JP2001008216A - 画像処理装置 - Google Patents
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来の画像処理装置においては、被写体の暗
い領域が適正に露光される第１の画像と、明るい領域が
適正に露光される第２の画像との２つの画像の合成を輝
度の飽和レベルのみで判断して切り変えるので合成精度
が悪く画像が不自然になるという課題を有していた。そ
こで被写体の暗い領域と明るい領域について合成精度の
よい適性露光画像が得られる画像処理装置を提供するこ
とを目的とする。 【解決手段】 レンズ１、絞り及びメカシャッター２、
光学ローパスフィルター３、ＣＣＤ４、Ａ／Ｄ回路５、
色処理／色分離回路６、輝度メモリ７、８、色メモリ
９、１０、輝度系ヒストグラム処理回路１１、色系ヒス
トグラム処理回路１２、画像合成パラメータ回路１３、
画像合成回路１４、階調パラメータ回路１５、階調補正
回路１６を有する。
い領域が適正に露光される第１の画像と、明るい領域が
適正に露光される第２の画像との２つの画像の合成を輝
度の飽和レベルのみで判断して切り変えるので合成精度
が悪く画像が不自然になるという課題を有していた。そ
こで被写体の暗い領域と明るい領域について合成精度の
よい適性露光画像が得られる画像処理装置を提供するこ
とを目的とする。 【解決手段】 レンズ１、絞り及びメカシャッター２、
光学ローパスフィルター３、ＣＣＤ４、Ａ／Ｄ回路５、
色処理／色分離回路６、輝度メモリ７、８、色メモリ
９、１０、輝度系ヒストグラム処理回路１１、色系ヒス
トグラム処理回路１２、画像合成パラメータ回路１３、
画像合成回路１４、階調パラメータ回路１５、階調補正
回路１６を有する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタルカメラ等
で撮影した複数の画像データを合成して１枚の広ダイナ
ミックレンジ画像を得、階調補正を施す画像処理装置に
関するものである。
で撮影した複数の画像データを合成して１枚の広ダイナ
ミックレンジ画像を得、階調補正を施す画像処理装置に
関するものである。
【０００２】
【従来の技術】デジタルカメラ、ビデオカメラは撮像し
た被写体像を表わす映像信号を発生するＣＣＤ等の固体
撮像素子を有している。固体撮像素子のダイナミックレ
ンジは狭く、視野内に含まれる明るい部分と暗い部分と
の輝度差が大きいときは、両方の部分を適正露光で撮影
することは困難である。例えば暗い部分に露光を合わせ
れば明るい部分は白く飛び、明るい部分に露光を合わせ
れば暗い部分は黒くつぶれてしまう。
た被写体像を表わす映像信号を発生するＣＣＤ等の固体
撮像素子を有している。固体撮像素子のダイナミックレ
ンジは狭く、視野内に含まれる明るい部分と暗い部分と
の輝度差が大きいときは、両方の部分を適正露光で撮影
することは困難である。例えば暗い部分に露光を合わせ
れば明るい部分は白く飛び、明るい部分に露光を合わせ
れば暗い部分は黒くつぶれてしまう。
【０００３】このような問題を解決するために例えば特
開平５−１７６２３３号公報「画像入力方法及び装置」
に示されるように、被写体の暗い領域が適正に露光され
ている第１の画像と被写体の明るい領域が適正に露光さ
れている第２の画像とを撮影し、第１の画像中より明る
い領域に属する画像データを第２の画像データで置き換
えて合成画像を作成し、明るい領域と暗い領域との輝度
差の大きい被写体について適切な画像を得られるように
するダイナミックレンジ拡大用カメラが提案されてい
る。
開平５−１７６２３３号公報「画像入力方法及び装置」
に示されるように、被写体の暗い領域が適正に露光され
ている第１の画像と被写体の明るい領域が適正に露光さ
れている第２の画像とを撮影し、第１の画像中より明る
い領域に属する画像データを第２の画像データで置き換
えて合成画像を作成し、明るい領域と暗い領域との輝度
差の大きい被写体について適切な画像を得られるように
するダイナミックレンジ拡大用カメラが提案されてい
る。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
画像処理装置においては、被写体の暗い領域が適正に露
光される第１の画像と、明るい領域が適正に露光される
第２の画像との２つの画像の合成を輝度の飽和レベルの
みで判断して切り変えるので合成精度が悪く画像が不自
然になるという問題点を有していた。以上のように、従
来の画像処理装置においては、合成画像の精度を向上す
ることが要求されている。
画像処理装置においては、被写体の暗い領域が適正に露
光される第１の画像と、明るい領域が適正に露光される
第２の画像との２つの画像の合成を輝度の飽和レベルの
みで判断して切り変えるので合成精度が悪く画像が不自
然になるという問題点を有していた。以上のように、従
来の画像処理装置においては、合成画像の精度を向上す
ることが要求されている。
【０００５】本発明は、被写体の暗い領域と明るい領域
について合成精度のよい適性露光画像が得られる画像処
理装置を提供することを目的とする。
について合成精度のよい適性露光画像が得られる画像処
理装置を提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明の画像処理装置は、レンズ、絞り及びメカシャ
ッター、光学ローパスフィルター、ＣＣＤを通して入力
される映像信号をサンプリングし、アナログ信号をデジ
タル信号に変換するＡ／Ｄ変換器と、そのデジタル映像
信号を輝度信号と色信号に分離する色処理／色分離回路
と、第１の露光時間で撮影された輝度信号を記憶する短
露光の輝度メモリと、色信号を記憶する短露光の色メモ
リと、第２の露光時間で撮影された輝度信号を記憶する
長露光の輝度メモリと、色信号を記憶する長露光の色メ
モリと、輝度信号成分から周波数分析と輝度レベル分析
する輝度系ヒストグラム処理回路と、色信号成分から明
度、彩度、色相分析と視覚特性検出を行う色系ヒストグ
ラム処理回路と、輝度系ヒストグラム処理回路と色系ヒ
ストグラム処理回路からの情報をもとに画像合成パラメ
ータを決定する画像合成パラメータ回路と、長、短露光
画像から最適露光画像を選択して合成する画像合成回路
と、色系ヒストグラム処理回路からの情報から階調パラ
メータを決定する階調パラメータ回路と、この階調パラ
メータにより階調補正を行う階調補正回路と、を有する
ように構成したものである。
に本発明の画像処理装置は、レンズ、絞り及びメカシャ
ッター、光学ローパスフィルター、ＣＣＤを通して入力
される映像信号をサンプリングし、アナログ信号をデジ
タル信号に変換するＡ／Ｄ変換器と、そのデジタル映像
信号を輝度信号と色信号に分離する色処理／色分離回路
と、第１の露光時間で撮影された輝度信号を記憶する短
露光の輝度メモリと、色信号を記憶する短露光の色メモ
リと、第２の露光時間で撮影された輝度信号を記憶する
長露光の輝度メモリと、色信号を記憶する長露光の色メ
モリと、輝度信号成分から周波数分析と輝度レベル分析
する輝度系ヒストグラム処理回路と、色信号成分から明
度、彩度、色相分析と視覚特性検出を行う色系ヒストグ
ラム処理回路と、輝度系ヒストグラム処理回路と色系ヒ
ストグラム処理回路からの情報をもとに画像合成パラメ
ータを決定する画像合成パラメータ回路と、長、短露光
画像から最適露光画像を選択して合成する画像合成回路
と、色系ヒストグラム処理回路からの情報から階調パラ
メータを決定する階調パラメータ回路と、この階調パラ
メータにより階調補正を行う階調補正回路と、を有する
ように構成したものである。
【０００７】この構成によれば、被写体の暗い領域と明
るい領域について合成精度のよい適性露光画像が得られ
る画像処理装置を実現できる。
るい領域について合成精度のよい適性露光画像が得られ
る画像処理装置を実現できる。
【０００８】
【発明の実施の形態】請求項１記載の発明は、レンズ、
絞り及びメカシャッター、光学ローパスフィルター、Ｃ
ＣＤを通して入力される映像信号をサンプリングし、ア
ナログ信号をデジタル信号に変換するＡ／Ｄ変換器と、
そのデジタル映像信号を輝度信号と色信号に分離する色
処理／色分離回路と、第１の露光時間で撮影された輝度
信号を記憶する短露光の輝度メモリと、色信号を記憶す
る短露光の色メモリと、第２の露光時間で撮影された輝
度信号を記憶する長露光の輝度メモリと、色信号を記憶
する長露光の色メモリと、輝度信号成分から周波数分析
と輝度レベル分析する輝度系ヒストグラム処理回路と、
色信号成分から明度、彩度、色相分析と視覚特性検出を
行う色系ヒストグラム処理回路と、輝度系ヒストグラム
処理回路と色系ヒストグラム処理回路からの情報をもと
に画像合成パラメータを決定する画像合成パラメータ回
路と、長、短露光画像から最適露光画像を選択して合成
する画像合成回路と、色系ヒストグラム処理回路からの
情報から階調パラメータを決定する階調パラメータ回路
と、この階調パラメータにより階調補正を行う階調補正
回路とを有することとしたものであり、合成精度のよい
適性露光画像が得られる。
絞り及びメカシャッター、光学ローパスフィルター、Ｃ
ＣＤを通して入力される映像信号をサンプリングし、ア
ナログ信号をデジタル信号に変換するＡ／Ｄ変換器と、
そのデジタル映像信号を輝度信号と色信号に分離する色
処理／色分離回路と、第１の露光時間で撮影された輝度
信号を記憶する短露光の輝度メモリと、色信号を記憶す
る短露光の色メモリと、第２の露光時間で撮影された輝
度信号を記憶する長露光の輝度メモリと、色信号を記憶
する長露光の色メモリと、輝度信号成分から周波数分析
と輝度レベル分析する輝度系ヒストグラム処理回路と、
色信号成分から明度、彩度、色相分析と視覚特性検出を
行う色系ヒストグラム処理回路と、輝度系ヒストグラム
処理回路と色系ヒストグラム処理回路からの情報をもと
に画像合成パラメータを決定する画像合成パラメータ回
路と、長、短露光画像から最適露光画像を選択して合成
する画像合成回路と、色系ヒストグラム処理回路からの
情報から階調パラメータを決定する階調パラメータ回路
と、この階調パラメータにより階調補正を行う階調補正
回路とを有することとしたものであり、合成精度のよい
適性露光画像が得られる。
【０００９】請求項２記載の発明は、請求項１記載の画
像処理装置において、絞り制御を行う絞り制御回路と、
絞りを第１の絞り露光時間で撮影された輝度信号を記憶
する輝度メモリと、第２の絞り露光時間で撮影された輝
度信号を記憶する輝度メモリと、この輝度メモリの周波
数成分を比較して人物被写体と背景のエッジ部分のボケ
成分を検出して距離情報パラメータを算出し、画像合成
パラメータの精度を向上するための距離情報分析部を有
する輝度系ヒストグラム処理回路を備えることとしたも
のであり、画像合成パラメータの精度を向上する。
像処理装置において、絞り制御を行う絞り制御回路と、
絞りを第１の絞り露光時間で撮影された輝度信号を記憶
する輝度メモリと、第２の絞り露光時間で撮影された輝
度信号を記憶する輝度メモリと、この輝度メモリの周波
数成分を比較して人物被写体と背景のエッジ部分のボケ
成分を検出して距離情報パラメータを算出し、画像合成
パラメータの精度を向上するための距離情報分析部を有
する輝度系ヒストグラム処理回路を備えることとしたも
のであり、画像合成パラメータの精度を向上する。
【００１０】請求項３記載の発明は、請求項１または２
記載の画像処理装置において、画像合成時の人物被写体
と背景のエッジ部分を検出してエッジ部分に疑似輪郭補
正をかける疑似輪郭補正回路を有することとしたもので
あり、合成画像の人物被写体のエッジ部分の不自然さを
なくすことができる。
記載の画像処理装置において、画像合成時の人物被写体
と背景のエッジ部分を検出してエッジ部分に疑似輪郭補
正をかける疑似輪郭補正回路を有することとしたもので
あり、合成画像の人物被写体のエッジ部分の不自然さを
なくすことができる。
【００１１】（実施の形態１）図１は本発明の実施の形
態１による画像処理装置を示すブロック図、図２は同ヒ
ストグラム処理単位を表わすブロック図、図３は同ヒス
トグラム処理を示すブロック図である。
態１による画像処理装置を示すブロック図、図２は同ヒ
ストグラム処理単位を表わすブロック図、図３は同ヒス
トグラム処理を示すブロック図である。
【００１２】図１において、被写体を取り込むためのレ
ンズ１、絞り及びメカシャッター２、光学ローパスフィ
ルター３、ＣＣＤ４、電気信号に変換された信号をアナ
ログ信号からデジタル信号に変換するＡ／Ｄ回路５、そ
のデジタル映像信号を輝度信号と色信号に分離する色処
理／色分離回路６、第１の露光時間で撮影された輝度信
号を記憶する輝度メモリ（短露光）７、色信号を記憶す
る色メモリ（短露光）９、第２の露光時間で撮影された
輝度信号を記憶する輝度メモリ（長露光）８、色信号を
記憶する色メモリ（長露光）１０、輝度信号成分から周
波数分析と輝度レベル分析する輝度系ヒストグラム処理
回路１１、色信号成分から明度、彩度、色相分析と視覚
特性検出を行う色系ヒストグラム処理回路１２、輝度系
ヒストグラム処理回路１１と色系ヒストグラム処理回路
１２からの情報をもとに画像合成パラメータを決定する
画像合成パラメータ回路１３、長、短露光画像から最適
露光画像を選択して合成する画像合成回路１４、色系ヒ
ストグラム処理部からの情報から階調パラメータを決定
する階調パラメータ回路１５、この階調パラメータによ
り階調補正を行う階調補正回路１６を有している。
ンズ１、絞り及びメカシャッター２、光学ローパスフィ
ルター３、ＣＣＤ４、電気信号に変換された信号をアナ
ログ信号からデジタル信号に変換するＡ／Ｄ回路５、そ
のデジタル映像信号を輝度信号と色信号に分離する色処
理／色分離回路６、第１の露光時間で撮影された輝度信
号を記憶する輝度メモリ（短露光）７、色信号を記憶す
る色メモリ（短露光）９、第２の露光時間で撮影された
輝度信号を記憶する輝度メモリ（長露光）８、色信号を
記憶する色メモリ（長露光）１０、輝度信号成分から周
波数分析と輝度レベル分析する輝度系ヒストグラム処理
回路１１、色信号成分から明度、彩度、色相分析と視覚
特性検出を行う色系ヒストグラム処理回路１２、輝度系
ヒストグラム処理回路１１と色系ヒストグラム処理回路
１２からの情報をもとに画像合成パラメータを決定する
画像合成パラメータ回路１３、長、短露光画像から最適
露光画像を選択して合成する画像合成回路１４、色系ヒ
ストグラム処理部からの情報から階調パラメータを決定
する階調パラメータ回路１５、この階調パラメータによ
り階調補正を行う階調補正回路１６を有している。
【００１３】以上のように構成された画像処理装置につ
いて、その動作を説明する。まず、被写体像はレンズ
１、絞り及びメカシャッター２、光学ローパスフィルタ
ー３を通過してＣＣＤ４の撮像面上に結像される。絞り
及びメカシャッター２とＣＣＤ４の露光時間（電子シャ
ッター速度）は適正露光になるように制御されている。
ＣＣＤ４上に結像された第１の露光時間で撮影された画
像データは色処理／色分離回路６で輝度信号と色信号に
分離され、輝度信号は輝度信号用メモリ（短露光）７に
記憶される。また、色信号は色信号用メモリ（短露光）
９に記憶される。
いて、その動作を説明する。まず、被写体像はレンズ
１、絞り及びメカシャッター２、光学ローパスフィルタ
ー３を通過してＣＣＤ４の撮像面上に結像される。絞り
及びメカシャッター２とＣＣＤ４の露光時間（電子シャ
ッター速度）は適正露光になるように制御されている。
ＣＣＤ４上に結像された第１の露光時間で撮影された画
像データは色処理／色分離回路６で輝度信号と色信号に
分離され、輝度信号は輝度信号用メモリ（短露光）７に
記憶される。また、色信号は色信号用メモリ（短露光）
９に記憶される。
【００１４】次に第２の露光時間で撮影された画像デー
タは色処理／色分離回路６で輝度信号と色信号に分離さ
れ、輝度信号は輝度信号用メモリ（長露光）８に記憶さ
れる。また、色信号は色信号用メモリ（長露光）１０に
記憶される。ここで図２に示すように、輝度信号用メモ
リ（長露光）７、輝度信号用メモリ（短露光）８、色信
号用メモリ（長露光）９、色信号用メモリ（短露光）１
０はそれぞれＸ＊Ｙ画素のデータが蓄積されており、ｉ
＊ｊ画素のブロックに分割されており、このブロック単
位で図３に示すようにヒストグラム処理される。図３に
おいて（ａ）は輝度系ヒストグラム処理回路１１の周波
数分析回路のヒストグラムを、（ｂ）は輝度系ヒストグ
ラム処理回路１１の輝度レベル分析回路のヒストグラム
を、（ｃ）は色系ヒストグラム処理回路１２の明度・彩
度・色相検出回路のヒストグラムを表わしている。その
データを画像合成パラメータ回路１３にて画像合成のパ
ラメータを作成する。
タは色処理／色分離回路６で輝度信号と色信号に分離さ
れ、輝度信号は輝度信号用メモリ（長露光）８に記憶さ
れる。また、色信号は色信号用メモリ（長露光）１０に
記憶される。ここで図２に示すように、輝度信号用メモ
リ（長露光）７、輝度信号用メモリ（短露光）８、色信
号用メモリ（長露光）９、色信号用メモリ（短露光）１
０はそれぞれＸ＊Ｙ画素のデータが蓄積されており、ｉ
＊ｊ画素のブロックに分割されており、このブロック単
位で図３に示すようにヒストグラム処理される。図３に
おいて（ａ）は輝度系ヒストグラム処理回路１１の周波
数分析回路のヒストグラムを、（ｂ）は輝度系ヒストグ
ラム処理回路１１の輝度レベル分析回路のヒストグラム
を、（ｃ）は色系ヒストグラム処理回路１２の明度・彩
度・色相検出回路のヒストグラムを表わしている。その
データを画像合成パラメータ回路１３にて画像合成のパ
ラメータを作成する。
【００１５】ここで、輝度系周波数成分パラメータＫｆ
（ｘ）、輝度系輝度レベル成分パラメータＫＹ（ｘ）、
色系成分パラメータＫｃ（ｘ）とするとこの画像合成パ
ラメータＫ（ｘ）の計算式は以下の様である。
（ｘ）、輝度系輝度レベル成分パラメータＫＹ（ｘ）、
色系成分パラメータＫｃ（ｘ）とするとこの画像合成パ
ラメータＫ（ｘ）の計算式は以下の様である。
【００１６】 Ｋｆ（ｘ）＝（Ｐｆ１＋２Ｐｆ２＋３Ｐｆ３＋……＋ｎＰｆｎ）／（ｉ＊ｊ） Ｋｙ（ｘ）＝（Ｐｙ１＋２Ｐｙ２＋３Ｐｙ３＋……＋ｎＰｙｎ）／（ｉ＊ｊ） Ｋｃ（ｘ）＝０．３Ｒ＋０．５９Ｇ＋０．１１Ｂ Ｒ＝（Ｐｃｒ１＋２Ｐｃｒ２＋３Ｐｃｒ３＋……＋ｎＰｃｒｎ）／（ｉ＊ｊ） Ｇ＝（Ｐｃｇ１＋２Ｐｃｇ２＋３Ｐｃｇ３＋……＋ｎＰｃｇｎ）／（ｉ＊ｊ） Ｂ＝（Ｐｃｂ１＋２Ｐｃｂ２＋３Ｐｃｂ３＋……＋ｎＰｃｂｎ）／（ｉ＊ｊ） よって、画像合成パラメータは、 Ｋ（ｘ）＝Ｋｆ（ｘ）＊Ｋｙ（ｘ）＊Ｋｃ（ｘ） ここで、短露光と長露光の場合の２種類のパラメータが
計算されるので、短露光の場合の画像合成パラメータを
ＫＳ（ｘ）、長露光の場合の画像合成パラメータをＫＬ
（ｘ）、適正露光か異常露光を判断するスレッショルド
レベルをＡとすると以下の様にスレッショルドレベルに
近い方を適正露光と判断し選択する。
計算されるので、短露光の場合の画像合成パラメータを
ＫＳ（ｘ）、長露光の場合の画像合成パラメータをＫＬ
（ｘ）、適正露光か異常露光を判断するスレッショルド
レベルをＡとすると以下の様にスレッショルドレベルに
近い方を適正露光と判断し選択する。
【００１７】Ａ≦ＫＳ（ｘ） ≦ ＫＬ（ｘ）の場合は
短露光のメモリを選択する ＫＳ（ｘ） ≦ ＫＬ（ｘ）≦Ａの場合は長露光のメモ
リを選択する そして、画像合成回路１４にて選択された画像データを
合成する。
短露光のメモリを選択する ＫＳ（ｘ） ≦ ＫＬ（ｘ）≦Ａの場合は長露光のメモ
リを選択する そして、画像合成回路１４にて選択された画像データを
合成する。
【００１８】また、今回それぞれの成分パラメータＫｆ
（ｘ）、ＫＹ（ｘ）、Ｋｃ（ｘ）はヒストグラム平均値
より算出しているが、最小値、最大値、偏差係数等に換
算してパラメータ算出することも可能である。そして、
ｉ＊ｊ画素のブロックサイズも変更可能であり、画像の
エッジ部分等はブロックサイズを小さくして合成精度を
高めることも可能である。
（ｘ）、ＫＹ（ｘ）、Ｋｃ（ｘ）はヒストグラム平均値
より算出しているが、最小値、最大値、偏差係数等に換
算してパラメータ算出することも可能である。そして、
ｉ＊ｊ画素のブロックサイズも変更可能であり、画像の
エッジ部分等はブロックサイズを小さくして合成精度を
高めることも可能である。
【００１９】また、色系ヒストグラム処理回路１２では
明度・彩度・色相分析と視覚特性検出も行う。これはカ
ラー信号のＲＧＢ軸（又はＩＱ軸）と人間の視覚特性を
応用している。例えば、色信号が肌色であれば人間の目
の解像度は一般にこの色に関して高く、この色相および
明度のダイナミックレンジが狭ければ画像が不自然に見
える。このためある輝度レベル以上の特定色相を有する
信号が入力された場合、上記説明した色系成分パラメー
タＫｃ（ｘ）により検出し、階調パラメータ回路１５に
てその色に対する輝度の階調補正係数が生成され、階調
補正回路１６にて補正される。
明度・彩度・色相分析と視覚特性検出も行う。これはカ
ラー信号のＲＧＢ軸（又はＩＱ軸）と人間の視覚特性を
応用している。例えば、色信号が肌色であれば人間の目
の解像度は一般にこの色に関して高く、この色相および
明度のダイナミックレンジが狭ければ画像が不自然に見
える。このためある輝度レベル以上の特定色相を有する
信号が入力された場合、上記説明した色系成分パラメー
タＫｃ（ｘ）により検出し、階調パラメータ回路１５に
てその色に対する輝度の階調補正係数が生成され、階調
補正回路１６にて補正される。
【００２０】本実施の形態１は請求項１の発明に係るも
のであって、合成精度のよい適性露光画像を得ることが
できる。
のであって、合成精度のよい適性露光画像を得ることが
できる。
【００２１】（実施の形態２）図４は、本発明の実施の
形態２による画像処理装置を示すブロック図である。図
４において、絞り制御回路１７、輝度系ヒストグラム処
理回路１８以外は実施の形態１の画像処理装置と同様で
あるので説明は省略する。実施の形態１記載の画像処理
装置において、絞り及びメカシャッター２の絞りＦ２．
８からＦ１１までの制御を行う絞り制御回路１７、異な
る絞りで取り込まれた画像データを記憶する輝度メモリ
７、８、この絞り値が異なる画像データを比較し被写体
等の距離情報を得る輝度系ヒストグラム処理回路１８を
有している。
形態２による画像処理装置を示すブロック図である。図
４において、絞り制御回路１７、輝度系ヒストグラム処
理回路１８以外は実施の形態１の画像処理装置と同様で
あるので説明は省略する。実施の形態１記載の画像処理
装置において、絞り及びメカシャッター２の絞りＦ２．
８からＦ１１までの制御を行う絞り制御回路１７、異な
る絞りで取り込まれた画像データを記憶する輝度メモリ
７、８、この絞り値が異なる画像データを比較し被写体
等の距離情報を得る輝度系ヒストグラム処理回路１８を
有している。
【００２２】以上のように構成された画像処理装置につ
いて、その動作を説明する。まず、実施の形態１におい
ては絞り及びメカシャッター２は固定であり、露光時間
は電子シャッター速度で可変していたが、実施の形態２
においては露光時間は電子シャッター速度と絞り及びメ
カシャッター２で可変させている。その絞り制御を絞り
制御回路１７でおこなっており、Ｆ２．８からＦ１１ま
で制御可能となっている。第１の露光時間で撮影された
輝度信号は輝度メモリ７に、色信号は色メモリ９に、第
２の露光時間で撮影された輝度信号は輝度メモリ８に、
色信号は色メモリ１０に記憶される。ここで、輝度メモ
リ７、輝度メモリ８の画像データは絞り値が異なる例え
ばＦ２．８とＦ１１のデータであり、輝度系ヒストグラ
ム処理回路２０によって実施の形態１のようにそれぞれ
輝度系周波数分析をｉ＊ｊブロック単位で行うが、ここ
で、絞り値の異なる画像データを比較すると被写体深度
の違いにより被写体は周波数成分の差はないが、背景
（遠景）は絞り値が小さいとピントがボケるため周波数
成分が低くなり、絞り値が大きいと周波数成分が大きく
なる。よって、この２種類の周波数成分パラメータを比
較すると被写体等の近距離像と背景等の遠距離像がｉ＊
ｊブロック単位で距離情報として区別できる。よって、
画像合成パラメータにこの距離情報パラメータを加える
ことができる。
いて、その動作を説明する。まず、実施の形態１におい
ては絞り及びメカシャッター２は固定であり、露光時間
は電子シャッター速度で可変していたが、実施の形態２
においては露光時間は電子シャッター速度と絞り及びメ
カシャッター２で可変させている。その絞り制御を絞り
制御回路１７でおこなっており、Ｆ２．８からＦ１１ま
で制御可能となっている。第１の露光時間で撮影された
輝度信号は輝度メモリ７に、色信号は色メモリ９に、第
２の露光時間で撮影された輝度信号は輝度メモリ８に、
色信号は色メモリ１０に記憶される。ここで、輝度メモ
リ７、輝度メモリ８の画像データは絞り値が異なる例え
ばＦ２．８とＦ１１のデータであり、輝度系ヒストグラ
ム処理回路２０によって実施の形態１のようにそれぞれ
輝度系周波数分析をｉ＊ｊブロック単位で行うが、ここ
で、絞り値の異なる画像データを比較すると被写体深度
の違いにより被写体は周波数成分の差はないが、背景
（遠景）は絞り値が小さいとピントがボケるため周波数
成分が低くなり、絞り値が大きいと周波数成分が大きく
なる。よって、この２種類の周波数成分パラメータを比
較すると被写体等の近距離像と背景等の遠距離像がｉ＊
ｊブロック単位で距離情報として区別できる。よって、
画像合成パラメータにこの距離情報パラメータを加える
ことができる。
【００２３】本実施の形態２は請求項２の発明に係るも
のであって、輝度系ヒストグラム処理回路１８に被写体
等の距離情報を併せ持つことによりさらに合成精度のよ
い適性露光画像を得ることができる。
のであって、輝度系ヒストグラム処理回路１８に被写体
等の距離情報を併せ持つことによりさらに合成精度のよ
い適性露光画像を得ることができる。
【００２４】（実施の形態３）図５は、本発明の実施の
形態３による画像処理装置を示すブロック図である。疑
似輪郭補正回路１９以外は実施の形態１、２記載の画像
処理装置と同様であるので説明は省略する。実施の形態
１、２記載の画像処理装置において、人物被写体と背景
のエッジ部分に輪郭補正を施す疑似輪郭補正回路１９を
有している。以上のように構成された画像処理装置につ
いて、その動作を説明する。まず、実施の形態２におい
て異なる絞り値で撮影された第１、第２の画像データ比
較により人物被写体と背景の距離情報がｉ＊ｊブロック
単位で分かっており、画像合成回路１４の画像データに
対して疑似輪郭補正回路１９にて人物被写体等のエッジ
部分の輪郭補正をかける。
形態３による画像処理装置を示すブロック図である。疑
似輪郭補正回路１９以外は実施の形態１、２記載の画像
処理装置と同様であるので説明は省略する。実施の形態
１、２記載の画像処理装置において、人物被写体と背景
のエッジ部分に輪郭補正を施す疑似輪郭補正回路１９を
有している。以上のように構成された画像処理装置につ
いて、その動作を説明する。まず、実施の形態２におい
て異なる絞り値で撮影された第１、第２の画像データ比
較により人物被写体と背景の距離情報がｉ＊ｊブロック
単位で分かっており、画像合成回路１４の画像データに
対して疑似輪郭補正回路１９にて人物被写体等のエッジ
部分の輪郭補正をかける。
【００２５】本実施の形態３は請求項３の発明に係るも
のであって、疑似輪郭補正回路１９を併せ持つことによ
り合成画像の人物被写体等のエッジ部分の不自然さをな
くすことができる。
のであって、疑似輪郭補正回路１９を併せ持つことによ
り合成画像の人物被写体等のエッジ部分の不自然さをな
くすことができる。
【００２６】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、画像の濃
淡差が大きい場合であっても、合成精度のよい広いダイ
ナミックレンジの画像を得ることができ、人物被写体の
エッジ部分の不自然さをなくすことができる。また、人
間の視覚特性に合わせた階調補正を実現することができ
る。
淡差が大きい場合であっても、合成精度のよい広いダイ
ナミックレンジの画像を得ることができ、人物被写体の
エッジ部分の不自然さをなくすことができる。また、人
間の視覚特性に合わせた階調補正を実現することができ
る。
【図１】本発明の実施の形態１による画像処理装置を示
すブロック図
すブロック図
【図２】本発明の実施の形態１によるヒストグラム処理
単位を表わすブロック図
単位を表わすブロック図
【図３】本発明の実施の形態１によるヒストグラム処理
を示すブロック図
を示すブロック図
【図４】本発明の実施の形態２による画像処理装置を示
すブロック図
すブロック図
【図５】本発明の実施の形態３による画像処理装置を示
すブロック図
すブロック図
１ レンズ ２ 絞り及びメカシャッター ３ 光学ローパスフィルター ４ ＣＣＤ ５ Ａ／Ｄ回路 ６ 色処理／色分離回路 ７ 輝度メモリ（短露光） ８ 輝度メモリ（長露光） ９ 色メモリ（短露光） １０ 色メモリ（長露光） １１ 輝度系ヒストグラム処理回路 １２ 色系ヒストグラム処理回路 １３ 画像合成パラメータ回路 １４ 画像合成回路 １５ 階調パラメータ回路 １６ 階調補正回路 １７ 絞り制御回路 １８ 輝度系ヒストグラム処理回路 １９ 疑似輪郭補正回路
フロントページの続き Ｆターム(参考） 5C022 AA13 AB12 AB17 AC42 AC52 AC54 AC56 5C065 AA01 AA03 BB48 CC01 CC02 CC08 CC09 DD02 EE12 EE18 GG18 GG21 GG30 5C066 AA01 AA11 BA13 CA07 CA08 DD07 EA07 EA11 EC02 EC05 ED00 EE01 GA01 GA32 GB01 HA02 KA11 KD06 KE03 KE07 KE19 KL13 KM02
Claims (3)
- 【請求項１】レンズ、絞り及びメカシャッター、光学ロ
ーパスフィルター、ＣＣＤを通して入力される映像信号
をサンプリングし、アナログ信号をデジタル信号に変換
するＡ／Ｄ変換器と、そのデジタル映像信号を輝度信号
と色信号に分離する色処理／色分離回路と、第１の露光
時間で撮影された輝度信号を記憶する短露光の輝度メモ
リと、色信号を記憶する短露光の色メモリと、第２の露
光時間で撮影された輝度信号を記憶する長露光の輝度メ
モリと、色信号を記憶する長露光の色メモリと、輝度信
号成分から周波数分析と輝度レベル分析する輝度系ヒス
トグラム処理回路と、色信号成分から明度、彩度、色相
分析と視覚特性検出を行う色系ヒストグラム処理回路
と、輝度系ヒストグラム処理回路と色系ヒストグラム処
理回路からの情報をもとに画像合成パラメータを決定す
る画像合成パラメータ回路と、長、短露光画像から最適
露光画像を選択して合成する画像合成回路と、色系ヒス
トグラム処理回路からの情報から階調パラメータを決定
する階調パラメータ回路と、この階調パラメータにより
階調補正を行う階調補正回路と、を備えることを特徴と
する画像処理装置。 - 【請求項２】絞り制御を行う絞り制御回路と、絞りを第
１の絞り露光時間で撮影された輝度信号を記憶する輝度
メモリと、第２の絞り露光時間で撮影された輝度信号を
記憶する輝度メモリと、この輝度メモリの周波数成分を
比較して人物被写体と背景のエッジ部分のボケ成分を検
出して距離情報パラメータを算出し、画像合成パラメー
タの精度を向上するための距離情報分析部を有する輝度
系ヒストグラム処理回路を備えることを特徴とする請求
項１記載の画像処理装置。 - 【請求項３】画像合成時の人物被写体と背景のエッジ部
分を検出してエッジ部分に疑似輪郭補正をかける疑似輪
郭補正回路を備えることを特徴とする請求項１または２
記載の画像処理装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11173584A JP2001008216A (ja) | 1999-06-21 | 1999-06-21 | 画像処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11173584A JP2001008216A (ja) | 1999-06-21 | 1999-06-21 | 画像処理装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001008216A true JP2001008216A (ja) | 2001-01-12 |
Family
ID=15963297
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11173584A Pending JP2001008216A (ja) | 1999-06-21 | 1999-06-21 | 画像処理装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001008216A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2003013129A1 (fr) * | 2001-08-01 | 2003-02-13 | Sony Corporation | Dispositif et procede pour prise de vues |
| WO2006017389A1 (en) * | 2004-08-03 | 2006-02-16 | Harris Corporation | Fuel flexible thermoelectric micro-generator with micro-turbine |
| JP2006295686A (ja) * | 2005-04-13 | 2006-10-26 | Canon Inc | 画像処理方法 |
| KR100834567B1 (ko) | 2005-10-28 | 2008-06-02 | 세이코 엡슨 가부시키가이샤 | 동화상 표시 장치 및 동화상 표시 방법 |
| JP2009219140A (ja) * | 2004-12-01 | 2009-09-24 | Univ Of Tokushima | カラー画像の露出評価方法 |
| JP2012003233A (ja) * | 2010-05-17 | 2012-01-05 | Sony Corp | 画像処理装置、画像処理方法およびプログラム |
| KR101378329B1 (ko) | 2007-09-28 | 2014-03-27 | 삼성전자주식회사 | 디지털 촬영장치, 그 제어방법 및 제어방법을 실행시키기위한 프로그램을 저장한 기록매체 |
-
1999
- 1999-06-21 JP JP11173584A patent/JP2001008216A/ja active Pending
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2003013129A1 (fr) * | 2001-08-01 | 2003-02-13 | Sony Corporation | Dispositif et procede pour prise de vues |
| US7352398B2 (en) | 2001-08-01 | 2008-04-01 | Sony Corporation | Image pick-up apparatus and method for picking up and synthesizing plural images to generate a dynamic range image |
| WO2006017389A1 (en) * | 2004-08-03 | 2006-02-16 | Harris Corporation | Fuel flexible thermoelectric micro-generator with micro-turbine |
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| JP2012003233A (ja) * | 2010-05-17 | 2012-01-05 | Sony Corp | 画像処理装置、画像処理方法およびプログラム |
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