JP2001001745A - 車両用空気調和装置 - Google Patents

車両用空気調和装置

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JP2001001745A
JP2001001745A JP11209659A JP20965999A JP2001001745A JP 2001001745 A JP2001001745 A JP 2001001745A JP 11209659 A JP11209659 A JP 11209659A JP 20965999 A JP20965999 A JP 20965999A JP 2001001745 A JP2001001745 A JP 2001001745A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造コストが安い直結式冷房システムを備え
たバス等の車両において、直結式冷房システムの利点を
損なうことなく、かつ最大安定傾斜角の減少等の不具合
を伴なうことなく、均等に調温された冷風による微弱冷
房を可能として、春、秋等微弱冷房が適した温度及び湿
度条件での居住性を向上する。 【解決手段】 クーラユニットのエバポレータと冷風送
風機との間の冷風通路に調温ダクトの一端を連通させる
と共に、同調温ダクトの他端をヒータユニットの温風送
風機の吐出通路に接続する。調温ダクト内に弁装置を設
け、微弱冷房が望ましいときに、上記弁装置を介しヒー
タユニットからの温風を冷風通路内に導き、同冷風通路
内で冷風と温風を均等に混合して調温冷風とし、クーラ
ダクトとから車室内に供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両特に直結式冷
房装置を備えたバスに採用されて好適な空気調和装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、製造コスト上の利点から広く路線
バスに採用され、また前後輪間における車体側方下部に
十分大きな容積のトランクルームを設けることができる
という利点があるため、一部の観光バスにも所謂直結式
冷房装置が採用されている。直結式冷房装置又はシステ
ムを備えたバス(以下直結式冷房バスという)では、冷
房装置と暖房装置とが別個の独立したシステムを構成
し、かつ冷房装置の要部を形成するエバポレータ及び冷
風送風機を含むクーラユニットが車体の天井部分に配置
されている。いま、直結式冷房バスの概略構造を、便宜
的に本発明の好ましい実施形態を示した図1の斜視図を
採用して説明する。
【0003】図1に総括的に符号10で示されたバスの
前端付近の天井部分に、少くともエバポレータ及び冷風
送風機を含むクーラユニット12が配置され、同クーラ
ユニット12の前方に協働するコンデンサユニット14
が配置されている。また、車室16の天井部分の左右両
側部に沿い車両前後方方向に延在する一対のクーラダク
ト18が設けられ、各クーラダクト18には、車室16
の中央通路上方部分に向って横方向に冷風を吹出す多数
の吹出口20及び乗客の座席に向って下向きに冷風を吹
出す多数の吹出口22とが設けられている。さらに、車
室16のフロアの左右両側部に沿い車両前後方向に延在
する一対のヒータダクト24が設けられ、各ヒータダク
ト24には、座席に着座した乗客の足元部分に温風を吹
き出す多数の吹出口26が設けられている。
【0004】上記ヒータダクト24の前後端付近に、エ
ンジン28の冷却水を熱源として空気を加熱するヒータ
と、同ヒータにより加熱された温風を上記ヒータダクト
24内に給送する温風送風機とを収蔵したヒータユニッ
ト30が配設されている。各ヒータユニット30には、
エンジン28の冷却水系に連通する給水管32及び戻り
管が接続されているが、図1では、図面の過度の混雑を
避けるため給水管32の一部のみが示され、戻り管は省
略されている。また、エンジン28によってベルト駆動
される冷媒コンプレッサ34が設けられ、同コンプレッ
サ34で圧縮された高温高圧の冷媒は、冷媒供給管36
からコンデンサユニット14内のコンデンサに送られ
冷却されて高温高圧の液相冷媒となる。液相冷媒は、図
示を省略されているレシーバから膨張弁を経てクーラユ
ニット12内に収容されたエバポレータに供給され、こ
こで周囲の空気から熱を奪って気化し、戻り管38から
再びコンプレッサ34に戻る。エバポレータにより冷却
された空気は、上記クーラダクト18の吹出口20,2
2から車室16内に供給され、車室内気の冷房が行なわ
れる。なお、図1において、符号40で示した調温ダク
トは、後に詳細に説明するように、本発明の特徴的な構
成部材であり、従来の直結式冷房バスには設けられてい
ない。
【0005】上記直結式冷房バスでは、夏季高温時に、
冷媒コンプレッサ34、クーラユニット12、コンデン
サユニット及びクーラダクト18を含む冷房システムが
作動して車室16の冷房が行なわれ、また冬季寒冷時に
は、ヒータユニット30及びヒータダクト24を含む暖
房システムが作動し、車室16の暖房が行なわれる。さ
らに、春、秋等において車室16内の温度が若干高く、
微弱な冷房が望ましい場合があるが、この場合、従来は
冷房システムと暖房システムとを同時に作動させて、車
室16の天井部分のクーラダクト18から冷風を吹出す
と共に、床付近のヒータダクト24から暖風を吹出す手
法が採用されているが、乗員に冷風と温風とが同時に作
用するため決して快適とは謂えない不具合がある。ま
た、上記微弱冷房を行なう他の手法として、クーラユニ
ット12内に、従来のヒータユニットと同様なヒータユ
ニット30を配置して、クーラユニット12内で冷風に
温風を加えて混合し調温したのち、クーラダクト18か
ら車室16内に吹出す構造が考慮されるが、この構造で
は、重いヒータユニット30を天井部分のクーラユニッ
ト12内に収容しなければならないので、最大安定傾斜
角度が小さくなり、傾斜地での停車や旋回走行時の走行
安定性に問題が生じる不具合がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、基本的には
独立に作動する冷房システム及び暖房システムを備えた
直結式冷房バス等の車両において、最大安定傾斜角の減
少等の不具合を生じることなく、快適な微弱冷房を容易
に達成することができ、ひいては居住性の向上を達成す
ることができる車両用空気調和装置を提供することを、
主たる目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、空気を冷却するエバポレータと車室内に
配設され多数の吹出口を備えたクーラダクトに上記エバ
ポレータにより冷却された冷風を給送する冷風送風機と
を含むクーラユニットと、エンジンの冷却水を熱源とし
て空気を加熱するヒータと車室内に配設され多数の吹出
口を備えたヒータダクトに上記ヒータにより加熱された
温風を給送する温風送風機とを含むヒータユニットと、
一端が上記クーラユニットのエバポレータと冷風送風機
との間の冷風通路に連通し他端がヒータユニットの温風
送風機の吐出通路に連通した調温ダクトと、同調温ダク
ト内に配設され上記温風送風機の吐出通路と上記クーラ
ユニットの冷風通路との連通及び遮断を制御する弁装置
とを具備したことを特徴とする車両用空気調和装置を提
案するものである。
【0008】本発明において、上記弁装置が、上記クー
ラユニットの冷風通路とヒータユニットの吐出通路とを
選択的に連通させる第1位置と、上記クーラユニットの
冷風通路と車室内気とを選択的に連通させる第2位置
と、上記クーラユニットの冷風通路を温風送風機の吐出
通路及び車室内気の何れにも連通させない第3位置の何
れかに制御される三方弁であることが好ましい。また、
本発明においては、上記温風送風機の吐出通路と調温ダ
クトとの接続部分に、上記吐出通路と調温ダクトとを連
通させると共に上記吐出通路とヒータダクトとの連通を
遮断する第1位置と、上記吐出通路とヒータダクトとを
連通させると共に上記吐出通路と調温ダクトとの連通を
遮断する第2位置の何れかに選択的に制御される切換弁
が設けられることが好ましい。
【0009】
【発明の実施の形態】以下本発明の好ましい実施形態
を、添付図面を参照して説明する。なお、従来の直結式
冷房バスの構成と実質的に同一又は対応する部材及び部
分には同一の符号を用い、重複説明は省略する。先ず、
図2は車体10の天井部分における左右各側に車両前後
方方向中心線に対し略対称的に配置される前記クーラユ
ニット12の概念的平面図(図では、便宜的に車両前方
に向い右側の部分のみが示されているが左側も同様であ
る。)図4は図2のIV−IV線に沿う拡大断面図、図
3はクーラユニット12及び暖房システムの概念的構成
図を示す。左右のクーラユニット12は、車室16の天
井部分の左右各側に配置されて夫々天井の一部を形成す
る底板42と、図4に2点鎖線で示されているクーラを
具備しない車体16の通常のルーフパネル44より上方
に突出した頂板46とで形成されたケーシング48内に
収容されたエバポレータ50と複数(図示の場合は4
個)の冷風送風機52とを備えている。エバポレータ5
0はコンデンサユニット14から供給された冷媒を流通
させる多数の銅管と、同銅管に密着連結された銅板又は
アルミニウム板からなる多数のフィンとを有するプレー
トフィン型の熱交換器であり、また冷風送風機52は電
動機により回転されるファンを有するシロッコファン等
の回転型送風機である。各冷風送風機52の吐出ダクト
54は、夫々クーラダクト18に開口している。
【0010】エバポレータ50は、車室16内の空気
(以下内気という)を冷却することによって生成する凝
結水を受ける受皿56上に装架され、受皿56に隣接し
て底板42に内気取入口58が設けられると共に、上記
エバポレータ50と冷風送風機52との間に冷風通路6
0が形成されている。図1及び図4に良く示されている
ように、前記調温ダクト40は、車体10の乗降用ドア
開口のやや後方における車体側壁に沿い立上って配置さ
れ、その一端上端部分は車体の天井付近で上記左右の底
板42に沿って車幅方向に延び、左右夫々複数(図示の
場合、一例として各側2個)の分岐ダクト40′を形成
している。各分岐ダクト40′は左右のクーラユニット
12内に形成された上記冷風通路60に開口62を介し
夫々連通している。一方、上記ヒータユニット30は、
電動機によって回転されるファンを有するシロッコファ
ン等回転型の温風送風機64と、同送風機の吐の吐出通
路66内に介装されたヒータ68とを備えている。図3
に示されているように、調温ダクト40が配置された側
のヒータダクト24の車両前方側に設けられたヒータユ
ニットの吐出通路66に調温ダクト40の他端が接続さ
れている。
【0011】また、調温ダクト40における分岐ダクト
40′の分岐点とヒータユニット30の吐出通路66と
の接続部との間の適所に三方弁70が配設され、さら
に、調温ダクト40とヒータユニット30の吐出通路6
6との接続部分に、二方弁又は切換弁72が設けられて
いる。上記三方弁70は、図示の場合、T字通路を備え
た回転弁として示されているが、三つの通路切換えが可
能なスプール弁、ポペット弁等任意構造の弁装置を採用
することができ、弁アクチュエータ74によって通路切
換えが行なわれる。また、切換弁72は、図示の場合、
バターフライ弁として示されているが、スライド弁等任
意の弁装置を用いることができ、弁アクチュエータ76
によって通路切換えが行なわれる。上記弁アクチュエー
タ74及び76は、夫々コントロールユニット78によ
って制御され、同コントロールユニットは、車室16内
の適所に設けられた内気温度センサ80、外気温度セン
サ82、日照センサ84、その他冷房条件に関連する湿
度等を検知する任意数の補助的センサ86の信号を受容
して上記弁アクチュエータ74及び76に夫々駆動出力
を供給する。なお、図4において、符号88はクーラユ
ニット12の頂板46の上方に配置された車体10のル
ーフパネルである。
【0012】上記冷房装置の作動を図5ないし図7の概
略説明図について説明する。なお、図5ないし図7にお
いては、ヒータユニット30の温風送風機64が吸引型
送風機として示されヒータ68の下流側に配置され、一
方図3では、温風送風機64が押込み型送風機として示
されヒータ68の上流側に配置されているが、実質的に
両者は同等であり、何れか一方を適宜選択することがで
きる。先ず、図5は夏季高温時等において、冷房のみが
行なわれている状態を示す。このとき、切換弁72は、
コントロールユニット78の駆動出力に基づき弁アクチ
ュエータ76によって、調温ダクト40とヒータユニッ
ト30における温風送風機64の吐出通路66との連通
を遮断すると共に、同吐出通路66をヒータダクト24
に連通させる第2位置に駆動され、また三方弁70はコ
ントロールユニット78の駆動出力に基づき弁アクチュ
エータ74によってクーラユニット12の冷風通路60
と温風送風機64の吐出通路66との連通を遮断する第
3位置に設定されている。従って、クーラユニット12
に取入れられた内気Aiもしくは外気Ao又は内気と外
気との混合空気Ai+Aoが、エバポレータ50を通過
して冷風となってクーラダクト18に供給され、多数の
吹出口20及び22から車室16内に吹出され、通常の
冷房が行なわれる。勿論、このときヒータユニット30
のヒータ68にはエンジン28からの冷却水が供給され
ず、ヒータユニット30は休止している。
【0013】次に、図6は春、秋等において微弱冷房が
行なわれている状態を示す。このとき、コントロールユ
ニット78の指令により切換弁72は温風送風機64の
吐出通路66とヒータダクト24との連通を遮断しする
と共に、同吐出通路66と調温ダクト40とを連通させ
る第1位置に駆動され、また三方弁70はクーラユニッ
ト12の冷風通路60とヒータユニット30の温風送風
機64の吐出通路66とを選択的に連通させ、内気Ai
を調温ダクト40に流入させない第1位置に駆動されて
いる。一方、調温ダクト40に隣接するヒータユニット
30のヒータ68にはエンジン28の冷却水が供給され
ると共に温風送風機64が駆動されているので、内気A
iもしくは外気Ao又はこれらの混合空気Ai+Ao
が、ヒータ68により加熱され温風となって調温ダクト
40に流れ、三方弁70を経て開口62からクーラユニ
ット12の冷風通路60内に流入する。冷風通路60が
ミキサー室として作用し、エバポレータ50を通った冷
風と混合して実質的に均等な温度の調温された冷風とな
りクーラダクト18の多数の吹出口20,22から車室
16内に吹出されるので、乗客及び乗員にとって快適な
微弱冷房が行なわれる。勿論、このとき、調温ダクト4
0に隣接するヒータユニット30以外のヒータユニット
は休止しており、座席の足元から不快な温風が吹出され
ることはない。
【0014】さらに、図7は図5に示した通常冷房及び
図6に示した微弱冷房の中間程度の冷房、謂わば緩冷房
が行なわれている状態を示す、このとき、切換弁72は
第2位置に駆動されると共に、すべてのヒータユニット
30が休止している。一方、コントロールユニット78
の指令により三方弁70は、クーラユニット12の冷風
通路60と車室内気とを選択的に連通させる第2位置に
設定される。従って、車室内気Aiが三方弁70から調
温ダクト40の分岐ダクト40′を通って冷風通路60
に流入し、エバポレータ50を通った冷風と混合して実
質的に均等な温度の調温冷風となり、クーラダクト18
から車室内に供給され、通常冷房より冷風温度が若干高
い緩冷房が行なわれる。このとき、すべてのヒータユニ
ット30は勿論休止しているので、座席の足元から不快
な温風が吹出されることはない。なお、寒冷時暖房が行
なわれる場合は、クーラユニット12が休止され、ヒー
タユニット30が夫々作動するので、ヒータダクト24
の多数の吹出口26から座席の足元に温風が吹出され、
暖房が行なわれる。このとき、切換弁72は第2位置に
駆動されていて調温ダクト40を閉止しているので、温
風がクーラユニット12側に流れることはない。
【0015】上記構成によれば、車体10の天井部分
に、重いヒータユニット30を搭載することなく、冷風
の調温を行なうことができるので、車両の最大安定傾斜
角度が小さくなることがなく、傾斜地停車時の安全及び
旋回走行時の走行安定性を損なう不具合がない。また、
製造コストが安い直結式冷房システムの利点を確保しな
がら、調温ダクト40、三方弁70、切換弁72等の僅
かな部材を追加するだけで、通常冷房、微弱冷房、これ
らの中間の緩冷房からなる三種の冷房を任意に行なうこ
とができるので、車室の居住性を効果的に向上すること
ができる。なお、上記三方弁70を切換弁72と同種の
二方弁として、通常冷房と微弱冷房の二段階の冷房を行
ない得るようにすることもでき、この場合にもなお十分
な居住性の向上を達成することができる。
【0016】
【発明の効果】叙上のように、本発明に係る車両用空気
調和装置は、空気を冷却するエバポレータと車室内に配
設され多数の吹出口を備えたクーラダクトに上記エバポ
レータにより冷却された冷風を給送する冷風送風機とを
含むクーラユニットと、エンジンの冷却水を熱源として
空気を加熱するヒータと車室内に配設され多数の吹出口
を備えたヒータダクトに上記ヒータにより加熱された温
風を給送する温風送風機とを含むヒータユニットと、一
端が上記クーラユニットのエバポレータと冷風送風機と
の間の冷風通路に連通し他端がヒータユニットの温風送
風機の吐出通路に連通した調温ダクトと、同調温ダクト
内に配設され上記温風送風機の吐出通路と上記クーラユ
ニットの冷風通路との連通及び遮断を制御する弁装置と
を具備したことを特徴とし、製造コストが安い直結式冷
房システムの利点を温存すると共に、最大安定傾斜角度
の低減等の不具合を伴なうことなく、少くとも通常冷房
及び微弱冷房の2段階の冷風調温をクーラダクトから車
室内に供給する以前に均等に行なうことができるので、
居住性を効果的に向上し得る利点がある。また、本発明
において、上記弁装置を、上記クーラユニットの冷風通
路とヒータユニットの吐出通路とを選択的に連通させる
第1位置と、上記クーラユニットの冷風通路と車室内気
とを選択的に連通させる第2位置と、上記クーラユニッ
トの冷風通路を温風送風機の吐出通路及び車室内気の何
れにも連通させない第3位置の何れかに制御される三方
弁とすること、及び上記温風送風機の吐出通路と調温ダ
クトとの接続部分に、上記吐出通路と調温ダクトとを連
通させると共に上記吐出通路とヒータダクトとの連通を
遮断する第1位置と、上記吐出通路とヒータダクトとを
連通させると共に上記吐出通路と調温ダクトとの連通を
遮断する第2位置の何れかに選択的に制御される切換弁
を設けたことによって、冷房時における冷風温度を、通
常冷房、微弱冷房及びこれらの中間の緩冷房の三段階に
調温することができるので、一層居住性を改善し得る利
点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好ましい実施形態を示す車両全体の概
略斜視図である。
【図2】図1におけるクーラユニット12の内部構造を
示した概略平面図である。
【図3】図1におけるクーラユニット12及びヒータユ
ニット30を含む冷房システム全体の概略構成図であ
る。
【図4】図2のIV−IV線に沿う拡大断面図である。
【図5】通常の冷房が行われている場合における冷房装
置の各構成部材の作動態様を示した概略説明図である。
【図6】微弱冷房が行なわれている場合における冷房装
置の各構成部材の作動態様を示した概略説明図である。
【図7】通常冷房と微弱冷房の中間程度の緩冷房が行な
われている場合における冷房装置の各構成部材の作動態
様を示した概略説明図である。
【符号の説明】
10…車体、12…クーラユニット、14…コンデンサ
ユニット、16…車室、18…クーラダクト、24…ヒ
ータダクト、28…エンジン、30…ヒータユニット、
34…冷媒コンプレッサ、40…調温ダクト、50…エ
バポレータ、52…冷風送風機、54…吐出ダクト、5
8…内気取入口、60…冷風通路、64…温風送風機、
66…吐出通路、68…ヒータ、70…三方弁、72…
切換弁、74及び76…弁アクチュエータ、78…コン
トロールユニット。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気を冷却するエバポレータと車室内に
    配設され多数の吹出口を備えたクーラダクトに上記エバ
    ポレータにより冷却された冷風を給送する冷風送風機と
    を含むクーラユニットと、エンジンの冷却水を熱源とし
    て空気を加熱するヒータと車室内に配設され多数の吹出
    口を備えたヒータダクトに上記ヒータにより加熱された
    温風を給送する温風送風機とを含むヒータユニットと、
    一端が上記クーラユニットのエバポレータと冷風送風機
    との間の冷風通路に連通し他端がヒータユニットの温風
    送風機の吐出通路に連通した調温ダクトと、同調温ダク
    ト内に配設され上記温風送風機の吐出通路と上記クーラ
    ユニットの冷風通路との連通及び遮断を制御する弁装置
    とを具備したことを特徴とする車両用空気調和装置。
  2. 【請求項2】 上記弁装置が、上記クーラユニットの冷
    風通路とヒータユニットの吐出通路とを選択的に連通さ
    せる第1位置と、上記クーラユニットの冷風通路と車室
    内気とを選択的に連通させる第2位置と、上記クーラユ
    ニットの冷風通路を温風送風機の吐出通路及び車室内気
    の何れにも連通させない第3位置の何れかに制御される
    三方弁であることを特徴とする請求項1記載とする車両
    用空気調和装置。
  3. 【請求項3】 上記温風送風機の吐出通路と調温ダクト
    との接続部分に、上記吐出通路と調温ダクトとを連通さ
    せると共に上記吐出通路とヒータダクトとの連通を遮断
    する第1位置と、上記吐出通路とヒータダクトとを連通
    させると共に上記吐出通路と調温ダクトとの連通を遮断
    する第2位置の何れかに選択的に制御される切換弁が設
    けられたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の
    車両用空気調和装置。
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