JP2001014577A - メータ検針システム、履歴データ読み出し方法及び記憶媒体 - Google Patents

メータ検針システム、履歴データ読み出し方法及び記憶媒体

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JP2001014577A
JP2001014577A JP11180247A JP18024799A JP2001014577A JP 2001014577 A JP2001014577 A JP 2001014577A JP 11180247 A JP11180247 A JP 11180247A JP 18024799 A JP18024799 A JP 18024799A JP 2001014577 A JP2001014577 A JP 2001014577A
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JP11180247A
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Hiroki Saito
広樹 斉藤
Makoto Nakamura
誠 中村
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Fuji Electric Co Ltd
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Fuji Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 メータ検針システムにおいて、発生事象履歴
ファイルの読み出し処理中に新たな事象が発生して、カ
ウンタ値が変わると、整合性のある履歴データの読み出
しが行えない。 【解決手段】 発生事象履歴ファイル5を読み出す
際、実際に履歴保存データ52を分割して読み出す処理
の前と後それぞれで、事象発生カウンタ51内のカウン
タ値を読み出し、これらの値が一致するかどうかを調べ
ることにより、読み出した履歴データの整合性を調べ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気、水道、ガス
等のメータのメータ検針システムに関し、更に詳しく
は、メータ検針装置での発生事象を記録する発生事象履
歴ファイルの読み出し方式に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電気、水道、ガスなどの計測メー
タから、使用量等の検針値やメータで発生した異常情報
を自動的に収集する自動検針システムが現在普及の過程
にある。
【0003】この自動検針システムは、システムを管理
する管理装置と各家庭に設置されているメータとを電話
回線等の通信ネットワークを用いて接続し、この通信ネ
ットワークを介して定期的にメータの検針を行うもの
で、1乃至複数の毎にメータに検針処理を行うメータ検
針装置を設け、このメータ検針装置と有線若しくは無線
により端末側網制御回路、電話回線と接続して、検針結
果を管理装置により収集管理する。
【0004】図5に自動検針無線システムの構成例を示
す。検針時期になると管理装置1が、内蔵されたプログ
ラムによりアナログ網若しくはISDN等のデジタル網
の交換回線2を介して各家庭に設置されたメータ4の検
針を行うための既定されている電文をメータ検針装置3
に送信する。これを受けてメータ検針装置3は、メータ
4から電気やガスなどの使用量を読取り、その結果を交
換回線2を介して管理装置1に返信する。この管理装置
1とメータ4との間のデータのやり取りは、各メータ4
とメータ検針装置3との間は直接有線で行われ、メータ
検針装置3と交換回線2との間は、アナログ有線通信若
しくはPHS回線等によるデジタル無線通信によって行
われている。
【0005】メータ検針装置3には、自己やメータ4で
発生した異常等の事象を記録、蓄積しておく発生事象履
歴ファイル5が備えられており、「装置のAC電源切断
/投入」、「メモリ保持用バッテリの電圧低下」、「管
理装置/メータとの間で行われた通信」などの記録対象
となる事象が発生すると順次この発生事象履歴ファイル
5に記録されてゆく。そしてこの発生事象履歴ファイル
5内に記録された事象履歴のデータは、管理装置1から
の読み出し要求を示す要求電文に対して、応答電文とし
て管理装置1へ送信される。
【0006】図6は、発生事象履歴ファイル5の構成を
示す図である。発生事象履歴ファイル5は、事象発生カ
ウンタ51と履歴保存データ52によって構成されてい
る。履歴保存データ52は、発生事象を記憶するメータ
検針装置3内のメモリ領域で、最新のデータで最旧のデ
ータをサイクリックに上書きしてゆくリングファイル方
式の記憶方式を採用している。この発生事象履歴ファイ
ル5は、事象の発生日時示す事象発生時刻のデータや事
象の種類等を示す事象に関するデータを含む履歴データ
を、最新の事象から、メータ検針装置3の仕様により決
定されている数(以下この数をnとする)前までに発生
した事象分記憶保持している。履歴保存データ52内の
相対位置を表すものとして、先頭領域をインデックス
0、その次をインデックス1、以下インデックス
2、..nとインデックス番号を定義すると、発生事象
履歴ファイル5では記録すべき事象が発生する度に履歴
データを発生順にインデックス0、1、..の領域に書
込み、インデックスnの領域に書込んだ後は、インデッ
クス0の領域に戻り、最も古いデータに上書きして行
く。事象発生カウンタ51は、事象の総数発生件数を示
すカウンタで、その下位ビットに最旧の履歴データを記
憶しているインデックス番号を記憶している。このイン
デックス番号は、新規の履歴データを書込む履歴保存デ
ータ52での相対位置を示すポインタとして機能する。
この事象発生カウンタ51の下位ビットにあるインデッ
クス番号は、1つ履歴データが履歴保存データ52に書
込まれると+1インクリメントし、0〜nの値を循環す
る。
【0007】メータ検針装置3では、自身やメータで発
生した様々な事象を示すデータを、事象発生時刻と共に
その都度この発生事象履歴ファイル5に保存している。
保存の対象となる事象は、メータ検針装置3のAC電源
切断/投入、メモリ保持用バッテリの電圧低下、管理装
置あるいはメータとの間で行われた通信など多岐に渡
る。但し、管理装置1からの発生事象履歴ファイル5の
読み出しに関する電文受信のみはその対象から除外され
る。オペレータは、必要な時に管理装置1から交換回線
2を介してこの発生事象履歴ファイル5を読み出して、
テキストファイル等の形式のファイル6として保存す
る。そしてこのファイル6に記録されている情報を解析
することでメータ検針装置3で過去に発生した事象の内
容やその発生順序を把握することが可能となり、障害調
査等の際に活用される。
【0008】管理装置1からの発生事象履歴ファイル5
の読み出しは、管理装置1からメータ検針装置3に読み
出し要求を示す電文(下り電文)を送信し、応答(上り
電文)をメータ検針装置3から受取る形で行われる。こ
の管理装置1とメータ検針装置3との電文の形式や通信
手続きは規定で定められており(例えばLPガスの場
合、「高圧ガス保安協会 集中監視システム研究委員会
(共通型伝送装置開発技術検討打合会)」規定の「共通
型伝送装置の標準仕様書」で規定されている)、発生事
象履歴ファイル5内の全事象履歴は、規定による1回の
電文としてやり取りできる最大のデータサイズを超える
ものである。このため、この発生事象履歴ファイル5の
読み出しは、複数の事象履歴に分割し、複数回の電文の
やり取りで行われる。
【0009】図7に、この管理装置1からの履歴保存デ
ータの読み出し処理を示す。管理装置1からの履歴保存
データ5の読み出しは、まず管理装置から「履歴データ
要求電文」を発行し、メータ検針装置3に送信する。こ
の履歴データ要求電文には、読み出す履歴データを指定
する「履歴番号」が含まれている。この履歴番号は、発
生事象履歴ファイル5に記録されている最新事象を基準
にして何事象前のデータであるかを0000〜nで表す
もので、例えば履歴番号=0000は最新事象の履歴デ
ータを意味し、履歴番号=0001は1事象前の履歴デ
ータを示す。
【0010】メータ検針装置3はこの履歴データ要求電
文を受信すると、その応答として、要求された事象の履
歴データを付加した「履歴データ応答電文」を返信す
る。図7の場合、履歴データ応答電文には履歴により番
号指定された履歴データ及びその1事象前の履歴データ
の合計2事象分の履歴データが付加される。これらの格
納位置を示すアドレスは、履歴番号、事象発生カウンタ
51内の値、及び発生事象履歴ファイル5のオフセット
値から求められる。
【0011】管理装置1は、この履歴データ応答電文か
ら履歴データを受取ると、付加する履歴番号を+2イン
クリメントした履歴データ要求電文を再びメータ検針装
置3に送信する。それに対してメータ検針装置3では、
対応する履歴データとその1つ前の事象の履歴データを
付加した履歴データ応答電文を返信する。図7の場合、
管理装置1は、最初に履歴番号=0000が付加された
履歴データ要求電文を送信し、これに対する応答として
履歴データ応答電文を受信すると、次に履歴番号=00
02が付加された履歴データ要求電文を送信している。
【0012】以下、履歴データ要求電文に付加する履歴
番号がn−1になるまで、この電文のやり取りを管理装
置1とメータ検針装置3の間で繰り返すことにより、管
理装置1からの発生事象履歴ファイル5の読み出し処理
は行われる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】この発生事象履歴ファ
イルの読み出し方式には、以下の様な問題点をもつ。上
記読み出し方式は、管理装置1とメータ検針装置3との
間での(n+1)/2回、例えば発生事象履歴ファイル
5が128の事象に対する履歴データを持つ場合(n=
127)、64回の「履歴データ要求電文」と「履歴デ
ータ応答電文」のやり取りによって行われる。従って、
ある程度処理に時間がかかり、この間にメータ検針装置
3に発生事象履歴ファイル5に記録すべき新たな事象が
発生してしまう可能性がある。
【0014】図8にその場合の例を示す。管理装置1か
らメータ検針装置3への履歴データの指定は、履歴番号
によって行われる。そしてこの履歴番号は、基準位置
(最新事象の位置)からの相対位置によって求められ、
その基準位置は(事象発生カウンタ51の値−1)によ
って示される。そのため、発生事象履歴ファイル5の分
割読み出し処理の途中でメータ検針装置3内で新たな事
象が発生した場合、その事象発生前後で事象発生カウン
タ51の値が変わり、基準位置が変化してしまう。その
結果メータ検針装置3は、発生事象履歴ファイル5の読
み出し要求に対して、整合性の取れた正しい順序の履歴
データを応答できなくなってしまう。
【0015】図8は、発生事象履歴ファイル5の先頭か
らA、B、Cの3つの事象の履歴データが格納されてい
る状態で管理装置1から履歴ファイル5の読み出し要求
があり、最初の履歴データ応答電文を返信後、2回目の
履歴データ要求電文の受信前に、メータ検針装置3に発
生事象履歴ファイル5に記録すべき3つの事象D、E、
Fが発生した場合を例として示している。
【0016】最初の履歴データ要求電文で指定されてい
る履歴番号は0000なので、事象発生カウンタ51の
指す位置から、履歴番号0000の事象Cのデータ及び
その1つ前の事象Bのデータが履歴データ応答電文とし
て返信される。続く次の履歴データ要求電文では、事象
Bの1つ前の事象である事象Aの履歴データを読み出す
ことを期待して履歴番号0002の履歴データを指定し
ているが、この履歴データ要求電文をメータ検針装置3
が受信するまでの間に新たに事象D、E、Fが生じ、こ
れらの履歴データが履歴保存データ52に保存されて事
象発生カウンタ51内のインデックス番号が0003か
ら0006に変化し、これに基づいて各履歴データの履
歴番号も変化している。その結果、履歴データ応答電文
には事象C、Dの履歴データが付加され、管理装置1か
らはこれらが読み出されてしまう。そして、管理装置1
から事象発生カウンタ51内の全履歴データが読み出さ
れた最終結果は、履歴データBとCは重複し、履歴デー
タEとFは読み出されず、最新の事象のデータから順に
A、B、C、D、E、Fとなるはずが、同図に示すよう
にC、B、D、C、B、Aと全く整合性が取れないもの
となってしまう。
【0017】このため、従来の検針システムでは読み出
した履歴データ内に含まれる事象発生時刻の情報を元
に、オペレータがその読み出し結果を解析し、矛盾が生
じている履歴データはそのデータを無視する、あるいは
再読み出しを行う等の処置が取られていた。
【0018】本発明は上記問題点を鑑み、読み出し途中
でメータ検針装置3で新たな事象が発生して発生事象履
歴ファイル5が書き変わっても、整合性の取れた事象履
歴データを管理装置1から読み出す事が可能で、読み出
した履歴データの整合性をオペレータが調べる必要の無
い、メータ検針システムを提供することを課題とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明によるメータ検針
システムは、1乃至複数の検針メータからの検針値を管
理するメータ検針装置とシステムを管理する管理装置と
が回線を介して接続される事を前提とし、上記問題点を
解決するための手段として、上記メータ検針装置は、履
歴記憶手段、カウンタ値記憶手段、カウンタ値送信手段
及び履歴データ送信手段を備え、上記管理装置は、第1
のカウンタ値送信要求送信手段、カウンタ値記憶手段、
履歴データ読み出し手段、第2のカウンタ値送信要求送
信手段及び整合性検出手段を備える。
【0020】履歴記憶手段は、自身で発生した事象につ
いての複数の履歴データをリング形式で記憶する。カウ
ンタ値記憶手段は、上記履歴ファイル記憶手段のカウン
タ値を記憶する。
【0021】カウンタ値送信手段は、上記カウンタ値の
送信要求に対して、上記カウンタ値記憶手段に記憶され
ているカウンタ値を送信する。履歴データ送信手段は、
上記履歴記憶手段に記憶されている履歴データの読み出
し要求に対し、該履歴データを送信する。
【0022】第1のカウンタ値送信要求送信手段は、上
記メータ検針装置に上記カウンタ値の送信要求を送信す
る。カウンタ値記憶手段は、上記第1の送信要求送信手
段による送信要求で得られたカウンタ値を記憶する。
【0023】履歴データ読み出し手段は、上記カウンタ
値記憶手段がカウンタ値を記憶後、上記メータ検針装置
から履歴データを読み出す。第2のカウンタ値送信要求
送信手段は、上記履歴データ読み出し手段による履歴デ
ータの読み出し完了後、上記メータ検針装置に上記カウ
ンタ値の送信要求を送信する。
【0024】整合性検出手段は、上記第2の送信要求送
信手段による送信要求で得られたカウンタ値と上記カウ
ンタ値記憶手段に記憶されているカウンタ値の比較によ
り、読み出した履歴データの整合性を調べる。
【0025】又本発明によるメータ検針システムでは、
上記管理装置が上記整合性検出手段が上記読み出した履
歴データに整合性が無いと判断した時、上記第2のカウ
ンタ値送信要求送信手段による送信要求で得られたカウ
ンタ値を上記カウンタ値記憶手段に記憶すると共に、上
記履歴データ読み出し手段に上記メータ検針装置から履
歴データを再読み出しを行うよう指示する履歴データ再
読みだし手段を更に備える構成とすることも出来る。
【0026】本発明によれば、履歴データ読み出し手段
が、履歴データの読み出しを行う前と後でカウンタ値を
読み出し、2つのカウンタ値から整合性検出手段が読み
出した履歴データの整合性を調べることが出来る。
【0027】また管理装置が再読み出し手段を備える構
成の場合、上記整合性検出手段による結果、読み出した
履歴データに整合性が無かった場合でも、上記再読み出
し手段により履歴データの再読み出しが行われる。
【0028】
【発明の実施の形態】本実施形態による発生事象履歴フ
ァイル読み出し方法では、発生事象履歴ファイル5を読
み出す際、実際に履歴保存データ52を分割して読み出
す処理の前と後で事象発生カウンタ51内のカウンタ値
(インデックス番号)を読み出し、これらの値が一致す
るかどうかを調べることにより、読み出した履歴データ
の整合性を調べる。
【0029】図1は本実施形態による発生事象履歴ファ
イル読み出し処理の流れを示す図である。尚同図では、
管理装置1は、履歴データを2事象分づつ読み出してい
るが、本発明はこれに限らず、1事象分づつでも、3事
象分以上づつ読み出してもよい。
【0030】同図に示す処理では、まず発生事象履歴フ
ァイル5の読み出し処理を行う管理装置1は、履歴デー
タの分割読み出しを行う前にメータ検針装置3にカウン
タ値要求電文発行し、これを発生事象履歴ファイルを読
み出す対象となるメータ検針装置3に送信する。これを
受信したメータ検針装置3は、自己の事象発生カウンタ
51内のカウンタ値を付加したカウンタ値応答電文を管
理装置1に返信し、管理装置1ではこのカウンタ値を記
憶しておく。
【0031】次に管理装置1は、履歴番号=0000を
含む履歴データ要求電文を発行し、メータ検針装置3に
送信する。これを受けてメータ検針装置3は、事象発生
カウンタ51から求めた履歴番号0000に対応する最
新の事象の履歴データとその1つ前の事象の履歴データ
を付加した履歴データ応答電文を発行して管理装置1に
返信する。
【0032】これを受信した管理装置1は、付加されて
いる2つの履歴データを取り出して記憶する。その後管
理装置1は、+2インクリメントした履歴番号(000
2)を付加した履歴データ要求電文を発行、送信し、メ
ータ検針装置3は要求された履歴番号に対応する履歴デ
ータと、その1つ前の事象の履歴データを履歴データ応
答電文に付加して返信する。以下、この処理を全ての履
歴データを読み出すまで、即ち履歴番号nの履歴データ
が読み出されるまで、(n+1)/2回繰り返される。
【0033】全ての発生事象履歴ファイル5内の履歴デ
ータが読み出されると、管理装置1は、再度カウンタ値
要求電文を発行し、メータ検針装置3に送信する。これ
を受けてメータ検針装置3では、事象発生カウンタ51
内のカウンタ値を読み出し、カウンタ値応答電文に付加
して管理装置1に返信する。もし履歴データの読み出し
処理中に発生事象履歴ファイル5に新たな履歴データの
格納が行われた場合、この履歴データ応答電文内のカウ
ンタ値は、履歴データの読み出し処理の開始前の値とは
異なっている。よって、このカウンタ値応答電文を受信
した管理装置1は、受信電文内のカウンタ値と、履歴デ
ータの読み出しを開始する前にメータ検針装置3から受
取り記憶しておいたカウンタ値と比較、照合して2つの
カウンタ値に変化があったかどうかを調べる。その結
果、2つの値が一致すれば読み出した履歴データは整合
性が取れているものなので、発生事象履歴ファイル読み
出し処理を完了する。また2つのカウンタ値が一致しな
ければ、発生事象履歴ファイル読み出し処理中にメータ
検針装置3で新たな事象が発生したために、読み出した
履歴データは整合性が取れていないので、後から得たカ
ウンタ値を履歴ファイル読み出し処理前のカウンタ値と
して記憶した後、再度発生事象履歴ファイル読み出し処
理を行う。
【0034】図2は、上記発生事象履歴ファイル読み出
し処理時に、管理装置1で行われる処理を示すフローチ
ャートである。メータ検針装置3の発生事象履歴ファイ
ル5の読み出しを行う管理装置1は、履歴データを読み
出す前に、まずステップS1のカウンタ値読み出し処理
としてカウンタ値要求電文をメータ検針装置3に発行、
送信して、返信されてきたカウンタ値応答電文から事象
発生カウンタ51内のカウンタ値を得、これをステップ
S2として自己のメモリに記憶する。
【0035】次に管理装置1は、ステップS3として履
歴番号初期化処理を行う。この履歴番号初期化処理で
は、発行する履歴データ要求電文に付加する履歴番号を
記憶しておく記憶領域を初期値、例えば最新の事象から
読み出す場合には0000を設定する。
【0036】ステップS1からS3により、履歴データ
の読み出しの準備が完了すると、ステップS4の履歴デ
ータの読み出し処理として、要求する履歴番号を付加し
た履歴データ要求電文を発行し、メータ検針装置3に送
信する。そしてこの履歴データ要求電文に対する応答と
して送信されてきた履歴データ応答電文から履歴データ
を読み出し、ファイルに保存する(ステップS5)。
【0037】ステップS4及びS5の電文1往復分の読
取り処理が完了すると、ステップS6で履歴番号を更新
する。この更新は、1つの履歴データ応答電文に付加す
る履歴データの数に基づいて、例えば図1の例の様に1
つの履歴データ応答電文に2事象分の履歴データを付加
する場合には+0002インクリメントすることにより
行われる。
【0038】ステップS6の履歴番号の更新処理が完了
すると、ステップS7として発生事象履歴ファイル5内
の全履歴データ、若しくは必要とする全履歴データの読
み出しが完了したかどうかを判断し、全ての履歴データ
の読み出しが完了していなければ(ステップS6、N
o)、全ての読み出しが完了するまでステップS4から
S6の処理を繰り返す。
【0039】ステップS6の判断で全履歴データの読み
出しが完了していれば(ステップS7、Yes)、次に
ステップS8のカウンタ値読み出し処理として、再度カ
ウンタ値要求電文をメータ検針装置3に発行、送信し
て、返信されてきたカウンタ値応答電文から事象発生カ
ウンタ51内のカウンタ値を得る。そしてステップS9
として、ステップS8で得たカウンタ値とステップS2
で記憶しておいたカウンタ値を比較し、両者が一致すれ
ば(ステップS9、Yes)、読み出してファイルに記
憶してある履歴データは整合性が取れているものである
と判断し、発生事象履歴ファイルの読み出し処理を完了
する。また2つのカウンタ値が一致しなければ(ステッ
プS9、No)、発生事象履歴ファイル読み出し処理中
にメータ検針装置3で新たな事象が発生したために、整
合性の取れた履歴データの読み出しは行えなかったと判
断し、ステップS10として保存した履歴データのファ
イルを破棄すると共にステップS2の処理に戻って、ス
テップS8で得たカウンタ値を記憶し、再度発生事象履
歴ファイル読み出し処理を行う。
【0040】図3は、本実施形態における管理装置1の
システム構成を示す図である。この管理装置1は、図3
に示す様にCPU11、主記憶装置12、ハードディス
ク装置13、ディスプレイ、キーボード、マウス等の入
出力装置(I/O)14、モデム等のネットワーク接続
装置15及びディスク、磁気テープなどの可搬記憶媒体
18から記憶内容を読み出す媒体読取り装置16を有
し、これらが互いにバス17により接続される構成を備
えている。
【0041】図3の情報処理システムでは、媒体読取り
装置16により磁気テープ、フロッピーディスク、CD
−ROM、MO等の記憶媒体18に記憶されているプロ
グラム、データを読み出し、これを主記憶装置12また
はハードディスク13にダウンロードする。そして本実
施形態による各処理は、CPU11がこのプログラムや
データを実行することにより、ソフトウエア的に実現す
ることが可能である。
【0042】また、この管理装置1では、フロッピーデ
ィスク等の記憶媒体18を用いてアプリケーションソフ
トの交換が行われる場合がある。よって、本発明は、メ
ータ検針システムに限らず、コンピュータにより使用さ
れたときに、上述の本発明の実施の形態の機能をコンピ
ュータに行わせるための読み出し可能な記憶媒体18と
して構成することもできる。
【0043】この場合、「記憶媒体」には、例えば図4
に示されるように、CD−ROM、フロッピーディスク
(あるいはMO、DVD、リムーバブルハードディスク
等であってもよい)等の媒体駆動装置27に脱着可能な
可搬記憶媒体26や、ネットワーク回線23経由で送信
される外部の装置(サーバ等)内の記憶手段(データベ
ース等)22、あるいは情報処理装置21の本体24内
の記憶装置(RAM又はハードディスク等)25等が含
まれる。可搬記憶媒体26や記憶手段(データベース
等)22に記憶されているプログラムは、本体24内の
メモリ(RAM又はハードディスク等)25にロードさ
れて、実行される。
【0044】
【発明の効果】本発明によれば、読み出した履歴データ
の整合性は必ず保証される。よって、読み出したデータ
の整合性を人手によってチェックする必要はない。従っ
て、チェックに要する分人件費を縮小できる。更には、
人手によるチェックミスが生じない。
【0045】また、読み出した後に人手によってチェッ
クするのに比して、最終的に正確な履歴データの入手ま
でに要する時間を短縮することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による発生事象履歴ファイル読み出し処
理の流れを示す図である。
【図2】発生事象履歴ファイル読み出し処理時に管理装
置で行われる処理を示すフローチャートである。
【図3】管理装置のシステム環境を示す図である。
【図4】記憶媒体の例を示す図である。
【図5】自動検針無線システムの構成を示す図である。
【図6】発生事象履歴ファイルの構成を示す図である。
【図7】管理装置からの履歴保存データの読み出し処理
を示す図である。
【図8】従来の発生事象履歴ファイルの読み出しの問題
点を説明する図である。
【符号の説明】
1 管理装置 2 交換回線 3 メータ検針装置 4 メータ 5 発生事象履歴ファイル 6 ファイル 51 事象発生カウンタ 52 履歴保存データ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F073 AA07 AA08 AA09 AB02 AB03 AB12 BB01 BB09 BC01 BC02 CC08 FG02 FG07 GG01 GG07 GG08 5B089 GA01 JA35 JA36 JB22 KA12 KC47 MC03 5K048 BA36 DC07 EB10 HA01 HA02

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1乃至複数の検針メータからの検針値を
    管理するメータ検針装置とシステムを管理する管理装置
    とが回線を介して接続されるメータ検針システムにおい
    て、 前記メータ検針装置は、 自身に発生した事象についての複数の履歴データをリン
    グ形式で記憶する履歴記憶手段と、 前記履歴ファイル記憶手段のカウンタ値を記憶するカウ
    ンタ値記憶手段と、 前記カウンタ値の送信要求に対して、前記カウンタ値記
    憶手段に記憶されているカウンタ値を送信するカウンタ
    値送信手段と、 前記履歴記憶手段に記憶されている履歴データの読み出
    し要求に対し、該履歴データを送信する履歴データ送信
    手段と、 を備え、 前記管理装置は、 前記メータ検針装置に前記カウンタ値の送信要求を送信
    する第1のカウンタ値送信要求送信手段と、 前記第1の送信要求送信手段による送信要求で得られた
    カウンタ値を記憶するカウンタ値記憶手段と、 前記カウンタ値記憶手段がカウンタ値を記憶後、前記メ
    ータ検針装置から履歴データを読み出す履歴データ読み
    出し手段と、 前記履歴データ読み出し手段による履歴データの読み出
    し完了後、前記メータ検針装置に前記カウンタ値の送信
    要求を送信する第2のカウンタ値送信要求送信手段と、 前記第2の送信要求送信手段による送信要求で得られた
    カウンタ値と前記カウンタ値記憶手段に記憶されている
    カウンタ値を比較して、読み出した履歴データの整合性
    を調べる整合性検出手段と、 を備えることを特徴とするメータ検針システム。
  2. 【請求項2】 前記管理装置は、前記整合性検出手段が
    前記読み出した履歴データに整合性が無いと判断した
    時、前記第2の送信要求送信手段による送信要求で得ら
    れたカウンタ値を前記カウンタ値記憶手段に記憶すると
    共に、前記履歴データ読み出し手段に前記メータ検針装
    置から履歴データを再読み出しを行うよう指示する履歴
    データ再読みだし手段を更に備えることを特徴とする請
    求項1記載のメータ検針システム。
  3. 【請求項3】 1乃至複数の検針メータからの検針値を
    管理するメータ検針装置と回線により接続されるメータ
    検針システムの管理装置において、 前記メータ検針装置に前記カウンタ値の送信要求を送信
    する第1のカウンタ値送信要求送信手段と、 前記第1の送信要求送信手段による送信要求で得られた
    カウンタ値を記憶するカウンタ値記憶手段と、 前記カウンタ値記憶手段がカウンタ値を記憶後、前記メ
    ータ検針装置から履歴データを読み出す履歴データ読み
    出し手段と、 前記履歴データ読み出し手段による履歴データの読み出
    し完了後、前記メータ検針装置に前記カウンタ値の送信
    要求を送信する第2のカウンタ値送信要求送信手段と、 前記第2のカウンタ値送信要求送信手段による送信要求
    で得られたカウンタ値と前記カウンタ値記憶手段に記憶
    されているカウンタ値の比較により、読み出した履歴デ
    ータの整合性を調べる整合性検出手段と、 を備えることを特徴とするメータ検針システムの監視装
    置。
  4. 【請求項4】 発生した事象をリング形式の記憶領域に
    記憶するメータ検針装置から、回線を介して前記事象に
    ついての履歴データを読み出す履歴データ読み出し方法
    であって、 前記メータ検針装置から、前記履歴データを記憶してい
    る記憶領域のカウンタ値を読み出し、 前記メータ検針装置から履歴データを読み出し、 前記履歴データの読み出し完了後、前記メータ検針装置
    から前記カウンタ値を再び読み出し、 前記履歴データの読み出し前と後に読み出した前記カウ
    ンタ値を比較する、ことを特徴とする履歴データ読み出
    し方法。
  5. 【請求項5】 前記比較の結果、一致しなければ、前記
    メータ検針装置から履歴データの再読み出しを行うこと
    を特徴とする請求項4記載の履歴データ読み出し方法。
  6. 【請求項6】 メータ検針システムを構成するコンピュ
    ータにより使用された時、 メータ検針装置から、履歴データを記憶している記憶領
    域のカウンタ値を読み出し、 前記カウンタ値を読み出し後、前記メータ検針装置から
    履歴データを読み出し、 前記履歴データの読み出し完了後、前記メータ検針装置
    から前記カウンタ値を再び読み出し、 前記履歴データの読み出し前と後に読み出した前記カウ
    ンタを比較する、 ことを前記コンピュータに行わせるためプログラムを記
    憶した前記コンピュータが読み出し可能な記録媒体。
  7. 【請求項7】 前記比較の結果、一致しなければ、前記
    メータ検針装置から履歴データの再読み出しを更に前記
    コンピュータに行わせることを特徴とする請求項6記載
    のコンピュータが読み出し可能な記録媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013527633A (ja) * 2009-09-01 2013-06-27 アイコントロール・インコーポレーテッド 配送貴重品管理用の通信プロトコルのための方法およびシステム

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