JP2001018705A - 建物ユニットの輸送用固定方法及びその方法を用いた建物ユニットの輸送方法 - Google Patents

建物ユニットの輸送用固定方法及びその方法を用いた建物ユニットの輸送方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 荷台に何ら加工を施すことなく、標準寸法建
物ユニット輸送手段の荷台上に狭小ユニットを安定に固
定することができる建物ユニットの輸送用固定方法及び
その方法を用いた建物ユニットの輸送方法を提供する。 【解決手段】 標準寸法建物ユニット70を荷台5に固
定し輸送する輸送手段2を利用した標準寸法建物ユニッ
ト70より幅の狭い建物ユニット1の輸送用固定方法で
あり、建物ユニット1の重心位置から遠い長辺側1aが
輸送手段2の荷台の一方の側縁側5aの標準寸法建物ユ
ニット固定部6a上となるように、かつ、建物ユニット
1の重心位置から近い長辺側1bが荷台5の中央側とな
るように配置した後、長辺側1aの下端部を前記固定部
6aに固定し、長辺側1bの上端部に取り付けた係止具
と荷台の他方の側縁側5bとを固定する作業を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、標準寸法建物ユニ
ットより幅の狭い建物ユニットを輸送のために車両等の
荷台に固定する輸送用固定方法及びその方法を用いた建
物ユニットの輸送方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】プレハブ式住宅の一種として、四隅の柱
と、この柱間に架け渡した梁とからなるユニットフレー
ムを躯体として、箱状に形成した建物ユニットを用いた
ユニット住宅が提供されている。この建物ユニットは、
ユニット毎に所要の設備や外壁材、外装材が予め工場で
組み付けられて製作され、トラック等の車両で建築現場
へ輸送されて、クレーン等を利用して所要数が並設積層
されることにより住宅を形成する。このような建物ユニ
ットは、生産コストや輸送効率等の面から、幅は同じで
長さを数種類とした直方体のユニットが、いわゆる標準
寸法建物ユニットとして量産製作されている。標準寸法
建物ユニット70は、図7に示すように、幅がトラック
の荷台5に略整合した寸法から成るもので、輸送の際
は、建物ユニットの四隅位置の柱81の下端部84と荷
台5に設けた標準寸法建物ユニット固定部6a、6bの
締結孔19a、19bとを固定治具20を介して荷台5
下側よりボルト等で建物ユニットを荷台5に固定する等
の方法で固定している。ところで、敷地の形状や建築条
件、又は、間取りや住宅外観形状の多様化、更には、施
主の希望する平面プランの都合等によっては、標準寸法
建物ユニットだけでは対応できない場合がある。そこ
で、建物ユニットの幅寸法を、標準のものより狭くした
建物ユニット(以下、狭小ユニットという)が製作され
るようになった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この狭小ユニットをト
ラック等の車両で輸送する際、標準寸法の建物ユニット
を固定する方法で固定しようとすると、狭小ユニットの
幅寸法が各種ある場合、荷台の所要位置に締結孔を多数
設けなければならない。しかし、狭小ユニット1の幅寸
法が標準のものより狭いため、孔位置が荷台側縁より内
側に入った位置となり、荷台の剛性に問題が生じたり、
又は荷台の補強材位置等と重なって所要位置に孔あけで
きない場合も生ずる。更に、荷台側縁より内側に入った
孔位置は、荷台下面に作業者の手が届かず、ボルト等に
よる締結作業ができない場合も生ずる。又、建物ユニッ
トを輸送する車両の台数は多く、締結孔追加による多額
の荷台改修費用がかかる不具合もある。そのため、従来
は、狭小ユニットを輸送するための固定方法としては、
図8に示すように、狭小ユニット1を車両の重心に沿う
ように荷台5の中央部に載置し、狭小ユニット1をロー
プ掛で荷台に固定するという一般の大型荷物と同様の方
式で行われていた。しかし、この方法は、ロープで縛る
ので、狭小ユニット1の外側に取り付けた外壁パネル3
や庇等を損傷する恐れがある。又、輸送中の急ブレーキ
等により狭小ユニット1が荷台5に対して水平方向にず
れて、狭小ユニット1同士が衝突したり、荷台壁に当た
ったりして、狭小ユニット1を損傷する恐れもある。以
上より、本発明の目的は、上記問題点を解決し、荷台に
何ら加工を施すことなく、狭小ユニットを、標準寸法建
物ユニット用輸送手段の荷台上に安定に固定することが
できる建物ユニットの輸送用固定方法及びその方法を用
いた建物ユニットの輸送方法を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するもの
は、標準寸法建物ユニットを荷台に固定し輸送する輸送
手段を利用し、標準寸法建物ユニットより幅の狭い建物
ユニットを輸送するための建物ユニットの輸送用固定方
法であって、前記幅の狭い建物ユニットの重心位置から
遠い長辺側が、前記輸送手段の荷台の一方の側縁側に設
けられている標準寸法建物ユニット固定部上となり、か
つ、前記幅の狭い建物ユニットの重心位置から近い長辺
側が前記荷台の中央側となるように配置した後、前記重
心位置から遠い長辺側の柱の下端部を固定治具を介して
前記標準寸法建物ユニット固定部に固定する作業と、前
記重心位置から近い長辺側の柱の上端部に取り付けられ
た係止具と、前記荷台の他方の側縁側に取り付けられた
係止具とを、係止ロープで緊結することにより固定する
作業とを行う建物ユニットの輸送用固定方法である。そ
して、前記幅の狭い建物ユニットは、外壁パネルを備え
るものであり、かつ、該外壁パネルを取り付けた側面
が、前記重心位置から近い長辺側であることが望まし
い。また、上記目的を達成するものは、前記建物ユニッ
トの輸送用固定方法にて、前記幅の狭い建物ユニットを
輸送手段の荷台に固定した状態で輸送する建物ユニット
の輸送方法である。
【0005】
【発明の実施の形態】次に、本発明の建物ユニットの輸
送用固定方法及びその方法を用いた建物ユニットの輸送
方法について図示の好適実施例を用いて説明する。図1
は、本発明の標準寸法建物ユニットより幅の狭い建物ユ
ニットの輸送用固定方法の一の実施例を示す斜視図、図
2は、図1の輸送用固定方法の説明図、図3は、本発明
の標準寸法建物ユニットより幅の狭い建物ユニットの輸
送用固定方法の他の実施例を示す説明図である。
【0006】本発明は、標準寸法建物ユニット70を荷
台に固定し輸送する輸送手段2を利用し、標準寸法建物
ユニット70より幅の狭い建物ユニット(以下、狭小ユ
ニットという)1を輸送するための建物ユニットの輸送
用固定方法である。本発明の方法では、狭小ユニット1
の重心位置から遠い長辺側1aが、輸送手段2の荷台の
一方の側縁側5aに設けられている標準寸法建物ユニッ
ト固定部6a上となり、狭小ユニット1の重心位置から
近い長辺側1bが荷台5の中央側となるように配置した
後、重心位置から遠い長辺側1aの下端部を標準寸法建
物ユニット固定部6aに固定する作業と、重心位置から
近い長辺側1bの柱11bの上端部を荷台の他方の側縁
側5bに固定する作業とが行われる。
【0007】ここで使用される輸送手段2は、いわゆる
自走式車両(具体的には、トラック)であり、かつ、一
般的な標準寸法建物ユニットを輸送するための輸送手段
である。輸送手段2は、図1〜図3、図7および図8に
示すように、荷台5の両側縁側5a、5bに、それぞれ
標準寸法建物ユニット固定部6a、6bを備えている。
各ユニット固定部は、標準寸法建物ユニットの長さに応
じて使用できるよう、数カ所に備えられている。また、
各ユニット固定部6a、6bは、荷台上面側が、凹部9
a、9bとなっているとともに、その中心に締結孔19
a、19bを備えている。なお、符号7は、輸送手段2
のタイヤを示している。
【0008】そして、輸送手段2への固定対象、言い換
えれば輸送対象である狭小ユニット1は、幅寸法が、標
準寸法建物ユニット70の幅寸法より狭く作製されてい
ること以外は、一般的な標準寸法建物ユニット70とほ
ぼ同様の構成をしているものであり、箱形に形成された
ユニットフレーム10と、外装材と、天井材18と、床
材4等とからなる。狭小ユニット1の片側面に外壁パネ
ル3を取り付けた場合、一般に外壁パネル3は重いた
め、外壁パネル3を取り付けた側面が、狭小ユニット1
の重心位置から近い長辺側1bとなる。
【0009】ユニットフレーム10は、柱11と梁12
とからなる。柱11は、図1、図2に示すように、ユニ
ットフレーム10の四隅位置に設置され、柱11の下端
部付近には柱脚13が形成され、柱脚13の下端、すな
わち、柱11の下端部には柱脚底板14が形成されてい
る。なお、梁12は、柱脚13及び柱頭の側面部におい
て、柱11と接合している。なお、ユニットフレーム1
0は、ユニットフレーム10の上端部に設けられた梁1
2の内側側面と接合する天井根太材30を備えていても
よい。
【0010】柱脚底板14には、狭小ユニット1を上下
に積載して住宅にした場合の下側となったユニットや基
礎に結合するため等のユニット接合用ネジ孔15a、ア
ンカーボルト取り付け用ネジ孔15b等のネジ孔が設け
られている。従って、図4、図5に示すように、狭小ユ
ニット1を、輸送手段2の荷台5へ配置する前に、ユニ
ット接合用ネジ孔15a、アンカーボルト取り付け用ネ
ジ孔15b等を利用して、狭小ユニット1の重心位置か
ら遠い長辺側1aである柱11aの下端部には、標準寸
法建物ユニット70用の固定治具20が取り付けられ、
狭小ユニット1の重心位置から近い長辺側1bの柱11
bの下端部には、スペーサー50が取り付けられる。
【0011】固定治具20は、図4に示すように、逆円
錐台形として作製されており、その中央部下面に形成さ
れた荷台緊結用ボルト挿通孔21と、荷台緊結用ボルト
挿通孔21の周囲であって、ユニット接合用ネジ孔15
aに対応する位置に形成された柱脚緊結用ボルト挿通孔
22aと、荷台緊結用ボルト挿通孔21と同軸に形成さ
れ、荷台緊結用ボルト挿通孔21より小径に形成された
柱脚緊結用ボルト挿通孔22bとを備えている。
【0012】荷台緊結用ボルト挿通孔21は、ボルト等
を挿通して荷台5へ固定治具20を固定する部分であ
る。柱脚緊結用ボルト挿通孔22aは、狭小ユニット1
が、階上ユニットである場合、ボルト等を挿通すること
により、柱脚底板14に対して固定治具20を固定する
部分である。柱脚緊結用ボルト挿通孔22bは、狭小ユ
ニット1が一階ユニットの場合(柱脚底板14にユニッ
ト接合用ネジ孔15aが作製されていない場合)、柱脚
底板14と固定治具20とを固定する部分である。この
ように、固定治具20は、狭小ユニット1が、一階ユニ
ット及び階上ユニットの双方の場合において使用され
る。
【0013】柱脚底板14への固定治具20の固定は、
狭小ユニット1が階上ユニットである場合、固定治具2
0の下面から柱脚緊結用ボルト挿通孔22aに、柱脚緊
結用ボルト24aを挿通し、柱脚底板14のユニット接
合用ネジ孔15a(ナット部材16a)に螺合させ、固
定治具20を柱脚底板14の下面に固定することにより
行われる。また、狭小ユニット1が、一階ユニットであ
る場合は、固定治具20の下面から柱脚緊結用ボルト挿
通孔22bに、柱脚緊結用ボルト24bを挿通して、柱
脚底板14のアンカーボルト取り付け用ネジ孔15b
(ナット部材16b)に螺合させ、固定治具20を柱脚
底板14の下面に固定することにより行われる。また、
重心位置から近い長辺側1bに形成された柱11bの下
端部(柱脚底板)14には、狭小ユニット1を荷台5上
で水平に保持するためのスペーサー50が取り付けられ
る。スペーサー50は、図5に示すように、円柱形状に
作製されており、中心に形成された柱脚緊結用ボルト挿
通孔52bと、その周囲に形成された柱脚緊結用ボルト
挿通孔52aとを備えている。このスペーサー50の柱
脚底板14への固定は、前記固定治具20の柱脚底板へ
の固定と同様の要領で行われる。
【0014】また、柱11a、11bの上端部には、狭
小ユニット1を積層して住宅にした場合に上側のユニッ
トや屋根用躯体との位置決めや結合するため等のユニッ
ト接合用ネジ孔17を設けている。そして、上述したユ
ニット接合用ネジ孔17のうち、狭小ユニット1の重心
位置から近い長辺側1bの柱11bの上端部側に、取り
外し可能な係止具91又は係止具92を取り付けてい
る。係止具91又は係止具92は、荷台の他方の側縁側
5bに取り付けられた係止具93又は係止具94とを係
止ロープ95で緊結する際に使用される。
【0015】このように、固定治具、スペーサーおよび
係止具が取り付けられた狭小ユニット1は、クレーン等
を用いて吊り下げられ、狭小ユニット1の重心位置から
遠い長辺側1aが、荷台の一方の側縁側5aに設けられ
ている標準寸法建物ユニット固定部6a上、言い換えれ
ば、固定治具20の下端が固定部6aの凹部9aに収納
されるように、さらに、狭小ユニット1の重心位置から
近い長辺側が荷台5の中央側となるように載置される。
載置に際しては、固定治具20の荷台緊結用ボルト挿通
孔21と、標準寸法建物ユニット固定部6aとの整合を
行う。なお、狭小ユニット1の荷台5への移動は、柱1
1の上端部に形成されたユニット接合用ネジ孔17に取
り付けられたアイボルト等にワイヤロープ等を係止し、
クレーン等で吊り下げることにより行われる。このよう
に、重心位置から遠い長辺側1aを、荷台5の外側に、
重心位置から近い長辺側1bを荷台5の内側へ配置する
ことにより、輸送手段2の重心位置が荷台5の中央側に
寄り、輸送時における輸送手段2の安定性を確保するこ
とができる。なお、狭小ユニット1を荷台5に複数配置
する場合には、荷台の前後に斜めに対向するように(言
い換えれば、平面視千鳥状に)配置することが望まし
い。
【0016】次に、狭小ユニット1の重心位置から遠い
長辺側1aの下端部を標準寸法建物ユニット固定部6a
に固定する作業を行う。この作業は、重心位置から遠い
長辺側1aの柱11aの下端部に固定された固定治具2
0と荷台の一方の側縁側5aに設けられている標準寸法
建物ユニット固定部6aである締結孔19aを通した荷
台緊結用ボルト23を緊結することにより行われる。
【0017】具体的には、荷台緊結用ボルト23を、上
述したように固定部6aの締結孔19aに挿通して、荷
台緊結用ボルト挿通孔21に螺合することにより行われ
る。この場合、締結孔19aは荷台側縁に形成されてい
るため、容易に固定作業を行うことができ、また、上記
のように固定することにより、急ブレーキ等により荷動
きを防ぐことができる。なお、標準寸法建物ユニット固
定部6aの締結孔19aと狭小ユニット1との固定方法
は、上述したものに限られず、固定部6aの締結孔19
aを利用するものであれば、ボルト締めの他、締結孔1
9aに引っ掛ける等他の手段も適宜利用できる。
【0018】次に、重心位置から近い長辺側1bを荷台
の他方の側縁側5bに固定する作業を行う。前述した固
定作業は、図2、図3に示すように、重心位置から近い
長辺側1bの柱11bの上端部に取り付けられた係止具
91又は係止具92と、荷台の他方の側縁側5bの下面
に設けられた係止具93との間を係止ロープ95で緊結
するものの他、係止具91又は係止具92と、荷台の他
方の側縁側5bに設けられている標準寸法建物ユニット
固定部6aである締結孔19aに取り付けられた係止具
94との間を係止ロープ95で緊結することにより行わ
れる。
【0019】係止具91又は係止具92としては、アイ
ボルト等が望ましい。係止具91は、図2に示すよう
に、全体が一直線に作製されているものであり、係止具
92は、図3に示すように、軸状部分を約90°折り曲
げたものである。なお、柱11bの上端部に設けられる
係止具としては、狭小ユニット1を荷台上に搬送する際
使用したアイボルト等をそのまま利用してもよい。な
お、係止具91又は係止具92は、上述したものに限ら
れず、一端がユニット接合用ネジ孔17に取り付けるこ
とができ、他端が係止ロープ95を引っ掛けることがで
きる構造をしていればよい。
【0020】係止具93は、図2、図3に示すように、
輸送手段2の荷台の側縁側5bの下面に設けられた棒状
部材で、一般のトラック等の荷台に設けられている標準
フックであってもよい。係止具94としては、荷台の他
方の側縁側5bに形成された標準寸法建物ユニット固定
部6bである締結孔19bに取り付けられたアイボルト
等適宜のものが使用できる。
【0021】係止ロープ95としては、ワイヤーロー
プ、ベルト、チェーン等が使用される。なお、係止ロー
プ95は、係止具91又は係止具92と、係止具93又
は係止具94とをロープ等で緊結した後、ロープ等の緊
結具合を調節することができるように、ロープの途中に
緊締具96を有していてもよい。また、係止具91又は
係止具92と係止具93又は係止具94とを係止ロープ
95で緊結した際、ロープが狭小ユニット1本体やその
外装付属物に接触しないようにすることが望ましい。こ
の場合、図3に示すように、折り曲げた係止具92を用
いれば都合がよい。
【0022】本発明における狭小ユニット1の輸送方法
は、上述した狭小ユニット輸送用固定方法にて、狭小ユ
ニット1を輸送手段の荷台に固定した状態で輸送するも
のである。これにより、標準寸法建物ユニット用輸送手
段2の荷台5上に安定に固定した状態で輸送することが
できる。
【0023】なお、狭小ユニット1には、輸送時、雨水
やホコリ等の侵入防止のため養生シート(図示せず)を
被せることが望ましい。一般に養生シートは、狭小ユニ
ット1を荷台に固定する前に被せられる。なお、重心位
置から近い長辺側1bの柱11bの上端部に取り付けら
れた係止具91又は係止具92部分においては、係止具
の突き出しにより養生シートにスキマが生ずることがあ
るが、その場合は、雨水等が入らないように隙間を充分
封止するか、又は狭小ユニット1を荷台5に固定した
後、係止具91又は係止具92の上部から別の防水シー
トで覆うことが望ましい。
【0024】
【発明の効果】本発明の建物ユニット輸送用固定方法に
よれば、標準寸法建物ユニット輸送手段の荷台に何ら加
工を施すことなく、狭小ユニットを、標準寸法建物ユニ
ット用輸送手段の荷台上に安定に固定することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の標準寸法建物ユニットより幅
の狭い建物ユニットの輸送用固定方法の一の実施例を示
す斜視図である。
【図2】図2は、図1の輸送用固定方法を示す説明図で
ある。
【図3】図3は、本発明の標準寸法建物ユニットより幅
の狭い建物ユニットの輸送用固定方法の他の実施例を示
す説明図である。
【図4】図4は、本発明の標準寸法建物ユニットより幅
の狭い建物ユニットの輸送用固定方法に使用される固定
治具の実施例を示す図である。
【図5】図5は、本発明の標準寸法建物ユニットより幅
の狭い建物ユニットを荷台上で水平に保持するためのス
ペーサーの一の実施例を示す図である。
【図6】図6は、本発明の標準寸法建物ユニットより幅
の狭い建物ユニットと荷台との固定状態を示す図であ
る。
【図7】図7は、標準寸法建物ユニットの輸送用固定方
法の実施例を示す説明図である。
【図8】図8は、本発明の標準寸法建物ユニットより幅
の狭い建物ユニットの従来の輸送方法を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1 狭小ユニット 1a 狭小ユニットの重心位置から遠い長辺側 1b 狭小ユニットの重心位置から近い長辺側 2 輸送手段 5 荷台 6a、6b 標準寸法建物ユニット固定部 11 柱 12 梁 14 柱脚底板 19a、19b 締結孔 20 固定治具 50 スペーサー 70 標準寸法建物ユニット 91、92、93、94 係止具 95 係止ロープ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 標準寸法建物ユニットを荷台に固定し輸
    送する輸送手段を利用し、標準寸法建物ユニットより幅
    の狭い建物ユニットを輸送するための建物ユニットの輸
    送用固定方法であって、前記幅の狭い建物ユニットの重
    心位置から遠い長辺側が、前記輸送手段の荷台の一方の
    側縁側に設けられている標準寸法建物ユニット固定部上
    となり、かつ、前記幅の狭い建物ユニットの重心位置か
    ら近い長辺側が前記荷台の中央側となるように配置した
    後、前記重心位置から遠い長辺側の柱の下端部を固定治
    具を介して前記標準寸法建物ユニット固定部に固定する
    作業と、前記重心位置から近い長辺側の上端部に取り付
    けられた係止具と、前記荷台の他方の側縁側に取り付け
    られた係止具とを、係止ロープで緊結することにより固
    定する作業とを行うことを特徴とする建物ユニットの輸
    送用固定方法。
  2. 【請求項2】 前記幅の狭い建物ユニットは、外壁パネ
    ルを備えるものであり、かつ、該外壁パネルを取り付け
    た側面が、前記重心位置から近い長辺側である請求項1
    に記載の建物ユニットの輸送用固定方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の建物ユ
    ニットの輸送用固定方法にて、前記幅の狭い建物ユニッ
    トを輸送手段の荷台に固定した状態で輸送することを特
    徴とする建物ユニットの輸送方法。
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