JP2001005700A - ドキュメントファイル消去システムおよび消去方法 - Google Patents

ドキュメントファイル消去システムおよび消去方法

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JP2001005700A
JP2001005700A JP11177633A JP17763399A JP2001005700A JP 2001005700 A JP2001005700 A JP 2001005700A JP 11177633 A JP11177633 A JP 11177633A JP 17763399 A JP17763399 A JP 17763399A JP 2001005700 A JP2001005700 A JP 2001005700A
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JP11177633A
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Masaya Kotake
雅也 小竹
Reiko Matoike
玲子 的池
Hiroko Hayashi
浩子 林
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】アクセス回数、アクセス時間、移動回数の制限
条件により、コンピュータの環境に影響されることな
く、ドキュメントファイルを消去する。 【解決手段】ドキュメントファイルは、ドキュメントフ
ァイル管理機構301と一体化されたドキュメント30
2とからなる。ドキュメントファイル管理機構301
は、コンピュータに取込まれる前に予め設定した消去条
件を記述する設定情報テーブル303、可変情報を設定
する可変テーブル304、判定に必要な一時的情報を格
納する情報一時格納テーブル305、ディレクトリを確
認するディレクトリ確認部306、タイマ307、テー
ブルへの書き込み、条件に合致するか否かの判断等を行
う情報判定部308、ドキュメントを消去するファイル
消去部309、差分ドキュメントの出力指示を行うドキ
ュメント出力部310を有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばCD−RO
Mなどの磁気ディスク装置やインターネットなどのネッ
トワーク環境を使って提供するドキュメントファイルで
あり、ドキュメントと一体化して格納され、予め制限条
件として設定したアクセス回数,アクセス時間,移動回
数のいずれかが条件に合致した場合に、そのドキュメン
トファイルを自動的に消去するドキュメントファイル消
去システムおよび消去方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の電子化に伴い、企業相互間や家庭
または企業と銀行等の金融機関との間でオンラインサー
ビス等が行われるようになり、またインターネット等の
普及でパソコン等の電子機器が汎用されてきた。それに
伴って、紙媒体を使ったドキュメントは電子化され、現
状ではドキュメントはインターネットやイントラネット
などのネットワークで送受信されたり、あるいは磁気デ
ィスクなどで提供される機会が増えている。このような
電子化されたドキュメントでは、紙媒体と同様に、特定
の回数や一定の時間だけしか提供者が見せたくない電子
媒体のドキュメントもある。例えば、教育関係のテスト
問題や、インターネットや磁気媒体での書籍などのサン
プルデータなどが考えられる。テスト問題であれば、一
定時間,一回だけの提供が普通であり、また書籍のサン
プルデータなどは、一定時間又は一定の期間だけ見られ
るように、ドキュメントの提供者が制限を付けたい場合
がある。さらに、ドキュメントをある利用者が保存して
いる場合に、ある友人だけにはそのドキュメントを移動
させてもよいが、その他の人には見せたくない場合や、
特定の人以外には秘密を漏らしたくない場合もある。そ
のような場合には、ドキュメントの移動回数あるいは格
納場所を制限する方法が考えられる。従来においては、
媒体には映らないが、作成した人の氏名(著者名)がサ
イン入りで透かして見えるような電子透かし技術など、
ドキュメントの権利などを保護するための技術が開発さ
れている。しかし、それらの技術はファイルの著作権な
どを証明するための技術であって、提供するドキュメン
トに読める回数や時間などの制限を付けるための技術で
はなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一方、従来、ファイル
に最後にアクセスした時刻からの経過時間でそのファイ
ルを削除するような方法がある。例えば、特開平10−
260875号公報に示された方法では、ファイルの最
終アクセス時間と現在時間から経過時間を計算し、その
経過時間に応じてファイルの一部又は全部を削除するよ
うになっている。その際に、削除対象となるファイルの
最終アクセス時間などのデータをまとめたファイル(タ
イムテーブル)で管理しているため、データを管理する
一連のシステムが必要となる。すなわち、タイムテーブ
ルを管理してこれを消去する機構はコンピュータの仕組
みとして実行しており、従って、上記の方法では、これ
らの仕組みはオペレーティングシステム(OS)やハー
ドウェア等のコンピュータの環境に依存していた。この
ように、ドキュメントファイル自体には、それを読むこ
とができる回数や時間の制限をつけることができないた
め、紙媒体から電子化できないものが多かった。
【0004】そこで、本発明の目的は、これら従来の課
題を解決し、ドキュメントファイルにそれを読むことが
できる回数や時間や移動の制限を付け、その制限を越え
たドキュメントファイルを自動的に消去することができ
るドキュメントファイル消去システムおよびそのシステ
ムを格納した記録媒体を提供することにある。また、本
発明の他の目的は、一連の削除システムを具備しないコ
ンピュータであってもドキュメントファイルを自動的に
削除できるようにし、コンピュータの環境に依存される
ことなく、自動的に消去することが可能なドキュメント
ファイル消去方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のドキュメントファイル消去システムでは、
ドキュメントファイルごとに、そのファイルへのアクセ
ス制限回数やアクセス制限時間や移動回数制限、格納場
所に制限を設けるとともに、制限条件に合致したか否か
を判定する判定手段と、その判定の結果、合致した場合
にそのドキュメントファイルを自動消去する消去手段を
設ける。これにより、ドキュメントファイルにそれを読
むことができる回数や時間や移動の制限を付け、その制
限を越えたドキュメントファイルを自動的に消去するこ
とができる。また、本発明では、ドキュメント毎に、内
部にアクセス制限条件を記述したテーブルと該制限条件
に一致したか否かを判定する手段と判定の結果一致した
ときに該ドキュメントを消去する手段とを備えたドキュ
メント管理手段を、ドキュメントと一体化して設ける。
これにより、コンピュータ自体に条件判定や消去機能を
設けることなく、独立に管理システムを設けているた
め、削除システムを具備しないコンピュータであっても
ドキュメントファイルを自動的に削除でき、コンピュー
タの環境に依存されることがない。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を、図面に
より詳細に説明する。図1は、本発明の概略説明図
(1)であって、ドキュメントファイルを消去または記
憶するときのドキュメントファイルの遷移と、ドキュメ
ントファイルを消去または記憶するときの領域を示す図
である(通信手段で入力されたドキュメントの場合)。
ここでは、破線の上方はメモリ領域、つまりコンピュー
タの内部メモリ領域であり、破線の下方は記憶領域、つ
まりCD−ROMや磁気ディスク等の外部記憶の領域で
ある。外部、例えばインターネット等の通信手段からコ
ンピュータに取り込まれたドキュメントファイルは、コ
ンピュータのメモリ領域にドキュメントデータ101と
して存在する(状態1)。ドキュメントファイルのクロ
ーズ時に予めドキュメントファイルに設定した消去条件
が成立したならば、あるいはドキュメントファイルのオ
ープン中に消去条件が成立したならば、メモリ領域のド
キュメントデータ101をメモリ領域で消去する(消去
されたドキュメントデータ102)(状態2−1)。ま
た、ドキュメントファイルのクローズ時に予めドキュメ
ントファイルに設定した消去条件が成立していないとき
には、メモリ領域のドキュメントデータ101を記憶領
域に記憶する(外部記憶に格納されたドキュメントファ
イル103)(状態2−2)。
【0007】図2は、本発明の概略説明図(2)であっ
て、ドキュメントファイルを消去または記憶するときの
ドキュメントファイルの遷移と、ドキュメントファイル
を消去または記憶するときの領域を示す図である(外部
記憶から入力されたドキュメントの場合)。コンピュー
タの記憶領域(外部記憶)に存在するドキュメントファ
イル201をドキュメントファイル201へのアクセス
時にメモリ領域にロードし(状態2)、その際に記憶領
域のドキュメントファイル201は記憶領域から消去す
る(状態1)。ドキュメントファイルのクローズ時に予
めドキュメントファイルに設定した消去条件が成立した
ならば、またはドキュメントファイルのオープン中に消
去条件が成立したならば、メモリ領域のドキュメントデ
ータ202をメモリ領域で消去する(消去されたドキュ
メントデータ203)(状態3−1)。また、ドキュメ
ントファイルのクローズ時に予めドキュメントファイル
に設定した消去条件が成立していないときには、メモリ
領域のドキュメントデータ202を記憶領域に記憶する
(外部記憶に格納されたドキュメントファイル204)
(状態3−2)。
【0008】図3は、本発明の一実施例を示すドキュメ
ントファイル消去システムの機能構成図である。本発明
のドキュメントファイルは、ドキュメントファイル管理
機構301とドキュメント302からなる。つまり、ド
キュメントファイルは、ドキュメント302と一体化し
て設けられたドキュメントファイル管理機構301を格
納している。ドキュメントファイル管理機構301は、
ドキュメントファイルを消去するための情報を格納する
仕組み,取得するための仕組み,消去するかどうかを判
定する仕組み,消去機能および差分ドキュメントなどを
出力する仕組みを持つ。すなわち、ドキュメント管理機
構301は、3つのテーブル303,304,305
と、5つのソフトモジュール306〜310とから構成
される。一方、ドキュメント302は、テキスト情報だ
けを格納する。設定情報テーブル303は、ドキュメン
トファイルがコンピュータに取り込まれる前に予め設定
した消去条件を格納しておくテーブルである。可変情報
テーブル304は、ドキュメントファイルがコンピュー
タに取り込まれた後に、消去条件を判定するための可変
情報を設定するテーブルである。情報一時格納テーブル
305は、可変情報テーブル304に可変情報を書き込
む前の,消去条件の判定に必要となる一時的な情報を格
納するテーブルである。なお、設定情報テーブル30
3,可変情報テーブル304および情報一時格納テーブ
ル305の設定内容については、図5で詳しく説明す
る。
【0009】ディレクトリ確認部306は、ドキュメン
トファイルが記憶領域に存在しているときにそのディレ
クトリを確認する。タイマ307は、ハードウェアのタ
イマを駆動し、そこから時間データを取り出すソフトモ
ジュールであって、ドキュメントファイルのオープン直
前に起動し、オープン中の時間を測定する。また、ドキ
ュメントファイルが存在するコンピュータの時刻を調べ
る仕組みを持つ。情報判定部308は、設定情報テーブ
ル303,可変情報テーブル304,情報一時格納テー
ブル305,ディレクトリ確認部306およびタイマ3
07の情報を比較して、ドキュメントファイルの記憶領
域への記憶または消去の判定,可変情報テーブル304
への可変情報の書き込み,差分ドキュメントの出力など
を各処理部へ指示する。ファイル消去部309は、情報
判定部308からドキュメントファイルの消去指示があ
ると、ドキュメントファイルをメモリ領域から消去す
る。ドキュメント出力部310は、情報判定部308か
ら差分ドキュメントの出力指示があるときにドキュメン
トファイルに書き込まれた差分情報などを別ファイルに
出力する。なお、差分情報とは、例えばテストを行った
ときに、その回答だけが必要でテストモードを消したい
とき等に、回答情報のみを出力することである。
【0010】図4は、本発明の一実施例を示すドキュメ
ントファイル消去システムのハードウェアの一構成例の
ブロック図である。中央処理装置401は、コンピュー
タのCPUからなり、ドキュメントファイルへのアクセ
ス時にROM402から最初に実行するプログラムコー
ドを受け取る。ドキュメントファイルへのアクセス時、
RAM403には、ドキュメント302,設定情報テー
ブル303,可変情報テーブル304,情報一時格納テ
ーブル305およびディレクトリ確認部306,タイマ
307,情報判定部308,ファイル消去部309,ド
キュメント出力部310が機能するプログラムなどが格
納される。記憶デバイス404には、ドキュメントファ
イルのクローズ時に予めドキュメントファイルに設定し
た消去条件が成立していない場合、RAM403上のド
キュメントファイルが格納される。通信装置405は、
ネットワークを介してドキュメントファイルを他から受
け取り、これをRAM403に取り込む。タイマ406
は、ドキュメントファイル中のタイマ307がコンピュ
ータの時刻を調べるときに使用するハードウェアであ
る。
【0011】図5は、本発明の一実施例を示すドキュメ
ントファイル消去システムにおける設定情報テーブル,
可変情報テーブル及び情報一時格納デーブルの構成を示
す図である。設定情報テーブルは、ドキュメントファイ
ルがコンピュータに取り込まれる前に予め設定した消去
条件を格納しておくテーブルであって、図5(a)に示
すように、ファイル名501,アクセス許可回数50
2,アクセス制限時刻503(開始503aおよび終了
503b),アクセス制限時間504,移動許可回数5
05,格納制限ディレクトリ506およびドキュメント
出力フラグ507からなる。なお、アクセス制限時刻
は、年月日、時間、分、秒で示され、アクセス制限時間
も日、時間、分、秒で示されている。また、格納制限デ
ィレクトリについては、図では制限なしとなっている
が、ディレクトリに格納制限を設けてもよいのは勿論で
ある。可変情報テーブルは、ドキュメントファイルがコ
ンピュータに取り込まれた後に、消去条件を判定するた
めの可変情報を設定するテーブルであって、図5(b)
に示すように、ファイル名508,アクセス回数50
9,アクセス時間510,移動回数511,ディレクト
リ履歴512,アクセス回数フラグ513および移動回
数フラグ514からなる。なお、設定情報テーブルのフ
ァイル名501と同じ名称であることにより同一性を確
認できる。また、ディレクトリ履歴512には、格納場
所が異なる毎に記述される。情報一時格納テーブルは、
可変情報テーブルに可変情報を書き込む前の,消去条件
の判定に必要となる一時的な情報を格納するテーブルで
あって、図5(c)に示すように、ファイル名515,
アクセス回数516および現格納ディレクトリ517か
らなる。現格納ディレクトリ517の格納場所が可変情
報テーブルのディレクトリ履歴512に記述されたもの
であれば、移動回数が増えたことになり、異なるもので
あれば異なる格納場所であることが判る。
【0012】図6は、本発明の一実施例を示す処理フロ
ーチャート(1)であって、ドキュメントファイル消去
システムにおけるドキュメントファイルオープンまでの
処理を示している。なお、図6では、アクセス回数、ア
クセス時間、移動回数のいずれにも制限条件を付加した
場合の処理を示しており、従って、もしそれらの中に不
要な条件がある場合には、該当する比較判定とその処理
を飛ばして処理を進めるものとする。ドキュメントファ
イルにアクセスすると、情報判定部308は、設定情報
テーブル303および可変情報テーブル304から消去
処理の判定に必要な項目を取得する(ステップ60
1)。ドキュメントファイルが記憶領域に存在するかど
うかを判定し(ステップ602)、存在する場合には
(ステップ602のYES)ディレクトリ確認部306
がドキュメントファイルのディレクトリを調べて現格納
ディレクトリ517に読み込み(ステップ603)、ド
キュメントファイルを記憶領域からメモリ領域に移動す
る(ステップ604)。ドキュメントファイルのディレ
クトリが格納制限ディレクトリ506の範囲外であれば
(ステップ605のNO)、ドキュメントファイルを消
去する(ステップA01)。範囲内であれば(ステップ
605のYES)、ディレクトリ履歴512と現格納デ
ィレクトリを比較し(ステップ606)、ディレクトリ
履歴に存在しなければディレクトリ履歴に追加する(ス
テップ607)。
【0013】アクセス許可回数502とアクセス回数5
09に1を加えた値とを比較し(ステップ608)、ア
クセス許可回数よりも少なければ(ステップ608のY
ES)アクセス回数に1を加えた値をアクセス回数50
9に書き込む(ステップ610)。ここでのアクセス回
数は現在のアクセスの1つ前までのアクセス回数であ
る。アクセス回数に1を加えた値がアクセス許可回数よ
りも多ければ(ステップ608のNOおよびステップ6
09のNO)、ドキュメントファイルを消去する(ステ
ップA01)。アクセス回数に1を加えた値がアクセス
許可回数と等しければ(ステップ608のNOおよびス
テップ609のYES)、アクセス回数フラグ513を
1にする(ステップ611)。アクセス回数フラグを1
にすると、ドキュメントファイルのクローズ要求時にド
キュメントファイルを消去する(ステップ704のNO
およびステップ705のNO)。
【0014】移動許可回数505と移動回数511に1
を加えた値とを比較し(ステップ612)、移動許可回
数よりも少なければ(ステップ612のYES)、移動
回数に1を加えた値を移動回数511に書き込む(ステ
ップ614)。移動回数に1を加えた値が移動許可回数
よりも多ければ(ステップ612のNOおよびステップ
613のNO)、ドキュメントファイルを消去する(ス
テップA01)。移動回数に1を加えた値が移動許可回
数と等しければ(612のNO及び613のYES)、
移動回数フラグ514を1にする(ステップ615)。
移動回数フラグを1にすると、ドキュメントファイルの
クローズ要求時にドキュメントファイルを消去する(ス
テップ706のNO)。タイマ307は、ドキュメント
ファイルが存在するコンピュータからアクセス時刻を調
べて、アクセス制限時刻の開始503aおよび終了50
3bと比較し(ステップ616)、アクセス制限時刻の
範囲内であれば(ステップ616のYES)、タイマ3
07でアクセス時間のカウントを開始し(ステップ61
7)、ドキュメントファイルをオープンする(ステップ
618)。一方、アクセス制限時刻の範囲外であれば
(ステップ616のNO)、ドキュメントファイルを消
去する(ステップA01)。
【0015】図7は、本発明の一実施例を示す処理フロ
ーチャート(2)であって、ドキュメントファイル消去
システムにおけるドキュメントファイルを記憶領域に格
納するまでの処理を示している。ここでも、アクセス回
数、アクセス時間、移動回数のいずれにも制限条件を付
加した場合を示しており、もし制限条件が不要なものが
ある場合には、該当する条件の判定および処理を飛ばし
て進めればよい。ドキュメントファイルをオープンした
後(ステップ701)、ドキュメントファイルのクロー
ズ要求があるまで(ステップ704のNO)、タイマ3
07が、アクセスしている時刻がアクセス制限時刻(終
了)503b内かどうか(ステップ702)およびアク
セス時間510とドキュメントファイルをオープンして
からの時間を加えた値がアクセス制限時間504内かど
うかを監視し(ステップ703)、アクセス制限時刻
(終了)内およびアクセス制限時間内であればドキュメ
ントファイルをオープンし、上記判定動作を繰り返し行
う。一方、アクセス制限時刻(終了)外またはアクセス
制限時間外になれば、ドキュメントファイルを消去する
(ステップA02)。ドキュメントファイルのクローズ
要求があれば(ステップ704のNO)、アクセス回数
フラグ513および移動回数フラグ514の値が0かど
うかを比較し(ステップ705およびステップ70
6)、どちらか一方が1であれば(ステップ705のN
Oまたはステップ706のNO)、ドキュメントファイ
ルを消去する(ステップA02)。アクセス回数フラグ
513および移動回数フラグ514の値が0であれば
(ステップ705のYES及び706のYES)、ドキ
ュメントファイルをクローズし(ステップ707)、ド
キュメントファイルを記憶領域に格納する(ステップ7
08)。
【0016】図8は、本発明の一実施例を示す処理フロ
ーチャート(3)であって、ドキュメントファイル消去
システムにおけるドキュメントファイル消去処理時の処
理を示している。ドキュメントファイルの消去要求があ
ると(ステップA01またはステップA02)、情報判
定部308はドキュメント出力フラグ507の値を取得
する(ステップ801)。ドキュメント出力フラグが1
であれば(ステップ801のYES)、差分ドキュメン
トをファイルとして出力する(ステップ802)。その
後、ドキュメントファイルをメモリ領域から消去する
(ステップ803)。
【0017】このように、本発明は、コンピュータ自体
にドキュメントファイルの消去機能を設けているのでは
なく、ドキュメントファイル内にドキュメント302と
一体化されたドキュメントファイル管理機構301を格
納することにより、この管理機構301によりドキュメ
ントファイルを消去するので、コンピュータの環境であ
るハードウェアやOS等に影響されることなく、ドキュ
メントを消去することができる。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ドキュメントファイルへのアクセス回数,アクセス時
間,移動回数の制限及び消去をドキュメントファイルの
提供側で設定できるので、従来とは異なる目的、例えば
テストやサンプルとしての目的を持つドキュメントを実
現でき、コンピュータでのドキュメントの利用方法を広
げることができる。また、ドキュメントファイルの内部
に、制限項目を設定したテーブル,消去するかどうかを
判定するための情報取得機能および判定機能,ファイル
消去機能を持つことにより、ドキュメントファイルを提
供する環境に影響されることなく、設定した制限でドキ
ュメントファイルを消去することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の動作概略(1)を示すもので、ドキュ
メントファイルを消去または記憶するときのドキュメン
トファイルの遷移と、ドキュメントファイルを消去また
は記憶するときの領域を示す図である。
【図2】本発明の動作概略(2)を示すもので、ドキュ
メントファイルを消去または記憶するときのドキュメン
トファイルの遷移と、ドキュメントファイルを消去また
は記憶するときの領域を示す図である。
【図3】本発明の一実施例を示すドキュメントファイル
消去システムの機能構成図である。
【図4】本発明の一実施例を示すドキュメントファイル
消去システムのハードウェアの構成図である。
【図5】本発明の一実施例を示すドキュメントファイル
消去システムにおける設定情報テーブル,可変情報テー
ブルおよび情報一時格納テーブルの構成図である。
【図6】本発明の一実施例を示す処理フローチャート
(1)であって、ドキュメントファイル消去システムに
おけるドキュメントファイルオープンまでの処理図であ
る。
【図7】本発明の一実施例を示す処理フローチャート
(2)であって、ドキュメントファイル消去システムに
おけるドキュメントファイルを記憶領域に格納するまで
の処理図である。
【図8】本発明の一実施例を示す処理フローチャート
(3)であって、ドキュメントファイル消去システムに
おけるドキュメントファイル消去処理時の処理図であ
る。
【符号の説明】
101,102,202,203…ドキュメントデー
タ、103,201,204…ドキュメントファイル、
301…ドキュメントファイル管理機構、302…ドキ
ュメント、303…設定情報テーブル、304…可変情
報テーブル、305…情報一時格納テーブル、306…
ディレクトリ確認部、307…タイマ、308…情報判
定部、309…ファイル消去部、310…ドキュメント
出力部、401…中央処理装置、402…ROM、40
3…RAM、404…記憶デバイス(外部記憶)、40
5…通信装置、406…タイマ、501,508,51
5…ファィル名、502…アクセス許可回数、503…
アクセス制限時刻、504…アクセス制限時間、505
…移動許可回数、506…格納制限ディレクトリ、50
7…ドキュメント出力フラグ、509,516…アクセ
ス回数、510…アクセス時間、511…移動回数、5
12…ディレクトリ履歴、513…アクセス回数フラ
グ、514…移動回数フラグ、517…現格納ディレク
トリ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 林 浩子 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町5030番地 株 式会社日立製作所ソフトウェア事業部内 Fターム(参考) 5B082 AA11 CA14 EA01 EA10 FA11 GA04 GA12

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記憶媒体およびネットワークに対してド
    キュメントファイルを提供するコンピュータシステムに
    おいて、 ドキュメント毎に、内部にアクセス制限条件を記述した
    テーブルと該制限条件に一致したか否かを判定する手段
    と判定の結果一致したときに該ドキュメントを消去する
    手段とを備えたドキュメント管理手段を、該ドキュメン
    トと一体化して設けたことを特徴とするドキュメントフ
    ァイル消去システム。
  2. 【請求項2】 ドキュメントファイルを一時的に記憶す
    るドキュメントファイル記憶手段と、該記憶手段に記憶
    されたドキュメントファイルにアクセスされた回数ある
    いはアクセス時間を記録するアクセス記録手段と、該ア
    クセス記録手段により記録されたアクセス回数あるいは
    アクセス時間と該ドキュメントファイルに対し予め設定
    したアクセス許可回数あるいはアクセス制限時間とを比
    較する比較手段と、比較の結果、該アクセス回数が該ア
    クセス許可回数に達した場合、あるいは該アクセス時間
    がアクセス制限時間を過ぎた場合に、該ドキュメントフ
    ァイルを自動消去するドキュメントファイル消去手段と
    を設けたことを特徴とするドキュメントファイル消去シ
    ステム。
  3. 【請求項3】 ドキュメントファイルの格納場所を記憶
    するドキュメントファイル記憶領域と、該ドキュメント
    ファイル記憶領域に該ドキュメントファイルの格納場所
    を記録するドキュメントファイル記録手段と、該ドキュ
    メントファイル記憶領域に記憶した格納場所と現在のド
    キュメントファイルの格納場所とを比較する比較手段
    と、比較の結果、該ドキュメントファイルの格納場所が
    移動あるいは予め設定した移動許可回数を超えた場合
    に、該ドキュメントファイルを自動消去するドキュメン
    トファイル消去手段とを設けたことを特徴とするドキュ
    メントファイル消去システム。
  4. 【請求項4】 一時的な記憶領域に存在する任意のドキ
    ュメントファイルに対し、予め設定したアクセス許可回
    数およびアクセス制限時間と、実行したアクセス回数お
    よびアクセス時間とをそれぞれ比較し、該実行したアク
    セス回数又はアクセス時間が該アクセス許可回数または
    アクセス制限時間に達した場合に該ドキュメントファイ
    ルを格納領域に格納することなく自動消去することを特
    徴とするドキュメントファイル消去方法。
  5. 【請求項5】 請求項1から請求項4までのいずれか一
    つに記載のドキュメントファイル消去システムを格納し
    たことを特徴とするシステム記録媒体。
JP11177633A 1999-06-24 1999-06-24 ドキュメントファイル消去システムおよび消去方法 Pending JP2001005700A (ja)

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