JP2001013743A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2001013743A
JP2001013743A JP11181814A JP18181499A JP2001013743A JP 2001013743 A JP2001013743 A JP 2001013743A JP 11181814 A JP11181814 A JP 11181814A JP 18181499 A JP18181499 A JP 18181499A JP 2001013743 A JP2001013743 A JP 2001013743A
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JP11181814A
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Noriyuki Usui
則之 碓井
Masaru Amamiya
賢 雨宮
Haruji Mizuishi
治司 水石
Masaru Tanaka
勝 田中
Toshitaka Yamaguchi
俊隆 山口
Hideki Yoshinami
英樹 善波
Kenzo Tatsumi
謙三 巽
Hiroshi Mizusawa
浩 水沢
Mayumi Ohori
真由美 大堀
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は、経時と共に画像濃度の低下が生
じたりトナー濃度の制御基準値の補正過多による地肌汚
れやトナー飛散が生じるという課題を解決しようとする
ものである。 【解決手段】 この発明は、像担持体1上に画像濃度検
出用基準画像を形成し、この画像濃度検出用基準画像に
対する画像濃度検出手段7の出力値に基づいてトナー補
給の制御基準値の補正を行い、この補正した新たな制御
基準値を所定の上下限値で制限するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はトナー濃度制御機能
を有する複写機、プリンタ、ファクシミリ装置等の画像
形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真方式を用いる複写機、プリン
タ、ファクシミリ装置等の画像形成装置においては、現
像装置内に設けられているTセンサと呼ばれる透磁率セ
ンサにより現像装置内の2成分系現像剤におけるトナー
濃度を検出し、このTセンサの出力値を制御基準値と比
較してその比較結果に基づいて現像装置の現像部へトナ
ー補給部からトナーを補給している。通常、現像部内の
現像剤におけるトナー濃度は画像濃度に影響するため、
トナー濃度を一定に保つことが望ましく、また、画像濃
度は現像剤の経時における物性の変化、温湿度等の環境
条件や現像条件等に大きく左右される。
【0003】そこで、通常は、予め定められた感光体の
表面電位と現像バイアス電位との差である現像ポテンシ
ャルによって感光体上に基準画像を形成し、この基準画
像の画像濃度をPセンサと呼ばれる反射型フォトセンサ
により検出し、その検出結果に基づいてTセンサの制御
レベル(上記制御基準値)を補正して目標とするTセン
サの出力値としてトナー濃度を決定することにより安定
した画像を得ている。
【0004】例えば図3に示すようにPセンサの制御点
を現像ポテンシャルが400Vのときの感光体上の基準
画像に対するPセンサの出力値Vspと感光体上の非画
像部に対するPセンサの出力値Vsgとの比Vsp/V
sgがVsp/Vsg=0.1となる点とする(Vsp
/Vsgが0.1となるようにトナー補給を制御する)
と、現像剤が劣化していなくてその帯電能力が正常であ
るときには、現像ポテンシャル−画像濃度ID特性が図
3に示す現像ポテンシャル−画像濃度ID特性Aのよう
になり、目標とする画像濃度が得られる。しかし、経時
により現像剤が劣化してその帯電能力が低下してくる
と、現像ポテンシャル−画像濃度ID特性が図3に示す
現像ポテンシャル−画像濃度ID特性Bのようになり、
目標とする画像濃度が得られなくなる。
【0005】そこで、上記Tセンサの出力値に閾値を設
けてその出力値を制限することによりトナー濃度が所定
の濃度以下にならないようにする方法がある。この方法
では、例えば各画像形成動作時にTセンサによって現像
装置内の現像剤におけるトナー濃度を検出し、その出力
値を制御基準値として用いてトナー補給量を制御する。
そして、所定回数の画像形成時毎に、感光体上に基準画
像を形成し、その画像濃度をPセンサで検出し、その出
力値に基づいて制御基準値VTrefの補正量ΔVTを
算出する。さらに、この補正量ΔVTと基準画像形成時
におけるTセンサの出力値VTによりVTref=VT
+ΔVTのように制御基準値VTrefを決定し、この
補正した制御基準値を次の基準画像形成時までのトナー
補給制御に用いる。
【0006】また、特開平5−134548号公報に
は、TセンサとPセンサとを併用してトナー濃度制御を
行う画像形成装置であって、一定の画像形成枚数毎にP
センサで画像濃度の検出を行うものが記載されている。
特開平8−110700号公報には、TセンサとPセン
サとを併用してトナー濃度制御を行う画像形成装置であ
って、Pセンサによる制御基準値の補正量の上下限を設
定してトナー濃度制御を行うことにより、感光体の帯電
電位等の変動により生じるトナー濃度変動を防止するも
のが記載されている。
【0007】特開平8−202137号公報には、Tセ
ンサとPセンサとを併用してトナー濃度制御を行う画像
形成装置であって、Pセンサによる制御基準値の補正量
をコピー枚数等で変更することにより、現像剤の経時に
よる特性の変動に伴うトナー濃度変動を防止するものが
記載されている。
【0008】特開平9−211911号公報には、像担
持体上に相異なる表面電位を有する複数のパターン潜像
を形成し、この複数のパターン潜像を現像装置により現
像してトナー付着量を有するトナーパターンを作成し、
前記パターン潜像の表面電位及び現像後の前記トナーパ
ターンのトナー付着量を測定し、これら測定にかかる表
面電位及びトナー付着量の組のデータにより直線近似式
を得、この直線近似式から現像剤及び現像装置を含めた
現像能力を算出し、この現像能力に応じて当該画像形成
装置による画像形成時の各種電位の決定を行うと共に、
前記現像能力と、固定値として設定された固有現像能力
との大小関係を比較し、この比較結果に応じて、トナー
濃度を変更する基準値を変更するようにした画像形成装
置において、適時に算出される前記現像能力の算出工程
(以下、この算出工程に係る現像能力を現像能力1とい
う)の算出間隔よりも短い間隔で、前記現像能力1の算
出工程よりも簡素な方法により現像能力を算出し(以
下、この簡素な算出工程に係る現像能力を現像能力2と
いう)、この現像能力2の結果に応じて前記各種電位及
びトナー濃度を変更する基準値を補正する制御手段を有
することを特徴とする画像形成装置が記載されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述の方法では、図4
に示すように短期間で(1日で)多くの画像形成を行う
と、現像剤の帯電量Q/M(μc/g)が上昇して経時
と共に画像濃度の低下が生じる。この時、所定回数の画
像形成時毎に、感光体上に基準画像を形成し、その画像
濃度をPセンサで検出し、その出力値に基づいて制御基
準値VTrefの補正量ΔVTを算出するが、現像剤の
帯電量の変化が大きい場合、すなわち、現像剤の帯電量
が上昇して、また、画像形成枚数に関係なく初めから、
制御基準値VTrefの補正量ΔVTを多くすると、逆
に制御基準値VTrefの補正過多による地肌汚れやト
ナー飛散が生じることがある。
【0010】本発明は、画像形成条件等により現像剤の
特性が大きく変化したことにより生じるトナー濃度変動
を防止することができて地肌汚れやトナー飛散の解消、
画像濃度の安定化を図ることができる画像形成装置を提
供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に係る発明は、像担持体上に形成された潜
像を現像剤で顕像化する現像装置と、この現像装置の現
像部へトナーを補給するトナー補給手段と、前記現像装
置内の現像剤におけるトナー濃度を検出するトナー濃度
検出手段と、このトナー濃度検出手段の出力値と制御基
準値とを比較してその結果に基づいて前記トナー補給手
段を制御するトナー補給制御手段と、前記像担持体上に
形成された画像濃度検出用基準画像の画像濃度を検出す
る画像濃度検出手段と、この画像濃度検出手段の出力値
に基づいて前記制御基準値を補正する制御制御基準値補
正手段とを有し、前記制御基準値と画像形成動作開始時
の前記トナー濃度検出手段の出力値との差と、前記画像
濃度検出手段の出力値と所定の基準値との差に基づいて
前記制御基準値の補正の有無を決める画像形成装置にお
いて、前記像担持体上に画像濃度検出用基準画像を形成
し、この画像濃度検出用基準画像に対する前記画像濃度
検出手段の出力値に基づいて前記制御基準値の補正を行
い、この補正した新たな制御基準値を所定の上下限値で
制限するものである。
【0012】請求項2に係る発明は、請求項1記載の画
像形成装置において、前記新たな制御基準値VTref
は VTS−1.5S≦VTref≦VT+1.5S VTS:狙いの中心値 VT:前記トナー濃度検出手段の出力値 S:前記トナー濃度検出手段の感度 とし、該トナー濃度検出手段の感度Sを画像形成枚数に
応じて補正するものである。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の一形態を示
す。この実施形態は、請求項1、2に係る発明の実施の
一形態であり、電子写真方式を用いた画像形成装置の一
形態である。像担持体としての感光体1は、例えば感光
体ドラムが用いられ、図示矢印の方向に回転可能に構成
される。この感光体1は感光体ベルト、感光体シートな
どを用いてもよい。
【0014】感光体1の周りには、その回転方向へ順
に、感光体1を均一に帯電する帯電器2、感光体1を露
光光3により露光して感光体1に画像を書き込む露光装
置、感光体1上の静電潜像を顕像化する現像装置4、感
光体1上のトナー像を転写材としての転写紙に転写する
転写手段としての転写装置5、転写紙を感光体1から分
離する分離装置6、感光体1上に形成された画像の画像
濃度(トナー付着量)を検出する画像濃度検出手段とし
てのPセンサと呼ばれる反射型フォトセンサ7、感光体
1をクリーニングするクリーニング装置8などが配置さ
れている。
【0015】感光体1は、図示しない感光体駆動部によ
り回転駆動され、帯電器2により均一に帯電された後に
露光装置により露光光3で露光されて静電潜像が形成さ
れる。感光体1上の静電潜像は現像装置4により2成分
系現像剤で現像されてトナー像となり、一方、図示しな
い給紙装置から転写紙が給紙される。この転写紙は、ロ
ーラ9により搬送されて感光体1上のトナー像が転写装
置5により転写された後に分離装置6により徐電されて
感光体1から分離され、図示しない定着装置によりトナ
ー像が定着されて装置外へ排出される。感光体1は、ト
ナー像転写後にクリーニング装置8によりクリーニング
され、次の画像形成動作に備える。このような画像形成
動作は、操作部による画像形成開始指示で開始され、操
作部により設定された枚数分だけ繰り返して連続的に行
われる。
【0016】現像装置4は、感光体1上の静電潜像を現
像する現像部4aと、この現像部4aにトナーを補給す
るトナー補給手段としてのトナー補給部4bと、現像部
4a内の現像剤におけるトナー濃度を検出するトナー濃
度検出手段としてのTセンサと呼ばれる透磁率センサ1
0とを有する。現像部4aは、内部に収容されているト
ナーとキャリアとからなる2成分系現像剤を撹拌部材1
1、12により撹拌して現像剤担持体としての現像ロー
ラ13へ搬送し、現像ローラ13によりその現像剤を担
持して搬送し、この現像ローラ13上の現像剤により感
光体1上の静電潜像にトナーを付着させて感光体1上の
静電潜像を現像する。ここに、現像ローラ13及び撹拌
部材11、12は図示しない現像装置駆動部により回転
駆動され、現像ローラ13は図示しない現像バイアス電
源から所定の現像バイアス電圧が印加される。
【0017】トナー補給部4bは、トナー補給部材とし
てのトナー補給ローラ14を有し、このトナー補給ロー
ラ14が回転することにより、内部に収容されているト
ナーを現像部4aへ補給する。また、Pセンサ7の出力
信号及びTセンサ10の出力信号はトナー補給制御手段
としてのトナー補給ローラ制御手段15、制御基準値補
正手段16に入力される。トナー補給ローラ14はトナ
ー補給クラッチにより回転駆動源に接続されて回転駆動
されるが、トナー補給ローラ制御手段15はPセンサ7
の出力信号及びTセンサ10の出力値に基づいてそのト
ナー補給クラッチを制御することでトナー補給ローラ1
4を制御する。
【0018】図2は本実施形態のトナー補給制御フロー
を示す。本実施形態の図示しない制御部は、ステップS
1で本実施形態のメインスイッチがオンされると、ステ
ップS2で感光体1上に基準画像が形成されるように本
実施形態の各部を制御する。この制御により、感光体1
は、帯電器2により均一に帯電された後に、露光装置に
よる露光がなされずに感光体1の表面電位と予め定めら
れた現像バイアス電位との差である現像ポテンシャルに
よる画像濃度検出用基準画像の静電潜像が形成される。
【0019】この基準画像の静電潜像は現像装置4の現
像部4aで現像されて基準画像のトナー像となり、この
感光体1上の基準画像のトナー像は不動作状態の転写装
置5及び分離装置6をそのまま通過してPセンサ7によ
り画像濃度(トナー付着量)が検出された後にクリーニ
ング装置8により除去される。この時、制御基準値補正
手段16は、ステップS3でトナー補給制御用の制御基
準値VTrefを前回の値とする。
【0020】次に、制御基準値補正手段16は、ステッ
プS4で感光体1上の基準画像のトナー像に対するPセ
ンサ7の出力値Vspと感光体1上の非画像部に対する
Pセンサ7の出力値Vsgとを取り込んでその比Vsp
/Vsgを算出する。また、Tセンサ10が現像部4a
内の2成分系現像剤におけるトナー濃度を検出し、制御
基準値補正手段16がTセンサ10の出力値VTを取り
込む。
【0021】そして、制御基準値補正手段16は、ステ
ップS5で、前回の制御基準値VTrefと今取り込ん
だ作像開始時(画像形成開始時)のTセンサ10の出力
値VTとの差を算出し、この差(VTref−VT)が
所定の閾値α以下であるか否かを判断する。制御基準値
補正手段16は、(VTref−VT)が閾値α以下で
あれば、ステップS6で、Pセンサ7の出力値から求め
られるVsp/Vsgの基準となる値VPrefとステ
ップS4で算出した作像開始時(画像形成開始時)のV
sp/Vsgとの差(VPref−Vsp/Vsg)を
求め、この(VPref−Vsp/Vsg)が所定の閾
値β以下であるか否かを判断する。
【0022】制御基準値補正手段16は、(VPref
−Vsp/Vsg)が閾値β以下であれば、ステップS
7で図6に示す補正テーブルIに基づいて現像剤の攪拌
モードに入って後述の攪拌時間だけ現像装置駆動部に撹
拌部材11、12を回転させることで現像剤を攪拌さ
せ、図7に示す補正テーブルIIを参照して現像剤の攪拌
時間とVTrefの補正量ΔVTを上記(VTref−
VT)に応じて決定してスップS8でその決定した攪拌
時間を記憶手段に記憶する。しかる後、制御部は、ステ
ップS9で操作部からの画像形成動作開始指示により本
実施形態の各部を制御して上述のように画像形成動作
(コピー動作)を行わせる。
【0023】画像形成動作が開始されると、制御基準値
補正手段16は、ステップS10で現像剤の攪拌時間に
応じた新しい補正量(シフト量)ΔVTを記憶手段に記
憶し、ステップS11で上記記憶手段に記憶されている
制御基準値VTrefを上記補正量ΔVTだけシフトし
て補正し、新しい制御基準値(制御目標値)VTref
として決定して(設定して)記憶手段に記憶する。
【0024】しかる後に、トナー補給ローラ制御手段1
5は、ステップS12で、その新しい制御基準値VTr
efとTセンサ10の出力値VTとの差に基づいてトナ
ー補給時間tを決定し、ステップS13でトナー補給ク
ラッチをそのトナー補給時間tだけオンさせることによ
りトナー補給部4bから現像部4aへトナーを補給させ
る。制御基準値補正手段16は、ステップS14で現像
剤の攪拌時間(上記記憶手段に記憶した攪拌場間に対す
る残りの現像剤攪拌時間)を求め、ステップS15で1
ジョブ(設定枚数分の画像形成動作)が終了したかどう
かを判断して1ジョブが終了しなければステップ9に戻
り、1ジョブが終了すれば動作を終了する。
【0025】また、制御基準値補正手段16は、ステッ
プS5で(VTref−VT)が閾値α以下でなかった
場合及び、ステップS6で(VPref−Vsp/Vs
g)が閾値β以下でなかった場合には、ステップS16
で図6に示す補正テーブルIに基づいて制御基準値VT
refの補正量ΔVT=f(Vsp/Vsg)を作像開
始時(画像形成開始時)の上記Vsp/Vsgに応じて
求めて新しい補正量ΔVTとし、この補正量ΔVTと記
憶手段に記憶されている前回の制御基準値VTref1
から新しい制御基準値VTref2=前回の制御基準値
VTref1+補正量ΔVTを演算して制御基準値VT
ref1とする。
【0026】次に、制御基準値補正手段16は、ステッ
プS18で、その新しい制御基準値VTref1が下限
値(VTS−S)以下であるかどうかを判断する。ここ
に、VTSは制御基準値VTrefの狙いの中心値であ
り、SはTセンサ10の感度である。制御基準値補正手
段16は、新しい制御基準値VTref1がVTS−S
以下であればステップS19でVTref2=VTS−
Sとし、新しい制御基準値VTref1がVTS−S以
下でなければステップS20でVTS−S<Vtref
1≦VTS+vであるかどうかを判断する。ここに、V
TS+vは制御基準値VTref1の上限値である。
【0027】制御基準値補正手段16は、VTS−S<
Vtref1≦VTS+vであればステップS21でV
Tref2=Vtref1とし、VTS−S<Vtre
f1≦VTS+vでなければステップS22でVTre
f1=VTS+S以上であるとみなしてステップS23
でVTref2=VTS+Sとする。そして、制御基準
値補正手段16は、ステップS24で図6に示す補正テ
ーブルIを参照してSを上述したVsp/Vsg、ΔV
Tに応じて補正する。従って、VTref2はVTS−
1.5S≦VTref2≦VT+1.5Sに補正される
ことになる。
【0028】さらに、制御基準値補正手段16は、経時
と共に現像剤の帯電量の増加に伴う画像濃度の低下を防
止するために、画像形成枚数を計数してVTref2を
画像形成枚数の増加に応じてトナー濃度の制御幅が広く
なるようにVTref2の補正量(上下限値)を大きく
なるように補正する。制御基準値補正手段16は、この
補正後のVtref2を新たな制御基準値に決定して記
憶手段に記憶する。
【0029】しかる後、制御部は、ステップS25で操
作部からの画像形成動作開始指示により本実施形態の各
部を制御して上述のように画像形成動作(コピー動作)
を行わせる。画像形成動作が開始されると、制御基準値
補正手段16は、ステップS26でその新しい制御基準
値VTrefとTセンサ10の出力値VTとの差に基づ
いてトナー補給時間tを決定し、ステップS27でトナ
ー補給クラッチをそのトナー補給時間tだけオンさせる
ことによりトナー補給部4bから現像部4aへトナーを
補給させる。制御基準値補正手段16は、ステップS2
8で1ジョブ(設定枚数分の画像形成動作)が終了した
かどうかを判断して1ジョブが終了しなければステップ
25に戻り、1ジョブが終了すれば動作を終了する。
【0030】図5は現像部4a内の現像剤におけるトナ
ー濃度とTセンサ10の出力値VTとの関係を示す。制
御部は、現像部4aに新しい初期の現像剤が投入された
時には所定の時間だけ現像装置4の空回しを行ってTセ
ンサ10の出力値を安定させ、トナー補給ローラ制御手
段15がTセンサ10の出力値を基準値VTrefと比
較してその比較結果によりトナー補給ローラ14を制御
することでトナー濃度制御を行う。本実施形態では、初
期の現像剤のトナー濃度を4.0wt%、基準値VTr
efを2.0Vに設定している。
【0031】図8は本実施形態の画像形成枚数に対する
Tセンサ10感度の値を示す。本実施形態では、経時と
共に現像剤の帯電量の増加に伴う画像濃度低下を防止す
るためにVTrefの補正量(上下限値)を大きくして
トナー濃度の制御幅を広くしている。
【0032】この実施形態によれば、像担持体としての
感光体1上に形成された潜像を現像剤で顕像化する現像
装置4と、この現像装置4の現像部4aへトナーを補給
するトナー補給手段4bと、前記現像装置4内の現像剤
におけるトナー濃度を検出するトナー濃度検出手段10
と、このトナー濃度検出手段10の出力値と制御基準値
とを比較してその結果に基づいて前記トナー補給手段4
bを制御するトナー補給制御手段15と、前記像担持体
1上に形成された画像濃度検出用基準画像の画像濃度を
検出する画像濃度検出手段7と、この画像濃度検出手段
7の出力値に基づいて前記制御基準値を補正する制御基
準値補正手段16とを有し、前記制御基準値と画像形成
動作開始時の前記トナー濃度検出手段10の出力値との
差と、前記画像濃度検出手段7の出力値と所定の基準値
との差に基づいて前記制御基準値の補正の有無を決める
画像形成装置において、前記像担持体1上に画像濃度検
出用基準画像を形成し、この画像濃度検出用基準画像に
対する前記画像濃度検出手段7の出力値に基づいて前記
制御基準値の補正を行い、この補正した新たな制御基準
値を所定の上下限値で制限するので、画像形成条件等に
より現像剤の特性が大きく変化したことにより生じるト
ナー濃度変動を防止することができてトナー過多による
地肌汚れやトナー飛散の解消、画像濃度の安定化を図る
ことができる。
【0033】また、この実施形態によれば、請求項1記
載の画像形成装置において、前記新たな制御基準値VT
refは VTS−1.5S≦VTref≦VT+1.5S VTS:狙いの中心値 VT:前記トナー濃度検出手段10の出力値 S:前記トナー濃度検出手段10の感度 とし、該トナー濃度検出手段10の感度Sを画像形成枚
数に応じて補正するので、画像形成条件等により現像剤
の特性が大きく変化したことにより生じるトナー濃度変
動を防止することができてトナー過多による地肌汚れや
トナー飛散の解消、画像濃度の安定化を図ることができ
る。
【0034】
【発明の効果】以上のように請求項1に係る発明によれ
ば、上記構成により、画像形成条件等により現像剤の特
性が大きく変化したことにより生じるトナー濃度変動を
防止することができてトナー過多による地肌汚れやトナ
ー飛散の解消、画像濃度の安定化を図ることができる。
【0035】請求項2に係る発明によれば、上記構成に
より、画像形成条件等により現像剤の特性が大きく変化
したことにより生じるトナー濃度変動を防止することが
できてトナー過多による地肌汚れやトナー飛散の解消、
画像濃度の安定化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態を示す概略図である。
【図2】同実施形態のトナー補給制御フローを示すフロ
ーチャートである。
【図3】画像形成装置の現像ポテンシャル、画像濃度、
Pセンサ出力値の比Vsp/Vsgの関係の例を示す特
性図である。
【図4】画像形成装置のコピー枚数、現像剤帯電量Q/
M、画像濃度IDの関係の例を示す特性図である。
【図5】上記実施形態の現像部内の現像剤におけるトナ
ー濃度とTセンサ出力値との関係を示す特性図である。
【図6】上記実施形態の補正テーブルIを示す図であ
る。
【図7】上記実施形態の補正テーブルIIを示す図であ
る。
【図8】上記実施形態のの画像形成枚数に対するTセン
サ感度の値を示すを示す図である。
【符号の説明】
1 感光体 4 現像装置 4a 現像部 4b トナー補給部 7 Pセンサ 10 Tセンサ 15 トナー補給ローラ制御手段 16 制御基準値補正手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 水石 治司 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内 (72)発明者 田中 勝 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内 (72)発明者 山口 俊隆 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内 (72)発明者 善波 英樹 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内 (72)発明者 巽 謙三 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内 (72)発明者 水沢 浩 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内 (72)発明者 大堀 真由美 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内 Fターム(参考) 2H027 DA10 DA45 DD07 DE02 EA06 EC06 EC10 HB09 2H077 DA03 DA10 DA42 DA47 DA63 DB02 DB22

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】像担持体上に形成された潜像を現像剤で顕
    像化する現像装置と、この現像装置の現像部へトナーを
    補給するトナー補給手段と、前記現像装置内の現像剤に
    おけるトナー濃度を検出するトナー濃度検出手段と、こ
    のトナー濃度検出手段の出力値と制御基準値とを比較し
    てその結果に基づいて前記トナー補給手段を制御するト
    ナー補給制御手段と、前記像担持体上に形成された画像
    濃度検出用基準画像の画像濃度を検出する画像濃度検出
    手段と、この画像濃度検出手段の出力値に基づいて前記
    制御基準値を補正する制御制御基準値補正手段とを有
    し、前記制御基準値と画像形成動作開始時の前記トナー
    濃度検出手段の出力値との差と、前記画像濃度検出手段
    の出力値と所定の基準値との差に基づいて前記制御基準
    値の補正の有無を決める画像形成装置において、前記像
    担持体上に画像濃度検出用基準画像を形成し、この画像
    濃度検出用基準画像に対する前記画像濃度検出手段の出
    力値に基づいて前記制御基準値の補正を行い、この補正
    した新たな制御基準値を所定の上下限値で制限すること
    を特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の画像形成装置において、前
    記新たな制御基準値VTrefは VTS−1.5S≦VTref≦VT+1.5S VTS:狙いの中心値 VT:前記トナー濃度検出手段の出力値 S:前記トナー濃度検出手段の感度 とし、該トナー濃度検出手段の感度Sを画像形成枚数に
    応じて補正することを特徴とする画像形成装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006330597A (ja) * 2005-05-30 2006-12-07 Ricoh Co Ltd 現像剤濃度制御装置および画像形成装置
JP2011048118A (ja) * 2009-08-26 2011-03-10 Canon Inc 画像形成装置

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