JP2000514961A - 早期警告割り込み郵便装置の置き換えを提供するシステム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 早期警告割り込み郵便装置の置き換えを提供する改良されたシステムである。郵便装置の選択された性能パラメータが監視され、所定の作動限界に対して比較される。このシステムは、性能パラメータの可変性を提供することができ、これらのパラメータは、長い年月と装置の使用により変わることができる。監視は、全体的なシステム性能の指示を与える。もしシステム性能が作動境界を越えたり、長い年月をかけて大きく変化すれば、そのときは顧客への最小の不便により装置を置き換えることが計画される。

Description

【発明の詳細な説明】 早期警告割り込み郵便装置の置き換えを提供するシステム 関連出願 本願は、１９９６年４月２３日出願の係属中の米国仮出願番号６０／０１５， ５２６、および１９９７年４月９日出願の出願番号未定、代理人整理番号ＡＳＣ ＯＰ０４３ＵＳの「郵便料金別納表示ディジタルシステムの試験」の名称を有す る係属中の米国仮特許出願（両方とも参考により本願に組込まれる）から優先権 を主張する。 技術分野 本発明は、一般に、ある装置がいつ故障しそうであるかを予想することに関し 、特に郵便料金メータまたは郵便料金別納表示機械と呼ばれるような郵便装置に おける予想に関する。 背景の技術 米国のような国においては、郵政当局は顧客が実際に郵便料金メータを使用す るのを許可しない。むしろ、この出願の譲受人のような、郵政当局から認可され た製造者から、郵便の顧客が郵便料金メータを賃借する。それから、このメータ は郵便の顧客の施設で使用される。 米国では、郵便の顧客は、伝統的に２つの方法でメータに郵便料金を加えてい る。第１は、メータを物理的に郵政当局へ持参して、ここで郵便料金を買い、メ ータに追加する方法である。第２は、モデム付きの電話線を通じて遠隔的に郵便 料金を追加して、追加された郵便料金は、メータの製造者により維持される勘定 から差し引かれる。 一般の郵便設備および特定の郵便料金メータは、顧客のメータが故障したこと が知られたときに、極度に信頼できるように設計されている。一般的に言って、 ２つのタイプの故障、すなわち、破局的な故障と、非破局的な故障とが存在する 。２つのうち、非破局的な故障が断然、最も一般的でディスプレイ、機械的リン クなどのような郵便料金メータの何かの構成部品が作動を止めるときに起こる。 破 局的な故障は、非揮発性メモリに記憶された情報の一部または全部が回復不可能 であるときに起こる（後述）。 非破局的なメータの故障は結果的に主として顧客に不便を与える。そうした故 障が起こると、顧客は、もはや装置を使用できず技術サポートを求めなければな らない。現場での修理または置き換えが、計画されなければならず、顧客に対し て、装置の「停止時間」を更に長くする。料金計算装置の場合、故障した機械は 施設から除去され、郵政当局に通知され、リプレイスユニットが郵政当局に登録 され、最後に顧客に提供されることが必要である。どの構成部品が故障するかに よって、故障したメータに含まれる一定の情報が、技術者によって置き換えメー タへ伝送され得る。 電子郵便料金メータにおいて、印刷することが可能な（または印刷された）郵 便の金額は、非揮発性メモリ内に記憶されている。本願に参照のため示されるＰ ＣＴ刊行物ＷＯ８９−１１１３４に提示されたように、会計データを冗長的に記 憶することが望ましいであろう。更に、冗長的なメモリが、ＰＣＴ刊行物に提示 されたように、複数の異なった技術のものであることが望ましい。最後に、プロ セッサの誤動作による害からメモリを保護することが極度に大切であり、それは 、米国特許第５，２７６，８４４号、ヨーロッパ特許第２５７０１０号、または ヨーロッパ特許第７３７９４４号に提示され、それぞれ本願に参考文献として示 される。 電子郵便料金メータのユーザは、（郵便料金を印刷することにより）それを減 らすか、または（許可されたリセット動作により）それを増加するか以外には、 どんな仕方でも記憶された郵便料金データに影響を与えてはならない。印刷可能 な郵便料金の金額の値の唯一の決定者として、ある単一の記憶位置は、全ての当 事者（顧客、郵政当局、メータの供給者）によって信頼されなければならない。 電子郵便料金メータにおいて、この単一の記憶位置は、メータ自体の安全な物理 的ハウジングである。安全なハウジングのなかで、１つまたはそれ以上の非揮発 性メモリ内の１つまたはそれ以上のデータ項目は、印刷可能な郵便料金の金額を 決定する働きをする。 破局的な故障は稀ではあるが、破局的な故障の結果は、相当に厳しく、すなわ ち、郵政当局へ支払い済みの郵便料金値のユーザによる損失となる。更に、破局 的な故障においては、サービス技術者により置き換えられたメータに、故障した メータ内の情報が何も転送されないことがあり得る。こうして、顧客にとって価 値があり得る履歴データの損失も生ずる。 発明の開示 本発明によれば、早期警告割り込み郵便装置の更新を大きく改良するシステム が提供される。本発明によれば、郵便装置の選択された性能パラメータを所定の 作動境界に対して監視し、比較することができる。監視は、システム全体の性能 の指示を与える。もしシステムの性能が作動境界の外に出るか、または大きく変 動すれば、顧客への便宜を最小にして置き換えを計画できる。旧メータからのデ ータは、そのとき、置き換えメータに整然と転送される。 図面の簡単な説明 図１は、郵便料金メータに使用された本発明のシステムのブロック図である。 図２は、本発明による早期警告を提供する方法のフローチャートである。 図３は、本発明のもう１つの実施例による早期警告を提供する方法のフローチ ャートである。 発明の実施態様 図１を参照すると、本発明によるシステムは、全体に１０で示され、その中に 電話１４のような通信デバイスを有する郵便料金メータの遠隔リセットに使用さ れるデータセンタ（図示無し）との通信のための回線、すなわち通信リンク１２ 、中央処理装置（ＣＰＵ）１６、非揮発性メモリ１８、読み取り専用メモリ（Ｒ ＯＭ）２０、ランダムアクセスメモリ（ＲＡＭ）２２、入力手段２４、ディスプ レイ手段２６、印刷手段２８を含む。ＣＰＵ１６は、通信リンク、すなわち回線 １２を通じてデータセンタに接続されている。プロセッサ１６、読み取り専用メ モリ１８、ランダムアクセスメモリ２２、入力手段２４、ディスプレイ手段２６ および印刷手段は、システム母線３０により相互に結合されている。 図２を参照すると、システムパラメータの逸脱がメータの遠隔リセットに関連 して決定されるフローチャートが示されている。一般に、このメータは、メータ の製造者により維持されるデータセンタと通信し、その結果、メータの製造者は 、 銀行または他の基金の保持者に通信する。要求された郵便料金の金額を満たすに 足る基金が預金されていれば、そのときは郵便料金のその金額がメータに追加さ れる。データセンタを利用して、メータを遠隔的にリセットするシステムは、当 業者に知られている。テレメータセッティング（ＴＭＳ）は、ＥＰＯ公開番号Ｅ Ｐ４４２７６１号、またはＰＣＴ公開番号ＷＯ８６−０５６１１号に提示された ように遂行され、これらの公報は、いずれも本願の参考文献として示される。 プロセッサ１６とデータセンタの間に通信が設定されると、プロセッサ１６は 、モータの加速度および速度、ソレノイド作動時間、センサのスイッチング時間 、内部診断履歴、スペアＣＰＵバンドパス、非揮発性メモリの使用可能なアドレ ス位置残余、ディスプレイ素子の整合性、数値設定時間、印刷される周期などの 所定のあらかじめ選択されたシステムパラメータを監視するよう命令される。モ ータおよびソレノイドは、典型的に印刷手段２８にはいっている。 プロセッサ１６は、あらかじめ選択されたシステムパラメータ上のデータを「 メータリングヘルスコード（ＭＨＣ）」を通じてアルゴリズム的に表現するが、 これは、（ＭＨＣ世代間の時限を決定する目的で）システムの性能水準と計量シ ステム内の、例えば非揮発性メモリ１８内に残っている残余を、定期的に要約す る。本発明は、性能測定パラメータにおける可変性を提供する能力を含んでおり 、ここで前記性能監視パラメータは、長い時間をかけて変化する（例えば、エー ジング）ように作り得るし、また、旧製品／装置の性能を受け入れるが、しかし 新製品／装置に帰せられた時は同一の性能をまだ受け入れないようにすることが 可能であり、望ましいように使用を変化させるように作り得る。「メータヘルス コード」は、郵便料金メータに記憶可能であり、データセンタにより所定のパラ メータと比較されるか、または好ましい利用としては、データセンタが郵便料金 メータのヘルスコードの履歴をも維持し、各郵便料金メータをそれ自身のヘルス コード劣化に対して評価する能力を有することもできる。このやり方では、非常 にゆっくり劣化する郵便料金メータは、より早い劣化のパターンを示す郵便料金 メータよりも長い間使用される。本発明のもう１つの好ましい実施例は、製造時 に郵便料金メータのベンチマーク評価を実施することであり、前記ベンチマーク は、特定の郵便料金メータに適用されたデータセンタのファイル内と同様に、郵 便料 金メータのメモリ内に存在し得る。 「メータリングヘルスコード」は、それからデータセンタへ伝達され、このメ ータを取り替えるべきかどうかが評価される。そうした評価は、メータとの通信 中に行われる必要はなく、他の時に行われても良い。代案として、そうした評価 がメータ自体のなかで行われても良く、評価の結果はデータセンタに転送される 。 「メータヘルスコード」をメータ内で生成して、その結果をデータセンタへ伝 達して評価する代わりに、「メータリングヘルスコード」の基礎であるパラメー タをデータセンタへ伝達して、データセンタで「メータリングヘルスコード」を 決定し、評価しても良い。 「メータヘルスコード」の評価は、「メータヘルスコード」が決定されるとき に、許容し得る境界内でシステムが機能していることを保証する。更に、長い年 月の間にシステム性能の変化を監視することは、有益である。ある与えられた時 点における全体的なシステム性能が許容限界内にあるとしても、「メータリング ヘルスコード」内の変化が、システムを精密に調べること、または予防的な保守 を遂行し、またはメータの場合には、顧客にとって「故障時間（ｄｏｗｎ ｔｉ ｍｅ）」になるような故障以前に、それを置き換える必要を合図しているのかも 知れない。 差し迫った故障の早期警告により、置き換えが顧客の不便無しに計画できる。 物理的な交換は、顧客の使用しない時期にできる。更に、顧客のメータのなかに 維持された顧客の会計的および履歴的システム情報がモデム経由で新メータの中 に、新メータがデータセンタに「ログ（ｌｏｇ）」される時、再構成され得る。 例えば、（顧客の既存メータからの）前記顧客使用特定会計および履歴データは 、メータの置き換えの先だってデータセンタへアップロードできる。新メータが データセンタに「ログオン」したら、前記顧客データは置き換えメータへダウン ロードされる。このとき、顧客は、顧客特定データに何の変更も無しにシステム の使用を継続できる。 図３を参照すれば、フローチャートのなかに、「メータヘルスコード」の生成 が、基金再充電の間にデータセンタ以外からの入力に応答して起こる。本発明の 本実施例において、本発明のプロセスは、データセンタへの定量的な性能データ を送信したり、またはユーザへの定量的な性能データを表示／印刷したりする１ つのコードを入力することにより、モデムまたはキーボード／ディスプレイ経由 の定期点検の間に与えられる適当なコマンドに応答して開始される。 本発明の好ましい実施例と信じられるものについて説明してきたが、本発明か ら離れることなく、更なる修正がなされ得ることを当業者は認めるであろうが、 そうした変更と修正が全て本発明の範囲内にあることを意図している。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，Ｌ Ｕ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＣＡ，ＪＰ，ＵＳ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．早期警告割り込み郵便装置の置き換えを提供するシステムであって、 データセンタと通信する手段と、 前記データセンタからの通信に応答して、選択されたシステムパラメータを監 視するプロセッサ手段と、 システムの性能レベルを反映するために前記選択されたシステムパラメータを 要約する手段と、 システムの前記要約された性能レベルをデータセンタへ伝達する手段とを含ん でなる前記システム。 ２．データセンタと通信する前記手段は、モデムである請求項１記載のシステ ム。 ３．データセンタと通信する前記手段は、グローバル通信網である請求項１記 載のシステム。 ４．早期警告割り込み郵便装置の置き換えを提供するシステムであって、 データセンタと通信する手段と、 前記データセンタからの通信に応答して、選択されたシステムパラメータを監 視するプロセッサ手段と、 システムの性能レベルを反映するために前記選択されたシステムパラメータを 要約する手段と、 システムの前記要約された性能レベルをデータセンタへ伝達する手段と、 郵便設備の置き換えが保証されるか否かを決定するために、システムの前記性 能レベルを評価する手段を含んでなる前記システム。 ５．データセンタと通信する前記手段は、モデムである請求項４記載のシステ ム。 ６．データセンタと通信する前記手段は、グローバル通信網である請求項４記 載のシステム。 ７．早期警告割り込み郵便装置の置き換えを提供するシステムであって、 選択されたシステムパラメータを監視するプロセッサ手段と、 システムの性能レベルを反映するために前記選択されたシステムパラメータを 要約する手段と、 システムの前記要約された性能レベルをシステムのユーザへ伝達する手段とを 含んでなる前記システム。 ８．システムのユーザへシステムの前記要約された性能レベルを伝達する前記 手段は、液晶ディスプレイまたはコンピュータから引き出された情報を視覚的に 示すことができる他の技術である請求項７記載のシステム。 ９．早期警告割り込み郵便装置の置き換えを提供するシステムであって、 選択されたシステムパラメータを周期的なベースで監視するプロセッサ手段と 、 システムの性能レベルを反映するために前記選択されたシステムパラメータを 要約する手段と、 システムの前記要約された性能レベルを記憶する手段とを含んでなる前記シス テム。 10．早期警告割り込み郵便装置の置き換えを提供する方法であって、 データセンタと通信し、 前記データセンタからの通信に応答して、選択されたシステムパラメータを監 視し、 システムの性能レベルを反映するために前記選択されたシステムパラメータを 要約し、 システムの前記要約された性能レベルをデータセンタへ伝達し、 郵便設備の置き換えが保証されるか否かを決定するために、システムの前記性 能レベルを評価することを含んでなる前記方法。 11．早期警告割り込み郵便装置の置き換えを提供する方法であって、 選択されたシステムパラメータを監視し、 システムの性能レベルを反映するために前記選択されたシステムパラメータを 要約し、 郵便設備の置き換えが保証されるか否かを決定するために、システムの前記性 能レベルを評価することを含んでなる前記方法。 12．早期警告割り込み郵便装置の置き換えを提供する方法であって、 選択されたシステムパラメータを監視し、 システムの性能レベルを反映するために前記選択されたシステムパラメータを 要約し、 システムの前記要約された性能レベルをユーザへ伝達することを含んでなる前 記方法。 13．早期警告割り込み郵便装置の置き換えを提供する方法であって、 選択されたシステムパラメータを監視し、 システムの効率レベルを反映するために前記選択されたシステムパラメータを 要約し、 システムの前記要約された性能レベルを記憶することを含んでなる前記方法。 14．前記監視は、周期的に遂行される請求項１３記載の方法。