JP2001015472A - 紫外光照射方法及び装置 - Google Patents

紫外光照射方法及び装置

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JP2001015472A
JP2001015472A JP11181713A JP18171399A JP2001015472A JP 2001015472 A JP2001015472 A JP 2001015472A JP 11181713 A JP11181713 A JP 11181713A JP 18171399 A JP18171399 A JP 18171399A JP 2001015472 A JP2001015472 A JP 2001015472A
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oxygen concentration
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Yosuke Jinbo
洋介 神保
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Hoya Schott Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 オゾン生成機などを必要とせず、紫外光のみ
によって有機物を極めて高効率に除去することができる
紫外光照射方法及び装置を提供する。 【解決手段】 本発明は、被処理物の被処理面に対して
紫外光を照射してその洗浄又は改質を行うための紫外光
照射方法において、被処理物を外気から遮断された空間
内に配置する工程と、該空間内の酸素濃度を1%以上1
0%未満に制御する工程と、波長175nm以下の紫外
光を前記被処理物の被処理面に対し照射する工程とを備
える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体基板や液晶
ディスプレイ基板等の被処理物の処理面に対して、紫外
光を照射してその面に付着した有機物の洗浄又は改質を
行うための紫外光照射方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】集積回路や液晶ディスプレイを製造する
プロセスにおいては、これらの基板の洗浄が繰り返し行
われ、製造プロセスの多くの時間を占めている。特に、
一層の微細化が進行する集積回路の製造プロセスにおい
ては、その基板表面の汚染に対する許容レべルが益々厳
しくなってきている。この種の基板表面の汚染には各種
のものがあり、例えば集積回路製造プロセスにおいて
は、有機物、パーティクル(埃などの微粒子)、金属不
純物、自然酸化膜(SiO2)が洗浄の対象とされてい
る。
【0003】現在、これら基板の洗浄方法としては、R
CAクリーニングと一般的に呼ばれている化学薬液を用
いて行うウェット(湿式)洗浄方法が主流である。この
方法においては、各種汚染を除去するために、多数の薬
液を用いる。すなわち、ウェット洗浄方法では、硫酸過
酸化水素水により有機物除去を行い、アンモニア過酸化
水素水によりパーティクル(微粒子)除去を行い、塩酸
過酸化水素水により金属不純物除去を行い、希フッ酸溶
液により自然酸化膜除去を行い、更に最終段階として超
純水によりリンスを行い、これらの各段階を経ることに
よって基板洗浄が完了する。
【0004】この様にウェット洗浄は、各汚染に対応し
た各種薬液を多く用い、これは製造プロセスの中で繰り
返し行われるため、薬液使用量は膨大なものになってい
る。今日では半導体基板の更なる大口径化が進められて
いるので、ウェット洗浄の薬液使用量は更に上昇するこ
とが今後予想される。ウェット洗浄においては、このよ
うに多くの薬液が用いられるので、使用後薬液の処理を
含めて膨大なコストが掛かり、また環境保全上の観点か
らは、このような薬液を使用しない洗浄が望まれてい
る。
【0005】このような背景から、近年、ウェット洗浄
方法に代わるものとして、ドライ(乾式)方式の洗浄方
法が注目されている。ドライ洗浄方法では、従来のウェ
ット洗浄において除去できない集積バターンの微細な溝
や穴の汚染を除去でき、また一度除去した汚染物の再付
着が防止できるなどの利点がある。ドライ洗浄方法にお
いては、前記各種の汚染に対応するために、例えば、紫
外線励起塩素ガスによる金属不純物の除去、紫外線励起
弗素ガスによる自然酸化膜除去、紫外線照射とオゾンガ
スの併用による有機物除去などのそれぞれにおける要素
技術が検討されている。
【0006】ドライ洗浄方法における有機物の除去は、
紫外線照射とオゾンガスを併用する方法が知られてい
る。この方法は、低圧水銀ランプからの放射光を用いて
基板表面の有機物分子結合を切断し、更にオゾンガスに
より切断した分子を酸化し飛散除去するものである。こ
のプロセスを以下に説明する。低圧水銀ランプの放射光
は、主に波長254nmと186nmのものであるか
ら、「オゾンの基礎と応用」(杉光英俊著、光琳、P2
5、平成8年出版)に示されるように、波長175〜2
42nmの光は酸素O2を分離し、酸素原子を生成して
更に周囲の酸素分子と再結合し、オゾンO3を発生させ
る。すなわち、
【0007】O2+hν(λ=175〜254nm)→
O(3P)+O(3P) O(3P)+O2→O3
【0008】オゾンは波長254nm付近を頂点とし2
20〜300nmに吸収帯を持つ。このため低圧水銀か
ら放射される波長254nmの光は、生成されたオゾン
に吸収され、以下の反応を示す。
【0009】 O3+hν(λく310nm)→O(1D)+O2
【0010】ここで生成される励起状態酸素原子O(1
D)とオゾンO3の酸化力と、波長186nmのフォト
ンエネルギーによる有機物結合切断の効果によって結
果、基板表面から有機物が除去されるものである。この
原理によれば、基板の洗浄効果を高めるためには、雰囲
気中のオゾン濃度をできるだけ高めることが望ましい。
しかしながら、低圧水銀ランプの放射光は波長254n
mが主であり、波長186nmの光強度は小さい。この
ため大気雰囲気に該ランプ光を照射してもオゾンの生成
量は十分でなく、実用的には外部にオゾン発生機(オゾ
ンジェネレータともいう)を設置して、ここからオゾン
ガスを導入して利用することが行われている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら極めて高
い清浄度が要求される集積回路用半導体基板において
は、オゾン発生機から微量に発生する汚染物が原因とな
り、洗浄前より有機物汚染状況が悪化してしまうことが
あり、実際の製造プロセスへの適合が難しいとされてい
る。
【0012】従って本発明の目的は、オゾン生成機など
を必要とせず、紫外光のみによって有機物を極めて高効
率に除去することができる紫外光照射方法及び装置を提
供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明は、被処理物の被処理面に対して紫外光を照射し
てその洗浄又は改質を行うための紫外光照射方法におい
て、以下の各工程を備える。すなわち本発明は、前記被
処理物を外気から遮断された空間内に配置する工程と、
前記空間内の酸素濃度を1%以上10%未満に制御する
工程と、波長175nm以下の紫外光を前記被処理物の
被処理面に対し照射する工程とを備えて構成される。
【0014】ここで、前記波長175nm以下の紫外光
を照射する光源としては、例えば、アルゴンを封入した
誘電体バリア放電ランプ(波長126nm、以下、アル
ゴンエキシマランプという)、クリプトンを封入した誘
電体バリア放電ランプ(波長146nm、以下、クリプ
トンエキシマランプという)、又はキセノンを封入した
誘電体バリア放電ランプ(波長172nm、以下、キセ
ノンエキシマランプという)の何れかを用いることがで
きる。
【0015】前述の「オゾンの基礎と応用」に示される
ように、酸素は波長130〜175nmの光に大きな吸
収を持ち、この範囲の光を吸収した酸素O2は直ちに基
底状態の酸素原子O(3P)、励起状態の酸素原子O(1
D)に解離する。すなわち、
【0016】O2+hν(130〜175nm)→O(1
D)+O(3P)
【0017】前記反応によって生成される励起酸素原子
O(1D)はオゾンO3より酸化力が強い。しかし、更に
先に示した通り、従来の低圧水銀ランプを用いた場合に
は、励起酸素原子の生成は反応式の通り二次的な反応
で、被処理物表面の有機物酸化にはオゾンが主となって
おり、励起酸素原子の効力は副次的に利用されているに
過ぎない。一方で、波長130〜175nmの光を利用
する本発明に係る方法においては、酸素分子O2から直
接的に強力な酸化力を有する励起酸素原子O(1D)が
生成され、オゾンは、酸化力がさほど高くない基底状態
酸素原子O(3P)と酸素分子O2の再結合により副次的
に生成されるほどである。
【0018】次に、光による基板表面の有機物結合切断
の点から比較を行う。光のフォトンエネルギーは以下の
式で求めることができる。
【0019】
【式1】 ここでプランク定数h=4.14x10-15[eV/
s]、真空中の光速c=3×108[m/s]である。
【0020】この式より、低圧水銀ランプの放射波長1
86nmのフォトンエネルギーは6.7[eV]であ
る。これに対し、アルゴンエキシマランプは9.9[e
V]、クリプトンエキシマランプは8.5[eV]、キ
セノンエキシマランプは7.2[eV]のフォトンエネ
ルギーを有しており、このことから有機物結合切断にお
いても、洗浄及び改質効果が高いことが明らかである。
【0021】発明者は更に、より高効率に被処理物の洗
浄及び改質を行うためには、被処理物が設置される雰囲
気中の酸素濃度を適性に制御することが重要であること
を見出した。
【0022】真空紫外光を用いることによって、酸素分
子O2の吸収を利用し直接的に励起状態酸素原子O
1D)を生成することが 低圧水銀ランプを利用した
方法に比較して、洗浄又は改質の効率がよいことは前述
した通りであるが、その吸収率は真空紫外光の光源から
の距離に依存する。すなわち、吸収による光の減衰は、
一般的に以下の式で表される。
【0023】
【式2】
【0024】ここで、Iは距離dにおける光の強度、I
0は距離がゼロの場合の光の強度、αは吸収係数であ
る。上式は、光が距離dに従って指数関数的に減衰する
ことを示し、これにより距離dが短いほど光強度が強い
ことがわかる。しかしながら、真空紫外光と被処理物表
面との間の距離には、装置の構造上、制限があることは
明らかであり、従って光を有効に被処理面に到達させ、
かつ該被処理面において有効に励起状態酸素原子を生成
する別の方法が不可欠である。
【0025】このような観点から発明者は、被処理物の
被処理面に照射する真空紫外光の強度と被処理面におけ
る励起状態酸素原子の生成を最も高効率に行うために
は、被処理物を設置する空間内の酸素濃度を、1%以上
10%未満、より好ましくは3%以上8%未満に制御す
れば良いことを見出した。
【0026】この場合、前記空間内に、酸素と窒素の混
合ガスを充填することにより、容易に前記酸素濃度を確
保することができる。すなわち、好適には、酸素ガス流
量/(酸素ガス流量+窒素ガス流量)×100で表され
る酸素濃度が、1〜10%の混合気体を、前記被処理物
が設置される空間内に導入する。
【0027】また、発明者は別の観点から、被処理物の
被処理面に照射する真空紫外光の強度と被処理面におけ
る励起状態酸素原子の生成を高効率に行う方法を検討し
た結果、前記空間内の酸素濃度を50%以下とし、真空
紫外光と前記被処理物の被処理面の距離を5mm以下、
より好ましくは3mm以下に保つことが好ましいことを
見出した。
【0028】本発明はまた、被処理物の被処理面に対し
て紫外光を照射してその洗浄又は改質を行うための紫外
光照射装置に関する。本発明の紫外光照射装置は、外気
から遮断された空間を形成する筐体と、波長175nm
以下の紫外光を前記空間内に向けて発光する誘電体バリ
ア放電ランプと、前記空間内において前記被処理物を、
その被処理面が前記誘電体バリア放電ランプからの紫外
光を受けるように保持する保持手段と、前記空間内の酸
素濃度を1%以上10%未満、好ましくは3%以上8%
未満に制御する酸素濃度制御手段とを備える。
【0029】この場合に、前記保持手段は、前記被処理
物の被処理面と前記誘電体バリア放電ランプの発光面と
の距離を5mm以下の任意の距離に変えられるように、
前記被処理物を保持することが好ましい。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、図示した一実施形態に基い
て本発明を詳細に説明する。図1は本発明に係る真空紫
外光照射装置の概略構成を示す正面図である。図に示す
ように真空紫外光照射装置10は、該装置によって洗浄
処理される基板19を設置する処理室15及び各種機構
部品の設置された機構室16を備える筐体10a有す
る。筐体10aは、主としてステンレススティール製で
あり、腐食などが起こらないように考慮されている。
【0031】真空紫外光照射装置10は、筐体10aの
上部に、キセノンエキシマランプ11を内部に備えたラ
ンプハウス12を有する。エキシマランプ11は、合成
石英ガラス製の二重管の内部にキセノンガスを封入した
ものであり、管の内側から外側にかけて1〜10kVの
高電圧を印加することにより内部に封入したガス特有の
波長の光を放射することが可能なものである。
【0032】ランプハウス12の内部は、空気中の酸素
による光減衰を最小限にするため、光吸収の少ない純度
99.9%以上の窒素ガスで置換されている。またラン
プハウス12内には、キセノンエキシマランプ11から
の光を有効に利用すべく反射ミラー13が設けられてい
る。反射ミラー13は、アルミニウム製であり反射率を
高めるためにその内周面は研磨されている。更に経時的
な反射率劣化を妨げるために、該研磨面にフッ化マグネ
シウムなどを蒸着することが好ましい。
【0033】ランプハウス12からの真空紫外光は、光
透過率の高い合成石英ガラス製の光取り出し窓14で隔
てられた処理室15へ放射される。本実施形態において
は、エキシマランプとして波長172nmの光放射が可
能なキセノンエキシマランプ11を用いているが、より
短波長の光放射が可能なランプを用いる場合には、光取
り出し窓にはフッ化カルシウム、フッ化マグネシウム、
又はフッ化リチウムなどの結晶材を用いることが光透過
率の点から好ましい。
【0034】処理室15は、ガスケット及びOリングな
どで密閉されており、筐体10aの外及び機構室16内
に、処理室15内に充填したガスが漏れ出すことは無い
ように設計されている。このため、生成されるオゾンな
どによる人体への影響や酸化力の強いガスによる機構部
品への悪影響といった問題が回避される。
【0035】機構室16には、昇降装置17が設置さ
れ、その昇降テーブル18は、前記処理室15内に位置
される。この昇降テーブル18上に、洗浄又は改質処理
を行なう基板19が置かれる。昇降装置17によって、
その昇降テーブル18上の基板19は、ランプハウス1
2に対し接離可能にされ、これによって光り取り出し窓
14と基板19の表面との間の距離は、少なくとも3m
m〜5mmに調整することができる。
【0036】本装置によって洗浄又は改質処理を行う基
板19は、主に集積回路製造用半導体ウエーハであリ、
Si又はGaAsなどの化合物半導体である。半導体ウ
エーハは、製造プロセス経過で各種状態が異なるが(例
えば、裸ウエーハ、酸化膜や金属膜を施したウエーハな
ど)、本発明に係る装置は、ウエーハの状態に拘わらず
それらの洗浄が可能である。また液晶ディスプレイ用ガ
ラス基板の洗浄にも本発明を用いることができる。
【0037】本発明において、基板19を設置した前記
処理室15内は、基板19の洗浄又は改質を行うに際
し、所定の酸素濃度に制御される。本実施形態におい
て、処理室15内の酸素濃度は、酸素ガスと窒素ガスの
混合ガスにおいて両者の流量比を変化させることで制御
を行う。これらのガスの流量比は、その酸素濃度が、1
%以上10%未満、より好ましくは3%以上8%未満に
なるように制御される。この詳細については後述する。
この場合に、酸素ガス、室素ガスとも純度99.9%以
上の高純度のものを用いることが好ましい。
【0038】すなわち、酸素ガス、窒素ガスは、図示し
ないボンベなどの供給源から、それぞれマスフローコン
トローラ20、21に導入され、ここで流量制御され
る。各マスフローコントローラ20、21にて流量制御
された酸素ガス及び窒素ガスは、集合マニホールド22
にて混合され、フローパイプ23を通し、処理室15内
へ導入される。フローパイプ23は、集合マニホールド
22で混合されたガスを処理室15内に均一に供給する
よう設計されている。フローパイプ23の具体的な構成
については後述する。
【0039】本真空紫外光照射装置10は、またオゾン
分解触媒24及び真空ポンプ25を備える。オゾン分解
触媒24は、処理室15内で前記混合ガスにて置換され
真空紫外照射と共に生成されたオゾンガスを、分解処理
する。オゾン分解触媒24として、例えば、神戸製鋼所
製アクトカタリスを用いることができる。真空ポンプ2
5は、真空紫外光照射処理後に処理室15内のオゾンガ
スを強制排気する際に使用される。真空ポンプ25の駆
動により、処理室15内のオゾンガスは、オゾン分解触
媒24へ吸引され、ここで分解処理された後に、筐体外
へ排気される。なお、洗浄及び改質処理において発生す
る励起状態酸素原子は極めて寿命が短いため、筐体外に
排出されることはなく安全である。
【0040】図2は、処理室15内へ前記混合ガスを導
入するために用いられるフローパイプ23の一実施形態
を示しており、同図(A)はその正面図、同図(B)は
その側面図である。これら図には、基板19が共に示さ
れており、基板19に対するフローパイプ23の相対的
配置が明らかにされている。本実施形態において、フロ
ーパイプ23は、円筒状パイプの長手方向に沿って、そ
の側面側に所定間隔で排気孔24aを形成して構成され
る。集合マニホールド22からの混合ガスは、その両端
に設けられたガス導入口26からパイプ内へ導かれ、各
排気孔24aから処理室15内へ吹き出される。これに
よって、基板19の表面に均一に混合ガスを供給できる
ようになり、処理室15内のガス置換が効率化される。
一つの実施例で、直径5mmのステンレス製シームレス
パイプに直径1mm径の排気孔24aを10mm間隔で
開けたものをフローパイプ23として用いた。もっとも
当業者は、本発明において採用可能なフローパイプが前
記構造のものに限定されないことを理解するであろう。
例えば、前記多数の排気孔24aに代えて、パイプの長
手方向に沿ってスリットを形成し、ここから混合ガスの
供給を行う構造のものとしても良いし、更に他の既存の
混合ガスの供給方法を用いても良い。
【0041】次に、前記真空紫外光照射装置10を用い
て基板19の有機物洗浄を行う方法について説明する。
説明に際し、前記図1と共に図3を参照する。図3は、
本発明に係る紫外光照射方法の各手順を示すフローチャ
ートである。最初の工程で、処理室15内の昇降テーブ
ル18上に、有機物洗浄を行う対象の基板19を設置す
る(301)。基板19の設置に際しては、図示しない
ハンドラその他の移送手段を用いて、処理室15内へ基
板19を搬入し、昇降テーブル18上へ受け渡すことが
できる。基板19の搬入後、処理室15は外部から密閉
される。昇降装置17を起動してその昇降テーブル18
を上昇させ、基板19とランプハウス12の距離WD
が、所定の距離になるように調整する(302)。好ま
しい実施の態様において、距離WDは5mm以下、より
好ましくは3mm以下に調整される。
【0042】次に、処理室15内の酸素濃度を所定の値
に調整する(303)。すなわち、マスフローコントロ
ーラ20、21に酸素ガス及び窒素ガスを導入し、ここ
でそれらの流量を制御する。流量制御された酸素ガス及
び窒素ガスは、集合マニホールド22にて混合され、フ
ローパイプ23を通し、処理室15内へ導入される。好
ましい実施形態において、処理室15内の酸素濃度は1
%以上10%未満、より好ましくは3%以上8%未満に
調整される。処理室内の酸素濃度が所定の値に達したと
ころで、キセノンエキシマランプ11により真空紫外光
を基板19へ所定時間照射し、その有機物洗浄を行う
(304)。
【0043】キセノンエキシマランプにより発光される
波長172nmの紫外光は、前述のように、処理室15
内の酸素O2を、基底状態の酸素原子O(3P)、励起状
態の酸素原子O(1D)に解離する。ここで生成される
励起酸素原子O(1D)はオゾンO3より酸化力が強い。
また、基底状態酸素原子O(3P)と酸素分子O2の再結
合により副次的にオゾンO3が生成され、この生成され
たオゾンO3もまた、真空紫外光によって解離され、励
起酸素原子O(1D)を生成する。更に、波長172n
mの光のフォトンエネルギーは約7.2eVであり、多
くの有機物の結合エネルギーより大きい。このため、有
機物化合物の化学結合を容易に切断し、この有機物に前
記生成した活性酸素種が反応し、CO2、H2Oなどの揮
発性酸化物を生成し、揮発除去する。
【0044】所定時間経過後、キセノンエキシマランプ
11による真空紫外光の照射を終了し、処理室15内の
オゾンガスを分解除去する(305)。すなわち、真空
ポンプ25により処理室15内のオゾンを吸引し、オゾ
ン分解触媒24へ導入し、ここでオゾン分解を行って、
装置外へ排気する。以上の各工程を経て基板19は、洗
浄処理され、次の処理工程に引き渡される。
【0045】
【実施例】発明者は、前記真空紫外光照射装置10を用
いて半導体ウエーハの有機物洗浄を行う際の、処理室内
の酸素濃度及び半導体ウエーハとランプハウスとの距離
(以下、WD)について検討した。その結果、処理室内
の酸素濃度を1%以上10%未満、より好ましくは3%
以上8%未満に制御することによって、高度な洗浄効果
が得られることを見出した。また、前記空間内の酸素濃
度を50%以下とし、真空紫外光と前記被処理物の被処
理面の距離を5mm以下、より好ましくは3mm以下に
保つことによっても、同様に高度な洗浄効果が得られる
ことを見出した。以下、実施例に基くこれらの検討結果
について説明する。
【0046】実施例では、シリコン上の自然酸化膜が除
去された裸ウエーハを処理の対象とした。また、ウエー
ハ表面の洗浄度評価は、有機物評価方法として一般的な
接触角測定法を用いた。自然酸化膜のない裸ウエーハの
表面は疎水性であり、接触角の測定を行うと高い値を示
す。真空紫外光照射によってウエーハ表面は酸化されS
iO2膜が形成される。この膜は親水性であり接触角は
小さい値である。このため接触角を測定することにより
SiO2膜の生成進行具合、つまり酸北速度の評価が行
える。本実施例の場合は、疎水性表面のSiO2を導入
し、これを親水性にしていることから、この処理は表面
改質であるといえるが、有機物洗浄においても本発明の
効果は全く同様に評価されることは、当業者には理解さ
れるであろう。
【0047】処理室15内の酸素濃度を制御するため
に、酸素ガスと窒素ガスを用い、両者の合計流量が20
リットル/minになるようマスフローコントローラ2
0、21を制御した。酸素濃度は、以下より求めた。
【0048】 酸素濃度=酸素流量/(酸素流量+窒素流量)×100
【0049】例えば、酸素流量0.5リットル/mi
n、窒素流量19.5リットル/minの時、前記計算
式より酸素濃度は2.5%と求めた。このように合計流
量を20リットル/minとし、酸素濃度を0%付近か
ら100%付近まで変化させ、その混合ガスを導入する
ことにより処理室内を各酸素濃度に制御した。処理室の
体積は約10リットルである。
【0050】各酸素濃度において、半導体ウエーハにキ
セノンエキシマランプ11からの真空紫外光を照射し洗
浄を行った。半導体ウエーハヘの真空紫外光照射時間は
0秒から30秒程度まで変化させ、各条件で洗浄後にウ
エーハヘ純水を1滴滴下し、その接触角を測定した。ま
た、半導体ウエーハ表面とランプハウス12間の距離W
Dは、3mm、4mm及び5mmの3種類を採用した。
この条件で、処理室15内を各酸素濃度に制御し、各々
真空紫外光照射時間に対する接触角の値を測定した。
【0051】前記方法にて求められた結果から、次にこ
の真空紫外光照射時間に対する接触角の値の関係を以下
の式で回帰した。
【0052】
【式3】
【0053】ここでcはt秒間の真空紫外光照射後の接
触角、c0は照射前(未洗浄時)の接触角である。ここ
で求めたαを洗浄能力を表す係数とし、各酸素濃度にお
けるαの値を求めたものを、図4に示す。図においてW
Dは、ランプハウスから半導体ウエーハ表面間の距離を
示す。
【0054】大気中の酸素濃度は20%ほどである。図
において酸素濃度20%付近では、WDが3mmでは洗
浄能力係数が0.34、WDが5mmでは0.1であっ
た。これに対し酸素濃度1〜10%、特に5〜8%の範
囲で洗浄能力係数は非常に高く、WDが3mmの時に
0.47であり、WDが5mmの時に0.18であっ
た。また、酸素濃度が0%ではウエーハ表面間に照射さ
れる真空紫外光の光強度は最も高いが、励起状態酸素原
子が生成されないために洗浄能力はゼロに近い。
【0055】ここでいう洗浄能力係数はその導出方法か
らもわかる通り、洗浄及び改質の時間的な効率を表すも
のであり、洗浄能力係数は実際の洗浄時間と直線的な関
係にあるものである。これらの結果から基板設置雰囲気
の酸素濃度を1〜10%に制御することによって大気中
での洗浄方法よりも約1.4倍の速度で洗浄又は改質が
行えることが明らかになった。
【0056】また、従来からWDが小さくなればその洗
浄能力が指数的に向上することが知られているが、図4
の結果から、酸素濃度が50%以下においては、WDが
5mm以下の範囲で、該指数比率を超えて向上すること
が見出された。
【0057】以上、本発明の一実施形態及び実施例を図
面に沿って説明した。しかしながら本発明は前記実施形
態及び実施例に示した事項に限定されず、特許請求の範
囲の記載に基いてその変更、改良等が可能であることは
明らかである。前記実施形態においては、混合ガスを作
成するために窒素ガスを用いたが、窒素ガス以外にもア
ルゴンガス、へリウムガスなどを用いることができる。
【0058】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、半導体ウ
エーハなどの被処理物を設置する雰囲気の酸素濃度を1
〜10%に制御して、真空紫外光を照射することによ
り、大気中での照射処理に比べて高効率に洗浄及び改質
をドライ方式で行うことが可能になる。本発明に係る方
法によれば、極めて高効率に被処理物の洗浄及び改質が
行えるので、オゾン生成機を必要とせず、該使用による
汚染が回避される。
【0059】また、前記雰囲気の酸素濃度を50%以下
に制御し、真空紫外光を被処理物に対し5mm以下の距
離で照射することによっても、大気中での照射処理に比
べて極めて高効率に洗浄及び改質をドライ方式で行うこ
とが可能になる。前記洗浄及び改質の効率化は、処理さ
れる半導体ウエーハなどを組み込む半導体装置や液晶デ
ィスプレイのコストの削減に寄与する。
【0060】前記洗浄及び改質の効率を改善するため
に、本発明の方法では、被処理物を設置する雰囲気の酸
素濃度を調整し、また光源と被処理物との間の距離を調
整すれば足りるので、その実現が極めて容易であり、追
加的な設備及びこれに伴うコストや労力が不要である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る真空紫外光照射装置
の概略構成を示す正面図である。
【図2】処理室内へ混合ガスを導入するためのフローパ
イプの一実施形態を示しており、同図(A)はその正面
図、同図(B)はその側面図である。
【図3】本発明に係る紫外光照射方法の各手順を示すフ
ローチャートである。
【図4】洗浄能力係数と酸素濃度との関係を示すグラフ
である。
【符号の説明】
10 真空紫外光照射装置 10a 筐体 11 キセノンエキシマランプ 12 ランプハウス 13 反射ミラー 14 光り取り出し窓 15 処理室 16 機構室 17 昇降装置 18 昇降テーブル 19 基板 20、21 マスフローコントローラ 22 集合マニホールド 23 フローパイプ 24 オゾン分解触媒 24a 排気孔 25 真空ポンプ 26 ガス導入口

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被処理物の被処理面に対して紫外光を照
    射してその洗浄又は改質を行うための紫外光照射方法に
    おいて、 前記被処理物を外気から遮断された空間内に配置する工
    程と、 前記空間内の酸素濃度を1%以上10%未満に制御する
    工程と、 波長175nm以下の紫外光を前記被処理物の被処理面
    に対し照射する工程と、を備えた紫外光照射方法。
  2. 【請求項2】 被処理物の被処理面に対して紫外光を照
    射してその洗浄又は改質を行うための紫外光照射方法に
    おいて、 前記被処理物を外気から遮断された空間内に配置する工
    程と、 前記空間内の酸素濃度を50%以下に制御する工程と、 波長175nm以下の紫外光を前記被処理物の被処理面
    に対し5mm以下の距離で照射する工程と、を備えた紫
    外光照射方法。
  3. 【請求項3】 被処理物の被処理面に対して紫外光を照
    射してその洗浄又は改質を行うための紫外光照射方法に
    おいて、 前記被処理物を外気から遮断された空間内に配置する工
    程と、 前記空間内の酸素濃度を1%以上10%未満に制御する
    工程と、 波長175nm以下の紫外光を前記被処理物の被処理面
    に対し5mm以下の距離で照射する工程と、を備えた紫
    外光照射方法。
  4. 【請求項4】 前記酸素濃度を制御する工程において、
    前記空間内の酸素濃度を3%以上8%未満に制御する請
    求項1又は3記載の紫外光照射方法。
  5. 【請求項5】 前記酸素濃度を制御する工程において、
    前記空間内に酸素と窒素の混合ガスを充填することによ
    り、前記空間内を所定の酸素濃度に制御する請求項1、
    2、3又は4記載の紫外光照射方法。
  6. 【請求項6】 前記紫外光を照射する工程において、前
    記紫外光を前記被処理物の被処理面に対し3mm以下の
    距離で照射する請求項2、3、4又は5記載の紫外光照
    射方法。
  7. 【請求項7】 前記紫外光が、誘電体バリア放電ランプ
    によって生成されるものである請求項1、2、3、4、
    5又は6記載の紫外光照射方法。
  8. 【請求項8】 被処理物の被処理面に対して紫外光を照
    射してその洗浄又は改質を行うための紫外光照射装置に
    おいて、 外気から遮断された空間を形成する筐体と、 波長175nm以下の紫外光を前記空間内に向けて発光
    する誘電体バリア放電ランプと、 前記空間内において前記被処理物を、その被処理面が前
    記誘電体バリア放電ランプからの紫外光を受けるように
    保持する保持手段と、 前記空間内の酸素濃度を1%以上10%未満に制御する
    酸素濃度制御手段と、を備えた紫外光照射装置。
  9. 【請求項9】 前記酸素濃度制御手段が、前記空間内の
    酸素濃度を3%以上8%未満に制御するものである請求
    項8記載の紫外光照射装置。
  10. 【請求項10】 前記酸素濃度制御手段が、前記空間内
    に酸素と窒素の混合ガスを充填することにより、前記空
    間内を所定の酸素濃度に制御するものである請求項8又
    は9記載の紫外光照射装置。
  11. 【請求項11】 前記保持手段は、前記被処理物の被処
    理面と前記誘電体バリア放電ランプの発光面との距離を
    5mm以下の任意の距離に変えられるように、前記被処
    理物を保持する請求項7、8、9又は10記載の紫外光
    照射装置。
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