JP2001019193A - 給紙装置 - Google Patents

給紙装置

Info

Publication number
JP2001019193A
JP2001019193A JP11189153A JP18915399A JP2001019193A JP 2001019193 A JP2001019193 A JP 2001019193A JP 11189153 A JP11189153 A JP 11189153A JP 18915399 A JP18915399 A JP 18915399A JP 2001019193 A JP2001019193 A JP 2001019193A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paper
sheet
roller
paper feed
feed roller
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11189153A
Other languages
English (en)
Inventor
Shuichi Kasai
修一 河西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP11189153A priority Critical patent/JP2001019193A/ja
Publication of JP2001019193A publication Critical patent/JP2001019193A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は分離パッドで用紙を1枚ずつ分離して
搬送するに際して、適切にスティック音の発生を防止す
る給紙装置を提供する。 【解決手段】画像形成装置1は、用紙2の搬送時、電磁
クラッチを介して給紙コロ5を1回転だけ回転駆動さ
せ、分離加圧スプリング21の付勢力で給紙ローラ5に
押し付けられている分離パッド6の作用で、給紙カセッ
ト3内の底板4上に載置された複数枚の用紙2を1枚ず
つ分離して、搬送ローラ対7に送り出す。給紙コロ5
は、1回転すると、電磁クラッチにより駆動モータから
切り離されて空回りする状態となるが、画像形成装置1
は、搬送ローラ対7の搬送速度をスティック音の発生し
にくい範囲の搬送速度で回転駆動させるとともに、当該
搬送ローラ対7の回転を間欠駆動する。したがって、ス
ティック音の発生を適切に抑制することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、給紙装置に関し、
詳細には、分離パッドで用紙を1枚ずつ分離して搬送す
るに際して、適切にスティック音の発生を防止する給紙
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ファクシミリ装置、プリンタ、複写機等
の画像形成装置においては、記録紙(用紙)を複数枚収
納する用紙収納部から記録紙を1枚ずつ分離して、画像
形成部に搬送するが、この用紙収納部から記録紙を1枚
ずつ分離して給紙する給紙方式としては、コーナ爪方式
と分離パッド方式に大別することができる。コーナ爪方
式は、用紙収納部の用紙送り出し方向の両端部の角部
(コーナ)に分離用の爪が設けられ、この分離爪で用紙
収納部から送り出される記録紙を1枚ずつ分離して給紙
する。また、分離パッド方式は、用紙収納部内の記録紙
を送り出す給紙コロに分離パッドを当接させて、給紙コ
ロにより送り出される記録紙を1枚ずつ分離パッドで分
離して給紙する。そして、画像形成装置は、用紙収納部
から送り出された用紙を1対あるいは複数対の搬送ロー
ラで画像形成部に搬送する。
【0003】これら2つの給紙方法は、それぞれ一長一
短があるが、分離パッド方式は、対応可能な用紙の種類
が多いこと、機構が単純で小型化が可能であること及び
通紙の信頼性が良好であるという長所を有している反
面、用紙を分離給紙する際に用紙面と分離パッドのパッ
ド面との摩擦によるスティック音が発生するという短所
を有している。
【0004】このスティック音は、用紙面とパッド面と
のミクロ的な引っ付きと剥がれの連続音として搬送時に
発生するもので、用紙の種類、分離の圧力、環境条件、
パッド面の状態等によってスティック音の発生程度が種
々変化する。特に、スティック音は、用紙の搬送速度に
よって、その発生程度が変化し、一般的に、用紙搬送速
度が高速のときよりも、低速のときほど、振動等の影響
が大きくなって、発生しやすい。
【0005】また、スティック音は、分離部から用紙を
引き出す状態になったときに発生する。すなわち、一般
的な分離パッド方式では、用紙を搬送ローラまで搬送す
れば充分であるため、画像形成装置は、分離パッドの当
接している給紙コロを1回転のみ回転させる制御を行っ
ており、1回転させた後は、給紙コロは、搬送ローラに
より搬送される用紙の搬送移動に連れ回って回転して、
用紙が、引き出される状態となる。この用紙が引き出さ
れる状態のときにスティック音が発生しやすく、その原
因は、分離パッドが給紙コロとの間の用紙に摩擦をかけ
て押さえつけている状態で用紙が引き出されることとな
って、分離パッドの取り付けられている部材等に振動が
発生しやすくなり、スティック音が発生し、また、この
スティック音が反復して発生しやすくなる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
画像形成装置の給紙装置にあっては、上述のスティック
音に対して、根本的な解決を図った給紙装置はなく、ス
ティック音を抑制する給紙装置が要望されている。特
に、スティック音は、上述のように、低速搬送時の方が
発生しやすいため、低速、小型で安価な給紙装置でのス
ティック音の抑制が要望されている。
【0007】そこで、請求項1記載の発明は、用紙収納
部に収納された複数枚の用紙を、分離パッドが押圧され
ている給紙コロを所定回転角度だけ回転させて、1枚ず
つ分離して送り出し、当該送り出された用紙を所定の回
転速度で回転駆動される搬送ローラにより所定の搬送速
度で搬送するに際して、搬送ローラを上記所定回転速度
よりも所定量速い回転速度で回転駆動させるとともに、
間欠的に回転駆動させることにより、搬送ローラにより
搬送される用紙に弛みが発生するのを防止しつつ、分離
パッド部分を通過する用紙の搬送速度を速くして、低速
で搬送される用紙により給紙コロが連れ回りする際に発
生しやすいスティック音の発生を適切に抑制する給紙装
置を提供することを目的としている。
【0008】請求項2記載の発明は、用紙収納部に収納
された複数枚の用紙を、分離パッドが押圧されている給
紙コロを回転させて、1枚ずつ分離して送り出し、当該
送り出された用紙を所定の回転速度で回転駆動される搬
送ローラにより所定の搬送速度で搬送するに際して、搬
送ローラに搬送される用紙のサイズを検出し、当該検出
した用紙サイズに基づいて以降の用紙の搬送に対して、
当該用紙サイズの用紙の後端が給紙コロを通過する手前
まで給紙コロを回転駆動させることにより、給紙コロ自
体を回転駆動させて、給紙コロが搬送ローラにより搬送
される用紙の搬送移動で連れ回り状態となることを防止
し、低速で搬送される用紙により給紙コロが連れ回りす
る際に発生しやすいスティック音の発生を確実に防止す
る給紙装置を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明の給
紙装置は、用紙収納部に収納された複数枚の用紙を、分
離パッドが所定圧力で押圧されている給紙コロを所定回
転角度だけ回転させて、1枚ずつ分離して送り出し、当
該送り出された用紙を所定の回転速度で回転駆動される
搬送ローラにより所定の搬送速度で搬送する給紙装置に
おいて、前記搬送ローラを前記回転速度よりも所定量速
い回転速度で回転駆動させるとともに、間欠的に回転駆
動させることにより、上記目的を達成している。
【0010】上記構成によれば、用紙収納部に収納され
た複数枚の用紙を、分離パッドが押圧されている給紙コ
ロを所定回転角度だけ回転させて、1枚ずつ分離して送
り出し、当該送り出された用紙を所定の回転速度で回転
駆動される搬送ローラにより所定の搬送速度で搬送する
に際して、搬送ローラを上記所定回転速度よりも所定量
速い回転速度で回転駆動させるとともに、間欠的に回転
駆動させるので、搬送ローラにより搬送される用紙に弛
みが発生するのを防止しつつ、分離パッド部分を通過す
る用紙の搬送速度を速くすることができ、低速で搬送さ
れる用紙により給紙コロが連れ回りする際に発生しやす
いスティック音の発生を適切に抑制することができる。
【0011】請求項2記載の発明の給紙装置は、用紙収
納部に収納された複数枚の用紙を、分離パッドが所定圧
力で押圧されている給紙コロを所定回転角度だけ回転さ
せて、1枚ずつ分離して送り出し、当該送り出された用
紙を所定の回転速度で回転駆動される搬送ローラにより
所定の搬送速度で搬送する給紙装置において、前記搬送
ローラに搬送される前記用紙のサイズを用紙サイズ検出
センサで検出し、当該検出した用紙サイズに基づいて以
降の前記用紙の搬送に際して、当該用紙サイズの用紙の
後端が前記給紙コロを通過する手前まで前記給紙コロを
回転駆動させることにより、上記目的を達成している。
【0012】上記構成によれば、用紙収納部に収納され
た複数枚の用紙を、分離パッドが押圧されている給紙コ
ロを回転させて、1枚ずつ分離して送り出し、当該送り
出された用紙を所定の回転速度で回転駆動される搬送ロ
ーラにより所定の搬送速度で搬送するに際して、搬送ロ
ーラに搬送される用紙のサイズを検出し、当該検出した
用紙サイズに基づいて以降の用紙の搬送に対して、当該
用紙サイズの用紙の後端が給紙コロを通過する手前まで
給紙コロを回転駆動させるので、給紙コロ自体を回転駆
動させて、給紙コロが搬送ローラにより搬送される用紙
の搬送移動で連れ回り状態となることを防止することが
でき、低速で搬送される用紙により給紙コロが連れ回り
する際に発生しやすいスティック音の発生を確実に防止
することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述
べる実施の形態は、本発明の好適な実施の形態であるか
ら、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本
発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定す
る旨の記載がない限り、これらの態様に限られるもので
はない。
【0014】図1〜図3は、本発明の給紙装置の第1の
実施の形態を適用した画像形成装置を示す図であり、図
1は、本発明の給紙装置の第1の実施の形態を適用した
画像形成装置1の正面概略構成図である。
【0015】図1において、画像形成装置1は、用紙2
が複数枚収納される給紙カセット3、底板4、給紙コロ
5、分離パッド6、搬送ローラ対7、メイン搬送ローラ
対8、画像形成部9、転写ローラ10、定着ローラ1
1、加圧ローラ12、排紙ローラ対13及びガイド板1
4等を備えており、上記各部は、本体筐体15内に収納
されている。本体筐体15の上部には、操作部16が設
けられており、給紙カセット3は、本体筐体15に着脱
可能に装着される。また、画像形成装置1には、図2に
示すように、給紙カセット3内の用紙2の有無を検出す
る用紙有無検出センサ17と給紙コロ5から搬送ローラ
対7に搬送される用紙2を検出する用紙搬送センサ18
が設けられており、これらのセンサ17、18は、一般
的な安価な画像形成装置に通常設けられているものであ
る。
【0016】用紙2は、給紙カセット(用紙収納部)3
内の底板4上にセットされ、底板4は、スプリング19
により上方に付勢されている。底板4上にセットされた
用紙2は、スプリング19に付勢された底板4によりそ
の搬送方向前端部が給紙コロ5に押し付けられ、給紙コ
ロ5には、分離パッド6が所定圧力で押し付けられてい
る。
【0017】分離パッド6は、図2に示すように、分離
パッドホルダ20に保持されているとともに、分離加圧
スプリング21により給紙コロ5に所定圧力で押し付け
られている。
【0018】給紙コロ5は、図示しない駆動モータによ
り図1及び図2の反時計方向方向に回転駆動され、給紙
カセット3内の搬送ローラ対7方向に送り出し、分離パ
ッド6は、給紙コロ5により送り出される用紙2を1枚
ずつ分離する。給紙コロ5は、図示しない電磁クラッチ
の動作で、1回転だけ回転されて、用紙2を搬送ローラ
対7に送り出す。
【0019】搬送ローラ対7は、図示しない搬送モータ
により回転駆動されて、給紙コロ5により送り出されて
きた用紙2をガイド板14に沿ってメイン搬送ローラ対
8に搬送し、メイン搬送ローラ対8は、搬送ローラ対7
により搬送されてきた用紙2を画像形成部9と転写ロー
ラ10の間に搬送する。
【0020】画像形成部9は、電子写真方式により感光
体9a上にトナー画像を形成し、転写ローラ10は、こ
の感光体9a上のトナー画像を搬送されてきた用紙2に
転写させつつ用紙2を定着ローラ11と加圧ローラ12
の間に搬送する。
【0021】定着ローラ11と加圧ローラ12は、所定
圧力で押圧されているとともに回転駆動され、定着ロー
ラ11は、内蔵する加熱ヒーターにより所定の定着温度
に加熱されて、加圧ローラ12との間に搬送されてきた
用紙2を加熱・加圧しつつ搬送して、用紙2上のトナー
画像を用紙2に定着させる。
【0022】定着の完了した用紙2は、排紙ローラ対1
3に搬送され、排紙ローラ対13は、当該用紙2を本体
筐体15の側部に取り付けられた排紙トレイ22上に排
出・載置させる。
【0023】そして、画像形成装置1は、搬送ローラ対
7を駆動する駆動モータと搬送ローラ対7以降のメイン
搬送ローラ対8等のその他のローラを駆動する駆動モー
タとを異なる駆動モータとするか、あるいは、搬送ロー
ラ対7と他のローラを同じ駆動モータで回転駆動させる
とともに、回転速度をスティック音の発生しにくい回転
速度まで増速させつつ間欠駆動用の回転伝達機構を搬送
ローラ対7に設けて、搬送ローラ対7を他のローラより
も所定速度だけ速く回転駆動させるとともに、搬送ロー
ラ対7を間欠駆動する。
【0024】なお、用紙搬送速度は、搬送ローラ対7に
対して給紙コロ5側がわずかに速くなるように設定され
ている。
【0025】次に、本実施の形態の作用を説明する。本
実施の形態の画像形成装置1は、分離パッド6で1枚ず
つ分離されて給紙コロ5により送り出された用紙2を搬
送する搬送ローラ対7の動作を間欠駆動して、スティッ
ク音を抑制するところにその特徴がある。
【0026】すなわち、画像形成装置1は、給紙カセッ
ト3内の底板4上に複数枚の用紙2が載置され、画像形
成の指示操作が操作部16で行われると、図示しない制
御部の制御下で、搬送ローラ対7、メイン搬送ローラ対
8、転写ローラ10、定着ローラ11及び排出ローラ対
13等を回転駆動させるとともに、図示しない電磁クラ
ッチを介して給紙コロ5を1回転だけ回転駆動させる。
【0027】給紙コロ5が回転駆動されると、スプリン
グ19により上方に付勢された底板4上の用紙2が搬送
ローラ対7方向に送り出されるが、このとき、給紙コロ
5に分離加圧スプリング21により付勢された分離パッ
ド6が当接しており、この分離パッド6により用紙2が
1枚だけ分離されて、搬送ローラ対7に送り出される。
給紙コロ5は、1回転すると、図示しない電磁クラッチ
により駆動モータから切り離されて空回りする状態とな
り、その後、用紙2は、搬送ローラ対7により搬送され
る。
【0028】ところが、上述したように、単に搬送ロー
ラ対7が通常の低速の回転速度で回転して用紙2を搬送
して、この搬送ローラ対7により搬送される用紙2に追
従して給紙コロ5が連れ回りすると、この給紙コロ5に
用紙2を挟んで押し付けられている分離パッド6と用紙
2との摩擦で、分離パッド6が、図3に両矢印で示すよ
うに、分離パッド6と用紙2が貼り付いては離れるよう
な現象が生じて、用紙2の搬送方向と反搬送方向に振動
し、上記スティック音が発生する。このスティック音の
発生は、上述のように、搬送ローラ対7による用紙2の
搬送速度が低速であるほど発生しやすいことが確認され
ている。
【0029】そこで、単に搬送ローラ対7による用紙2
の搬送速度だけを速くして、画像形成部9での画像形成
速度に規制されるメイン搬送ローラ対8を画像形成部9
での画像形成速度に合わせた速度とすると、図2に用紙
2aで示すように、搬送ローラ対7とメイン搬送ローラ
対8との間で用紙2の弛みが発生して、ジャム等の原因
となる。
【0030】すなわち、いま、図2に示すように、給紙
コロ5の用紙2の搬送速度をv1、搬送ローラ対7の搬
送速度をv2、メイン搬送ローラ対8の搬送速度をv3
とすると、メイン搬送ローラ対8の搬送速度v3が遅い
場合、搬送ローラ対7の搬送速度v2がメイン搬送ロー
ラ対8の搬送速度v3よりも多少速い程度(v3≦v
2)であると、スティック音が発生しやすく、搬送ロー
ラ対7の搬送速度v2がメイン搬送ローラ対8の搬送速
度v3よりも相当量速い程度(v3≦αv2)である
と、スティック音の発生を抑制することはできるが、用
紙2が搬送ローラ対7とメイン搬送ローラ対8との間で
弛み部分(ループ部分)2aが発生することとなる。
【0031】そこで、本実施の形態の画像形成装置1
は、搬送ローラ対7の搬送速度を所定量速い速度である
上記スティック音の発生しにくい範囲の搬送速度で回転
駆動させるとともに、当該搬送ローラ対7の回転を間欠
駆動している。
【0032】すなわち、画像形成装置1は、搬送ローラ
対7を駆動する駆動モータと搬送ローラ対7以降のメイ
ン搬送ローラ対8等のその他のローラを駆動する駆動モ
ータとを異なる駆動モータとするか、あるいは、搬送ロ
ーラ対7と他のローラを同じ駆動モータで回転駆動させ
るとともに、増速間欠駆動用の回転伝達機構を搬送ロー
ラ対7に設けて、搬送ローラ対7を他のローラよりも所
定速度だけ速く回転駆動させるとともに、搬送ローラ対
7を間欠駆動している。この搬送ローラ対7の回転速度
は、上記スティック音が発生しにくい回転速度である。
【0033】したがって、給紙コロ5を、1回転だけさ
せて用紙2を搬送ローラ対7に搬送した後、連れ回りさ
せても、用紙2は、分離パッド6部分では、スティック
音の発生しにくい搬送速度で搬送され、スティック音の
発生を抑制することができる。また、給紙コロ5を間欠
駆動しているため、用紙2が搬送ローラ対7とメイン搬
送ローラ対8との間で弛んで用紙2のジャム等が発生す
ることを防止することができる。
【0034】このように、本実施の形態の画像形成装置
1は、給紙カセット3に収納された複数枚の用紙2を、
分離パッド6が押圧されている給紙コロ5を所定回転角
度だけ回転させて、1枚ずつ分離して送り出し、当該送
り出された用紙2を所定の回転速度で回転駆動される搬
送ローラ対7等により所定の搬送速度で搬送するに際し
て、搬送ローラ対7を上記所定回転速度よりも所定量速
い回転速度で回転駆動させるとともに、間欠的に回転駆
動させている。
【0035】したがって、搬送ローラ対7により搬送さ
れる用紙2に弛みが発生するのを防止しつつ、分離パッ
ド6部分を通過する用紙2の搬送速度を速くすることが
でき、低速で搬送される用紙2により給紙コロ5が連れ
回りする際に発生しやすいスティック音の発生を適切に
抑制することができる。
【0036】図4〜図6は、本発明の給紙装置の第2の
実施の形態を適用した画像形成装置の要部を示す図であ
り、図4は、本発明の給紙装置の第2の実施の形態を適
用した画像形成装置の要部正面概略構成図である。
【0037】なお、本実施の形態は、上記第1の実施の
形態と同様の画像形成装置に適用したものであり、本実
施の形態の説明においては、第1の実施の形態の画像消
去装置と同様の構成部分には、同一の符号を用いて説明
する。
【0038】本実施の形態の画像形成装置30は、図4
に示すように、全ての部分を示していないが、上記第1
の実施の形態の画像形成装置1と同様に、用紙2が複数
枚収納される給紙カセット3、底板4、給紙コロ5、分
離パッド6、搬送ローラ対7、メイン搬送ローラ対8、
画像形成部9、転写ローラ10、定着ローラ11、加圧
ローラ12、排紙ローラ対13、ガイド板14、本体筐
体15、操作部16、用紙有無検出センサ17及び用紙
搬送センサ18等を備えており、用紙有無検出センサ1
7及び用紙搬送センサ18は、検出結果を図示しない制
御部に出力する。
【0039】給紙コロ5は、図5に示すように、そのシ
ャフト5aに駆動ギヤ31と電磁クラッチ32が取り付
けられており、電磁クラッチ32がオンのとき、駆動ギ
ヤ31を介して伝達される図示しない駆動モータの回転
がシャフト5aを介して給紙コロ5に伝達され、電磁ク
ラッチ32がオフのとき、給紙コロ5は、用紙2の搬送
移動に伴って連れ回りする。
【0040】次に、本実施の形態の作用を説明する。本
実施の形態の画像形成装置30は、1枚目の用紙2を搬
送する際に、制御部が、用紙搬送センサ18の検出結果
に基づいて、用紙2のサイズを検出して、2枚目以降の
用紙2の搬送時に当該サイズを検出した用紙2の搬送方
向後端が給紙コロ5を通過する直前まで給紙コロ5を回
転駆動させて、スティック音の発生を防止するところに
その特徴がある。
【0041】すなわち、画像形成装置30は、給紙カセ
ット3内の底板4上に複数枚の用紙2が載置され、画像
形成の指示操作が操作部16で行われると、図6に示す
ように、制御部が、搬送ローラ対7、メイン搬送ローラ
対8、転写ローラ10、定着ローラ11及び排出ローラ
対13等を回転駆動させるとともに、図示しない電磁ク
ラッチ32を1秒間だけオンにして給紙コロ5を1回転
だけ回転駆動させる(ステップS101)。
【0042】給紙コロ5が回転駆動されると、スプリン
グ19により上方に付勢された底板4上の用紙2が搬送
ローラ対7方向に送り出されるが、このとき、給紙コロ
5に分離加圧スプリング21により付勢された分離パッ
ド6が当接しており、この分離パッド6により用紙2が
1枚だけ分離されて、搬送ローラ対7に送り出される。
給紙コロ5は、1回転すると、電磁クラッチ32が制御
部によりオフされて駆動モータの回転から切り離されて
連れ回りする状態となり、その後、用紙2は、搬送ロー
ラ対7により搬送される。
【0043】この給紙コロ5から搬送ローラ対7に搬送
される用紙2を用紙搬送センサ18が検出して制御部に
出力し、制御部は、この用紙搬送センサ18の検出結果
に基づいて、用紙2のサイズを、例えば、A4あるいは
B5等のように検出する(ステップS102)。
【0044】制御部は、1枚目の用紙2の搬送を行っ
て、画像形成部9で画像形成した感光体9a上のトナー
画像を転写ローラ10で用紙2に転写した後、排出ロー
ラ対13で排紙トレイ2上に排出させると、2枚目の用
紙2の搬送タイミングで電磁クラッチ32をオンにし
て、給紙カセット3内の用紙2の搬送を開始するが、こ
のとき、制御部は、上記検出した用紙2のサイズに対応
した時間、例えば、用紙2がA4サイズであると、3秒
(sec)間だけ電磁クラッチ32をオンにする(ステ
ップS103)。
【0045】この用紙2のサイズに対応した時間とは、
給紙コロ5が用紙2の搬送を開始して当該用紙2の後端
が給紙コロ5を通過する手前まで、すなわち、用紙2の
長さよりもわずかに短い搬送長だけ給紙コロ5が搬送す
るのに要する時間である。
【0046】したがって、分離パッド6で分離されて給
紙コロ5により搬送ローラ対7に送り出される用紙2
は、その先端部が搬送ローラ対7に送られて搬送ローラ
対7により搬送が開始されても、給紙コロ5は、従来の
ように、搬送ローラ対7で搬送される用紙2の搬送移動
に伴って連れ回りするのではなく、駆動モータにより回
転駆動され、スティック音が発生するのを確実に防止す
ることができる。
【0047】制御部は、2枚目の用紙2の搬送を完了す
ると、給紙コロ5による3枚目以降の用紙2の送り出し
動作を2枚目の用紙2と同じように送り出す。すなわ
ち、検出した用紙2のサイズに対応した時間だけ電磁ク
ラッチ32をオンにして、当該用紙2のサイズに対応し
た時間だけ給紙コロ5を回転駆動させて用紙2の送り出
しを行う(ステップS104)。制御部は、上記処理を
順次行って、画像形成枚数に応じた用紙2の送り出しと
画像形成を行うと、処理を終了する。
【0048】このように、本実施の形態の画像形成装置
30は、給紙カセット3に収納された複数枚の用紙2
を、分離パッド6が押圧されている給紙コロ5を回転さ
せて、1枚ずつ分離して送り出し、当該送り出された用
紙2を所定の回転速度で回転駆動される搬送ローラ対7
により所定の搬送速度で搬送するに際して、搬送ローラ
対7に搬送される用紙2のサイズを用紙搬送センサ18
で検出し、当該検出した用紙サイズに基づいて以降の用
紙2の搬送に対して、当該用紙サイズの用紙2の後端が
給紙コロ5を通過する手前まで給紙コロ5を回転駆動さ
せている。
【0049】したがって、給紙コロ5自体を回転駆動さ
せて、給紙コロ5が搬送ローラ対7により搬送される用
紙2の搬送移動で連れ回り状態となることを防止するこ
とができ、低速で搬送される用紙2により給紙コロ5が
連れ回りする際に発生しやすいスティック音の発生を確
実に防止することができる。
【0050】以上、本発明者によってなされた発明を好
適な実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は
上記のものに限定されるものではなく、その要旨を逸脱
しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもな
い。
【0051】例えば、上記実施の形態においては、電子
写真プロセスによる画像形成装置1を例にあげて説明し
たが、この例に限定されるものではなく、分離パッドで
用紙を分離して、搬送する給紙装置一般に同様に適用す
ることができる。
【0052】
【発明の効果】請求項1記載の発明の給紙装置によれ
ば、用紙収納部に収納された複数枚の用紙を、分離パッ
ドが押圧されている給紙コロを所定回転角度だけ回転さ
せて、1枚ずつ分離して送り出し、当該送り出された用
紙を所定の回転速度で回転駆動される搬送ローラにより
所定の搬送速度で搬送するに際して、搬送ローラを上記
所定回転速度よりも所定量速い回転速度で回転駆動させ
るとともに、間欠的に回転駆動させるので、搬送ローラ
により搬送される用紙に弛みが発生するのを防止しつ
つ、分離パッド部分を通過する用紙の搬送速度を速くす
ることができ、低速で搬送される用紙により給紙コロが
連れ回りする際に発生しやすいスティック音の発生を適
切に抑制することができる。
【0053】請求項2記載の発明の給紙装置によれば、
用紙収納部に収納された複数枚の用紙を、分離パッドが
押圧されている給紙コロを回転させて、1枚ずつ分離し
て送り出し、当該送り出された用紙を所定の回転速度で
回転駆動される搬送ローラにより所定の搬送速度で搬送
するに際して、搬送ローラに搬送される用紙のサイズを
検出し、当該検出した用紙サイズに基づいて以降の用紙
の搬送に対して、当該用紙サイズの用紙の後端が給紙コ
ロを通過する手前まで給紙コロを回転駆動させるので、
給紙コロ自体を回転駆動させて、給紙コロが搬送ローラ
により搬送される用紙の搬送移動で連れ回り状態となる
ことを防止することができ、低速で搬送される用紙によ
り給紙コロが連れ回りする際に発生しやすいスティック
音の発生を確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の給紙装置の第1の実施の形態を適用し
た画像形成装置の正面概略構成図。
【図2】図1の給紙コロ部分の拡大正面図。
【図3】分離パッドの振動状態の説明図。
【図4】本発明の給紙装置の第2の実施の形態を適用し
た画像形成装置の要部正面概略構成図。
【図5】図4の給紙コロと電磁クラッチ部分の拡大平面
図。
【図6】図4の画像形成装置による用紙の搬送制御処理
を示すフローチャート。
【符号の説明】
1 画像形成装置 2 用紙 3 給紙カセット 4 底板 5 給紙コロ 5a シャフト 6 分離パッド 7 搬送ローラ対 8 メイン搬送ローラ対 9 画像形成部 9a 感光体 10 転写ローラ 11 定着ローラ 12 加圧ローラ 13 排紙ローラ対 14 ガイド板 15 本体筐体 16 操作部 17 用紙有無検出センサ 18 用紙搬送センサ 19 スプリング 20 分離パッドホルダ 21 分離加圧スプリング 22 排紙トレイ 30 画像形成装置 31 駆動ギヤ 32 電磁クラッチ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】用紙収納部に収納された複数枚の用紙を、
    分離パッドが所定圧力で押圧されている給紙コロを所定
    回転角度だけ回転させて、1枚ずつ分離して送り出し、
    当該送り出された用紙を所定の回転速度で回転駆動され
    る搬送ローラにより所定の搬送速度で搬送する給紙装置
    において、前記搬送ローラを前記回転速度よりも所定量
    速い回転速度で回転駆動させるとともに、間欠的に回転
    駆動させることを特徴とする給紙装置。
  2. 【請求項2】用紙収納部に収納された複数枚の用紙を、
    分離パッドが所定圧力で押圧されている給紙コロを所定
    回転角度だけ回転させて、1枚ずつ分離して送り出し、
    当該送り出された用紙を所定の回転速度で回転駆動され
    る搬送ローラにより所定の搬送速度で搬送する給紙装置
    において、前記搬送ローラに搬送される前記用紙のサイ
    ズを用紙サイズ検出センサで検出し、当該検出した用紙
    サイズに基づいて以降の前記用紙の搬送に際して、当該
    用紙サイズの用紙の後端が前記給紙コロを通過する手前
    まで前記給紙コロを回転駆動させることを特徴とする給
    紙装置。
JP11189153A 1999-07-02 1999-07-02 給紙装置 Pending JP2001019193A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11189153A JP2001019193A (ja) 1999-07-02 1999-07-02 給紙装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11189153A JP2001019193A (ja) 1999-07-02 1999-07-02 給紙装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001019193A true JP2001019193A (ja) 2001-01-23

Family

ID=16236335

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11189153A Pending JP2001019193A (ja) 1999-07-02 1999-07-02 給紙装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001019193A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2004331357A (ja) 用紙搬送装置及びその用紙搬送装置を具備する画像形成装置
US7464924B2 (en) Sheet feeder device and image forming apparatus
KR20100071497A (ko) 화상형성장치와 그 용지이송방법
JP2007168955A (ja) 画像形成装置及び搬送装置
JP3882439B2 (ja) 画像形成装置
JP6214354B2 (ja) シート給送装置及び画像形成装置
US6834850B2 (en) Percussive noises supressing sheet feeding method and apparatus
JP2003212370A (ja) 給紙装置
JP2001019193A (ja) 給紙装置
JPH04235848A (ja) シート材搬送装置
JP3548316B2 (ja) 用紙供給装置及び画像形成装置
JP2864971B2 (ja) 両面印刷装置
JP2000085988A (ja) 給紙装置および画像形成装置
JP2007070038A (ja) 媒体搬送装置及び画像形成装置
JP2000229742A (ja) 画像形成装置
JP2001019233A (ja) 画像形成装置
JP3276778B2 (ja) 記録装置
JP3231823B2 (ja) 画像形成装置の排紙装置
JP4689537B2 (ja) 画像形成装置
JP4537329B2 (ja) 画像形成装置
JP4007946B2 (ja) シート給送装置
JP2890365B2 (ja) 画像形成装置
JP4072470B2 (ja) シート給送装置及び画像形成装置
JPH07261605A (ja) 電子写真装置
JPH10316256A (ja) 給紙装置