JP2001014501A - 料金徴収システムの車載機及びカード型記憶媒体 - Google Patents

料金徴収システムの車載機及びカード型記憶媒体

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JP2001014501A
JP2001014501A JP18472999A JP18472999A JP2001014501A JP 2001014501 A JP2001014501 A JP 2001014501A JP 18472999 A JP18472999 A JP 18472999A JP 18472999 A JP18472999 A JP 18472999A JP 2001014501 A JP2001014501 A JP 2001014501A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】車載機メーカ内で車載機にテスト用のセットア
ップデータを登録し、動作テストを行った後、セットア
ップデータを消去、即ち初期化しなければならない。し
かしながら、単にセットアップデータを初期化データで
上書き出来ても、セットアップフラグはセットアップデ
ータが登録されていることを示したままである可能性が
ある。本発明での目的は、このような問題を解決し、セ
ットアップデータを初期化データで書き換えた後は、セ
ットアップフラグを、セットアップデータが登録されて
いないことを示すようにすることである。 【解決手段】全体制御部(37)は、セットアップフラ
グ(5)の状態、及びカード内格納情報識別部(38)
の結果に従い、カード型記憶媒体(2)から、車載機側
I/F(11)を通じて車載機初期化データ(15)を読
み出し、書き込み制御部(39)は車載機初期化データ
(15)を車載機セットアップデータ記憶設定領域
(4)に書き込み、フラグ制御部(40)はセットアッ
プフラグ(5)の状態を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高度道路交通シス
テム(Intelligent Transport Systems:ITS)の一環であ
る料金徴収システムの車載機及びカード型記憶媒体であ
って、車載機メーカが車載機の動作テストを行った後、
車載機の初期設定情報であるセットアップデータを消去
して車載機を初期化状態にするためのシステムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】渋滞緩和、利用者サービスの向上、運用
コスト削減等の目的から、高度道路交通システム(Intel
ligent Transport Systems:ITS)の実現に向けて開発が
行われている。このITSの一環として、路上に設置され
た路上機と車両に設置された車載機との間で路車間通信
を行い、利用料金を徴収する料金徴収システムが検討さ
れている。これは入口、出口等のゲートに配置された路
上機と通行車側に設置された車載機との間で通信を行い
利用料金を徴収するというものである。車載機はICカー
ド処理機能を持っており、利用者は料金徴収システムの
アプリケーションを搭載したICカードを用いて、サービ
スが利用できる。
【0003】本システムを開発するうえで、開発者が特
に注意を払わなければならないのは、不正利用対策であ
る。これまで有人の料金所で行ってきた料金徴収処理
は、無人の料金所システムで処理することになる。ま
た、サービス利用に関する情報は、電子的なデータでや
りとりされる。そのため、データの盗聴や改ざんによる
不正行為には注意して対策しなければならない。有料道
路での通行車両に対する課金は、車両の大きさ(普通乗
用車や大型車等)による違いや通行区間等により異な
る。また、課金情報は電子的なデータとして処理され
る。このため通行車両の車載機には、車載機固有の情
報、通信データの暗復号のための情報等が予め必要であ
る。サービスを利用するためには、それらセキュリティ
性の高い情報(データ)をセットアップデータとして車
載機に初期登録しておく必要がある。
【0004】しかしながら、車載機製造時に予めセット
アップデータを登録することは、セキュリティ上問題が
ある。セットアップデータはセキュリティ性の高いもの
であるため、利用者自身が車載機へセットアップデータ
を登録するのが望ましく現実的である。このセットアッ
プデータの登録方法については、その専用機能を持つIC
カードが媒体となる。一旦車載機に正常登録したセット
アップデータは、利用者自ら再登録は出来ない。先ず、
一度セットアップデータの登録に使用したICカードは、
セットアップデータ格納領域が閉塞されるため、利用者
自身ではそのセットアップデータを読み出すことができ
ない。更に、車載機内部には、セットアップデータが登
録されているか否かを判別するためのフラグ(以下、セ
ットアップフラグと呼ぶ)がある。もし、セットアップ
データを再登録しようとしても、セットアップデータが
既に登録されているということをセットアップフラグが
示していれば、車載機はセットアップデータの再登録を
拒否する仕組みである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】車載機メーカでは、製
造した車載機を出荷前に動作テストする必要がある。車
載機メーカにおいて車載機の動作テストを行う際には、
テスト用にセットアップデータを車載機に登録してテス
トを行わなければならない。更に、動作テストを行った
車載機を出荷するためには、テスト終了後にテスト用に
登録したセットアップデータを消去し、車載機を初期化
した状態にしなければならない。
【0006】しかしながら、この車載機メーカでのセッ
トアップデータの取り扱いについては未だ、公的な規定
はない。単純な考えとしては、セットアップデータを初
期化するためには、セットアップデータを初期化データ
で上書きすればよい。しかし、その場合、セットアップ
フラグはセットアップデータが登録されていることを示
しているため、その状態では上書きは出来ない。また、
セットアップデータを初期化データで上書き出来たとし
ても、データを書き込むという処理のみに対してセット
アップフラグが制御されていれば、セットアップフラグ
は変化せず、セットアップデータが登録されているとい
うことを示したままという可能性がある。
【0007】本発明での目的は、車載機メーカ内で車載
機にセットアップデータを登録して動作テストを行った
後に、セットアップデータを消去し、セットアップフラ
グがセットアップデータが登録されていないことを示す
ようにすること、即ち車載機を初期化できるようにする
ことである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的は、路上に設置
された路上機と車両に設置された車載機との間の路車間
通信により提供される課金サービスで使用する車載機に
おいて、車載機を利用するために必要な初期設定情報で
あるセットアップデータを記憶するための第一の記憶エ
リアと、第一の記憶エリアにセットアップデータが登録
されているかどうかを示すセットアップフラグを格納す
る第二の記憶エリアとを設け、装着されたカード型記憶
媒体に格納されている情報の種別を識別するカード内格
納情報識別手段と、第二の記憶エリアの状態、及びカー
ド内格納情報識別手段の結果により、カード型記憶媒体
からデータを読み出すかどうかを決定し、第一の記憶エ
リアへデータを書き込むためのデータ制御手段と、デー
タ制御手段の結果により、第二の記憶エリアの制御をす
るフラグ制御手段とを設け、更に、路上に設置された路
上機と車両に設置された車載機との間の路車間通信によ
り提供される課金サービスで使用する車載機に装着する
カード型記憶媒体において、車載機に初期設定情報とし
て登録されたセットアップデータを書き換えるための初
期化データを格納する第三の記憶エリアと、初期化デー
タを格納していることを示す情報を格納する第四の記憶
エリアとを設け、また、セットアップデータの初期化を
不用意に行わないために、路上に設置された路上機と車
両に設置された車載機との間の路車間通信により提供さ
れる課金サービスで使用する車載機において、車載機を
利用するために必要な初期設定情報であるセットアップ
データを記憶するための第八の記憶エリアと、第八の記
憶エリアにセットアップデータが登録されているかどう
かを示すセットアップフラグを格納する第九の記憶エリ
アとを設け、装着されたカード型記憶媒体に格納されて
いる情報の種別を識別するカード内格納情報識別手段
と、装着されたカード型記憶媒体に格納されたデータに
対するアクセスを可能とするか否かを決定するための符
号照合を制御する符号照合制御手段と、第九の記憶エリ
アの状態、及びカード内格納情報識別手段の結果によ
り、カード型記憶媒体から特定のデータを読み出すかど
うかを決定し、符号照合制御手段の結果により、カード
型記憶媒体から読み出したデータを第八の記憶エリアへ
書き込むためのデータ制御手段と、データ制御手段の結
果により、第九の記憶エリアの制御をするフラグ制御手
段とを設け、更に、路上に設置された路上機と車両に設
置された車載機との間の路車間通信により提供される課
金サービスで使用する車載機に装着するカード型記憶媒
体において、車載機に初期設定情報として登録されたセ
ットアップデータを書き換えるための初期化データを格
納する第十の記憶エリアと、第十の記憶エリアに格納さ
れたデータに対し、車載機からのアクセスが可能か否か
を決定するために行う符号照合に用いる初期化符号を格
納する第十一の記憶エリアと、初期化データをカード型
記憶媒体に格納していることを示す情報を格納する第十
二の記憶エリアとを設けることにより達成される。
【0009】路上に設置された路上機と車両に設置され
た車載機との間の路車間通信により提供される課金サー
ビスで使用する車載機において、第一の記憶エリアは、
車載機を利用するために必要な初期設定情報であるセッ
トアップデータを記憶するように動作し、第二の記憶エ
リアは、第一の記憶エリアにセットアップデータが登録
されているかどうかを示すセットアップフラグを格納す
るように動作し、カード内格納情報識別手段は、装着さ
れたカード型記憶媒体に格納されている情報の種別を識
別するように動作し、データ制御手段は、第二の記憶エ
リアの状態、及びカード内格納情報識別手段の結果によ
り、カード型記憶媒体からデータを読み出すかどうかを
決定し、第一の記憶エリアへデータを書き込むように動
作し、フラグ制御手段は、データ制御手段の結果によ
り、第二の記憶エリアの制御をするように動作し、更
に、路上に設置された路上機と車両に設置された車載機
との間の路車間通信により提供される課金サービスで使
用する車載機に装着するカード型記憶媒体において、第
三の記憶エリアは、車載機に初期設定情報として登録さ
れたセットアップデータを書き換えるための初期化デー
タを格納するように動作し、第四の記憶エリアは、初期
化データを格納していることを示す情報を格納するよう
に動作し、また、セットアップデータの初期化を不用意
に行わないために、路上に設置された路上機と車両に設
置された車載機との間の路車間通信により提供される課
金サービスで使用する車載機において、第八の記憶エリ
アは、車載機を利用するために必要な初期設定情報であ
るセットアップデータを記憶するように動作し、第九の
記憶エリアは、第八の記憶エリアにセットアップデータ
が登録されているかどうかを示すセットアップフラグを
格納するように動作し、カード内格納情報識別手段は、
装着されたカード型記憶媒体に格納されている情報の種
別を識別するように動作し、符号照合制御手段は、装着
されたカード型記憶媒体に格納されたデータに対するア
クセスを可能とするか否かを決定するための符号照合を
制御するように動作し、データ制御手段は、第九の記憶
エリアの状態、及びカード内格納情報識別手段の結果に
より、カード型記憶媒体から特定のデータを読み出すか
どうかを決定し、符号照合制御手段の結果により、カー
ド型記憶媒体から読み出したデータを第八の記憶エリア
へ書き込むように動作し、フラグ制御手段は、データ制
御手段の結果により、第九の記憶エリアの制御をするよ
うに動作し、更に、路上に設置された路上機と車両に設
置された車載機との間の路車間通信により提供される課
金サービスで使用する車載機に装着するカード型記憶媒
体において、第十の記憶エリアは、車載機に初期設定情
報として登録されたセットアップデータを書き換えるた
めの初期化データを格納するように動作し、第十一の記
憶エリアは、第十の記憶エリアに格納されたデータに対
し、車載機からのアクセスが可能か否かを決定するため
に行う符号照合に用いる初期化符号を格納するように動
作し、第十二の記憶エリアは、初期化データをカード型
記憶媒体に格納していることを示す情報を格納するよう
に動作する。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は本発明による料金徴収シス
テムの車載機及びカード型記憶媒体の第一の実施例の構
成を示すブロック図である。1は車載機、2はカード型記
憶媒体、3は記憶メモリ、4は車載機セットアップデータ
記憶設定領域、5はセットアップフラグ、6は車載機側制
御部、10はカード検出部、11は車載機側I/F、12はカー
ド側I/F、13はカード側制御部、14は記憶メモリ、15は
車載機初期化データ、16はカード内格納情報、37は全体
制御部、38はカード内格納情報識別部、39は書き込み制
御部、40はフラグ制御部である。
【0011】次に各部の動作を説明する。車載機1は料
金徴収システムにおいて路車間通信により提供される課
金サービスを利用するために自動車に搭載される。ま
た、車載機1は車載機メーカにおいて製造され、出荷す
る前に動作テストが行われる。そのため予めテスト用に
必要な初期設定情報、即ちセットアップデータが車載機
セットアップデータ記憶設定領域4に登録されているも
のとする。カード型記憶媒体2は車載機1に装着され使
用される。また、カード型記憶媒体2は、車載機1に登
録されたセットアップデータを書き換えるための車載機
初期化データ15、及び、カード型記憶媒体2内に車載機
初期化データ15が存在することを示す情報であるカード
内格納情報16とを格納している。記憶メモリ3は車載機
セットアップデータ記憶設定領域4及びセットアップフ
ラグ5を含み、電源供給が遮断しても記憶されているデ
ータは消えない構造となっている。車載機セットアップ
データ記憶設定領域4は通常、車載機1を使用するうえで
初期設定情報として必要なセットアップデータを格納す
る領域であり、またカード型記憶媒体2から読み込んだ
車載機初期化データ15でセットアップデータを書き換え
る領域でもある。
【0012】セットアップフラグ5は車載機セットアッ
プデータ記憶設定領域4にセットアップデータが記憶さ
れている場合に、それを示す状態(例えば"1")とな
り、セットアップデータが記憶されていない場合に、そ
れを示す状態(例えば"0")となる。
【0013】車載機側制御部6は少なくとも、全体制御
部37、カード内格納情報識別部38、書き込み制御部39、
フラグ制御部40を含み、全体制御部37が車載機側制御部
6の全体制御を行う。全体制御部37は、車載機側動作の
全体を制御し、例えば全体を制御するためのCPUであっ
てもよい。
【0014】カード内格納情報識別部38は、全体制御部
37がカード型記憶媒体2から読み込んだカード内格納情
報16から、カード型記憶媒体2に格納された情報の種別
を識別する。書き込み制御部39は、全体制御部37がセッ
トアップフラグ5の状態及びカード内格納情報識別部38
の動作結果から判断して、カード型記憶媒体2から読み
出した車載機初期化データ15を、車載機セットアップデ
ータ記憶設定領域4に書き込むように動作する。フラグ
制御部40は、書き込み制御部39の動作結果により、セッ
トアップフラグ5の状態を制御する。ここで、カード内
格納情報識別部38、書き込み制御部39、及びフラグ制御
部40は、例えば全体制御部37上で動作するソフトウエア
プログラムであってもよい。
【0015】カード検出部10は、カード型記憶媒体2が
車載機1に装着されたことを検出し、全体制御部37に知
らせる。
【0016】車載機側I/F11は装着される様々なカード
型記憶媒体やカード型記憶媒体2に対する車載機1側の
インターフェイスを構成し、データI/O端子、電源端
子、GND端子、リセット端子等を含む。カード側I/F12は
車載機1に対するカード型記憶媒体2側のインターフェ
イスを構成し、車載機側I/F11に対応してデータI/O端
子、電源端子、GND端子、リセット端子等を含む。カー
ド側制御部13は、車載機1からの命令に従い、カード型
記憶媒体2内の制御を行う。記憶メモリ14は、車載機初
期化データ15及びカード内格納情報16を含み、カード型
記憶媒体2への電源が遮断されても消えない構造となっ
ている。
【0017】車載機初期化データ15はセットアップデー
タを書き換えるデータである。
【0018】カード内格納情報16はカード型記憶媒体2
内にどのようなデータが格納されているかを示す情報で
ある。
【0019】続いて全体の動作説明をする。車載機メー
カにおいて車載機を製造し、出荷前の動作テストを行う
ためには、通常はユーザが行うべきセットアップデータ
の登録をテスト用に車載機メーカ側で行わなければなら
ない。また、動作テスト終了後はセットアップデータを
消去して初期化状態にする必要がある。本発明による第
一の実施例では、動作テスト用にセットアップデータが
既に登録してある車載機を初期化状態にする手段を示
す。
【0020】カード型記憶媒体2が車載機1に装着され
ると、車載機側I/F11とカード側I/F12が接続され、カー
ド検出部10はカード型記憶媒体2が装着されたことを検
出して全体制御部37に信号を送る。全体制御部37は車載
機側I/F11を通じてカード型記憶媒体2を活性化し、カー
ド内格納情報16を読み出す。全体制御部37はセットアッ
プフラグ5の状態から、車載機セットアップデータ記憶
設定領域4に既にセットアップデータが登録されている
ことを認識する。
【0021】また、全体制御部37は、カード型記憶媒体
2から、カード内格納情報16を読み出す。読み出された
カード内格納情報16は、カード内格納情報識別部38によ
り解析され、その結果により、全体制御部37は、カード
型記憶媒体2が車載機初期化データ15を含むことを知
る。
【0022】車載機セットアップデータ記憶設定領域4
にセットアップデータが登録されていること、及び装着
されたカード型記憶媒体2が初期化データを含むこと、
という条件がそろったとき、全体制御部37はセットアッ
プデータ記憶設定領域4を初期化するための動作を開始
する。全体制御部37は、カード型記憶媒体2に格納され
た車載機初期化データ15を読み出し、書き込み制御部39
の制御により、車載機セットアップデータ記憶設定領域
4に車載機初期化データ15の書き込み動作を行う。この
動作により、車載機セットアップデータ記憶設定領域4
に記憶されていたセットアップデータは初期化データ15
に全て書き換えられる。
【0023】車載機セットアップデータ記憶設定領域4
への車載機初期化データ15の書き込みが全て正常に終了
すると、全体制御部37は、フラグ制御部40に対して、車
載機初期化データ15の書き込みが正常に終了したことを
通知する。フラグ制御部40は、セットアップフラグ5
を、車載機セットアップデータ記憶設定領域4が初期化
されていることを示すようにする。以上の動作により、
車載機1の初期化は正常に終了する。
【0024】本実施例によれば、車載機1のセットアッ
プフラグ5の状態、及びカード内格納情報識別部38によ
るカード型記憶媒体2内のデータ格納情報により、車載
機1はカード型記憶媒体2を初期化カードであると認識
し、カード型記憶媒体2から車載機初期化データ15を読
み出して、車載機セットアップデータ記憶設定領域4に
書き込みを行うことができる。さらに、車載機初期化デ
ータ15を車載機セットアップデータ記憶設定領域4に書
き込んだ場合のみ、セットアップフラグ5を、車載機セ
ットアップデータ記憶設定領域4が初期化されているこ
とを示すように変更することができる。
【0025】図2は本発明による料金徴収システムの車
載機及びカード型記憶媒体の第二の実施例の構成を示す
ブロック図である。1は車載機、2はカード型記憶媒体、
3は記憶メモリ、4は車載機セットアップデータ記憶設定
領域、5はセットアップフラグ、6は車載機側制御部、7
はカード内格納情報識別部、8はフラグ制御部、9はデー
タ制御部、10はカード検出部、11は車載機側I/F、12は
カード側I/F、13はカード側制御部、14は記憶メモリ、1
5は車載機初期化データ、16はカード内格納情報であ
る。
【0026】次に各部の動作を説明する。車載機1は料
金徴収システムにおいて路車間通信により提供される課
金サービスを利用するために自動車に搭載される。ま
た、車載機1は車載機メーカにおいて製造され、出荷す
る前に動作テストが行われる。そのため予めテスト用に
必要な初期設定情報、即ちセットアップデータが車載機
セットアップデータ記憶設定領域4に登録されているも
のとする。カード型記憶媒体2は車載機1に装着され使
用される。また、カード型記憶媒体2は、車載機1に登
録されたセットアップデータを書き換えるための車載機
初期化データ15、及び、カード型記憶媒体2内に車載機
初期化データ15が存在することを示す情報であるカード
内格納情報16とを格納している。記憶メモリ3は車載機
セットアップデータ記憶設定領域4及びセットアップフ
ラグ5を含み、電源供給が遮断しても記憶されているデ
ータは消えない構造となっている。
【0027】車載機セットアップデータ記憶設定領域4
は通常、車載機1を使用するうえで初期設定情報として
必要なセットアップデータを格納する領域であり、また
カード型記憶媒体2から読み込んだ車載機初期化データ
15でセットアップデータを書き換える領域でもある。セ
ットアップフラグ5は車載機セットアップデータ記憶設
定領域4にセットアップデータが記憶されている場合
に、それを示す状態(例えば"1")となり、セットアッ
プデータが記憶されていない場合に、それを示す状態
(例えば"0")となる。車載機側制御部6は少なくとも、
カード内格納情報識別部7、フラグ制御部8、及びデータ
制御部9を含み、車載機1の動作全体の制御を行う。カー
ド内格納情報識別部7は、カード型記憶媒体2から読み込
んだカード内格納情報16から、カード型記憶媒体2に格
納された情報の種別を識別する。フラグ制御部8は、セ
ットアップフラグ5の状態をデータ制御部9に伝達した
り、セットアップフラグ5の状態を、データ制御部9から
の命令で変化させる。データ制御部9は、カード型記憶
媒体2との間の通信データの制御、及び、車載機セット
アップデータ記憶設定領域4を始めとする車載機1内部の
メモリに対するデータの制御を行う。
【0028】カード検出部10は、カード型記憶媒体2が
車載機1に装着されたことを検出し、車載機側制御部6
に知らせる。車載機側I/F11は装着される様々なカード
型記憶媒体やカード型記憶媒体2に対する車載機1側の
インターフェイスを構成し、データI/O端子、電源端
子、GND端子、リセット端子等を含む。カード側I/F12は
車載機1に対するカード型記憶媒体2側のインターフェ
イスを構成し、車載機側I/F11に対応してデータI/O端
子、電源端子、GND端子、リセット端子等を含む。カー
ド側制御部13は、車載機1からの命令に従い、カード型
記憶媒体2内の制御を行う。記憶メモリ14は、車載機初
期化データ15及びカード内格納情報16を含み、カード型
記憶媒体2への電源が遮断されても消えない構造となっ
ている。車載機初期化データ15はセットアップデータを
書き換えるデータである。カード内格納情報16はカード
型記憶媒体2内にどのようなデータが格納されているか
を示す情報である。
【0029】続いて全体の動作説明をする。車載機メー
カにおいて車載機を製造し、出荷前の動作テストを行う
ためには、通常はユーザが行うべきセットアップデータ
の登録をテスト用に車載機メーカ側で行わなければなら
ない。また、動作テスト終了後はセットアップデータを
消去して初期化状態にする必要がある。本発明による第
二の実施例では、動作テスト用にセットアップデータが
既に登録してある車載機を初期化状態にする手段を示
す。
【0030】カード型記憶媒体2が車載機1に装着され
ると、車載機側I/F11とカード側I/F12が接続され、カー
ド検出部10はカード型記憶媒体2が装着されたことを検
出して車載機側制御部6に信号を送る。車載機側制御部6
はカード型記憶媒体2を活性化し、カード内格納情報16
を読み出す。データ制御部9はセットアップフラグ5の状
態から、車載機セットアップデータ記憶設定領域4に既
にセットアップデータが登録されていることを認識す
る。また、カード内格納情報16により、カード型記憶媒
体2が初期化データを含むことを知るのでカード型記憶
媒体2を初期化カードと認識する。
【0031】車載機セットアップデータ記憶設定領域4
にセットアップデータが登録されていること、及び装着
されたカード型記憶媒体2が初期化データを含むこと、
という条件がそろったとき、車載機1はセットアップデ
ータ記憶設定領域4を初期化するための動作を開始す
る。データ制御部9は、カード型記憶媒体2に格納された
車載機初期化データ15を読み出し、車載機セットアップ
データ記憶設定領域4に書き込み動作を行う。この動作
により、車載機セットアップデータ記憶設定領域4に記
憶されていたセットアップデータは初期化データ15によ
り全て書き換えられる。車載機セットアップデータ記憶
設定領域4への車載機初期化データ15の書き込みが全て
正常に終了すると、データ制御部9は、フラグ制御部8に
対して、車載機初期化データ15の書き込みが正常に終了
したことを通知する。フラグ制御部8は、セットアップ
フラグ5を、車載機セットアップデータ記憶設定領域4が
初期化されていることを示すようにする。
【0032】以上の動作により、車載機1の初期化は正
常に終了する。本実施例によれば、車載機1のセットア
ップフラグ5の状態、及びカード内格納情報16の情報に
より、車載機1はカード型記憶媒体2を初期化カードで
あると認識し、カード型記憶媒体2から車載機初期化デ
ータ15を読み出して、車載機セットアップデータ記憶設
定領域4に書き込みを行うことができる。さらに、車載
機初期化データ15を車載機セットアップデータ記憶設定
領域4に書き込んだ場合のみ、セットアップフラグ5を、
車載機セットアップデータ記憶設定領域4が初期化され
ていることを示すように変更することができる。
【0033】図3は本発明による料金徴収システムの車
載機及びカード型記憶媒体の第三の実施例の構成を示す
ブロック図である。1は車載機であり、内部の構成要素
は図2のものと同じである。2はカード型記憶媒体であ
り、図2のものと異なるのは、記憶メモリ14内に車載機
初期化データ15、カード内格納情報16の他に車載機セッ
トアップデータ17を含むことである。車載機セットアッ
プデータ17は車載機セットアップデータ記憶設定領域4
に書き込むべきセットアップデータである。
【0034】続いて全体動作の説明をする。第二の実施
例と異なり、最初は車載機1の車載機セットアップデー
タ記憶設定領域4にはセットアップデータは書き込まれ
ておらず、セットアップフラグ5もそのことを示すよう
設定されている。即ち、第三の実施例では、車載機メー
カにおいて、車載機に対し、動作テスト用にセットアッ
プデータを登録し、動作テスト終了後に初期化する手段
を示すものである。カード型記憶媒体2が車載機1に装着
されると、車載機側I/F11とカード側I/F12が接続され、
カード検出部10はカード型記憶媒体2が装着されたこと
を検出して車載機側制御部6に信号を送る。車載機側制
御部6はカード型記憶媒体2を活性化し、カード内格納情
報16を読み出す。データ制御部9はセットアップフラグ5
の状態から、車載機セットアップデータ記憶設定領域4
は初期化状態であると認識する。また、カード内格納情
報16により、カード型記憶媒体2がセットアップデータ
を含むことを知るのでカード型記憶媒体2をセットアッ
プカードと認識する。
【0035】車載機セットアップデータ記憶設定領域4
は初期化されていること、及び装着されたカード型記憶
媒体2がセットアップデータを含むこと、という条件が
そろったとき、車載機1はセットアップデータ記憶設定
領域4にセットアップデータを登録するための動作を開
始する。データ制御部9は、カード型記憶媒体2に格納さ
れた車載機セットアップデータ17を読み出し、車載機セ
ットアップデータ記憶設定領域4に書き込み動作を行
う。車載機セットアップデータ記憶設定領域4への車載
機セットアップデータ17の書き込みが全て正常に終了す
ると、データ制御部9は、フラグ制御部8に対して、車載
機セットアップデータ17の書き込みが正常に終了したこ
とを通知する。フラグ制御部8は、セットアップフラグ5
を、車載機セットアップデータ記憶設定領域4にセット
アップデータが登録されていることを示すようにする。
以上の動作により、車載機1へのセットアップデータの
登録は正常に終了する。
【0036】続いて、車載機メーカでの動作テスト終了
後、車載機1を初期化する場合の実施例を説明する。図
3において、車載機セットアップデータ記憶設定領域4
へのセットアップデータの登録が既に行われている状態
で、カード型記憶媒体2が車載機1に装着されると、本発
明の第二の実施例と同じ動作により、車載機1の初期化
を行うことが出来る。本実施例によれば、車載機メーカ
での車載機の動作テストにおいて、カード型記憶媒体2
のように車載機のセットアップカードと初期化カードの
機能を併せ持つ媒体を用いて、それぞれのカードの機能
を自動的に使い分けることができるため、動作テスト用
にセットアップカードと初期化カードを別々に用意せず
に済み、コストの節減を図ることができる。
【0037】図4は、本発明による料金徴収システムの
車載機及びカード型記憶媒体の第四の実施例の構成を示
すブロック図である。1は車載機であり、内部の構成要
素は、図2或いは図3のものに加え、PIN入力部18及び
符号照合制御部19を含む。2はカード型記憶媒体であ
り、内部の構成要素は、図2のものに加え、記憶メモリ
14内に、車載機初期化データ15、カード内格納情報16の
他に初期化符号20を含むことである。PIN入力部18は、
車載機1の外部インタフェースであり、車載機1を操作す
る者が直接PIN(Personal Identification Number)を入
力する。これは、例えば10キーを装備したキーボードや
或いはその他の手段であってもよい。
【0038】符号照合制御部19は、PIN入力部18から入
力されたPINと、カード型記憶媒体2に格納された初期化
符号20との符号照合を制御する。初期化符号20は、車載
機初期化データ15に対する車載機1からのアクセスを可
能とするか否かを決定する符号照合に用いる符号であ
る。
【0039】続いて全体動作の説明をする。車載機メー
カにおいて車載機を製造し、出荷前の動作テストを行う
ためには、通常はユーザが行うべきセットアップデータ
の登録をテスト用に車載機メーカ側で行わなければなら
ない。また、動作テスト終了後はセットアップデータを
消去して初期化状態にする必要がある。本発明による第
四の実施例では、本発明による第一、及び第二の実施例
と同じく、動作テスト用にセットアップデータが既に登
録してある車載機を初期化状態にする手段を示す。
【0040】カード型記憶媒体2が車載機1に装着され
ると、車載機側I/F11とカード側I/F12が接続され、カー
ド検出部10はカード型記憶媒体2が装着されたことを検
出して車載機側制御部6に信号を送る。車載機側制御部6
はカード型記憶媒体2を活性化し、カード内格納情報16
を読み出す。データ制御部9はセットアップフラグ5の状
態から、車載機セットアップデータ記憶設定領域4に既
にセットアップデータが登録されていることを認識す
る。また、カード内格納情報16により、カード型記憶媒
体2が初期化データを含むことを知るのでカード型記憶
媒体2を初期化カードと認識する。
【0041】車載機セットアップデータ記憶設定領域4
にセットアップデータが登録されていること、及び装着
されたカード型記憶媒体2が初期化データを含むこと、
という条件がそろったとき、車載機1はセットアップデ
ータ記憶設定領域4を初期化するための動作を開始す
る。PIN入力部18は入力可能な状態となり、操作者はPIN
入力部18よりPINを入力する。符号照合制御部19は、入
力されたPINを、カード型記憶媒体2に格納された初期化
符号20とカード型記憶媒体2内で符号照合するようコマ
ンドを発行し、カード側制御部13は、コマンドと共に入
力されたPINと、初期化符号20との符号照合をし、その
結果を車載機1に通知する。符号照合の結果が一致であ
った場合、車載機初期化データ15に対するアクセスは車
載機1から可能となり、データ制御部9は、カード型記
憶媒体2に格納された車載機初期化データ15を読み出し
て、車載機セットアップデータ記憶設定領域4に書き込
み動作を行う。この動作により、車載機セットアップデ
ータ記憶設定領域4に記憶されていたセットアップデー
タは初期化データ15により全て書き換えられる。
【0042】符号照合の結果が、ある一定試行回数以
上、全て不一致であった場合、車載機1は処理を中断す
る。車載機セットアップデータ記憶設定領域4への車載
機初期化データ15の書き込みが全て正常に終了すると、
データ制御部9は、フラグ制御部8に対して、車載機初期
化データ15の書き込みが正常に終了したことを通知す
る。フラグ制御部8は、セットアップフラグ5を、車載機
セットアップデータ記憶設定領域4が初期化されている
ことを示すようにする。以上の動作により、車載機1の
初期化は正常に終了する。
【0043】本実施例によれば、車載機1のセットアッ
プフラグ5の状態、及びカード内格納情報16の情報によ
り、車載機1はカード型記憶媒体2を初期化カードであ
ると認識し、カード型記憶媒体2から車載機初期化デー
タ15を読み出して、車載機セットアップデータ記憶設定
領域4に書き込みを行うことができる。さらに、車載機
初期化データ15を車載機セットアップデータ記憶設定領
域4に書き込んだ場合のみ、セットアップフラグ5を、車
載機セットアップデータ記憶設定領域4が初期化されて
いることを示すように変更することができる。また、PI
N入力手段により、不用意な車載機の初期化を防ぐこと
が可能である。
【0044】図5は本発明による料金徴収システムの車
載機及びカード型記憶媒体の第五の実施例の構成を示す
ブロック図である。1は車載機であり、内部の構成要素
は図4のものと同じである。2はカード型記憶媒体であ
り、図4のものと異なるのは、記憶メモリ14内に車載機
初期化データ15、カード内格納情報16、初期化符号20の
他に車載機セットアップデータ17、及びセットアップ符
号21を含むことである。車載機セットアップデータ17は
車載機セットアップデータ記憶設定領域4に書き込むべ
きセットアップデータである。セットアップ符号21は、
車載機セットアップデータ17に対する車載機1からのア
クセスを可能とするか否かを決定する符号照合に用いる
符号である。
【0045】続いて全体動作の説明をする。本実施例で
は、最初、車載機1の車載機セットアップデータ記憶設
定領域4にはセットアップデータは書き込まれておら
ず、セットアップフラグ5もそのことを示すよう設定さ
れている。即ち、第五の実施例では、車載機メーカにお
いて、車載機に対し、動作テスト用にセットアップデー
タを登録し、動作テスト終了後に初期化する手段を示す
ものである。カード型記憶媒体2が車載機1に装着される
と、車載機側I/F11とカード側I/F12が接続され、カード
検出部10はカード型記憶媒体2が装着されたことを検出
して車載機側制御部6に信号を送る。車載機側制御部6は
カード型記憶媒体2を活性化し、カード内格納情報16を
読み出す。データ制御部9はセットアップフラグ5の状態
から、車載機セットアップデータ記憶設定領域4は初期
化状態であると認識する。また、カード内格納情報16に
より、カード型記憶媒体2がセットアップデータを含む
ことを知るのでカード型記憶媒体2をセットアップカー
ドと認識する。
【0046】車載機セットアップデータ記憶設定領域4
は初期化されていること、及び装着されたカード型記憶
媒体2がセットアップデータを含むこと、という条件が
そろったとき、車載機1はセットアップデータ記憶設定
領域4にセットアップデータを登録するための動作を開
始する。PIN入力部18は入力可能な状態となり、操作者
はPIN入力部18よりPINを入力する。符号照合制御部19
は、入力されたPINを、カード型記憶媒体2に格納された
セットアップ符号21とカード型記憶媒体2内で符号照合
するようコマンドを発行し、カード側制御部13は、コマ
ンドと共に入力されたPINと、セットアップ符号21と
の符号照合をし、その結果を車載機1に通知する。符号
照合の結果が一致であった場合、車載機セットアップデ
ータ17に対するアクセスは車載機1から可能となり、デ
ータ制御部9は、カード型記憶媒体2に格納された車載機
セットアップデータ17を読み出して、車載機セットアッ
プデータ記憶設定領域4に書き込み動作を行う。
【0047】符号照合の結果が、ある一定試行回数以
上、全て不一致であった場合、車載機1は処理を中断す
る。車載機セットアップデータ記憶設定領域4への車載
機セットアップデータ17の書き込みが全て正常に終了す
ると、データ制御部9は、フラグ制御部8に対して、車載
機セットアップデータ17の書き込みが正常に終了したこ
とを通知する。フラグ制御部8は、セットアップフラグ5
を、車載機セットアップデータ記憶設定領域4にセット
アップデータが登録されていることを示すようにする。
以上の動作により、車載機1へのセットアップデータの
登録は正常に終了する。
【0048】続いて、車載機メーカでの動作テスト終了
後、車載機1を初期化する場合の実施例を説明する。図
5において、車載機セットアップデータ記憶設定領域4
へのセットアップデータの登録が既に行われている状態
で、カード型記憶媒体2が車載機1に装着されると、本発
明の第四の実施例と同じ動作により、車載機1の初期化
を行うことが出来る。
【0049】本実施例によれば、車載機メーカでの車載
機の動作テストにおいて、カード型記憶媒体2のように
車載機のセットアップカードと初期化カードの機能を併
せ持つ媒体を用いて、それぞれのカードの機能を自動的
に使い分けることができるため、動作テスト用にセット
アップカードと初期化カードを別々に用意せずに済み、
コストの節減を図ることができる。また、PIN入力手段
により、不用意な車載機の初期化やセットアップを防ぐ
ことが可能である。
【0050】図6は本発明の第四の実施例及び第五の実
施例に適用されるフローである。22及び23で示されるPI
N入力、照合処理を外せば、本発明の第一の実施例、第
二の実施例、及び第三の実施例に適用することができ
る。また、図7は本発明の第四の実施例に示されるよう
なカード型記憶媒体、即ち初期化専用のカードにおける
格納データのファイル構造の例を示すものである。な
お、初期化符号27を外せば、本発明の第一の実施例、及
び第二の実施例にも適用することができる。24はMF(マ
スターファイル)、25はカード内格納情報、26は初期化
DF、27は初期化符号、28は初期化データである。MF24
は、国際標準規格ISO/IEC7816-4で規定されるように、
カード内の全てのファイルの根幹となる。カード内格納
情報25はカード内にどのようなアプリケーションデータ
があるのかを示す情報ファイルである。例えば、そのデ
ータ内容は初期化DF26に割り当てられたAID(アプリケ
ーションID)やアプリケーションラベル等のDF(専用フ
ァイル)を車載機が識別できるものであればよい。
【0051】初期化DF26は、車載機の初期化に関するデ
ータを含むDFであり、初期化符号27及び初期化データ28
を含む。初期化符号27は、初期化データ28に対するアク
セス権を獲得するための符号照合に使用される符号であ
る。例えば、車載機から符号照合コマンドと共に送られ
てきたPINをICカードは初期化符号27と符号照合し、照
合結果が一致であれば、車載機からの初期化データ28へ
のアクセスが可能となる。初期化データ28はここでは、
初期化データAから初期化データEまでの五つのファイル
から構成され、これらの初期化データによって、車載機
に登録されているセットアップデータは全て書き換えら
れる。また、初期化データ28は、料金徴収システムに関
わる全てに対し、意味を持たないデータ内容とする。
【0052】図8は本発明の第五の実施例に示されるよ
うなカード型記憶媒体、即ち初期化データとセットアッ
プデータを含むカードにおける格納データのファイル構
造の例を示すものである。なお、セットアップ符号32及
び初期化符号35を外せば、本発明の第三の実施例に適用
することができる。29はMF(マスターファイル)、30は
カード内格納情報、31はセットアップDF、32はセットア
ップ符号、33はセットアップデータ、34は初期化DF、35
は初期化符号、36は初期化データである。MF29は、図7
の例と同じく、カード内の全てのファイルの根幹とな
る。カード内格納情報30は、カード内に存在するDF、即
ちセットアップDF 31と初期化DF34が存在することを示
す。
【0053】セットアップDF31は、車載機へのセットア
ップデータを含むDFである。セットアップ符号32は、セ
ットアップデータ33に対するアクセス権を獲得するため
の符号照合に使用される符号である。例えば車載機から
符号照合コマンドと共に送られてきたPINをICカードは
セットアップ符号32と符号照合し、照合結果が一致であ
れば、車載機からのセットアップデータ33へのアクセス
が可能となる。セットアップデータ33は、動作テスト用
に車載機にセットアップされるデータである。初期化DF
35は、図7の例と同じく車載機の初期化に関するデータ
を含むDFであり、初期化符号35及び初期化データ36を含
む。初期化符号35は、初期化データ36に対するアクセス
権を獲得するための符号照合に使用される符号である。
初期化データ36は、ここでは、初期化データAから初期
化データEまでの五つのファイルから構成され、これら
の初期化データによって、車載機に登録されているセッ
トアップデータは全て書き換えられる。また、初期化デ
ータ36は、料金徴収システムに関わる全てに対し、意味
を持たないデータ内容とする。
【0054】図7及び図8においては、初期化データ或
いはセットアップデータはそれぞれ5つのファイルから
構成される例を示している。このファイルの数、或いは
ICカードでのデータの格納方法については、車載機に確
実にセットアップデータが登録できるもの、或いは、車
載機に登録されているセットアップデータが確実に初期
化データにより書換えられるものであれば、他の数のフ
ァイルで構成されてもよい。
【0055】
【発明の効果】路上に設置された路上機と車両に設置さ
れた車載機との間の路車間通信により提供される課金サ
ービスで使用する車載機の動作テストを行う際に、車載
機が、内部にセットアップデータが登録さているかどう
かを示すフラグと、装着されたカード型記憶媒体内のデ
ータ格納情報とを参照することにより、動作テスト用に
登録されたセットアップデータを書き換えて初期化する
か、或いは、セットアップデータが登録されていない車
載機にセットアップデータを登録するかを決定すること
ができる。また、セットアップデータと初期化データを
一枚のカード型記憶媒体に格納することにより、セット
アップカードと初期化カードを別々につくるよりも、カ
ードの製造コストを削減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による料金徴収システムの車載機及びカ
ード型記憶媒体の第一の実施例の全体構成を示すブロッ
ク図。
【図2】本発明による料金徴収システムの車載機及びカ
ード型記憶媒体の第二の実施例の全体構成を示すブロッ
ク図。
【図3】本発明による料金徴収システムの車載機及びカ
ード型記憶媒体の第三の実施例の全体構成を示すブロッ
ク図。
【図4】本発明による料金徴収システムの車載機及びカ
ード型記憶媒体の第四の実施例の全体構成を示すブロッ
ク図。
【図5】本発明による料金徴収システムの車載機及びカ
ード型記憶媒体の第五の実施例の全体構成を示すブロッ
ク図。
【図6】本発明による料金徴収システムの車載機及びカ
ード型記憶媒体の第四及び第五の実施例の全体動作のフ
ロー。
【図7】本発明による料金徴収システムの車載機及びカ
ード型記憶媒体の第四の実施例で示されるカード型記憶
媒体に格納されるファイル構造例。
【図8】本発明による料金徴収システムの車載機及びカ
ード型記憶媒体の第五の実施例で示されるカード型記憶
媒体に格納されるファイル構造例。
【符号の説明】
1・・・車載機、2・・・カード型記憶媒体、3・・・
記憶メモリ、4・・・車載機セットアップデータ記憶設
定領域(第四或いは第八の記憶エリア)、5・・・セッ
トアップフラグ(第二或いは第九の記憶エリア)、6・
・・車載機側制御部、7・・・カード内格納情報識別
部、8・・・フラグ制御部、9・・・データ制御部、1
0・・・カード検出部、11・・・車載機側I/F、12
・・・カード側I/F、13・・・カード側制御部、14
・・・記憶メモリ、15・・・車載機初期化データ(第
三或いは第六或いは第十或いは第十五の記憶エリア)、
16・・・カード内格納情報(第四或いは第七或いは第
十二或いは第十七の記憶エリア)、17・・・車載機セ
ットアップデータ(第五或いは第十三の記憶エリア)、
18・・・PIN入力部、19・・・符号照合制御部、2
0・・・初期化符号(第十一或いは第十六の記憶エリ
ア)、21・・・セットアップ符号(第十四の記憶エリ
ア)、22・・・セットアップPIN入力、照合、23・
・・初期化PIN入力、照合のフロー、24・・・MF(マス
ターファイル)、25・・・カード内格納情報、26・
・・初期化DF(初期化専用ファイル)、27・・・初
期化符号、28・・・初期化データ、29・・・MF
(マスターファイル)、30・・・カード内格納情報、
31・・・セットアップDF(セットアップ専用ファイ
ル)、32・・・セットアップ符号、33・・・セット
アップデータ、34・・・初期化DF(初期化専用ファ
イル)、35・・・初期化符号、36・・・初期化デー
タ、37・・・全体制御部、38・・・カード内格納情
報識別部、39・・・書き込み制御部、40・・・フラ
グ制御部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長嶋 敏夫 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所デジタルメディア開発本 部内 Fターム(参考) 5B035 BB09 BC00 CA11 5B058 CA01 KA28 KA40

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】路上に設置された路上機と車両に設置され
    た車載機との間の路車間通信により提供される課金サー
    ビスで使用する車載機において、 車載機を利用するために必要な初期設定情報であるセッ
    トアップデータを記憶するための第一の記憶エリアと、 第一の記憶エリアにセットアップデータが登録されてい
    るかどうかを示すセットアップフラグを格納する第二の
    記憶エリアとを備え、 装着されたカード型記憶媒体に格納されている情報の種
    別を識別するカード内格納情報識別手段と、 第二の記憶エリアの状態、及びカード内格納情報識別手
    段の結果に従って、カード型記憶媒体から特定のデータ
    を読み出すかどうかを決定し、カード型記憶媒体から読
    み出したデータを第一の記憶エリアへ書き込むためのデ
    ータ制御手段と、 データ制御手段の結果により、第二の記憶エリアの制御
    をするフラグ制御手段とを備えることを特徴とする料金
    徴収システムの車載機。
  2. 【請求項2】路上に設置された路上機と車両に設置され
    た車載機との間の路車間通信により提供される課金サー
    ビスで使用する車載機に装着するカード型記憶媒体にお
    いて、 車載機に初期設定情報として登録されたセットアップデ
    ータを書き換えるための初期化データを格納する第三の
    記憶エリアと、 初期化データをカード型記憶媒体に格納していることを
    示す情報を格納する第四の記憶エリアとを少なくとも備
    えたカード型記憶媒体。
  3. 【請求項3】請求項2のカード型記憶媒体は、接触式IC
    カードで構成されていることを特徴とする料金徴収シス
    テムのカード型記憶媒体。
  4. 【請求項4】請求項2のカード型記憶媒体は、非接触式
    ICカードで構成されていることを特徴とする料金徴収シ
    ステムのカード型記憶媒体。
  5. 【請求項5】路上に設置された路上機と車両に設置され
    た車載機との間の路車間通信により提供される課金サー
    ビスで使用する車載機に装着するカード型記憶媒体にお
    いて、 車載機に初期設定情報として登録すべきセットアップデ
    ータを記憶する第五の記憶エリアと、 車載機に登録されたセットアップデータを全て書き換え
    るための初期化データを格納する第六の記憶エリアと、 セットアップデータ及び初期化データをカード型記憶媒
    体に格納していることを示す情報を格納する第七の記憶
    エリアとを少なくとも備えたカード型記憶媒体。
  6. 【請求項6】請求項5のカード型記憶媒体は、接触式IC
    カードで構成されていることを特徴とする料金徴収シス
    テムのカード型記憶媒体。
  7. 【請求項7】請求項5のカード型記憶媒体は、非接触式
    ICカードで構成されていることを特徴とする料金徴収シ
    ステムのカード型記憶媒体。
  8. 【請求項8】路上に設置された路上機と車両に設置され
    た車載機との間の路車間通信により提供される課金サー
    ビスで使用する車載機において、 車載機を利用するために必要な初期設定情報であるセッ
    トアップデータを記憶するための第八の記憶エリアと、 第八の記憶エリアにセットアップデータが登録されてい
    るかどうかを示すセットアップフラグを格納する第九の
    記憶エリアとを備え、 装着されたカード型記憶媒体に格納されている情報の種
    別を識別するカード内格納情報識別手段と、 装着されたカード型記憶媒体に格納された特定のデータ
    に対するアクセスを可能とするか否かを決定するための
    符号照合を制御する符号照合制御手段と、 第九の記憶エリアの状態、及びカード内格納情報識別手
    段の結果に従って、カード型記憶媒体から特定のデータ
    を読み出すかどうかを決定し、符号照合制御手段の結果
    に従ってカード型記憶媒体からデータを読み出して、読
    み出したデータを第八の記憶エリアへ書き込むためのデ
    ータ制御手段と、 データ制御手段の結果により、第九の記憶エリアの制御
    をするフラグ制御手段とを備えることを特徴とする料金
    徴収システムの車載機。
  9. 【請求項9】路上に設置された路上機と車両に設置され
    た車載機との間の路車間通信により提供される課金サー
    ビスで使用する車載機に装着するカード型記憶媒体にお
    いて、 車載機に初期設定情報として登録されたセットアップデ
    ータを書き換えるための初期化データを格納する第十の
    記憶エリアと、 第十の記憶エリアに格納されたデータに対し、車載機か
    らのアクセスが可能か否かを決定するために行う符号照
    合に用いる初期化符号を格納する第十一の記憶エリア
    と、 初期化データをカード型記憶媒体に格納していることを
    示す情報を格納する第十二の記憶エリアとを少なくとも
    備えたカード型記憶媒体。
  10. 【請求項10】請求項9のカード型記憶媒体は、接触式
    ICカードで構成されていることを特徴とする料金徴収シ
    ステムのカード型記憶媒体。
  11. 【請求項11】請求項9のカード型記憶媒体は、非接触
    式ICカードで構成されていることを特徴とする料金徴収
    システムのカード型記憶媒体。
  12. 【請求項12】路上に設置された路上機と車両に設置さ
    れた車載機との間の路車間通信により提供される課金サ
    ービスで使用する車載機に装着するカード型記憶媒体に
    おいて、 車載機に初期設定情報として登録すべきセットアップデ
    ータを記憶する第十三の記憶エリアと、 第十三の記憶エリアに格納されたデータへのアクセスが
    可能か否かを決定するために行う符号照合に用いるセッ
    トアップ符号を記憶する第十四の記憶エリアと、 車載機に登録されたセットアップデータを全て書き換え
    るための初期化データを格納する第十五の記憶エリア
    と、 第十五の記憶エリアに格納されたデータへのアクセスが
    可能か否かを決定するために行う符号照合に用いる初期
    化符号を格納する第十六の記憶エリアと、 セットアップデータ及び初期化データをカード型記憶媒
    体に格納していることを示す情報を格納する第十七の記
    憶エリアとを少なくとも備えたカード型記憶媒体。
  13. 【請求項13】請求項12のカード型記憶媒体は、接触
    式ICカードで構成されていることを特徴とする料金徴収
    システムのカード型記憶媒体。
  14. 【請求項14】請求項12のカード型記憶媒体は、非接
    触式ICカードで構成されていることを特徴とする料金徴
    収システムのカード型記憶媒体。
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