JP2000513639A - 調節可能なウエスト部材を備えた吸収体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 体側表面と衣服側表面とを有するシャシーを含む使い捨て吸収体。この使い捨て吸収体はまた、後部ウエスト部に配置された折り下げウエスト部材（ｆｅａｔｕｒｅ）をも含んでいる。これは、コアの後部ウエスト縁部から長手方向に外側に延びており、このコアの長手方向縁部の１つから側面方向に外側に延びている少なくとも１つのイアフラップを含むものである。前部ウエストの一部分と後部ウエスト部の一部分とを接合するための留め具装置が備えられている。この留め具装置は好ましくは、サイドパネルの内側表面上に配置されている第一留め具要素、サイドパネルの外側表面上に配置されている第二留め具要素、及び前部ウエスト部においてシャシーの衣服側表面上に配置されている第三留め具要素を含んでいる。第一留め具要素及び第二留め具要素のどちらも、第三留め具要素と別々に係合可能であり、従ってこの吸収体は、第一留め具要素が第三留め具要素と係合される第一形状、及びウエスト部材の少なくとも一部分が長手方向に内側に折り畳まれる第二形状において装着者に取り付けることができる。

Description

【発明の詳細な説明】 調節可能なウエスト部材を備えた吸収体 発明の分野 本発明は、長さを調節しうるシャシーと、融通の利く（ｖｅｒｓａｔｉｌｅ） 留め具装置とを有する使い捨て吸収体に関する。このような吸収体の例には、ト イレットトレーニングパンツ、引き上げ装着おむつ、又は大人の失禁製品、使い 捨て下着、及び月経用装置例えばタンポン又は生理用ナプキンと共に用いられる 使い捨てパンティーが含まれる。 発明の背景 乳幼児及びその他の失禁者は、尿及びその他の体の***物を受け入れて封じ込 めるために吸収体を装着している。多くの消費者は、便利であること、及び優れ た封じ込め特性を有することから、使い捨て吸収体を好む。しかしながら使い捨 て吸収体は、一般にただ１回の使用後に捨てられるものなので、消費者はこのよ うな製品のコストには非常に関心がある。このような製品のコストを削減するた めの１つの方法は、広い範囲の装着者のサイズ及び体形の場合でも性能がよい単 一製品を製造することである。このことは、新生児の使用者にとって、成長速度 が速いという理由で特に重要である。もう１つのコスト削減の主要な方法は、お むつのどの部材が用いられるかに関してこのおむつに選択の余地があるように、 吸収体を１つ以上の形状において装着者に取り付けうるようにすることであろう 。従って広い範囲の装着者のサイズにフィットするように調節しうるおむつを提 供することは有利であろう。同様に、おむつを装着させる人が望むように、１つ 以上の形状に構成しうるおむつを提供することも有利であろう。 従って、おむつの長さを調節しうるウエスト部材を有するおむつを提供するこ とは有利であろう。同様に、広い範囲の装着者のサイズにフィットさせるために 、おむつの長さを調節しうる折り下げウエスト部材をおむつに備えさせることも 有利であろう。さらには、１つ以上の形状において装着者に取り付けうるおむつ を提供することが望ましいであろう。同様に、ハイバック（ｈｉｇｈ−ｂａｃｋ ）形状又はローバック（ｌｏｗ−ｂａｃｋ）形状において装着者に取り付けうる 吸収体を提供することも有利であろう。最後に、おむつの長さを調節しうる折り 下げバック部材及び留め具装置とをおむつに備えさせることも望ましいであろう 。 発明の概要 本発明は、体側表面と衣服側表面とを有するシャシーを含む使い捨て吸収体に 関する。このシャシーは好ましくは、シャシーの体側表面の少なくとも一部分を 形成するトップシート、トップシートと接合されているバックシートであって、 このバックシートがシャシーの衣服側表面の少なくとも一部分を形成するもの、 及びトップシートとバックシートとの間に配置されているコアを備えている。コ アは、前部ウエスト部に配置されている前部ウエスト縁部、後部ウエスト部に配 置されている後部ウエスト縁部、及び一対の長手方向縁部を有する。使い捨て吸 収体は好ましくはまた、後部ウエスト部に配置されている折り下げウエスト部材 を含んでいる。これは、コアの後部ウエスト縁部から長手方向に外側に延び、か つコアの長手方向縁部の１つから側面方向に外側に延びている少なくとも１つの イアフラップを含んでいる。イアフラップは内側表面と反対側の外側表面とを有 する。前部ウエスト部の一部分と後部ウエスト部の一部分とを接合するための留 め具装置が備えられている。留め具装置は好ましくは、サイドパネルの内側表面 上に配置されている第一留め具要素、サイドパネルの外側表面上に配置されてい る第二留め具要素、及び前部ウエスト部においてシャシーの衣服側表面上に配置 されている第三留め具要素を含んでいる。第一留め具要素及び第二留め具要素は どちらも、第三留め具要素と別々に係合可能であり、従って吸収体は、第一留め 具要素が第三留め具要素と係合されている第一形状、及びウエスト部材の少なく とも一部分が長手方向に内側に折り畳まれ、かつ第二留め具要素が第三留め具要 素と係合されている第二形状において装着者に取り付けることができる。 図面の簡単な説明 明細書は、本発明を形成すると見做される主題を特に指摘し、明確にクレーム する特許請求の範囲で結論付けられてはいるが、本発明は、添付図面と共に考慮 される下記記載からよりよく理解されると考えられる。図面において同様な記号 は、実質的に同一の要素を示すために用いられている。 図１は、体側が見る人の方に向けられて示されている、使い捨て吸収体の平面 図である。 図２は、図１の吸収体の側面図である。 図３は、体側が見る人の方に向けられて、折り畳まれた形状にあるのが示され ている使い捨て吸収体の平面図である。 図４は、図３の吸収体の側面図である。 図５は、本発明のもう１つの実施形態の側面図である。 図６は、体側が見る人の方に向けられて示されている、本発明の使い捨て吸収 体のもう１つの実施形態の平面図である。 図７は、体側が見る人の方に向けられて示されている、本発明の使い捨て吸収 体のもう１つの実施形態の平面図である。 図８は、体側が見る人の方に向けられて示されている、本発明の使い捨て吸収 体のもう１つの実施形態の平面図である。 図９は、体側が見る人の方に向けられて示されている、本発明の使い捨て吸収 体のもう１つの実施形態の平面図である。 図１０は、体側が見る人の方に向けられて示されている、本発明の使い捨て吸 収体のもう１つの実施形態の平面図である。 図１１は、体側が見る人の方に向けられて示されている、本発明の使い捨て吸 収体のもう１つの実施形態の平面図である。 図１２は、体側が見る人の方に向けられて示されている、本発明の使い捨て吸 収体のもう１つの実施形態の平面図である。 図１３は、体側が見る人の方に向けられて示されている、本発明の使い捨て吸 収体のもう１つの実施形態の平面図である。 発明の詳細な説明 本発明は一般に、融通の利く留め具装置を備えた、長さを適合させうる使い捨 て吸収体に関する。しかしながら、この製品は使い捨てであってもよく、ここで 記載されているような吸収体でなくてもよく、あるいは再使用可能であって、従 って使い捨てでなくてもよいことに注目すべきである。ここで用いられている用 語「吸収体」は、体の***物を吸収して封じ込める装置のことを言う。より特定 すれば、体内から排出される様々な***物を吸収して封じ込めるために、装着者 の皮膚に対して配置される装置のことを言う。ここで用いられている用語「使い 捨て」はここでは、ただ一回の使用後に、洗濯されるか、あるいはまた吸収体と して復元又は再使用されるためのものではない吸収体について記載するために用 いられている（すなわちこれらは、捨てられるものであり、好ましくはリサイク ルされるか、堆肥にされるか、あるいはまた環境に優しい方法で処分されるもの である）。「一体型（ｕｎｉｔａｒｙ）」吸収体とは、統合されて調和した物体 を形成する別々の部品として形成され、従って別々に操作される部品、例えば別 々のホルダーとライナーとを必要としない吸収体のことを言う。ここで用いられ ている用語「おむつ」は、乳幼児及び失禁者が一般に装着者の胴体下部の周りに 装着する吸収体のことを言う。しかしながら本発明はまた、その他の吸収体、例 えば失禁用ショーツ、おむつホルダー、女性用衛生製品、トイレットトレーニン グパンツ、パンティー、下着等にも適用しうる。本発明の１つの好ましい実施形 態は、図１に示されている使い捨て吸収体である。 図１を参照すると、吸収体例えばおむつ２０は一般に、一対の長手方向縁部５ ０、液体浸透性トップシート２２、液体不浸透性バックシート２４、トップシー ト２２とバックシート２４との間にある吸収性コア２６を備えている。おむつ２ ０は好ましくはさらに、前部ウエスト部３４、後部ウエスト部３８、前部ウエス ト部３６と後部ウエスト部３８との間に配置されている股部３６、バリヤーレッ グカフス３０及び／又はガスケットカフス３２、イアフラップ５４、及び留め具 装置４０を備えている。（前部ウエスト部３４と後部ウエスト部３８は、単に１ つの好ましい実施形態として規定されているものと理解すべきであろう。しかし ながら、ここで前部ウエスト部３４として記載されているものは、後部ウエスト 部３８であってもよくその逆であってもよいような実施形態が考えられている） 。吸収体は、前部ウエスト部３４に第一側面方向サイズ１０を有しており、これ は好ましくは後部ウエスト部における第二側面方向サイズ１２よりも小さい。本 発明の特徴を有するように修正しうる好ましい吸収体の例は、次の特許により十 分かつ完全に記載されている。すなわち、１９９２年９月２９日にＢｕｅｌｌら に発行された、発明の名称が「予め配置された弾性柔軟性ヒンジを有する動的弾 性ウエスト部材を有する吸収体（Ａｂｓｏｒｂｅｎｔ Ａｒｔｉｃｌｅ Ｗｉｔ ｈ Ｄｙｎａｍｉｃ Ｅｌａｓｔｉｃ Ｗａｉｓｔ Ｆｅａｔｕｒｅ Ｈａｖｉ ｎｇ Ａ Ｐｒｅｄｉｓｐｏｓｅｄ Ｒｅｓｉｌｉｅｎｔ Ｆｌｅｘｕｒａｌ Ｈｉｎｇｅ）」という米国特許第５，１５１，０９２号である。この特許は参照 してここに組込まれる。 吸収性コア２６は、非常に様々なサイズ及び形状（例えば長方形、砂時計形、 「Ｔ」形、非対称形等）で、使い捨ておむつ及びその他の吸収体に通常用いられ ている非常に様々な液体吸収性材料、例えば一般にエアフェルトと呼ばれている 微粉砕木材パルプから製造することができる。その他の適切な吸収性材料の例に は、クレープセルロースワッディング、コフォームを含むメルトブロウンポリマ ー、架橋セルロース繊維、ティシューラップを含むティシュー、吸収性フォーム 、吸収性スポンジ、超吸収性ポリマー、吸収性ゲル化材料、又はあらゆる同等の 材料又は材料の組合わせが含まれる。吸収性コアの形状及び構成も様々なもので あってもよい（例えば吸収性コアは、様々なキャリパーゾーン、親水性勾配、超 吸収性勾配、又は比較的低い平均密度及び比較的低い平均坪量の受入れゾーンを 有していてもよく；あるいは１つ又はそれ以上の層又は構造を備えていてもよい ）。本発明の吸収性コア２６として用いるための吸収構造の例は、次の特許に記 載されている。すなわち、１９８６年９月９日にＷｅｉｓｍａｎ及びＧｏｌｄｍ ａｎに発行された、発明の名称が「高密度吸収構造（Ｈｉｇｈ−Ｄｅｎｓｉｔｙ Ａｂｓｏｒｂｅｎｔ Ｓｔｒｕｃｔｕｒｅｓ）」という米国特許第４，６１０ ，６７８号；１９８７年６月１６日にＷｅｉｓｍａｎ、Ｈｏｕｇｈｔｏｎ、及び Ｇｅｌｌｅｒｔに発行された、発明の名称が「二重層コアを有する吸収体（Ａｂ ｓｏｒｂｅｎｔ Ａｒｔｉｃｌｅｓ Ｗｉｔｈ Ｄｕａｌ−Ｌａｙｅｒｅｄ Ｃ ｏｒｅｓ）」という米国特許第４，６７３，４０２号；及び１９８９年１２月１ ９ 日にＡｎｇｓｔａｄｔに発行された、発明の名称が「ダスチング層を有する吸収 性コア（Ａｂｓｏｒｂｅｎｔ Ｃｏｒｅ Ｈａｖｉｎｇ Ａ Ｄｕｓｔｉｎｇ Ｌａｙｅｒ）」という米国特許第４，８８８，２３１号である。これらの引例の 各々は、参照してここに組込まれる。 バックシート２４は、吸収性コア２４の衣服側表面１に配置されており、好ま しくは例えばこの技術でよく知られているもののような接着手段によってこれに 接合されている。ここで用いられている用語「接合された」は、要素をもう一方 の要素に直接付着させることによって要素がもう一方の要素に直接固定される形 状、及びこれ自体がもう一方の要素に付着されている１つ又は複数の中間部材に 要素を付着させることによって、要素が間接的にもう一方の要素に固定される形 状をも包含する。）バックシート２４は、好ましくは液体（例えば尿）不透過性 であり、好ましくは薄いプラスチックフィルム又は不織布材料から製造される。 但し、その他の柔軟性液体不透過性材料も用いることができる。ここで用いられ ている用語「柔軟性」は、柔軟性があり、かつ人体の一般的形状及び輪郭に沿い やすい材料のことを言う。バックシート２４は好ましくは、吸収性コア２６に吸 収されて封じ込められた***物が、おむつ２０と接触する物、例えばベッドシー ツ及び下着を濡らすのを防ぐ。バックシート２６は、織布又は不織布材料、ポリ マーフィルム、例えばポリエチレン又はポリプロピレンの熱可塑性フィルム、又 は複合材料、例えばフィルムコート不織布材料を備えていてもよい。 トップシート２２は、吸収性コア２６の体側表面に隣接して配置され、好まし くは接着手段、例えばこの技術でよく知られている手段によって吸収性コア及び バックシート２４に接合されている。トップシート２２は、好ましくは柔軟で感 触が柔らかく、装着者の皮膚に刺激を与えない。さらにはトップシート２２は、 液体透過性であり、液体（例えば尿）がその厚さを容易に透過することができる 。適切なトップシート２２は、広い範囲の材料から製造することができる。例え ば多孔質フォーム；網状化フォーム；開口プラスチックフィルム；又は天然繊維 （例えば木材繊維又は綿繊維）、合成繊維（例えばポリエステル又はポリプロピ レン繊維）の織布又は不織布ウエブ、あるいは天然繊維と合成繊維との組合わせ から製造されてもよい。１つの実施形態においてトップシート２２は、トイレッ トトレーニング中の子供に湿っていると感じさせ、尿の排出のサインを与えるた めに、約２０％〜３０％のレーヨンを備えた親水性材料からできている。適切な トップシートは、ファイバーウエブ・ノース・アメリカ社(Ｆｉｂｅｒｗｅｂ Ｎｏｒｔｈ Ａｍｅｒｉｃａ)によって製造され、８０／２０ポリプロピレン／ レーヨンカード熱接着不織布として入手しうるものである。 トップシート２２、バックシート２４、これらのいくつかの部分、又はおむつ ２０のその他のあらゆる要素は、「ゼロ歪」ストレッチラミネートを含んでいて もよい。このような「ゼロ歪」ストレッチラミネートの例は、次の特許に開示さ れている。すなわち、１９３７年３月３０日にＧａｌｌｉｇａｎに発行された米 国特許第２，０７５，１８９号；１９６２年３月１３日にＨａｒｗｏｏｄに発行 された米国特許第３，０２５，１９９号；１９７８年８月１５日にＳｉｓｓｏｎ に発行された米国特許第４，１０７，３６４号；１９８０年６月２４日にＳｉｓ ｓｏｎに発行された米国特許第４，２０９，５６３号；１９８９年５月３０日に Ｓａｂｅｅに発行された米国特許第４，８３４，７４１号；及び１９９２年９月 ２９日にＢｕｅｌｌらに発行された米国特許第５，１５１，０９２号である。前 記引例の特許のすべては参照してここに組込まれる。 あるいはまた、トップシート２２、バックシート２４、これらのいくつかの部 分、あるいは使い捨て吸収体２０のその他のあらゆる要素は、構造弾性様フィル ム（ＳＥＬＦ）ウエブを備えていてもよい。構造弾性様フィルムウエブは、追加 弾性材料を用いることなく伸び方向に弾性様挙動を示す延伸性材料である。本発 明に適したＳＥＬＦウエブは、次の特許により完全に記載されている。すなわち 、１９９６年９月１０日にＤｏｎａｌｄ Ｃ．Ｒｏｅらに発行された、発明の名 称が「多ゾーン構造弾性様フィルムウエブ延伸性ウエスト部材を備えた吸収体（ Ａｂｓｏｒｂｅｎｔ Ａｒｔｉｃｌｅ ｗｉｔｈ Ｍｕｌｔｉｐｌｅ Ｚｏｎｅ Ｓｔｒｕｃｔｕｒａｌ Ｅｌａｓｔｉｃ−Ｌｉｋｅ Ｆｉｌｍ Ｗｅｂ Ｅｘ ｔｅｎｓｉｂｌｅ Ｗａｉｓｔ Ｆｅａｔｕｒｅ）」という米国特許第５，５５ ４，１４５号、及び１９９６年５月２１日にＣｈａｐｐｅｌｌらに発行された、 発明の名称が「弾性様挙動を示すウエブ材料（Ｗｅｂ Ｍａｔｅｒｉａｌｓ Ｅ ｘｈｉｂｉｔｉｎｇ Ｅｌａｓｔｉｃ−Ｌｉｋｅ Ｂｅｈｅｖｉｏｒ）」という 米 国特許第５，５１８，８０１号である。これらの特許のどちらも参照してここに 組込まれる。 使い捨ておむつ２０は好ましくはさらに、液体及びその他の体の***物の改良 された封じ込めを与えるためのレッグカフス３０及び３２を備えている。各レッ グカフスは、脚部において体の***物の漏れを減らすためにいくつかの様々な実 施形態を備えていてもよい。（レッグカフスは、レッグバンド、サイドフラップ 、バリヤーカフス、又は弾性カフスであってもよく、そう呼ばれることもある。 ）１９７５年１月１４日にＢｕｅｌｌに発行された、発明の名称が「使い捨てお むつ用の収縮可能なサイド部分（Ｃｏｎｔｒａｃｔｉｂｌｅ Ｓｉｄｅ Ｐｏｒ ｔｉｏｎｓ ｆｏｒ ａ Ｄｉｓｐｏｓａｂｌｅ Ｄｉａｐｅｒ）」という米国 特許第３，８６０，００３号は、弾性化レッグカフス（ガスケットカフス３２） を備えさせるために、サイドフラップ及び１つ又はそれ以上の弾性部材を有する 収縮性脚部開口部を備えた使い捨ておむつについて記載している。１９９０年３ 月２０日にＡｚｉｚ及びＢｌａｎｅｙに発行された、発明の名称が「弾性化フラ ップを有する使い捨て吸収体（Ｄｉｓｐｏｓａｂｌｅ Ａｂｓｏｒｂｅｎｔ Ａ ｒｔｉｃｌｅ Ｈａｖｉｎｇ Ｅｌａｓｔｉｃｉｚｅｄ Ｆｌａｐｓ）」という 米国特許第４，９０９，８０３号は、脚部の封じ込めを改良するために、「立ち 上った」弾性化フラップ（バリヤーカフス３０）を有する使い捨ておむつについ て記載している。各レッグカフスは、レッグバンド、サイドフラップ、バリヤー カフス、又は前記弾性カフスに似たような形状であってもよいが、各レッグカフ スが１つ又はそれ以上の弾性ストランドを備えるのが好ましい。１９８７年９月 ２２日にＬａｗｓｏｎに発行された、発明の名称が「二重カフスを有する吸収体 （Ａｂｓｏｒｂｅｎｔ Ａｒｔｉｃｌｅ Ｈａｖｉｎｇ Ｄｕａｌ Ｃｕｆｆｓ ）」という米国特許第４，６９５，２７８号は、ガスケットカフス３２とバリヤ ーカフス３０とを含む二重カフスを有する使い捨ておむつについて記載している 。１９８７年１１月３日にＢｕｅｌｌに発行された、発明の名称が「使い捨てウ エスト封じ込め衣類（Ｄｉｓｐｏｓａｂｌｅ Ｗａｉｓｔ Ｃｏｎｔａｉｎｍｅ ｎｔ Ｇａｒｍｅｎｔ）」という米国特許第４，７０４，１１５号は、遊離液体 を衣類内部に封じ込めるような形状のサイド縁部漏れガード溝部を有する使い捨 ておむつ又は失禁用衣類を開示している。これらの特許の各々は、参照してここ に組込まれる。 好ましくは本発明の使い捨て吸収体はまた、好ましくは少なくとも後部ウエス ト部３８においてシャシー４６の長手方向縁部５０の少なくとも１つから側面方 向に外側に延びているイアフラップ５４を含んでいる。図１に示されているよう に、イアフラップ５４は、シャシー４６の長手方向縁部５０の各々から外側に延 びていてもよい。１つ又は複数のイアフラップ５４は、シャシー４６の１つ又は 複数のあらゆる要素と一体型（すなわちトップシート２２、バックシート２４、 又はこれらの両方の延長部）であってもよく、あるいはシャシー４６に接合され た別の部材であってもよい。さらには１つ又は複数のイアフラップ５４は、延伸 性又は非延伸性材料を含んでいてもよい単一又は多数要素であってもよい。弾性 的延伸性イアフラップ５４は、使い捨て衣類を装着者に当初から形に合わせてフ ィットさせ、この使い捨て衣類に***物が負荷されたずっと後でも装着時間の間 中このフィットを持続させることによって、より快適で輪郭に合ったフィットを 与えるのを助ける。これは、イアフラップ５４がおむつ２０のサイド部を伸縮さ せるからである。イアフラップ５４が別々の部材である実施形態において、各イ アフラップ５４の近位縁部５８の少なくとも一部分が、シャシー４６の反対側の 長手方向縁部５０の１つに隣接して接合されるのが好ましい。（イアフラップ５ ４の遠位縁部５６は、おむつが平らに広げられて非収縮状態にある時、近位縁部 ５８から側面方向に外側に配置されている。図１において、イアフラップ５４は 、おむつ２０の一体型部材であることが示されている。従ってイアフラップ５４ の近位縁部５８は、想像線によって示されている。）イアフラップ５４は、この 技術で知られているあらゆる手段によって接合されてもよい。これには、接着剤 、熱、圧力、超音波、又はこれらのあらゆる組合わせが含まれる。さらにはイア フラップ５４は、トップシート２２、バックシート２４の上、又はトップシート ２２とバックシート２４との間に配置されていてもよく、トップシート２２、バ ックシート２４、あるいはその両方に接合されていてもよい。本発明の別の実施 形態はまた、前部ウエスト部３４に配置されたイアフラップを含んでいてもよい 。 好ましくは使い捨て吸収体２０は、留め具装置４０を含んでいる。留め具装置 ４０は、後部ウエスト部３８の少なくとも一部と前部ウエスト部３４とを接合し て脚部閉鎖を形成するように設計されている。おむつ２０の両側が閉鎖されたら 、ウエストフープと２つの脚部閉鎖とが形成される。図１に示されているように 、留め具要素４２、４４は、好ましくはイアフラップ５４の遠位縁部５６に隣接 して配置されている。１つの形状において、第一留め具要素４２は、好ましくは イアフラップ５４の内側表面７０に配置され、第二留め具要素４４は、イアフラ ップ５４の外側表面７２に配置されている。第三留め具要素４５は、好ましくは シャシー４９の衣服側表面上において前部ウエスト部３４に配置されている。し かしながら第三留め具要素４５が、シャシー４８の体側表面に配置されている実 施形態も考えられる。 好ましい実施形態において、第一留め具要素４２及び／又は第二留め具要素４ ４は、各々係合部材、例えば接着剤又はフック、又はフックとループ留め具とを 含んでいる。しかしながらその他のあらゆる既知の留め具手段を、第一及び／又 は第二留め具要素として用いることができる。さらには第一留め具要素４２は、 第二留め具要素４４と同じであるか又はこれと異なっていてもよく、第一留め具 要素４２又は第二留め具要素は、１種類以上の留め具手段を含んでいてもよい。 留め具装置の例は、次の特許に開示されている。すなわち、１９７４年１１月１ ９日にＢｕｅｌｌに発行された米国特許第３，８４８，５９４号；１９８７年５ 月５日にＨｉｒｏｔｓｕ及びＲｏｂｅｒｔｓｏｎに発行された米国特許第４，６ ６２，８７５号である。適切な機械的留め具装置は、次の特許に記載されている 。すなわち、１９８９年９月２６日にＳｃｒｉｐｐｓに発行された米国特許第４ ，８６９，７２４号；１９８９年７月１１日にＳｃｒｉｐｐｓに発行された米国 特許第４，８４６，８１５号；１９９０年１月１６日にＮｅｓｔｅｇａｒｄに発 行された米国特許第４，８９４，０６０号；及び１９９０年８月７日にＢａｔｔ ｒｅｌｌに発行された米国特許第４，９４６，５２７号；及び１９９４年７月５ 日にＤａｖｉｄ Ｊ．Ｋ．Ｇｏｕｌａｉｔに発行された、発明の名称が「留め直 し可能な留め具装置用の不織布雌型要素及びこれの製造方法（Ｎｏｎｗｏｖｅｎ Ｆｅｍａｌｅ Ｃｏｍｐｏｎｅｎｔ Ｆｏｒ Ｒｅｆａｓｔｅｎａｂｌｅ Ｆ ａ ｓｔｅｎｉｎｇ Ｄｅｖｉｃｅ Ａｎｄ Ｍｅｔｈｏｄ ｏｆ Ｍａｋｉｎｇ ｔｈｅ Ｓａｍｅ）」という米国特許第５，３２６，６１２号である。これらの 特許の各々は、参照してここに組込まれる。その他の留め具装置は、凝集剤、ス ナップ、ボタン、かぎホック留め具、静電界、磁界等、あるいはこれらのあらゆ る組合わせ又はその他の既知の留め具手段を含んでいてもよい。 第三留め具要素４５は、好ましくはこれが第一留め具要素４２と第二留め具要 素４４との両方と係合可能であるように選ばれる。従って第一留め具要素４２及 び第二留め具要素４４が接着剤であるならば、第三留め具要素４５は好ましくは 、剥離手段、例えば剥離ストリップ又は剥離表面である。適切な剥離手段は、次 の特許にさらに詳細に記載されている。すなわち、１９７４年１１月１９日にＢ ｕｅｌｌに発行された米国特許第３，８４８，５９４号；１９８７年５月５日に Ｈｉｒｏｔｓｕ及びＲｏｂｅｒｔｓｏｎに発行された米国特許第４，６６２，８ ７５号、及び１９９６年１月３０日にＧｏｕｌａｉｔらに発行された米国特許第 ５，４８７，８０９号である。あるいはまた、第一留め具要素４２及び第二留め 具要素４４がフック等を含むならば、第三留め具要素４５は好ましくは、第一留 め具要素及び第二留め具要素を係合しうるある種のループ又は雌型要素である。 適切なループ要素はさらに、次の特許に記載されている。すなわち、１９９６年 ８月２０日にＡｌｌｅｎらに発行された、発明の名称が「留め直し可能な留め具 装置用の不織布雌型要素及びこれの製造方法（Ｎｏｎｗｏｖｅｎ Ｆｅｍａｌｅ Ｃｏｍｐｏｎｅｎｔ Ｆｏｒ Ｒｅｆａｓｔｅｎａｂｌｅ Ｆａｓｔｅｎｉｎ ｇ Ｄｅｖｉｃｅ ａｎｄ Ｍｅｔｈｏｄ ｏｆ Ｍａｋｉｎｇ ｔｈｅ Ｓａ ｍｅ）」という米国特許第５，５４７，５３１号；１９９７年１月２１日にＫｉ ｎｇらに発行された、発明の名称が「留め直し可能な留め具装置用不織布雌型要 素（Ｎｏｎｗｏｖｅｎ Ｆｅｍａｌｅ Ｃｏｍｐｏｎｅｎｔ Ｆｏｒ Ｒｅｆａ ｓｔｅｎａｂｌｅ Ｆａｓｔｅｎｉｎｇ Ｄｅｖｉｃｅ）」という米国特許第５ ，５９５，５６７号；及び１９９７年４月２９日にＢｅｒｇｍａｎらに発行され た、発明の名称が「留め直し可能な留め具装置用の雌型要素（Ｆｅｍａｌｅ Ｃ ｏｍｐｏｎｅｎｔ Ｆｏｒ Ｒｅｆａｓｔｅｎａｂｌｅ Ｆａｓｔｅｎｉｎｇ Ｄｅｖｉｃｅ）」という米国特許第５，６２４，４２７号である。前記特許の各 々は 、参照してここに組込まれる。 イアフラップ５４及び留め具装置４０は、本発明の使い捨て吸収体に、独特の 折り下げウエスト部材６２を備えさせる。図３〜５に示されているように、おむ つ２０の後部ウエスト部３８の少なくとも一部分は、シャシー４６の衣服側表面 ４９か、あるいはシャシー４６の体側表面４８の上において長手方向に内側に折 り畳まれてもよい。（ここで用いられている用語「長手方向に内側に」は、シャ シー４６の側面方向中心線１１０の方へ向かうという意味である。）従っておむ つを装着させる人は、おむつの全体の長さを短くするため、及びフィット及び封 じ込め特性を改良するために、おむつ２０の後部ウエスト部３８のすべて又はど こかの部分を長手方向に内側に折り畳んでもよい。ウエスト部材６２が、図５に 示されているように、シャシーの体側表面４８の上に折り畳まれるならば、これ はおむつ２０にウエストキャップ９０を備えさせることができる。ウエストキャ ップ９０は、おむつ２０に付着した体の***物、特に大便が後部ウエスト部３８ から漏れ出るのを防ぐのを補助しうる。 図３に示されているように、１つ又は複数のイアフラップ５４の全部又は一部 分が、折り下げウエスト部材６２に含まれていてもよい。従っておむつ２０が従 来の形状（折り畳まれない）又はあらゆる折り畳まれた形状において装着者に取 り付けられた時、イアフラップ５４の効果が得られる。従来の形状において、ウ エスト部材６２は、図１に示されているように完全に長手方向に延ばされたまま にされる。このような形状において、イアフラップ５４の内側表面７０上に配置 されている第一留め具要素４２は、シャシー４６の衣服側表面４９上に配置され ている第三留め具要素４５と係合しうる。折り畳まれている形状において、ウエ スト部材６２のどれか又は全部が、長手方向に内側に折り畳まれた場合、イアフ ラップ５４の外側表面７２上に配置されている第二留め具要素４４は、前部ウエ スト部３４においてシャシー４６の衣服側表面４９上に配置されている第三留め 具要素４５と係合されるように適切に配向される。しかしながら第三留め具要素 ４５がシャシー４６の体側表面４８上に配置されるならば、第一留め具要素４２ は、前記折り畳まれた形状に第三留め具要素４５と係合されるであろうし、第二 留め具要素４４は、従来の形状において第三留め具要素４５と係合されるであろ う。ウエスト部材６２又はこれのあらゆる部分もまた、必要であれば、あるいは 所望であれば、一回以上長手方向に内側に折り畳まれてもよい。さらにはウエス ト部材６２又はイアフラップ５４のあらゆる部分は、留め具要素をあらゆる所望 の形状において提供するために、捻じられるか、あるいは回転されるか、あるい は折り畳まれてもよい。従って考察されている従来の形状又は折り畳まれた形状 のどれかにおいて、留め具装置４０がおむつ２０を装着者の周りに保持しうるこ とが重要であるほどには、どの留め具がどの形状で係合されるかは重要ではない 。 本発明のウエスト部材６２は、１つ又はそれ以上の方向に弾性的延伸性があっ てもよい。１つの実施形態において、ウエスト部材６２の少なくとも一部分は、 おむつ２０が装着されている間中、改良されたフィット及び封じ込め特性を与え るように側面方向に延伸性がある。他の実施形態においてウエスト部材６２は、 長手方向に延伸性があり、より多数の装着者のサイズに対してより良いフィット を与える。延伸性は、この技術で知られているあらゆる手段によって与えられて もよい。この手段には、弾性、リングローリング、プリーティング、延伸性材料 の使用等が含まれるが、これらに限定されるわけではない。材料に弾性様挙動を 与える１つの好ましい方法は、１９９６年５月２１日にＣｈａｐｐｅｌｌらに発 行された、発明の名称が「弾性様挙動を示すウエブ材料（Ｗｅｂ Ｍａｔｅｒｉ ａｌｓ Ｅｘｈｉｂｉｔｉｎｇ Ｅｌａｓｔｉｃ−Ｌｉｋｅ Ｂｅｈｅｖｉｏｒ ）」という米国特許第５，５１８，８０１号により詳細に記載されている。 他の実施形態において、ウエスト部材６２は、互いに独立して配置されうる２ つ又はそれ以上のパネルを含んでいてもよい。例えばウエスト部材６２は、各イ アフラップ５４に隣接し、かつこれから側面方向に内側にパネルを含んでいても よい。これらのパネルは、パネルのすべて又は一部分が、その他のパネルのすべ て又は一部分とは独立して配置されうるように、スリット、カット、穿孔等によ って分離されていてもよい。従ってシャシー４６の体側表面４８の上に長手方向 に内側に折り畳まれているパネルがあり、シャシー４６の衣服側表面４９の上に 長手方向に内側に折り畳まれているか、あるいは長手方向に内側に折り畳まれて いないパネルもあるような実施形態も考えられる。各パネルは下記のように、ひ とたび所望の形状が得られたら、パネルを定位置に保持するために、１つ又はそ れ以上の保持部材８６を有していてもよい。 別の実施形態において、ウエスト部材６２は、使用された時のおむつ２０の形 状に応じて、この吸収体２０に、ウエストキャップ部材９０又は完成された（ｆ ｉｎｉｓｈｅｄ）縁部を備えさせることができる１つ又はそれ以上のウエストフ ラップ９２を含んでいてもよい。図１０に示されているように、おむつ２０は、 後部ウエスト部３８に配置されているウエストフラップ９２を含むウエスト部材 ６２を有する。１つ又は複数のウエストフラップ９２が、後部ウエスト部３８に おいてシャシー４６の体側表面４８上に配置されるのが好ましいが、他の実施形 態も考えられる。ウエストフラップ９２は、近位縁部９４と遠位縁部９６とを有 する。ウエストフラップ近位縁部９４は、シャシー４６に接合されているウエス トフラップ９２の部分である。ウエストフラップ遠位縁部９６の少なくとも一部 分は、シャシー４６に接着されていない。ウエスト部材６２が図１０に示されて いるように長手方向に延ばされている時、ウエストフラップ遠位縁部９６は、ウ エストフラップ近位縁部９４から長手方向に内側に配置されている。これによっ て、おむつ２０にウエストキャップ部材９０が備えられる。これは、後部ウエス ト部３８において***物がおむつから漏れないようにするのを助ける。ウエスト 部材６２が、図１１に示されているように、シャシー４６の体側表面４８の上に 長手方向に内側に折り畳まれる時、ウエストフラップ遠位縁部９６は、折り目６ ０の周りで回転させることができ、従ってこれはウエストフラップ近位縁部９４ から長手方向に外側に配置される。ウエストフラップ９２が長手方向に外側に配 置された時、これは、後部ウエスト部３８においてよりよい封じ込めのためによ り多い材料を与えることができる。あるいはおむつ２０により完成された外見を 備えさせることができる。 ウエストフラップ９２は、使い捨て吸収体に用いるのに適したあらゆる既知の 材料からできていてもよい。さらにはウエストキャップ９２は、おむつ２０に接 合された別の部材であってもよく、あるいはおむつ２０の１つ又は複数のその他 のあらゆる要素と一体型であってもよい。例えばウエストフラップ９２は、トッ プシート２２、バックシート２４、又はこれらの両方の材料を含んでいてもよい 。 おむつはまた、１つ又はそれ以上の予め決められているヒンジ点７４又はヒン ジ線を含んでいてもよい。予め決められているヒンジ点７４は、おむつを装着さ せる人が装着者にこれを取り付ける時、おむつ２０の後部ウエスト部３８を適切 な形状にするのを助ける。予め決められているヒンジ点７４は、この技術で知ら れているあらゆる手段であってもよい。これらの手段は、おむつを装着させる人 がウエスト部材６２を特定の「ヒンジ」線の周りに折り畳むのを助ける。例えば 予め決められているヒンジ点７４は、スリット、穿孔、溶接、エンボス部、切欠 き、又は折り目（ｃｒｅａｓｅ）を含んでいてもよい。しかしながら予め決めら れているヒンジ点７４を与えるのに適したその他のあらゆる手段を用いてもよい 。これは弾性ストランド及び低い引張り強さの区域を含むものである。さらには おむつ２０は、１つ以上の予め決められているヒンジ点７４及びヒンジ点７４を 与えるための１つ以上の手段を含んでいてもよい。図６は、単一の予め決められ ているヒンジ点７４を備えたおむつ２０を示す。図７は、図６に示されているの と同じおむつであるが、ウエスト部材６２は、予め決められているヒンジ点７４ の周りで長手方向に内側に折り畳まれている。図８は、シャシー４６において一 対の切欠き部によって与えられた予め決められているヒンジ点７４の一例を示す 。図９は、多数の予め決められているヒンジ点７４を備えたおむつ２０を示す。 これらの点のうちの１つは、留め具装置４０の少なくとも一部分を通って配置さ れている。本発明の他の実施形態は、長手方向中心線１００に平行に、あるいは 側面方向中心線１１０及び長手方向中心線１００に対してある角度で延びている ヒンジ点７４を含んでいる。 本発明の実施形態はまた、ウエスト部材６２を長手方向に内側に折り畳まれた 形状に保持するための手段を含んでいてもよい。この保持手段８４は、材料を重 なり合った形状に保持するためのあらゆる既知の手段を含んでいてもよい。例え ば保持手段８２は、１つ又はそれ以上の保持部材８６、例えばここに記載されて いるテープ又はフックとループ留め具、スナップ、ボタン、凝集性材料、ジッパ ー、ピン、又はこれらのあらゆる組合わせ、又はその他のあらゆる既知の留め具 手段又は保持手段を含んでいてもよい。さらには保持手段８４は、静電気又は磁 界等の部位を含んでいてもよい。 保持手段８４は、ウエスト部材６２をあらゆる折り畳まれた形状に保持するた めに備えられていてもよい。従って保持手段８４は、後部ウエスト部３８におい てシャシー４６の衣服側表面４９又は股部３６に配置されていてもよく、及び／ 又はウエスト部材６２のあらゆる部分に配置されていてもよい。保持手段８４は また、後部ウエスト部３８又はおむつ２０の股部３６においてシャシー４６の体 側表面４８に配置されていてもよい。いずれにしても保持手段８４は、装着者の 皮膚に刺激を与えず、おむつの効率を減少させず、あるいは装着者の衣服又は寝 具に損傷を与えないように備えられるべきである。 別の実施形態において、本発明は図１２及び１３に示されているように、折り 上げウエスト部材６２を含んでいてもよい。折り上げウエスト部材６２は、前記 ウエスト部材６２と同様なものであってもよい。しかしながらおむつ２０には、 シャシー４６上に折り畳まれ、かつこれに剥離可能に接合されている折り上げウ エスト部材６２の少なくとも一部分が備えられている。これによって、おむつ装 着者は、ウエスト部材６２を折り上げるか又はこれを長手方向に延ばすことによ っておむつの長手方向の長さを増すことができる。シャシー４６の上に折り畳ま れた折り上げウエスト部材６２の部分は、１つ又はそれ以上の保持部材８６によ ってこれに接合されてもよい。１つ又はそれ以上の保持部材８６は、シャシー４ ６、ウエスト部材６２、又はその両方の上に配置されていてもよい。 本発明のおむつ２０は、最初におむつ２０の後部ウエスト部を装着者の背中の 下に平らに広げられた形状に配置することによって、装着者に取り付けることが できる。ついで前部ウエスト部３４を装着者の脚の間において装着者の前部ウエ ストの方へ引張る。ついでおむつ２０は、ウエスト部材６２を長手方向に内側に 折り畳むことによって、長さを調節することができる。（ウエスト部材６２が使 用のために折り畳まれるならば、これはおむつが装着者の下に配置される前か後 に折り畳まれてもよい。）ウエスト部材６２は、シャシー４６の体側表面４８の 上に折り畳まれて、おむつ２０の後部ウエスト部においてウエストキャップ９０ を形成してもよく、あるいはシャシー４６の衣服側表面４９の上に折り畳まれて もよい。いずれにしても、ついでおむつは留め具装置４０によって装着者の周り に留められる。ウエスト部材６２が長手方向に内側に折り畳まれなかった場合、 １つ又は複数の第一留め具要素４２は、１つ又は複数の第三留め具要素４５と係 合されて、後部ウエスト部３８のイアフラップ５４と前部ウエスト部３４とを接 合して脚部及びウエストの閉鎖を形成してもよい。ウエスト部材６２が、長手方 向に内側に折り畳まれた場合、１つ又は複数の第二留め具要素４４は、１つ又は 複数の第三留め具要素４５と係合され、後部ウエスト部３８のイアフラップ５４ と前部ウエスト部３４とを接合させて脚部及びウエストの閉鎖を形成してもよい 。（当然ながらその他の留め具形状も考えられる。例えば第三留め具要素４５が 、シャシーの体側表面４８上に配置されている時などである。）あるいはまたお むつ２０は、引き上げ装着されうるように、装着者へ取り付ける前に、前記のよ うに構成されていてもよい。 本発明の特別な実施形態が例証され、記載されてはいるが、様々なその他の変 更及び修正を、この発明の精神及び範囲から逸脱することなくなしうることは当 業者には明白であろう。従ってこの発明の範囲内にあるこのような変更及び修正 のすべては、添付クレームにおいてカバーするものとする。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＣＹ， ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，Ｉ Ｔ，ＬＵ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ ，ＣＦ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ， ＮＥ，ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＧＨ，ＧＭ，ＫＥ，Ｌ Ｓ，ＭＷ，ＳＤ，ＳＺ，ＵＧ，ＺＷ)，ＥＡ(ＡＭ，ＡＺ ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ，ＭＤ，ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＬ ，ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ，ＡＺ，ＢＡ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ， ＢＹ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＵ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，Ｅ Ｅ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＥ，ＧＨ，ＧＭ，ＧＷ，ＨＵ ，ＩＤ，ＩＬ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ， ＫＺ，ＬＣ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，Ｍ Ｄ，ＭＧ，ＭＫ，ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ， ＳＬ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＺ，Ｖ Ｎ，ＹＵ，ＺＷ (72)発明者 ドレイアー、キンバリー・アン アメリカ合衆国、オハイオ州 45251 シ ンシナチ、アクミンスター・ドライブ 9228 (72)発明者 フィッシャー、コンスタンス・リー アメリカ合衆国、オハイオ州 45246 シ ンシナチ、スプリングフィールド・パイク 11755 (72)発明者 バーグマン、カール・ルイス アメリカ合衆国、オハイオ州 45140 ラ ブランド、カイルラン・コート 6674

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．前部ウエスト部、後部ウエスト部、前部ウエスト部と後部ウエスト部との間 に位置する股部、長手方向中心線、及び側面方向中心線を有する使い捨て吸収体 であって、この使い捨て吸収体が、 体側表面と衣服側表面とを有するシャシーであって、このシャシーがシャシー の体側表面の少なくとも一部分を形成するトップシート、このトップシートと接 合されたバックシートであって、このバックシートがシャシーの衣服側表面の少 なくとも一部分を形成するもの、及びトップシートとバックシートとの間に配置 されたコアであって、このコアが前部ウエスト縁部、後部ウエスト縁部、及び一 対の長手方向縁部を有するものを備えるもの； 後部ウエスト部に配置されている折り下げウエスト部材であって、この折り下 げウエスト部材が、コアの後部ウエスト縁部から長手方向に外側に延びており、 このコアの長手方向縁部の１つから側面方向に外側に延びている少なくとも１つ のイアフラップを含んでおり、このイアフラップが、内側表面と反対側の外側表 面とを有するもの； 前部ウエスト部の一部分と後部ウエスト部の一部分とを接合するための留め具 装置であって、この留め具装置が、サイドパネルの内側表面上に配置されている 第一留め具要素、サイドパネルの外側表面上に配置されている第二留め具要素、 及び前部ウエスト部においてシャシーの衣服側表面上に配置されている第三留め 具要素を含んでおり、この第一留め具要素及び第二留め具要素の両方が、第三留 め具要素と別々に係合可能であり、従ってこの吸収体は、第一留め具要素が第三 留め具要素と係合されている第一形状、及びウエスト部材の少なくとも一部分が 長手方向に内側に折り畳まれ、第二留め具要素が第三留め具要素と係合されてい る第二形状において装着者に取り付けうるもの、 を含んでいる使い捨て吸収体。 ２．さらに、後部ウエスト部に少なくとも１つの予め決められているヒンジ点を 含んでいる使い捨て吸収体。 ３．予め決められているヒンジ点が、スリット、接着剤、穿孔、エンボス部、及 び折り目（ｃｒｅａｓｅ）からなる群から選ばれる、請求項２に記載の使い捨て 吸収体。 ４．予め決められているヒンジ点が、第一留め具要素の少なくとも一部分又は第 二留め具要素の少なくとも一部分上において、少なくとも一部イアフラップに配 置されている、請求項２〜３に記載の使い捨て吸収体。 ５．第一留め具要素及び第二留め具要素が、フック又は接着剤を含んでいる、請 求項１に記載の使い捨て吸収体。 ６．さらに、後部ウエスト部において、シャシーの衣服側表面又は体側表面、あ るいは衣服側表面及び体側表面の両方の上に配置されている保持部材を含んでい る、先行請求項のうちのいずれかに記載の使い捨て吸収体。 ７．折り下げウエスト部材の少なくとも一部は弾性的延伸性である、先行請求項 のうちのいずれかに記載の使い捨て吸収体。 ８．折り下げウエスト部材が、少なくとも一部互いに分離されている少なくとも ２つのパネルを備えている、先行請求項のうちのいずれかに記載の使い捨て吸収 体。 ９．前部ウエスト部、後部ウエスト部、前部ウエスト部と後部ウエスト部との間 に位置する股部、長手方向中心線、及び側面方向中心線を有する使い捨て吸収体 であって、この使い捨て吸収体が、 体側表面と衣服側表面とを有するシャシーであって、このシャシーがシャシー の体側表面の少なくとも一部分を形成するトップシート、このトップシートと接 合されたバックシートであって、このバックシートがシャシーの衣服側表面の少 なくとも一部分を形成するもの、及びトップシートとバックシートとの間に配置 されたコアであって、このコアが前部ウエスト縁部、後部ウエスト縁部、及び一 対の長手方向縁部を有するものを備えるもの； 後部ウエスト部に配置されている折り下げウエスト部材であって、この折り下 げウエスト部材が、コアの後部ウエスト縁部から長手方向に外側に延びており、 このコアの長手方向縁部の１つから側面方向に外側に延びている少なくとも１つ のイアフラップを含んでおり、このイアフラップが、内側表面と反対側の外側表 面とを有しており；この折り下げウエスト部材がさらに、ウエストフラップ近位 縁部とウエストフラップ遠位縁部とを有するウエストフラップを含んでおり、こ のウエストフラップ近位縁部が、後部ウエスト部においてシャシーと接合されて おり、ウエストフラップ遠位縁部の少なくとも一部分がシャシーに固定されてお らず、従って折り下げウエスト部材が長手方向に延ばされた形状にある時、この ウエストフラップ遠位縁部は、ウエストフラップ近位縁部から長手方向に内側又 は外側に配置されることができ、また折り下げウエスト部材が長手方向に内側に 折り畳まれた時、ウエストフラップ遠位縁部は、ウエストフラップ近位縁部から 長手方向に内側又は外側に配置されることができるもの、 を含む使い捨て吸収体。 １０．さらに、前部ウエスト部の一部分と後部ウエスト部の一部分とを接合する ための留め具装置であって、この留め具装置が、サイドパネルの内側表面上に配 置されている第一留め具要素、サイドパネルの外側表面上に配置されている第二 留め具要素、及び前部ウエスト部においてシャシーの衣服側表面上に配置されて いる第三留め具要素を含んでおり、この第一留め具要素及び第二留め具要素の両 方が、別々に第三留め具要素と係合可能であり、従ってこの吸収体は、第一留め 具要素が第三留め具要素と係合されている第一形状、及びウエスト部材の少なく とも一部分が長手方向に内側に折り畳まれ、かつ第二留め具要素が第三留め具要 素と係合されている第二形状において装着者に取り付けうるものを含む、請求項 ９に記載の使い捨て吸収体。 １１．下記工程を備えた、先行請求項のうちのいずれかに記載のおむつから使い 捨て吸収体までを装着者に取り付ける方法： シャシーの衣服側表面上あるいはシャシーの体側表面上のどちらかに、折り下 げウエスト部材の少なくとも一部分を長手方向に内側に折り畳む使い捨て吸収体 を供給する工程； 後部ウエスト部の少なくとも一部分と、前部ウエスト部の一部分とを重ね合わ せて脚部ホールを生じるようにする工程；及び 第一留め具の少なくとも一部分と、第三留め具の少なくとも一部分とを係合し て、閉鎖ウエストフープを形成する工程。 １２．前部ウエスト部、後部ウエスト部、前部ウエスト部と後部ウエスト部との 間に位置する股部、長手方向中心線、及び側面方向中心線を有する使い捨て吸収 体であって、この使い捨て吸収体が、 体側表面と衣服側表面とを有するシャシーであって、このシャシーがシャシー の体側表面の少なくとも一部分を形成するトップシート、このトップシートと接 合されたバックシートであって、このバックシートがシャシーの衣服側表面の少 なくとも一部分を形成するもの、及びトップシートとバックシートとの間に配置 されたコアであって、このコアが前部ウエスト縁部、後部ウエスト縁部、及び一 対の長手方向縁部を有するものを備えるもの； 後部ウエスト部に配置されている折り上げウエスト部材であって、この折り上 げウエスト部材が、コアの後部ウエスト縁部に隣接して配置されており、この折 り上げウエスト部材の一部分は、シャシーの少なくとも一部分の上に長手方向に 内側又は外側に折り畳まれ、少なくとも１つの保持部材によってこれに剥離可能 に接合され、従ってシャシーの上に折り畳まれている折り上げウエスト部材の部 分を剥離することができ、かつ長手方向に外側に延ばすことができるもの、 を含んでいる使い捨て吸収体。