JP2001005924A - 情報記録媒体 - Google Patents

情報記録媒体

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JP2001005924A
JP2001005924A JP17760999A JP17760999A JP2001005924A JP 2001005924 A JP2001005924 A JP 2001005924A JP 17760999 A JP17760999 A JP 17760999A JP 17760999 A JP17760999 A JP 17760999A JP 2001005924 A JP2001005924 A JP 2001005924A
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聡 恵本
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秀記 竹松
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バーコードやOCR文字等の機械読み取り可
能なコード表示を、第三者に簡単に認識できないように
して不正行為を予防し、また機械読み取り可能なコード
表示が偽造や改ざんされた場合でも、簡単に不正が行わ
れたことをチェックすることができ、また2つのコード
情報をコード表示部分に組み合わせて設けることで各種
のシステムに幅広く活用することができる情報記録媒体
を提供する。 【解決手段】 媒体基材上に表示記録された機械読み取
り可能なコード表示と、前記コード表示と同色を有し常
温よりも高い所定温度以上で消色し透明化する感熱消色
インクにより前記コード表示の上部及び/または周辺部
に設けた表示層とを有することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バーコードやOC
R文字等の機械読み取り可能なコード表示を設けた情報
記録媒体であって、特にこのコード表示を加熱すること
により2つの異なるコード情報として機械読み取りする
ことができる情報記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、各種の情報記録媒体にバーコ
ードやOCR文字等の機械読み取り可能なコード表示を
設け、これらのコード表示を機械的に読み取ることで、
各種システムの情報処理を効率的に行うことが一般的に
実施されている。これらの機械読み取り可能なコード表
示は、例えば鉄道やバス等の運送関係でのキップや、各
種の催物等における入場券に用いられ、通行を管理する
場合等に、改札口や入場ゲートでコード表示を機械的に
読み取ることで通行を制限したり許可したり、また通行
した人の情報管理等をするために使用されている。
【0003】しかしながら、これらのコード表示は、通
常目視可能に表示してあるので不正に本物に類似したコ
ード表示を媒体に設けて偽造媒体を作製したり、また本
物の媒体のコード表示を改ざんして別のコードのコード
表示に変更し改札口や入場ゲートを不正通過されてしま
う危険性があり、これらの偽造や改ざん防止対策を図る
必要がある。従来の偽造や改ざん防止対策としては、例
えば墨色インク等の一般インクで印字や印刷したバーコ
ード等のコード表示上に、赤外線透過性の墨色インクに
よる隠蔽層を形成してコード表示を目視不能にしたり、
また、赤外線透過性の墨色インクによる隠蔽層をコード
表示の一部として可視光センサと赤外線センサを用い
て、隠蔽されたコード表示を読み取るようにすることで
コード表示に対する偽造や改ざんを防止する技術が知ら
れている。しかし、上記技術では、可視光センサと赤外
線センサを使用すればコード表示の番号等の情報内容が
解読することができるので、その原理が一度わかってし
まえばこれらのセンサで読み取り、偽造や改ざんを行わ
れてしまう危険性があり、信用性が低いという欠点があ
り問題である。
【0004】また、機械読み取り可能なコード表示を設
けた情報記録媒体の使用方法として、1枚のチケットや
キップに2つの異なるコード情報からなるコード表示を
設け、一次読み取り処理と2次読み取り処理を順次行う
ことで別々の箇所での入場ゲートの入場を許可したり、
改札を通過できるようにするシステムが考えられる。例
えば、1枚の往復キップに2つの異なるコード情報から
なるコード表示を設け、一方のコード表示を行きの改札
口で読み取り、他方のコード表示を帰りの改札口で読み
取ることで、1枚の往復キップで往復の処理を可能にし
たり、また各種の催し物において、例えば別々の入場ゲ
ートを設けた2箇所の会場への入場管理に際して、1枚
のチケットに2種のコード情報のコード表示をそれぞれ
表示しておくことで入場ゲート毎にコード表示を読み取
り2重ゲートの通行を可能にすることもできる。しかし
ながら、上記の場合にも媒体上に2つのコード表示を設
けなければならないため、一度通行することで使用した
後にコード表示を改ざんすることで再使用される危険性
があり、再使用防止の有効な手段が望まれている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、バー
コードやOCR文字等の機械読み取り可能なコード表示
を、第三者に簡単に認識できないようにして不正行為を
予防し、また機械読み取り可能なコード表示が偽造や改
ざんされた場合でも、簡単に不正が行われたことをチェ
ックすることができ、また2つのコード情報をコード表
示部分に組み合わせて設けることで各種のシステムに幅
広く活用することができる情報記録媒体を提供するもの
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明の請求項1記載の情報記録媒体は、媒体基
材上に表示記録された機械読み取り可能なコード表示
と、前記コード表示と同色を有し常温よりも高い所定温
度以上で消色し透明化する感熱消色インクにより前記コ
ード表示の上部及び/または周辺部に設けた表示層とを
有することを特徴とする情報記録媒体である。
【0007】本発明の請求項2記載の情報記録媒体は、
請求項1記載の情報記録媒体において、前記感熱消色イ
ンクが、溶剤中に分散させたインク組成物からなり、前
記インク組成物は呈色性化合物と顕色剤と消去剤とを含
み、前記呈色性化合物と顕色剤とは相互作用して発色し
た状態にあり、前記消去剤は、インク組成物の溶融時
に、顕色剤および呈色性化合物のうち一方を優先的に溶
解する性質を有するインクであることを特徴とする情報
記録媒体である。
【0008】本発明の請求項3記載の情報記録媒体は、
請求項1記載の情報記録媒体において、前記表示層が機
械読み取り可能なコード表示を形成していることを特徴
とする情報記録媒体である。
【0009】本発明の請求項4記載の情報記録媒体は、
請求項3記載の情報記録媒体において、前記媒体基材上
に表示記録された機械読み取り可能なコード表示と、前
記感熱消色インクによるコード表示とを連続的に機械読
み取りした際に、前記各々のコード表示が異なるコード
情報として機械読み取りすることが可能なコード表示で
あることを特徴とする情報記録媒体である。
【0010】本発明の請求項5記載の情報記録媒体は、
請求項3または4記載の情報記録媒体において、前記機
械読み取り可能なコード表示が、バーコードまたはOC
R文字であることを特徴とする情報記録媒体である。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を用いて詳細に説明する。図1は、本発明の情報記録媒
体の第1実施形態の断面図、図2(a)は、本発明の第
1実施形態の平面図、図2(b)は、本発明の第1実施
形態の情報記録媒体を加熱した状態を示す平面図、図3
は、本発明の情報記録媒体の第2実施形態の断面図、図
4(a)は、本発明の第2実施形態の平面図、図4
(b)は、本発明の第2実施形態の情報記録媒体を加熱
した状態を示す平面図、図5は、本発明の情報記録媒体
の第3実施形態の断面図、図6(a)は、本発明の第3
実施形態の平面図、図6(b)は、本発明の第3実施形
態の情報記録媒体を加熱した状態を示す平面図、図7
(a)は、本発明の情報記録媒体の第4実施形態の平面
図、図7(b)は、本発明の第4実施形態の情報記録媒
体を加熱した状態を示す平面図、図8は、本発明の情報
記録媒体をチケットに適応した場合の使用方法の一実施
例を説明する図、図9は、本発明の情報記録媒体を工程
管理カードに適応した場合の使用方法の一実施例を説明
する図、図10は、本発明の情報記録媒体を金券類に適
応した場合の使用方法の一実施例を説明する図である。
【0012】(第1実施形態)本発明の第1実施形態の
情報記録媒体1は、図1,図2に示すように、媒体基材
2上に一般的な印刷インクを用いて表示記録された機械
読み取り可能なコード表示3と、前記コード表示3の印
刷インクと同色を有し、前記コード表示3の上部やその
周辺部に常温よりも高い所定温度以上で消色し透明化す
る感熱消色インクにより形成された表示層4を有するも
のである。前記機械読み取り可能なコード表示3は、例
えばバーコード、OCR文字等であり、主に光学的手法
によりコード表示3を認識して情報を読み取るための表
示である。図1,図2には、バーコードによるコード表
示3を示しており、媒体基材2上に一般的な印刷インク
でコード表示3を設け、特定のコード情報が記録されて
いる。このコード表示3の一部を表示層4で覆うことに
より、コード表示3により記録されたコード情報の一部
を他のコード情報として読み取れるようにコード表示を
変更してある。
【0013】また、感熱消色インクにより形成された表
示層4でコード表示3の全部を隠蔽する状態で覆っても
よいが、表示層4を媒体基材2上の所定部分に設けるこ
とで、コード表示3で表示記録したコード情報の一部を
別のコード情報として機械読み取りすることが可能な状
態にして、2つの異なるコード情報を機械読み取りでき
るようにすることが好ましい。例えば、まず媒体基材2
上に一般的な印刷インクを用いてバーコードにおける幅
広のバーと幅狭のバーの組み合わせでコード表示3を印
刷した後、幅狭のバーの左右領域周辺に感熱消色インク
により所定幅の表示層4を形成することで、幅広のバー
として機械読み取りできるように表示し、感熱消色イン
クに対して加熱する前の段階の機械読み取りと、加熱し
た後の段階の機械読み取りとの2つの異なるコード情報
として読み取ることが可能になる。
【0014】次に、本発明に使用する加熱により消去可
能な感熱消色インクについて説明する。本発明の表示層
4に使用する加熱により消去可能な感熱消色インクは、
基本的に呈色性化合物、顕色剤、および消去剤の3成分
からなるものである。ここでの呈色性化合物とは色素の
前駆体化合物であり、顕色剤とは呈色性化合物との電子
の授受等の相互作用により呈色性化合物を着色させる化
合物であり、消去剤は、溶融時に呈色性化合物または顕
色剤のいずれか一方を優先的に溶解する性質を持つ化合
物である。これら3成分が共存する場合、発色状態と消
色状態の2つの状態をとる。ひとつの状態は、呈色性化
合物および顕色剤が、消去剤の平衡溶解度を越えて存在
するため、平衡溶解度の範囲内の呈色性化合物および顕
色剤は着色しないが、平衡溶解度を超えた分の呈色性化
合物および顕色剤が相互作用した結果の発色状態であ
る。また、もうひとつの状態は、消去剤が呈色性化合物
または顕色剤を平衡状態を越えて多量に取り込み、呈色
性化合物または顕色剤の相互作用が減少した結果の消色
状態である。
【0015】仮に、消去剤が、溶融時に顕色剤を優先的
に溶解する性質を持つとすると、室温では、呈色性化合
物、顕色剤、および消去剤の各相は、相分離した状態が
平衡状態に近く、この状態で、呈色性化合物と顕色剤と
が相互作用の結果、発色状態となる。この状態のもの
を、融点以上に加熱すると、顕色剤が溶融した消去剤に
優先的に溶解し、呈色性化合物と相互作用する結果、消
色状態になる。この溶融した状態にある3つの成分を急
冷すると、消去剤は、平衡溶解度を越えた量の顕色剤を
取り込んで非晶質化し、常温で無色となる。この無色の
状態は平衡状態ではないが、ガラス転移点以下であれ
ば、十分長寿命であり、ガラス転移温度以上であって
も、非晶質の状態から容易に平衡状態に移ることはな
い。
【0016】呈色性化合物としては、ロイコオーラミン
類、ジアリールフタリド類、ポリアリールカルビノール
類、アシルオーラミン類、アリールオーラミン類、ロー
ダミンBラクタム類、インドリン類、スピロピラン類、
フルオラン類等の電子供与性有機化合物が挙げられる。
【0017】具体的な呈色性化合物としては、クリスタ
ルバイオレットラクトン、マラカイトグリーンラクト
ン、2−アニリノ−6−(N−シクロヘキシル−N−メ
チルアミノ)−3−メチルフルオラン、2−アニリノ−
3−メチル−6−(N−プロピルアミノ)フルオラン、
3−[4−(4−フェニルアミノフェニル)アミノフェ
ニル]アミノ−6−メチル−7−クロロフルオラン、2
−アニリノ−6−(N−メチル−N−イソブチルアミ
ノ)−3−メチルフルオラン、2−アニリノ−6−(ジ
ブチルアミノ)−3−メチルフルオラン、3−クロロ−
6−(シクロヘキシルアミノ)フルオラン、2−クロロ
−6−(ジエチルアミノ)フルオラン、7−(N,N−
ジベンジルアミノ)−3−(N,N−ジエチルアミノ)
フルオラン、3,6−ビス(ジエチルアミノ)フルオラ
ン−γ−(4’−ニトロアニリノ)ラクタム、3−ジエ
チルアミノベンゾ[a]−フルオラン、3−ジエチルア
ミノ−6−メチル−7−アミノフルオラン、3−ジエチ
ルアミノ−7−キシリジノフルオラン、3−(4−ジエ
チルアミノ−2−エトキシェニル)−3−(1−エチル
−2−メチルインドール−3−イル)−4−アザフタリ
ド、3−(4−ジエチルアミノフェニル)−3−(1−
エチル−2−メチルインドール−3−イル)フタリド、
3−ジエチルアミノ−7−クロロアニリノフルオラン、
3−ジエチルアミノ−7,8−ベンゾフルオラン、3,
3−ビス(1−n−ブチル−2−メチルインドール−3
−イル)フタリド、3,6−ジメチルエトキシフルオラ
ン、3,6−ジエチルアミノ−6−メトキシ−7−アミ
ノフルオラン、DEPM、ATP、ETAC、2−(2
−クロロアニリノ)−6−ジブチルジノフルオラン、ク
リスタルバイオレットカルビノール、マラカイトグリー
ンカルビノール、N−(2,3−ジクロロフェニル)ロ
イコオーラミン、N−ベンゾイルオーラミン、ローダミ
ンBラクタム、N−アセチルオーラミン、N−フェニル
オーラミン、2−(フェニルイミノエタンジリデン)−
3,3−ジメチルインドリン、N,3,3−トリメチル
インドリノベンゾスビロピラン、8’−メトキシN,
3,3−トリメチルインドリノベンゾスビロピラン、3
−ジエチルアミノ−6−メチル−7−クロロフルオラ
ン、3−ジエチルアミノ−7−メトキシフルオラン、3
−ジエルアミノ−6−ベンジルオキシフルオラン、1,
2−ベンゾ−6−ジエチルアミノフルオラン、3,6−
ジ−p−トルイジノ−5−ジメチルフルオラン、ブェニ
ルヒドラジド−γ−ラクタム、3−アミノ−5−メチル
−フルオラン等が挙げられる。これらは単独または2種
類以上選択して、混合して使用することができる。
【0018】本発明で用いるインク組成物の成分である
顕色剤としては、フェノール類、フェノール金属塩類、
カルボン酸金属塩類、ベンゾフェノン系、スルホン酸、
スルホン酸塩、リン酸類、リン酸金属塩類、酸性リン酸
エステル類、酸性リン酸エステル金属塩類、亜リン酸
類、亜リン酸金属塩等の酸性化合物が挙げられ、やは
り、単独または2種類以上選択して、混合して使用する
ことができる。
【0019】本発明で用いる消去剤は、非晶質状態で無
色透明であるものほどよい。このため、分子量が大き
く、重量当たりの結晶の融解エンタルピ変化が小さく、
最大結晶成長速度の小さい化合物であることが望まし
い。ステロイド骨格等、球状に近く嵩高い分子骨格を持
つものが好ましい。また消去剤に対する顕色剤の親和性
が高い方が顕色剤の溶解度が高く、例えばアルコール性
水酸基を有する化合物が適している。また、消色状態の
3成分の安定性の観点で、消去剤のガラス転移温度が室
温(25℃)以上、さらに50℃以上のものがより好ま
しいが、消去を高速化するためには、ガラス転移温度が
150℃以下であることが好ましい。これらを満足する
消去剤は(a)ステロール加工物、(b)コール酸、リ
トコール酸、テストステロン、およびコルチゾン、なら
びにこれらの誘導体、および(c)1個以上のヒドロキ
シル基を有する5員環以上の非芳香族系の環状化合物で
ある。
【0020】(a)のステロール加工物としては具体的
に、コレステロール、スチグマステロール、プレグネノ
ロン、メチルアンドロステンジオール、エストラジオー
ルベンゾエート、エピアンドロステン、ステノロン、β
−シトステロール、プレグネノロンアセテート、β−コ
レステノール、5,16−プレグナジエン−3β−オー
ル−20−オン、5α−プレグネン−3β−オール−2
0−オン、5−プレグネン−3β,17−ジオール−2
0−オン 21−アセテート、5−プレグネン−3β,
17−ジオール−20−オン 17−アセテート、5−
プレグネン−3β,21−ジオール−20−オン 21
−アセテート、5−プレグネン−3β,17−ジオール
ジアセテート、ロコゲニン、チゴゲニン、エスミラゲ
ニン、ヘコゲニン、ジオスゲニンおよびその誘導体があ
る。これらは単独または2種類以上選択して、混合して
使用することができる。これらのうちで、安定な消色状
態を得るのに好適なものとして、メチルアンドロステン
ジオール、ヘコゲニン、ロコゲニン、チゴゲニン、ジオ
スゲニン、およびエスミラゲニン等がある。
【0021】(b)コール酸、リトコール酸、テストス
テロン、およびコルチゾン、ならびにこれらの誘導体の
具体例としては、コール酸、コール酸メチルエステル、
リトコール酸、リトコール酸メチルエステル、ヒドロキ
シコール酸、ヒドロキシコール酸メチルエステル、テス
トステロン、メチルテストステロン、11α−ヒドロキ
シメチルテストステロン、ヒドロコルチゾンが挙げられ
る。これらのうちでも特に2個以上のヒドロキシル基を
持つものが好ましい。
【0022】(c)1個以上のヒドロキシル基を有する
5員環以上の非芳香族系の環状化合物としては、具体的
には、脂環式1価アルコール(例えばシクロドデカノー
ル)、脂環式2価アルコール(例えば1,4−シクロヘ
キサンジオール、1,2−シクロヘキサンジオール、
1,2−シクロドデカンジオール)、糖類およびその誘
導体(例えばグルコース、サッカロース)、環状構造を
有するアルコール類(例えば、1,2:5,6−ジイソ
プロピリデン−D−マンニトール)が挙げられる。
【0023】上記において(b)の消去剤は(a)の消
去剤とくらべて溶融時の顕色剤との相溶性が非常に高
く、3成分が個他しても相分離を起こしにくい。(c)
の消去剤は、(a)の消去剤との親和性が高く、固化し
た後にも相分離を起こしにくい。
【0024】以上の呈色性化合物、顕色剤、および消去
剤の3成分を発色状態で溶媒中に分散させたものが感熱
消色インク組成物である。各成分の配合比は、呈色性化
合物が1重量部に対して顕色剤が0.1〜10重量部、
より好ましくは1〜2重量部である。顕色剤が0.1重
量部未満であると、発色が不十分であり、10重量部を
越えると、両者の相互作用を十分に減少させることが困
難である。消去剤は呈色性化合物1重量部に対して、1
〜200重量部であり、10〜100重量部がより好ま
しい。1重量部未満では、発色状態と消色状態との間で
の状態変化を起こさせることが困難になり、200重量
部を越えると、インクの発色が十分となる。
【0025】感熱消色インク組成物の溶媒は、水である
ことが好ましいが有機溶剤を使用することができる。有
機溶剤を使用するときは、界面活性剤を使用して呈色性
化合物、顕色剤、および消去剤を分散させてもよいが、
これらをマイクロカプセル化して分散させるとなおよ
い。また、呈色性化合物、顕色剤、および消去剤のイン
ク組成物中の割合は、0.1〜10重量%であることが
好ましく、0.1重量%未満では、十分な印刷濃度が得
にくく、10重量%を越えると、インク組成物の粘度が
過度になって印刷しにくくなることがある。また、溶媒
中に分散された、呈色性化合物、顕色剤、および消去剤
は10μm以上の粒子を含まないサブミクロンオーダー
の粒子であることが好ましい。
【0026】また、媒体基材2としては、紙、ポリエチ
レンテレフタレート、塩化ビニル、PMMA、ABS、
ポリオレフィン、PET−G、ポリカーボネート、アク
リロニトリル−スチレン共重合体、セルロースプロピト
ネート、セルロースアセテートブチレート、そしてこれ
らプラスチック材料からなるポリマーアロイ等が用いら
れる。そして、媒体基材2の上へのコード表示及び表示
層の印刷は、オフセット印刷、グラビア印刷、シルク印
刷、活版印刷などの従来技術による印刷や、またプリイ
ターによる印字により表示すればよい。
【0027】したがって、上記の感熱消色インクを用い
てコード表示3の上部や周辺部に表示層4を形成してい
るので、加熱前は図2(a)に示すように一般的な印刷
インクを用いたコード表示3と感熱消色インクを用いた
表示層4とが混在して一次的に機械読み取りコードを形
成しているが、加熱することにより図2(b)に示すよ
うに感熱消色インクを用いた表示層4の部分が消色して
透明化することで、コード表示3だけが機械読み取り可
能になる。したがって、加熱前後でそれぞれ2つの異な
るコード情報として機械読み取りを行うことができる。
【0028】(第2実施形態)次に、本発明の第2実施
形態の情報記録媒体1について、図3,図4に基づいて
説明する。本発明の第2実施形態の情報記録媒体1は、
媒体基材2上に一般的な印刷インクを用いて表示記録さ
れた機械読み取り可能なコード表示3と、前記コード表
示3が表示記録されていない領域に、前記コード表示3
と同色を有し常温よりも高い所定温度以上で消色し透明
化する感熱消色インクにより機械読み取り可能な表示層
4が形成されているものである。この表示層4は、コー
ド表示3と同じコード体系のコード表示として表示す
る。第2実施形態では、感熱消色インクによる表示層4
が、例えばバーコードにおける幅広のバーと幅狭のバー
のいずれかのバーとして表示してあり、一般的な印刷イ
ンクを用いて表示されたコード表示3のコード情報と組
み合わされて、コード表示3のコード情報とは異なるコ
ード情報として機械読み取りできるように表示記録され
ている。
【0029】例えば、図3,図4に示すように、一般的
な印刷インクにより媒体基材2上に一般的な印刷インク
を用いて3本のバーが表示されていて、この3本のバー
だけで特定のコード情報としての認識が可能なものと
し、また上記3本のバーのそれぞれの間の領域に感熱消
色インクによる2本のバーを示した表示層4がそれぞれ
形成してある。この場合には、常温において図4(a)
に示す状態で印刷インクと感熱消色インクとにより表示
した全部で5本のバーが同色で表示されていて、この5
本のバーを機械読み取りすることで特定のコード情報を
読み取ることができ、感熱消色インクの存在を知らない
人はこの5本のバーによる機械読み取りのコード情報が
この情報記録媒体の全ての情報であると思うようにして
ある。
【0030】しかし、このバーコード表示部分を加熱処
理すると、図4(b)に示すように、感熱消色インクに
より表示した2本のバーを示した表示層4の部分が消色
し透明化することで機械読み取りできない状態となり、
一般的な印刷インクにより表示した3本のバーだけを機
械読み取りすることで、前記した5本のバーを読み取っ
たコード情報とは異なる別の情報を認識することができ
る。このように、印刷インクによる機械読み取り可能な
コード表示3と、感熱消色インクによる機械読み取り可
能な表示層4とを任意に組み合わせることで、感熱消色
インクの表示層4の部分を加熱する前後において2つの
異なるコード情報を機械読み取りできるように表示する
ことができる。
【0031】(第3実施形態)次に、本発明の第3実施
形態の情報記録媒体1について、図5,図6に基づいて
説明する。本発明の第3実施形態の情報記録媒体1は、
媒体基材2上に一般的な印刷インクを用いて表示記録さ
れた機械読み取り可能なコード表示3の前後の領域に、
前記コード表示3と同色を有し常温よりも高い所定温度
以上で消色し透明化する感熱消色インクにより機械読み
取り可能な表示層4が形成されているものである。第3
実施形態では、感熱消色インクによる表示層4が、例え
ばバーコードにおける幅広のバーと幅狭のバーのいずれ
かのバーとして表示してあり、一般的な印刷インクを用
いて表示されたコード表示3の前後の領域に、連続状態
でコード情報として機械読み取りできるように表示記録
されている。
【0032】例えば、図5,図6に示すように、一般的
な印刷インクにより媒体基材2上にバーコードによるコ
ード表示3がされ、その後方つまり図5,図6において
コード表示3の右側の領域に続けて感熱消色インクを用
いてバーコードを示す表示層4を形成する。この場合に
は、常温において図6(a)に示す状態で印刷インクと
感熱消色インクとにより表示したバーコードが連続的に
表示されていて、特にそれぞれのインクが同色であるた
め目視上では1つのバーコード情報として表示されてい
るように見える。
【0033】しかし、このバーコード表示部分を加熱処
理すると、図6(b)に示すように、感熱消色インクに
より表示したバーコードの部分が消色し透明化すること
で機械読み取りできない状態となり、一般的な印刷イン
クにより表示した部分のバーコードだけを機械読み取り
することができる。つまり、通常バーコードの機械読み
取りの場合には、読み取りセンサーでバーコードの各バ
ーの幅方向を連続的になぞって読み取るので、表示され
たバーコードの一部だけを正確に読み取ることが難しい
ので2つの異なるコード情報をバーコードで表示する場
合には、別々の領域に2つのバーコードを表示しなけれ
ばならないが、本発明では感熱消色インクにより表示し
たバーコードの部分が消色し透明化するので、間違いな
く正確に一般的な印刷インクにより表示したバーコード
を読み取ることが可能になる。
【0034】(第4実施形態)次に、本発明の第4実施
形態の情報記録媒体1について、図7に基づいて説明す
る。本発明の第4実施形態の情報記録媒体1は、媒体基
材2上に一般的な印刷インクを用いて表示記録されたO
CR文字からなるコード表示3と、前記コード表示3と
同色を有し常温よりも高い所定温度以上で消色し透明化
する感熱消色インクにより表示されたOCR文字を示し
た表示層4とを組み合わせて表示形成させたものであ
る。OCR文字は、目視により表示内容を簡単に認識す
ることができるのでコード表示のコード情報を人間が読
み取ることができ便利であるが、その反面にコード表示
を改ざんされることで不正行為を行われる危険性が高
い。
【0035】例えば、図7(a)に示すように、複数の
OCR文字によりコード表示がされているが、この複数
のOCR文字の中の所定の何文字かのOCR文字を感熱
消色インクを用いた表示層4により設ける。これによ
り、感熱消色インクを用いた表示層4を加熱する前の段
階では、全体のOCR文字を読み取ることができるが、
加熱した後は、図7(b)に示すように表示層4のOC
R文字の部分が消色し透明化するので一般的な印刷イン
クで表示したOCR文字の部分だけが残り、この部分の
OCR文字のコード情報を機械読み取りすることができ
る。
【0036】
【実施例】(実施例1)次に、本発明の一実施例とし
て、本発明の情報記録媒体をチケットに適応した場合に
ついて、図8に基づいて説明する。例えば、各種の催し
物に入場するためのチケットであって、チケットを持っ
た一般の人と会員のそれぞれが入場することができる一
般用会場と、会員だけが入場することができる会員用会
場とが設けられた場合において、あらかじめ一般の人へ
は一般用チケット1aを配付し、また会員には会員用チ
ケット1bを配付する。そして一般用チケット1aに
は、一般的な印刷インク3aで例えば5桁の券番号「A
B123」をOCR文字によりプリンター等で印字し、
また会員用チケット1bには、5桁の券番号の内、1桁
目と5桁目の2文字を感熱消色インク4aを用いてプリ
ンター等で印字し、残りの文字「B12」を一般的な印
刷インク3aで印字しておく。この場合、一般的な印刷
インク3aと感熱消色インク4aとは、同色の例えば黒
色のインクを使用し、印字した場合でも外見上はインク
が異なる種類のインクであるとは識別できない状態で表
示しておく。
【0037】また、一般用会場と会員用会場のそれぞれ
の入り口には、一般用会場の一次ゲート5と会員用会場
の二次ゲート6とが備えられている。そして、一次ゲー
ト5にはOCR文字読み取り手段と加熱消色処理手段と
が備えられ、また二次ゲート6にはOCR文字読み取り
手段が備えられている。そして、チケットを持ったお客
が訪れた際に、まず一次ゲート5にそのチケットを挿入
してもらい、一次ゲート5内でOCR文字を読み取った
後にチケット表面を加熱する。この加熱によりそのチケ
ットが会員用チケット1bであれば、感熱消色インク4
aで表示した部分のOCR文字が消色するため3文字の
「B12」だけが目視可能な状態として残り、他の2文
字は消色してしまう。
【0038】次に、会員用会場の二次ゲート6にチケッ
トを挿入すると、二次ゲート6内でOCR文字が読み取
られ、ゲート進入の許可条件として予め定められたOC
R文字の3文字「B12」を読み取り問題がなければゲ
ートが開いて入場することができる。もし、二次ゲート
6でOCR文字が5文字の「AB123」のまま表示さ
れていれば、そのチケットは一般用チケット1aとして
判断されゲートは閉じたままで入場することはできな
い。このようにすれば、もし一般用チケット1aと会員
用チケット1bとを同一の印刷デザインとし、しかもO
CR文字も同じように5文字「AB123」として表示
しておけば、外観上は差別がないようにしておくことが
でき、入場の際の一次ゲート5での加熱によりOCR文
字の表示に変化を与えることで、二次ゲート6での機械
的読み取りによる選別を行うことが可能になる。
【0039】(実施例2)次に、本発明の第2の実施例
として、本発明の情報記録媒体を工程管理カードに適応
した場合について、図9に基づいて説明する。一般的に
各種の製品を工場等で製造する際において、予め製造工
程ルートが定められており、例えば一定の工程毎にその
途中の段階で何回かの検査工程を入れて、基準値に達し
た製品だけを次の工程に進めるようにして欠陥品を製造
しないようにしている。これら製造工程での製品毎の工
程管理カードとして本発明の情報記録媒体を適応する
と、工程管理カード1cの表面に一般的な印刷インク3
aを使用したバーコードと感熱消色インク4aを使用し
たバーコードとを並列状態で表示しておく。
【0040】そして、この工程管理カード1cを製品に
添付等して各作業工程を回覧するが、一定の工程後に検
査工程で検査して検査に合格して製品の工程管理カード
1cを一次ゲート5aに挿入する。この一次ゲート5a
にはバーコード読み取り手段と加熱消色処理手段とが備
えられ、工程管理カード1cのバーコードを読み取った
後に加熱することで感熱消色インク4aで表示した部分
のバーコードが消色し、一般的な印刷インク3aを使用
したバーコードだけが読み取り可能な状態で残る。そし
てこれらの検査に合格した製品を一旦倉庫等に在庫とし
て保管した後、工場からその製品を出荷する前の段階
に、最終チェックのためのバーコード読み取り手段を有
する二次ゲート6aを設けておき、工程管理カード1c
に表示された一般的な印刷インク3aを使用したバーコ
ードを読み取り出荷してよいものであるかの情報照合を
行うことで不良製品の出荷を防止するものである。
【0041】(実施例3)次に、本発明の第3の実施例
として、本発明の情報記録媒体を証書,金券類に適応し
た場合について、図10に基づいて説明する。各種証書
や小切手、手形等の金券類の偽造対策としても本発明の
情報記録媒体を有効に適応することができる。例えば、
本物の金券類1dには、一般的な印刷インク3aと感熱
消色インク4aのそれぞれのインクを使用してOCR文
字「12345」によるコード情報を表示しておく。こ
こでは、一般的な印刷インク3aでOCR文字「23
4」を表示し、感熱消色インク4aで残りのOCR文字
「15」を表示しておく。この印刷インク3aと感熱消
色インク4aとは同色としてプリンター印字または印刷
することで、外観上はインクの種類が異なることがわか
らない状態にしておく。したがって、偽造券1eを作る
者は、本物に感熱消色インク4aが使用されているとは
気が付かずに一般的な印刷インク3aだけで本物に似せ
たOCR文字によるコード情報を表示する。
【0042】そして、これらの金券類1dを処理する金
融機関等には、OCR文字読み取り手段と加熱消色処理
手段とが備えられ一次処理部5bと、OCR文字読み取
り手段を備えた二次処理部6bとを有する偽造券1eを
チェックするためのセキュリティーチェックシステムを
備えておく。そして、お客が金券類1dまたは場合によ
っては偽造券1eを持って窓口で処理を依頼した際に、
それらの券をセキュリティーチェックシステムの一次処
理部5bへ入れて、OCR文字を読み取った後に加熱し
て感熱消色インク4aによるOCR文字を消色して透明
化する。次に、この券は自動的に二次処理部6bへと送
られて再度表示されているOCR文字を読み取る。
【0043】つまり、お客が持ってきた券が本物であれ
ば、一次処理部5bを通過した段階で感熱消色インク4
aによるOCR文字が消去されてしまうので、一次処理
部5bで読み取ったOCR文字の情報と二次処理部6b
で読み取ったOCR文字の情報とは異なるが、もし偽造
券であれば、OCR文字が全て一般的な印刷インクであ
るので一次処理部5bを通過した段階でもOCR文字に
変化はなく、一次処理部5bで読み取ったOCR文字の
情報と二次処理部6bで読み取ったOCR文字の情報と
は同一情報として読み取れるため、偽造券であることが
判るものである。
【0044】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明の
情報記録媒体は、媒体基材上に表示したコード表示を機
械読み取りする場合に、感熱消色インクによる表示層で
正確な読み取りをできないようにしているので、第三者
による情報の盗み読みを防止することができる。また、
本発明に使用する感熱消色インクは、可逆性がないので
加熱した後に一度コード表示を機械読み取りし、その後
に元の状態にもどして不正に情報の盗み読みしたことを
わからないようにしようとしても、感熱消色インクによ
る表示層の部分が透明化した状態のままとなり、不正な
読み取りがあったことを見破ることができる。
【0045】そして、表示層により機械読み取り可能な
コード表示を形成することで、2つの情報のコード情報
を表示することができ、各種のシステムに幅広く活用す
ることができ、また、表示層により機械読み取り可能な
コード表示と、一般的な印刷インクによる機械読み取り
可能なコード表示とを併用して連続的に読み取れるよう
にすることで、チケット、工程管理カード、金券類等の
様々な媒体に幅広く活用することができる。さらに、バ
ーコードやOCR文字等の機械読み取り可能なコード表
示により偽造や改ざんがされた場合でも、簡単に不正が
行われたことをチェックすることができる。
【0046】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の情報記録媒体の第1実施形態の断面図
である。
【図2】図2(a)は、本発明の第1実施形態の平面
図、図2(b)は、本発明の第1実施形態の情報記録媒
体を加熱した状態の平面図である。
【図3】本発明の情報記録媒体の第2実施形態の断面図
である。
【図4】図4(a)は、本発明の第2実施形態の平面
図、図4(b)は、本発明の第2実施形態の情報記録媒
体を加熱した状態の平面図である。
【図5】本発明の情報記録媒体の第3実施形態の断面図
である。
【図6】図6(a)は、本発明の第3実施形態の平面
図、図6(b)は、本発明の第3実施形態の情報記録媒
体を加熱した状態の平面図である。
【図7】図7(a)は、本発明の情報記録媒体の第4実
施形態の平面図、図7(b)は、本発明の第4実施形態
の情報記録媒体を加熱した状態の平面図である。
【図8】本発明の情報記録媒体をチケットに適応した場
合の使用方法の一実施例を説明する図である。
【図9】本発明の情報記録媒体を工程管理カードに適応
した場合の使用方法の一実施例を説明する図である。
【図10】本発明の情報記録媒体を金券類に適応した場
合の使用方法の一実施例を説明する図である。
【符号の説明】
1 情報記録媒体 1a 一般用チケット 1b 会員用チケット 1c 工程管理カード 1d 金券類 1e 偽造券 2 媒体基材 3 コード表示 3a 一般的な印刷インク 4 表示層 4a 感熱消色インク 5,5a 一次ゲート 5b 一次処理部 6,6a 二次ゲート 6b 二次処理部 7 セキュリティーチェックシステム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C005 HA01 HB10 HB17 JA15 JB11 JC03 LB25 5B029 AA00 BB02 5B035 AA14 BB01 BB08 BB11 BB12 BC01

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 媒体基材上に表示記録された機械読み取
    り可能なコード表示と、前記コード表示と同色を有し常
    温よりも高い所定温度以上で消色し透明化する感熱消色
    インクにより前記コード表示の上部及び/または周辺部
    に設けた表示層とを有することを特徴とする情報記録媒
    体。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の情報記録媒体において、
    前記感熱消色インクが、溶剤中に分散させたインク組成
    物からなり、前記インク組成物は呈色性化合物と顕色剤
    と消去剤とを含み、前記呈色性化合物と顕色剤とは相互
    作用して発色した状態にあり、前記消去剤は、インク組
    成物の溶融時に、顕色剤および呈色性化合物のうち一方
    を優先的に溶解する性質を有するインクであることを特
    徴とする情報記録媒体。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の情報記録媒体において、
    前記表示層により機械読み取り可能なコード表示を形成
    していることを特徴とする情報記録媒体。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の情報記録媒体において、
    前記媒体基材上に表示記録された機械読み取り可能なコ
    ード表示と、前記感熱消色インクによるコード表示とを
    連続的に機械読み取りした際に、前記各々のコード表示
    が異なるコード情報として機械読み取りすることが可能
    なコード表示であることを特徴とする情報記録媒体。
  5. 【請求項5】 請求項3または4記載の情報記録媒体に
    おいて、前記機械読み取り可能なコード表示が、バーコ
    ードまたはOCR文字であることを特徴とする情報記録
    媒体。
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