JP2001003867A - 横型圧縮機 - Google Patents

横型圧縮機

Info

Publication number
JP2001003867A
JP2001003867A JP11171627A JP17162799A JP2001003867A JP 2001003867 A JP2001003867 A JP 2001003867A JP 11171627 A JP11171627 A JP 11171627A JP 17162799 A JP17162799 A JP 17162799A JP 2001003867 A JP2001003867 A JP 2001003867A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lubricating oil
housing
drive shaft
suction port
horizontal compressor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP11171627A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsumi Hirooka
勝実 広岡
Hisayuki Kimata
央幸 木全
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP11171627A priority Critical patent/JP2001003867A/ja
Publication of JP2001003867A publication Critical patent/JP2001003867A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Compressor (AREA)
  • Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 潤滑性能に優れた潤滑油ポンプ機構を設ける
ことにより、横型圧縮機の耐久性や信頼性を向上させ
る。 【解決手段】 駆動軸4の周面に形成されて円周溝21
aを備えた偏心部21と、駆動軸4内に設けられ円周溝
21aと連通孔26を介して接続された軸方向の軸内潤
滑油通路25と、底面部に突設され下端部に潤滑油吸入
口24aを有するシリンダ部24と、リング部27が偏
心部21に摺動可能に嵌合されかつ駆動軸4の回転でシ
リンダ部24内を往復運動するピストン部23が設けら
れた連結ロッド部22と、潤滑油吸入口24aに設けた
吸入弁31と、連結ロッド部22に設けたロッド内潤滑
油通路28と、ロッド内潤滑油通路28内に設けた吐出
弁29とを具備し、ハウジングの底部に貯留された潤滑
油30を潤滑油吸入口24aから吸入して軸内潤滑油通
路25に供給する潤滑油ポンプ機構20を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば車両用空
気調和装置に具備される冷媒循環用等の横型圧縮機に係
り、特に、横型圧縮機に適した潤滑油ポンプ機構を備え
たものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の車両用空気調和装置に具備される
横型圧縮機は、エンジンからベルトおよびクラッチを介
して駆動力を受け、エバポレータで車室内の熱を奪って
気化した低温・低圧の冷媒ガスを吸入、圧縮し、高温・
高圧となった冷媒ガスをコンデンサに送り込む役目を果
たしている。
【0003】そこで、従来の横型圧縮機の一例を図10
に示す。この圧縮機は横置き(横型)のスクロール型圧
縮機であり、円筒形状のハウジング1と、ハウジング1
内に設置されたスクロール型圧縮機構2と、フレーム3
に回転自在に支持されるとともにスクロール型圧縮機構
2に一端を連結された回転シャフト(駆動軸)4と、回
転シャフト4の他端に連結されたプーリ5とを備えてい
る。このように、ハウジング1内にモータ等の駆動源を
持たない圧縮機は、開放型の圧縮機と呼ばれている。
【0004】ハウジング1は、フレーム3と蓋部6とで
閉塞状態とされ、スクロール圧縮機構2とフレーム3と
の間に形成された吸入キャビティ7には冷媒ガスの吸入
口7aが設けられ、スクロール圧縮機構2と蓋部6との
間に形成された吐出キャビティ8には冷媒ガスの吐出口
8aが設けられている。
【0005】スクロール型圧縮機構2は、ハウジング1
に固定された固定スクロール2aと、フレーム3と固定
スクロール2aとの間で公転旋回可能に支持されるとと
もに回転シャフト4の先端に設けられた偏心ピン4aを
嵌合され回転シャフト4の回転に伴って公転旋回する旋
回スクロール2bと、旋回スクロール2bの公転旋回運
動を許容しつつもその自転を阻止する自転阻止機構9と
を備えている。
【0006】上記のような構成のスクロール型圧縮機に
おいては、プーリ5を介して得られたエンジンの駆動力
によって回転シャフト4が回転し、旋回スクロール2b
が自転阻止機構9によって自転を阻止された状態で固定
スクロール2aに対して公転旋回運動を行う。
【0007】このとき、旋回スクロール2bの公転旋回
運動に伴い、低温・低圧の冷媒ガスが吸入口7aを通じ
て吸入され、固定スクロール2aと旋回スクロール2b
との間に形成される圧縮室Pにおいて圧縮され、高温・
高圧の冷媒ガスとして吐出口8aから外部に排出され
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な開放型の横型圧縮機においては、次のような問題点が
指摘されている。回転シャフト4が水平方向に配設され
る横型圧縮機においては、モータ等の駆動源をハウジン
グ内に取り付ける密閉型の場合、一般的には回転シャフ
トの一端に潤滑油ポンプを取り付けて軸受等の各摺動部
に潤滑油を供給する構造が採用されている。しかしなが
ら、従来技術に示した開放型の横型圧縮機では、回転シ
ャフト4の一端には旋回スクロール2bが取り付けら
れ、他端はハウジング1の外に出ている。このため、密
閉型で採用しているような回転シャフト4の端部に潤滑
油ポンプを取り付ける構造を採用することができず、圧
縮機内に貯留した潤滑油を直接摺動部に供給するための
適当な潤滑油供給手段がないのが現状である。なお、自
動車などの車両用空気調和装置に使用する横型圧縮機の
場合、圧縮流体である冷媒中に含ませた潤滑油により間
接的な潤滑を行っている。
【0009】本発明は上記の事情に鑑みてなされたもの
であり、横型圧縮機に適した、特に開放型の横型圧縮機
に適した潤滑油ポンプ機構を備えた横型圧縮機を提供
し、これによってその潤滑性能を向上させ、横型圧縮機
の耐久性や信頼性を向上させることを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明では以下の手段を採用する。請求項1に記載
の横型圧縮機は、ハウジングと、該ハウジング内に設置
され水平方向の駆動軸で作動する圧縮機構とを備え、該
圧縮機構の作動に伴って前記ハウジング内に流体を吸
入、圧縮したうえで該ハウジングから排出する横型圧縮
機であって、前記駆動軸の周面に形成されるとともに円
周溝を備えた偏心部と、前記駆動軸内に設けられるとと
もに前記円周溝と連通孔を介して接続された軸方向の軸
内潤滑油通路と、前記ハウジングの底面部に突設され下
端部に潤滑油吸入口を有するシリンダ部と、上端部が前
記偏心部に摺動可能に嵌合されかつ前記駆動軸の回転で
前記シリンダ部内を上下方向に往復運動するピストン部
が下端部に設けられた連結ロッド部と、前記潤滑油吸入
口に設けた吸入弁と、前記連結ロッド部の軸方向に貫通
して設けられ前記ピストン部の下端部と前記円周溝との
間を連通せしめるロッド内潤滑油通路と、該ロッド内潤
滑油通路内に設けた吐出弁とを具備し、前記ハウジング
の底部に貯留された潤滑油を前記潤滑油吸入口から吸入
して前記軸内潤滑油通路に供給する潤滑油ポンプ機構を
備えたことを特徴とするものである。
【0011】この場合、前記ピストンの外周面にシール
部材を設けたものを採用してもよいし、あるいは、前記
ピストン部の外周面を上から下へ拡径するテーパー面に
したものや、前記シリンダ部の内周面を下から上へ拡径
するテーパー面にしたものを採用してもよい。また、前
記連通孔を前記駆動軸の放射方向から同駆動軸の回転方
向へ傾斜させて設け、入口が前記駆動軸の回転方向へ向
けて開口するようにしてもよいし、あるいは、前記連通
孔の入口を、前記駆動軸回転方向側の壁面を切り欠いて
同回転方向へ向けた開口形状としてもよい。
【0012】このような横型圧縮機によれば、潤滑油ポ
ンプ機構の作用によってハウジング底部に貯留された潤
滑油を確実に駆動軸まで供給することができるようにな
るので、駆動軸内の潤滑油流路を通すことで、軸受け等
の各摺動部に対して潤滑油を安定して供給することが可
能になる。
【0013】請求項7に記載の横型圧縮機は、ハウジン
グと、該ハウジング内に設置され水平方向の駆動軸で作
動する圧縮機構とを備え、該圧縮機構の作動に伴って前
記ハウジング内に流体を吸入、圧縮したうえで該ハウジ
ングから排出する横型圧縮機であって、前記駆動軸の周
面に形成された偏心部と、前記ハウジングの底面部に突
設され下端部に潤滑油吸入口を有するシリンダ部と、上
端部が前記偏心部に摺動可能に嵌合されかつ前記駆動軸
の回転で前記シリンダ部内を上下方向に往復運動するピ
ストン部が下端部に設けられた連結ロッド部と、前記潤
滑油吸入口に設けた吸入弁と、前記潤滑油吸入口より上
方の前記シリンダ部から前記駆動軸の軸受部へ潤滑油を
導く潤滑油供給流路と、該潤滑油供給流路内に設けた吐
出弁とを具備し、前記ハウジングの底部に貯留された潤
滑油を前記潤滑油吸入口から吸入して前記軸受部へ供給
する潤滑油ポンプ機構を備えたことを特徴とするもので
ある。
【0014】このような横型圧縮機によれば、潤滑油ポ
ンプ機構の作用によってハウジング底部に貯留された潤
滑油を確実に軸受部まで供給することができるようにな
るので、軸受部に対して潤滑油を安定して供給すること
が可能になる。
【0015】請求項8に記載の横型圧縮機は、ハウジン
グと、該ハウジング内に設置され水平方向の駆動軸で作
動する圧縮機構とを備え、該圧縮機構の作動に伴って前
記ハウジング内に流体を吸入、圧縮したうえで該ハウジ
ングから排出する横型圧縮機であって、前記駆動軸の周
面に形成された偏心部と、前記ハウジングの底面部に形
成され潤滑油吸入口を有するシリンダ部と、上端部が上
向きの付勢を受けて前記偏心部に接しかつ前記駆動軸の
回転で前記シリンダ部内を上下方向に往復運動するピス
トン部が下端部に設けられたロッド部と、前記潤滑油吸
入口に設けた吸入弁と、前記シリンダ部下方から前記駆
動軸の軸受部へ潤滑油を導く潤滑油供給流路とを具備
し、前記ハウジングの底部に貯留された潤滑油を前記潤
滑油吸入口から吸入して前記軸受部へ供給する潤滑油ポ
ンプ機構を備えたことを特徴とするものである。この場
合の前記偏心部は、カムであることが好ましい。
【0016】このような横型圧縮機によれば、潤滑油ポ
ンプ機構の作用によってハウジング底部に貯留された潤
滑油を確実に軸受部まで供給することができるようにな
るので、軸受部に対して潤滑油を安定して供給すること
が可能になる。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明に係る圧縮機の実施形態を
図1ないし図8に示して説明する。図1は、本発明の第
1の実施形態に係る要部断面図で、車両用空気調和装置
などに具備される横型スクロール圧縮機(以下、単に圧
縮機と呼称する)の要部断面を示している。図1に示す
圧縮機はハウジング内にモータ等の駆動源を持たない開
放型と呼ばれるものであり、すなわち、従来例として説
明した図9の圧縮機に対して、潤滑油ポンプ機構20を
追加して設けたものである。従って、図1における符号
の1はハウジング、2はスクロール型圧縮機構、2aは
固定スクロール、2bは旋回スクロール、4は回転シャ
フト(駆動軸)、4aは偏心ピン、9は自転阻止機構、
10はドライブブッシュ、11は軸受を示しており、回
転シャフト4はハウジング外から駆動力を受けて回転
し、自転阻止機構9の作用によって自転を阻止された状
態の旋回スクロール2bを公転旋回運動させるように構
成されている。
【0018】このような構成の圧縮機に対し、本発明で
は回転シャフト4に潤滑油ポンプ機構20を設けてあ
る。この潤滑油ポンプ機構20は、回転シャフト4のハ
ウジング内適所、好適には回転シャフト4の両端部以外
で軸受などと干渉しない位置に偏心部21を設け、該偏
心部21に連結ロッド部22の上端部を摺動可能に嵌合
させることによって、同連結ロッド部22の下端部に設
けたピストン部23がシリンダ部24に沿って往復運動
するように構成したものである。
【0019】水平に配設された回転シャフト4には、そ
の軸中心に沿った水平方向の軸内潤滑油通路25が設け
られている。この軸内潤滑油通路25の一端は、旋回ス
クロール側端部、すなわち偏心ピン4aの先端面に潤滑
油出口25aとして開口している。また、回転シャフト
4の偏心部21には、その周面に沿って円周溝21aが
形成されている。この円周溝21aは、軸内潤滑油通路
25と連通孔26を介して接続されており、後述する連
結ロッド22側に形成された凹溝部27aとともに潤滑
油の流路を形成する。なお、連通孔26は、回転シャフ
ト4の軸中心から放射状に、すなわち回転シャフト4の
半径方向に、必要に応じて1又は複数設けられている。
【0020】連結ロッド部22は棒状の部材で、上端部
側に偏心部21と嵌合するリング部27が設けられ、下
端部側には円筒状のピストン部23が設けられている。
リング部27の内周面には、円周溝21aとともに潤滑
油の流路を形成する凹溝部27aが形成されている。な
お、リング部27は、偏心部21への取付けを容易にす
るため、上下に2分割したものをボルト等で結合するな
ど公知の構造を採用するとよい。
【0021】また、この連結ロッド22内には、ピスト
ン部23の下端面から凹溝部27aに通じるロッド内潤
滑油通路28が軸方向に貫通して設けられており、同流
路28は、リング部27を偏心部21に嵌合させた組立
状態においては、円周溝21aとも連通している。な
お、ロッド内潤滑油通路28の下側には、小径部28a
が設けられている。さらに、ロッド内潤滑油通路28内
には、小径部28aの上部に吐出弁29を備えている。
この吐出弁29は、ロッド内潤滑油通路28の内部で潤
滑油が上方へ向けて流れる時に開となり、かつ下方へ向
けて流れる時に閉となるもので、球状の弁体29aと該
弁体29aの上方への移動を規制するストッパ29bと
を具備して構成される。すなわち、弁体29aは、上方
へ移動した時に小径部28aから離れて潤滑油の流路を
開き、下方へ移動した時には小径部28aに押しつけら
れて潤滑油の流路を閉じる。
【0022】ピストン部23は、シリンダ部24に沿っ
て摺動可能に嵌合されている。シリンダ部24は、潤滑
油を貯留するハウジング1の底部に突設された中空円筒
状の部分で、下端部には底部に貯留された潤滑油をシリ
ンダ部24内に取り込むための潤滑油吸入口24aが開
口している。また、潤滑油吸入口24aには吸入弁31
が設けられている。この吸入弁31は、ピストン部22
が上方へ移動する時に開いて潤滑油をシリンダ部24内
に吸入し、ピストン部24が下方へ移動する時に閉じて
シリンダ部24内の潤滑油が潤滑油吸入口24aから流
出するのを防止する機能を有している。図示の例では、
潤滑油吸入口24aが複数設けられているので、弁体3
1aがシリンダ部24内の規制された範囲内を上下に移
動する構造を採用しているが、シリンダ部24の壁面に
対し揺動して開閉する構造のものを採用してもよい。
【0023】以下、上述した構成の潤滑油ポンプ機構2
0に関して、その作用を動作とともに説明する。回転シ
ャフト4が回転すると、偏心部21の外周面にリング部
27を嵌合された連結ロッド部22は上下方向の往復運
動をすることになるので、下端部のピストン部23もシ
リンダ部24に沿った上下方向の往復運動をする。この
ため、ピストン部23が上方へ移動するときには、ピス
トン部23の下方に負圧が生じ、吐出弁31が開いて潤
滑油30がシリンダ部24内に吸入される。このような
潤滑油30の吸入はピストン部23が上昇する間中続く
が、この時の吐出弁29は閉状態となっている。
【0024】次に、最上部まで上昇したピストン部23
が下方へ移動を開始すると、吸入弁31が閉じるので、
ピストン部23の下方に吸入されていた潤滑油30が吐
出弁29を押し上げて開く。そして、さらにピストン部
23が下方へ移動することにより、潤滑油30はロッド
内潤滑油通路28を通って凹溝部27aまで押し上げら
れた後、凹溝部27aと円周溝21aとにより形成され
た潤滑油の流路を通って連通孔26から軸内潤滑油通路
25へ導かれる。この時、潤滑油ポンプ機構20から供
給される潤滑油の圧力は、回転シャフト4の回転によっ
て生じる遠心力に打ち勝つことで、潤滑油がスムーズに
軸内潤滑油通路25へ流入できるように設定しておく必
要がある。
【0025】こうして下限まで移動したピストン23は
再度上昇に転じるが、この時吐出弁29が閉じるので、
軸内潤滑油通路25内からシリンダ部24へ潤滑油30
が流出するのを防止できる。このようにしてピストン部
23が往復運動を繰り返すことにより、ハウジング1の
底部に貯留されている潤滑油30は回転シャフト4内の
軸内潤滑油通路25に確実かつ安定的に供給される。従
って、潤滑油出口25aから軸受などの摺動部へ潤滑油
を供給できるので、焼付きなどのトラブル発生を防止で
きる。
【0026】図2は、上述した第1の実施形態における
第1変形例を示したもので、ピストン部23の外周面に
シール部材23aを取り付けてある。このようにすれ
ば、ピストン部23とシリンダ部24との間のシール性
が向上するので、ピストン部23の往復運動時に潤滑油
30が隙間からピストン部23の上部へ漏出するなどし
てポンプ効率が低下するのを防止できる。
【0027】図3は、上述した第1の実施形態における
第2変形例を示したもので、ピストン部23の外周面を
上から下へ拡径するテーパー面にしてある。すなわち、
この第2変形例では、ピストン部23を円筒形状にする
のではなく、円錐台形状にしてある。図2に示した例で
は、図示の都合上テーパーの角度を大きく示してある
が、実際には目視での区別がつかない程度に小さな角度
のテーパー面となる。このようにすれば、偏心部21の
回転でシリンダ部24内を上下に往復運動するピストン
部23が、スムーズに移動できるようになる。これは、
偏心部21により連結ロッド部22を往復運動させる都
合上、純粋な上下(鉛直)方向の往復運動とはならず、
連結ロッド22の軸線が鉛直線より図1の紙面表裏方向
へ傾斜することを避けられないからである。
【0028】図4は、上述した第1の実施形態における
第3変形例を示したもので、シリンダ部24の内周面を
下から上へ拡径するテーパー面にしてある。この場合
も、図3と同様に、図示の都合上実際より極端に大きな
角度で示されている。このようにしても、鉛直線より傾
斜して往復運動する連結ロッド22が、スムーズに移動
できるようになる。
【0029】図5は、上述した第1の実施形態における
第4変形例を示したもので、連通孔26を回転シャフト
4の放射方向(半径方向)よりその回転方向へ傾斜させ
て設けてある。換言すれば、回転シャフト4の中心を通
る半径と一致し接線に対し直交するように連通孔26を
設けるのではなく、連通孔26の外周面側開口が回転方
向を向くように傾斜させて、すなわち連通孔26の軸線
26aが接線32と交差する角度αが鋭角となるように
傾斜させて、潤滑油30が入り込みやすいようにしたも
のである。
【0030】図6は、上述した第1の実施形態における
第5変形例を示したもので、連通孔26の入口が、第4
変形例と同様の目的で、回転シャフト4の回転方向へ向
けて開いた開口形状としてある。この場合、連通孔26
は放射(半径)方向に設けられているが、回転方向側の
壁面を切り欠いて回転方向に向かう開口面積を大きくし
てある。この結果、潤滑油30は壁面26bに当たって
連通孔26に入り込みやすくなる。なお、このように回
転方向側の壁面を切り欠く構造は、第4変形例のように
放射方向から傾斜させた連通孔26にも適用可能であ
る。
【0031】第1の実施形態として上述した潤滑油ポン
プ機構20は、スクロール型圧縮機以外の横型圧縮機に
も適用することができる。図7は、潤滑油ポンプ機構2
0をレシプロ型圧縮機に適用した例を示したものであ
り、同一部分には同一の符号を付してある。なお、この
レシプロ型圧縮機において、符号の41はクランクシャ
フト、PSは圧縮機のピストンを示している。
【0032】図8は、本発明の第2の実施形態を示した
もので、レシプロ型圧縮機に潤滑油ポンプ機構40を設
けてある。この場合の潤滑油ポンプ機構40は、駆動軸
となるクランクシャフト41の周面に偏心部42形成す
る点、ハウジング43の底面部にシリンダ部44を突設
して下端部に潤滑油吸入口45を設ける点、上端部のリ
ング部46が偏心部42に摺動可能に嵌合されかつクラ
ンクシャフト41の回転でシリンダ部44内を上下方向
に往復運動するピストン部47が下端部に設けられた連
結ロッド部48を備えた点、シリンダ部44の潤滑油吸
入口45に吸入弁49を設けた点は、上述した第1の実
施形態と同様である。しかし、この実施形態では、潤滑
油吸入口45に設けた吸入弁49より上方のシリンダ部
44からクランクシャフト41の軸受部50へ潤滑油3
0を導く潤滑油供給流路51を設けてあり、該潤滑油供
給流路51内に前述した第1の実施形態と同様の吐出弁
52を設けてある。
【0033】このような構成の潤滑油ポンプ機構40よ
れば、クランクシャフト41とともに偏心部42が回転
すると、ピストン部47が上下に往復運動して、ハウジ
ング43の底部に貯留された潤滑油30を潤滑油吸入口
45から吸入し、軸受部50へ直接供給することができ
る。この場合も、ピストン部47が上方へ移動するとき
には、吐出弁52が閉じるとともに吸入弁49が開いて
潤滑油30をシリンダ部44内へ吸入し、ピストン部4
7が下方へ移動するときには、吸入弁49が閉じるとと
もに吐出弁52が開いて潤滑油30を軸受部50へ供給
する。このようにして、ピストン部47が往復運動を繰
り返すことにより、ハウジング43の底部に貯留されて
いる潤滑油30は軸受部50に確実かつ安定的に供給さ
れるので、焼付きなどのトラブル発生を防止できる。な
お、このような潤滑油ポンプ機構40は、レシプロ型圧
縮機に限定されることなく、たとえばスクロール型圧縮
機など他の横型圧縮機にも同様に適用可能である。
【0034】図9は、本発明の第3の実施形態を示した
もので、この場合の潤滑油ポンプ機構60は以下のよう
に構成されている。すなわち、駆動軸となる回転シャフ
ト61の周面には偏心部としてカム62を設けてある。
また、ハウジング63の底面部には潤滑油吸入口64a
を有するシリンダ部64を設けてあり、該シリンダ部6
4内をピストン部65が上下方向に往復運動する。この
ピストン部65は、ロッド部66の下端部に設けられ、
ロッド部66の上端部は、ピストン部65の下方に配設
されたコイルバネ67から上向きの付勢を受けており、
カム62の周面に常に接するようになっている。この場
合、シリンダ部64の潤滑油吸入口64aは、少なくと
もピストン部65が往復運動する上端位置より下方に、
好適には往復運動の下端位置より下方に位置しており、
同潤滑油吸入口64aには吸入弁68が設けられてい
る。この吸入弁68は、シリンダ部64の壁面に対して
揺動することで開閉し、ピストン部65が上昇するとき
に開いて潤滑油30をシリンダ部64内へ吸入するとと
もに、ピストン部65が下降するときに閉じるように構
成されている。この結果、シリンダ部64内の潤滑油3
0は、吸入弁68が閉じた状態で下降するピストン部6
5に押されることにより潤滑油供給流路69を通って軸
受部70へ導かれ、軸受部70の供給孔70aから供給
されて潤滑するように構成されている。なお、図中の符
号25は軸内潤滑油通路、26は連通孔である。
【0035】このような潤滑油ポンプ機構60として
も、カム62の作用及びコイルバネ67の作用でロッド
部66が上下に往復運動するので、これと一体的に往復
運動するピストン部65の作用によって、シリンダ部6
4下方の潤滑油吸入口64aから潤滑油30を吸入し、
さらに回転シャフト61の軸受部70へ潤滑油30を導
く潤滑油供給流路69へ押し出して、ハウジング63の
底部に貯留された潤滑油30を軸受部70や連通孔26
から軸内潤滑油通路25へ安定的に供給することができ
る。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の横型圧縮
機によれば、確実で安定した潤滑油の供給ができる潤滑
油ポンプ機構を設けたので、焼き付きなどのトラブル発
生を未然に防止できるようになり、耐久性や信頼性の向
上に大きな効果を奏する。しかも、駆動軸の両端部を使
用しなくても潤滑油ポンプ機構を設置できるようになる
ので、特に、駆動軸の両端部が使用できないため従来よ
り適当な潤滑油供給手段を持たなかった開放型の横型圧
縮機に適用することで、その潤滑性能を飛躍的に向上さ
せることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る横型圧縮機の第1の実施形態と
して、横型スクロール圧縮機の要部を示す断面図であ
る。
【図2】 第1の実施形態の第1変形例としてシリンダ
部内の構成を示す断面図である。
【図3】 第1の実施形態の第2変形例としてピストン
部及びシリンダ部を示す要部断面図である。
【図4】 第1の実施形態の第3変形例としてピストン
部及びシリンダ部を示す要部断面図である。
【図5】 第1の実施形態の第4変形例として連通孔の
設置例を示す図1のA−A断面図である。
【図6】 第1の実施形態の第5変形例として連通孔の
設置例を示す図1のA−A断面図である。
【図7】 本発明に係る横型圧縮機の第1の実施形態と
して、レシプロ型圧縮機への適用例を示す断面図であ
る。
【図8】 本発明に係る横型圧縮機の第2の実施形態と
して、レシプロ型圧縮機への適用例を示す断面図であ
る。
【図9】 本発明に係る横型圧縮機の第3の実施形態を
示す要部断面図である。
【図10】 従来の横型圧縮機として、スクロール型圧
縮機の構成を示す断面図である。
【符号の説明】
1 ハウジング 2 スクロール型圧縮機構 4、61 回転シャフト(駆動軸) 4a 偏心ピン 9 自転阻止機構 10 ドライブブッシュ 11 軸受 20、40、60 潤滑油ポンプ機構 21、42 偏心部 21a 円周溝 22、48 連結ロッド部 23、47、65 ピストン部 23a シール部材 24、44、64 シリンダ部 24a、45、64a 潤滑油吸入口 25 軸内潤滑油通路 25a 潤滑油出口 26 連通孔 26a 軸線 26b 壁面 27、46 リング部 27a 凹溝部 28 ロッド内潤滑油通路 28a 小径部 29、52 吐出弁 30 潤滑油 31、49、68 吸入弁 41 クランクシャフト(駆動軸) 42 偏心部 51 潤滑油供給流路 62 カム(偏心部) 66 ロッド部 67 コイルバネ 69 潤滑油供給流路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3H003 AA01 AB07 AC03 BC03 BD07 CA01 CB02 CD05 3H029 AA01 AA17 AA21 AB03 BB06 CC16 CC35

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジングと、該ハウジング内に設置さ
    れ水平方向の駆動軸で作動する圧縮機構とを備え、該圧
    縮機構の作動に伴って前記ハウジング内に流体を吸入、
    圧縮したうえで該ハウジングから排出する横型圧縮機で
    あって、 前記駆動軸の周面に形成されるとともに円周溝を備えた
    偏心部と、前記駆動軸内に設けられるとともに前記円周
    溝と連通孔を介して接続された軸方向の軸内潤滑油通路
    と、前記ハウジングの底面部に突設され下端部に潤滑油
    吸入口を有するシリンダ部と、上端部が前記偏心部に摺
    動可能に嵌合されかつ前記駆動軸の回転で前記シリンダ
    部内を上下方向に往復運動するピストン部が下端部に設
    けられた連結ロッド部と、前記潤滑油吸入口に設けた吸
    入弁と、前記連結ロッド部の軸方向に貫通して設けられ
    前記ピストン部の下端部と前記円周溝との間を連通せし
    めるロッド内潤滑油通路と、該ロッド内潤滑油通路内に
    設けた吐出弁とを具備し、前記ハウジングの底部に貯留
    された潤滑油を前記潤滑油吸入口から吸入して前記軸内
    潤滑油通路に供給する潤滑油ポンプ機構を備えたことを
    特徴とする横型圧縮機。
  2. 【請求項2】 前記ピストンの外周面にシール部材を設
    けたことを特徴とする請求項1に記載の横型圧縮機。
  3. 【請求項3】 前記ピストン部の外周面を上から下へ拡
    径するテーパー面にしたことを特徴とする請求項1に記
    載の横型圧縮機。
  4. 【請求項4】 前記シリンダ部の内周面を下から上へ拡
    径するテーパー面にしたことを特徴とする請求項1に記
    載の横型圧縮機。
  5. 【請求項5】 前記連通孔を前記駆動軸の放射方向から
    同駆動軸の回転方向へ傾斜させて設け、入口が前記駆動
    軸の回転方向へ向けて開口するようにしたことを特徴と
    する請求項1から4のいずれかに記載の横型圧縮機。
  6. 【請求項6】 前記連通孔の入口を、前記駆動軸回転方
    向側の壁面を切り欠いて同回転方向へ向けた開口形状と
    したことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載
    の横型圧縮機。
  7. 【請求項7】 ハウジングと、該ハウジング内に設置さ
    れ水平方向の駆動軸で作動する圧縮機構とを備え、該圧
    縮機構の作動に伴って前記ハウジング内に流体を吸入、
    圧縮したうえで該ハウジングから排出する横型圧縮機で
    あって、 前記駆動軸の周面に形成された偏心部と、前記ハウジン
    グの底面部に突設され下端部に潤滑油吸入口を有するシ
    リンダ部と、上端部が前記偏心部に摺動可能に嵌合され
    かつ前記駆動軸の回転で前記シリンダ部内を上下方向に
    往復運動するピストン部が下端部に設けられた連結ロッ
    ド部と、前記潤滑油吸入口に設けた吸入弁と、前記潤滑
    油吸入口より上方の前記シリンダ部から前記駆動軸の軸
    受部へ潤滑油を導く潤滑油供給流路と、該潤滑油供給流
    路内に設けた吐出弁とを具備し、前記ハウジングの底部
    に貯留された潤滑油を前記潤滑油吸入口から吸入して前
    記軸受部へ供給する潤滑油ポンプ機構を備えたことを特
    徴とする横型圧縮機。
  8. 【請求項8】 ハウジングと、該ハウジング内に設置さ
    れ水平方向の駆動軸で作動する圧縮機構とを備え、該圧
    縮機構の作動に伴って前記ハウジング内に流体を吸入、
    圧縮したうえで該ハウジングから排出する横型圧縮機で
    あって、 前記駆動軸の周面に形成された偏心部と、前記ハウジン
    グの底面部に形成され潤滑油吸入口を有するシリンダ部
    と、上端部が上向きの付勢を受けて前記偏心部に接しか
    つ前記駆動軸の回転で前記シリンダ部内を上下方向に往
    復運動するピストン部が下端部に設けられたロッド部
    と、前記潤滑油吸入口に設けた吸入弁と、前記シリンダ
    部下方から前記駆動軸の軸受部へ潤滑油を導く潤滑油供
    給流路とを具備し、前記ハウジングの底部に貯留された
    潤滑油を前記潤滑油吸入口から吸入して前記軸受部へ供
    給する潤滑油ポンプ機構を備えたことを特徴とする横型
    圧縮機。
  9. 【請求項9】 前記偏心部がカムであることを特徴とす
    る請求項8に記載の横型圧縮機。
JP11171627A 1999-06-17 1999-06-17 横型圧縮機 Withdrawn JP2001003867A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11171627A JP2001003867A (ja) 1999-06-17 1999-06-17 横型圧縮機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11171627A JP2001003867A (ja) 1999-06-17 1999-06-17 横型圧縮機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001003867A true JP2001003867A (ja) 2001-01-09

Family

ID=15926698

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11171627A Withdrawn JP2001003867A (ja) 1999-06-17 1999-06-17 横型圧縮機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001003867A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004076718A (ja) * 2002-08-13 2004-03-11 Kim Hyun-Jin 容積型オイルポンプ
JP2005524793A (ja) * 2000-09-06 2005-08-18 エンプレサ・ブラジレイラ・デイ・コンプレソレス・エシ・ア−エンブラク 気密往復圧縮機用オイルポンプ
JP2014163358A (ja) * 2013-02-27 2014-09-08 Denso Corp 圧縮機
WO2015128906A1 (ja) * 2014-02-28 2015-09-03 国立大学法人東北大学 スクリュー排気ポンプ用のオイル供給部品及びその部品を備えたスクリュー排気ポンプ
JP2017020512A (ja) * 2014-12-12 2017-01-26 ダイキン工業株式会社 圧縮機

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005524793A (ja) * 2000-09-06 2005-08-18 エンプレサ・ブラジレイラ・デイ・コンプレソレス・エシ・ア−エンブラク 気密往復圧縮機用オイルポンプ
JP2004076718A (ja) * 2002-08-13 2004-03-11 Kim Hyun-Jin 容積型オイルポンプ
JP2014163358A (ja) * 2013-02-27 2014-09-08 Denso Corp 圧縮機
WO2015128906A1 (ja) * 2014-02-28 2015-09-03 国立大学法人東北大学 スクリュー排気ポンプ用のオイル供給部品及びその部品を備えたスクリュー排気ポンプ
JP2017020512A (ja) * 2014-12-12 2017-01-26 ダイキン工業株式会社 圧縮機
US10294942B2 (en) 2014-12-12 2019-05-21 Daikin Industries, Ltd. Compressor

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7556482B2 (en) Scroll compressor with enhanced lubrication
US7255543B2 (en) Scroll compressor and air-conditioning system for vehicle using the scroll compressor
US5564917A (en) Rotary compressor with oil injection
US7717686B2 (en) Two stage compressor having rotary and scroll type compression mechanisms
JPH11241682A (ja) Co2用圧縮機
US7281913B2 (en) Compressor including integrally formed separation tube and seal bolt
JP4016556B2 (ja) 圧縮機
KR20020088379A (ko) 스크롤 압축기와 그 구동방법
JP2001003867A (ja) 横型圧縮機
JPH0248755B2 (ja) Sukurooruatsushukukinokyuyusochi
JP2001165048A (ja) 圧縮機
JP2004036583A (ja) 圧縮機
JPH0849681A (ja) スクロール型圧縮機
JP2006207544A (ja) スクロール圧縮機
JP3274900B2 (ja) 圧縮機における給油ポンプ装置
JPH06346878A (ja) ロータリ圧縮機
JP2001248577A (ja) スクロール型流体機械
JP2000291552A (ja) 密閉型圧縮機
KR100299589B1 (ko) 유체기계
JPH0331599A (ja) 圧縮機
JP2004028090A (ja) 圧縮機
JP4638313B2 (ja) 密閉型回転式圧縮機
JP2003293953A (ja) レシプロ式密閉型電動圧縮機
JPH1047283A (ja) スクロール圧縮機
KR101148666B1 (ko) 베인 회전형 압축기의 토출 시스템

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20060905