JP2001009422A - ディスポーザ排水処理システム - Google Patents
ディスポーザ排水処理システムInfo
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W10/00—Technologies for wastewater treatment
- Y02W10/10—Biological treatment of water, waste water, or sewage
Landscapes
- Sewage (AREA)
- Processing Of Solid Wastes (AREA)
- Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
- Activated Sludge Processes (AREA)
- Crushing And Pulverization Processes (AREA)
- Domestic Plumbing Installations (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ディスポーザ排水処理システムにおいて、デ
ィスポーザで破砕した生ゴミを排出するために使用した
水道水の再利用を実現し、水道水の使用量を削減して水
資源の有効利用を図る。 【解決手段】 ディスポーザ排水処理装置１９に、有機
物を分離後の排水を滅菌する消毒槽と、その滅菌した処
理水を貯留する処理水槽Ｅとを備え、処理水槽Ｅと水洗
トイレ（排水再利用設備）１４とを給水用配管２０で連
結するとともに、処理水槽Ｅ内の処理水を再利用のため
に給水用配管２０を通して水洗トイレ１４へ圧送する給
水ポンプ２５を備える構成とする。
ィスポーザで破砕した生ゴミを排出するために使用した
水道水の再利用を実現し、水道水の使用量を削減して水
資源の有効利用を図る。 【解決手段】 ディスポーザ排水処理装置１９に、有機
物を分離後の排水を滅菌する消毒槽と、その滅菌した処
理水を貯留する処理水槽Ｅとを備え、処理水槽Ｅと水洗
トイレ（排水再利用設備）１４とを給水用配管２０で連
結するとともに、処理水槽Ｅ内の処理水を再利用のため
に給水用配管２０を通して水洗トイレ１４へ圧送する給
水ポンプ２５を備える構成とする。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】 本発明は、一般家庭や事業
所などの台所で発生する生ゴミを、水道水とともにディ
スポーザで破砕して排水用配管へ排出し、その排水の有
機物濃度を下げる処理を行ってから、排水を下水道へ放
流するディスポーザ排水処理システムに係る技術分野に
属する。
所などの台所で発生する生ゴミを、水道水とともにディ
スポーザで破砕して排水用配管へ排出し、その排水の有
機物濃度を下げる処理を行ってから、排水を下水道へ放
流するディスポーザ排水処理システムに係る技術分野に
属する。
【０００２】
【従来の技術】 従来、たとえば一般家庭や事業所など
の中には、台所に備えるシンクの下側に、生ゴミ処理用
にディスポーザを設置したところがある。そして、台所
で発生した生ゴミを、水道水とともにディスポーザで破
砕して排水用配管へ排出し、その排水用配管を通してそ
のまま粉砕生ゴミごと下水道へ放流していた。
の中には、台所に備えるシンクの下側に、生ゴミ処理用
にディスポーザを設置したところがある。そして、台所
で発生した生ゴミを、水道水とともにディスポーザで破
砕して排水用配管へ排出し、その排水用配管を通してそ
のまま粉砕生ゴミごと下水道へ放流していた。
【０００３】ところが、従来、そのように排水を粉砕ゴ
ミごと下水道へ放流すると、排水中の有機物濃度が上昇
しすぎて（例えばＢＯＤ１３００ｍｇ／ｌ）、下水道処
理に多大な負荷を与えることになる。そのため、現在で
は、ディスポーザを設置する場合には、排水の有機物濃
度を下げる処理を行うベく、ディスポーザ排水処理装置
を同時に配備することが義務付けられている。
ミごと下水道へ放流すると、排水中の有機物濃度が上昇
しすぎて（例えばＢＯＤ１３００ｍｇ／ｌ）、下水道処
理に多大な負荷を与えることになる。そのため、現在で
は、ディスポーザを設置する場合には、排水の有機物濃
度を下げる処理を行うベく、ディスポーザ排水処理装置
を同時に配備することが義務付けられている。
【０００４】そこで、図３に、従来のディスポーザ排水
処理システムを示すように、たとえばマンションの各世
帯の台所１にディスポーザ２を設置する場合は、各々の
ディスポーザ２に、下流側端部が下水道３と通ずる排水
用配管４の上流側端部を接続するとともに、その排水用
配管４の途中にディスポーザ排水処理装置５を連結配備
している。
処理システムを示すように、たとえばマンションの各世
帯の台所１にディスポーザ２を設置する場合は、各々の
ディスポーザ２に、下流側端部が下水道３と通ずる排水
用配管４の上流側端部を接続するとともに、その排水用
配管４の途中にディスポーザ排水処理装置５を連結配備
している。
【０００５】ディスポーザ排水処理装置５は、たとえば
図４に示すように、横長な箱形状の槽本体５ａを地下に
埋設し、その槽本体５ａ内に、図中左の排水流入側から
順に液化分解槽ａ、第１好気ろ床槽ｂ、第２好気ろ床槽
ｃ、沈殿槽ｄを並設している。液化分解槽ａには、その
上部に、流入した汚水の悪臭が外部に漏れるのを防止す
る防臭装置６を設け、底部にヒータ７を備える。一方、
槽本体５ａの近くの地上には、第１および第２好気ろ床
槽ｂ，ｃ内にそれぞれ空気を送り込む送風機８を設置し
ている。
図４に示すように、横長な箱形状の槽本体５ａを地下に
埋設し、その槽本体５ａ内に、図中左の排水流入側から
順に液化分解槽ａ、第１好気ろ床槽ｂ、第２好気ろ床槽
ｃ、沈殿槽ｄを並設している。液化分解槽ａには、その
上部に、流入した汚水の悪臭が外部に漏れるのを防止す
る防臭装置６を設け、底部にヒータ７を備える。一方、
槽本体５ａの近くの地上には、第１および第２好気ろ床
槽ｂ，ｃ内にそれぞれ空気を送り込む送風機８を設置し
ている。
【０００６】そして、図３に示すように、台所１で発生
した生ゴミを水道水とともにディスポーザ２で破砕して
排水用配管４へ排出し、図４中矢示するように流入管５
ｂから、汚水を粉砕生ゴミごと液化分解槽ａ内に流れ込
ませ、液化分解槽ａ内で、粉砕生ゴミを沈殿させるとと
もに、嫌気発酵して沈殿物や浮上物をバクテリアで分解
し可溶化する。このとき、ヒータ７で加熱して沈殿物な
どの可溶化を促進させている。
した生ゴミを水道水とともにディスポーザ２で破砕して
排水用配管４へ排出し、図４中矢示するように流入管５
ｂから、汚水を粉砕生ゴミごと液化分解槽ａ内に流れ込
ませ、液化分解槽ａ内で、粉砕生ゴミを沈殿させるとと
もに、嫌気発酵して沈殿物や浮上物をバクテリアで分解
し可溶化する。このとき、ヒータ７で加熱して沈殿物な
どの可溶化を促進させている。
【０００７】さらに、汚水を第１および第２好気ろ床槽
ｂ，ｃへ順に流れ込ませる一方、各々の好気ろ床槽ｂ，
ｃ内に送風機８で空気を送り込んで槽内をばっ気し、好
気的バクテリアで有機物を生物分解し、沈殿槽ｄ内へと
送り込む。そして、沈殿槽ｄにて固形物等を沈殿させて
上澄水を分離し、有機物濃度、例えばＢＯＤを３００ｍ
ｇ／ｌ程度まで下げてから、図３に示すように排水用配
管９を通して、浴室・洗濯室ｅの汚水や水洗トイレｆの
汚水と同様に、下水道３へと放流している。
ｂ，ｃへ順に流れ込ませる一方、各々の好気ろ床槽ｂ，
ｃ内に送風機８で空気を送り込んで槽内をばっ気し、好
気的バクテリアで有機物を生物分解し、沈殿槽ｄ内へと
送り込む。そして、沈殿槽ｄにて固形物等を沈殿させて
上澄水を分離し、有機物濃度、例えばＢＯＤを３００ｍ
ｇ／ｌ程度まで下げてから、図３に示すように排水用配
管９を通して、浴室・洗濯室ｅの汚水や水洗トイレｆの
汚水と同様に、下水道３へと放流している。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】 上述した従来のディ
スポーザ排水処理システムでは、比較的大量の水道水
を、ディスポーザ２で生ゴミを破砕して排出するために
一度使用しただけで、そのまま下水道に放流するので
は、極めて不経済であり、他面、水資源の有効利用を図
るべく節水するという社会的要請にも反するという課題
があった。
スポーザ排水処理システムでは、比較的大量の水道水
を、ディスポーザ２で生ゴミを破砕して排出するために
一度使用しただけで、そのまま下水道に放流するので
は、極めて不経済であり、他面、水資源の有効利用を図
るべく節水するという社会的要請にも反するという課題
があった。
【０００９】そこで、この発明の目的は、ディスポーザ
排水処理システムにおいて、ディスポーザで破砕した生
ゴミを排出するために使用した水道水の再利用を実現
し、水道水の使用量を削減して水資源の有効利用を図る
ことにある。
排水処理システムにおいて、ディスポーザで破砕した生
ゴミを排出するために使用した水道水の再利用を実現
し、水道水の使用量を削減して水資源の有効利用を図る
ことにある。
【００１０】
【課題を解決するための手段】 上記目的は、請求項１
に記載の発明のように、台所で発生する生ゴミを水道水
とともにディスポーザで破砕して排水用配管へ排出し、
その排水用配管に接続するディスポーザ排水処理装置で
排水から有機物を分離して有機物濃度を下げてから、排
水を下水道へ放流するディスポーザ排水処理システムに
おいて、前記ディスポーザ排水処理装置に、有機物を分
離後の排水を滅菌する消毒槽と、その滅菌した処理水を
貯留する処理水槽とを備え、その処理水槽と排水再利用
設備とを給水用配管で連結するとともに、処理水槽内の
処理水を再利用のために給水用配管を通して排水再利用
設備へ圧送する給水ポンプを備えたことにより達成され
る。
に記載の発明のように、台所で発生する生ゴミを水道水
とともにディスポーザで破砕して排水用配管へ排出し、
その排水用配管に接続するディスポーザ排水処理装置で
排水から有機物を分離して有機物濃度を下げてから、排
水を下水道へ放流するディスポーザ排水処理システムに
おいて、前記ディスポーザ排水処理装置に、有機物を分
離後の排水を滅菌する消毒槽と、その滅菌した処理水を
貯留する処理水槽とを備え、その処理水槽と排水再利用
設備とを給水用配管で連結するとともに、処理水槽内の
処理水を再利用のために給水用配管を通して排水再利用
設備へ圧送する給水ポンプを備えたことにより達成され
る。
【００１１】また、上記目的は、請求項２に記載の発明
のように、請求項１に記載のディスポーザの排水処理シ
ステムにおいて、前記ディスポーザ排水処理装置内に、
流入した前記排水をフィルタに通して有機物を漉して濾
過する膜分離装置を備えたことにより達成される。
のように、請求項１に記載のディスポーザの排水処理シ
ステムにおいて、前記ディスポーザ排水処理装置内に、
流入した前記排水をフィルタに通して有機物を漉して濾
過する膜分離装置を備えたことにより達成される。
【００１２】さらに、上記目的は、請求項３に記載の発
明のように、請求項１又は２に記載のディスポーザ排水
処理システムにおいて、前記排水再利用設備が水洗トイ
レであることにより達成される。
明のように、請求項１又は２に記載のディスポーザ排水
処理システムにおいて、前記排水再利用設備が水洗トイ
レであることにより達成される。
【００１３】
【発明の実施の形態】 以下、図面を参照しつつ、本発
明に係るディスポーザ排水処理システムの実施の形態に
ついて説明する。
明に係るディスポーザ排水処理システムの実施の形態に
ついて説明する。
【００１４】図1に、このディスポーザ排水処理システ
ムの概略構成を示す。図中符号１０は、このディスポー
ザ排水処理システムを適用した、例えばマンションであ
る。このマンションでは、各階の世帯ごとに上水道１１
から水道水を導入し、それぞれ台所１２と、浴室・洗濯
室１３に供給できるようになっている。そして、浴室・
洗濯室１３および水洗トイレ（この発明にいう「排水再
利用設備」）１４からの汚水は、排水用配管１５を通し
て下水道１６へ放流するようになっている。
ムの概略構成を示す。図中符号１０は、このディスポー
ザ排水処理システムを適用した、例えばマンションであ
る。このマンションでは、各階の世帯ごとに上水道１１
から水道水を導入し、それぞれ台所１２と、浴室・洗濯
室１３に供給できるようになっている。そして、浴室・
洗濯室１３および水洗トイレ（この発明にいう「排水再
利用設備」）１４からの汚水は、排水用配管１５を通し
て下水道１６へ放流するようになっている。
【００１５】一方、各世帯の台所１２には、図示しない
シンクの下側に、その排水口と連通させてディスポーザ
１７を付設する。ディスポーザ１７は、周知のとおり、
生ゴミ（厨芥）を水道水とともにスイングハンマで破砕
して排水管１７ａに流し出す構造になっている。そし
て、各々の排水管１７ａに排水用配管１８の上流側端部
をそれぞれ連結し、下流側端部をディスポーザ排水処理
装置１９に連結する。他方、各世帯の水洗トイレ１４に
備える洗浄装置に、それぞれ給水用配管２０の下流側端
部を連結し、上流側端部を給水ポンプ２５を介してディ
スポーザ排水処理装置１９に連結した構成とする。
シンクの下側に、その排水口と連通させてディスポーザ
１７を付設する。ディスポーザ１７は、周知のとおり、
生ゴミ（厨芥）を水道水とともにスイングハンマで破砕
して排水管１７ａに流し出す構造になっている。そし
て、各々の排水管１７ａに排水用配管１８の上流側端部
をそれぞれ連結し、下流側端部をディスポーザ排水処理
装置１９に連結する。他方、各世帯の水洗トイレ１４に
備える洗浄装置に、それぞれ給水用配管２０の下流側端
部を連結し、上流側端部を給水ポンプ２５を介してディ
スポーザ排水処理装置１９に連結した構成とする。
【００１６】図２に、ディスポーザ排水処理装置１９の
概略構成を示す。ディスポーザ排水処理装置１９は、図
中左右に横長な箱形をなす、たとえば強化プラスチック
製の槽本体１９ａを備える。槽本体１９ａには、図中左
右の側壁に矢印で示す流入管２１と流出管２２を設け、
それら流入管２１と流出管２２間に、流量調整槽Ａと、
汚泥貯留槽Ｂと、排水濾過槽Ｃとを並設し、排水濾過槽
Ｃの右横に処理水槽Ｅと、消毒槽Ｄを上下に配設した構
成とする。
概略構成を示す。ディスポーザ排水処理装置１９は、図
中左右に横長な箱形をなす、たとえば強化プラスチック
製の槽本体１９ａを備える。槽本体１９ａには、図中左
右の側壁に矢印で示す流入管２１と流出管２２を設け、
それら流入管２１と流出管２２間に、流量調整槽Ａと、
汚泥貯留槽Ｂと、排水濾過槽Ｃとを並設し、排水濾過槽
Ｃの右横に処理水槽Ｅと、消毒槽Ｄを上下に配設した構
成とする。
【００１７】流量調整槽Ａと汚泥貯留槽Ｂとの間には、
定量ポンプ２３を付設した流量調整部２５を設ける。流
量調整部２４には、図示省略するが、流入した破砕生ゴ
ミを濾過するための微細目スクリーンと、微細目スクリ
ーンを通過して排水濾過槽Ｃへ送り込む汚水流量を所定
量に調整する分配計量装置を備える。
定量ポンプ２３を付設した流量調整部２５を設ける。流
量調整部２４には、図示省略するが、流入した破砕生ゴ
ミを濾過するための微細目スクリーンと、微細目スクリ
ーンを通過して排水濾過槽Ｃへ送り込む汚水流量を所定
量に調整する分配計量装置を備える。
【００１８】排水濾過槽Ｃは、流量調整部２４と連結管
２６を介して直結し、流量調整槽Ａから汚水が送り込ま
れるとともに、図示しない送風機で空気を送り込むよう
になっている。また、排水濾過槽Ｃ内には、送り込まれ
た汚水をフィルタを通して漉す濾過構造の膜分離装置２
７を備え付けて、漬け置きしている。
２６を介して直結し、流量調整槽Ａから汚水が送り込ま
れるとともに、図示しない送風機で空気を送り込むよう
になっている。また、排水濾過槽Ｃ内には、送り込まれ
た汚水をフィルタを通して漉す濾過構造の膜分離装置２
７を備え付けて、漬け置きしている。
【００１９】また、この排水濾過槽Ｃには、図示省略す
るが、底部に向け下端を挿入垂設し上端を汚泥貯留槽Ｂ
の上側に向けて汚泥移送用配管を配備する。そして、エ
アリフトポンプを用いて、排水濾過槽Ｃの底部に一定量
貯まったとき活性汚泥を汚泥移送用配管を通して汚泥貯
留槽Ｂへ移送するようになっている。さらに、排水濾過
槽Ｃには、図示しないが、槽内の汚水が一定量に保たれ
るように定量ポンプで汚水吸引用配管を通して流量調整
槽Ａへ移送するようにしている。
るが、底部に向け下端を挿入垂設し上端を汚泥貯留槽Ｂ
の上側に向けて汚泥移送用配管を配備する。そして、エ
アリフトポンプを用いて、排水濾過槽Ｃの底部に一定量
貯まったとき活性汚泥を汚泥移送用配管を通して汚泥貯
留槽Ｂへ移送するようになっている。さらに、排水濾過
槽Ｃには、図示しないが、槽内の汚水が一定量に保たれ
るように定量ポンプで汚水吸引用配管を通して流量調整
槽Ａへ移送するようにしている。
【００２０】消毒槽Ｄは、吸引ポンプ２９を備え、その
吸引ポンプ２９を排水濾過槽Ｃ内の膜分離装置２７と吸
水管３０を介して連結している。そして、この消毒槽Ｄ
には、処理水に塩素剤を接触させて滅菌を行う、不図示
の消毒器を内蔵している。
吸引ポンプ２９を排水濾過槽Ｃ内の膜分離装置２７と吸
水管３０を介して連結している。そして、この消毒槽Ｄ
には、処理水に塩素剤を接触させて滅菌を行う、不図示
の消毒器を内蔵している。
【００２１】処理水槽Ｅは、そこに設ける流出管２２を
前記給水ポンプ２５と連結する。そして、処理水槽Ｅ内
の処理水を、再利用のために給水用配管２０を通して給
水ポンプ２５で水洗トイレ１４の洗浄装置へと給水でき
るようになっている。
前記給水ポンプ２５と連結する。そして、処理水槽Ｅ内
の処理水を、再利用のために給水用配管２０を通して給
水ポンプ２５で水洗トイレ１４の洗浄装置へと給水でき
るようになっている。
【００２２】さて、上述したディスポーザ排水処理シス
テムでは、図１に示すように、台所１２で生ゴミが発生
すると、その生ゴミをシンクの排水口から水道水ととも
にディスポーザ１７内に流し込み、ディスポーザ１７で
破砕して排水管１７ａに排出し、さらに排水用配管１８
を通してディスポーザ排水処理装置１９へ流し込む。
テムでは、図１に示すように、台所１２で生ゴミが発生
すると、その生ゴミをシンクの排水口から水道水ととも
にディスポーザ１７内に流し込み、ディスポーザ１７で
破砕して排水管１７ａに排出し、さらに排水用配管１８
を通してディスポーザ排水処理装置１９へ流し込む。
【００２３】ディスポーザ排水処理装置１９では、図２
に示すが、流入管２１から流量調整槽Ａ内に破砕生ゴミ
が汚水とともにに流入すると、それらを定量ポンプ２３
で流量調整部２４を経て、連結管２６を通して排水濾過
槽Ｃへ送り込む。流量調整部２４では、流入した破砕生
ゴミを前記微細目スクリーンに通して濾過するととも
に、前記分配計量装置で排水濾過槽Ｃへ送り込む汚水を
所定量に調整している。
に示すが、流入管２１から流量調整槽Ａ内に破砕生ゴミ
が汚水とともにに流入すると、それらを定量ポンプ２３
で流量調整部２４を経て、連結管２６を通して排水濾過
槽Ｃへ送り込む。流量調整部２４では、流入した破砕生
ゴミを前記微細目スクリーンに通して濾過するととも
に、前記分配計量装置で排水濾過槽Ｃへ送り込む汚水を
所定量に調整している。
【００２４】そして、排水濾過槽Ｃでは、上記送風機で
不図示の散気管から空気を送り込んで槽内をばっ気し、
活性汚泥に生育した好気的なバクテリア等の微生物で有
機物の酸化分解を行う。同時に、排水濾過槽Ｃ内の汚水
を吸引ポンプ２９で吸引し、吸水管３０を通して消毒槽
Ｄ内に送り込む。そして、排水濾過槽Ｃ内で汚水を膜分
離装置２７のフィルタに通して漉し、ＢＯＤ成分等の有
機物のほとんどを汚水から分離処理する。
不図示の散気管から空気を送り込んで槽内をばっ気し、
活性汚泥に生育した好気的なバクテリア等の微生物で有
機物の酸化分解を行う。同時に、排水濾過槽Ｃ内の汚水
を吸引ポンプ２９で吸引し、吸水管３０を通して消毒槽
Ｄ内に送り込む。そして、排水濾過槽Ｃ内で汚水を膜分
離装置２７のフィルタに通して漉し、ＢＯＤ成分等の有
機物のほとんどを汚水から分離処理する。
【００２５】なお、この排水濾過槽Ｃ内に、活性汚泥が
一定量貯まると、その活性汚泥は、図２中矢印ｍで示す
ように、前記エアリフトポンプで汚泥移送用配管を通し
て汚泥貯留槽Ｂへ移送する。また、排水濾過槽Ｃ内の汚
水は、矢印ｎで示すように前記定量ポンプで汚水吸引用
配管を通して流量調整槽Ａへと移送し、排水濾過槽Ｃ内
で常に一定量に保たれるようにしている。
一定量貯まると、その活性汚泥は、図２中矢印ｍで示す
ように、前記エアリフトポンプで汚泥移送用配管を通し
て汚泥貯留槽Ｂへ移送する。また、排水濾過槽Ｃ内の汚
水は、矢印ｎで示すように前記定量ポンプで汚水吸引用
配管を通して流量調整槽Ａへと移送し、排水濾過槽Ｃ内
で常に一定量に保たれるようにしている。
【００２６】消毒槽Ｄに処理水が送り込まれると、処理
水に塩素剤を接触させて大腸菌等の滅菌を行う。そうす
ると、処理水が消臭され、有機物濃度が、例えばＢＯＤ
が５ｍｇ／ｌ程度の値になるまで浄化される、そして、
この処理水を、吸引ポンプ２９で消毒槽Ｄ内から処理水
槽Ｅに移送して貯留する一方、図１に示すように、給水
ポンプ２５で給水用配管２０を通して圧送し、各世帯の
水洗トイレ１４の洗浄装置へと給水する。
水に塩素剤を接触させて大腸菌等の滅菌を行う。そうす
ると、処理水が消臭され、有機物濃度が、例えばＢＯＤ
が５ｍｇ／ｌ程度の値になるまで浄化される、そして、
この処理水を、吸引ポンプ２９で消毒槽Ｄ内から処理水
槽Ｅに移送して貯留する一方、図１に示すように、給水
ポンプ２５で給水用配管２０を通して圧送し、各世帯の
水洗トイレ１４の洗浄装置へと給水する。
【００２７】そして、そのように水洗トイレ１４へ給水
した処理水は、トイレ使用時に、初めて浴室・洗濯室１
３からの汚水と同様に、排水用配管１５を通して下水道
１６へと放流される。
した処理水は、トイレ使用時に、初めて浴室・洗濯室１
３からの汚水と同様に、排水用配管１５を通して下水道
１６へと放流される。
【００２８】ところで、このディスポーザ排水処理シス
テムは、処理水を水洗トイレ１４に供給して再利用する
だけではなく、たとえば図１に示すように、給水用配管
２０に、排水再利用設備として構成する洗車装置３５，
散水栓３６に連結し、処理水を、洗車および散水に再利
用する構成にすることもできる。また、排水再利用設備
としては、そのような水洗トイレ１４，洗車装置３５，
散水栓３６になど限られないのは勿論である。
テムは、処理水を水洗トイレ１４に供給して再利用する
だけではなく、たとえば図１に示すように、給水用配管
２０に、排水再利用設備として構成する洗車装置３５，
散水栓３６に連結し、処理水を、洗車および散水に再利
用する構成にすることもできる。また、排水再利用設備
としては、そのような水洗トイレ１４，洗車装置３５，
散水栓３６になど限られないのは勿論である。
【００２９】なお、上述した例は、ディスポーザ排水処
理システムをマンションに適用した場合を示したが、こ
の発明は、マンションなどの集合住宅に限らず、事業所
等の所在するビルでもよく、一戸建など対しても適用す
ることができる。
理システムをマンションに適用した場合を示したが、こ
の発明は、マンションなどの集合住宅に限らず、事業所
等の所在するビルでもよく、一戸建など対しても適用す
ることができる。
【００３０】
【発明の効果】 本発明によれば、次のような効果が得
られる。
られる。
【００３１】請求項１によれば、ディスポーザ排水処理
装置に、有機物を分離後の排水を滅菌する消毒槽と、そ
の滅菌した処理水を貯留する処理水槽とを備え、その処
理水を給水ポンプで給水用配管を通して排水再利用設備
へ圧送する構成にすることにより、ディスポーザで破砕
した生ゴミを排出するために使用した水道水の再利用が
実現され、これにより、水道水の使用量を著しく削減
し、それだけコストを低減することができ、この節水の
結果として、社会的要請である水資源の有効利用にも寄
与することができる。
装置に、有機物を分離後の排水を滅菌する消毒槽と、そ
の滅菌した処理水を貯留する処理水槽とを備え、その処
理水を給水ポンプで給水用配管を通して排水再利用設備
へ圧送する構成にすることにより、ディスポーザで破砕
した生ゴミを排出するために使用した水道水の再利用が
実現され、これにより、水道水の使用量を著しく削減
し、それだけコストを低減することができ、この節水の
結果として、社会的要請である水資源の有効利用にも寄
与することができる。
【００３２】請求項２によれば、加えて、ディスポーザ
排水処理装置内に、流入した排水をフィルタに通して有
機物を漉して濾過する膜分離装置を備える構成とするこ
とにより、排水から有機物をほぼ完全に分離し、そのＢ
ＯＤ等の有機物濃度を、排水再利用設備で再利用できる
程度にまで確実に下げて浄化することができる。
排水処理装置内に、流入した排水をフィルタに通して有
機物を漉して濾過する膜分離装置を備える構成とするこ
とにより、排水から有機物をほぼ完全に分離し、そのＢ
ＯＤ等の有機物濃度を、排水再利用設備で再利用できる
程度にまで確実に下げて浄化することができる。
【００３３】請求項３によれば、加えて、排水再利用設
備を水洗トイレとすることにより、水道水の消費流量の
比較的多い水洗トイレでの節水を実現させることができ
る。
備を水洗トイレとすることにより、水道水の消費流量の
比較的多い水洗トイレでの節水を実現させることができ
る。
【図１】 本発明に係るディスポーザ排水処理システム
の概略構成図である。
の概略構成図である。
【図２】 ディスポーザ排水処理装置の内部構成を示す
正面概略構成図である。
正面概略構成図である。
【図３】 従来のディスポーザ排水処理システムの概略
構成図である。
構成図である。
【図４】 従来のディスポーザ排水処理装置の内部構成
を示す正面概略構成図である。
を示す正面概略構成図である。
１４ 水洗トイレ（排水再利用設備） １７ ディスポーザ １８ 排水用配管 １９ ディスポーザ排水処理装置 ２０ 給水用配管 ２５ 給水ポンプ ２７ 膜分離装置 ３５ 洗車装置（排水再利用設備） ３６ 散水栓（排水再利用設備） Ｃ 排水濾過槽 Ｄ 消毒槽 Ｅ 処理水槽
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｅ０３Ｆ 3/02 Ｅ０３Ｆ 3/02 ４Ｄ０６５ Ｆターム(参考） 2D060 AA03 AA07 2D063 AA05 4D004 AA03 CA04 CA10 CA13 CA46 CB13 4D006 GA07 KB14 PA01 PB08 PB21 4D028 AB00 BB01 BB02 BC01 BC14 BC22 BC24 BD16 CA04 4D065 CA06 DD26 EA08 EB17 EC07 ED23 ED39 ED46
Claims (3)
- 【請求項１】 台所で発生する生ゴミを水道水とともに
ディスポーザで破砕して排水用配管へ排出し、その排水
用配管に接続するディスポーザ排水処理装置で排水から
有機物を分離して有機物濃度を下げてから、排水を下水
道へ放流するディスポーザ排水処理システムにおいて、 前記ディスポーザ排水処理装置に、有機物を分離後の排
水を滅菌する消毒槽と、その滅菌した処理水を貯留する
処理水槽とを備え、 その処理水槽と排水再利用設備とを給水用配管で連結す
るとともに、処理水槽内の処理水を再利用のために給水
用配管を通して排水再利用設備へ圧送する給水ポンプを
備えたことを特徴とするディスポーザ排水処理システ
ム。 - 【請求項２】 前記ディスポーザ排水処理装置内に、流
入した前記排水をフィルタに通して有機物を漉して濾過
する膜分離装置を備えたことを特徴とする請求項１に記
載のディスポーザ排水処理システム。 - 【請求項３】 前記排水再利用設備が水洗トイレである
ことを特徴とする請求項１又は２に記載のディスポーザ
排水処理システム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11188487A JP2001009422A (ja) | 1999-07-02 | 1999-07-02 | ディスポーザ排水処理システム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11188487A JP2001009422A (ja) | 1999-07-02 | 1999-07-02 | ディスポーザ排水処理システム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001009422A true JP2001009422A (ja) | 2001-01-16 |
Family
ID=16224600
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11188487A Pending JP2001009422A (ja) | 1999-07-02 | 1999-07-02 | ディスポーザ排水処理システム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001009422A (ja) |
Cited By (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005007385A (ja) * | 2003-05-23 | 2005-01-13 | Sanyo Electric Co Ltd | 生ゴミ処理システム |
| US7038989B2 (en) | 2001-12-20 | 2006-05-02 | Hitachi, Ltd. | High-frequency superimposing method and optical disk apparatus using it |
| CN102688881A (zh) * | 2011-03-24 | 2012-09-26 | 上海万帝环境技术有限公司 | 城市餐厨废弃物资源化利用和无害化处理技术 |
| CN102896137A (zh) * | 2012-10-09 | 2013-01-30 | 中国海诚工程科技股份有限公司 | 一种城市湿垃圾湿法分选工艺 |
| CN105293846A (zh) * | 2015-10-30 | 2016-02-03 | 重庆光煦科技有限公司 | 一种小区生活污废循环再利用*** |
| CN105293802A (zh) * | 2015-10-30 | 2016-02-03 | 重庆光煦科技有限公司 | 一种基于gsm网络的小区的污水处理*** |
| CN105293847A (zh) * | 2015-10-30 | 2016-02-03 | 重庆光煦科技有限公司 | 一种小区生活污废利用处理*** |
| CN106180155A (zh) * | 2016-08-31 | 2016-12-07 | 上海恒晔生物科技有限公司 | 一种有机垃圾处理*** |
| CN106216362A (zh) * | 2016-08-31 | 2016-12-14 | 上海恒晔生物科技有限公司 | 垃圾生化处理装置、生化处理设备和生化处理*** |
| CN106269784A (zh) * | 2016-07-29 | 2017-01-04 | 上海恒晔生物科技有限公司 | 链轮带动式滚筒装置和生化处理设备、***及处理方法 |
| JP2018076665A (ja) * | 2016-11-07 | 2018-05-17 | 株式会社荏原製作所 | 悪臭防止型排水設備 |
-
1999
- 1999-07-02 JP JP11188487A patent/JP2001009422A/ja active Pending
Cited By (16)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7038989B2 (en) | 2001-12-20 | 2006-05-02 | Hitachi, Ltd. | High-frequency superimposing method and optical disk apparatus using it |
| US7298681B2 (en) | 2001-12-20 | 2007-11-20 | Hitachi, Ltd. | High-frequency superimposing method and optical disk apparatus using it |
| US7570564B2 (en) | 2001-12-20 | 2009-08-04 | Hitachi, Ltd. | High-frequency superimposing method and optical disk apparatus using it |
| US7570565B2 (en) | 2001-12-20 | 2009-08-04 | Hitachi, Ltd. | High-frequency superimposing method and optical disk apparatus using it |
| US7573797B2 (en) | 2001-12-20 | 2009-08-11 | Hitachi, Ltd. | High-frequency superimposing method and optical disk apparatus using it |
| JP2005007385A (ja) * | 2003-05-23 | 2005-01-13 | Sanyo Electric Co Ltd | 生ゴミ処理システム |
| CN102688881A (zh) * | 2011-03-24 | 2012-09-26 | 上海万帝环境技术有限公司 | 城市餐厨废弃物资源化利用和无害化处理技术 |
| CN102896137B (zh) * | 2012-10-09 | 2014-09-24 | 中国海诚工程科技股份有限公司 | 一种城市湿垃圾湿法分选工艺 |
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| CN105293846A (zh) * | 2015-10-30 | 2016-02-03 | 重庆光煦科技有限公司 | 一种小区生活污废循环再利用*** |
| CN105293802A (zh) * | 2015-10-30 | 2016-02-03 | 重庆光煦科技有限公司 | 一种基于gsm网络的小区的污水处理*** |
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| CN106216362A (zh) * | 2016-08-31 | 2016-12-14 | 上海恒晔生物科技有限公司 | 垃圾生化处理装置、生化处理设备和生化处理*** |
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| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
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