JP2000516272A - ポリプロピレン(コ)ポリマーの溶融強度を高める方法 - Google Patents

ポリプロピレン(コ)ポリマーの溶融強度を高める方法

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、開始剤の分散物によってポリプロピレン(コ)ポリマーの溶融強度を高める方法に関する。対応する分散していない開始剤またはそれらの希釈物または溶液の代わりに粒状の開始剤を有する開始剤分散物を使用すると、変性ポリマーの溶融強度の著しい増加をもたらし、広範囲の開始剤が使えることがわかる。

Description

【発明の詳細な説明】 ポリプロピレン(コ)ポリマーの溶融強度を高める方法 本発明は、分解温度より下の温度で開始剤をポリプロピレン(コ)ポリマーと 混合し、混合物を加熱し、開始剤のほとんどはポリマーが溶融する前に分解し、 かつ形成された遊離基がポリマーと反応することによる、ポリプロピレン(コ) ポリマーの溶融強度(melt strength)を高める方法に関する。 そのような方法は、ドイツ国特許出願公開第4,340,194号から公知であり、こ こでは、ポリプロピレンホモポリマーまたはコポリマーが、ビス(2−エチルヘ キシル)パーオキシジカーボネートと混合され、その後、開始剤の分解および、 不活性雰囲気中での加熱を伴う後処理の結果として、高められた溶融強度を有す る変性ポリマーが得られる。より容易な取扱いのために、かつポリマー中の効果 的な分布のために、使用される開始剤は不活性溶媒で希釈される。 しかしながら、このドイツ国特許出願に開示された方法にはいくつかの欠点が ある。特に、使用したビス(2−エチルヘキシル)パーオキシジカーボネートの 取り扱いは、いくらかの危険を伴い、その中でも、時期尚早の(爆発性)分解を 伴う。この危険は、開始剤を不活性溶媒と混合することによって減らされること は真実であるが、このことは、実質的な量の望まない添加剤が最終生成物に導入 されるこ とを意味する。その上、必要とされる貯蔵温度および、溶解した開始剤を取り扱 うことがなお可能な温度は、低いままである。この公報はまた、1つの特定の開 始剤、上記のビス(2−エチルヘキシル)パーオキシジカーボネートのみが、ポ リマーの溶融強度を増加するのに適していることを示す。 驚くべきことに、特定の処方の開始剤を使用することによって、この方法の有 効性が著しく改善され、適した開始剤の範囲が実質的に増加されることがここで 見出された。 このために、本発明は、ポリプロピレン(コ)ポリマーを、極性媒体中の開始 剤の分散物と接触させ、開始剤粒子の少なくとも90重量%が50μmより小さ く、開始剤粒子の少なくとも99重量%が65μmより小さいことを特徴とする 。 分散物中の開始剤の小滴または粒子のために、最小可能の大きさを選択するこ とが推奨される。好ましくは、少なくとも99重量%(重量/重量%)の開始剤 粒子が50μmより小さい。より好ましくは少なくとも90重量/重量%の開始 剤粒子が20μmより小さい。 ドイツ国特許出願公開第4,340,194号と同様に欧州特許出願公開第0,384,431号 は、反応性の開始剤の助力によって、ポリプロピレン(コ)ポリマーを変性する 方法を記載することに注意すべきである。得られるポリマーは、1未満の分岐指 数(branching index)および著しいひずみ硬化伸び粘度(strain hardening elong ational viscosity)に よって特徴づけられる。そのままの形および、不活性液体媒体例えば炭化水素中 の溶液の両方の形状で開始剤を使用することがまた記載されている。この特許公 報によれば、この方法における適した開始剤は、ある範囲内の反応性を有するも のである。適当な化合物として、特にパーオキシジカーボネートおよび、ネオデ カン酸および2,2−ジメチルプロピオン酸のパーエステルが挙げられている。 欧州特許出願公開第0,287,239号は、わずかに減成したポリプロピレンの非粘 着性ペレットの製造方法を記載する。このために、ポリプロピレン(コ)ポリマ ーを、反応性開始剤を含む2つの開始剤と接触させる。その場合に使用される開 始剤は、液体または固体であることができ、水または炭化水素に溶かすことがで き、または不活性固体担体と会合することができる。その場合の第2の開始剤の 反応性は、それが普通約160〜240℃の範囲の温度で重合体溶融状態にある まで分解しないのに十分低い。 前公開されていない欧州特許出願第0,735,054号は、変性ポリオレフィンがど のように、水で処理されて、不純物、典型的には未反応のモノマー、またはこの モノマーでポリオレフィンを変性する段階中に形成された、このモノマーのオリ ゴマーの量を減らし得るかを開示する。変性中に、パーオキシドが典型的に使用 される。しかし、極性媒体中のパーオキシド分散物の使用は、開示されていない 。 「ポリプロピレン(コ)ポリマー」という語は、重合したプロピレンを少なく とも50重量%含むポリマーまたは ポリマーの混合物をいう。この点について、ブロックコポリマー、ターコポリマ ー、交互コポリマーおよびランダムコポリマーを使用することができる。一般に 、重合した形態のポリプロピレンコポリマーは、1またはそれ以上の他のオレフ ィン例えばエチレン、ブテン、ペンテン、ヘキセン、ヘプテン、またはオクテン を含み、また他のエチレン性不飽和モノマーまたはこれらの組合せ、例えばアク リレート、スチレンおよびスチレン誘導体、アクリロニトリル、酢酸ビニル、塩 化ビニリデンおよび塩化ビニルを含むことができる。ここで、プロピレン以外の オレフインの含量をコポリマーの30重量%までに限定するのが好ましい。特に 適当なのは、プロピレンとエチレンとのコポリマーまたは、ポリプロピレンと1 0重量%以下の重合したエチレンを含むポリエチレンとの混合物である。使用さ れる(コ)ポリマーの分子量は、広い範囲内で選択され得る。分子量を表すのは 、メルトフローインデックス(MFI)である。0.1〜100g/10分(2 .16kg、230℃)のMFIを有する(コ)ポリマーを使用することができ る。好ましくは、0.5〜50g/10分(2.16kg、230℃)のMFI を有する(コ)ポリマーを使用する。 開始剤という語は、遊離基を生じることのできるすべての化合物を含む。その ような化合物の例は、パーオキシド、アゾ開始剤、C−C開始剤およびN−O開 始剤である。任意的に、これらの範疇の1またはそれ以上の開始剤の組合せを使 用することができる。ポリプロピレン(コ)ポリマ ーの変性中、好ましくは95%より多い開始剤が、ポリプロピレン(コ)ポリマ ーの融点より下の温度で分解する。所望ならば、開始剤および促進剤の組合せを 使用して、必要とされる反応性を達成することができる。しかし、100℃より 下の温度で1時間の半減期を有する開始剤を使用するのが好ましい。本発明に従 い実際に使用される、分散された状態での開始剤の量は、所望の程度の変性およ び使用されるポリプロピレン(コ)ポリマーに依存する。好ましくは、(コ)ポ リマー100g当たり0.05〜5ミリモルの範囲の開始剤濃度を使用する。開 始剤の性質に依存して、本発明に従う分散物はまた、1またはそれ以上の慣用の 、しばしば開始剤と予備混合されてその取り扱いを安全にするところのフレグマ ティサー(phlegmatiser、減感剤)を含むことができる。そのような予備混合が使 用されて開始剤分散物がつくられるときは、開始剤粒子または小滴はまた、この フレグマティサーを含む。好ましくは、使用される開始剤は、パーオキシジカー ボネートである。例えば、ビス(2−エチルヘキシル)パーオキシジカーボネー トが有利に使用でき、これは室温で液体のパーオキシドである。しかしながら、 条件によっては、固体のパーオキシジカーボネートが室温で好ましくあり得る。 というのは、それらは、より高い貯蔵および加工温度が可能だからである。 本明細書を通してずっと使用される「溶融強度」という語は、J.M.ディー リー(Dealy)らによって、溶融レ オロジーおよびプラスチック加工におけるその役割(Meltrheology and its rol e inplastics processing)(ニューヨーク、ファン ノストランド レインホー ルド、1990年)、247頁において与えられた定義に従う。 分解温度より下で、開始剤分散物を(コ)ポリマーと混合することは、(コ) ポリマーを、当業者に公知のやり方で、例えば低または高剪断力のミキサーで、 開始剤分散物と物理的に混合し、開始剤の温度は少なくとも、開始剤の半減期が 0.1時間である温度より下で選ばれることを意味する。好ましくは、(コ)ポ リマーの温度はまた、この標準に合う。使用される温度で、開始剤は好ましくは 、1時間以上の半減期を有する。好ましくは、(コ)ポリマーと開始剤分散物の 両方が、開始剤の半減期が10時間である温度より低い温度に保持される。厳し い安全な処置が取られた後でのみ、先に定義した温度を有する開始剤が、開始剤 の半減期が0.1時間である温度より高い温度を有する(コ)ポリマーに添加さ れることができる。一般に、開始剤分散物は、分解温度より下で(コ)ポリマー と混合され、その間および/またはその後、パーオキシドを分解させ、(コ)ポ リマーが溶融する前に(コ)ポリマーと反応させるために、温度が上げられる。 本発明に従う開始剤が分散される媒体は、開始剤に対して不活性でなければな らず、開始剤がそれに溶け難く、かつポリプロピレン(コ)ポリマーがそれと相 溶性でないくらい極性でなければならない。開始剤は好ましくは、水ま たはアルコールに分散される。最も好ましくは水中分散物である。そのような媒 体の使用は、所望なら、(コ)ポリマーの変性後に、いかなる残存物をも比較的 容易に除去するのに役立つ。さらに、水またはアルコールの使用は、今まで普通 の溶媒であったトルエンやキシレンのような有機希釈剤の使用より、伴う官能的 刺激および他の欠点がはるかに少ない。開始剤の溶解性によって、ある開始剤は 極性媒体中に溶解するが、このことは、本発明の方法の有効性にほとんど影響し ない。好ましくは20重量%未満の開始剤が極性媒体中に溶解される。より好ま しくは、10重量%未満の開始剤が溶解される。開始剤分散物のより容易な取り 扱いのために、開始剤分散物を固体形状で得ることが望ましくあり得る。このた めに、分散物は適当な担体物質、好ましくは不活性な多孔性の担体物質中に組み 込まれ得る。適当な担体物質の例は、シリカ、シリケート、アルミナおよび他の 無機酸化物、ゼオライトおよび他の無機物、クレー、白亜、ホスフェート、サル フェート、セルロース製品、ケイソウ土および多孔性ポリマーである。 当業者に公知であるように、開始剤分散物における他のアジュバントの使用は 望ましくあり得、または、十分に長い時間分散物の化学的および/または物理的 安定性を保証するために、必須ですらあり得る。例えば、開始剤分散物の貯蔵温 度が、開始剤が分散される媒体の凝固点より低いなら、凝固を打ち消すために適 当な凝固点降下剤を加えることができる。また、広範囲の物質が、処方のレオロ ジー を変えるために使用され得る。このために、一般に、1またはそれ以上の界面活 性物質および1またはそれ以上の増粘剤を使用することができる。所望なら、他 の添加剤を処方に組み込むことができる。そのような添加剤の例としては、pH 緩衝剤、殺生物剤、開始剤の時期尚早の分解を妨げる化学的安定剤および、分散 物中の粒径の成長を妨げる物理的安定剤例えば増粘剤が挙げられる。 凝固点降下剤が使用されるなら、1またはそれ以上の、1〜4個の炭素原子を 有する脂肪族アルカノールまたは2〜4個の炭素原子を有する脂肪族グリコール の使用が好ましい。あるいは、しかしながら、塩、グリセロールおよび/または 高級アルカノールまたは、凝固点降下剤の組合せが、所望なら使用できる。以下 のアルコールが有利に使用できる:メタノール、エタノール、プロパノール、エ チレングリコール、およびプロパン−1,2−ジオール。 界面活性物質は、重合体または非重合体起源のいずれでもあり得る。さらに、 界面活性物質は、両性、アニオン性、カチオン性または非イオン性であり得る。 また、広範囲の増粘剤(保護コロイドおよび会合性増粘剤を含む)、本来重合体 または非重合体のものいずれも、および有機または無機起源のものいずれもが、 許容できるレオロジーおよび安定性を有する生成物を得るために、処方において 使用できる。 開始剤分散物において使用される界面活性物質および増粘剤の量は、使用され る物質に依存する。好ましくは、処 方中の界面活性物質の含量は、処方中の開始剤の重量の1重量%(重量/重量% )より上である。好ましくは、開始剤の重量に対して2.5重量/重量%より上 の界面活性物質が存在する。使用される増粘剤および/または凝固点降下剤の望 ましい惜は、所望の安定性および処方中の他の物質の性質および濃度に依存する 。好ましくは、20重量/重量%未満の凝固点降下剤が、全処方中に存在する。 本発明に従う変性ポリプロピレン(コ)ポリマーを用いて作ることができる生 成物において許容できる、実質的に全部の界面活性物質が、開始剤分散物におい て使用できる。このことは、ある種のカチオン性界面活性物質が使用できること を意味するが、アニオン性および非イオン性の界面活性物質が好ましい。中でも 、重合体またはそうでないことができる好ましいアニオン性および非イオン性界 面活性物質は、(i)脂肪族アルコール、油誘導体、脂肪酸およびそれらの誘導 体およびアルキルフェノールを含む、アルコールのアルコキシル化、スルホン化 、硫化、および/またはホスホン化された生成物、(ii)糖の脂肪酸エステル、 (iii)セルロース誘導体、(iv)部分的にケン化されたポリビニルアセテート 、(v)ポリアクリレート、(vi)適当な(ブロック)コポリマーおよび(vii)こ れらの物質の混合物である。 適当な増粘剤としては、水溶性ポリマー例えばゼラチン、(架橋されたまたは されていない)ポリアクリレート、ポリカーボハイドレート例えばよく知られて いるガム(例え ばキサンタンガムおよびグアーガム)ならびにそのようなポリカーボハイドレー トの誘導体およびセルロース誘導体およびこれらの物質の混合物が挙げられる。 任意的に、これらの増粘剤は、鉱物または繊維の添加剤および会合的増粘剤(ass ociative thikener)と混合されることができる。会合的増粘剤は一般に、A−B −C構造のポリマーであり、AおよびCは水不溶性の基例えばアルキル基または ポリアルコキシ(アルコキシ単位当たり2より多い炭素原子を有する)基を表し 、Bは重合休の水溶性基たとえばポリグリコールエーテルまたはポリグリセロー ルエーテルを表す。 本発明の方法において、ポリプロピレン(コ)ポリマーは通常、約50〜15 0℃の範囲の温度で変性される。任意的に、本発明の方法を適用するために、( コ)ポリマーの溶融温度より上の加工温度の装置、例えば押出機を使用すること ができる。その熱不安定性の故に、開始剤は、加熱した相中でほとんどの部分に ついて分解し、まだ溶融していないポリマーと反応する。開始剤懸濁物が使用さ れるなら、この場合には、開始剤の溶融温度より上の温度で変性を行うのが好ま しい。 ポリプロピレン(コ)ポリマーは、別の装置の範囲中で変性することができる 。調整可能な温度で、不活性雰囲気中で固体が動き続けることができる封止可能 な反応器が、この目的のために通常十分である。好ましくは、開始剤の分解は、 酸素を含まない条件下で行う。使用される反応器は、例えば粉末床反応器(powde red bed reactor)または、 低または高剪断力の固体ミキサー(solids mixer)であり得る。あるいは、(コ) ポリマーの変性は、水中または不活性媒体例えば炭化水素中の(コ)ポリマーの スラリーまたは懸濁物中で行われることができ、開始剤は好ましくは、媒体より (コ)ポリマーに対して強い親和性を有し、または開始剤は、媒体の蒸発によっ て、(コ)ポリマーと強制的に接触される。この方法に従うポリプロピレン(コ )ポリマーの変性は、所望なら、ポリオレフィンの(共)重合プロセスで使用す る、または使用した任意の反応器中で行うことができる。しかしながら、(コ) ポリマーの変性は、好ましくは押出機を使用して行う。 本発明の方法を用いて得られたポリプロピレン(コ)ポリマーは、所望なら、 いかなるさらなる適合もなしに、最終生成物へと加工され得る。その場合に、本 発明の方法により得られた変性(コ)ポリマーは、例えば分散されていない開始 剤または照射源の使用により得られたこれまで公知の高められた溶融強度を有す る(コ)ポリマーのタイプより、実質的に良好な溶融強度を有することが見出さ れた。任意的に、ポリプロピレン(コ)ポリマーは、最終加工に先立ち、1また はそれ以上のプロセス段階で、精製され、変性され、または成形されることがで きる。かくして、最終生成物の他の物質との相溶性を高めるために、別のポリマ ーまたはモノマーを用いてさらに変性されることができる。あるいは、変性され たポリプロピレン(コ)ポリマーは、任意的に再び開始剤によって、減成され、 またはそれ どころか幾分架橋されて、その加工性および/または適用性を増加され得る。 一般に、所望の最終生成物を達成するために、慣用のアジュバント、例えば抗 酸化剤、UV安定剤、滑剤、オゾン劣化防止剤、発泡剤、核剤、充填剤および/ または帯電防止剤を、(コ)ポリマーに添加する。これらのアジュバントは、本 発明の変性段階の前ならびに最中またはその後に、(コ)ポリマーに添加するこ とができる。変性された(コ)ポリマーは、当業者に公知のあらゆる種類のやり 方で、所望の最終生成物へと加工されることができ、加工条件は一般に、使用す る物質および装置に依存する。好ましくは、なお存在するどんな遊離基も、なら びに、まだ反応していない開始剤から後で形成され得るどんな遊離基も無害にす るために、安定剤例えば1またはそれ以上の抗酸化剤を、得られた変性ポリプロ ピレンに添加する。 本発明により得られた変性ポリプロピレン(コ)ポリマーは、発泡した製品例 えば、とりわけBritish Plastics & Rubber,1996年1月、4〜5頁に記載され ている製品の製造において使用されるのに顕著に適している。製造される発泡体 が包装の目的に使用されるとき、一般に非架橋のポリプロピレン(コ)ポリマー を使用する。しかしながら、架橋したポリプロピレン(コ)ポリマーがまた、例 えば任意的に高温での寸法安定性が最も重要である用途において使用され得る。 特にポリオレフィンフォームが自動車において、例えば防音および/またはコー ティング物質として 使用されるときには、架橋したポリマーがしばしば使用される。また、これらの タイプの用途においては、ポリマーの溶融強度を増加することがしばしば望まし い。本発明の方法は、ここで使用され得る。その場合には、ポリプロピレン(コ )ポリマーの変性は好ましくは、発泡した製品を成形するのにまた使用される装 置中で行われる。 本発明によって得られる変性ポリプロピレン(コ)ポリマーのための別の主な 用途は、熱成形、特に大型部品例えばスパ(spa)、冷蔵庫のドアのライナー、お よびクーラーのライナーの熱成形である。この用途において、本発明の樹脂は、 慣用的に使用される樹脂例えばアクリロニトリル-ブタジエン−スチレン コポ リマー(ABS)およびハイインパクトポリスチレン(HIPS)に取って代わ ることができる。 上記した利点のほかに、分散媒体としての水の使用は、非常に安全な開始剤処 方が得られ、担体物質に組み込まれてまたは組み込まれないで、開始剤をより取 り扱いやすく、より使用しやすくすることにおいて有利である。さらに、開始剤 のための分散媒体としての水の使用は、((共)重合プロセスからの)残留する触 媒を通させる(passify)ために使用されるいかなるホスファイトをも変性中に加 水分解するというさらなる利点を有することができ、これは、G.スコット(Sco tt)編、ポリマーの安定化における発展−2(Developments in Polymer Stabilis ation-2)(ロンドン:アプライド サイエンス パブリッシャーズ Ltd.,1986 年)、第168〜169頁に記載されているように、色安定性に有益な効果を有する。 本発明を以下の実施例によってさらに説明する。 実験の部物質 ポリプロピレン(コ)ポリマー: -Moplen(商標)FLS20 ホモ-ポリプロピレン、ハイモント(Himont)から -Fortilene(商標) 9500 K21 ポリプロピレンコポリマー、ソルベイ(Solva y)から -HCOOA1-B1 ホモ-ポリプロピレン、ボリーリス(Borealis)から -Profax(商標) PF814 高溶融強度ポリプロピレン、ハイモントから 開始剤、すべてアクゾ ノーベル(Akzo Nobel)から: -Liladox(商標) ジセチルパーオキシジカーボネート -Liladox 33W Liladoxの水中懸濁物(33重量/重量%) -Perkadox(商標)16 ビス(4−tert−ブチルシクロヘキシル)パーオキシジ カーボネート -Perkadox 16-W40 Perkadox 16の40重量%水中懸 濁物 -Perkadox 26 ジミリスチルパーオキシジカーボネート -Laurox(商標)ジラウロイルパーオキシド -Laurox-W40-GD4 Lauroxの40重量/重量%水中懸濁物 -Lucidol(商標)-W75水含有ジベンゾイルパーオキシド(固体) -Lucidol-W40 ジベンゾイルパーオキシドの40重量%水中懸濁物 -Trigonox(商標)99 α−クミルパーオキシネオデカノエート -Trigonox 151 2,4,4−トリメチルペンチル−2−パーオキシネオ デカノエート -Trigonox 23 tert−ブチルパーオキシネオデカノエート -Trigonox 23-W50 Trigonox 23の50重量/重量%水中エマルジョン -Trigonox 25-C75 75重量/重量%のイソドデカン中tert−ブチルパーオ キシピバレート -Trigonox 25-W33 44重量/重量%の水中Trigonox 25-C75 界面活性物質: -Sucroester(商標) SE15 非イオン性のショ糖脂肪酸エステル、ガッテフォ ッセ(Gattefosse)から -Lubrol(商標) N13 非イオン性エトキシル化ノニルフェノール、アイシ ーアイ(ICI)から -Serdet(商標) DMK 50 アニオン性ナトリウムラウリルベンゼンス ルホネート、セルボ デルデン(Servo Delden)から -Gohsenol(商標) KP08 非イオン性の部分的加水分解されたポリビ ニルアセテート(PVA)、日本合成(Nippon Gohsei)から -Unitika(商標) UMR 10m PVA、ユニチカ(Unitika)から -Methocel(商標) F50 非イオン性セルロースエーテル誘導体、ダウ ケミカル(Dow Chemical)から -Dapral(商標) GE202 コポリマー、アクゾノーベルから -Dispex(商標) N40 アニオン性ナトリウムポリアクリレート、アライ ド コロイズ(Allied Colloids)から -Arquad(商標) 2.10-50 カチオン性ジデシルジメチルアンモニウムクロリ ド、アクゾ ノーベルから -Amphoteric 16(商標) 両性のセチルジメチルベタイン、アクゾ ノ ーベルから 他の物質: -Irganox(商標) 1010 抗酸化剤、チバ ガイギー(Ciba Geigy)から -Perkalink(商標) 300 トリアリルシアヌレート、アクゾ ノーベ ルから -シリカ Ketjensil(商標)SM500、アクゾピーキューシリカ(Akzo -PQ Silica)から -水 脱イオン水 -全て他のの化学品は実験室標準等級であった。方法 任意的に添加剤を含む極性媒体に、1.3重量/重量%の濃度で開始剤を添加 することによって、開始剤分散物を製造した。次に、開始剤を、Ultra Turrax( 商標) タイプS25N-25GMにて30秒間、かつUltra TurraxタイプS25N-25Fにて 2分間分散させ、両方共電力全開で、溶液/分散物の温度は、開始剤の分解温度 より下に保持した。開始剤懸濁物を次に、レッチ(Retch)超音波浴タイプUR-275 中で2.5時間超音波処理に供し、任意的に100μmのふるいで篩い分けた。 特にことわらない限り、ポリプロピレン(コ)ポリマーの変性は、それを、所 望の量の開始剤と、回転する「ロータベイパー(Rotavapor)」(ビュチ(Buchi)か ら)を有する500mlまたは1000mlのフラスコ中で窒素雰囲気中で混合 することによって、大気圧にて行った。窒素を反応混合物に通しながら、70℃ で2時間の反応および30分間の冷却時間の後、0.1重量/重量%のIrganox 1010を変性コポリマーに加えた。 特にことわらない限り、ポリプロピレン(コ)ポリマーの溶融強度は、Gottfe rt Rheotens(商標)およびGottfert Rheograph(商標) 2001を用いて(速度0 .5mm/秒、加速24mm/秒2、試料長さ70mm)、180℃で測定した。 変性された、または変性されていないポリマーの「MFI」または「メルトフ ローインデックス」は、Gottfert Melt Indexer(商標)モデルMP-Dを用いて、 DIN53735およびASTM1238(230℃、21.6N)に従って、 標準的なやり方で測定した。 「ダイ−膨張(die-swell)」すなわち、押出し物がノズルを去った後に膨張す る程度が、MFI測定中に作られた試料について、10個の押出し試料の平均厚 さからノズル直径を引くことによって、測定された。変性されたポリマーの評価 において、ダイ膨張は通常、溶融強度に比例することがわかった。 開始剤分散物の粒径分布は、Malvern(商標)Particle Sizerを用いて、公知 のやり方で、光の回折によって測定した。 実施例 比較例A Moplen FLS20 100gを、先に詳述したようにして変性したが、開始剤は加 えなかった。得られたポリプロピレンの溶融強度は、0.25Nであり、MFI は3.5g/ 10分、ダイ膨張は、2.7mmであった。 比較例B 比較例Aの実験を繰り返したが、抗酸化剤は加えなかった。得られたポリプロ ピレンの溶融強度は、0.26Nであり、MFIは3.5g/10分、ダイ膨張 は、2.6mmであった。 比較例C 140℃の温度で、比較例Aの実験を繰り返した。得られたポリプロピレンの 溶融強度、MFIおよびダイ膨張は、比較例Aで得られたものと一致していた。 比較例D〜F 比較例Aに従う実験において、開始剤を、ポリプロピレンと同様に反応器に加 えた。比較例DおよびEにおいては、それぞれイソドデカン中Trigonox EHPおよ びイソドデカン中Trigonox 25-C75の25重量/重量%溶液を使用した。比較例 Fにおいては、アセトン中Perkadox 16の10重量/重量%溶液を使用した。ポ リプロピレン100g当たり開始剤2ミリモルを使用した。得られたポリマーの 溶融強度を表Iに挙げる。 比較例G〜J 比較例D〜Fに従う実験を繰り返した。このときは、希釈または溶液は使用せ ず、最高の市販の入手可能な濃度の処方で固体開始剤を使用した。使用したタイ プの開始剤および結果を表IIに挙げる。この場合に、Lauroxとの反応は95℃ で、Lucidolとの反応は105℃で行った。 比較例K〜P 比較例Gの実験を繰り返したが、ただし、このとき、純粋なLiladoxの代わり に、その粗い分散物を使用した。分散物において、種々の界面活性物質を評価し た。以下の表に挙げたのは、d90およびd99の粒径分布特性(それぞれ、開始剤粒 子の90および99重量%の平均粒径)ならびに使用した界面活性物質および結 果である。 実施例1〜3 比較例Aに従う実験において、反応器に、ポリプロピレンの他に、40重量/ 重量%のビス(2−エチルヘキシル)パーオキシジカーボネート(Trigonox EHP -W40)の水性エマルジョンを加えた。ポリプロピレン100g当たり使用した開 始剤の量および得られたポリマーの特性を表IVに挙げる。少なくとも99重量 /重量%の、エマルジョン中のパーオキシド小滴が、50μmより小さかった(d 99<50μm)。 実施例4〜6 実施例1〜3に従う実験において、ビス(2−エチルヘキシル)パーオキシジ カーボネートのエマルジョンの代わりに、Liladox 33W懸濁物を使用した。再び 、開始剤濃度を変えた。使用した開始剤の量および結果を表Vに挙げる。開始剤 懸濁物のd99は、50μmより小さかった。 実施例7〜9 実施例6を繰り返したが、ただし、このとき、ポリプロピレン100g当たり 2ミリ当量の開始剤を種々の希釈で加えた。懸濁物のd99は50μmより小さか った。使用した希釈物の濃度および結果を表VIに挙げる。実施例10〜15 実験10〜15において、界面活性物質を評価した。このために、実験6に従 う方法を使用し、異なる分類の界面活性物質の代表である多数の製品を、5〜3 3重量/重量%の範囲の開始剤濃度を有するLiladox懸濁物中に組み込んだ。分 散物は、d90<50μmおよびd99<65μmによって特徴づけられる粒径分布を 有する。Ultra Turraxを用いて得られた分散物を篩い分けすることによって、分 散物を得た。使用した物質および結果を表VIIに挙げる。 実施例16〜24 実験6を繰り返したが、ただし、Liladox懸濁物の代わりに、種々の他の水性 開始剤処方を評価し、そのすべてが、d99<50μmを有する粒径分布を有した 。使用した開始剤処方、変性が起こった温度および得られた結果を以下の表に挙 げる。比較例Qおよび実施例25〜28 比較例Aに従う方法において、比較例Qでは100gのポリプロピレン(Mopl en FLS20)のほかに極性媒体をフラスコに加えて、ポリマーのスラリーまたは懸 濁物を得た。70℃での反応の後、抗酸化剤を加え、変性したポリマーを真空オ ーブン中で50℃にて18時間乾燥した。この実験を、開始剤分散物を用いて繰 り返し、d90<50μmおよびd99<65μmが、2ミリ当量/ポリマー100g の量で使用された。使用した媒体に関する注釈および得られたポリマーの特性を 表IXに挙げる。 注釈: 1=媒体は100gの水 2=媒体は200gの水および5gのCaCl2 3=媒体は100gの水および100gのアセトン 4=媒体は200gの水 実施例29および比較例R 2重量部のLiladox 33W懸濁物(50μmより小さいd99を有する)を1重量部の シリカ中に、混合ドラム中で室温にて成分を簡単に混合することによって、組み 込んだ。 かくして得られた固体パーオキシド処方を、同じやり方でポリマーと混合して 、ポリマー100g当たりパーオキシド1ミリモルおよび0.1重量/重量%の Irganox 1010の量で、変性した(HCOOA1-B1)。この混合物を封止したドラム中で 少なくとも16時間、さらなる使用のために貯蔵した。 激しい混合を与える、Rheomex(商標) TW100スクリューを装備したHaake( 商標) Rheocord Systemにおいて、後者の混合物を、以下の条件下で混合し加 熱した: −温度プロファイル 170/180/180/19 0℃ −スクリュー速度 80回転/分。 実験中、供給ロート中で、混合物に窒素を通した。得られた変性ポリマーを、 水浴で冷却し、次いで顆粒化した。同じ手順を、比較例Rに採用したが、ただし 、パーオキシドは使用しなかった。結果を以下の表に挙げる。溶融強度は、20 0℃で測定した。 比較例S Profax PF814(おそらくポリプロピレンを電子照射処理に供することによって 得られた、改善された溶融強度を有する市販の人手可能なポリプロピレン)(Mod ern Plastics Int.,1995年、7月、18頁を見よ)をまた分析して、以下の結果 を与えた。 MFI 4.1g/10分 ダイ膨張 5.4mm 溶融強度 0.18N(180℃にて測定) 0.11N(200℃にて測定)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,KE,LS,MW,S D,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG ,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM,AT ,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA, CH,CN,CU,CZ,DE,DK,EE,ES,F I,GB,GE,GH,HU,IL,IS,JP,KE ,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS, LT,LU,LV,MD,MG,MK,MN,MW,M X,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE ,SG,SI,SK,TJ,TM,TR,TT,UA, UG,US,UZ,VN,YU,ZW (72)発明者 ウェストミジェ,ハンス オランダ国,7437 ビービー,バスメン, ブルゲメエステル ボレエルアン 1

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.分解温度より下の温度で開始剤をポリプロピレン(コ)ポリマーと混合し、 混合物を加熱し、開始剤のほとんどはポリマーが溶融する前に分解し、かつ形成 された遊離基がポリマーと反応することによる、ポリプロピレン(コ)ポリマー の溶融強度を高める方法において、ポリプロピレン(コ)ポリマーを極性媒体中の 開始剤の分散物と接触させ、開始剤粒子の少なくとも90重量%が50μmより 小さく、かつ開始剤粒子の少なくとも99重量%が65μmより小さいことを特 徴とする方法。 2.開始剤粒子の少なくとも99重量%が50μmより小さい請求項1記載の方 法。 3.開始剤が水中に分散されている請求項1または2記載の方法。 4.開始剤が、100℃の温度で1時間以下の半減期を有する請求項1〜3のい ずれか1項記載の方法。 5.開始剤がパーオキシジカーボネートである請求項4記載の方法。 6.パーオキシジカーボネートが、室温で固体の化合物で ある請求項5記載の方法。 7.パーオキシジカーボネートが、ビス(2−エチルヘキシル)パーオキシジカ ーボネートである請求項5記載の方法。 8.極性媒体が凝固点降下剤を含む請求項1〜7のいずれか1項記載の方法。 9.凝固点降下剤が、メタノール、エタノール、プロパノール、エチレングリコ ール、プロパン−1,2−ジオールまたはこれらの化合物の2以上の混合物から 主として成る請求項8記載の方法。 10.開始剤が分散される極性媒体が、少なくとも1の界面活性物質を含む請求 項1〜9のいずれか1項記載の方法。 11.1またはそれ以上の界面活性物質が、アニオン性または非イオン性である 請求項10記載の方法。 12.開始剤が分散される極性媒体が、少なくとも1の増粘剤を含む請求項1〜 11のいずれか1項記載の方法。 13.極性媒体中の開始剤濃度が、33重量%未満である請求項1〜12のいず れか1項記載の方法。 14.開始剤分散物が、担体物質中に組み込まれる請求項1〜13のいずれか1 項記載の方法。 15.ポリプロピレン(コ)ポリマーが、0.5〜50g/10分(2.16k g、230℃にて測定)の範囲のメルトフローインデックス(MFI)を有する 請求項1〜14のいずれか1項記載の方法。 16.ポリプロピレン(コ)ポリマー100g当たり0.05〜5ミリモルの開 始剤を使用する請求項1〜15のいずれか1項記載の方法。 17.開始剤の分解中、酸素を含まない条件が維持される請求項1〜16のいず れか1項記載の方法。 18.ポリプロピレン(コ)ポリマーの変性が、押出機中で行われる請求項1〜 17のいずれか1項記載の方法。 19.なお存在する何らかの遊離基を、ならびに、未反応の開始剤から後で形成 され得る何らかの遊離基を無害にするために、得られた変性ポリプロピレンに安 定剤を添加する請求項1〜18のいずれか1項記載の方法。 20.ポリプロピレン(コ)ポリマーの変性が、発泡した 物質を作るためにまた使用される装置中で行われる請求項1〜19のいずれか1 項記載の方法。 21.請求項1〜20のいずれか1項記載の方法を用いて得ることができる、高 められた溶融強度を有するポリプロピレン(コ)ポリマー。 22.ポリプロピレン(コ)ポリマーに基づく発泡した物質を製造する方法にお いて、請求項21記載の変性したポリプロピレン(コ)ポリマーを使用すること を特徴とする方法。
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