JP2001013509A - 液晶注入方法 - Google Patents

液晶注入方法

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JP2001013509A
JP2001013509A JP11183294A JP18329499A JP2001013509A JP 2001013509 A JP2001013509 A JP 2001013509A JP 11183294 A JP11183294 A JP 11183294A JP 18329499 A JP18329499 A JP 18329499A JP 2001013509 A JP2001013509 A JP 2001013509A
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JP
Japan
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liquid crystal
pressure
cell
injection
container
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JP11183294A
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English (en)
Inventor
Akira Shimotoru
暁 下豊留
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BERUDEKKUSU KK
Original Assignee
BERUDEKKUSU KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 セルへの液晶の充填時間を短縮させる。 【解決手段】 セル1を収容した容器10の内部を、吸
引通路23,22を介して真空ポンプ21に接続する。
注入ポート5からギャップ3内に液晶LCを注入する最
中に真空ポンプ21によって容器10内を真空吸引す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、セル内に加圧さ
れた液晶を注入する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、セルには、注入ポートと排気ポ
ートとが形成されている。排気ポートからセル内を吸引
排気しながら、注入ポートからセル内に加圧された液晶
を注入している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、セルを構成す
る2枚の基板の間隔(ギャップ)が非常に狭く、液晶の
圧力損失が大きい。そのため、充填させるのに時間がか
かるという問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するた
め、第1の発明は、液晶セルの注入ポートからセル内に
加圧された液晶を注入する方法において、上記加圧液晶
の注入の最中に、上記セルを取り巻く気体の圧力を大気
圧より低くすることを特徴とする。第2の発明は、液晶
セルの注入ポートからセル内に加圧された液晶を注入す
る方法において、上記加圧液晶の注入の最中に、上記セ
ルを取り巻く気体の圧力を周期的に変動させ、しかも、
この圧力変動の1周期における全部または一部の期間で
大気圧より低くなるようにしたことを特徴とする。第3
の発明は、第1または第2の発明において、上記加圧液
晶の充填完了の若干前または充填完了の後に、上記気体
の圧力を大気圧より高くすることを特徴とする。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を、図面
を参照して説明する。図1は、セル1に液晶を注入する
装置Mを示したものである。装置Mは、密閉可能な容器
10を備えている。容器10の内部に、上記セル1が収
容されている。セル1は、容器10内の空気(気体)に
取り巻かれるようにして、支持機構(図示せず)によっ
て鉛直に支持されている。セル1は、例えばガラスから
なる2枚の長方形の基板2を有している。図1におい
て、これら2枚の基板2は、紙面手前と紙面奥とに重ね
られ、両者の間にはスペーサビーズ(図示せず)が介在
されることにより、微小厚さ(5μm程度)のギャップ
3が形成されている。これら基板2の周縁部は、接着剤
4によって貼り合わされている。接着剤4は、セル1の
例えば右側の縁部で途切れており、この途切れた部位が
注入ポート5となっている。同様にして、セル1の左側
の縁部にも例えば2箇所に排気ポート6が形成されてい
る。
【0006】注入ポート5には、注入コネクタ11が接
続されている。この注入コネクタ11に注入通路12を
介して加圧タンク13(液晶供給手段)が接続されてい
る。加圧タンク13は、例えば液晶を蓄えたベローズ
(図示せず)の外側にエア圧を付与し、液晶を所定圧に
加圧して注入通路12へ圧送するように構成されてい
る。注入通路12には、開閉弁14が設けられている。
【0007】排気ポート6には、排気コネクタ15が接
続されている。この排気コネクタ15にセル内吸引通路
16および共用吸引通路22を介して真空ポンプ21
(真空吸引手段)が接続されている。セル内吸引通路1
6には、開閉弁17が設けられている。
【0008】本発明の特徴部分について説明する。液晶
注入装置Mは、容器10内の気圧を調節する機構を備え
ている。この気圧調節機構は、容器10内の気圧を大気
圧より低い負圧にする負圧形成回路20と、大気圧より
高い正圧にする正圧形成回路30とを有している。
【0009】負圧形成回路20について説明する。負圧
形成回路20は、上記真空ポンプ21を構成要素として
有し、さらにこの真空ポンプ21から延びる上記共用吸
引通路22と、この共用吸引通路22から分岐された容
器内吸引通路23とを有している。容器内吸引通路23
の先端部は、容器10の内部に連なっている。
【0010】容器内吸引通路23には、圧力制御弁24
が設けられ、この圧力制御弁24より先端側に電磁切換
弁25が設けられている。電磁切換弁25がオフの時
は、容器10の内部が、容器内吸引通路23において電
磁切換弁25より先端側の通路部分、および大気開放通
路26を介して大気に開放される。大気開放通路26に
は常開の開閉弁27が設けられている。電磁切換弁25
がオンの時は、容器10の内部が、容器内吸引通路23
および共用吸引通路22を介して真空ポンプ21に接続
される。
【0011】次に、正圧形成回路30について説明す
る。正圧形成回路30は、コンプレッサ31(圧縮気体
供給手段)を備えている。このコンプレッサ31からエ
ア圧通路32が延び、その先端部が容器10内に連なっ
ている。エア圧通路32には、常閉の開閉弁33が設け
られている。
【0012】上記のように構成された装置Mによる液晶
注入方法の一例を、図2のタイムチャートを参照しなが
ら説明する。予め、容器内吸引通路23の電磁切換弁2
5をオフにしておき、注入通路12の開閉弁14を閉じ
ておく。大気開放通路26の常開の開閉弁27が開き、
エア圧通路32の常閉の開閉弁33が閉じており、容器
10内は大気圧になっている。
【0013】時刻Tにおいて、セル内吸引通路16の
開閉弁17を開き、真空ポンプ21を駆動する。これに
よって、セル1のギャップ3内の空気が排気ポート6か
ら真空吸引される(排気工程)。
【0014】その後、時刻Tにおいて、電磁切換弁2
5をオンにする。これによって、ギャプ3だけでなく、
容器10内の空気も真空吸引される。なお、この容器1
0内の吸引開始時Tは、上記ギャップ2内の吸引開始
時Tより前でも、同時でもよい。
【0015】ギャップ3内が所定の負圧P(図3参
照)に達した時(時刻T)、注入通路12の開閉弁1
4を開く。これによって、加圧タンク13で加圧された
液晶LCが注入ポート5からギャップ3内に注入される
(液晶注入工程)。注入開始後も容器10内の吸引は継
続して行われる。そして、時刻Tにおいて、容器10
内が圧力制御弁24で定められる所定の負圧P10に達
し、以後、この負圧P に維持される。なお、注入開
始時(ギャップ3内の所定負圧到達時)Tと、容器1
0内の所定負圧到達時Tとの前後関係は、逆でも、同
時でもよい。
【0016】容器10内を負圧にすること(セル1を取
り巻く気体の圧力を大気圧より低くすること)によっ
て、液晶LCの充填時間が短くなる。詳述すると、図3
に誇張して示すように、セル1において液晶LCが注入
された部分1aは、容器10内の負圧P10によって膨
らまされるため、液晶LCの圧力PLCが高く維持され
る。これによって、液晶LCの注入速度が速くなる。ま
た、セル1において未だ液晶LCが注入されていない部
分1bにおいては、ギャップ3内の負圧Pによって基
板2が上記スペーサビーズに押し付けられようとする
が、その押し付け力が容器10内の負圧P10によって
減殺される。さらにP10の作用がPの作用より大き
い場合には膨らむ。したがって、液晶LCの未注入部分
1bへの流入抵抗が小さくなる。この結果、液晶LCが
短時間で排気ポート6に到達し、充填が完了する。
【0017】充填完了時Tに、電磁切換弁25をオフ
にする。これによって、容器10内が大気圧まで復帰す
る。続いて、大気開放通路26の開閉弁27を閉じ、エ
ア圧通路32の開閉弁33を開いて、容器10内を大気
圧より大きな所定の気圧まで上げ、その後、開閉弁33
を閉じる。この正圧によって基板2が押され、平坦な状
態になる(平坦化工程)。この平坦化の過程でセル1内
の余分な液晶LCが排気ポート6から排出され、排気コ
ネクタ15に接続された液晶トラップ(図示せず)に回
収される。
【0018】平坦化工程の終了後、開閉弁14,17を
閉じ、コネクタ11,15をポート5,6から外し、ポ
ート5,6に封止液を供給して封止する。また、開閉弁
27を開いて、容器10内を大気圧に戻す。そして、セ
ル1を取り出す。
【0019】次に、装置Mによる液晶注入方法の他の例
を、図4および図5のタイムチャートを参照して説明す
る。図4の例では、液晶注入がある程度進行した時(例
えば、セル1全体の7〜9割程度まで注入された時)T
に、電磁切換弁25をオフからオンに切り換え、容器
10内の真空吸引を開始している。
【0020】そして、液晶充填が完了する若干前(時刻
)に電磁切換弁25をオフにし、容器10内を大気
圧に戻す。さらに開閉弁33を開いて容器10内を正圧
にする。この正圧によって基板2が押され、セル1が膨
らんだ状態から平坦になっていく。この過程で、セル1
の膨らみ分の液晶LCが未注入部分1bに押し出され
る。これによって、セル1が平坦になるのとほぼ同時
に、液晶LCを排気ポート6に到達させることができ、
液晶注入を早く完了させることができる。
【0021】図5の例では、液晶注入の最中に、圧力制
御弁24によって容器10の内圧を大気圧より低い範囲
内で周期的に変動させている。容器10内を大気圧より
低くすることによって、図2および図4の場合と同様
に、セル1を膨らませ、注入速度を速くすることができ
る。それに加え、容器10の内圧を周期的に変動させる
ことによって、セル1に、ポンプに似た機能を与えるこ
とができる。すなわち、内圧が低下していく時、セル1
の膨らみがより大きくなり、ギャップ3内に液晶LCが
多く入り込む。そして、内圧が上昇していく時、セル1
の膨らみが小さくなっていき、液晶LCが未注入部分1
bに押し出される。このように、液晶LCの流入と押し
出しとを反復させることにより、充填時間を一層短縮す
ることができる。
【0022】本発明は、上記実施形態に限定されず、種
々の形態を採用可能である。例えば、図2の例において
も、液晶注入工程の終わる若干前から平坦化工程を同時
進行させてもよい。図4および図5の例において、液晶
注入工程の後に平坦化工程を行ってもよい。図5の例に
おいて、容器10内の気圧を負圧と大気圧との間で変動
させてもよく、負圧と正圧との間で変動させてもよい。
また、容量の大きな真空タンクと加圧タンクを用いて、
圧力変動の勾配を急にし、図5の鋸状の波を矩形波状に
してもよい。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、第1の発明では、
セルを膨らませることによって、液晶の充填時間を短く
することができる。第2の発明では、セルを膨らませる
とともに、このセルにポンプに似た機能を与えることに
よって、充填時間を一層短くすることができる。第3の
発明では、膨らんだセルを平坦にすることができる。特
に、充填完了の若干前にセルを取り巻く気圧を大気圧よ
り高くすることによって、セルの膨らみ分の液晶が未注
入部分に充填され、セルが平坦になるのとほぼ同時に液
晶注入を完了することができ、充填時間をさらに短縮す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法を実施するための液晶注入装置を
示す概略図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る容器内圧力のタイム
チャートである。
【図3】液晶注入の最中のセルの断面図である。
【図4】本発明の他の実施形態に係る容器内圧力のタイ
ムチャートである。
【図5】本発明のさらに他の実施形態に係る容器内圧力
のタイムチャートである。
【符号の説明】
LC 液晶 1 液晶セル 5 注入ポート

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液晶セルの注入ポートからセル内に加圧
    された液晶を注入する方法において、上記加圧液晶の注
    入の最中に、上記セルを取り巻く気体の圧力を大気圧よ
    り低くすることを特徴とする液晶注入方法。
  2. 【請求項2】 液晶セルの注入ポートからセル内に加圧
    された液晶を注入する方法において、上記加圧液晶の注
    入の最中に、上記セルを取り巻く気体の圧力を周期的に
    変動させ、しかも、この圧力変動の1周期における全部
    または一部の期間で大気圧より低くなるようにしたこと
    を特徴とする液晶注入方法。
  3. 【請求項3】上記加圧液晶の充填完了の若干前または充
    填完了の後に、上記気体の圧力を大気圧より高くするこ
    とを特徴とする請求項1または2に記載の液晶注入方
    法。
JP11183294A 1999-06-29 1999-06-29 液晶注入方法 Pending JP2001013509A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100548779B1 (ko) * 2002-03-22 2006-02-06 엘지.필립스 엘시디 주식회사 다양한 규격의 패널이 형성된 기판상에 액정을 적하시키는 액정적하장치 및 이를 이용한 액정패널 제조방법

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100548779B1 (ko) * 2002-03-22 2006-02-06 엘지.필립스 엘시디 주식회사 다양한 규격의 패널이 형성된 기판상에 액정을 적하시키는 액정적하장치 및 이를 이용한 액정패널 제조방법

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