシ−3−フェニルオキシプロピル(メ
タ)アクリレート、4−ヒドロキシシクロヘキシル(メ
タ)アクリレート、トリメチロールプロパンジ(メタ)
アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アク
リレート、テトラメチロールメタントリ(メタ)アクリ
レート、ポリアルキレングリコールモノ(メタ)アクリ
レート等の多価アルコール類と(メタ)アクリル酸がエ
ステル化反応で結合した(メタ)アクリル酸エステル系
モノアルコール類。
開始剤としてエチレンオキサイド、プロピレンオキサイ
ドなどのアルキレンオキサイドとの付加反応によって得
られるポリオキシアルキレンモノオール。あるいは前記
低分子モノアルコールを開始剤としてε−カプロラクト
ン、γ−バレロラクトン等のラクトンを開環重合して得
られるポリエステルモノオール。あるいは前記低分子モ
ノアルコールを開始剤としてエチレンカーボネートを開
環重合して得られるポリカーボネートモノオール等。
ール、1,4−ブチレングリコール、1,3−ブチレング
リコール、1,2−ブチレングリコール、1,6−ヘキサ
ンジオール、ネオペンチルグリコールなどのアルカン
(炭素数2〜22)ジオール、ジエチレングリコール、
トリエチレングリコール、ジプロピレングリコール、シ
クロヘキサンジメタノール、水素化ビスフェノールA,
1,4−ジヒドロキシ−2−ブテン、2,6−ジメチル−
1−オクテン−3,8−ジオール、ビスヒドロキシエト
キシベンゼン、キシレングリコール、ビスヒドロキシエ
チレンテレフタレート等の低分子ジオール、グリセリ
ン、2−メチル−2−ヒドロキシメチル−1,3−プロ
パンジオール、2,4−ジヒドロキシ−3−ヒドロキシ
メチルペンタン、1,2,6−ヘキサントリオール、1,
1,1−トリス(ヒドロキシメチル)プロパン、2,2−
ビス(ヒドロキシメチル)−3−ブタノール、及びその
他の脂肪族トリオール(C8〜24)などの低分子トリ
オール、
ミン、ヘキサメチレンジアミン、ヒドラジン、1,2−
ジアミノエタン、1,2−ジアミノプロパン、1,3−ジ
アミノペンタン、1,6−ジアミノヘキサンジアミノト
ルエン、ビスー(4−アミノフェニル)メタン、ビスー
(4−アミノー3−クロロフェニル)メタン等の低分子
ジアミン、ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラ
ミン、テトラエチレンペンタミン、ペンタエチレンヘキ
サミン、2,2'−ジアミノジエチルアミン等の3官能以
上の低分子ポリアミン、前記の低分子ジオール、トリオ
ール、ジアミン、3官能以上のポリアミンとエチレンオ
キサイド、プロピレンオキサイドなどのアルキレンオキ
サイドとの付加反応によって得られるポリオキシアルキ
レンポリオール、テトラヒドロフランの開環重合によっ
て得られるポリテトラメチレングリコール、
1種または2種以上と、例えばシュウ酸、マロン酸、コ
ハク酸、メチルコハク酸、グルタール酸、アジピン酸、
1,1−ジメチル−1,3−ジカルボキシプロパン、3−
メチル−3−エチルグルタール酸、アゼライン酸、セバ
シン酸などの脂肪族ジカルボン酸、ヘット酸及びこれら
のカルボン酸からなる酸無水物、すなわち無水シュウ
酸、無水コハク酸、無水2−アルキル(C12〜18)
コハク酸、さらにはこれらのカルボン酸からなる酸ハラ
イド、すなわちシュウ酸ジクロリド、アジピン酸クロラ
イド、セバシン酸クロライド等との反応によって得られ
るポリエステルポリオール、
開始剤としてε−カプロラクトン、γ−バレロラクトン
等のラクトンを開環重合して得られるポリエステルポリ
オール、前記低分子ジオール、低分子トリオールを開始
剤としてエチレンカーボネートを開環重合して得られる
ポリカーボネートポリオール、ひまし油などの天然油脂
ポリオール、ポリブタジエンポリオール、ポリイソプレ
ンポリオール等のポリオレフィンポリオール及びこれら
の水素添加物等を挙げることができ、これらは単独また
は2種以上の混合物として用いられる。
シアネートに対する使用量としてはNCO/OHの当量
比で1.3〜7.0であることが好ましい。NCO/OH
の当量比が1.3より低いとプレポリマーの粘度が高く
なり好ましくない。また、NCO/OHの当量比が7.
0より大きいと好適な硬化物物性が得られないので好ま
しくない。プレポリマー粘度と硬化物物性の面からNC
O/OHの当量比で1.5〜5.0であることがさらに好
ましい。
ル−オキサゾリジンは、ジ(ヒドロキシアルキル)アミ
ンとケトンまたはアルデヒドとの脱水縮合反応により得
られるものであり、下記式(1)で表されるオキサゾリ
ジン環の窒素原子上に置換された基の末端に水酸基を有
するものであれば良いが、式中R1は炭素数2〜5のア
ルキレン基、R2は水素原子または炭素数1〜3のアル
キル基、R3及びR4は同一または異なって水素原子ま
たは炭素数1〜20の炭化水素基であるものが好まし
い。R1で示される炭素数2〜5のアルキレン基として
はエチレン基またはイソプロピレン基などが、R2で示
される炭素数1〜3のアルキル基としては例えばメチ
ル、エチル、プロピル、イソプロピル基が挙げられる。
R3及びR4で示される炭素数1〜20の炭化水素基と
しては飽和または不飽和脂肪族、芳香族炭化水素基のい
ずれでも良い。
ロピレン基が挙げられる。好ましいR2としては水素及
びメチル基が挙げられる。好ましいR3及びR4として
は炭素数1〜7の脂肪族炭化水素基、例えばメチル、エ
チル、イソプロピル、イソペンチル基、1−メチルブチ
ル基など、及び炭素数6〜10の芳香族炭化水素基、例
えばフェニル、トルイル、ベンジル基などが挙げられ、
中でもR3,R4のうち一方が水素原子であるオキサゾ
リジン化合物は貯蔵安定性の点で好ましい。
の具体例としては、2−イソプロピル−3−(2−ヒド
ロキシエチル)オキサゾリジン、2−(1−メチルブチ
ル)−3−(2−ヒドロキシエチル)オキサゾリジン、
2−フェニル−3−(2−ヒドロキシエチル)オキサゾ
リジン、2−イソプロピル−3−(2−ヒドロキシプロ
ピル)−5−メチルオキサゾリジン等が挙げられる。
水分解されオキサゾリジン環が開環し、イミノ基と水酸
基が生成し、それらがプレポリマーのイソシアネート基
と反応することにより尿素結合及びウレタン結合を生成
して架橋を進行させる。N−ヒドロキシアルキル−オキ
サゾリジンの使用量としてはポリイソシアネートに対し
て、活性水素化合物の反応分を除いて残るイソシアネー
ト基とオキサゾリジン中の水酸基との比率でNCO/O
Hの当量比=2〜10になるように反応させることが好
ましい。NCO/OHの当量比が2より低いと好適な硬
化物物性が得られないので好ましくない。また、NCO
/OHの当量比が10より大きいと硬化時に発泡を生じ
やすいので好ましくない。好適な硬化物物性と発泡抑制
の面からさらに好ましい範囲はNCO/OHの当量比=
3〜6である。
酸、硝酸、硫酸、リン酸、珪酸などの無機酸、あるいは
プロピオン酸、オクタン酸、アジピン酸、コハク酸、マ
レイン酸、フタル酸、安息香酸などのカルボン酸、p−
トルエンスルホン酸(またはそのアミド)、o−トルエ
ンスルホン酸(またはそのアミド)などのスルホン酸
(またはそのアミド)など、もしくはそれらの無水物、
エステル化物、ハロゲン化物などの水分により加水分解
して酸性物質を生ずる化合物が一般的に用いられる。オ
キサゾリジン環の開環促進剤の硬化剤中への配合量とし
ては0.1〜20重量%であるのが硬化性、可使時間及
び発泡抑制の面から好ましいが、さらに好ましくは0.
5〜10重量%である。なお、ここで言うオキサゾリジ
ン環の開環促進剤は脂肪酸などの無機充填剤の表面処理
剤中に含まれるものなどとは別に添加するものを示す。
リマーの製造方法は通常のウレタンプレポリマーの製造
条件でよい。前記の活性水素化合物、N−ヒドロキシア
ルキル−オキサゾリジンと過剰量の前記のポリイソシア
ネートを反応させることによって製造される。例えば、
窒素気流下においてポリイソシアネートとポリオールと
を反応温度が50〜80℃で1〜数時間程度反応を行う
ことで末端にイソシアネート基を有するプレポリマーが
得られる。ウレタンプレポリマーの末端イソシアネート
基含有率としては0.5〜6.0%であることがプレポリ
マーの好適な粘度及び好適な硬化物物性の面から好まし
いが、さらに好ましくは1.0〜5.0%である。
して含有させる。硬化剤中に水以外の反応成分としては
前述の活性水素含有化合物を用いることができる。硬化
剤中の水の含有量は、他の反応成分も含めた硬化剤全体
の中のイソシアネート基と反応し得る活性水素当量数の
中で水の持つ活性水素当量数が50%以上となるように
含有させるのが硬化性と可使時間の面で好ましい。さら
に好ましくは70〜100%である。また、主剤中に含
まれるオキサゾリジン化合物と硬化剤中に含まれる水が
モル比でオキサゾリジン:水=1:0.5〜1:5.0と
なるように硬化剤中に水を含有させ、主剤と硬化剤の混
合比を調整することが硬化性と可使時間の面で好まし
い。硬化剤中の水以外の反応成分の配合量は、主剤中に
含まれるオキサゾリジン環が開環して生成する官能基の
全てがイソシアネート基と反応した場合の残りのイソシ
アネート基に対して、水以外の反応成分の活性水素が当
量比でNCO:活性水素=1.0:1.3〜1.3:1.0
になるように配合し主剤と硬化剤の混合比を調整するこ
とが硬化性と可使時間の面で好ましい。
必要に応じて本発明の目的を損なわない範囲でキシレ
ン、トルエン、ミネラルスピリット等の有機溶剤を添加
することができる。また本発明の目的を損なわない範囲
で、炭酸カルシウム、酸化ケイ素、酸化チタン、クレ
ー、タルク、カーボンブラック等の無機充填剤を添加す
ることができる。また本発明の目的を損なわない範囲で
表面処理炭酸カルシウム、微粉末シリカ、脂肪酸アマイ
ド、有機ベントナイトなどの揺変付与剤を添加すること
ができる。また本発明の目的を損なわない範囲で、フタ
ル酸ジブチル、フタル酸ジオクチル、アジピン酸ジオク
チル等の可塑剤を添加することができる。また、硬化触
媒や種々の添加剤、例えばカップリング剤、消泡剤、レ
ベリング剤、艶消し剤、難燃剤、分散剤、粘着付与剤、
帯電防止剤、反応遅延剤、脱水剤、酸化防止剤、紫外線
吸収剤、加水分解防止剤、染料、無機顔料、有機顔料、
体質顔料等を適宜用いることができる。
するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
83重量部、平均分子量5000のポリオキシプロピレ
ントリオール160重量部、平均分子量1000のポリ
オキシプロピレンモノオール44重量部(いずれも水分
0.03%以下のものを使用)と4,4'−ジフェニルメ
タンジイソシアネート170重量部をフラスコ中窒素雰
囲気下、80℃で2時間撹拌反応させる。つづいて、2
−イソプロピル−3−(2−ヒドロキシエチル)オキサ
ゾリジン43重量部を添加してさらに50℃で3時間反
応させて末端NCO基含有率2.31%のウレタンプレ
ポリマーを得た。 ニ液硬化型ポリウレタン樹脂組成物の調製 表面処理炭酸カルシウム(ホモカルD)480重量部、
ジオクチルアジペート200重量部、p−トルエンスル
ホンアミド20重量部、水 5重量部をプラネタリーミ
キサーで混練し硬化剤を調製した。この硬化剤と上記の
ウレタンプレポリマーを主剤として主剤:硬化剤=1:
2(重量比、以下同様)となる配合で混合しポリウレタ
ン樹脂組成物を得た。
量部、微粉末シリカ(日本アエロジル社製:アエロジル
RY200S)50重量部、p−トルエンスルホンアミ
ド20重量部、水 5重量部をプラネタリーミキサーで
混練し硬化剤を調製した。この硬化剤と実施例1のウレ
タンプレポリマーを主剤として主剤:硬化剤=1:2と
なる配合で混合しポリウレタン樹脂組成物を得た。
97重量部、平均分子量5000のポリオキシプロピレ
ントリオール238重量部(いずれも水分0.03%以
下のものを使用)とトリレンジイソシアネート(2,4
体と2,6体の比=8/2)121重量部をフラスコ中
窒素雰囲気下、80℃で3時間撹拌反応させる。つづい
て、2−イソプロピル−3−(2−ヒドロキシエチル)
オキサゾリジン44重量部を添加してさらに50℃で3
時間反応させて末端NCO基含有率2.36%のウレタ
ンプレポリマーを得た。 ニ液硬化型ポリウレタン樹脂組成物の調製 このプレポリマーを主剤とし、実施例1と同じ硬化剤を
用いて、実施例1と同じ操作によりポリウレタン樹脂組
成物を得た。
化剤を用いて、実施例2と同じ操作によりポリウレタン
樹脂組成物を得た。
93重量部、平均分子量5000のポリオキシプロピレ
ントリオール163重量部、平均分子量1000のポリ
オキシプロピレンモノオール44重量部(いずれも水分
0.03%以下のものを使用)と4,4'−ジフェニルメ
タンジイソシアネート173重量部をフラスコ中窒素雰
囲気下、80℃で2時間撹拌反応させる。つづいて、2
−イソプロピル−3−(2−ヒドロキシエチル)オキサ
ゾリジン27重量部を添加してさらに50℃で3時間反
応させて末端NCO基含有率2.81%のウレタンプレ
ポリマーを得た。 ニ液硬化型ポリウレタン樹脂組成物の調製 表面処理炭酸カルシウム(ホモカルD)480重量部、
ジオクチルアジペート100重量部、p−トルエンスル
ホンアミド20重量部、平均分子量3000のポリオキ
シプロピレントリオール100重量部、水3重量部をプ
ラネタリーミキサーで混練し硬化剤を調製した。この硬
化剤と上記のウレタンプレポリマーを主剤として主剤:
硬化剤=1:2となる配合で混合しポリウレタン樹脂組
成物を得た。
1と同様の操作によりポリウレタン樹脂組成物を得た。
を配合しない以外は実施例1と同様の操作によりポリウ
レタン樹脂組成物を得た。
5と同様の操作によりポリウレタン樹脂組成物を得た。
0.5重量部にする以外は実施例5と同様の操作により
ポリウレタン樹脂組成物を得た。
を配合しない以外は実施例5と同様の操作によりポリウ
レタン樹脂組成物を得た。
09重量部、平均分子量5000のポリオキシプロピレ
ントリオール168重量部、平均分子量1000のポリ
オキシプロピレンモノオール45重量部(いずれも水分
0.03%以下のものを使用)と4,4'−ジフェニルメ
タンジイソシアネート178重量部をフラスコ中窒素雰
囲気下、80℃で2時間撹拌反応させて末端NCO基含
有率3.61%のウレタンプレポリマーを得た。 ニ液硬化型ポリウレタン樹脂組成物の調製 表面処理炭酸カルシウム(ホモカルD)400重量部、
平均分子量3000のポリオキシプロピレントリオール
300重量部、20%オクチル酸鉛7重量部をプラネタ
リーミキサーで混練し硬化剤を調製した。この硬化剤と
上記のウレタンプレポリマーを主剤として主剤:硬化剤
=1:2となる配合で混合しポリウレタン樹脂組成物を
得た。
6のニ液硬化型ポリウレタン樹脂組成物について以下の
方法によりシーリング材としての性状を評価した。 硬化性評価 ポリウレタン樹脂組成物をアルミ板上に打設して厚み約
10mm、幅約20mm、長さ約40mmになるように
金へらで調整してから、25℃,50%RH条件下に放
置して試料の内部全体がペースト状からゴム状になるま
での時間を測定した。
97に記載の試験用カートリッジによる押し出し試験法
に準じて押し出し秒数を測定し、押し出し秒数が20秒
以上になるまでの時間を可使時間とした。 発泡性評価 ポリウレタン樹脂組成物をベニア板上に打設して厚み約
10mm、幅約20mm、長さ約40mmになるように
金へらで調整してから、40℃,80%RH条件下に放
置して24時間後の試料表面及び内部に発泡による膨れ
が生じているかを確認した。評価結果を以下の表1〜2
に示す
は可使時間を長くとることができるにもかかわらず、硬
化性が速く、発泡による膨れも生じていない。比較例
1、3、5では硬化剤に水を添加していないもしくは水
の配合量が少ないので可使時間は長いが同時に硬化性も
遅くなってしまう。比較例2、4では硬化剤にオキサゾ
リジン開環促進剤を添加していないので可使時間は長い
が同時に硬化性も遅くなってしまう。また、発泡による
膨れも生じている。比較例6では主剤にオキサゾリジン
プレポリマーを使用せず、硬化剤にポリオールを使用し
たが可使時間が短く硬化性も遅い。
の調製 炭酸カルシウム(ホモカルD)430重量部、ジオクチ
ルアジペート 150重量部、p−トルエンスルホンア
ミド20重量部、水 5重量部、トルエン100重量部
をプラネタリーミキサーで混練し硬化剤を調製した。こ
の硬化剤と実施例3のウレタンプレポリマーを主剤とし
て主剤:硬化剤=1:2となる配合で混合することによ
り塗膜防水材を得た。この防水材は25℃、50%R
H、2mm厚み条件下において硬化させると、5時間で
の発泡による膨れのない硬度20A以上の硬化膜を形成
し、混合後25℃、50%RH下での10万cps到達
時間は2時間であり、塗膜防水材として長い可使時間と
速い硬化性を示した。
ウレタン樹脂組成物は主剤、硬化剤混合後の作業時間を
長くとることができるにもかかわらず、硬化性が速く、
発泡しにくいと言う特徴を有し、シーリング材、防水
材、床材、コーティング材、接着剤などに有用である。
Claims (4)
- 【請求項1】 ポリイソシアネート、活性水素を有する
化合物及びN−ヒドロキシアルキル−オキサゾリジンと
を反応させて得られる末端遊離イソシアネート基含有ウ
レタンプレポリマーを主成分とする主剤と、硬化成分と
して水を主成分とし、オキサゾリジン環開環促進剤を
0.1〜20重量%含む硬化剤からなる二液硬化型ポリ
ウレタン樹脂組成物。 - 【請求項2】 硬化触媒として有害性の高い金属系の化
合物を使用しない請求項1に記載のポリウレタン樹脂組
成物。 - 【請求項3】 請求項1に記載のポリウレタン樹脂組成
物を用いたシーリング材。 - 【請求項4】 請求項1に記載のポリウレタン樹脂組成
物を用いた防水材。
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